身辺雑記 

by totoropen (OOKA Minami)


1998年6月1日〜6月30日

●エスカレーターで怒られる●母校がなくなる●カッコいい弁護士ドラマ●アクセス1万件突破●うまい醤油ラーメン●スターシップ・トゥルーパーズを見る●タクシードライバー●表紙を改造●アヤナミスト…●更新作業とゆとり●続「うまい醤油ラーメン」●「学校の壁」を崩す作業●「続・うまい醤油ラーメン」に対して●会社の食堂●沖縄からのメール●なんとかしてよ!暴走族●つまらないよ!参院選挙●サッカー観戦で編集局の稼働率10%●ノートパソコン●髪の毛カットの反応●理想の上司はミスタービーン?●おいしいご飯の炊き方●選挙報道●ジオシティーズに苦言●ゲーム最高潮で野球中継終了●大騒ぎのメキシコ●「言論の不自由」を読む●●●ほか


6月1日(月曜日) エスカレーターで怒られる

 出社途中に地下鉄のエスカレーターを歩いて上っていたら、50〜60歳くらいのオヤジに怒鳴られた。「危ないだろうが。階段を上れ!」と言うのである。なんだとお〜。急いでいる人のためにエスカレーターの右側(あるいは左側)を空けておくのは基本的なルールじゃん。思わずムッときて「ばっかじゃないの?」とつぶやいてそのまま歩き去ったのだが、怒りは収まらない。職場の同僚記者に意見を求めたところ、そのうちの一人の記者から意外にも「エスカレーター(や動く歩道)を歩くのはおかしいという考え方もある」と言われた。1)ぶつかって危ない、2)障害者にとっては横を歩かれるのは危険、3)機械の構造からそもそも歩けるようにはなっていない、などの理由によるのだという。う〜ん…。確かにものすごく混雑しているところを、猛スピードで横をすり抜けて人にぶつかったりしたら危険かもしれない。それはその通りだと僕も思う。基本的に歩く側の常識やマナーの問題だよね。だけど、駅や施設の管理者も「急いでいる人のために片側を空けておく」ことは社会的ルールであると認めているんだけどなあ。イギリスなどでもこれは社会的ルールとして確立されているそうだ。ということは、歩いて上ったとしても構造的に問題はないという前提で設置されていると思うんだけどなあ。それに、僕が歩いていた時は混雑もしていなかったし、偉そうなオヤジがデ〜ンと中央にふんぞり返っている横を申し訳なさそうに通り過ぎただけなのに…。しかもこのエスカレーターは3段階に分かれていて全延長は100メートルくらいもあるのだ。それを階段で上れなんて、少なくともこのオヤジから怒鳴られる言われはまるでないぞ(怒)。ふざけんなクソオヤジ(下品ですみません)! それにしても、こんなこと言われたのは初めてだあ〜。僕の経験ではほとんどが整列利用されているエスカレーターばかりなんだけどなあ…。選挙会議のためにいつもより早く出社。通常の仕事が終わってから、今度は職場限定版の選挙会議。アルコールも何も飲んでいませ〜ん。それなのに、なあ〜んと午前2時半帰宅。とほほ…。


6月2日(火曜日) 母校がなくなる

 毎年1回発行されている出身高校(都立)の同窓会報を読む。いつもは母校の存在なんてすっかり忘れてしまっているのに、定期総会が開かれるこの時期に届けられる会報を見ていると、なんとなく高校時代を懐かしく思い出すもんだなあ。全体にのんびりしていて、自由な雰囲気が取り柄の学校だった。今年の会報で、雑誌「uno!」編集長の花田紀凱氏、作家の井沢元彦氏がOBだと初めて知る。ふ〜ん。このほかにも卒業生に、恩地日出夫(映画監督)、本田靖春(作家)、和田誠(イラストレーター)なんて人たちがいるのは前から知っていたけれど。で、そんな母校が5年後の2003年にはなくなってしまうのだという…。都立高校の統廃合計画の一貫で廃校(よく言えば統合)されて、新しく単位制高校として生まれ変わるのだそうだ。大がかりな署名運動や都議会請願などをやったらしいが、役所がいったん決めたことはそうそう簡単にはひっくり返らない。「計画」が明らかにされた時点で既に「確定」したのも同然だもんね。僕はそんなに愛校心があるわけではないけれど、母校がなくなってしまうというのはやっぱり寂しいなあ…。廃校になる山の分校の生徒、ダムの水底に沈む過疎の村の住民、倒産した山一証券社員、そんな人たちの気持ちが分かるような気がする。残された問題は「校名」が残るかどうかだろう。う〜ん。さすがにそうなると寂しさは隠しきれないな。


6月3日(水曜日) うだうだ過ごす

 新聞労連で会議の予定…だったが、体調があんまりよくないので休む。ご無沙汰している知人や友人にいくつか電話をかけてから、テレビを見たり漫画を読んだりして、うだうだ過ごす一日となってしまったが、まあこういう日があってもいいだろう。締め切りをすっかり過ぎて、何回も催促されている原稿を書く(^_^;)。「Yahoo!」に届けを出してあった「サードインパクト」のURLがやっと新しいものに変更されていた。心なしかカウンターの進み具合が早くなった気がする。「Yahoo!」で検索してアクセスしてくれる人って結構いるんだなあ。


