身辺雑記 

by totoropen (OOKA Minami)


1998年1月1日〜1月31日

●4年ぶりに実家へ●地方と家庭で違う雑煮の味付け●電脳世界の広がり●まだまだ続く社報問題●今年の決意●フリーズに思わず殺意?●大雪で混乱●灰谷健次郎「少女の器」●ぽかぽかの布団乾燥器にご機嫌●「ポリンキー劇場」●「お薦めLinks」のページ新設●がっかりした社説●殿様商売のNTT●テレビドラマ「変/HEN」を1年ぶりに再見●「テレホーダイ」を申し込む●「20代女性に広がる燃えない恋愛」●住所録の整理●カップラーメンにレトルトのカレーを入れて食べる●記者研修会の事務局会議●推敲された文章の素敵な日記●米大統領の不倫もみ消し疑惑●大蔵官僚の「ノーパンしゃぶしゃぶ汚職」に爆笑●日米下ネタ報道合戦●うどん三昧●大学同窓名簿業者と個人情報●●●ほか


1月1日(木曜日) 昼過ぎに目覚める。年賀状を読んでから、やたら分厚いだけで面白くとも何ともない新聞に目を通す。資源の無駄遣いだなあと心から思う。夜、約4年ぶりに実家へ。東京のマンションは残したまま3年前に建てたという茨城の家に顔を出したのだが、ここに行くのは今回が初めて。めちゃ遠い。上野から電車で2時間もかかる。だんだん車窓の外の明りが少なくなっていくし、乗客の数も減っていく。まじで田舎じゃ〜。まあ、たっぷり本が読めたからいいけど…。おせち料理を食べて、テレビを見て寝る。

1月2日(金曜日) 実家の周りを散歩。まじで何もないところじゃ〜。歩いて10数分で霞ケ浦だけど、これまた汚いだけの湖やなあ〜。それでも数人の釣り人がいる。しかし、ある程度は予想していたけど、実家の居心地はあんまり良くない。いや、歓待はされたんだけどね。うーん、何というか、あまり多くは語りたくないな…。僕は横浜で好き勝手に新聞記者をやってます。そっちはそっちで好きなようにやってくだされ。夕方には上野行きの特急に乗って早々と帰る。新横浜&伊勢佐木で買い物をして帰宅。WOWOWでエヴァの劇場版(昨春公開版)を放映している。夏版と違って春版はつまらない内容であることは劇場で見たから知っていたが、ついつい終わりまで見てしまう。

1月3日(土曜日) きょうまで3連休。ご招待に預かり、午後から同僚の遊軍K記者宅へ年始に伺う。息子のゆうさく君(仮名、3歳)のリクエストに応えて「天空の城ラピュタ」のビデオを一緒に見る。同時並行で、パソコン通信を始めたばかりという妻みゆきさん(仮名)に、メール送信の方法を指導(え〜っ、僕が指導?爆笑)。夕食に、おせち料理と雑煮などをご馳走になる。雑煮は九州風の味付け。そうかあ、九州は関東と同じく「すまし汁系」の味付けなんだあ。うちは昔から京都風の白味噌仕立てなんだよね…。やっぱり雑煮は、各地方(各家庭)ごとに味付けが違うところがいいなあ。K記者が車で家まで送ってくれ、うちで2時間ばかり話していく。年賀状を見た取材先の高校の先生からメールが届く。え〜っ、あの先生がインターネットにハマっているのか。ふーん。意外やな。1月1日から1月3日までの身辺雑記をまとめて更新する。さてと、あしたは仕事始めかあ…。

1月4日(日曜日) 初任地の市役所でお世話になった課長氏から「HPを見た」とのメールが届く。うーむ、この人までも…。電脳世界の広がりを感じるなあ。出社。新聞社は新年早々から仕事をやっているが、僕はきょうが仕事始め。会社近くのファミレスで師匠と夕食。めちゃ混んでいる。席に着くまで30分。そこで別の店に行けばよかったのだが、注文してからさらに50分(!)も待たされる。10分で食べて会社に戻る。食べた気がしない。夕食タイムはトータルで約2時間…。デスクに怒られちまったぜ(*_*)。ところで31日に出した年賀状だが、県外には3日に着いているというのに、横浜市内にはまだ届いていないという。なぜか横浜市内の方が郵便事情が良くないようだ。不思議だなあ。

