身辺雑記 

by totoropen (OOKA Minami)


1998年3月1日〜3月31日

●ノートパソコンを買う●駐車場を確保●EVA劇場版の前売券●パワーブックで原稿を書く●花粉症がピーク●パワーブックを会社で自慢する●仙台の友人記者が東京へ異動●よく行くコンビニの話●「森の子どもの村」の本●白いワイシャツ●言葉で伝える難しさ●K記者の入院●ジオシティーズにトラブル●冠婚葬祭談義●車の購入で悩む●テレホーダイで初明細●通勤ラッシュのない毎日●髪の毛をカットする●「横浜ウォーカー」創刊号●編集局の人事異動の考察●働きにくい職場環境について●お前ら新聞記者なんか辞めてしまえっ●灰谷健次郎の「砂場の少年」を読む●ジムニーワイドがわが家に来る●●●ほか


3月1日(日曜日) パソコンの師匠である同僚記者に付き合ってもらい、横浜駅前の◯◯◯◯カメラで念願のノートパソコンを買う。Macintosh派としては当然、PowerBookシリーズである。師匠の薦めで機種は1400cs/133に決定する。ところが、1400シリーズの搭載メモリはどれも16MBしかなくて、これではどう考えても不足なので32MB増設して48MBにする。通信モデムも購入。さらに、自宅にあるPerforma5260用に32MBのメモリを2つ買う。これまで自宅では16MBのメモリ2つに、仮想メモリのラムダブラーを付け加えて使っていたのだ。純粋に掛け値なしの64MBに増強することで、システムの不安定感は解消されるはずだと師匠のお言葉。ただし、「これまで使っていた16MBのメモリ2つが無駄になる」と師匠はしばらくぶつぶつ言っていた。ちょっと前まではメモリ1つが10万円もしたそうだ。「それが今ではたったの1万円ほどだ」と師匠はこれまたぶつぶつ言う。へえー、メモリってそんなに高価なものだったのかあ。なるほど、だからもったいないと文句を言うのだな。でもまあ、それはそれでいいじゃないですか。だって使わないものはいらないんだから(笑)。あ、これってど素人の暴言か…。自宅に戻って、師匠の指導を仰ぎながら、おっかなびっくりって感じでPerformaとPowerBookのそれぞれにメモリ増設する。ラムダブラーは排出除去。PerformaのHDから必要なデータ類やソフト類を、PowerBookにコピーする。さてさて、必要な準備作業を終えて、いよいよPowerBookを作動する。いやあ〜、立ち上がりも、通信速度もご機嫌な速さだ。これは感動的な快適さだなあ。素晴らしい〜(^^)。よしよし、これで会社や旅行先などからでも、メールチェックやインターネットが楽しめるってわけだな。うれしいな〜(^^)。僕がこのノートパソをそれなりに使いこなすには、たぶん相当な時間がかかることであろう。猫に小判とならぬよう、せいぜい頑張りたいと思う。お師匠さま、きょうは本当にありがとうございやした。みぞれも降る寒い一日だったというのに、感謝でござる。上大岡の焼き肉屋にお誘いして打ち上げ。石焼きビビンパがうまかった(^^)。

3月2日(月曜日) きのうと違って春を感じさせる陽気である。残念ながらそんな日にはくしゃみと鼻水がことのほか多くなるのだった…(T_T)。先週末に不動産屋さんから「駐車場が確保できましたよ〜」と留守電が入っていたので、確認の電話をする。アパートの真ん前の一等地で車の出し入れもしやすい場所が用意されていた。ラッキー。近く契約に行く予定。伊勢佐木町東映で「新世紀エヴァンゲリオン劇場版」の前売券を購入する。昨年春と夏に公開された2本の作品を整理統合したリバイバル上映である。春版と夏版の両方とも見ているが、春版は見る価値はあまりないなあと感じ、夏版はそれなりに面白かったというのが僕の感想だ。ただ、夏版の後半部分はいま一つ内容がよく分からなかったので、実はもう一度見たいなあと思っていたのである。今週末からロードショー公開。今から楽しみだな。前売りの特別鑑賞券には、レイ、シンジ、アスカら5人の「チルドレン」をあしらったポスターが付いてきた。春版上映時のポスターの完全復刻版なのだそうだ。キャラクターデザインを担当する貞本義行氏が描いたイラストで、とてもいい感じである。フレームに入れて部屋に飾ろうっと(^^)。週刊「アエラ」(3/9号)を読む。トップ項目の「男の転職、タイムリミットは35歳」という記事が興味深かった。確かに新聞の求人広告を見ていると、応募資格は35歳までとなっているところが圧倒的だ。そう言えば以前、大好きな先輩記者が「転職したいとは思うけれど35歳過ぎてるからなあ…」と話していたのを思い出した。記事中の識者コメントにもあったが、大事なのは「社畜化」されず(会社の奴隷にならず)、会社の外に出ても自分の名前だけで通用するようなスペシャリストであることだろう。これは転職するかしないかに関係なく、一人の社会人として必要なことだ。そもそも会社だっていつ倒産するか分からないもんね。