6月4日(木曜日) カッコいい「弁護士ドラマ」

 昨晩、たまたま見たTBSテレビの「弁護士ロージー・オニール」という深夜映画(たぶん米国のテレビドラマだと思う)が面白くて、ついつい最後まで見てしまった。女性弁護士が主人公のお話だ。彼女は少女強姦事件の容疑者を弁護することになるのだが、女性の尊厳を根底から否定する連続強姦魔の弁護を引き受けることに主人公は最初から気乗りがしない。容疑者も犯行は認めている。でも、どんな人間であっても刑事弁護を受ける権利はあるのだ、という職業倫理から彼女は仕方なく弁護活動を始める。でもって、ここからが見所である。弁護活動を進めるうちに目撃証言が警察のでっち上げだということが分かったのである。強姦したのは事実だが、違法な手続きによる逮捕・起訴は無効となるから容疑者は無罪放免されることになる。主人公は悩み葛藤する。しかし、悪い奴だからといって警察が証拠をでっち上げて刑務所にぶち込むことが許されれば、どういうことになるだろうか。先輩弁護士が言う。「ファシズムは突然やって来るんじゃない。少しずつ知らないうちに、気が付いたらファシズムの社会になっているんだ」。う〜ん。カッコいいじゃん。適法捜査、法治主義、基本的人権…なんてことを小難しく訴えるのではなく、見ごたえある娯楽作品として描いてしまうのがアメリカのいいところだなあ。強姦魔の無罪放免に落ち込む主人公を、弁護士事務所の仲間がパブで励ますラストシーンがまた決まっている。「トーマス・ジェファーソンのために」と言って乾杯しようとすると、黒人男性が「ジェファーソンは奴隷を持っていたんだ」と一人だけ乾杯を拒否する。それじゃあと弁護士事務所のボスが「基本的人権のために」と言い直すと、ようやくみんながグラスをカチンと合わせるのだ。うひゃあ〜、めちゃカッコいい〜。そんなドラマでした〜。きのうと打って変わってきょうは蒸し暑い一日だった。でもまあ、寒い一日よりは暑い方がまだいい。それにしても本当に異常気象だな…。大丈夫かね。遅版勤務で午前1時帰宅。


6月5日(金曜日) アクセス1万件を突破

 かなり数値がアバウトなカウンター(昨年11月4日の身辺雑記参照)ながら、「サードインパクト」へのアクセス数が1万件を突破した。昨年9月末にHPをオープンしてから、パソコン素人の作る稚拙なページを訪問してくださったすべての皆さんへ感謝!である。1万件を超えるのはもう少し早い時期になるかなと予想していたんだけれど、URL変更を怠っていた関係から「サード」へのアクセスが一切できなくなってしまったり、Yahoo!など検索エンジンのURL変更に手間取ったり…というアクシデントが先月末にあったため、予想よりちょっと遅くなった。内容が硬めの「セカンドインパクト/新聞に未来はあるか?」の方も最近はカウンターの伸びが順調で、管理者としては本当にうれしい〜。でもって、せっかくのアクセス1万件突破なので、記念にバナー(HPの看板みたいなもの)でも作ろうかなあと思って会社の女性デザイナーにお願いしたら、ひょいひょいと作ってくれた。ありがとう、Satokoちゃん。本当は自分で作れれば一番いいのだが、まだお絵描きソフトを使いこなせないのでそれはまた今度だな〜。HPが重くなるので画像はなるべく使わない方針なのだが、今回は特別にこのバナーを小さく張り付けて、あす6日から「サード」と「セカンド」の表紙(フロントページ)をほんの少しだけ新しくする。というわけで、これからもよろしくお願いしますね〜。昨晩遅く「コラム風速計」の筆者校正。午前中に再確認のゲラがファクスで届く。さらにセールスやら電話やらで、ちゃんと眠れなかった…。眠い目をこすりながら出社すると、別の社外執筆原稿(爆)の初校ゲラが届いている(爆爆)。ふう。風邪をひいたみたいで頭が痛い。


6月6日(土曜日) 「休日出勤」あるいは「うまい醤油ラーメン」

 きょうから2連休なのだが、夕方から休日出勤する。土曜日だから愛車のジムニーワイドに乗っての出社である。今週中に終わらせておきたい選挙班の仕事を片付ける。ちょろっとやれば簡単に済むだろうと思っていたら意外に手間取ってしまい、おまけに打ち合わせやら何やらで結局は深夜帰宅になってしまう…(泣)。早めに仕事を終わらせて最終上映の映画を見に行こうとおもっていた「野望」は「野望」のまま終わってしまったのであった…。とほほ。愛車でびゅんと会社を出て、気を取り直して洋光台駅前でお気に入りのラーメンを食べる。横浜にはうまい醤油ラーメンの店がほとんどないのだが、ここのラーメンはまじでうまい。いや、ホント〜に横浜には油こってりの豚骨系のラーメン屋ばっかりで、つゆの澄みきった「純然たる醤油ラーメン」を出す店というのがあまりないのだ。でもって本当にうまい醤油ラーメンというのが、これまたほとんどないんだな。そう、実は横浜は「醤油ラーメン不毛の地」だったのだ。知らなかったでしょ? そんな横浜にありながら、洋光台のこの店は「うまい醤油ラーメン」を食べさせてくれる数少ない店の一つなのだ〜。麺は適度に縮れていてシコシコしている。つゆはもちろん澄みきっていてコクがあり、あっさりしているけれども、程よくだしが効いているんだなあ。僕のお気に入りのラーメン屋である(^^)。