1月5日(月曜日) 「トトロのページ」を更新するために、明け方近くまで「となりのトトロ」のビデオを繰り返し見る。いやあ、やっぱり「トトロ」は何回見てもいいなあ。映像も音楽も台詞も人物描写もみんないい。サツキちゃんの健気で一生懸命なところが素敵だ。そんなわけで、ちょっと寝坊しながらも関内の有隣堂書店に寄っていたら会社に遅刻する。まあ、いつものことか…(苦笑)。今月の社報担当が、僕以外の記者に代わっていた。そりゃあ、僕が担当から外れたのは気分がいいけれど、しかし「ほかの人に押し付けたからそれでいい」という問題ではないからな。そもそも、「社報担当から『自分が外れるためだけ』」にこれまで問題提起してきたのではなくって、「組合員である記者が、社報を『作らされる』ことの『おかしさ』」を問題にしていたわけだから。うーん、まだ職場で話し合いが続けられている最中だというのに、これからどうなることやら…。ところで、今年の最優先課題を「胸を張って見せられる自作の『記事』を世の中に送り出すこと」としたい。発表形態はどんな形でもいいが、評論やエッセイではなくて「問題提起のルポルタージュ」。ある人と話してからしばらく考えたのだが、やっぱりこれを最優先課題にしなければ、自分が今ここにいて記者をやっている意味がないからなあ。とにかく、こいつを今年の「決意表明&宣言」とします〜。

1月6日(火曜日) 勤務なし。めちゃ寒い一日。天気予報によると、この後もっと寒くなるのだという(T_T)。コラム「風速計」のゲラをチェック。新聞労連に今月の休みの日をファクスで連絡。新星堂で「変/HEN」VOL.2のビデオ購入。ショルダーバッグを衝動買い。そんなことをやっているうちに、銀行が閉まって預金が引き出せなくなる。財布の中は小銭だけになってしまった…。すっからかんじゃ…。あすは早起き(!)して銀行に行かねば。

1月7日(水曜日) うぎゃ〜っ。未明にHPを作っていたら、またまたフリーズ。「ことえり」では変換できない熟語があったので、「ATOK8」にチェンジしようとしただけなのに…。それまでの作業が全部パーになってしまう(大泣き)。結構推敲して書いていたんだってば〜。その瞬間、思わず切れそうになった。マジでMacintoshに殺意を覚えたぞ。いい加減にしてくれよ〜。脱力感に襲われる。とりあえず、必死に思い出しながら復旧するのに2時間もかかってしまう。ふて寝じゃ…。昼過ぎに起きる。年末に書いた海外への航空便を出すのを忘れていたことに気付く(爆笑)。今さらあわてても仕方がないが、郵便局で料金を確かめて投函。とほほ。銀行に行ってから出社。1秒でも早く帰ろうと思っていたら夜勤…。とほほだけど、読書に励んだからまあいいや。天気予報によると、どうやらあすは雪が降りそうだ。暖房が弱いからか、わが家はめちゃ寒い。布団に入る時など気合いを入れないと、とてもとても…。そんな話を同僚記者にしたら、布団乾燥器がいいと教えてくれた。そうかあ、布団乾燥器かあ。ぽっかぽかになるし、布団を干す手間も省けて一石二鳥。しかも安いんだそうだ。よし、布団乾燥器を買うぞ〜。ところで、インスタントなんだけど、エースコックの「とん汁うどん」がうまい。マジでうまいよ。しかも体が芯から暖まる。お薦めです!

1月8日(木曜日) 「エヴァのページ」に「『愛と幻想のファシズム』の考察」を追加する。村上龍の小説の感想&雑感である。興味のある方はどうぞ。午後になって、横浜では雪が降り始める。出社。降雪のため降版時間が大幅に繰り上がる。大雪警報。電車はいくつかの路線が運転中止、道路は大渋滞で車も動かずの状態らしいと聞きつつ、帰宅タクシーに乗り込む。会社から幹線道路の国道1号に出ると確かにぴくりとも動かない。この調子じゃあ家まで3時間以上かかるな。写真部の女性カメラマンは京浜急行の駅前で、いち早く電車帰宅に切り替えてタクシーから降りる(なんて素早い決断!拍手)。10分経過してやっと10メートル動く。これをきっかけに、残るデスクと先輩記者ともども、遅ればせながら地下鉄帰宅に方針変更。横道から会社に向かって運転手さんに逆戻りしてもらう。結局20分かけて会社の周辺を探索しただけだった。でもまあ、それはそれでおもしろかったんだけどね。地下鉄は超満員。こんなに遅い時間なのに…。記者3人は久々のラッシュを体験する(笑)。地下鉄から降りると外はめちゃ寒い。コンビニで買い物して帰宅。まあ、早く帰れたからいいや。抜け道になっているわが家の前の道路まで渋滞している。深夜遅くまでこの渋滞は延々と続く。午前零時の横浜の積雪は20センチ。どうやら朝まで降り続くらしい。おやおや…。子どものころは雪が降るとやたらうれしかったけど、今はうっとうしいだけじゃん…(T_T)。

