大岡みなみの身辺雑記/最新版


 身辺雑記 

by totoropen (OOKA Minami)

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2024年

7月26日(金曜日) 日本原電は開き直るな

 原子力規制委員会は審査会合で、敦賀原発2号機の原子炉直下に活断層があることは否定できないとし、新規制基準に適合しないと結論付けた。事業者の日本原子力発電は「活断層ではない」と主張。「廃炉は考えていない」と明言した。とんでもない話だ。開き直るにもほどがある。こんな事業者が原発を担っていること自体あり得ない。

 規制委は真っ当な判断をした。疑わしき原発は認めず、動かさず、廃炉にするのが大原則だ。日本原電には原発を安全に稼働させる能力も資格も倫理観もない。福島原発事故や能登半島地震(幻の珠洲原発)から何も学んでいない。ほかの原発と電力事業者も然り。再稼働なんて論外だ。


7月25日(木曜日) 「宣伝」そのもの

 今朝の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレ朝)。パリ五輪特集の後のコーナーは「星野リゾート」の宣伝そのものだった。現地の映像と経営側の話を延々と何分も垂れ流すだけで、スタジオからのコメントは何一つない。ものすごく違和感があった。まあもしかしたらそこに、スタッフと出演者が矜持や意地を見せたのかもしれないけど。CMが流れなかった23日深夜の放送事故の穴埋めかと思ったりして。


7月24日(水曜日) トランプ復権は恐怖でしかない

 安倍晋三はこの国の政治倫理や経済や教育を滅茶苦茶にしたが、トランプは世界経済と国際秩序と民主主義を破壊した。嘘八百と詭弁を吹聴し、分断と議会襲撃を煽ったトランプの復権は恐怖でしかない。そんなトランプもバイデンも嫌だという大統領選の構図が一変した。ハリス副大統領の登場は大きな希望だ。

 ロイター通信の世論調査によると、ハリス副大統領がトランプの支持率を上回り逆転した。銃撃による熱狂もあってトランプ圧倒的優位とされていたが、高齢のバイデン大統領に不安を抱いていた人たちが、バイデン撤退で大幅に若返ったハリス氏を支持。リベラルな姿勢と、歯切れのいいトランプ批判が好感か。

◇◇◇

 内部告発した職員を追い詰め、自殺に追い込む兵庫県知事。自殺者は一人だけじゃなかったのか。人殺し同然じゃないか。不正や疑惑を隠蔽して、しれっと開き直る。維新の議員もグルで吊し上げる。これぞ維新クオリティー。ここまで露骨だと怒りを超えてゾッとするな。度し難い維新の正体。

告発文書言及の元課長死亡、兵庫県、3カ月公表せず(共同)

優勝パレード担当の兵庫県職員死亡、告発文で「疲弊し療養中」指摘(毎日)


7月23日(火曜日) 壊れつつある地球

 連日の猛暑にうんざり。午後1時過ぎ、水道の蛇口を捻ったらお湯が出てきた。生温い水ではない。しっかりしたお湯だ。温度設定を間違えたのかと思ったが、設定は水の温度になっている。1分ほど流し続けたら少し水温が下がった気がしたけど、お湯の状態は変わらない。それだけ外気温が高いということだ。最高気温が35度とか36度はもう当たり前。39度や40度も普通になっている。

 どう考えても気象がめちゃくちゃだよなあ。大袈裟ではなく地球が壊れつつあるんじゃないか。極端な異常気象が続けば当然、暮らしにも生態系にも食料事情にも大きな影響が生じる。今すぐではないにせよ遠くない将来、この惑星に人類は住めなくなるのではと危惧する。


7月21日(日曜日) お前こそ民主主義の敵だ

 米ミシガン州の選挙集会でトランプが「民主党は民主主義の敵だ」と演説。プーチンの「ウクライナはナチズムだ」との主張と瓜二つの詭弁。お前こそ民主主義の敵だろう。お前こそがナチズムじゃないか。議事堂襲撃を煽った張本人や他国を侵略している側が、堂々と屁理屈を展開する。頭がおかしくなりそうな主張がまかり通るおぞましさに背筋が凍る。


7月20日(土曜日) シャワーヘッドを買い替えた

 シャワーヘッドを買い替えた。ニトリで最も安い商品を買ったのだが、最高に心地いい。噴出する水はきめ細かくて柔らかく、頭皮にもボディにもとても優しい。快適だ。しかも節水型で1490円(税込)。いい買い物をした。これまで使っていたのは水流が強過ぎて、少し痛いくらいだった。


7月19日(金曜日) 今期テレビアニメ評

 【今期テレビアニメ評】◎推しの子・2期(MX)、◎時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん(MX)。◯ラーメン赤猫(TBS)、◯先輩はおとこのこ(フジ)、◯2.5次元の誘惑(リリサ)(MX)、◯モブから始まる探索英雄譚(MX)、◯狼と香辛料・前期から続き(テレ東)、◯ザ・ファブル・前期から続き(日テレ)、◯美味しんぼ・再放送(tvk)。

 △ダンジョンの中のひと(TBS)、△僕の妻は感情がない(MX)、△ATRI-My Dear Moments-(MX)、△義妹生活(MX)、△この世界は不完全すぎる(TBS)、△異世界ゆるり紀行(テレ東)。

 評価記号について。◎=とても楽しみにしている。必ず見る。◯=楽しみにしている。必ず見る。△=今のところ欠かさず見ている。▲=視聴中止(省略)。<それにしても今期はいつにも増してアニメの本数が多過ぎないか。取りあえず面白い順に並べてみたが、△の評価は取捨選択して見よう。>


7月18日(木曜日) 梅雨明け

 関東甲信と東海が梅雨明け。それにしても、めちゃくちゃ暑い。普通に歩いているだけで汗がブワッと噴き出してくる。この日の最高気温は33度。さらにこれ以上の暑さがこれから続く。予報では35度や36度の日が当たり前のようにあるらしい。想像するだけで頭がくらくらする。

◇◇◇

 尿酸値の検査と健康診断を兼ねて半年に1回、採血と検尿を受けている。きょうのベテラン看護師さんの採血は驚くほど上手だった。全く痛さを感じないどころか、針を刺したことすら感じさせない。新人の下手くそな看護師に当たると何回も針を刺されてしかも痛い。針を抜いた後は腕が痺れてだるい。新型コロナワクチンの後遺症みたいになったことがある。天国と地獄だ。当たり外れがあり過ぎる。


7月17日(水曜日) 前期終了

 前期(春学期)の授業が終了。解放感でいっぱいだ。成績評価(単位認定)の登録作業が終わったら、夏休み。10月まで自由の身となる。素直に心からうれしい。


7月14日(日曜日) トランプ銃撃

 バイデン政権の銃規制に強く反対していたトランプ前大統領が、選挙集会で演説中に銃撃され負傷するという皮肉。それでもトランプは銃規制に強硬に反対し続けるのだろう。全米ライフル協会は彼の強固な支持基盤の一つでもある。拳を振り上げて会場を去る姿に、トランプ信者たちはさらに鼓舞されてボルテージを上げるのだろう。ため息。


7月11日(木曜日) テレ朝を批判するのはお門違い

 「グッド!モーニング」「ワイド!スクランブル」に石丸伸二氏を出演させたたテレビ朝日を批判している人たちがいるが、必ずしもヨイショ番組ではなかった。むしろ石丸氏の矛盾やおかしさを露呈することになって、よかったのでは。これに関してはテレ朝を批判するのはお門違いだろう。

 例えばメディアのアンケートで夫婦別姓には賛成と答えたが、同性婚には回答しなかった件。なぜ同性婚には回答しなかったか問われ、国政の課題だからと答える石丸氏。夫婦別姓も同性婚もどっちも国政の課題じゃん(もちろん地方行政の課題でもある)。矛盾だらけ。ほかにもそんなのばっかり。


7月10日(水曜日) 敗因は選挙協力ではない

 都知事選の結果を受けて立憲民主党に対し、「共産党との選挙協力を見直せ」と国民民主党の玉木雄一郎代表や芳野友子連合会長が主張しているが、敗因はそこじゃない。選挙協力や共闘が悪いのではなく、国会議員らが前面に出てきたことと候補者のキャラクターが、無党派層に支持されなかった。もっと政党色を薄めてスマートな側面支援に徹するべきだった。そもそも小池都政を支持して応援した国民民主党や連合が、何を言っても説得力はない。

 国民民主党や連合は「共産党は立憲と政策が合わない」と言うが、むしろ国民民主党や維新の方が立憲民主党の政策とかけ離れている。原発推進や憲法改正に積極的な姿勢を見れば一目瞭然ではないか。今の芳野友子の連合はかつての連合(総評)とは全く異なる。まともに取り合ってはいけない。


7月7日(日曜日) やっぱりゼロ打ち

 都知事選は現職の小池百合子知事が3選確実。やっぱりゼロ打ち(午後8時の投票締め切りと当時に当選確実を速報)だったか。終盤情勢では蓮舫候補の3位も伝えられていたし。絶叫口調と国政政党を前面に出したのが不味かった。無党派層の支持が最大のポイントだったのに。出口調査の数字は雄弁だ。しかしこれで小池都政の問題が消えてなくなるわけでは決してない。


7月6日(土曜日) まるで「あらびき団」

 都知事選と言えばポスター掲示板も酷かったが、政見経歴放送も阿鼻叫喚の様相だった。奇人変人を超越した候補者にドン引きしつつ爆笑。素人や新人やベテランのお笑い芸人を集めたTBSの「あらびき団」みたいだった。いやそれでは「あらびき団」に失礼か。収録放送するNHKも大変だ。こればかりはNHKに同情する。


7月5日(金曜日) 「逆転裁判官の真意」

 7月5日深夜に放送された<FNSドキュメンタリー大賞>「逆転裁判官の真意」(フジテレビ=関西テレビ)を見ていたら、取材ディレクター(弁護士資格あり)のデスクに、拙著「裁判官の品格」「裁判官Who’s Who」が並んでいて、何回も大きく映し出された。偶然か意図的かは不明だがうれしい。感謝。

 テレビに登場する人物の背後や本棚は、注目して見るようにしている。たまに拙著や、興味深い書籍や絵画などが並んでいることがあるからだ。素直にうれしくなる。もちろんこの日の番組自体も、興味深い内容だった。