6月7日(日曜日) 駄作「スターシップ・トゥルーパーズ」

 マイカル本牧の映画館で「スターシップ・トゥルーパーズ」を見る。巨大な昆虫の姿をした異星人と地球人との戦いを描いた映画なんだけど…。う〜む、何というか…。戦闘シーンやメカニック、特撮技術、スケールなどの点は面白いのだが、なんとも言いようのないお粗末なストーリーには頭を抱えてしまった。きっと脚本が悪いのだろう。わけの分からんハイスクールの場面や恋愛模様なんか一切やめてしまって、いっそのこと巨大昆虫と地球人との死闘だけを描き切れば「B級娯楽大作」になってよかったのに…。せめて、何も考えずに単純に楽しめるSF娯楽作品に仕上げてほしかったな…。所どころに出てくるインターネットの「地球連邦軍ニュース」が、これまた単なる「戦意高揚映画」の域を出ていない代物なんだなあ。監督は「ファシズムに対する皮肉を込めた」などと語っているが、残念ながらとてもそのようには受け取れないんだけど…。まともなパロディにもなっていない…。あ〜あ、テレビの予告編を見てほんの少しだけ期待して行ったのが馬鹿だったんだね。まあ、最終回上映(レイトショー)だったから割引料金の1200円で見られたのがせめてもの救いかな。


6月8日(月曜日) 失言しました…

 会社近くの中華料理店で同僚と夕食を食べていたら、テレビで出産ドキュメントを放送していた。「自宅や産院などで助産婦さんに赤ちゃんを自然に取り上げてもらうのは少なくて、最近は母子ともに危険なことがあるから病院で産むことが多いんだよなあ」なんてことを話しながら食事を食べた。いやあ、出産って本当に大変だよなあ、痛そうで。でもって、会社に戻る途中に思わず、同僚の女性記者の前で「あ〜、女でなくってよかったあ」と一言もらしてしまったのだが、これは失言だった。このページはたぶん見ていないと思うけど、ここで謝っておこう。ごめんなさい。「出産っていうのは大変な仕事で、とても僕にはできません。もちろんしたくてもできません。恐れ入りました〜!」という意味で言ったのです。反省(^_^;)。で、早版終了後に、職場限定版の選挙班会議。またもや、アルコールも飲まずに午前2時までだ…。午前2時半帰宅。とほほ…。


6月9日(火曜日) タクシードライバー

 深夜に勤務が終わると会社からはタクシーで帰宅するのだが、運転手さんにもいろんな人がいて当たり外れが激しい。毎日利用することだからこれは結構大きな問題である。急停車や急発進を繰り返したり、めちゃくちゃ乱暴な運転を繰り返す人の車で帰ると、仕事で疲れている時には肉体的にもさらに疲れてしまう。左右に蛇行して走る車に酔っ払っている時に乗った時には、気持ちが悪くなってしまったこともある。だけど、最も疲れるのはタクシーが客相手のサービス業だということをまるで分かっていない運転手の車に乗り合わせた時なんだな…。会社が組んだルートで大抵は相乗りして帰るのだが、遠方でなくて近場のコースだと露骨に嫌な顔をする運転手がいるのだ。おまけに利用者である僕たちに延々と嫌味を言う運転手に当たると、ものすごく嫌〜な気持ちになって精神的に落ち込んでしまう。そりゃあ遠方まで帰る客を乗せたい気持ちはわかるけど、そんなことを僕たちに言われても困ってしまうぞ。ほかに、信号が赤から青に変わったのになぜか交差点で止まるから、数秒して「左折の青信号が出ていますよ」と教えてあげたら、「今変わったばかりなんだから焦るな」とおっしゃった運転手もいたな。おいおい、後ろの車がクラクションを鳴らしたんだってばさあ…。コンビニで数分買い物をして戻ると、ガードレールとドアの間が数十センチしかない場所に止めて、そこから中に入れと「指示」した運転手もいた。2メートルもバックすればちゃんとドアが開くのに。この時にはさすがに唖然としてしまった。ほかにも、道を知らないのに知ったかぶりをして間違えて謝りもしない人、一方通行の道を2回も逆走した挙句に対向車の運転手とけんかする人など、例をあげるときりがない。これって、僕だけが経験しているわけじゃなくって、同僚たちの多くが経験しているんだよね〜。うそみたいだけど。もちろん「これぞプロの運転手!」って感じで、タクシードライバーの鑑のような運転手さんも大勢いることは強調しておきたい。「プロの運転手さん」は客同士の会話に不必要に割り込んでこないし、こちらから話しかければ適当に面白い話をしてくれるし、車内で眠りたい時には「どうぞごゆっくり」と静かに寝かせてくれるし、もちろん安全運転だし、だからと言ってトロトロ走るというわけでもないんだな。停車する時にはす〜っと音もなく見事に止まる。う〜ん、素晴らしい。こういう運転手さんの車に乗った時は、本当にゆったりと気持ちよく安心して家まで帰れるのだ。ちなみに取材の時にこんな運転手さんとペアを組めれば、もう最高のコンディションで取材ができるってもんだ。で、今週は現在のところ素晴しい運転手さんの車にずっと乗せてもらっている。先週がめちゃくちゃだったんだあ〜。選挙会議のため、きょうもいつもより早く出社。眠い…。