1月9日(金曜日) 道路はぐちゃぐちゃだが、気持ちのいい青空が広がる。やっぱり青空が一番だなあ。出社。同僚記者の1人は昨夜、タクシーでの帰宅に3時間45分(通常の約3倍)かかったそうだが、あの状況ではすっごく速い「奇跡の生還」だ。実に機転のきく運転手さんだったらしい。それに引き替え、別の同僚記者の場合は運転手さんに「こんな日に乗せなければよかった…」などとブツブツ文句を言われた挙句に、途中で無理やりタクシーから降ろされてしまったという。ひ、ひどい…。まさに明暗くっきりって感じだな。午後9時に会社を出た電算部員は、東海道線がストップして缶詰状態になり、家に着いたのは午前3時だったという。6時間…。これもかわいそうな話だが、駅で一夜を明かした人たちもいるそうだからねえ…。まあ、「大都市機能の弱さ露呈」ってところかな。きょうも残雪の影響で降版時間が大幅に繰り上げ。でも、帰り道は特に問題もなく、早い時間に帰れてラッキーである。HPを見たという方から講演依頼の電話。うーん、「HPを見た」と言われては断われないじゃん…。「セカンドインパクト」へのアクセスが700件を超える。

1月10日(土曜日) 灰谷健次郎の「少女の器」を読み終える。いやあ〜、いい話だったなあ(しみじみと余韻に浸る)。少女・絣(かすり)の中3から高2までの成長の物語。版画家の父と大学教授の母は離婚して、1人娘の絣は母と2人で暮らしている。感受性が強くて感性が豊かで、いつも真剣に物事や人間を見つめ、関わろうとする女の子、それが絣だ。恋に生きる母親と絣のシャープな会話もいいけど、1人暮らしをしている父親がまた何ともいえない包容力と洞察力と暖かいまなざしで、娘と接するのが素敵だ。絣と父親には強く共感した。この2人は物事や人間を見る目が確かだ。こんな少女(少年)時代を送れたらきっといい大人になるだろうなあ、こんな娘がいたらいいなあ、こんな父親になってみたいもんだなあ…などと、絣と父親のそれぞれの立場に自分を置いてみて、最初から最後までずっと想像しながら読んでしまった。この親子は3人がそれぞれきちんと自立していながら、お互いの生き方や人格をしっかり尊重・尊敬していて、暖かく見守っているのだ。両親が離婚していたって、そんなのは子どもの成長にはあまり問題ではなくって、大事なのは子どもが周りの人間や出来事から何を感じ取っていくか、子どもと親がどんな関係を築いていけるかということなんだ、という当たり前のことを、絣という少女の生き方が示している。大阪から転校してきた絣のボーイフレンドの上野君という少年もいい味を出している。うん、君ならきっと、絣と対等に向き合って生きていける種類の人間だよなあ、と思った。絣と同じで、そういう率直さあふれる少年なのだ、上野君は。まったくの余談だが、出社途中の地下鉄の中で「あ、絣みたいな女の子だなあ」と感じる女子高校生がたまたま隣に座った。「物語から頭に浮かんだ絣のイメージ」に近かっただけで、何を根拠にと聞かれても困るけどね(笑)。お気に入りの小説を読み終えると、なんとなく寂しくなる。続きが読めないからだな…。灰谷先生!この続き、その後の「絣の成長物語」をぜひとも読ませてください〜。遅版。同僚記者の車で帰宅。途中で味噌ラーメンの大盛りを食べる。こんな時間には分量がちょっち多かったかも…。

1月11日(日曜日) 2連休の初日。またまたパソコンの前で毛布にくるまって寝てしまったからか、頭が痛い…。きょう一日は外出を控え、おとなしく家でごろごろする。マンガ雑誌を読んだり、お笑い番組と映画(「タイムコップ」)などをテレビで見たりしてだらだらと過ごす。なんだかすっごく、情けない1日だな…。

1月12日(月曜日) またもや雪が降る。めちゃくちゃ寒い…。家の中も寒いが、外はもっと信じられない寒さだ…。耐え難い寒さなので早々と帰宅する。しか〜し、布団乾燥器を購入した。早速、試験運転してみたが実に暖かそうだ。この安さ(7500円)でこの機能。これで暖かい布団でぐっすり眠れるぞ\(^_^)/。

