身辺雑記 

by totoropen (OOKA Minami)


1997年12月1日〜12月31日

●「Post Pet」●「ラムダブラー」●パソコンの梱包●新旧部長の歓送迎会●散財●ボーナス支給●「研修医なな子」最終回●フリーズ多発●同僚女性記者のHP開設●社報編集問題で職場集会●佐藤藍子ファンによる「aikosato.com」●アニメ「ポケモン」問題と過剰反応●韓国大統領選挙●「更新死」するよ〜!●伊丹十三監督が自殺●「キッチン・カロリー」●話し言葉と文章●改造版HPをアップ●名護市長と市民投票●仕事納め●有志で忘年会●「愛と幻想のファシズム」読了●年賀状補完計画●高速プリンターで年賀状印刷●10大ニュース●「イブニング・タイムス」●年賀状の年内投函に成功●大晦日の汽笛●●●ほか


12月1日(月曜日) 何とか原稿は片付けた。会社から帰宅後、ちょこっと手直ししてファクス送稿する。同僚であるパソコン師匠がメールソフト「Post Pet」をくれる。ペットのクマやネコがメールを配達したり、勝手にメールを書いたりするso-netのお遊びソフトだ。そういえば、深夜にテレビCMが盛んに流されているなあ。面白そうだから使ってみよう。これまでのメールソフトと併用できればいいのだが…。

12月2日(火曜日) ちょっぴりうれしいメールが届いていた。「やっぱり青空はいいなあ」とさわやかな気分で出社(別に会社に行くのが気分いいわけではない)。…。一目散に帰宅して「Post Pet」をインストール。なかなか面白いメールソフトだ。とりあえず、師匠にメールを送信。これまで使っているメールソフト「Eudora」と併用できそうである。RAM容量を2倍にしてメモリ不足を解消するというソフト「ラムダブラー」もインストールする。これでメモリ不足はとりあえずクリアか。この2日間はほとんど、パソコンにかかりっきりだった。さてと、たまっている雑誌類をこれから一気に読んでしまおう。

12月3日(水曜日) 職場の同僚に、買ったパソコンの梱包を10カ月近くも開けていないという人物がいる。パソコンを「使っていない」のではなく、梱包自体を「開けていない」というのだ。絶句…。本体とプリンターの購入価格は合計で約30万円。箱に入ったままのパソコンは居間にデンと置かれたまま。家族から邪魔者扱いされている上に、近所でも「◯◯さんの家のパソコンは…」と評判になっているという。うーん。一体、何のために買ったの?

12月4日(木曜日) 仕事を早く終え、会社から素早く退散。同僚でもある10年来の友人と自宅近くのファミレスで食事。「新人記者だった時の方が、人間もアクティブだったし伸び伸びしていた。仕事や恋愛についても同じだ。小さくまとまるな」などと延々説教される。まあ、確かにこの人の言うことは当たっているからなあ…、と思いながら耳を傾ける。続いて友人の3歳になる息子の子育て話。これが腹を抱えるほど笑えた。ちょっとうらやましい。午前4時半帰宅。少し長い電話。あしたは職場の歓送迎会か。あまり気が乗らないな…。

12月5日(金曜日) 寝坊して職場の紙面研究会は欠席。今月も社報を作らされる。精神的苦痛は著しいが、とにかく短時間で片付けてしまう。来週から部長が交代するので歓送迎会。1次会は伊勢佐木町の居酒屋、2次会は隣のカラオケ。あちこちで「暴走」や「制御不能」が続出して大いに盛り上がる。大笑い。午前6時帰宅。新旧部長のカラーは正反対。吉と出るか凶と出るか、鬼が出るか蛇が出るか…。先行きはまったく不透明だ。

12月6日(土曜日) 勤務なし。夕方まで爆睡。上大岡の居酒屋で食事をしていると、隣の席で中学教師らしい人たちが男女6〜7人で酒を飲んでいた。聞くともなしに会話を聞いていると、制服、越境通学、いじめ、性教育…など興味深い話ばかり。思わず聞き入ってしまう。うーむ。やっぱり僕ってつくづく新聞記者なんだなあ…。「MAC使える!遊べる!オンラインソフト1000本」(宝島社)という雑誌を昨日、師匠から借りたが、おもしろいので自分でも購入する。さらに、「メーリングリストカタログ」(技術評論社、500ページもある)と「HTMLポケットリファレンス」(同)の2冊を衝動買い。ようし、タグについて勉強するぞ〜。さらに、ギャグ・ロック・ミュージカルの最高峰「ロッキー・ホラー・ショー」、スタンリー・キューブリック監督作品「時計じかけのオレンジ」、佐藤藍子の初主演ドラマ「変/HEN(VOL.1)」のビデオをGET〜。合計2万円近く散財。この際、怖いものなしだ。帰宅してから、ニフティサーブに入会登録。パスワード取得に10日ほどかかるという。「サードインパクト」のアクセス件数が3000件を大幅に超えていた。