6月10日(水曜日) 表紙を再び改造する

 「サードインパクト」のフロントページ(表紙)をまた少し改造した。バナーをページタイトルとして使って、背景を黒色のデザインに変更する。「バナーを大きく使った方がカッコいい」などと外野がうるさくて仕方ないのです〜(^_^;)。背景色を黒にしてみるのもいいかもしれないとは僕も前から思ってはいたのだが、でもそれってほかのHPでもよくあるしなあ…などと少し躊躇(ちゅうちょ)していたのだった。しかしまあ、バナーも黒を基調として作ってもらったことだし、それならば背景色も黒の方が確かにカッコいいもんね。というわけで、あくまでも試験的にということで表紙を改造してみました。しばらくは改造版を続けてみるけれど、評判が悪ければ節操なくすぐに元に戻しちゃうもんね(^^)/。参院選の投開票は来月12日で確定し、選挙班から逃れられないことも確定する…(涙)。毎日同じことを書いても仕方ないので、選挙関係で早く出社して遅くまで会議したなんてことを書くのはもう止めじゃ〜。


6月11日(木曜日) 綾波ファンだったんだ…

 久しぶりにエヴァンゲリオンの話である〜(^^)。カルビーの「新世紀エヴァンゲリオンチップス・ロング缶」というのをコンビニで見つけた。高さ21センチ、直径11センチもある結構大きい円筒のポテトチップス缶で、描かれている絵柄は「制服姿の綾波」「プラグスーツ姿の綾波」「シンジとミサト」「アスカ」の4つのバージョンがあった。制服姿の綾波がかわいくて、ついつい手が伸びて買ってしまった…(^_^;)。あれれ、僕はミサトファンのはずだったんだけど、おかしいなあ。う〜ん、実は綾波ファン(アヤナミスト)だったのかもしれないな。あのはかなさ、約束されているのも同然の悲劇的な運命、「なぜ自分はここにいるのか」と戸惑いながらも健気に生きる姿…。そう言えば初めてテレビの再放送を見た時に、まずぐぐっと強烈に引き付けられたのは綾波のそんなところだったもんなあ。エヴァの原点は綾波レイにあるのかもしれない。そうか、僕は(エヴァの登場人物では)綾波が一番好きだったのか…。


6月12日(金曜日) 更新作業とゆとり

 インターネットを通じて知り合った友人たちが何人も、仕事や私的な面などが多忙になったためにHPの更新をお休みしている。HPの閉鎖はしない(コンテンツは残す)けれど凍結した人もいる。そうだよなあ、精神的にゆとりがなくなると更新作業をする気がなくなっちゃうよなあ。すごくよく分かる。僕も「サードインパクト」を毎日更新してはいるものの、身辺雑記だけしか更新していないことの方が最近は圧倒的に多いし、その身辺雑記にしても面倒くさいと思うことってよくあるもんね。「きょうは特に書きたいこともないから書かなくてもいいか…」などとまじで考えることもよくある(「毎日続けて書いていることが大事なんだ」などと評価してくださる方もいて、それはものすごく励みになっています〜)。それに「もう飽きちゃったなあ」なんて感じる時もたまにあるんだよな…。余裕がなくなってくると特にそう感じる。今のところは完全に飽きちゃったわけではないし、しばらくするとまたやる気がわいてくるから続けているんだけれども。あ、身辺雑記は習慣みたいになっていて日常生活に組み込まれてしまっている側面もあるか…(爆)。まあ何でもそうだろうけど、要するに「ゆとりと気力と関心の度合い」の問題かな。そもそも自分が楽しく感じなければやる気なんて起きてこないもんね。楽しいこと、やりたいことの優先順位が上位のものからやればいいのだ〜。ところで、きのうの身辺雑記に書いた「新世紀エヴァンゲリオンチップス・ロング缶」の続き。きょう別のコンビニに行った際に、「アスカ」にも「制服姿」「プラグスーツ姿」があることが判明した。そりゃまあ、そうだろうな。従って絵柄のバージョンは全部で5つということになる。まあ、どうでもいいか、そんなことは…。


6月13日(土曜日) 続「うまい醤油ラーメン」

 愛車ジムニーワイドで出社(^^)。雨が降っていて、しかも土曜日なので道路がやたら混んでいる。鎌倉街道と保土ケ谷橋のあたりが特にひどかった。早版終了で帰宅。お気に入りの醤油ラーメンのうまい店(6月6日付の身辺雑記で紹介)に寄る。まずスープをれんげですくって一口飲んでみる。「やっぱりうまいなあ。先週食べた時よりもうまい感じがする」と思いながらチャーシュー麺を食べていると、後から来て僕の隣の席に座った中年男性が「お勘定して」と言って立ち上がった。見ると半分以上残している。勘定を払いながら男性が言った。「あんたが店長? 食べた感想なんだけど、まずいなここのラーメン。期待して来たんだけどまずいよ。麺がぼそぼそしてるしコクがないよ」。横にいた僕はびっくりである。見たところ酔っ払いではないようである。店員は一応笑顔で「まあ100人のお客さんがいればみんな感想が違いますからね」などと答えていたが、男性がなおもしつこく「コクがないよ…」と続けると「はい分かりました。どうもありがとうございました」と言って帰らせた。う〜ん、まずいかなあ…。コクがないかなあ…。僕にはそうは思えなかったのだが。でももしかしたら横浜であまりにもまずいラーメンばかり食べてきたために、僕の舌がマヒしているのかなあ。確かに横浜のラーメンのレベルの低さときたら、信じられないものがあるからな。それにしても、そんなにまずいラーメンだとはやっぱり思えないんだけどな。いや、むしろ積極的に「うまい」と評価したい味だと僕は思うんだけどなあ。あるいはもし男性の基準が「油こってりのギトギト豚骨系ラーメン」にあるのだとすれば、「ひそかにダシが効いている純然たる醤油ラーメン」の味というのは確かにうまくないことになるのかもしれないが、だとすればあの男性は味が分からないと断言してもいい。男性は店員に「本当にうまければ全員がうまいと感じるはずだ」などと言っていたが、そんなことはない。化学調味料たっぷりの料理の方が断然うまいと感じる人は現実にいるのだから。そういう人たちは残念ながら味覚が破壊されているわけだもんね。文句を付けた男性客が帰った後、なんとなく気まずい雰囲気が店内に漂った。そりゃまあそうだろう。若い店員の一人が「俺がたくわん嫌いなのと一緒!」と言って、顔を見合わせる仲間たちをフォローした。一方、まだ若そうに見える店長らしき男性は少し考え込んでいるようで、すぐにラーメンを一杯作ってスープを何度も口に含み、何回も何回も味を確かめて首をかしげていた。よし、また来よう。今度は餃子を一緒に頼むことなんてことはせずに、純粋にラーメンだけを味わってみようと思う。店長は味にそれなりのポリシーを持っているようだから、もしも本当に味が落ちているのならきっと改善されているはずだもんね。期待しようっと。ただし、率直に言ってチャーシューの味は大いに改善の余地があることを付け加えておきたい。