3月3日(火曜日) 購入したパワーブックで原稿を書いてみる。試しに「大岡みなみのコラム風速計」を執筆。実はこれまで「コラム風速計」は一貫して東芝ルポで書いていたので、パソコンでの執筆は初体験なのだった。マウスの代わりに指で操作するのがまだ少し慣れないが、パワーブックはなかなか快適だ。フリーズも起こさず無事に書き上げる(^^)。よし、これからはほかの原稿もパソコンで書いていこうかな〜。蜷川幸雄演出、佐藤藍子主演の「ロミオとジュリエット」劇場パンフレットが宅配便で届く。aikosato.comの主宰者の方からプレゼントとしていただいたのである(^^)。彩の国さいたま芸術劇場などで全国公演されたこの芝居を僕は見ていない。評判やらファンの声などを見聞きするうちに劇場に足を運んでみたくなったのだが、その時にはもうチケットは完売になっていたのだった。いただいたパンフレットを見ていると「あ〜あ、ちゃんと休みを調整して、しっかりチケットを予約しておけばよかったなあ…」との後悔がじわじわとわいてきた。近くNHKがハイビジョンで公演中継を放送するらしいけれども、そんなもの受信できる環境にはないもんな。う〜む…。気持ちのいい陽気である。気象情報によると、花粉の飛散がピークになってきたらしい。やっぱりね…。きょうはついに耐え切れず会社で花粉症の薬を飲む。案の定、意識がもうろうとしてきて睡魔に襲われる。夕方からは麻薬中毒患者(?)のようなへろへろ状態で仕事を続ける。薬を飲まないとつらいんだけど、飲んでもまたつらいんだなこれが。まいったな(*_*)。経済部の記者が「◯◯さん(僕の名前)のホームページが紹介されていますよ〜」と言いながら、東京にある情報通信記者クラブに配られたプロバイダの機関誌を持ってきてくれる。本当だ。新聞記者が作っているHPとして「セカンドインパクト」が掲載されている。なんだかうれしい驚きである。

3月4日(水曜日) 休暇で1週間ほどアメリカ西海岸を旅行していた同僚記者が職場に復帰する。サンフランシスコとロスアンゼルスを回ったのだそうだ。いいなあ〜。仕事が終わってから「凱旋帰国報告会」(笑)と称して、横浜駅西口の居酒屋で飲む。「街に人の姿があまりなくて治安は悪く、アジア系住民とゲイがやたら目立った」というのが西海岸の印象だったというが、結構楽しく好き放題の旅だったようだ。格安チケットを利用して、かかった費用は全部で13万円程度だとか。それじゃあ北海道に行くよりも安いな。ふ〜ん。午前4時帰宅。【訂正】きのう3日の身辺雑記に「情報通信記者クラブの機関誌」とあったのは、「情報通信記者クラブに配られたプロバイダの機関誌」の誤り。当該部分を書き直しました。

3月5日(木曜日) この冬一番?の寒〜い一日。雨→みぞれ→夜になってから雪になる。いろいろ予定はあったのだが、幸いにも勤務なしの日だったので、一日中家の中でごろごろして過ごす。ゲラ(印刷前の試し刷り)をチェックしたり、毛布にくるまってテレビを見たり、漫画を読んだり…。あまり建設的な休日の過ごし方ではないな。でもめちゃ寒いんだもん…。

3月6日(金曜日) ノートパソコンを会社に持って行って自慢する。なんだか子どもみたいだな(笑)。しか〜し、複数の同僚記者たちから「見せて欲しい」というリクエストがあったのも事実なのである(苦笑)。で、早速、ノートパソコンにモデムや電話回線を接続して、メーラーとネットスケープを立ち上げにかかる。社内から電話するのはゼロ発信だから設定を直して…と。あれれ、うまくいかないな。何度やってもエラーになる。パソコンの師匠が出社しているのを見つけたので、いきなりヘルプ!を要請する。どうやら設定がおかしかったらしく、師匠があちこち設定をやり直すとやっとつながった。メールのチェックをしたり、HPを立ち上げたりとデモンストレーションをして見せる。えへへーん。これで会社からでもどこからでもインターネットできるぞ〜。これじゃあ、やっぱり子どもかな(^_^;)。でもちょっち重いから、手に持って運ぶのは少しつらいかも。車に積み込んで移動するのがよさそうだ。早く車もゲットせねば(^^)。深夜になって仕事が一段落したので再び会社から接続してみると、またまたエラーを繰り返す(T_T)。え〜っなんでやねん。あきらめて帰宅。なぞだ。

3月7日(土曜日) 友人のU記者から「仙台から埼玉県与野市に引っ越しました」とのはがきをもらう。U記者とは新人記者時代に浦和で机を並べていた。仕事の帰りに一緒に銭湯に行ったり、飲んだり食ったりした仲である。僕ともう1人のK記者がしょうもない記者論議を戦わすのを、彼はいつも横でにこにこ笑いながら聞いてくれていたな。懐かしくなったので久しぶりに電話する。支局から東京本社の写真部に異動になったのだという。ずっと前から写真部志望だったもんね。よかったね。そしたら「いやあ、もうちょっと支局にいたかった」だってさ。海の幸、山の幸、温泉などに満ちあふれた生活がよほど楽しかったらしい。あはは〜、まあね、分からんでもないよ。でも、これから思う存分、才能を発揮してほしいと思う。出版社に勤務する友人の女性編集者が、神戸弁護士会がまとめた「須磨事件(酒鬼薔薇事件)」の資料集を送ってくれる。事件から「被害者、少年審判、報道」の問題点を考えるためのシンポジウム資料である。感謝。早版の終了後、同僚記者たちと会社近くの焼き肉屋で飲む。杏露酒を飲み、恒例の石焼きビビンパを食べる。うまい〜。ちょっち食い過ぎか。「海外旅行はどこへ行くと面白いか」などについて真剣に議論する(笑)。引き続き、横浜駅近くのバーで軽く飲む。歩いて移動したんだけど、めちゃめちゃ寒くて焼き肉屋での酔いがすっかりさめてしまうよ〜。ここでの話題はインターネット。いかに交流の幅が広がるかについて宣伝する。しかしよく考えれば、同僚の1人はパソコンを買ったものの梱包すら開かないまま1年間も放置している人物なので、いくら力説してもまるで無意味だったのだ(爆)。午前3時半帰宅。