1月13日(火曜日) 布団乾燥器はまじで暖かかった。気持ちよくたっぷり眠った。だが、それでも会社に行くと、なぜか眠くなるんだなあ…(笑)。出社前に紀伊国屋書店に寄る。新聞の書評欄で紹介されていた本を探すが、見つからない。またあした探そう。会社で、パソコンの師匠である同僚記者から自己解凍型ファイルの開き方を教わる。師匠から送られてきた「ポリンキー劇場」というアニメーションが開けなかったためだ。で、帰宅してからすぐに教わった方法で見たが、ホントに馬鹿馬鹿しくってめちゃめちゃ笑える。しかも音楽付き。師匠、こいつはやはり広く公開すべきですぜ(^^)。「師匠のHPで常時見られるようにすべきだ」との進言メールを送る。深夜遅くになって、長い間の懸案だった「お薦めLinks」のページを新設。不備があったらぜひご一報を。

1月14日(水曜日) きょうの社説には心底がっかりした。改題してから紙齢2万号の節目に当たる社説なのだが、「私(記者)はこう考えます」という「自分の意見・主張」がない取材姿勢と紙面作りを、象徴するかのような文章だなあと失望した。こんな調子だから、「あんな意見も、こんな意見もありますよ」とずらずら並べるだけで「何が言いたいのか全然分からない記事」が紙面にあふれているんだなあ、と改めて感じる…。「読者と同じ視線、同じ感覚で世の中の事象を追い、伝えていきたいと思う。気負わず、気取らず、ありのままに、いわば自然体で」と社説には書かれていた。一見、「なるほどそうかあ!」と思われるかもしれないが、これはおかしな話だと僕は思う。「読者と同じ視線、感覚」じゃあ、何も生まれないのじゃないかな。記者が鋭い切り口で取材して記事を書く。そして、読者が「あ、そういう見方や考え方があるのかあ」と思えるような問題提起をする。それでこそ「深みのある記事」「本当の意味でのスクープ」を届けることができると思うんだけどな…。社説は「気負わず、気取らず、ありのままに」と言うが、少しくらい「気負い」がなくっちゃあ、骨のある取材なんてできないと思う。初任地から異動になる時に、ある作家の方から「『記者魂』を忘れないで」と一筆書かれた著書をいただいた。忘れられない言葉の一つだ。そこにある情報をただ垂れ流すだけというのでは、「情報産業」ではあっても「ジャーナリズム」とは言えないじゃんか。「この事象にはどんな意味があって、何が問題なのか」ということを、掘り下げた取材と事実によって読者に提供するのが新聞記者の本来の仕事だと思うよ。な〜んてことを朝から考えちゃったぜい。出社。深夜から明日にかけて、関東地方にまたまた雪が降るらしい。その関係で降版時間が少し繰り上がる。もう、雪はいいよ〜。寒いし〜。新人の女性記者がHP作成ソフトを買ったそうだ。インターネットにもはまっているらしい。朝型の生活から夜型の生活に、着実にシフトしてしまったという。そりゃあ、そうだよね〜(笑)。でも、もう手遅れだな…(爆)。師匠のHPが日本新聞協会に取材されたという。う〜ん、なんて太っ腹なんだろう日本新聞協会。ちょっぴり見直しちゃったぞ。新聞協会が推進している「NIE」をあれだけ馬鹿にした企画だというのに…。素晴らしい。拍手〜!!! 「サードインパクト」フロントページの「おめでとう点滅」(正月期間限定)はきょうで終了。

1月15日(木曜日) めちゃめちゃ寒い…。またまた大雪。警報発令。もううんざりだ。それでも真面目に(仕方なく?)会社に行くのであった(苦笑)。地下鉄での出勤途中、晴れ着姿の女の子が乗ってくる。成人式だからねえ…。でも他人事だけどさあ、こんな日に大変だよなあ…。降版時間が大幅に繰り上がる。仕事は楽勝のうちに終わる。早く帰れるから何も問題はないな。「お薦めLinks」のページを一部加筆・修正。テレビ朝日系できょうの昼に放映された「徹子の部屋」のビデオ録画を見る(ゲストは新成人の佐藤藍子じゃ〜)。しかし、黒柳徹子のインタビューは上手なんだか下手なんだか、よく分からん。でもまあ、20歳の女の子が相手だったにしては奮闘したと言えるのかも…。内容は、デビューの経緯、所属事務所の宣伝、佐藤家の教育方針、藍子ちゃんの結婚観、蜷川演出「ロミオとジュリエット」の初舞台に向けて、など。「ふーん…」って感じだった。