7月4日(木曜日) 「著しく正義に反する」

 「著しく正義・公平の理念に反し到底容認できない」──。旧優生保護法による不妊手術の強制を憲法違反と断じ、20年経つと国が賠償を免れる「除斥期間」を認めなかった最高裁判決の神髄は、この言葉に尽きる。最高裁に上告し被害者の尊厳を踏みにじり続けた国(政府)の責任と罪は重大だ。許し難い。「真摯に反省し心から深くお詫びを申し上げる次第です」と述べる岸田文雄首相の言葉が、とてつもなく軽く虚しい。だったらなぜ上告したのか。いい加減にしろ。


7月3日(水曜日) 適正温度

 朝からうだるような暑さ。ジリジリと照り付ける日差しの中、歩くだけで頭がくらくらしてくる。大通り公園を経由して関内キャンパスへ。教室は空調が効いていて快適……と思っていたら複数の女子学生から寒いとの声が。えええーーっ。ちょうどいいんだけど。むしろまだ少し暑いくらいなんだけど。とは言うもののエアコンの温度設定は24度で、そもそも全自動だからどうしようもない。万人が納得する(心地よい)適正温度設定は難しい。


7月2日(火曜日) 「ふるさと納税」仲介業者の異常

 ふるさと納税の仲介サイト利用者へのポイント付与禁止に対し、「地方に恩返しする思いをぶっ潰そうとしている。傲慢だ」(楽天・三木谷浩史会長)。いやいやいや。純粋にふるさと納税で地方に恩返しするなら、そもそも高額の「返礼品」なんか期待させるなよ。仲介業者がポイントを付与するのは、利用者を囲い込み莫大な利益を得るためだ。

 利潤もなく仲介業者がふるさと納税の利用者に、ポイント付与なんてするわけがない。傲慢なのは税金を掠め取っている姑息な仲介業者の側だろう。「還元」と称するポイントなどの出どころは、結局は地方自治体の税金だ。制度の趣旨を大きく逸脱したふるさと納税は廃止、あるいは高額の「返礼品」は禁止するべきである。


7月1日(月曜日) よりマシな候補者に

 JNN(TBS系列)の都知事選の情勢分析が、「小池氏大きくリード」(6月23日)から「小池氏ややリード、蓮舫氏激しく追い上げ」(6月30日)に変わった(中盤情勢)。テレビニュースでも「小池氏は大きくリードからややリードに。蓮舫氏が激しく追い上げています」と朝から繰り返し伝えている。

 どっちの候補者も気に食わなければ、よりマシな候補者に一票を。究極の選択であっても仕方がない。米大統領選に似てるよな。


6月30日(日曜日) 実写版「ブラック・ジャック」

 24年ぶりにドラマ化された実写版の「ブラック・ジャック」(テレビ朝日)。主演の高橋一生の演技は悪くなかったが、前半のテンポの悪い冗長な展開と、BJにまとわりつく医者の卵のウザさと台詞のクドさが耐え難く、途中で何度もチャンネルを変えたくなった。ドクター・キリコの存在感の薄っぺらさも気になった(性別変更の是非はともかく)。

 もちろん手塚治虫先生の名作漫画がベースにあるから話自体に文句のつけようはないのだが、ドラマは高橋一生の演技力のお陰でかろうじて最後まで見られた、という感じかなあ。でもまあ、久し振りに「ブラック・ジャック」を見て、手塚先生の偉大さを改めて再確認させてもらったことには感謝したい。


6月27日(木曜日) 何もしない日本政府

 何の対策もしない日本政府。黙って見ているだけ。止まらない円安と物価高。世界的に極めて低い食料自給率とエネルギー自給率。そしてまたも沖縄で米兵が少女に性的暴行。何回も繰り返され続ける米兵による日本人少女の蹂躙。しかも日本政府は沖縄県に対し、この事実を3カ月間も知らせていなかったというから驚きだ。そもそも日米地位協定の見直しに政府はなぜ動かないのか。すべてが先送りだ。

 無能で無責任の極み、としか言いようがない。必要な時に必要な場面で行使しない権力とは、いったい誰のために何のために存在しているのだろう。利権と利益誘導。ただそのためだけに権力を死守しているようにしか見えない。


6月25日(火曜日) 「こねこ」

 上大岡の書店で、岩合光昭さんの写真集「こねこ」を買った。スズメの写真集を選ぼうと書棚を眺めていたら、表紙の子猫と目が合ってしまい思わず衝動買い。愛らしい表情や甘えるような眼差し、佇まい、無邪気にじゃれ合う仕草に癒される。かわいい。スズメはまた次の機会に。


6月24日(月曜日) あれもこれも値上げ

 ティッシュペーパーもトイレットペーパーもペットボトルのお茶も、海苔も、納豆も、あれもこれも何もかもが値上がり。給料が上がらなくても物価が落ち着いていた時の方が、はるかにマシだった。そもそもアベノミクスとやらと日銀の馬鹿げた金融政策が、この国を停滞させ貧富の差を拡大した。

 日本社会をメチャクチャにした元凶はアベ政治だ。経済も教育もメディアも政治も人心も、ことごとく荒廃させた張本人は安倍晋三と仲間たちである。もちろん統一教会や日本会議も含む。その残党はこの国にまだまだたくさんはびこっている。そこが最大の問題なんだけど。


6月23日(日曜日) 沖縄戦戦没者「慰霊の日」に

 沖縄県民の多くが自衛隊や米軍の基地に拒否反応を示すのは、悲惨な歴史を考えれば当然の話なのに、政府(国)に異議を唱えるとネットで徹底的に「反日」「左翼」と罵倒され、袋叩きにされる。文句を言わず素直に従えば許してもらえる。植民地を見下す支配者の視点にしか見えない。なんて都合のいい「自称愛国者」だろう。

 これが安倍晋三の「アベ政治」から連綿と続く恥知らずな「美しい国」の姿だ。そもそも沖縄以外の自治体であっても、地元に広範で大量の軍事基地を展開されたら間違いなく反対するはず。なぜ沖縄だけが犠牲と恐怖と不都合を、こんなに強いられなければならないのか。理不尽さが際立つ。真の「愛国者」なら少しは想像力を働かせろよ。


6月22日(土曜日) ジェルシートクッション

 ホームセンターのニトリで「ジェルシートクッション」を買った。すごくいい。とにかく座り心地が抜群だ。ふわふわで楽ちん。ハニカム構造の空洞クッションが体の重さを分散。厚さ4センチ。座るだけでお尻がしっくりはまる感じがする。1490円(税込)。


6月21日(金曜日) また姑息なマイナ強制

 政府自民党がマイナンバーカードを「強制」するために、また姑息な手段を考え出した。パスポートのオンライン申請の際にマイナカードを使わないと、手数料が300円の値上げになるというのだ。携帯電話の契約にマイナカードを義務付けるとか、マイナ保険証を強制するとか、次から次へと不使用者に不利益と嫌がらせを繰り出す。どこまで不誠実で横暴なんだ。事実上の強制そのものではないか。

 何回でも言うがマイナカードは「任意」だ。義務ではない。こんな乱暴なやり方は、主権者たる国民の一人として断じて許すわけにはいかない。沸々と怒りが込み上がってくる。政権交代でマイナカード強制を止めさせるしかない。


6月20日(木曜日) 「子どもと接する仕事」からの排除

 こども性暴力防止法(日本版DBS)が参院本会議で全会一致で可決、成立した。学校や認可保育所には「性犯罪歴の確認」が義務付けられるが、学童保育や学習塾、スイミングスクールなどは任意。不同意わいせつ罪や痴漢など性暴力の犯罪者を、子どもと接する仕事に就かせないのは当然だ。

 子どもの安全と安心を考えれば、真っ当な施設なら任意であっても進んで制度に参加するはず。チェック機能が働かない施設は利用者が激減し、自ずと淘汰されていくのではないか。むしろ淘汰されるべきだ。

 ただ課題は残る。不起訴や行政処分は対象とされず、刑期を終えて20年、執行猶予や罰金刑は10年を経た場合は犯歴照会期間にならないのだが、例外や期間を設定するのはおかしい。社会的に完全に排除・抹殺するのではなく、あくまでも「子どもと接する仕事」に就かせないのだから甘受すべきだし、子どもの人権と安全と尊厳を守るためには必要な措置だろう。


6月19日(水曜日) 元軍人の教育介入

 元航空幕僚長の田母神俊雄氏は明らかに泡沫候補だろう。都知事選の「主な立候補予定者」の4人のうちの1人として共同記者会見に招く日本記者クラブも、「主な立候補(予定)者」として大きく扱うテレビ各局もどうかしている。そもそも「日本人としての自信と誇りを持たせる教育」を公約に掲げること自体が、行政の教育介入そのもの。文民統制を否定する元軍人の面目躍如なんだけど。


6月18日(火曜日) 自民党政権の悪巧み

 任意のはずのマイナカードを強制するために、自民党政権がまた姑息な悪巧みをしているようだ。マイナ保険証だけじゃない。スマホの契約までマイナカードを必須にするのか。マイナカードが任意であることを徹底させるには、政権交代しかないと思うよ。


6月17日(月曜日) 維新の茶番劇

 自民党の政治資金規正法改正案に賛成していた維新が、慌てて方向修正したのは、政党支持率の数字を見て焦ったからだろう。参院での採決で自民党案に反対するだけでなく、岸田文雄首相の問責決議案を提出とは笑止。なんて分かりやすい茶番劇なんだ。すべてがポーズ。自民党と一緒だと見られたら次の国政選挙がまずいと判断したのだろうが、維新が自民党と一心同体なのは小学生でも知ってるって。とんでもない詐欺師集団だ。


6月15日(土曜日) 極厚トンテキ定食

 牛丼チェーンの松屋で、「極厚200gトンテキ定食」を食べた=写真。想像していたよりも豚肉が分厚くて柔らかい。噛み締めると脂身からじゅわっと甘味と旨味が広がる。値段は1090円と高めだが、なかなか美味しいじゃないか。ご飯が進む。食べ応えもある。もう少し安ければ学生にも勧めるのに。


6月14日(金曜日) 神宮外苑「再開発」は必要ない

 都知事選では当然のことながら、「神宮外苑の再開発」も争点の一つになるのだろうな。坂本龍一や村上春樹ら多くの著名人が再開発反対を表明しているほか、ユネスコの諮問機関イコモスも中止を勧告。国連人権理事会は住民協議が不十分と指摘し、地元住民や都民から反対の声が相次いでいるのだから。