3月8日(日曜日) 新聞休刊日。ゆっくり寝てようと思っていたが、宅配便やら新聞の集金やらが入れ替わり立ち替わりやって来てなかなかそうもいかない。天気がいいからなのか、鼻水とくしゃみが多いな。メールを書いたりテレビを見たりしてから外出。紀伊国屋書店で本を2冊注文する。別の本屋で漫画の単行本を2冊買う。画材屋でフレームを購入。帰宅してから「エヴァンゲリオン」のポスターをフレームに入れて部屋に飾る(^^)。それにしても、花粉症の薬を飲み始めてから、頭がぼーっとする上にやたらと眠くって仕方がない。薬は一日に1回だけしか飲まないようにしているのだが…。なんだか無気力〜。まいっちゃうぜ〜。

3月9日(月曜日) 家から歩いて5分ほどの所によく行くコンビニがある。会社からの帰宅途中に毎晩のように立ち寄っているからか、どうやら店員さんにすっかり顔を覚えられてしまったみたいである。この前なんか「寒いですねえ。あしたは雪ですかねえ?」なんて話しかけられてしまった。これでもう、いかがわしい本(?)はあの店では買えないな(^^)。きょうも夜食と飲み物を買って帰る。このところ、午前2時ごろになるとすっかり眠くなってしまって、インターネットはその時点でおしまいってことが多いなあ。だからと言って早起きしているわけではないのじゃ〜。う〜ん、いくら寝ても寝足りないよ〜。

 北海道の「森の子どもの村」から自家製本「森に生きる」が届く。「子どもの村」を主宰する徳村彰さん(おじじ)と杜紀子さん(おばば)の2人が、毎日新聞の日曜版に1995年10月から1年間連載したコラムをまとめた本である。横浜の日吉で文庫(子ども図書館)活動をしていた2人が、どうして北海道で「子どもの村」を始めたのか、全国からやって来る子どもたちとどんな出会いがあるのか、森から木から水から土から何を教わったのか…、そんなことが優しい文章でホットにつづられているエッセイ集だ。実は、おじじは「森」という字に強いこだわりがあって、本当は「森に生きる」というタイトルの「森」という字は「木、水、土」を組み合わせた字(上に「木」、左下に「水」、右下に「土」で「森」)を使うのである。パソコンやワープロでは変換できない字だが、本当のタイトルはそういう字なのだ。それで、当初の計画ではこの本は毎日新聞社出版局から出されるはずだったのだが、出版局からこの「森」の字がまずいとされて、自家製本による出版という形になったのだという。自然と人間と子どもを温かい目で見つめるいいエッセイなのに。毎日新聞も器が小さい会社だなあ。

3月10日(火曜日) 新星堂で奥居香のソロアルバムを注文する。何を隠そう僕はプリンセス・プリンセスの時から奥居香のファンなのである。あの歌声とメロディーラインがたまらないんだよなあ〜。プリプリの曲は実はカラオケでも時々、歌っているのであった(^^)。校閲部のY記者が病気のために急死されたと緊急部会で報告がある。突然のことにみんな一様に驚きの表情である。少し前までお元気そうだったのに…。合掌。そう言えば、ちゃんとした白のワイシャツがなかったことを思い出した。僕が持っているのは、ストライプ入りだとか薄い茶色だとか、つまりは軟派なものばかりである。礼服にはやはり白いワイシャツである。昨年秋にA新聞のS記者が亡くなられた時には、とりあえず押し入れの段ボール箱から、小さくなってしまった白いワイシャツを引っ張り出して着たのだった。あした買わなければ。

3月11日(水曜日) 言葉や文章で自分の考えを正確に伝えるのって、難しいことなんだなあと改めて思う。相手が1人でも大変なんだから、多数に向けての発信はもっと難しい。例えばこのインターネットにしてもそうだ。大多数の人には分かってもらえているのだが、中には全く見当外れの受け取り方をする人もたまに存在するのである。みんながみんな、自分の真意をちゃんと理解してくれているとは限らないんだな〜。「世の中にはいろんな人がいるから」とはいうものの、やっぱり見当外れの反応に出合うとちょっと落ち込んでしまうぞ(*_*)。遊軍のK記者が入院した。歯を抜いた痛みが我慢できず、病院でもらった鎮痛剤のほかに勝手に市販の鎮痛剤をいっぱい飲んだために、胃腸がおかしくなったという。劇薬なんだから、そんな飲み方をすればそりゃおかしくなるよ。処方された薬の分量を超えて飲んだのも問題だし、飲み合わせによる副作用の危険性だってあるんだから。検査を含めてとりあえず1週間ほど入院するそうだ。母親が同じような体験をしたというパソコン師匠のH記者は「まあ大丈夫だろう」と言うが、そうは言ってもやはり心配である。病状が落ち着いたころを見計らってお見舞いに行こう。「サードインパクト」のサーバであるジオシティーズの様子がおかしいと、パソコン師匠から編集局に夜遅く電話。僕のHPがあるエリアは問題はないが、利用者が急増している一部エリアがパンク状態になってシステムがダウンしたらしい。迅速なシステム回復を望みたい。ほかのエリアに波及しなければいいのだが。「サードインパクト」へのアクセス件数が7000件を超える。