12月7日(日曜日) 湿気は多いが過ごしやすい一日。久しぶりの日曜勤務。帰宅してから年賀状用の住所録整理をするが、どうやっても120人よりも少なくならない。う〜ん…。宛名書きは絶対に自筆。気が遠くなるなあ…(T_T)。でも本文は、今年は自慢の高速プリンターで印刷するのだ(^^)。だから、まあいいか。「Photoshop4.0J」をGET〜!(^^)。これを使ってHPの背景を作れば、タイトルやテキストを白抜き文字にしても、プリントする際にきちんと反映されるのだそうだ。ようし、頑張ろう!(…と前向きな表明で背水の陣)。あすから新部長が登場。「細かくてうるさい」と評判らしいので、ちょっち早く出勤しよう…(^_^;)。

12月8日(月曜日) ボーナス支給。予想よりも多いぞ。なぜ? まあいいか、そんなことは。よ〜し、新車を買うぞ〜。…と思って最近は車の広告をよく見るのだが、「あ、これいいなあ」というのは350万円もするのだった。勤務と駐車場の都合で、4年前に泣く泣く手放した愛車「レビン」ぐらいの車はせめて欲しい。会社から帰って「研修医なな子」の録画ビデオを見る。最終回。このドラマをボロクソ言う人が結構いるが、きょうはマジで泣かされたぞ。着実に育っていく医者のたまごと、懸命に育てようとする先輩医師たち。「人の命を助ける仕事」に真剣に取り組んでいる姿勢がカッコイイ。佐藤藍子の演技もよかったぞ。

12月9日(火曜日) 部会で新部長の所信表明演説。うわさに違わず細かい。これじゃあ中学生の生活指導だよ〜。会議は多すぎるし、雑用もぐっと増えそう…。「いい加減」なところが唯一の取り柄の会社だったのになあ…。仕事の合間を縫って、HPの画像収集やホスト送信などを同僚であるパソコンの師匠から講義。さすが師匠の話はいつもながら分かりやすい。いや、ホントに。午前零時前に帰宅。パソコンの調子がよくない。立ち上げようとする後からフリーズを繰り返し、再起動6回目にしてやっと立ち上がる。どうしたんだあ〜。何が気に食わないんだあ〜。恐る恐る、ソフト「Fetch」のインストール(コピー)や「クイックタイム」の重複削除など、師匠から教わったいくつかの調整をパソコンに施す。友人Wから電話(1時間半)。電話が終わってネスケを立ち上げ、ちょっと接続を切った途端に、今度は友人Kから電話(また1時間半)。うひゃ、もう午前4時半だ…。とほほ…。

12月10日(水曜日) 楽しい気分で仕事をしようと出社したら、いきなり出ばなをくじかれてしまう。新部長による「社報編集」継続宣言である。組合員である記者がそんなものを作ること自体が異常だ。即座に新聞労連へ問い合わせる。やはり副委員長も「おかしい」との回答。職場集会の開催を提案する。あ〜あ、不愉快な一日だった…。周囲の人たちにこの不愉快さを波及させてしまっていたならば反省。ATフィールド全開でも精神汚染…。帰宅してから「社報に対する職場見解(案)」を書く。ほかにもやることは山のようにあるのに…(泣)。おっといかんな、なんだかボヤキ日記になっている(^_^;)。