1月16日(金曜日) 青空が広がっていい天気。残雪のためにきょうも降版時間が少し繰り上がる。輸送&販売店の関係から仕方がない措置なのだろうが、それにしても新聞は雪などの自然の力には無力だ。あすは、阪神大震災から3年。災害地での取材経験も被災体験もないけれど、その後の生活の大変さは想像できる。神戸の仮設住宅には今も、高齢者や障害者ら「弱者」が大勢残されている。そういう場所にこそ僕たちの税金を使ってほしいね。それならば納税者として納得できる。訳の分からん建物や道路の建設、イベントはもういいからさ。

1月17日(土曜日) 寝坊してしまった〜(あ、いつものことか…)。きょうも降版時間が少し繰り上がる。もう慣れっこじゃ〜。「これでまた早く帰れるな、しめしめ」と思っていたら、遅版勤務になってしまった(泣)。まあ、あすから2連休だから、いっか…。

1月18日(日曜日) 起きたら夕方だった…。外は薄暗くなっている。午前と昼ごろ(?)に2〜3回ほど、電話のベルが鳴っていたのは記憶にあるんだけど…。留守電にしてあるから出なくてもいいや、とそのままにして寝ていた。まあ、メッセージが入っていないから大した用件ではないのだろう。HPをメンテナンス。細かい部分を少し手直しする。ニフティサーブの練習をする。基本操作に慣れていないからでもあるのだろうが、それにしても分かりにくいシステムだなあ…。マニュアルが良くないのも理由かも。できれば、フォーラム(会議室)で早く遊びたいのだけれど…。

1月19日(月曜日) NTTへ行ったら、午後4時過ぎだったので閉まっていた。えっ、営業時間は午後4時までなの…?(絶句)。知らなかった。う〜ん、今どきそんな時間で終わるとは、すっごい殿様商売だなあ。新電電「TTNet」の好調にあわてたNTTが、市内通話料金「5分10円」で対抗する方針を固めたそうだが、これだってこれまで独占状態にあぐらをかいて利用者サービスの努力をしなかっただけじゃん。値下げ競争が激しくなってからやっと危機感を持って動くとは…。一事が万事の殿様商売だな〜。八重洲ブックセンターで文庫本や単行本をいろいろと買い込む。テレビドラマ「変/HEN」のビデオVOL.3を購入する。佐藤藍子の初主演ドラマである。これで全3巻がそろう。ここ数日、久しぶり(実は1年ぶり)に「変/HEN」を見たが、斬新で面白いストーリー&新鮮な演技でいっぱいのドラマだなあと改めて思う。佐藤藍子はもちろん、ほかの出演者もいい演技を連発。軽妙な会話のやり取りなんかも実にうまくできている。何を今さらって感想であるが…。お薦めドラマである。

1月20日(火曜日) 遅ればせながら「テレホーダイ」を申し込む。やけに親切丁寧な応対だった。ISDN回線への切り替えを強く勧められる。う〜む、そういうことか(?)。週刊誌「AERA」(1月26日号)を読む。「20代女性に広がる燃えない恋愛」という記事が面白かった。冷静で淡泊な恋愛関係が増えているというリポートだ。「冷めている」「感情移入しない」「ほどほどの距離感を持つ」傾向は、何も恋愛関係に限らない現象なんじゃないかなと思う。何に対してもそんな感じの人間が増えつつあるのかもしれない。なかなか考えさせられる記事である。まあ、恋愛に限ってだけ言えば、どっちがいい悪いの問題ではなくって、生き方の問題だろうな。高樹のぶ子、篠田節子の2人の作家が長文のコメントをしているが、どちらもそれなりに本質を鋭く突いている意見だと思う。やっぱり、どちらが正しいという問題ではないね。昨年放映していたテレビドラマ「研修医なな子」の原作コミックスを読む。研修医たちの大変さと成長ぶりが、具体的に面白おかしく描かれていてすっごく楽しめた。お薦めコミックスに指定じゃ〜(笑)。中国語を勉強している新人の女性H記者にちょっと調べものをお願いする。友達の中国語学習者にも聞いたけど、分からなかったので…。よろしく。