3月12日(木曜日) 急死された校閲部のY記者の告別式に参列する。霧雨が降る中、焼香を済ませて出棺を待っている間に、自分の葬式ってどんな感じになるのだろうかといろいろ想像してみる。うーん。やっぱり僕は葬式なんかやってほしくないなあ。そういえば、「私が死んだらお葬式には矢野顕子の曲『ひとつだけ』をずっと流していてほしい」と言った友人がいたな、なんてことを思い出してしまった。編集局長が弔辞を読む。故人の学生時代の話や日ごろの生活などよく取材してあるなあと感心する。局長が自分で取材して書いた弔辞なのだろうか。案の定、式が終わってから同僚記者の間でそのことが話題になった。斎場から駅まで歩きながら、なんとなく冠婚葬祭談義になる。きょうの告別式は仏教だったが神道の場合は戒名はなく、神主が事前に故人のこれまでの生活をいろいろ取材して祝詞に読み込む(だから祝詞は一人ひとりそれぞれ違う)という話には、「へーっ手間暇をかけているんだなあ」と新鮮な驚きだった。あんまり意味があるように思えない戒名なんかより、そっちの方がよほど心がこもっている気がする。そもそも、戒名にランクがあって値段が違うというのがけしからん。片や結婚式の話では、ドライブスルーで車から降りないまま挙式できるキリスト教会がハワイにある、というので笑ってしまった。そいつはちょっとシンプル過ぎないかなあ…(^^)。キリスト教と言えば、青山学院大出身の友人が学内の教会で挙げた結婚式はシンプルで、しかも参列者も式に参加したという実感が味わえてとてもいい感じだったなあと、ふと思い出す。礼服のまま出社。黒のネクタイだけ外して仕事をする。眠い。早く帰りたかったのに遅版までの勤務になってしまう。あ〜あ。

【お知らせ】3月14日午前8時から午後6時までの10時間、ジオシティーズのサーバがメンテナンスのために一時停止します。この間は「サードインパクト」へのアクセスができなくなります。「セカンドインパクト」へのアクセスはサーバが別なので問題ありません。

3月13日(金曜日) 横浜駅前の◯◯◯◯カメラ、◯◯ハンズ(どちらも僕の御用達の店)で買い物。出社。朝から何も食べていなかったので、定食屋さんでの夕食はご飯をおかわりする。焼き魚に味噌汁、ほかほかご飯だ〜。しあわせ〜(^^)。遅夜勤。早版が終了してから、港北ニュータウンに住んでいる報道デスクと横浜北部地域の様変りについて雑談になる。僕が5年前に担当していた地域なので懐かしい。原野を切り開いただけといった当時の寂しさは一変して、今はすっかりにぎやかな街になっているという。しばらく行ってないからな。よし、車を買ったら遊びに行こう。しばらくすると別のデスクに飲みに誘われる。遅夜勤が終わってから会社近くの居酒屋で、デスク2人と同僚記者2人とで飲む。デスク2人の若かりしころの爆笑話をいろいろと聞かされて大いに盛り上がる。昔は随分とでたらめで、いい加減で、ユニークな人材が社内を大勢かっ歩していたのだそうだ。ちょっとここでは書けないような実話が次々に披露されたのだが、おおらかな雰囲気の会社だったんだなあと、うらやましくなってしまった。今も確かにでたらめではあるが、昔とは別の意味のでたらめさなんだよなあ。今はまじででたらめ。「おおらかな雰囲気」というのとは違うな。編集局の空気が淀んでいて、伸び伸び生き生きしていないのである。仕事や職場環境にゆとりというか余裕がないからなのだろうか。組合と会社との団交の場面なんかについても、2人のデスクが微に入り細に入り昔の様子を再現してくれたのだが、追及する側にも追及される側にもユーモアや役者精神(^^)があって、あたかも芝居を見ているかのような高揚感と一体感があったらしい。デスクが若かったころの団交やらデモやらストライキなどの話を聞いていると、ある意味で「お祭り騒ぎ」のような楽しさすら感じられる。いいなあ。どんなことでもそうだけど、やっぱり楽しくなければ盛り上がらないよね。いやあ、きょうの飲み会は面白かった。つまみもうまかったし料金も安いし、初めて入った飲み屋だけどいい店を見つけたな〜。午前4時過ぎに帰宅。