12月11日(木曜日) 年賀はがき購入。4年前の暮れ、年賀はがきを買うのをすっかり忘れていたため、知り合いの郵便局員に訳を話して、あちこちの郵便局から残っているはがきを数枚ずつかき集めてもらうという離れ業(大失態とも言う)を演じたことがあった。今年は年内発送を目指すぞ〜。会社から帰宅して、きょうも「クイックタイム」の再インストールなど数々のパソコン調整に時間を費やす。でも、いま一つ調子は良くない。泣きそう…。HDやシステム類は現状では大丈夫だけど、フリーズが多発。データ類が壊れてしまって悲惨な思いをした人々の話はたっぷり聞かされているので、もしもに備えて、メール類、アドレス、ブックマークなどはフロッピーに保存する。MOが必要? さてさて、本日未明に発生のニュース。しばしば、この「身辺雑記」に登場してきた同僚女性記者のホームページ(準備号)がついに登場した。タイトルは「Komachi Piazza」。試作版だからまだ工事中の部分が多いけれど、やたらにカッコイイぞ。センスいいなあ。「初日の出オープン」(本人は「寿オープン」と主張)に向けて頑張って。「セカンドインパクト」へのアクセス件数が500件を超える。

12月12日(金曜日) 愛しのMacintoshちゃんは、きょうは絶好調! お願いだからこのまま頑張ってね。先日、3歳の息子の子育て話を面白おかしく話してくれた同僚記者が、左目に重傷を負った。息子のゆうさく君(仮名)と怪獣ごっこをしていて、爪でざっくりやられたという。角膜損傷で全治2週間。失明には至らないとのことだがすごく痛むらしい。心配だ。職場の紙面研究会。テーマは「名誉毀損と見出し」。中でも、三浦和義氏に関する当時の事件報道と裁判報道が議論になる。三浦氏の事件ではマスコミの暴走ぶりが教訓とされているはずだが、果たしてどこまで教訓となっているかは現状を見る限り疑わしい。三浦氏自身が書いた「情報の銃弾/検証『ロス疑惑報道』」(日本評論社)という本を新人記者時代に読んで、記者を辞めようかと思ったことがある。こんな人権侵害に自分も加担しているのか、と考えると絶望的な気持ちになったからだ。しかし今は一応、そんな感情を乗り越えて「では自分には何ができるのか、すべきなのか」を模索しているところである(ちょっちカッコ良すぎ〜!)。早版終了後、職場集会。テーマは「社報編集問題」。この「身辺雑記」でも何回か書いたが、僕が勤務する新聞社では現在、編集局の記者が社報を作らされている。「なぜ、組合員である記者が、会社の労務政策PRの手伝いをしなければならんのだあ〜」というのが、今回の問題提起だ。僕がみんなにアウトラインを説明する。大体の同僚は、「記者がそんな仕事をさせられる理由が分からない」「非組合員の総務部員が作ればいいじゃないか」「社報は商品ではないのだからきれいに作らなくても読めればいい」などと理解と同感の意を示してくれる。会社の宣伝メディアである社報を、わざわざ組合員である記者に作らせようとするのは、多分に労務政策的なものがあると僕は思う。ただでさえ労使協調路線をひた走る労働組合と組合員の問題意識や緊張感をかき消し、けじめや原則論をなし崩しにして、経営サイドに完全に取り込もうとしているのではないかと勘繰ってしまう。だって、社報って普通は総務部が作るものじゃん? そうでなけりゃあ、組合員が作る理由が分からないよ〜! 来週の月曜日にもう一度、同じテーマで職場集会。午前1時半帰宅。疲れた…。ふう、久しぶりに長い身辺雑記だな…。

12月13日(土曜日) 勤務なし。よほど疲れていたのか、夕方まで爆睡。だらだら過ごしてしまう。テレビを見ながら、長短のメールをいっぱい書く。テニス仲間の女の子からメールが来ていた。そうか、かぜだったんだね。目をけがした同僚記者にお見舞い電話。痛みはなくなったそうだ。よかった。きょうも、愛しのMacintoshちゃんは絶好調〜〜〜! 頼むからこのまま、ご機嫌を損ねないでほしい。NHK教育テレビのアニメ「あずきちゃん」はかわいくて、ほのぼのしてて面白い。うーん。平和な一日だ(^^)。

12月14日(日曜日) 新聞休刊日。記者仲間による月例勉強会は、諸般の都合で今月は休み。ブックマークにフォルダ挿入ができるなんて知らなかった。師匠に教わったのでやってみると、ごちゃごちゃしていたブックマークが、すっきりして見やすくなった。これは便利だ。このほど、佐藤藍子ファンのHPが集合して、独自の「aikosato.com」が開設される。素人のファンが集まって、こんなすごいものを立ち上げてしまうなんて驚き! 半端じゃない行動力と実力に感心してしまう。タイトルのロゴマークもカッコイイなあ〜