6月14日(日曜日) 「学校の壁」を崩す作業

 新聞休刊日。午前中から東京・後楽園で知人の出版記念会に参加する。前田功・千恵子さん夫妻の著書「学校の壁」の出版記念シンポジウム&パーティーである。前田さんご夫妻の二女晶子さん(当時中学2年)は1991年9月1日に自ら命を絶った。いじめを苦にしての自殺だった。「娘はなぜ死を選んだのか、学校で何があったのかを知りたい。本当のことを教えてほしい」。そんな親としてはごく当たり前の切実な思いに対して、学校側は次々と陰湿で不正な方法で事実を覆い隠そうとした。わが子を亡くした両親に真相を伝えないばかりか、隠蔽工作、教委への虚偽報告という信じ難いことを学校・教職員ぐるみで平然とやるのである。教師仲間ではかん口令を敷く。晶子さんの友達だった生徒たちが学校生活の様子などを話そうとすると、教師らが寄ってたかって「いじめはなかったんだ」と説得(口止め)する。ほかの保護者たちと前田さん夫妻との間を分断までする。ここには「教え子の死を悼みつつも事件の真相を明らかにして、痛ましい事態を繰り返さないように考えていこう」などという発想は微塵も感じられない。あるのは、学校の体面を取り繕うために策を弄し、保身のために右往左往する教師たちの醜い姿だけだ。そんなことに膨大な時間を割いて、真剣に議論を続ける教師集団の姿に背筋が寒くなる。晶子さんの死後、学校は情報収集のために全校生徒に作文を書かせたが、この作文を見せてほしいと申し入れた前田さん夫妻のささやかな願いを、学校側は断固拒否するのである。作文は生徒に返却したと最初は言っておきながら、「返してもらっていない」ことが明らかになると次には廃棄処分したと変わり、教師の自宅に保管されていることが分かってくると今度は「作文は生徒の所有物」などと言い出す。すぐにばれるようなうそを次々と平気でつくのだ。個人情報保護条例に基づいての作文の開示請求は「非開示」とされ、不服申し立ても審査会で棄却されてしまった前田さん夫妻はついに、舞台を裁判の場に移すことを決意した。「作文非開示処分取り消し訴訟」(裁判は一審の東京地裁で原告敗訴。現在、東京高裁で控訴審)と「学校の調査・報告義務を問う訴訟」(東京地裁で審理中)の二つである。前田さん夫妻の著書には、このようなまさに「学校の壁」とのたたかいが率直な文章で描かれている。「愛するわが子が苦しんでいることに気付かず死なせてしまった」という後悔と反省の気持ちを吐露しながら、事件の真相に迫っていく過程は読者の目頭を熱くさせる。夫妻の行動力は「娘の苦しみを理解してやりたい」との強い思いによって支えられているのだった。これまで、子どもを事故や自殺で亡くされ、教育行政や学校のおかしさに異議を唱えている方々に取材でお会いしたが、皆さんの原動力となっているのはいずれもこうした「亡きわが子への思い」だったように思うなあ…。

 この問題はこれからもずっと関心を持っていきたいと考えている。会場で「読者の声」をいくつかまとめたものが配られた。その中に僕の書いた短い感想文も掲載されていたので引用しておく。【言うべきことを言わない。見て見ぬふりをする。行動すべき行動をしない。そんな人間が多すぎる気がします。これは学校だけでなく、会社でも組合でもマスコミの中でも同じ状況だと思います。「もの言わぬ人々」が「閉鎖的な社会」を実は支えているのです。きっと「黙っている」ことの方が楽だからでしょうが、それで人間として胸を張っていられるのでしょうか。前田さんの「学校の壁」を崩そうとする取り組みは、そうした人たちの「心の壁」を崩そうとする試みでもあるのです。大変な作業ですが、とても尊い歩みだと思います。】