 再開発が厳しく制限・規制されているはずの都市計画公園の神宮外苑に、高層ビルの建設を認めた東京都の不可解でデタラメなご都合主義。そもそも外苑は明治神宮の私有地であっても、日本全国の市民の寄付や奉仕活動で整備された極めて公共性の高い場所だ。景観や環境を破壊し、事業者に巨額の利益をもたらすだけの「再開発」を許してはならない。老朽化した施設の改修で十分。「再開発」は必要ない。


6月13日(木曜日) 支持されていない政権の暴走

 岸田内閣の支持率が16・4%(前月比2・3ポイント減)で最低を更新した(時事)。国民に支持されていない政権与党が憲法改正に手をつけようとするなんて論外だ。マイナ保険証の強制も同様。そもそもマイナカードは任意のはず。巨額の税金を無駄に使った政府の普及活動は笑止千万。マイナカードに個人情報を紐付けするな。ほとんど誰も使わない不便で危険なマイナ保険証を強制するのを止めろ。従来の紙の保険証は残すべきだというのは民意である。支持されていない政権の暴走を止めるのは選挙しかない。


6月12日(水曜日) ゴーヤチャンプルー

 関内キャンパスのすぐそば、大通り公園沿いの「ハイサイ OKINAWA」で、ゴーヤチャンプルーを食べた。ご飯と味噌汁のセットで1180円。ゴーヤは苦過ぎず優しい味わい。ずっと飲み屋だと思っていたが、カフェと物産販売もやっていた。奄美出身の方の店だそうだ。次はソーキそばを食べよう。


6月6日(木曜日) 公明と維新の茶番劇

 政治資金規正法の改正案が衆院本会議で、自民、公明、維新の賛成多数で可決。抜け道だらけで、政治資金パーティーも企業献金も禁止されないザル法。連座制の規定もない。政策活動費の領収書も10年後の公開。公明と維新は威勢よくあれこれ注文をつけるフリをしていただけで、結局はすべてパフォーマンスの茶番劇だった。出来レースにもほどがある。よくもまあこれだけ主権者をコケにできるな。国民の目は節穴ではない(はず)。


6月5日(水曜日) 際立つ日テレの度し難さ

 日本テレビのドラマ「セクシー田中さん」の脚本家は、原作者の芦原妃名子さんからの修正メールを見るのを自ら拒み、芦原さんが自ら脚本を執筆した9話と10話に自分のクレジットを入れるようにゴネ続けたという。最初から芦原さんの原作を尊重し修正案に真摯に向き合う姿勢は脚本家にはなかったし、日テレの制作サイドにも事の重大性を自覚して調整する熱意はなかった。日テレの調査報告書からはそれが強く伝わってくる。

 芦原さんに感謝と哀悼の意を表し、原作者尊重を貫いた(と思われる)小学館の調査報告書。一方、芦原さんを「難しい人」と繰り返して「認識の齟齬があった」と言い募るばかりで、原作を尊重する観点(同一性保持権)がどこにもない日本テレビの調査報告書。原作者に向き合う姿勢の違いは歴然としている。

 ドラマ原作者の漫画家が自ら命を絶つという、取り返しのつかない最悪の事態を招いたというのに、日テレの調査報告書からは反省も深刻さも伝わってこない。まるで他人事。日テレの対応や感性は度し難い。


6月3日(月曜日) 自動車メーカー5社の不正

 トヨタなど自動車メーカー5社が「性能試験」で不正。「認証問題でのやり方を間違えてしまった」「国の認証試験よりも厳しい条件」「安全性に問題はない」「お客さま、ファン、すべてのステークスホルダーの皆さまにおわび」(トヨタ会長)。謝罪すべき対象はすべての市民ではないのか。車の性能や機能は運転者だけの問題ではない。歩行者の安全にも関わるのに、あまりにも無責任な説明に聞こえる。

 エアバッグの衝突試験(マツダ)やブレーキ試験(スズキ)などでも不正があったという。安心して運転できないだけではない。これでは怖くて歩道もおちおち歩けないではないか。「走る凶器」を製造しているという自覚のない企業は、淘汰されるしかない。安全性を最優先してもらわないと困る。


6月1日(土曜日) 「的外れで浅薄」な人々

 朝日新聞の「悩みのるつぼ」を巡る「批判」から、読解力がなく的外れで短絡的で浅薄な人々の姿が浮かび上がってきた。千葉商大准教授、在米映画評論家、時事ネタ好き芸人、相撲好き自称漫画家、戦史紛争史研究家、赤旗社会部長、フリージャーナリスト、在米フェミニストの文化人類学者、朝日オピニオン編集部次長、元文部科学事務次官、東京新聞記者。ざっと、こんな感じ。

 一見するともっともらしい言葉を繰り出してはいるが、物事の本質を見ていないから言葉がものすごく薄っぺらい。今回の件の前から、この人たちには違和感を抱いていた。本人は自分をリベラル派だと思っているのかもしれないけど、とてもそうは思えない。ツイッターって本当に「◯◯発見装置」だなあと改めて感じる。

 大事なことなので重ねて指摘しておきたい。「悩みのるつぼ」のネット版に、「沖縄に行って米軍基地と隣り合わせの生活を見て、不正義や理不尽に声を上げては」とコメントした藤田直央編集委員の提案は、至極真っ当だ。遠い外国の問題に憤るのも大事だが、身近なところにも重大な問題があるではないか、もっと沖縄の理不尽に関心を持ってくれよ、という意見(大意)は本質を突いている。それを「読者を馬鹿にしている」「冷笑」などと「批判」するのは、あまりにも読解力がなさすぎる。

 念のために言っておくが、「悩みのるつぼ」の野沢直子氏の回答を肯定しているわけでは全くない。いろんな回答者のさまざまな見方や考え方があるのは当然だ。相談者や読者はそれを読んで考えて、自分なりの方策を見つければいい。受け入れるのも反発するのも自由。当たり前の話だろう。


5月31日(金曜日) 「箱庭」再開発

 神宮外苑の再開発計画は中止一択しかない。貴重な憩いの空間を破壊し、不動産会社や関係者が利潤を貪るだけで、多くの市民には何のメリットもない。日比谷公園の樹木伐採も同じ匂いがする。米国で言えばセントラルパークの緑を破壊するようなもの。あり得ないだろう。いったいだれのための何のための工事なんだ。市民の存在がどこにもない。行政と不動産業者の「箱庭」再開発はやめろ。うんざりだ。

◇◇◇◇◇

 日本テレビが「セクシー田中さん」の調査結果を公表。「セクシー田中さん」の原作者で漫画家の芦原妃名子さんが自ら命を絶つという、取り返しのつかない最悪の結果を招いたことへの反省や謝罪が感じられない。「制作関係者や視聴者を不安な気持ちにさせてしまった」「制作過程で認識の齟齬があった」で済む話ではない。そもそも脚本家やプロデューサーの言動が厳しく問われなければならないはずだが。

 芦原妃名子さんが自ら命を絶って4カ月。こんなに時間をかけて、この程度の調査結果の公表とは。しかも調査内容の会見の生中継も拒むとは。取り返しのつかない事態を招いた自覚はあるのだろうか。あまりにも不誠実な日本テレビの姿勢に驚く。


5月30日(木曜日) レジ袋や紙袋を無料に

 レジ袋や紙袋の有料化ほど馬鹿げたものはない。そもそも弁当をレジ袋に入れないなんて不衛生極まりない。レジ袋の有料化は千歩譲ってまだ理屈は通るかもしれないが(それでもプラごみ削減にはならない)、紙袋の有料化にどんな大義名分があるというのか。

 むしろ紙袋は強く推奨したい。無粋なレジ袋よりも紙袋の方が断然いい。古紙を再生利用した紙袋なら何の問題もないはずだ。もちろん必要ない人は受け取らなければいい。レジ袋を無料提供する崎陽軒やヨドバシカメラを心から支持する。


5月29日(水曜日) 「冷笑」しているのはどっちだ

 朝日新聞の「悩みのるつぼ」(5月18日付be-10面)を巡って「批判」が続いている。「世界の理不尽に我慢できない」と言う相談者に、「それなら実際に戦場で戦ってくればいい」と応じたタレントの野沢直子氏の回答は乱暴だし、無批判にはしゃぐ担当編集者は調子に乗っているとしか思えないが、しかし「現場に自分で行けば?」と「朝日新聞が回答」したわけではない。こんな回答もあると提示すること自体は、考える材料としてはありだろう。見当違いで的外れで、言いがかり同然の「批判」の数々に唖然とする。

 むしろそれよりも解せないのは、「沖縄に行って米軍基地と隣り合わせの生活を見て、不正義や理不尽に声を上げては」とコメントした藤田直央編集委員に対する批判だ。至極真っ当な提案ではないか。遠い外国の問題に憤るのも大事だが、身近なところにも重大な問題があるではないか、もっと沖縄に関心を持ってくれよ、という意見は極めて本質を突いている。

 これを「冷笑」と言うのなら、そう言って切り捨てる人こそが、実は何も考えず行動もせず「冷笑」している側であろう。映画「関心領域」が頭に浮かぶ。アウシュビッツ収容所のすぐ隣の豪邸で、何事もないかのように日常生活を謳歌する収容所長一家の姿と重なる。「冷笑」と批判する人たちこそ「無関心」な収容所長一家そのものだ。中島みゆきの「ファイト!」のフレーズが聞こえてくる。「ファイト! 闘う君の唄を 闘わない奴等が笑うだろう」──。「冷笑」しているのはどっちだ。


5月28日(火曜日) 過剰反応

 「衛星ロケット」を打ち上げると北朝鮮が事前通告しているのに、「ミサイル発射」と繰り返すことに強烈な違和感がある。Jアラート(国民保護に関する情報)などと称して危機感を煽る政府にも、一斉に通常番組を切り替えて延々と無意味な情報を垂れ流すメディアの過剰反応にも。H2やH3の打ち上げの度に、周辺各国が警報を鳴らして大騒ぎするだろうか。そんな滑稽さ。

 後から「衛星ロケット」と言い換えても、各局一斉に大々的に緊急特番を流す影響力は絶大だ。テレビで「ミサイル発射」と何回も何回も繰り返すことによる刷り込み。サブリミナル効果を狙っているんじゃないかとさえ思える。「大事なことから国民の目を逸らす」という政治的意図を感じる。