12月15日(月曜日) 早版終了後、職場集会。先週に引き続いて「社報編集問題」がテーマ。先週休みだった先輩記者とデスクが「組合員である前に社員である」「自分と違う意見だからといって新聞の見出しも付けないのか」などと、理解に苦しむ発言を繰り出してくるので、あぜんとしてしまう。しかも、このデスクからは「『職場見解(案)』は一部の組合員が勝手に書いたもので、叩き台ですらない」と決め付けられてしまった。え〜っ、そりゃあないんじゃない? 少なくとも10人以上の同僚の意見を聞いて同意も得ているのに…。そんな言い方をするなんて…。このデスクとは口論になってしまった。自己嫌悪。おまけに、途中からゲストとして登場した部長は「会社と組合に緊張関係はあってもいいが、対立関係にはない」との持論を展開。さらに「会社が伝えたいことを、より適切に表現できるのは君たちなんだからやれ」と、まるで記者を会社の代弁者扱いする。そのうちに「事実上の業務命令」と言わんばかりの発言を繰り返す始末だ。一生懸命に反論してくれている同僚記者の声もかき消されそうな流れになる。午前1時半に終了。次回、さらに議論することになる。どよ〜ん。落ち込んでしまう。部長はともかく、「あんた、それでも新聞記者ぁ〜?」と言いたいようなデスクの発言に心からガックリくる。もし、本当に「業務命令」だと言われたらどうしようかなあ…。午前2時半帰宅。呆然としていると、別の先輩記者から電話。「みんな『嫌だ』と思っているのは間違いないんだから、その気持ちを引き出そうよ」と励まされる。「社報編集を嫌がっているのは決して一部の意見ではない、みんなの意見だってことを示す作業をやっていこう」。その通りですよね。すごく、うれしかったです。ちょっと元気が出ました。この後、同僚記者からも励ましの電話。信頼するデスクからの「たかが社報ごときで早まったことだけはするなよ」とのメッセージを伝えてくれる。う〜ん、さすがに僕の心理状態を見事に読んでいるなあ…。同僚記者にも、このデスクにも感謝。泣けてしまいます。ホントにありがとう!

12月16日(火曜日) 誕生日。また一つ年齢を重ねてしまう。意味のある一年を過ごしたと言えるのかなあ…。と、そんな思いには全く関係なく、きょうも仕事。でも、前夜の職場集会の後遺症でほぼ一日フリーズ状態。「シンクロ率が二桁を切ってます!」。公休日のため職場集会を欠席した同僚の女性記者からも、激励メールが届いていた。すごくうれしい内容だったんだけど、「ATフィールド全開」だったかもしれない。ごめん…。いかん、これでは。仕事が早く終わったので、パソコン師匠の隠れ家(?)で「特別!中級編HP講座」を受ける。元旦のHP大改造計画に向けて実はひそかに(爆笑)、勉強&コンテンツの大幅増強を着々と進めているのであった。ふふ…。午前1時半帰宅。心機一転。よ〜し、再起動だあ〜。

12月17日(水曜日) きのうはメチャ眠かったので、メモを取ったにもかかわらず、師匠の「HP講座」の内容がいまいち理解できていなかった。会社で復習講習をしてもらう。画像ファイルの取り込みなど、少し分かった気になった。不肖の弟子ですみませぬ…(爆)。きのうの夜、テレビ東京系のアニメ番組「ポケットモンスター」を見て、多数の小・中学生らが体の異常を訴えて病院に運ばれる事件があったが、きょうも続々とその関連原稿が入ってくる。同僚記者によると、なんと小学生の9割以上が「ポケモン」を見ているそうだ。この番組を見てないと、翌日は友達との会話に入っていけないんだってさ。へーっ、9割も見ているんだあ…。放送中止を決める局の数がだんだん増えるので、原稿が次々に差し替えられていく。しかしなんだか、ダイオキシンを恐れて、焼き芋やたき火まで規制しようという動きが出てくるのと同じで、ちょっと反応過敏じゃないかなあという気もする。もちろん、原因究明はしなければならないんだけどね。連続幼女誘拐殺人事件の時の、ビデオやコミック規制みたいなことにならなければいいのだが…。このところ、佐藤藍子ファンのHP主宰者の皆さんからメールをよくいただく。多士済々な顔触れに感心する。ほかの芸能関係HPはよく知らないけれど、佐藤藍子ファンHPの雰囲気はすごく温かくて楽しい。ちょこちょこ遊びに行きますね〜。