 水道橋→お茶の水→秋葉原と歩いて本屋さんを集中的に回る。ドキュメントにエッセーに小説に同人誌…など、衝動買いを含めていろんな本を何冊も購入。3時間くらいず〜っと歩いたので疲れたが、やっぱりこの界隈はいいなあ。学生時代によく行っていた喫茶店がゲームセンターになっていた。中に入ってみたら室内の構造そのものは何一つ変わっていなかった…。女の子と一緒にいつも話していた辺りにあるゲーム機のいすに座ってみる。う〜ん、あのころの情景が浮かんできて懐かしくなってしまった(謎&爆)。


6月15日(月曜日) 「続・うまい醤油ラーメン」に対して

 雲一つない青空が広がる気持ちいい天気だ〜。本当はきょうは休みなんだけど、参院選報道の事前準備の仕事があって休日出勤である…(涙)。選挙公示日までに全国の立候補予定者の顔写真や経歴などを整理してまとめておかなければならないのだが、これが選挙区と比例で何百人分もあるのだ。しかも一括してデータ入手できるわけではないし、おまけに次から次へと訂正や差し替えがくる。ああ、しょーもない作業じゃ…。って言ってもしゃあないか。ところで、一昨日に書いた身辺雑記の「続・うまい醤油ラーメン」について、「店長に対して慰めの言葉はなかったのか」という指摘が寄せられた。う、う〜む、痛いところを突いてきたな。実は、ラーメンの味に文句を付けた男性客が帰った後、「僕はおいしいと思いますよ」と店長に言おうか言うまいか結構迷っていたのであった。勘定を払って店を出た後もためらいはぐずぐずと続いていた。「フォローの発言」を躊躇してしまった理由はいくつかあった。もしかして本当は味が落ちているのかもしれないのだとすれば、あの男性は鋭い味覚によって貴重な助言をしたのかもしれないという懸念がほんの少しあった。さらに、僕の中で「百点満点の味」とまでは評価しきれていないものがあった。でも、そんなことを偉そうにごちゃごちゃ言いたくはなかったし、へたに声をかけて顔見知りになるのを避けたい気持ちもあったのである。あくまでも単なるファンの客としてラーメンの味を楽しんでいる方が気楽だもんね。で、まあこれからしばらく様子などを見て、そのうちに機会でもあれば話をすることもあるかもしれないなあ、などと一人で思案していたところだったのだ…。どっちがよかったのかは分からないけど…。もう一人、別の方からは「味の確認をするなんてこのラーメン屋さんは偉いですね」というメッセージをいただいた。そうなのだ。そこが偉いんだなあ。そういう自分の味に対する姿勢に感激したんだよなあ。だから、声をかけようかどうしようか迷ったんだけど。


6月16日(火曜日) 会社の食堂

 最近になって、会社の食堂でご飯類が食べられる時間帯が夕方まで延長されたので、実に助かっている。これまでだと昼食時を過ぎると喫茶メニュー(コーヒー類)だけになってしまい、食べ物といえば甘ったるい菓子パンぐらいしかなかったのだが、うどんやラーメン、日替わり定食、ピラフ、カレーなどが食べられるようになった。味については、この際もう何も言うまい。大目に見ます。まあ食べられるだけでいいや。今いる職場は基本的には午後からの出勤なんだけど、寝坊して何も食べないで慌てて出社した時に「ちょっと食堂で軽食でも食べるかな」と思っても、既に食事メニューは終了していたのだ。もちろんコンビニなどで適当にサンドイッチやおにぎりでも買って来て食べてもいいんだけど、大幅に寝坊した時には出社途中にコンビニへ寄る余裕もないし、おまけに会社のすぐそばにコンビニがないんだよなあ。ほ〜んとに不便なところだ。で、仕方ないから編集局のフロアにある自動販売機で、取りあえず野菜ジュースやコーンポタージュスープを飲んだりしていたのだった(^_^;)。まあ、そもそももう少し早く起きて、食事をちゃんと取ってから会社に行くような「規則正しい生活」をすればいいだけの話なのだが…(自爆)。似たようなことを前にも書いたような気が…。「もう何回も反省しとるんとちゃうんか!」などという突っ込みは入れないように(爆死)。


6月17日(水曜日) 沖縄からのメール

 沖縄の方からメールをいただいた。僕がこれまでにいただいたメールの中で、国内では最も遠いところからではないだろうか。同業者(新聞記者)だそうで、共感しながら僕のHPを読んでくださっているのだという。うれしいなあ〜(^^)。どういうところに共感してくれているのかというと、きょうも帰宅時間が遅かったとか、食事ができなかったとか…(爆)。いやいや、それだけではなくって、「いろんな意見や価値観のぶつかり合いがマスコミや組合の本来の姿なのに、そうでなかったりしますよね」という感想も書かれている。そうかあ、どこの会社も状況は同じなんだなあ。うんうん、そうなんですよね〜ってメールを読みながら僕もうなずいてしまった。何はともあれ、ささやかな個人のHPを通じて、いろんな人たちと知り合いになれるっていうのがいい。これがインターネットの魅力なんだと改めて思う。