3月14日(土曜日) 昨夜(今朝だな)帰宅してから身辺雑記を更新しようとしたら、まだ午前5時だというのに早々とジオシティーズのサーバに接続ができなくなっていた。メンテによる停止は午前8時からじゃないのか(どうやら午前4時から停止していたらしい)。というわけで、前日分ときょうの身辺雑記をまとめて更新する。さて、きょうは早起き(笑)して横浜・狩場町にあるスズキの営業所に車を見に行く。お目当てのジムニーワイドに試乗。たぶん1年以上ぶりに握るハンドルだ。ちょっと緊張。居住性や乗り心地はまずまずである。営業マンから説明を受けて見積もりを出してもらう。う〜ん、諸経費込みでこの値段かあ。まあこんなものかな。希望するワインレッド色の車が営業所にないので、来週水曜日に現物を見た上で判断させてもらうことにする。それにしても、自動車販売店(営業所)に行くのには車がないと不便だなあ。営業所の立地は、客が車を所有していることを前提にして決めたのに間違いない。横浜駅からJRとバスを乗り継いで行ったのだが、えらく時間がかかる。乗用車ならばあっという間に到着する場所だ。しかも、僕は何をぼけっと考えていたのか、JR横須賀線に乗るべきところを相鉄線に乗ってしまったのである。電車が横浜駅を出る直前に「そういえば相鉄でいいんだっけ?」と気付いてあわてて降りたのだが、当然のことながら運賃は相鉄に全額寄付することになってしまった。せっかくだから、相鉄の横浜駅構内で野菜天ぷらうどんを食べる。ふう…。僕ってアホちゃうか。きょうは花粉の飛散量が多くて調子がよくないから、たぶんその影響もあったのかもしれないな。晴天の関東地方には春一番が吹いたしね。

3月15日(日曜日) 午後から横浜の金沢文庫へ。パソコン師匠のH記者と一緒に、鎮痛剤の飲みすぎで入院した遊軍のK記者を見舞う。病室をのぞくとK記者がテレビを見ながら一人でにやにやしている。な〜んだ、元気そうじゃんか。検査とテレビを見るだけの毎日にうんざりしているらしくて「暇で仕方ない。もう退院してもいいはずだ」と無茶なことを言う。きのうからやっとお粥が少し食べられるようになった状態で、しかも一日中ずっと点滴をつけたままなのに退院できるわけないって。まあ、ゆっくり休んでくれよ。で、先に見舞いに訪れたHデスクが「僕が働かせ過ぎたのが原因かなあ」とK記者に言ったのだそうだ。え〜っ。パソコン師匠と顔を見合わせて爆笑&絶句する。K記者はその時にいったいどう答えたんだ…。今回の入院に限って言えば「働かせ過ぎ」は絶対にないって。残念ながら、ひとえにK記者の薬の飲み方に問題があるんだってば。そう言うとK記者は照れ笑いするだけであった。1時間半ほど病院にいてから退散する。すぐ隣にあるイタリア料理屋で少し早い夕食。山盛りのパスタとリゾット、パエリア、白ワインを2人で平らげる。あ〜うまかった。しかも安いぞ。駅に向かう途中に三菱自動車の営業所があったので入る。営業マンからパジェロ・ジュニアの説明を聞いて見積もりを出してもらう。おおっ、ジムニーワイドの見積もりに近い価格を出してきたではないか。う、う〜ん。限定車のために車体の色は限られていて、レッド系にすると価格が上がってしまうのだが、その点を除くとジムニーワイドもパジェロ・ジュニアも遜色はない。あす、営業所で現物を見せてもらうことにする。ちょっと考えよう…。

3月16日(月曜日) またまた早起き(笑)して、金沢文庫の三菱自動車の営業所へ車を見に行く。パジェロ・ジュニアに試乗。なんと営業マンが、限定車ではない上級グレードの車種でも、ジムニーワイドとほぼ同じ見積もり価格を示してくる。これならば車体の色がレッド系という希望もかなうことになるではないか。うう〜む、これは大いに迷ってしまうなあ…。きのうまでは、ジムニーワイドの線でほぼ固まっていたのだが…。めちゃめちゃ心が揺れ動いてくる。今週半ばには決断して連絡させてもらうことにする。出社。横浜市長選の候補者データ送信でエラーが続き、2時間半も無駄な時間を費やす。その挙句にいまだに未送信状態のままである。徒労感だけが蓄積されて不愉快極まりない。早版で帰宅。支局のS記者が午前1時ごろ遊びに来る。パワーブックを見せびらかす。「いいなあ〜」を連発されると何だかすっごくうれしくなるな。ふふふ。しか〜し、知っての通り僕はパソコンに関しては正真正銘のド素人なのである。基本的なシステムがどうだとかってことについて、実は何も知らないのである。あまりの僕の無知ぶりに、結構前からパソコンを使いこなしているS記者は半ばあきれている様子だ。これはたぶん「猫に小判」「豚に真珠」「宝の持ち腐れ」だと思っているに違いあるまい。でもいいのだ〜、それでもちゃんとインターネットはできるし、ホームページだって開設・運営できているんだもんね(^^)。…などと威張ることではないな(爆)。編集局の最近の様子や人事情報、取材のあれこれなど雑談。車の選定で迷っていることを話すと「そうは言っても気持ちはどちらかに傾いているんでしょう?」と鋭く指摘される。た、確かにそうかもしれない…。「最終的には自分が気に入ったのにすればいいんですよ」。他人の評価やブランド性も考えないことはないが、結局は第一印象みたいなところが大切なのかもしれない。方向はなんとなく固まったかも。あとは交渉次第か。でもまだ少し揺れている。「そうやって悩んでいる時が一番楽しいんですよね〜」と言いながらS記者は午前3時半ごろ帰って行った。

3月17日(火曜日) テレホーダイが適用されてから初めて、NTTから電話料金の通知が届く。で、注目の今回の請求額は6000円ちょっと。前回の請求額が15000円にもなっていたからなんと半分以下だ。先月は電話をあまり使わなかったのかというと、そんなことはない。むしろインターネットやり放題だった。料金内訳によると、テレホーダイが適用されていなければ適用時間帯の通話料は約1万円だったらしい。テレホーダイにずいぶん助けられたことになるな。しかしだ。ということは、今まですごく損していたってことなんだよなあ…。