1月21日(水曜日) このところ暇を見つけて、ちょこちょこと住所録の整理をしていたのが一段落する。引っ越して住所が変わっている人が結構いるんだよなあ。そういえば今年は、「転居先不明で配達できません」の赤スタンプが押されて戻ってきた年賀状が何枚かあって、あわてて封筒に入れて送り直したのだった。僕あての年賀状も、同じように封筒に入れて再送してくださった方が何人もいた。現住所に引っ越したのは2年前なのに、「前の住所に送ったら戻ってきてしまいました」と書き添えられているのを見ると、「な〜んだ、みんないい加減なんだなあ」となぜか安心する。要するに、僕も含めて住所録の整理をちゃんとしていないってことなんですね…。しかし、面倒くさいけれども今これをやっておくと、今年の年末には絶大な威力を発揮してくれるはずなのじゃ。たぶん。友達から電話で「去年の年賀状に、来年はパソコンですごい年賀状を作るって書いてあったけど、あれがすごい作品だったの?」と言われたのは余計だったが…(苦笑)。いいのだ、シンプルを旨としているんだから。インスタント情報。「味わい野菜ラーメン/醤油味」(マルちゃん)というのが少し値段は高いが、野菜がたっぷりと入っていてうまい。ちゃんと自分で作れよって声もあるが…。サードインパクトへのアクセス件数が5000件を超える。セカンドインパクトは800件を超える。感謝。

1月22日(木曜日) カップラーメンにレトルトのカレーを入れて食べてみる。「新世紀エヴァンゲリオン」で葛城ミサトがやっていた、アレである。「ここに入れちゃって、どっぶあっーと。最初からカレー味のカップ麺じゃねえ、この味は出ないのよ〜」ってやつ。前から一度やってみようと思っていたのだ〜。カップラーメンは番組中にも出てきたお約束のエースコックのスーパーカップ。「スープとお湯を少なめにしとくのがコツよ〜」というミサトの台詞通りにやってみる。うん。なかなかいける。しかし、どう考えても体にいい食べ物とは思えないなあ…。お腹が空いていたからつい「長年の野望」(笑)に挑戦してみたが、よく考えたら、きょうの夕食にラーメンを食べたんだった(爆)。新人の女性S記者がやっと独自の取材をする気になったようだ。内勤職場にいたって、どんどん自分で取材して原稿を出せばいいんだよ。記者なんだから。きっと得るものがあるはず。頑張ろう。年賀状に電子メールやHPのアドレスを書いておいたからか、ご無沙汰しているいろんなところから「飲みに行こう」「遊びに来い」などのメールをもらう。近いうちに行脚しますので、しばしお待ちください〜。

1月23日(金曜日) 東京・水道橋の新聞労連で「記者研修会」の事務局会議。全国の新聞社の若手・中堅記者を対象に、新聞労連が毎年2回開いている研修会の企画・運営会議である。これからの企画に生かすため、若手記者が抱えている悩みや関心事などを調査することになった。僕とS紙の記者で調査項目をまとめることになる。全国85の新聞社のうち15〜20社の若手記者からホットな意見を吸い上げれば、研修会のテーマ設定や講師人選などの貴重な資料になりそうだ。会議終了後、近くの居酒屋で新年会。まずは生ビールで乾杯というのは飲み会のお約束。ワインみたいな色をした長崎県壱岐産の焼酎がなかなかイケる。あと、杏露酒がめちゃうまい。新聞労連本部書記局の女性書記が、やたらぐいぐい酒を飲み干して大騒ぎを始める。まあそれはいつものことだからいいけど、「団鬼六の小説ってさあ〜」とか「亀甲縛りを試したことがあるんだけどお〜」とか、ほかにも客が大勢いるのに大声で叫ぶのは勘弁してくれ〜。すっごく恥ずかしいよ…。君だって一応、女なんだからさあ。いや、これは女であろうが男であろうが関係なく赤面しちゃうぞ。一体どんな集団だと思われていたんだ?

1月24日(土曜日) 最近、とっても素敵なHPを見つけた。「Yuki's Web Page」というのだが、中でも日記のページがいい。HPに日記を書いている人は大勢いるが、その多くはただ書きなぐってあるだけだったり、自分(たち)の世界だけで通用する話だったり、だらだらと長いだけだったりして、何が書いてあるのかよく分からないことがよくある。でも、このゆきさんの日記はとても分かりやすい文章で、きちんと推敲して書いているのが感じられるのだ。個人的な話題であっても「公共の場」に出すわけだから、そこはやっぱり世間に出しても恥ずかしくないものにして公表しなくっちゃね。偉そうにそんなことを言っている僕自身も、「単なる個人日記じゃなくって、独自の切り口や感性が感じられるようなページになれば」などと、ほんの少しだけ意気込んで「身辺雑記」のページを始めたはずだったのだが、時々(しばしば?)随分といい加減で、どうでもいいようなことを書いていることがある。う〜む、これではいかんなあ…。ゆきさんの日記を読んで、実は大いに反省させられてしまったのであった。それと、彼女の日記は、ちゃんと推敲された文章であるというだけでなくって、読んでいて考えさせられたり、心がホットになる話題が結構盛り込まれているのが印象的である。(お会いしたことはないけれど)これはきっと人柄を表しているんだろうね。やっぱり「文は人なり」なんだなあと思う。というわけで、僕も初心に戻って、毎日というわけにはいかないかもしれないけど、なるべくちゃんとした内容と文章で「身辺雑記」を書くように心がけたいと思うのでありました(ここ最近は一応の努力はしているんだけどね〜)。