5月27日(月曜日) よりマシな選択

 どの候補者(予定者)にも入れたくなくても、あるいは「どうしても入れたい」と思える候補者がいなくても、それでも一票を投じなければ(選択しなければ)ならないのが選挙。だったら「よりマシな人」に入れるしかいない。都民ではないので都知事選には投票できないけど。どんな選挙も同じだ。

 静岡県知事選も「よりマシな候補者」が当選してよかった。リニア中央新幹線のトンネル掘削工事が進む周辺では井戸が枯れ、溜め池の水位が低下するなどの異変が起きている。原因は明らか。自然も地元住民の生活も破壊し、経済効率も悪い。大地震が起きたら乗客はどこに逃げるんだ。想像するだけでゾッとする。リニア新幹線は必要ない。新知事は賢明な判断を。


5月25日(土曜日) 予想以上に積極的

 前期の半分ほどが終わったところで、授業を学生に振り返ってもらった。意外にもと言うと失礼だが、レジュメの大事な部分をマーカーでチェックし、帰宅後も返却された添削を読み返して、課題や反省点を確認している学生が予想以上に多い。配布資料も読み込んでいるという。積極的だなあ。放ったらかしじゃないんだ。なるほど、成長著しいのも頷ける。講義内容も圧倒的に好評。ほっと安心。素直にうれしい。


5月24日(金曜日) 改めて「カスハラ」について

 「カスハラ」という言い方がそもそもおかしい。明白な犯罪には毅然と対応すればいい。チェックインの時間を守らず理不尽な言いがかりを続ける客や、ラーメンに大量の爪楊枝を投入し嫌がらせの電話をかけてくる客は威力業務妨害や脅迫。タクシー車内で暴れて暴力を振るう客は傷害罪。明確な犯罪だ。犯罪行為は速やかに通報し、捜査機関が取り締まりの対象として立件すればいいだけの話だろう。

 もちろん店側に明らかな落ち度がある場合は、客側は正当な要求として冷静に問題点を指摘すればいい。それで改善されなければ消費者センターなどに訴えればいい。店側も客もそれぞれ常識の範囲で法律に則って行動し、違法行為には毅然と対応すればいい。それを怠るから一部の馬鹿がつけ上がるのだ。


5月22日(水曜日) 公僕の自覚ない横浜市教委

 横浜市教育委員会が職員50人を動員して、裁判の傍聴席を毎回埋め尽くしていたことが明らかに。公開裁判という司法の根幹を教育行政が踏みにじることがそもそも論外。いじめ事件を隠蔽して開き直るなど、公僕の自覚も良心の欠片もない横浜市教委らしい無法ぶりだ。しかも職員の動員には税金が使われている。「今後こうした動員はしない」で済む話ではなかろう。少なくとも関係者の懲戒免職と、不当に支出した税金の全額返還は不可欠だ。

横浜市教委、教員のわいせつ事件裁判で職員動員し傍聴席埋める(NHK)

→ https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240521/k10014456441000.html


5月21日(火曜日) ホロコーストの再現

 ユダヤ国家のイスラエル自身が、ナチスのホロコーストをガザで再現している。イスラエルのガザ攻撃は大量虐殺(ジェノサイド)そのもの。イスラエル首相のネタニヤフが犯罪者なのは明白だ。このままだと「ユダヤ殲滅は当然」といった嫌悪感情が世界中に広がりかねないが、イスラエル国民はそれでいいのか。


5月19日(日曜日) 政権交代でマイナ保険証廃止を

 ほとんどだれも使っていないし、ほとんどだれも望んでいないマイナ保険証を、この期に及んでまだ「積極的に促進していく」(岸田首相)とは、国民を愚弄するにもほどがある。利用者にも医療関係者にも不便で余計な手間がかかるだけ。いい加減にマイナ保険証なんて諦めろよ。

 そもそもマイナンバーカードは強制ではなく、あくまでも任意だったはず。自民党には不信しかない。政権交代でマイナ保険証を廃止し、紙の健康保険証を維持させよう。


5月15日(水曜日) ニュー新橋ビル

 NHK総合「すこぶるアガるビル」の最終回は「ニュー新橋ビル」だった。デザインにまつわる話やビルの成り立ちなど、知らないことがたくさんあって面白かった。最近すっかりご無沙汰だけど、映画や新幹線の安いチケットを買ったなあ。上層階に総合ジャーナリズム研究所の編集部が入っていた。高校生の時に原稿を頼まれて、初めてニュー新橋ビルに行った。少し大人になったように感じたのを思い出した。懐かしい。


5月13日(月曜日) 鶏肉とピーマン

 上大岡駅近くの中華料理店でランチ。「鶏肉とピーマン沙茶醤(サーチャージャン)炒め」を食べた=写真。沙茶醤は、魚介の旨味を凝縮して香辛料などを加えて煮込んだ調味料。とにかく鶏肉がてんこ盛り。ピーマンとの相性が抜群。タケノコとシイタケの卵スープも美味しい。800円。


5月12日(日曜日) 理不尽なクレームと正当な指摘

 理不尽なクレームや暴言や威嚇を客が繰り返す「カスタマーハラスメント」は論外で、店側や従業員が毅然とした対応をするのは当然だが、その一方で、店側や従業員に問題がある場合も少なくない。不誠実な態度で開き直ることもある。正当な指摘や抗議に対して誠実に向き合うのは、店側や企業側の義務だ。消費者の権利は守られなければならない。

 不当な「カスハラ」から従業員を守るのは当たり前の話だが、それが悪用されることはないのか。消費者サイドの正当な指摘や抗議や要求が「カスハラ」扱いされ、排除されることを強く危惧する。


5月10日(金曜日) 政権交代したら

 次の衆院選で政権交代が実現したら、立憲民主党に実行してほしいこと。マイナ保険証の撤廃。現行の健康保険証の維持。インボイス制度の廃止。消費税ゼロ。選択的夫婦別姓……。どれもこれも国民に余計な負担と不便を強いて痛めつけるだけで、税金の無駄遣いでしかなく、税収増にもならない。自由で多様な家族の形に反し、国際感覚からも乖離している。

 ほかにもたくさんあるけど、圧倒的多数の民意に反する自民党政権の数々の横暴と無法を、今こそ民意に沿って是正すべきだ。政権交代したらとりあえず、しっかり敢行してもらいたい。


5月9日(木曜日) 安心感

 「iPhone6s」から「iPhoneSE3(第3世代)」に買い替えて2週間。なんと言ってもバッテリーの持ちが全然違う。充電して100%だったはずのバッテリーが、あっという間に減っていたのが嘘のようだ。1日経ってもなかなか減らずに80%〜90%を維持している。この上ない安心感がある。心地良い。


5月7日(火曜日) 野菜も食べ放題

 野菜をたくさん摂取したくなって、しゃぶしゃぶ食べ放題に行った。もちろん肉も大量に食べるのだが、野菜も食べ放題なので意識して確保する。マイブームはチンゲンサイやレタスにくるんで、辛味噌を付けた肉を頬張る食べ方だ。これなら美味しく野菜がたっぷり食べられる。うーん、満腹。


5月6日(月曜日) 作文添削

 駅前の隠れ家にこもって、ひたすら学生の作文を添削する。新学期の初期段階なので、最低限これだけは指導しておかなくてはならない指摘が多く、コメントを書き込む分量が膨れ上がる。赤ペンのインクがあっという間になくなってしまう。ふう。疲れる。


5月4日(土曜日) 映像の力

 苦しみながら死んでいった妻への思いを語っている最中に、環境省職員に話を遮られマイクの音を絞られた水俣病患者連合副会長の悲しそうな表情たるや……。環境省職員や大臣ら国の非人間的な姿勢と対応を、映像が見事に物語っている。何度見ても、胸が締め付けられる思いになる。

環境省の職員が「話をさえぎり、マイクの音を絞る」、水俣病の患者・被害者団体が環境大臣に「苦悩を訴える」会の最中(RKK熊本放送)

→ https://news.yahoo.co.jp/articles/e856aad22f33b7fbd4244e20685ae810f9f60858

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 【おことわり】5月3日付「身辺雑記」の文末に「追記」を掲載しました。


5月3日(金曜日) 法律と国家権力の意思

 穂高教授(小林薫)に対して、桂場裁判官(松山ケンイチ)「あいつらは私利私欲にまみれた汚ねえ足で踏み込んできやがったんですよ。司法の独立の意義も分からぬクソ馬鹿どもが。私があいつらにヘイコラ尻尾なんぞを振るわけないでしょ」。寅子(伊藤沙莉)に対して、桂場「法を司る裁判官として当然のことをした。それだけだ」。きょう3日に放送されたNHK朝ドラ「虎に翼」から。

 帝人事件(ドラマでは共亜事件)で無罪判決を起案した際の石田和外(ドラマでは桂場裁判官)は立派だったが、その信念は「自身の思想に反しない限り」だった。後々の憲法擁護や人権尊重などを掲げる青年法律家協会(青法協)裁判官に対する思想弾圧や人事統制、さらには国家主義的な言動から、石田の信念がいかに「偏った信念」なのかが明白になるのだが。

 寅子「ずっと考え続けてきたんです。法律とは何なのか。法律は道具のように使うものではなくて、法律自体が守るものというか。綺麗な水が湧き出ている場所というか。私たちは綺麗な水に変な色を混ぜられたり、汚されたりしないように守らなければならない。綺麗な水を正しい場所に導かなければならない」。はて。例えば治安維持法など、国民の自由を奪って弾圧し国家が統制する法律も肯定し、国家権力(政府)の意思を守る司法を肯定する、と考えると恐ろしいものがあるのだけど。

 【追記】寅子の台詞の「綺麗な水」「変な色」「正しい場所に導く」とはどういうことだろう。憲法記念日に「護憲」を暗示しているのだとしても、この時代は「大日本帝国憲法」であるわけで。そもそも治安維持法や特高警察の存在を考えると、なおさら危うさと違和感しかないなあ。「国家権力を縛る憲法」と「国家権力を守るための司法」に対する問題意識がないなら能天気すぎる。(追記:2024/05/04)

【関連記事=4月28日付5月1日付「身辺雑記」】


5月2日(木曜日) 憲法改正なんてとんでもない

 緊急事態条項の明記などを含む憲法改正を目指している自民党。しかし裏金問題や脱税や公文書の改竄などを見れば分かるように、法律を平然と無視し、あまつさえ憲法を堂々と踏みにじる自民党(や維新)の政治家が憲法改正を唱えるなんてとんでもない話だ。主権者たる国民の自由と人権を制限し、戦争へ突き進むための下準備でしかない。