3月18日(水曜日) スズキの営業マンが、ワインレッド色のジムニーワイドを自宅へ持って来てくれる。やっぱりいい色だ。条件を再度確認すると、標準装備のエアバッグがない方のグレードでの見積もり価格だったことが判明する。確かに…。見積もり書にはそうなっているな。しかしエアバッグがないと安全面からも不安だし、運転席と助手席の両方にエアバッグが装備されているところがジムニーワイドの魅力の一つでもあったんだけどなあ。このままでは困るな…。交渉の結果、当初の見積もり価格でエアバッグ標準装備車を提供してもらえることになる。じゃあ、もうこれでいいや。ほかに欲しいオプションもないし。というわけで、ジムニーワイドに決める。やっぱり、第一印象(ファースト・インプレッション)が大事ってことなんだろうか。午後になって、不動産屋で駐車場を正式契約。市役所の出張所で印鑑登録証明書を交付。注文していた奥居香のアルバムを新星堂で購入。出社。三菱自動車の営業マンから電話。「悩みに悩んだけれどもジムニーワイドに…」と言うと、さらに価格を下げてもいいと言い出してくる。ええ〜っ。でも、気持ちはもうジムニーワイドなんだけどなあ。はっきり断われないまま、あすまでもう一日考えてくれと言われてしまう。う〜ん…。自分の優柔不断さが嫌になるな。だいたいこれでは相手に対して失礼じゃないか。自己嫌悪を覚えてしまうぞ。あすははっきりと、自分なりの気持ちというか決断を伝えよう。

3月19日(木曜日) いかん寝すぎた。しかし、布団から出たくないな。たっぷり眠ったはずなのにそれでも眠いのである。たぶん花粉症の季節が終わるまでずっとこんな調子なのだろう。あ〜あ。出社。三菱自動車の営業マンから電話。「すみません、スズキに決めました。エアバッグの存在がやっぱり大きくて…。いろいろとご配慮いただいたのに…」。こちらの決断を営業マンも気持ちよく理解してくれる。ちょうどめちゃめちゃ忙しい時間帯だったので、勢いに乗ってしゃべったところもあったかもしれないが、きちんと意思が伝えられてよかった。肩の荷が下りた気分だ。給料明細が配られる。いつものことだが暗い気持ちになる(自爆)。

3月20日(金曜日) スズキの営業マンが来社。駐車場の賃貸証明書と印鑑登録証明書を手渡す。これであとは月末の納車を待つだけだ。ふふふ〜(^^)。編集局の遊軍席の方をふと見ると、きのう退院したばかりのK記者が原稿を書いているではないか。あれ〜、今週いっぱいは家で休んでいるんじゃなかったの〜。な〜んだ、大したことなかったんだ…。そう言うと、K記者がいかにも心外だという顔をしてぶつぶつ言っていた。でもまあ、冷やかしはともかく元気に復帰できて良かったね。横浜市長選の準備作業がやっと一段落する。面倒くさいし面白くも何ともないこんな作業はもううんざりである。遅版終了後、同僚記者と関内のすし屋へ繰り出す。関内の旧社屋は取り壊されて跡形もないけれど、何となく懐かしい気分になるなあ〜。何よりも横浜の市心部はにぎやかでやっぱりいい。すしをつまみながら、ビールや日本酒を飲む。すっかりいい気分でカラオケへ行く。午前5時半帰宅…。午後から仕事じゃんか…。

3月21日(土曜日) あ〜あ、仕事したくないなあ…。それでも健気に会社に出かけて行くのであった(そんなの当たり前だって…)。出社前に紀伊国屋書店に寄って、注文してあった本2冊と新刊1冊を購入する。きょうは、花粉症の薬を飲まなくてもなんとかやり過ごせそうだな。あんまり花粉が飛散していないのか、それともそろそろ花粉のシーズンも終わりなのだろうか。早版終了後、同僚記者と野毛の焼き鳥屋で飲む。うまいけど、ちょっち飲み過ぎた。う〜ん、なんだか気持ち悪い…。午前3時帰宅。

3月22日(日曜日) きのう飲みすぎたためか疲れがたまっているのか、風邪でもひいたのか…あまり体調がよくない。夕方まで爆睡する。外は寒そうだし家の中でだらだら過ごす。やっぱり週に2日は休みたいものである。今月は世間一般の常識よりも休日数がめちゃめちゃ少ないからな…。でも、普通のサラリーマンや学生に比べれば、通勤面だけは恵まれているなと思う。ラッシュの通勤電車はうんざりでそれだけで疲れてしまうが、僕の場合はラッシュ時の電車に乗るなんて1年に1回あるかないかである。学生時代は毎日のように満員電車に詰め込まれていたけれど、就職してその苦痛からはすっかり解放された。こればっかりは、今の職業に就いてよかったなあと心から思うのであった(^^)。