12月18日(木曜日) きょう未明、HPの映画評を書いていたらMacintoshがフリーズしてしまい、僕自身もフリーズしてしまった(泣)。半分くらい書いて、ちょっと資料を見に席をはずしただけなのに…。スクリーンセーバーの綾波レイが立ち上がったから、嫌な予感はしたのだが、マウスを手にした途端にフリーズ。当然、書いた内容は全部パーになってしまう。なんで保存しておかなかったのかなあ〜。いくら後悔しても後の祭りさ。まいったあ〜。きょうも「ポケモン」関係の共同ピーコが編集局に鳴り響く。心配していた通り、事件に関係ないはずの過去の「ポケモン」ビデオ作品の貸し出し中止や、放送自粛も広がる。やっぱり過剰反応現象が起きているなあ…。新進党の党首に小沢一郎氏が再選されたが、そんなニュースはどうでもいいやって感じで、それよりも韓国大統領選挙の方が断然おもしろい。大接戦の開票速報が続く。夜勤で編集局にいる間に、韓国KBSが金大中氏の当選予測を伝えたとのニュースが入る。午前2時帰宅。NHK衛星放送を見ていると、午前3時に李会昌氏が敗北宣言、金大中氏の当確が伝えられた。予想はされていたけれど、これはおもしろい結果になった。

12月19日(金曜日) HPの更新準備をしていて、ふと気が付いたら朝8時。やっべ〜。HPとチャットに命を賭けている(?)同僚女性記者のことを「更新死するよ〜」なんて言ってたけど、これじゃあ自分自身が「更新死」するじゃん(爆)。で、寝坊して、職場の紙面研究会は大遅刻。めっちゃ眠い。仕事をしていると睡魔が襲ってくる。夕食は、野菜不足を補うために肉野菜炒め定食。腹が膨れるとさらに眠くなる。「あと少し頑張れば、あすから3連休じゃないかあ〜」と自分を励ます。午前零時帰宅。10月に亡くなった、A新聞のS記者の奥さんから喪中葉書。「◯◯さん(僕の名前)とは、私たちも思い出がたくさんあります。時々はSのことを思い出してやってください…」。もちろん、決して忘れたりはしません。なぜだか、ふっとSさんや御家族の面影が心をよぎることがよくある。それだけ思い出があるのだろうし、影響も受けているのだろう。人はこの世を去るとそれで終わりなんじゃなくて、人の心の中に思い出を残していくんだなあと痛感する。編集局遊軍の先輩女性が、問題になっている「ポケモン」の放送録画ビデオを貸してくれたので見る。うーん。初めて見たけど、確かにキャラクターも物語もよくできたアニメ番組だ。小さな子どもたちが熱中するのが分かる気がする。さて、問題のシーンは確かに目がチカチカするが、僕はなんともなかった。やはり、光過敏症などの病気の人が見ると異常を訴えるということなのかなあ。スローモーションで見ると、赤と青の背景が光りながら、交互にめまぐるしく点滅している。約4秒。映像効果としては上出来。先輩の小学2年生と5歳の姪は番組を見てもなんともなかったそうだし、その子が通う幼稚園でも被害者はゼロだったという。番組の終わりのナレーションが、今にしてみれば泣かせる。「事件はめでたく解決。しかし、ピカチュウが元気になったらサトシたちの旅はまだまだ続く。続くったら続く」。放送局には全国の子どもたちから「番組を止めないで」とのメッセージが殺到しているそうだ。何かいい方法があればいいのにね、と思う。

12月20日(土曜日) このところ、HP更新準備のために、お気に入りの映画を毎晩のように見ている。眠いけど、大好きな作品ばかりだから心は豊かで気持ちもいい。「映画紹介」だけじゃなくほかのページも含めて、近く大幅更新(コンテンツ増強)する予定。掲載内容だけじゃなくて、見た目の方も少し変えようと思っている。うまくいけばだけど。パソコン師匠があれこれアドバイスしてくれるし、例えば「NEW」表示の画像ファイルを作って送ってくれたり、フロントページ用の画像提供もしてくれている。それもこれも、僕に画像処理技術がないからなんだけど…。まあ、とりあえず今は、内容をしっかりさせることだな。新星堂で「転校生」の映画ビデオを予約する。家に録画テープがあるはずだったんだけど、いくら探してもない。おかしいなあ。来週中には入手の予定。