 まずは日本国憲法を尊重し遵守すること。基本的人権や国民主権や平和主義が、人々の暮らしと生活に生かされて根付くこと。それが何よりも大切だ。話はそれからだ。


5月1日(水曜日) 石田和外がモデルとは

 NHKの朝ドラ「虎に翼」で描かれる「共亜事件」は「帝人事件」がモデルで、裁判官の桂場等一郎(松山ケンイチ)は石田和外がモデルだという読売の記事を読んだ。石田和外は帝人事件で無罪判決を起案するが、後に第5代最高裁長官として青年法律家協会(青法協)裁判官の脱退勧告や再任拒否をした。

 石田和外は、司法の独立を踏みにじる思想弾圧や人事統制を平然と行った超反動の極右の人物だ。「英霊にこたえる会」の会長や「元号法制化実現国民会議」の議長であり、「日本会議」の設立者でもある。読売の記事はもちろんそんなことには触れていないけど。「虎に翼」で石田和外を美化するような描き方がされたら、がっかりだなあ。素直に楽しめない。

 うーむ、これでは「虎に翼」の脚本・構成そのものに胡散臭さを感じてしまうではないか。戦争前夜で重苦しい時代のはずなのに、息が詰まる社会の空気が描かれていないのも、実は政治的意図があるのではと勘ぐってしまう。「虎に翼」を楽しむにしても、こうした背景を踏まえた上で見なければと改めて思う。


4月30日(火曜日) アイス

 このところ毎日のようにアイスを食べている。すっかり習慣になってしまった。お気に入りは「とろ~りれん乳三昧/煉乳ミルク」(ロッテ)。1日に1~2本。なるべく1本にしようと自制しているのだけど。「アイスの実・白いカフェオレ」(グリコ)も大好きだが、カフェオレ味は品切れが多い。


4月29日(月曜日) 亡霊の排除

 今回の衆院3補選での立憲民主党の圧勝は、自民党を全敗に追い込んだだけでなく、(ダブルスコアの選挙区も含めて)維新を大きく突き放したことが大きい。この国の経済・教育・政治・メディアを破壊してきた元凶の「アベ政治を許さない」。これに尽きる。過去の亡霊の排除は民意である。

 「(自称)愛国者」と正反対の振る舞いを続けてきたのが、安倍晋三(の信奉者)と自民、維新だ。利権・中抜き・癒着・時代錯誤。異常な円安も物価高騰も格差拡大も貧困層の増加も、目先の利権しか考えない無為無策の結果だ。アベノミクスの化けの皮がようやく剥がされつつある。いい加減に主権者たる国民への裏切りを認めて真摯に猛省し、公の舞台から退場せよ。


4月28日(日曜日) 朝ドラ「虎に翼」面白いけど

 NHK朝ドラ「虎に翼」は、どんな時代や職業や境遇であっても、女性は男性と対等な存在であることを教示してくれる。物語としても面白い。民法の規定に強い疑問を抱いた寅子(伊藤沙莉)に対し、穂高教授(小林薫)が共感し激励してくれる第1週の第3話は秀逸で、欠かさず見ようと思った場面だった。

 毎回楽しみに見ている「虎に翼」だが、ものすごく惜しいのは、戦争の足音が確実に迫っている時代の空気が描かれていない点だ。軍国主義と言論統制による閉塞感や、庶民の生活が全く伝わってこない。息苦しさや重苦しさが感じられない。そこは違和感がある。あえてそういう演出をしているのだろうか。

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 衆院3補選(島根1区、東京15区、長崎3区)は、いずれも立憲民主党候補が当選確実。午後8時ジャストにNHKが速報。有権者の賢明な判断にとりあえずホッとした。投票締め切り直後の「ゼロ打ち」の当確だから圧倒的大差だと思ったが、やはり立憲の圧勝だった。自民と維新は惨敗。出口調査の数字からも想定内の結果。大事なのは次の解散総選挙だ。立憲は気を抜くことなく、主権者たる国民のために政権交代を目指すべし。


4月27日(土曜日) 今こそ「アベ政治を許さない」

 安倍晋三はこの国を滅茶苦茶にした元凶だ。アベノミクスで日本経済がズタボロなのは周知の通り。教育基本法を改悪して教育行政を支配し、管理と統制と分断で疲弊した学校現場は崩壊寸前。メディアにも圧力と介入を執拗に繰り返した結果、民主主義の基盤を破壊し尽くした。嘘と欺瞞と利権にまみれた自民党政治の惨状も安倍晋三が元凶だ。今こそ声を大にして「アベ政治を許さない」と言わなければ。

 税金を食い物にして私腹を肥やし続け、国民の暮らしをどん底に落とした。そんな安倍晋三をいまだに持ち上げて信奉する人々が、一定数いるのがおぞましい。頭が悪いにもほどがある。理解力も現実を直視する力も著しく欠如しているのだろう。


4月26日(金曜日) 機種変更

 スマホを機種変更した。これまで4年間使ってきたのは「iPhone6s」。そろそろ買い替え時かなということで、「iPhone14」か「iPhone13」か、それともホームボタンがある「iPhoneSE3(第3世代)」にするかで迷っていたが、コンパクトさと機能と価格と指紋認証の有無などを総合的に勘案して「iPhoneSE3」を選んだ。データ移行は自分でやった。面倒臭い。

 それより何よりもややこしいのが複雑で奇々怪々な料金体系だ。訳のわからないプランを今月中に外して変更し、さらにワイモバイルから一時的にソフトバンクに乗り換えて、1年後にまたワイモバイルに戻ることで価格が安くなるというのだが、その度に手続きしなくてはならない。ああ鬱陶しい。


4月24日(水曜日) 横浜スタジアム

 講義を終えて外を見ると、雨の中、横浜スタジアムにベイスターズファンが続々とやって来る姿が目に入った=写真。思わずカメラのシャッターをパシャッと切る。賑やかなラッパや太鼓の音とともに、大歓声も聞こえてくる。傘を差した人波はJR関内駅から途切れることを知らず。(写真は午後5時半ごろ、関内キャンパスの17階から)

 雨でも中止じゃないんだ。阪神戦なので、もちろんタイガースファンも相当数いるはず。ちなみに試合結果は9回に阪神が逆転して7連勝。


4月22日(月曜日) 機種変更を検討中

 スマホ(iPhone)のバッテリーの減りが早くなってきた。かなり古い機種でもあるし、そろそろ買い替えた方がいいかなあと検討中。機種や価格や性能についてネットでも検索して思案しているが、楽天モバイルの広告がうざい。楽天モバイルを露骨に推す記事(ステマや記事体広告まがい)も、あまりに多すぎて閉口する。しつこいにもほどがある。フラットな立場の情報を求めているのに、これではむしろ反感を買うだけで逆効果だろう。少なくとも僕は楽天モバイルは間違っても使わない。


4月20日(土曜日) ごろごろチキンカレー

 牛丼チェーン店の松屋で「ごろごろ煮込みチキンカレー」を食べた=写真。期間限定メニューが復活。ピリリとかなり辛いのだけど、コクがあって癖になる。大きめのジューシーなチキンがたっぷりで美味しい。780円。


4月19日(金曜日) 埼玉県立高校「共学化」の不思議

 埼玉県立高校の共学化問題の不思議。県立高校がすべて男女別学ならいざ知らず、圧倒的多数は共学なのに、なぜごく少数の男女別学の高校をあえて共学化しろと声高にいきり立つのか、さっぱり分からない。男子校に行きたい子は男子校を、女子校に行きたい子は女子校を、共学を希望する子は共学校を、それぞれ自由に選んで進学すればいい。多様な選択肢が用意されていることこそが大事ではないのか。

 私立には男女別学が多いが、私立の高額な学費が負担できない家庭は少なくない。そんな家庭の子どもたちのためにも、公立に男女別学枠が選択肢として残されているのには意味があるはずだ。「ジェンダー平等」「人権」を掲げて共学化を声高に主張している市民団体の人たちは、「ジェンダー平等」「人権」を履き違えているとしか思えない。傲慢不遜。滑稽ささえ感じる。意味不明にもほどがある。


4月18日(木曜日) 今期テレビアニメ評

 【今期テレビアニメ評】これまで以上に今期は大量の新作アニメが溢れている。多過ぎないか。見るべきものも少なくないが玉石混交なのは変わらず。続編の2期や3期やリニューアルも目立つ。ずば抜けた秀作は冬期(1月期)の方が多かった。(評価記号:◎=必ず見る+次回も楽しみ。◯=次回も楽しみ。△=次回も一応見る。▲=論外。新作アニメの2~3話まではほぼ見た。論外には言及せず)

◎変人のサラダボウル(TBS)異世界から逃げて来た皇女と居候先の探偵とのやり取りが面白い。

◎ワンルーム、日当たり普通、天使つき。(MX)突然現れた天使との同居生活。三角関係の予感も。

響け!ユーフォニアム3期(NHK教育)最終章。作画も構成も安定している。

◯狼と香辛料/リニューアル(テレ東)旧作をあえて新しく作り直す意図は……。

◯アストロノオト(MX)宇宙人の大家さんとアパート住人とのSFラブコメ。「めぞん一刻」を彷彿とさせる。

◯ささやくように恋を唄う(テレ朝)バンドボーカルの女子高生と後輩女子との恋の行方は。

死神坊ちゃんと黒メイド3期(MX)最終章。坊ちゃんとメイドの掛け合いが楽しい。アリス(真野あゆみ)の声がいい。

◯ザ・ファブル(日テレ)凄腕の殺し屋が1年間だけ休業して一般人の生活を……できるのか。無理筋の設定なのに面白い。

◯美味しんぼ(tvk)=再放送。作りに古さはあるが、それでも見応えがある。

△終末トレインどこへいく?(MX)崩壊後の地球。西武線で池袋を目指す女子高生。これから何が起こるのか、ものすごく気になる。

△この素晴らしい世界に祝福を!3期(MX)安定のドタバタコメディ。

△バーテンダー神のグラス(テレ東)設定は悪くないけど……。

ゆるキャン△3期(MX)大好きな作品だったのに、監督と制作会社が変わって絵柄が激変。まるで別作品のように感じる。

△夜のクラゲは泳げない(MX)絵はキレイだが、会話が冗長で陳腐なのが惜しい。

△無職転生2nd異世界行ったら本気だす2期(MX)