3月23日(月曜日) 出社前に関内の美容院で髪の毛をカットする。僕は散髪屋でなくて行きつけの美容院で髪の毛をカットするのを習慣としている。いつごろから美容院でカットするようになったのか覚えていないのだが、確か友達(男か女か忘れた)から「美容院の方が仕事がていねいだよ」と聞いたのがきっかけだったように記憶しているんだけどなあ…。まあ、それって好みや主観の問題なんだけどね。それはともかく、髪の毛をカットするのは実に3カ月ぶりだなあ〜。いやあ、すっきりしたぞ〜。有隣堂にちょっと寄ってから会社に行く。早めに仕事が終わったので、遊軍席にいたパソコン師匠・H記者のノートパソからメールを送ったりして遊ぶ(^^)。ところで、花粉症の薬を飲まなくなってきょうで3日目である。時々くしゃみが出るけれども、なんとか平気で過ごせている。ひょっとして、これにて花粉症の季節はもう終わりなのかな(^^)。だとしたら、めちゃうれしいな〜。ふふふ〜。これまでに花粉症についてお見舞いのメールなどをいただきました。ありがとうございました〜(ホントに花粉症の季節が去ったとはまだ決まっていないんだけど…)。

3月24日(火曜日) きのう、あんなこと書いたばかりなのに…。きょうは鼻がむずむず、ぐずぐずして花粉症真っ盛り状態である。でも、薬はなんとか飲まなくても耐えられたみたいだな。隔週刊誌「東京ウォーカー」から独立して「横浜ウォーカー」が創刊されたので、とりあえず買ってみる。地元の情報誌を意識してかコンビニには積み上げて置いてある。しかし、横浜(神奈川)のネタだけでそんなに情報が続くのかなあ。会社でも同僚記者の間でその辺のことが話題になっていた。それにしても、なんじゃあ〜この厚さと重さは〜。やたらに広告がいっぱいで読みにくいなあ。創刊号だからかな。ぶつぶつ文句を言いつつも、ぱらぱらとページをめくっていると、紹介されている店のいくつかに確かに行ってみたくなるから不思議なものだ。おっと、次号の表紙は佐藤藍子ちゃんじゃないか。しかも、中華街食べまくりマップ、上大岡紹介などが掲載されると予告にあったので、なんだか次も買ってしまいそうだなあ。おいおい、これじゃあ「横浜ウォーカー」の宣伝雑記じゃんか…。まあ、いっか…。

3月25日(水曜日) あ〜あ…花粉の攻撃に耐え切れず、再び薬を飲んでしまう。花粉症の季節はもう終わりだなんて書いてしまったが、やっぱり「ぬか喜び」だったか…。起きたらもう鼻水と涙とくしゃみが止まらなくてギブアップするしかなかったのだ〜(泣)。薬なしの幸せな生活(?)はわずか4日間だけであった…。とほほ。よく効く薬なのでものの30〜40分ほどで症状はすっきりと治まる。というわけで出社。で、最初のうちは少し頭がぼーっとするだけだったが、夕方ごろからすごく眠くなってくるいつものパターンに復帰するのであった。夕食を食べて会社に戻って来ると、もう眠くて眠くてたまらん。大急ぎで仕事を終わらせて早版終了まで机の前で惰眠。まったくいつになったら花粉症の季節は終わるんじゃい(怒)。

3月26日(木曜日) おおっ、きょうは花粉があんまり飛散していないみたいであった。薬を飲まないまま耐え切ったぞ。最近はさながら「花粉雑記」みたいだな〜。まさに花粉の症状に一喜一憂する毎日で、とほほである。出社すると編集局の人事異動が発表されていた。人事異動は組織にとっては最大の関心事で、すべての人が納得するような形にはなかなかならないものだが、少なくとも「適材適所」と「公平性」だけは保たれていないとね。そういう意味では、今回も相変わらず説得力に欠けるよく分からん異動内容だった。大岡みなみの「コラム風速計」を追加更新する。最近は「身辺雑記」と「コラム風速計」のほかには「お薦めLinks」しか更新していないなあ。実は「掲示板」の設置なんかも少しは考えてはいるんだけど、責任持って毎日管理できるかどうかに不安があるのだった。書き込み内容に対しての責任はすべて管理者にあるわけだけど、それを逐一チェックするだけの時間的ゆとりがないからな…。

3月27日(金曜日) 来月の休み枠が確定した。なんと今月に引き続いてまたまた休日数が少ないのであった。ふざけんなあ〜(泣&怒)。うちの職場にも新人記者が配属されるから教育係が必要となる上に、今回の異動でも欠員補充がなかったからだ。結局は管理職の怠慢と力不足が原因なのじゃ。そのために部員が割を食うことになるのである。まったく新しい部長が登場してからというものの、細かい管理や締め付けに情熱を燃やすばかりで、働きにくい職場環境になる一方じゃんか。本末転倒の言動はもういいって。部員の疲労は限界なんだよ〜。でもきっと、そういう想像力はまるで働かないんだろうな。というわけで(?)昨晩はたっぷり眠ったし、花粉症の薬も飲まなくて平気だったので、きょうは仕事中に睡魔に襲われなくてよかった〜(^^)。あと4日すれば新車とご対面だあ。それを楽しみに働くかな(笑)。

3月28日(土曜日) ふう〜っ。最終版勤務を終えて帰宅するとさすがにぐったりするな。そんでもって明日も会社なのであった…。あ〜あ。だがしか〜し。3日後にはジムニーワイドがわが家にやって来る。ふふふ〜。思わずにっこりだな。でもちょっとだけ心配なこともあるのだ。四輪駆動のジープ型車にはトランク部分の出っ張りがないのだが、そういった種類の車を運転することには慣れていないもんだから、後方感覚みたいなものがいま一つ不安なのである。ちゃんと車庫入れや縦列駐車ができるかなあとか、後ろから来る車との距離は正確に把握できるかなあとか、心配になってしまうのだ。これでも縦列駐車は得意だったんだけどな。まあ、慣れればどうってこたあないか。うん。そうだそうだ。でもやっぱり不安だなあ…。