6月18日(木曜日) なんとかしてよ!暴走族

 暴走族がものすごい爆音を響かせながら、ほぼ決まった時間に家の近くの鎌倉街道を走り去って行く。あれって本当に迷惑だ。やかましいぞ!お前ら〜! やって来る時間帯は分かっているし、しかも鎌倉街道沿いにいくつもある警察署(交番ではない)の真ん前をこれ見よがしに走って行くんだから、法律に従ってサクサクっと取り締まればいいのになどといつも思うんだけど警察はやる気がないのかなあ。深夜に会社からタクシーで帰宅する時にも暴走族に遭遇することがあるが、音がうるさいだけでなく、蛇行運転、信号無視、道路いっぱいに広がってのノロノロ運転…とやりたい放題の「走り」はまじで迷惑だ。この間、深夜の環状道路を愛車ジムニーワイドで快調に走っていたら反対側からやって来る暴走族集団に出くわした。対向車線だからまあいいやと油断していたら、なんと馬鹿の一人がこっち側の車線を突然逆走して来たのだ。ええ〜っ、そりゃないだろう。2台前の車が急ブレーキをかけて、続いてすぐ前の車が急ブレーキをかける。でもって僕も慌ててブレーキを踏んで、逆走しながら蛇行運転するオートバイをかろうじてかわしたのだった。おいおい、まじで危ないよ。もう少しで玉突き衝突事故になるところだったじゃないか。ふざけんな馬鹿野郎〜(怒)。でも実際にはただただ呆然と馬鹿どもを見送るだけだった(涙)。そう言えばずいぶん前に、M紙の記者が暴走族を注意して殴り殺されるという事件があったもんな。最近では国道246沿いのガソリンスタンドで、暴走族同士のけんかで一人が死亡する事件があった。暴走族同士のけんかは「勝手にやって」という感じなのだが、ほかの市民が被害を被るのだけは勘弁してもらいたい(激怒)。


6月19日(金曜日) つまらないよ!参院選挙

 参院選公示日のリハーサルのために早く出社。そんでもって遅版終了後に帰宅。毎日こんなのばっかりだ。あ〜あ、空しい作業だな…。しかも、選挙自体がつまらないから余計に準備作業がつまらないんだな。そもそも投票したい立候補予定者も政党もないじゃんか。これじゃあ投票率が低くなるのも仕方ないよ。そうして政治に無関心な人が増えていくのだ…。それって本当はものすごく不幸なことなんだけどね。「投票に行かない、政治に関心がない」という国民の責任も確かにあるのだが、しかし、ぜひとも投票したいと思えるような人物や政党がないというのは決定的な問題だと思う。本当に入れたい人がいれば万難を排して投票所に足を運ぶって。本当に面白い授業だったらさぼったりしないで真剣に先生の話を聞くのと同じだ〜。前回の衆院選の時、新聞記者の取材に佐藤藍子さん(当時19歳)は「皆さん、衆院選には行きました? 投票率が低かったですね。私なんか行きたくてしょうがなかったけど、まだ選挙権ないから。選挙制度が良くないんですよ。国民の政治離れに早く対策を打たないと」という素晴らしい答えを返している(^^)。この姿勢は正しい。その後、選挙権を手に入れた藍子さんは、選挙管理委員会の啓発キャンペーンに協力している(拍手!)。でもねえ、入れたい人というか、入れるべき人がいないと投票所に行ってもどうしようもないんだよなあ。


6月20日(土曜日) サッカー観戦で編集局の稼働率10%

 というわけで、きょうは休日なのだが選挙準備のために出勤である(涙)。きのうの身辺雑記で「参院選がつまらない」とうだうだ文句を書いたのは、きょうの休日出勤をぼやくための前振りだったのか、などという突っ込みはしないように。昨晩は蒸し暑かったのでクーラーを付けたまま寝たのだが、少し頭が痛くって体もだるい。それでも愛車ジムニーワイドに乗って会社に行くのであった。ふう。土曜、日曜日の編集局は平日に比べて人が少ない。しょーもない作業が一段落して午後10時前に「選挙部屋」(爆)から出てくると、編集局内はすっかりサッカーW杯「日本代表─クロアチア戦」の観戦モードになってしまっている。編集局フロアにいくつもあるテレビはすべてサッカー中継を映し出している。おいおい…。まあ僕も日本人だから日本代表には頑張ってほしいとは思うが、実のところサッカーってほとんど関心ないんだよなあ。あんまり点数が入らないじゃん。そういうスポーツって面白くないのじゃ〜。ラグビーとか野球の方がまだ見ていて楽しい。そもそもスポーツはそんなに好きじゃないんだけどな(ぼそ)。とは言うものの、テレビを見ているうちについつい日本代表を応援しながら最後まで試合に見入ってしまったぞ。同僚記者の解説付きだ(笑)。よく知らないルール(爆)や選手の特徴などを簡潔に説明してくれるので助かる。ふと周囲を見回すと、仕事をしているのはほんの数人だけだ。なんとデスクも含めて編集局員の9割以上がテレビ観戦中なのじゃあ〜。これは笑える。でも大方の予想通り?に日本代表は負けちゃったい。あ〜あ。