1月25日(日曜日) 真っ青に晴れ上がった青空。いい天気だなあ。そんな日曜日なのに、とぼとぼと会社に行くのであった(泣)。ところで、クリントン米大統領の「不倫もみ消し疑惑」はいよいよ佳境に入ってきたようだ。政権最大の危機だという。NHKの夜7時のニュースもトップ項目だし、国内各紙や共同通信もやけに張り切っているように見える。もちろん一番フィーバーしているのは米国ジャーナリズムなんだろうけど…。日本でも宇野サンという人物が、女性スキャンダルであっという間に首相辞任に追い込まれたことがあったが、あれはみっともなかった。サイテーって言葉がぴったりの終わり方だったけど、今回のクリントン大統領に比べたら、カッコワリ〜っていう印象がなぜか一段と際立っていたな。まあ、「政治家は金銭面だけでなくセックス面でも清潔でなければならない」という風潮が日本にも広がるのならば、それはそれで教育的効果があったと言えるかもね。政治家の皆さん、他山の石としてください〜(笑)。写真週刊誌は芸能ネタを追うだけじゃなくって、どうせだったら政治家のそんなスキャンダルをもっと追及すべきだと思うけどなあ〜。早版終了後、同僚記者と焼き肉屋でビールを飲む。しまった、食い過ぎた…。午前1時半帰宅。

1月26日(月曜日) 新聞労連本部の副委員長から「社報問題は君だけの問題じゃない。組合員である記者が会社の宣伝を手伝わされること自体がおかしいんだから、組織全体の問題としてどう取り組めるか一緒に考えていこう」と力強い言葉。忙しさにかまけて実はちょっと忘れていたけど、気持ちを新たにする。やっぱり少しずつ変えていかなければならんかなあ。同僚の女性記者がめでたく一人でHDを初期化して、ソフトやファイルを再インストールし直すことに成功したそうだ。データはすべてMOにバックアップ。おかげでマシンはすこぶる快調だという。難しくてよく分からんが、よかったね。え、全然難しくなんかないの? ふーん。じゃあ僕はまず、メモリー増設から挑戦してみるかな〜(^^)。新聞記者志望の女子大生から僕のHPを見た感想のメールをいただいた。大事なのは視点と切り口と感性です。しっかりした志を持った仲間が後に続いてくれるのは、先輩記者(^^)としても心強いです。頑張って!

1月27日(火曜日) 大蔵省の金融証券検査官が収賄容疑で逮捕された事件は、いろんな意味で笑わせてくれるなあ。「ノーパンしゃぶしゃぶにぜひ行ってみたい」などと銀行のMOF担(大蔵省担当)に要求する大蔵官僚の姿が、新聞やテレビのニュースで大きく取り上げられるなんて、これまでならば考えられなかった冗談みたいな世界だ。テリー伊藤の「お笑い大蔵省極秘情報」を後追いして報道しているって感じである。特におもしろかったのは、きょう1月27日付の朝日新聞夕刊の社会面トップ記事。これは職場でも大受けだった。「下着をつけない女性従業員の接客を売り物にする会員制しゃぶしゃぶ店に連れていくよう要求し…」「この店は『ノーパンしゃぶしゃぶ』の通称で呼ばれることもある…」「費用は客一人当たり三万円を大きく超えることになる…」「接待する側も、される側も、楽しく笑い声を上げている…」などの文章に、下世話な話をどこまで具体的に表現するか悩んだ(?)であろう記者とデスクの様子が想像されたからだ(^^)。ここまで踏み込んだ新聞記事はほかにはなかったなあ〜。記事にはめちゃ笑わせてもらったけど、こんな馬鹿馬鹿しくて情けないことを公僕である大蔵官僚と銀行員が僕たちの金を使ってやっているという事実を、赤裸々に示したのは大きな意味があると思う。それにしても、クリントン米大統領の「不倫もみ消し疑惑」報道の露骨さといい、大蔵官僚の「ノーパンしゃぶしゃぶ」といい、なんだか「日米下ネタ報道合戦」って感じがするな…。大岡みなみのコラム風速計に「労使協調の危うさを憂える」を追加更新。お薦めLinksに「Yuki's Web Page」「CINEASTE」の2つを追加更新する。