 ところで「定年まで5日/県立高の校長先生が解任/障害者の入学差別を暴露」という記事が、いくつかの新聞のきょうの社会面に大きく掲載されていたが、実はこれはきのう僕のところに持ち込まれた話だったのだ。どう考えても絶対におかしな処分だと思ったし、そもそも県教委が自分に都合の悪い処分を発表しないことが納得いかないので、僕は解任された校長先生に緊急記者会見をするように勧めた。僕だけ(一社だけ)が「特ダネ」として書くよりも、全部の報道機関にきちんと書いてもらった方がいいと思ったからである。それに県政担当から外された僕がこの原稿を書いても掲載されない可能性が高いだろうし、さらに現在の県政担当がこの手の原稿を書くことはまずないだろうという判断もあった。その結果はなんと、うちの新聞と共同通信だけが書かなかったのである。二社だけがこの話をニュースとして認めなかったのだ。あ〜あ。どう考えたって面白いニュースじゃないか。面白いという言葉が悪ければ、読者に事実を知らせて判断してもらうべきニュースだと言い換えてもいい。まったくこいつらはニュースの価値判断ができないのか、それとも解任された校長よりも県教委の言い分しか耳に入らないのか。それにしたって記事にはすべき話なのだが…。新聞記者の使命を放棄しているとしか言いようがないな。各社が大きく報道したにもかかわらず、それでも結局うちの県政担当記者は記事を書かなかった。で、特オチから追いかける形になるあすの紙面には、きょうになってから配信してきた共同通信の原稿を使った。絶句。あきれて空いた口がふさがらないとはこのことだ。お前ら新聞記者なんか辞めてしまえっ。読者に購読料を返せ。この話は来月号の「コラム風速計」に詳しく書くことにする。セカンドインパクトには来月末公開の予定。

3月29日(日曜日) 出社したけれど夕方までめちゃ暇だったので、たっぷり読書した上に睡眠まで取らせてもらう。ありがたや〜(^^)。というわけで、灰谷健次郎の「砂場の少年」を読み終える。主人公はテレビ局のディレクターを辞めて有機農業の農場で働き、それから35歳で中学校の臨時採用教師になった葛原順(くずはら・じゅん)である。「問題児」とレッテルを張られた生徒が多く集まるクラスを担任させられた葛原は、子どもの言い分をまず聞こうとする教師だ。それは彼が教師の素人だということもあるが、元ジャーナリストという職歴や人間性も理由にあるのかもしれない。そんな葛原が子どもたちと話をするうちに、「問題があるのは学校や教師の側なんじゃないか」「一段高いところから一方的に生徒を管理・強制することでどんなに子どもたちの心は傷ついているのだろうか」と考えていく物語である。学校や教師のどうしようもなさ、あるいは救い難い思い上がりと想像力の欠如によって、子どもの心が無残に蝕まれていく実態が浮き彫りにされていくのだ。いくぶん(かなり)説明調な部分があって小説としては少し違和感を感じたのだが、学校教育論としてはいい線いってると思う。教師という職業の難しさと素晴らしさも改めて考えさせてくれる。まあ現実は、葛原学級の生徒たちのように理性的で理知的で物分かりのいい生徒ばかりではないだろうと思うが。遅版勤務を終えてから、自宅近くのファミリーレストランで同僚記者と食事。午前2時過ぎ帰宅。

3月30日(月曜日) 来月中旬に神戸で「子どもの人権研究会」が1泊2日の日程で開かれるのだが、友人の女性編集者から一緒に行こうと誘われている。う〜ん、行きたい気持ち半分なんだけど、早朝に羽田発となりそうなのがネックだな。朝早いのは苦手なんだよなあ…。まだタイムスケジュールがはっきりしないけど、例えば朝の6時に羽田発なんてことになったら家を何時に出ればいいのだろう。それに前日の夜中まで勤務してから帰宅するってえと睡眠時間は…(涙)。まだ時間があるからよく考えようっと。さ〜てと、あすはいよいよジムニーワイドの登場だい。「うれしくって眠れないのと違う?」と同僚記者に冷やかされるが、そんなことはない。毎日たっぷり眠っているけれどもそれでもまだ眠いくらいである(笑)。

3月31日(火曜日) えへへっ。新車のジムニーワイドがわが家にやって来た。任意保険の手続きも済ませてちょろっと走ってみるが、なかなか快調な走りである。きょうは横浜市南部の4つの区を20キロほど試走した。ちょっぴり心配だった後方感覚もなんとなくつかめたようだ。でも、やっぱりトランク部分の出っ張りがないだけあって、すぐ後ろに後続車が迫って来る感じがする。最初は「煽ってるのかな?」と思ったほどだ。バックミラーに映る後ろの車の運転手の顔がすぐそこに見えるのであるが、まあこれはすぐに慣れるだろう。少し遠出でもしてみようかな〜と思っていたのだが、どうやら杉の花粉が大量に飛散しているようなので近場の走行で我慢する。薬を飲んでも鼻水とくしゃみが完全には止まらないし、頭もぼーっとするので、遠くまで運転するのは危険だろうと判断したのである。これは賢明な決断だったな。上大岡の新星堂でZARDのCDアルバムを購入する。きょう、あすと連休じゃ(^^)。


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