12月21日(日曜日) 伊丹十三監督が亡くなった。飛び降り自殺らしい。ショックだ。映画監督としても素晴らしかったが、俳優としてもいい演技をする人だったと思う。つい先日、HP更新のために映画「家族ゲーム」を何回か見直して、俳優としての伊丹氏の才能に改めて感じ入ったばかりだった。う〜ん、惜しいなあ…。それにしても、またしても写真週刊誌がらみの事件かあ…。大岡みなみのコラム風速計を執筆。年末進行だから締め切り日が早いのである。文章のリズムを崩さないためと、フリーズを恐れてワープロ(東芝ルポ)で書く。でも、来年からはMacintoshで執筆じゃあ(予定)。年賀状の準備。う〜ん、準備だけでぼう然となってしまう…(泣)。

12月22日(月曜日) 前夜から午前10時まで、HPの更新準備。またやっちゃったよ…。少し眠る。夕方から東京・水道橋の新聞労連本部へ。副委員長と社報編集問題、記者研修会事務局の今後の方針、沖縄の米軍基地問題、などについて意見交換。勉強になる。大急ぎでお茶の水へ移動。学生街の洋食屋さん「キッチン・カロリー」で夕食。安くてうまい貧乏学生の味方の店だ。定番の「ハンバーグ&カロリー焼き」を注文する。懐かしいなあ。学生時代に付き合っていた彼女と入って以来だなあと、なぜかしみじみ。中央大学駿河台記念館で「人権と報道・連絡会」の定例会。警察のでっち上げ事件で、有罪判決を受けた学習塾講師の話を聞く。眠くて眠くてたまらないよ〜。記念館の近くの行きつけの居酒屋で忘年会。親しい放送局職員が「ポケモン問題の余波を受けて、あすの朝から自社のアニメ作品を作り直すはめになった」とぼやく。この人から「もう一軒行こう。タクシーで送るから」と強く誘われるが退散。「あんた、あしたはアニメを作り直すんでしょう?」。困った人だなあ…。ちょっと相談したい事(なじょ)があったので四谷の某出版社に寄る予定だったが、時間が足りずきょうは電話だけにする。帰りの京浜急行の特急終電はラッシュアワーのような混雑ぶり。満員電車は嫌いじゃあ〜! 午前1時帰宅。さ〜てと、これからまたHPの更新準備さ。ふふふ。

12月23日(火曜日) 出勤。めっちゃくちゃ寒い一日だ。会社からうんと遠く離れたそば屋で同僚と夕食。熱〜い「おかめそば」を食べてポカポカになるが、会社に戻る間にすっかり体が冷えてしまう。早く帰りたいなあと思っていたが、遅版までの勤務を命じられる。午前1時前に帰宅。HP更新準備をやっていると神戸の友人Kから電話。約2時間…。「はいはい」と聞きながらパソコンに向かう。更新準備は7割近くまで終わった。計画ではあと3割ほどの作業が残されているが、これは来年回しにしようと思う。とりあえず、ここまでの作業内容で改造版HPをアップすることにする。早ければ25日、遅くとも26日には更新予定。

12月24日(水曜日) クリスマスなんてまるで関係なく出勤。しかし、眠い。ほとんど勢いだけで起きて会社に行く。パソコン師匠から「宛名職人」の使い方を教わる。よし、これで週末の連休に年賀状を仕上げれば、何年ぶりかの「年内発送」も夢ではないな。パソコン師匠と遊軍K記者とで夕食。2人とも、すごくスケベであることはよく分かったよ。前から知ってたけど…。午後11時40分帰宅。ここ数日間、てこずらされた「取材の背景(講演再録)」がやっとアップする。改造版HPの新設ページの一つ。主催者が講演をまとめてくれたものを基にしてはいるのだが、やっぱり話し言葉だからちゃんとした文章にはなっていない。キーボードを叩いて全部打ち出しながら、さらに推敲し直した。めちゃ疲れる。話し言葉がそのまま原稿になる人もいると聞くが、僕はとてもそんな芸当は無理。大体、人前で話すのは苦手なのじゃ。それなのに留守電に、友人の編集者から講演依頼のメッセージが入っていた。日本語になっていない自分の講演録をずっと読んでいただけに、マジでうんざりする。即答は避けてちょっと考えたい。いよいよ、あす深夜に改造版HPを一挙にサーバ送信する。ふう〜。なんだか、自分でも少しばかばかしいような気もする。