1月28日(水曜日) きょうも会社では、先輩記者や同僚記者と「ノーパンしゃぶしゃぶ」の話で盛り上がる。下品な話をどこまで上品に書くべきかとか、「ノーパンしゃぶしゃぶ」のどこがおもしろいのかとか、そもそもなぜ「ノーパン」で「しゃぶしゃぶ」なのかとか…。どうやらほかの新聞社の編集局でも、こうした話題で大いに盛り上がっているそうだ。あはは、やっぱりね〜。だって自分たちはエリートなんだぞって顔した高級官僚と銀行員がやってる贈収賄事件の中身が、限りなくみっともなくて滑稽なんだもん。やっぱり笑い話になるよなあ。しか〜し、本当は笑い事ではないのじゃ。国民をなめ切った破廉恥行為を真剣に怒るべきなんだよ。まあでも、笑えるんだけど。きょうの朝刊1面のトップ記事に「三塚蔵相きょう辞任」を掲載した新聞社は、共同通信加盟72社のうち67社。「横並び率」と表現すべきか「フィーバー率」と言うべきかを計算してみると93%だった。ちなみにきのうの朝刊の「大蔵検査官2人逮捕」は90%だったから、2社が「独自路線を放棄」(?)したことになる。先輩記者と一緒に大爆笑。あれれ、仕事中にこんな計算をしている僕たちって実は暇だったんだ…? 来月の「社報」は部長が編集担当になっていた。当たり前じゃんか。そんなものを組合員の記者にやらせるなっつーの。やりたけりゃあ非組合員の管理職がやりなさいってーの。これからも未来永劫ずーっと部長がやってください〜。

1月29日(木曜日) 寝ている時からなんだか体の調子が良くないなあと思っていたら、起きてから吐いてしまう。悪寒もする。会社を休みたいなあと思ったけど、きょうはどうしても外せない選挙関係の仕事があるので休めないのであった…。仕方なく少し早めに出社する。体がだるいよ…。夕方に会社の近くで、温かい「おかめとじうどん」を食べたら少しだけ元気が出る。朝から何も食べる気がせずにお茶ばっかり飲んでいたが、これはなんとか食べられた。ふーっ。早版で仕事が終わってほっとする。午後11時50分帰宅。きょうはもうとにかく速攻で寝よう。あすは職場で選挙関係の勉強会と、夜には送別会までがあるんだけど、会社に行けるかなあ…。いまいち自信がない…。そんじゃあ、お休みなさい〜。

1月30日(金曜日) 昨晩は寝る前に熱〜いうどんを食べて体を暖めてから、布団乾燥器でほかほかにした寝床に潜り込んでぐっすり眠る。起きたら、完全ではないがそこそこの体調に戻っていた。そんじゃあまあ会社に行くかなと、再び熱々のうどんを食べてから出勤。きのうからずっと、うどんばっかりである。選挙報道に関する勉強会に出て、だらだらと通常業務をこなし、深夜から職場の送別会にもずるずると出席する。2次会はいつも通りカラオケ。午前5時半帰宅。う〜む。酒はほとんど飲まなかったけど、これじゃあ、また具合が悪くなっちゃうよ…。とほほ…。

1月31日(土曜日) 先日、「◯◯大学同窓の職業別名簿」の案内はがきが、会社気付けで僕あてに届いた。読者や取材先で知り合った方から会社あてに手紙やはがきをいただくことはよくあるが、このはがきは何だ? 表書きには「◯◯新聞社編集局◯◯部、◯◯◯◯様」と正しい宛名がちゃんと書かれている。差し出し人は「株式会社◯◯◯センター出版局」という聞いたこともない会社だ。卒業した大学当局とは直接の関係はなさそうだが、一体どこで勤務先や部署を調べたのだろう。少なくとも僕には教えた記憶はないんだけどな…。個人情報の明らかな侵害だ。すっごく気持ち悪いし不愉快だぞ。大体、勤務先にそんなものを送り付けてくること自体がおかしいんじゃないの。同じ職場の同僚記者は「ああそれ、俺のところにも来てたよ。◯◯ちゃん(僕の名前)も同じ学校なんだねえ」と涼しい顔をしている。おいおい何で平気なんだ…。少しは不気味に思うとか、不快感を示すとかしてくれよ〜(T_T)。個人情報の管理について真剣に考えなければいかんね。きょうは勤務なし。爆睡。夕方に起き出してテレビをだらだらと見てるうちに、うたたね寝して…。そんな一日じゃった(笑)。おっといかん、コラムの原稿締切ってきょうだったな。まずい〜(*_*)。


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