4月17日(水曜日) 書店への国の関与は危険

 街の本屋さんの減少を憂えて国が救いの手を差し伸べるといった動きは、一見よさげに思えるかもしれないが危うさも強く感じる。書店は言論・表現の自由の砦の一つだ。政府の関与は政権与党の介入につながりかねない。権力が口を出してくる懸念が払拭できない。検閲の危険性もあり得る。

 例えば、権力批判の本が並ぶ書店に文句を言うとか、ネトウヨ系の本を書棚から排除するなと圧力をかけるとか。「過剰な性表現」なども。介入の口実はいくらでもある。表現の自由は脆い。書店の窮状や出版文化の行く末を本気で心配するのなら、書店で購入する書籍の消費税をゼロにすればいい。

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 愛媛・高知で震度6弱の地震。大学の防災対策本部から「安否状況をお知らせください」との一斉メールが届いた。公式サイトにアクセスしようとするも全くつながらない。意味ないじゃん。というか、そもそも震源は豊後水道。愛媛・高知で震度6弱の地震なので、横浜の大学の学生や教員の安否は関係ないと思うのだけど。

 【追記】その後しばらくしたらログインできた。無事に安否報告を登録した。根が真面目なので一応はしっかり報告する。


4月16日(火曜日) 花粉症もそろそろ終息か

 きょうも汗ばむ陽気。強風が暑さを和らげてくれるのはいいが、ビル風に煽られて体を持っていかれそうになる。花粉はマスクでしっかりガード。花粉症の季節もそろそろ終息……すればいいなあ。黄砂が首都圏へ飛来するのは明後日らしい。


4月15日(月曜日) 保守層や無党派層に届く発信

 有権者の3割はリベラル。3割は保守層。残り4割はどちらでもない無党派・無関心層。護憲やリベラルを標榜する人々(市民もジャーナリズムも政治家も)は、保守層や無党派層に届く発信をしているか。そこを常に自問自答しなければ社会は動かない。NHK教育テレビのドキュメンタリー番組で、米国の新興メディアもそのような趣旨の総括をしていた。全く同感。重要な視点だ。そうした自覚がなければ、自己満足の同人誌や仲間内で完結する蛸壺に終始してしまう危険性がある。


4月14日(日曜日) 地道な交通違反摘発を

 交通違反の横行が目に余る。幹線道路を猛スピードで右側走行する自転車。平然と信号無視するバイクやタクシー。横断歩道で一時停止しない車。ウインカーを出さずに右左折。暗い夜道を無灯火で走り抜ける自転車も。傍若無人にもほどがある。怖くて仕方がない。かつては微細な取り締まりを不快に思うこともあったが、最近はもっと徹底してほしいと強く願う。

 あちこちに無人交番が目立つほど警察も人手不足で、きめ細かな交通取り締まりをする余裕がないのかもしれないが、傍若無人な運転の横行は命にかかわる。運転免許を与えてはいけない人、運転させてはいけない人を野放しにすると、取り返しのつかない事態を招く。地味だけど地道な交通違反摘発を切望する。


4月13日(土曜日) モラルや常識が通じない

 飲食店のテーブルの上に、バッグなどの荷物を平気で置く客の多さに閉口する。性別は関係なく高齢者に目立つ。不衛生だと想像できないのかなあ。ほかの客もそこで飲食するのに。チェーン店の牛丼屋のようなところでは、店員が次の客のために清掃するとは限らない。なんだかなあ。モラルや常識が通じない。

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 海外からの出展は減り、着工も大幅に遅れ、運営・建設費用は計画の倍以上に膨らむ(税負担)。万博への関心も人気も低い。それでも大阪・関西万博は中止しないのか。さらにギャンブル依存症がこれだけ問題になっても、それでも万博会場の隣に賭博施設(カジノ)を建設するのか。大阪の経済界や維新は、控えめに言って相当に頭がおかしい。よほど大きな利権があるのだろう。


4月12日(金曜日) 米メディアから学ぶこと

 大谷翔平の通訳・水原一平氏による違法賭博事件から見えてきたのは、米メディアも日本の多くのメディアと変わらず、いい加減でデタラメな報道が少なくないということだ。例えばロサンゼルス・タイムズは一流紙だと思っていたが、「大谷本人の賭博関与疑惑」など、記者の思い込みと憶測でしかない飛ばし記事やコラムを連日のように書き続けた。こんなのは権力監視でも調査報道でも何でもない。

 事実に基づかず裏付けも取らない。面白おかしく決め付けて煽り立てる。そんな無責任な米メディアに心底ガッカリする。もちろん、「だから日本のメディアの方が真っ当だ」ということでは全くない。日本のメディアも相当に酷い。ジャーナリズムの本質を理解して仕事をしている記者が少数派なのは、どこの国も変わらないのかもしれない。他山の石とすべし。


4月11日(木曜日) 対等な日米関係こそ

 岸田首相が訪米して日米同盟を強化するというのであれば、まず日米地位協定を最優先で見直すべきだろう。米軍基地が設置されているほかのどこの国と比べても、圧倒的に自国側が不利で、日本の主権が蔑ろにされた不平等な関係を強いられているのだから。対等な関係が構築されないまま、米軍と自衛隊の「指揮統制」を連携するなんてあり得ない。

 対等な関係なしに日米安保の連携が強化されれば、これまで以上に米国の属国化が進むだけだ。そもそも指揮統制の連携は、国会で十分な議論もせずに決めていい話ではない。順序が逆。国会軽視もはなはだしい。それにしても日ごろ威勢のよい自称愛国者の皆さんは、どうして日米地位協定の現状に沈黙を続けるのだろう。不思議でならない。

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 岸田首相も冗談を言うことがあるんだ。しかもアメリカンジョークをホワイトハウスの晩餐会で英語を使って。たぶん訪米前に(官邸スタッフが)一生懸命に考えたんだろうな。

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 リニア中央新幹線に抵抗を続けた静岡県の川勝平太知事に対する、昨年から今春にかけてのヤフーニュースの集中攻撃は異様だった。川勝知事をこれでもかと執拗に叩く記事が、毎日のように並んでいた。何が何でもリニアを建設したい(建設しなければならない)勢力の大きな力と強い意図と執念を感じた。失言問題は別にして、辞任までの一連の動きはつながっていたのだろう。


4月10日(水曜日) 大岡川の桜

 横浜市中区の大岡川沿いの桜は、前日の強風雨でかなり花を散らしたが、それでもまだギリギリ見ごろとなっている=写真(日ノ出町の旭橋と長老橋付近)。青空を背景に白い花びらが映える。ランドマークタワーがいいアクセントになる。やや肌寒いからか遊覧船の客入りはイマイチだった。

 大岡川沿いの桜を眺めてから、関内キャンパスまで歩く。新年度最初の講義。午後から2コマ。どちらも1年生向けの演習(実習)形式の授業だ。この時期の学生の多くはまだ初々しい。滑り出しとしてはまずまずかな。


4月9日(火曜日) 「大東亜戦争」の時代錯誤

 「大東亜戦争」という言葉を平気で使うのは、大日本帝国の「侵略」を肯定する歴史観に支配されているからだ。アジアを「解放する」といった傲慢で身勝手な「大東亜共栄圏」の思想が彼らの根底にはある。時代錯誤も甚だしい。著しく倒錯した価値観に今もなお縛られていることに驚愕する。

 「国家神道」の総本山としてでっち上げられた靖国神社を、戦後も懲りずに崇め奉るのも同じ発想だ。度し難い。自然界のあらゆる存在を八百万の神として祀る日本古来の神社と、国家神道を象徴する靖国神社は似て非なるものである。

 【追記】朝日新聞デジタルの「コメントプラス」で「評論家・近現代史研究者」なる人が、「大東亜戦争と使ったら即アウトみたいな反応はやめた方がいい。どういう意味合いや文脈で使っているかが大切だ」といった趣旨の発言を繰り返していた。問題になった今回の陸上自衛隊連隊の公式ツイッター投稿は、時代錯誤で歪んだ歴史観に基づいた表現なのは明らかなのに。論点ずらしの詭弁ではないか。朝日の「コメントプラス」はピントのズレた発言が少なくない。朝日がわざわざこの欄を設けている意図が全く分からない。


4月8日(月曜日) 明太タルタルチキン

 牛丼チェーン店の松屋で「たっぷり明太タルタルチキン定食」を食べた=写真。明太タルタルと南蛮ダレの組み合わせソースが、意外にもご飯に合う。真ん中に鎮座するのはゆで卵。中は半熟なので食べやすい。鶏のささみも柔らかくて美味しい。あまり期待していなかったがいいんじゃないか。野菜サラダと味噌汁が付いて890円。


4月7日(日曜日) 久良岐公園の桜

 初夏の陽気。青空が広がり絶好の花見日和。横浜市磯子区と港南区に広がる久良岐公園は、満開の桜を楽しむ市民で賑わっていた=写真。約300本の桜が一斉に咲き誇る光景は、青空をバックに映える。ビニールシートやテントを設置してくつろいだり、家族や愛犬と散歩したりする姿が見られた。

 薄いピンクのソメイヨシノと澄んだ青空は、やっぱり抜群に相性がいいなあ。穏やかで幸せな気持ちになる。ハラハラと花びらが散り始めている様子も、寂しさはあるけれども風情があっていい。

◇◇◇◇◇

 今夜放送されたNHKスペシャル「Last Days 坂本龍一最期の日々」を見た。昨年3月に亡くなった坂本龍一がどのように死と向き合って過ごしたかを、遺族提供の日記や映像やインタビューから見つめた1時間。ロシアのウクライナ侵攻や東日本大震災への思いには触れながら、神宮外苑の再開発に反対する坂本の思いに、番組が一切触れなかったのは不自然で違和感が残った。本人もきっと最後まで気にしていただろうに。


4月5日(金曜日) 桜が見ごろ

 横浜・上大岡の児童公園の桜が見ごろになっている=写真。公園内の15本のうち半数がほぼ満開。生憎の天気が続き、桜の背景に青空が広がらないのは残念だが、道行く人がスマホを向けて撮影する様子も散見される。咲き誇る桜の下で子どもたちが走り回る姿が微笑ましい。


4月4日(木曜日) 「ゆるキャン△」シーズン3

 テレビアニメ「ゆるキャン△」シーズン3がスタート。今夜放送された第1話を見た。予告映像に覚えた違和感は、やはり1期や2期と比べて絵柄(キャラデザ)が変わった点にあった。特に主人公の一人の志摩リンが別人みたいだ。外見だけでなく、名前のように凛としたクールさや大人びた感じが薄まり幼く感じる。前の監督と制作スタジオにそのまま任せればよかったのに。