12月25日(木曜日) 仕事中、睡魔に襲われて意識もうろう状態。…というわけで、帰宅してから改造版HPを一挙にサーバに送信する。新設と一部改造を合わせて、送信したページは全部で31ページ。アクセス件数が「サード」4000件、「セカンド」600件を超える。

12月26日(金曜日) 沖縄県名護市の市長が、米軍海上航空基地(ヘリポート)建設の受け入れを表明、自分はその責任を取って辞表を提出した。市民投票で建設反対意見が過半数を上回った結果を無視してだ。無責任で噴飯ものの「決断」にはあきれてものが言えない。この人は民主主義というものを、一体どう考えているのかと思う。だったら、初めから市民投票なんかしなければいいじゃん。何のために市民に意見を求めたの? そもそも、受け入れの決断を政府に伝えておいて自分は辞めるってどういうこと? そんな無責任なやり方ってアリ? 辞めるんだったら責任なんか取れないわけだから、受け入れの表明なんかしなければいいじゃん。まるででたらめじゃ〜。きのうはメチャ眠かったので書かなかったが、このことは、きちんと言っておかなければと思うので書いておく。仕事納め。でも、僕たちの職場は当然だけど大晦日まで、まだまだ仕事は続く。新人の女性記者がおもしろい発言。「仕事納めず、納まらず、治まらない」…。ははは…。編集局と制作局のフロアに酔っ払いが多数現われ、すごく迷惑する。こっちは仕事中なのじゃあ〜。パソコン師匠と遊軍K記者に飲みに誘われるが、先約があるので残念だが断わる。早版終了後、職場の有志で忘年会。横浜駅西口の居酒屋。安い。続いてカラオケ。いやあ、同僚S記者の気配りが行き届いた幹事ぶり、いつもながら感服つかまつる。冷静で大人。僕はホントに子どもだなあ〜。この人がいないと、きっと僕らは右往左往する烏合の衆となるであろう。午前5時半帰宅。あすから2連休。村上龍「愛と幻想のファシズム」読了。上下巻で1000ページ以上。毎日少しずつ読むのが楽しみだった。読み終えてしまうとちょっと寂しい気がする。この本の感想は近日中に、エヴァのページに「『愛と幻想のファシズム』の考察」としてアップする予定。

12月27日(土曜日) 午後6時まで爆睡。前の夜は6時間眠ったけど、ここのところ連日3〜4時間睡眠だったからな…。途中で目覚ましに起こされて「やばいっ遅刻じゃ。行きたくないなあ」と思ったが、よく考えたらきょうは休みだったと気付く。で、二度寝。アニメ「あずきちゃん」を見てから外出。メキシコの友人からエアメール。2月に一時帰国するという。不愉快な電子メールが届く。無視じゃ。「取材の背景(講演再録)」のページに少し手を加える。「宛名職人」を使って年賀状の裏面編集がやっと完成。師匠に教わるまで実は「宛名職人」は宛名書き専用ソフトで、エディター機能はないと思っていた(苦笑)。あしたは自慢のプリンター「エプソン/PM-750C」で印刷。そして、自筆で宛名書き&コメント書きだ。

12月28日(日曜日) そっかあ、激励のメールも来ているのかぁ。しかも海外からも。うん、元気が出たよ。師匠、教えてくれてありがとう。きょうはNYの友人からエアメール。この人がアメリカ滞在中にぜひNYに遊びに行きたいものだ。でも休みが…。「みのり伝説」第9集(最終巻)購入。「新世紀エヴァンゲリオン/オールグッズカタログ」を衝動買い。プリンターのインクカートリッジ(カラーと黒)も購入。「年賀状補完計画」は早くもシナリオに乱れが生じてきた。やっぱり予定は未定なんだ。う〜ん、あす以降に期待したい(?)。12月26日(金曜日)の身辺雑記に書き忘れていたことがあったので、文末に加筆する。

12月29日(月曜日) 早起き(?)して、4カ月ぶりに髪の毛を切る。肩近くまであったのだが、いやあ、さっぱりしちゃったな。食事してから会社へ。きょうはメチャ暇。まあ、他社ではこれが当り前で日常だと聞いているが…。仕事が早く終わったので本を読んでいたが、睡魔に負けて早版終了までうたた寝。速攻で帰宅して年賀状を印刷する。いやいや、さすがは自慢の高速プリンターじゃ。120枚の印刷を50分で片付ける。1枚当たり正味20秒。最初は紙詰まりが心配でじっと見ていたが、順調そのもの。後はもうパンを食べながら様子を見て、はがきを補給するだけだ。今まで5千円〜1万円も払って印刷屋に発注していたのが馬鹿馬鹿しく思える。よ〜し、残るは宛名書きと一言記入。うまくいけば年内に発送できそうだ。きょうは考えさせられるメール、難しいメール、楽しいメール、の3種類のメールが届いていた。さてと、あしたは早起きして掃除機をかけよう。しかし、1年経つのって早いなあ…。

12月30日(火曜日) 早起きできず…(予想通り?爆!)。新星堂で注文していた「転校生」のビデオ購入。「1週間でマスターするAdobe Photoshop 4.0J」購入。出社。きょうは忙しかったが、まあ難無く過ごす。毎年この時期になると「わが部の10大ニュース」を選んで、新年に「イブニング・タイムス」という新聞を発行するのが職場の恒例となっている。推進役の某デスクが、今年は早出までしてリストを作る力の入れようだ。どうしちゃったんだろう。「イブニング・タイムス」編集主幹・社主の僕もタジタジである。だがまあ、今回は同僚の女性記者がやる気を見せている(!)ので、彼女に新聞編集は任せよう。「出稿、ラフ編集、見出し、広告出稿」は僕がやるからさ。「イブニング・タイムス」社の幹部社員(笑)とも合意した。ちなみに「イブニング・タイムス」は5年前に創刊されたクオリティーペーパー(高級紙)で、うちの会社の役員や県警幹部らがわざわざコピーして読むほど人気のある新聞である。一時期は月刊だったこともある。暇だったんだね…(爆笑)。早版終了後、職場の納会。すしがうまかった。午前1時半帰宅。カレンダーを新しいのと取り替える。やっと少しだけ年末らしい気持ちになる。さ〜て、年賀状かあ…。

12月31日(水曜日) ほぼ徹夜で書いたぞ年賀状。年内投函に成功。奇跡じゃ〜。何年ぶりだろう(笑)。でも郵便局が閉まっていたので、海外航空便と国内の一部は積み残し。国内の残りはあす投函する。部屋の掃除をしてから出社。きょうは大晦日だからちょっとやそっとの遅刻は許されるだろう、と油断していたら、定刻より2時間半遅れで到着(爆笑)。しかも、早速夕食の算段に入る(失笑)。新人の女性記者が寄って来て「ホームページ見ましたよ」。僕「どうだった?」(ドキドキ)。新人記者「タイトルがあんなの(!)だからと思っていたら、意外にちゃんとしてたので驚きました」。僕「…」。まあいいか、見に来てくれたんだから…。夜も更けるにつれ、編集局に酔っ払いが増え出す。で、早めに仕事が終わったこの新人女性記者がどこで酒を飲まされたのやら、すっかり出来上がって再登場。「ねえ◯◯(僕の名前)さん〜、聞いてるんですかあ〜。終わったら飲みに行きましょうよお〜」。目は座っているし、まっすぐ立っていられない状態。1時間半ほどくだを巻いてから、彼女は超ご機嫌で送りのタクシーに乗って帰って行った(苦笑)。気を付けて帰ってね。休憩室でおせち料理や年越しそば、ビールが振る舞われる。おせち料理はまずまずの味だが、年越しそばは予想通りめちゃまずい。降版時間が繰り上がる。午後11時50分帰宅。午前零時になってテレビの音を消すと、港に停泊中の船が一斉に鳴らす除夜の汽笛が、風に乗って遠くからかすかに聞こえてくる。海からは結構距離があるはずだけど、風向きの関係から聞こえるのかなあ。どこからか、打ち上げ花火の音も。新年あけましておめでとうございます。Macintoshからも立ち上げ画面で「あけましておめでとう」の挨拶をされる。


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