4月3日(水曜日) 花粉症の季節まだ続く

 花粉症の季節がまだまだ続いている。鼻がむずむずして、くしゃみが止まらず、目も痒い。まったくやる気が出ない。本当なら一年で最も過ごしやすい季節のはずなのに、憂鬱な気分で過ごさなければならないなんて。心から穏やかに満開の桜を楽しめないのも、憤懣やるかたない。


4月2日(火曜日) 発言の文脈と解釈

 川勝平太静岡県知事の新採用職員への訓示。「~と違ってですね」の後がテンかマルかで意味は全然違ってくるかもしれない。「野菜を売ったり牛の世話をしたり物を作ったりと違ってですね」の部分が、直前の「県庁はシンクタンク」にかかるか、直後の「皆様方は頭脳、知性の高い方たちです。それを磨く必要があります」にかかるかで、意味が違ってくるとも思える。

 話し言葉を聞くと、「~と違ってですね」でいったん切れて、「県庁はシンクタンク」にかかっているとも受け取れる。微妙だけど。文字にするとテンかマルかによる違いが分かりやすい。だとすれば川勝知事の言うように、職種や仕事内容の違いを言いたかった可能性も否めない。

 「県庁はシンクタンク。だから頭脳、知性を磨いてほしい」ことを強調したかったのかもしれない。こうした発言を伝えるテレビのテロップ文字の色付けなどには、一方的な決め付けによる誘導や情報操作の危うさも感じる。とはいえ、そもそも「野菜を売ったり牛の世話をしたり」のくだりは触れる必要はなかった。

 環境破壊を招きかねないリニア中央新幹線で、トンネル建設工事に対する川勝平太知事の毅然とした姿勢は高く評価できる。静岡県民の支持も高い。それだけに慎重さに欠ける発言はもったいない。

 【追記】南アルプスの環境保全を静岡県知事が訴えるのは当然で、静岡県民の多くが「命の水」である水資源の行く末を憂えるのも当然のこと。リニア中央新幹線のトンネル工事を止め続けた知事に対し、いわゆる保守層から猛烈な攻撃が浴びせられてきた。国の方針に物申す沖縄の知事や沖縄県民が、不当に罵倒され誹謗中傷される構図に似ている。(2024/04/03追記)

 【川勝平太知事の訓示】<県庁というのはですね、別の言葉でいうと、シンクタンクです。毎日毎日、野菜を売ったり、あるいは牛の世話をしたりとか、あるいは物を作ったりとかということと違ってですね、基本的に、その、皆様方は頭脳、知性の高い方たちです。ですから、それを磨く必要がありますね。>


4月1日(月曜日) 職員室の明かりが消えても

 かつては職員室の明かりが深夜11時ごろまで消えないのは普通だったが、「働き方改革」とやらで最近はそんな光景はほとんど見なくなった。遅くても午後7時か8時に校舎は真っ暗になる。じゃあ教員の労働が減ったのかというと、そんなことはない。遅くまで残って学校でやっていた採点や授業準備は、みんな自宅でやってる。そりゃそうだろう。

 早く帰れと下校を促されても、仕事が終わらなければ持ち帰ってやるしかないではないか。もちろん残業代は出ない。小中学校の先生だけじゃない。どこでも名ばかりの「働き方改革」が横行している。


3月31日(日曜日) 行列ができる喫茶店

 上大岡駅前に昨年オープンしたコメダ珈琲店。4カ月経っても入店待ちの行列ができている。ふらっと入ってゆったりと時間を過ごしたい喫茶店に、並んでまで入ろうとは思わないなあ。待ち合わせや打ち合わせで利用するにしても、わざわざ順番待ちするのはちょっと無理かな。商店街のビル3階というなんとも微妙な立地で、閉店時間が午後9時と早いのも使いづらい。


3月30日(土曜日) 黄砂

 天気予報によると今日も明日も花粉の飛散は「非常に多い」。さらにそれに加えて週末は、中国大陸の砂漠地帯から大量の黄砂が飛んでくるとのこと。花粉よりも粒子が細かく、金属も含まれているという。最悪じゃないか。可能な範囲でなるべく外に出ないようにしたい。


3月28日(木曜日) ルンダン

 牛丼チェーンの松屋で、マレーシア風牛肉煮込み「ルンダン」を初めて食べた=写真。カレーみたいなルーはスパイスが効いてピリッとしているが、ココナツミルクの甘味に、豚の角煮のように軟らかく煮込まれた牛肉の旨味が合わさって美味しい。ご飯がすすむ。牛肉が少ないことだけ不満。830円。


3月26日(火曜日) お門違いの大谷批判

 大谷翔平選手の声明(水原一平氏が大谷の口座から金を盗んで、みんなに嘘をついていたこと)が事実であれば、水原氏がなぜどうやって送金できたのか大谷に分かるはずがない。それは捜査当局や水原氏が説明すべきことで、大谷に送金方法の説明を求める(ESPN)のはお門違いだ。ましてや「謝罪がない」と大谷を批判する(USAトゥデー)なんてあり得ない。無理筋の難癖。言いがかりにもほどがある。

 どこかの国の裏金脱税破廉恥政治家らと違って、大谷翔平は説明すべきことを自分の言葉で説明した。声明内容が事実だとすれば、そもそも大谷は被害者だ。被害者として過不足なく語って、十分に説明責任を果たしたと言っていい。

 水原一平氏が通訳だけでなく、広報・渉外・マネジャーなどの役割も担っていたのなら、情報操作も容易だろうし、複雑な英語が理解できない大谷に代わって、納税や各種支払い送金など諸々の事務手続きも任されていたというのも十分にあり得る話だろう。


3月25日(月曜日) ヘボン式が妥当

 ローマ字のヘボン式と訓令式では発音が違う。ヘボン式の「CHI」は「チ」で訓令式の「TI」は「ティ」。「TSU」は「ツ」で「TU」は「トゥ」。「JI」は「ジ」で「ZI」は「ズィ」。「FU」と「HU」は微妙だが、日本語のローマ字表記はヘボン式の方が理屈として筋が通っている。

 パソコンのローマ字入力は、訓令式の方がキーボードを叩く回数が少なくて楽なものもある。しかし人名や地名などの固有名詞の多くは、ヘボン式で表記されている。ヘボン式に統一するという文化審議会の内閣告示改定案は、日本語の発音に則した妥当な判断だ。


3月23日(土曜日) 教科書検定と朝日の劣化

 教科書検定結果を伝える朝日の記事が酷すぎる。「QRコードを読み取るデジタル教材が増え、教科書検定のチェックが不十分に」「教科書の質を保つ制度である検定」といったトーンに終始。国家(政府)による教育統制を検証し批判する視点が全くない。「家族」に関する記述を修正させたことにも触れなかった。朝日新聞の劣化に改めて愕然とする。

 一方、NHKは意外とも思えるほど、教科書検定による介入をきちんと紹介。「性の多様性」や「多様な家族のあり方」の記述について、「扱いが不適切」と検定意見が付いたことで修正や削除された事実を具体的に伝えた。事実に基づいて問題提起する報道になっていた。

 検定意見が付いたある家庭分野の教科書は、「法律上の親子関係や夫婦関係がなくても、お互いに家族のような意識をもって暮らしている場合もあります」などの記述を削除したという。「教科書会社が自主的に修正した」と文部科学省は説明するが、多様な価値観の封殺でしかない。「検閲」そのものだ。NHKのニュースからは教科書検定のおかしさの一端が伝わってくる。


3月22日(金曜日) ランチ値上げ

 安くて美味しくてボリュームもある駅前の中華料理店のランチが、今月から800円に値上がりした。客としては残念な気持ちは否定できないけれど、これまでずっと700円で頑張っていたから当然と言えば当然で、むしろ遅いくらいでもある。きょうの注文は回鍋肉=写真。個人的にはこれが一番だな。スープとご飯はおかわり無料。デザートの杏仁豆腐も美味。満腹。


3月21日(木曜日) 「ゴジラー1.0」

 TOHOシネマズ上大岡で、遅ればせながら「ゴジラー1.0(マイナスワン)」を観た。やはり劇場の大きなスクリーンだと音響も映像も臨場感がある。銀座の破壊シーンは大迫力。特攻を美化したりせず、「生きる」が基本テーマに据えられていてホッとする。ハッピーエンドでよかった。爆破後に海底で復活するゴジラには、炉心溶融した福島原発のデブリに似た不気味さがある。山崎貴監督のメッセージを感じた。

 昼間に上映される「ゴジラ」は100席ほどの小さいスクリーンで連日満員だが、この日に観たレイトショーは2番目に大きな200席以上のスクリーンで、観客も10数人。ゆったり心地よく鑑賞できた。


3月19日(火曜日) 花粉症悲惨

 強風に乗って花粉が大量に飛散する中、昨日はマスクを忘れたまま家を出てしまった。夕方に帰宅してからくしゃみと鼻水が止まらず、この症状は今日の昼ごろまで続いた。もう何もやる気が起きない。比喩などではなく、ティッシュが文字通り飛ぶように消えてなくなる。酷い目にあった。

◇◇◇◇◇

 何回見ても面白いアニメ「スキップとローファー」。再放送も楽しみに欠かさず見ている。MXテレビでの再放送のすぐ後にtvkでもまた見る。EDの入り方も毎回最高。


3月18日(月曜日) プーチン「圧勝」

 ロシアによるクリミア併合から10年。威嚇し抑圧し監視し続ける恐怖政治の独裁者が、投票率も得票率も嘘で塗り固めた大統領選で「圧勝」。自由で民主的で安全で投票の秘密が守られた公正な選挙だとは、きっと誰も信じていない。もちろんプーチン自身も。うーん、でも、プーチンの嘘を嘘と思っていないロシア国民は信じているのかな。

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 安倍派の会長になりたくて森喜朗元首相に土下座までした、と報じられた下村博文元文科相が衆院政倫審に出席するも、「分からない」「覚えていない」の繰り返しに終始。世耕弘成議員と変わらず。「あれこれぶちまけるのでは」「何を言い出すか分からない怖さがある」と期待させる記事も出ていたから、ほんの少しだけ期待していたのに。肩透かしにもほどがある。嘘とごまかしと保身ばかりの自民党「裏金脱税」議員は、もれなく証人喚問するしかない。


3月17日(日曜日) 経済格差拡大を尻目に

 新聞折込チラシの新築分譲住宅の販売価格に、1億2100万円とか1億2500万円といった数字が躍っていた。マンションもそれくらい(あるいはもっと高額)はザラだ。言うまでもなく当方はとてもじゃないけど手など出ないが、世間には購入する人たちが大勢いる。だからこその価格設定なのだろう。一方で貧困に喘ぐ階層は増え続けている。経済格差が確実に拡大しているのを尻目に、株価は高騰し政府は庶民に投資を促し、学校現場も「投資教育」に力を入れる。異様としか思えない。


3月15日(金曜日) 戦争加害者への道

 平和国家として武器輸出を慎むのは、この国の大原則であり国是のはず。歯止めがなくなれば、殺傷能力のある武器・技術の輸出は際限なく広がっていく。ボロ儲けするのは軍需産業。戦争加害者・加担者として戦争に巻き込まれるのは国民。歯止めを失えば、坂道を転がり落ちるように加害者側に組み込まれるのは必定だ。「平和の党」を自称する公明党は、今度もやっぱり自民党の歯止め役にはならないらしい。

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 今夜の金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」(TBS)も面白かった。キョンキョンと彦摩呂の使い方に愕然(←褒めてる)。深刻そうな不倫問題ネタの後の、怒濤のオチに爆笑するしかない。上手すぎるにもほどがある。


3月14日(木曜日) 安倍晋三そっくり

 自民党安倍派の裏金をめぐる参院政倫審。「記憶にない」「覚えてない」「知らないのだから答えようがない」。安倍派の最高幹部が知らないはずがないのに、よくもまあいけしゃあしゃあと……と多くの国民が思ったはず。全く中身のない説明をベラベラと連ねる世耕弘成議員の口調と表情が、安倍晋三そっくりの嘘つきぶりを端的に物語っていた。「安倍の亡霊」がここでもまた。


3月12日(火曜日) 「湘南の教育」

 湘南教職員組合から昨夏の教育研究集会をまとめた冊子「湘南の教育」が届いた。9年前から共同研究者として、日本語教育の分科会に参加している。教研では文章指導の大切さを指摘。発信するには受信が重要で、読解力や分析力につながり国語力の基礎になると訴えた。小中学校の先生たちに、思いはそれなりに伝わったようだ。

 大学でも学生の文章力低下は深刻な問題になっている。現場は多忙で大変だと思うが、文章力は「学び」の基礎となるはずなので、ぜひ小中学校の段階で実際に書かせて基本から指導していただきたい。


3月11日(月曜日) 忘れっぽいにもほどがある

 地震があるたびに「原発は大丈夫か」と心配しなければならない異常な現実。炉心溶融(メルトダウン)した福島原発は、廃炉の入り口にさえまだ立っていない。そんな国でいまだに原発に固執し、再稼働を唱える人が増えていることに驚く。忘れっぽいにもほどがある。人間の悲しい性を再認識する3月11日。


3月10日(日曜日) 米国の植民地と変わらない

 事故が多発するオスプレイの飛行再開の決定を、米軍から言われるがままに追認し受け入れる木原稔防衛相(日本政府)。植民地と変わらないじゃないか。今さらだけど「保守」「愛国者」を自認する人たちは、日米の一方的な関係をおかしいと思わないのだろうか。なぜ是正しようとしないのか。

 日本と米国は対等な同盟国とはとても言えない。米軍基地が置かれているほかの国と比べて、桁違いに不平等な関係がずっと続いている異様。抗議の声を上げる沖縄の人々を執拗に叩き、日本国憲法を憎悪し冒涜する自称「保守」「愛国者」は、まずそこにこそ疑問を感じるべきではないのか。


3月9日(土曜日) 続・日テレドラマ「テレビ報道記者」の薄っぺらさ

 大事なことなので、何度でも言う。3月5日に放送された日本テレビ開局70年スペシャルドラマ「テレビ報道記者」は、「セクシー田中さん」の問題があってもなくても、表層的で薄っぺらい内容の駄作だったことに変わりはない。報道記者、社会部記者と言いながら警察主体の事件記者が主体で、警察の捜査や冤罪に対する批判精神や反省、権力監視の視点は全くどこにもない。取材活動の上っ面をなぞっただけの残念な3時間だった。構成力や見せ方などのテクニックの上手さと俳優陣の演技力、女性の地位向上に焦点を当てたこと。評価できるのはそれだけだ。


3月7日(木曜日) 確定申告

 e-Tax(国税電子申告・納税システム)で確定申告した。マイナンバーカードを持っていなくても、事前に税務署で発行された「ID・パスワード」を利用すれば、自宅のパソコンから問題なく申告できる。チャチャッと入力。スムーズに申告書作成が進み、実質30分ほどで提出を終えた。「ID・パスワード」方式は、ぜひ今後も引き続き維持してもらいたい。


3月6日(水曜日) トランプ信者の盲信

 トランプが根っからの詐欺師で、自分たちトランプ支持者は実は利用され搾取されているに過ぎないと、彼らはいつ気付くのだろう。残念ながら洗脳された熱烈なトランプ信者は、気付くことはないのかもしれない。そもそも連邦議会の襲撃を煽った張本人が、再び米大統領になるなんて信じられないし、想像もしたくない。「日本維新の会」の支持者と似ている。

 「目を覚まして」と言っても、洗脳を解くのはかなり難しそうだ。統一教会などのカルト信者と同じ構図だ。詭弁を弄して大阪・関西万博の開催に突き進み、莫大な税金を無駄に注ぎ込む愚行に、維新の支持者は手を貸し続ける。利権と搾取の構造に組み込まれ、利用されているのだと早く気付いてほしい。


3月5日(火曜日) 「株価最高値」の疑問

 「日本の株価が史上最高値」のニュースを、痛烈に皮肉った3月4日付の朝日新聞夕刊の4コマ漫画「地球防衛家のヒトビト」(しりあがり寿)=写真。1コマ目から4コマ目まで、「だからなに?」とみんなが首を傾げる。ホントそれな。

 株価最高値というが、政府自民党の投資推奨政策に踊らされて、庶民は幸せになれるのか。不労所得を煽って庶民の生活は本当に豊かになるのか。この国の経済は本当に成長しているのか。実体経済とかけ離れてはいないか。そもそもほかの先進国に比べて、日本企業の株価の上昇率は極めて低いのだが。

◇◇◇◇◇

 日本テレビのドラマ「テレビ報道記者」。曲がりなりにもキー局だけあって全体の構成や見せ方はうまいと思うが、内容があまりにも薄っぺらで表層的。いかにも日テレらしい。例えばサティアンにカナリアを掲げて乗り込む警察のパフォーマンスは無批判に取り上げているし、そもそもオウム事件は初動捜査がおかしかったのにそれもスルー。多くの冤罪事件に切り込むならまだしもそれもない。

 時効撤廃の伝え方も一面的に過ぎないか。原発問題や政権べったりの政治部も、ドラマにはもちろん全く出てこない。「セクシー田中さん」の原作漫画家が自殺した問題の日テレの報道には、やはり当然のように何も言及がなかった。


3月4日(月曜日) 博多明太もつ鍋

 日中は春を感じさせる日差しの暖かさ。上大岡駅近くの小さな公園で、1本だけ桜が満開になっていた=写真。公園に十数本ある桜の中で、ほかは全く何の気配もない。咲いているのはこの木だけなので、ソメイヨシノではないと思われる。凛として美しいのは美しいのだけど、やはりちょっと違和感はある。

◇◇◇◇◇

 駅前のガストで「博多明太もつ鍋(あごだし醤油)」を食べた=写真。牛モツ、ニラ、キャベツ、ささがきゴボウなどに、醤油仕立ての焼きあごスープの甘さがマッチして美味しい。別添えの明太子を合わせるとピリッと味変にもなって、さらにご飯がすすむ。別バージョンで、西京味噌と鰹だしの白味噌仕立ての「こく味噌」もあるそうなので、今度はそちらも食べてみたい。


3月3日(日曜日) 久しぶりのマスク

 花粉がたくさん飛散しているので、外出時にはマスクを着用している。半年以上ぶり……いや1年ぶりのマスクかもしれない。鬱陶しいけど想像以上に有効で、かなり花粉をシャットアウトしてくれているように感じる。それでも目はしょぼしょぼするし、鼻もむずむずするのが辛い。


3月2日(土曜日) 徹底抗戦すべきだった

 自民党と立憲民主党が審議再開と採決で合意し、新年度予算案は衆院本会議で与党の賛成多数で可決。大多数の有権者の支持を得て「裏金脱税自民党」を崖っぷちまで詰めていたのに、どうして立憲民主党は追及の手を緩めて妥協してしまうかなあ。あらゆる手段を行使して徹底抗戦すればいいのに。そういうところだよ。

 もちろん諸悪の根源は、裏金と利権まみれで私服を肥やすことしか考えていない自民党にあるのだが、立憲民主党の徹底抗戦を揶揄し、「正当な抵抗」を批判して足を引っ張る一部メディアが、自民党による政治腐敗と民主主義破壊に手を貸しているのも事実。しかしそれでも(だからこそ)立憲民主党は最後まで毅然と闘うべきだった(闘ってほしかった)。世論は共感するのに。


3月1日(金曜日) 「大谷のニュース」一色

 政倫審初日の審議が終わるや否や、自民党は予算案の採決強行を職権で決定。<自民党の強行姿勢に野党は猛反発するが、自民党執行部に深刻さはない。自民党三役の一人は大谷翔平選手の結婚報道に触れ、「今日はもう、大谷のニュース一色だ。明日も(大谷選手の)会見がある。明日も大谷だ」と余裕を見せた。>(朝日)。愕然。絶句。ため息。

 実際、どこのテレビ局もその通り29日夜から翌日も朝から夕方まで、大谷翔平選手の結婚のニュース一色になっている。しかも同じ内容の繰り返し。居酒屋談義と変わらない雑談が続く。大丈夫なのか、この国のテレビメディア。

◇◇◇◇◇

 自民党安倍派などの「裏金」事件をめぐる衆院政倫審2日目。安倍派幹部の自民党国会議員(西村康稔前経産相、松野博一前官房長官、塩谷立元文科相ら4人)は「全く承知していない」「知り得ない」「関与していない」と繰り返すのみ。違法行為を続けて納税義務も果たさない。そんな無責任で不誠実な人たちが、予算案を強行採決する異様。




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