6月21日(日曜日) ノートパソコン

 支局の後輩記者がノートパソコンを買ったとメールを送ってきた。松下のLet's Noteという機種でA4判サイズである(この後輩記者はウィン派)。うれしくって毎日枕元に置いて寝ているそうだ(^^)。うんうん、その気持ちすっごくよく分かるよ。自慢したいんでしょ? 見せびらかしたいんでしょ? 新しいものを買った時ってそういうもんだよね〜。本社に上がって来る時に持ってくるという。よしよし、僕がゆっくり自慢話を聞いてあげようじゃないか。と言っても、僕はパソコンの技術的な話はよく分からないのであった…。まあ、いっか。そんな細かいことは(爆)。ところで僕のノートパソコンはどうしているかと言うと、今のところあんまり活躍の機会がないんだよな。忙しくて遠くへお出かけする機会がないからなあ。しかもちょっち重いので持ち運びに難があったりするのじゃ。機能的にはものすごく優秀な奴なんだが…。処理能力もめちゃ速いぞ。う〜ん、確かに結構もったいないことをしているな。もう少し暇になって愛車で出社する時には、こ奴めも一緒に連れて行ってやって会社からインターネットなどをしようかなあ〜などという「野望」も実はあるのだけどね。それに、今は会社に持って行ったとしてもインターネットをやっている余裕がないんだもん(涙)。重いというならこの際、もっと小さくて軽い機種のパワーブックを思い切って買ってしまうというのはどうだろうか。以前、会社でちょろっとそんなことを口走ったら「この間買ったばかりなのに…」と同僚たちは絶句していた。そりゃそうだ。あはは、ちょっと言ってみただけだってば。本気じゃないってば。いや、少しは…。


6月22日(月曜日) 髪の毛カットの反応

 出社前に関内の行きつけの美容室で3カ月ぶりに髪の毛をカットする。あうんの呼吸で適当にカットしてくれるので助かる店である。それに、普通の人は学校か仕事に行っている平日で昼間のこんな変な時間に髪の毛をカットしに来ても、僕が記者をやっているのを知っているから何もごちゃごちゃ言わない。いちいち説明するのって面倒くさいもんね〜。で、前も後ろも横も伸び放題に伸びてうっとおしかった髪の毛が短くなってすっきりした。と言ってもそんなに短くしたわけではなくて、それでも耳が半分くらい隠れている状態である。出社すると、デスクが開口一番「お、◯◯ちゃん(僕の愛称)、髪の毛切ったね」と素早い反応を示す。後輩の女性記者は「◯◯さん(僕の名前)、関西で言うところの男前ってやつですね!」と突っ込んできた。「なんじゃそりゃ?」と僕が聞き返すと、「いいんですよ、褒めてるんだから素直に喜ぶものです」と女性記者。なぜかよく分からないけど怒られたので思わず「ごめんなさい」と謝った(苦笑)。するとすかさず「どうして短くしたんですか?失恋ですか?」とすごいボケをかましてくる。これこそ「なんじゃそりゃ?」だなあ…。「長くてうっとおしくなったから切ったの!」。選挙部屋に顔を出すと珍しく経済部の記者がいた。こちらは「◯◯さんがロン毛で茶髪にした夢を見たら、そんなに短く切ってくるんだもんなあ」。すごい夢を見たんだなあ(絶句)。いくらなんでも茶髪にはしないと思うよ。別の記者が「二人はリンゴでしっかり結ばれているんだねえ」と言う。「どういうこと?」「だって二人ともMacintoshを使っているじゃん」。ああ、そういうオチか。経済部のその記者はMacintosh派だったというだけのことじゃないか(爆)。ふう、みんな暇なんだねえ(^^)。しかし、服装でも髪の毛でもほかの何でもそうだけど、多少なりとも「変化」を見せた時に周囲が何らかの反応を示してくれるっていうのは気持ちがいいものだ。「相手のことを私はちゃんと見ているよ」っていうシグナルだもんね。どうでもいいことかもしれないけど意外と大事なことだと思う。僕もそんな気持ちは忘れないようにして、いろんな場面で示すようにしなければ(^^)


6月23日(火曜日) 理想の上司はミスタービーン?

 最近笑えたのは「理想の上司はミスタービーン」というニュースだ。今春採用された中央省庁の幹部候補生(いわゆるエリート高級官僚のたまご=新人キャリア)に対して、人事院が行ったアンケート調査でこんな結果が出たというのである。え〜っ!と思わず絶句&爆笑してしまうよなあ。「ミスタービーン」はイギリスのテレビ番組の主人公で、NHKで放映されてから日本でも人気に火が付いた。他人の迷惑を顧みない常軌を逸した行動で周囲を大混乱に陥れるというのが基本的パターンのコメディーなのだが、こんな上司がいたら間違いなく職場はめちゃめちゃになるぞ。そればかりか後始末のために自分の仕事が10倍以上に膨れ上ってしまうのは確実だ。第三者として高みの見物をしている分には笑えて面白いけど、実際に自分の上司として迎えるのは絶対に遠慮したいキャラクターだと思うけどな。「ミスタービーンが理想の上司」と書いた新人キャリアたち(41人=回答者の約1割)は、どう考えてもこのアンケートに真面目に回答したとは思えないんだけどなあ。「人事院が理想の上司を聞いてくるなんてくだらないなあ…」などと笑いとばしながら、上司としてはたぶん最低の人物を記入したんじゃないだろうか。もしもそうだとしたら、この41人の将来の高級官僚たちは見込みがあるしセンスもあると思う。こんなアンケート調査に真面目に答えるなんてそもそも馬鹿馬鹿しいと思ってもいいはずだもんね。ちなみにアンケートの2位はオリックスの仰木彬監督(回答者数26人)、3位は俳優の長塚京三さん(回答者数23人)だそうだから、こちらは大真面目に答えている。うん、これはやっぱり「ミスタービーン」という答えはふざけて書いたんだろう。「官僚イメージを変えたいという思いを込めているのではないか」と人事院は好意的に見ているそうだが、何を言っているんだか…。ほかにやるべきことはないのかな。


6月24日(水曜日) おいしいご飯の炊き方

 ちょくちょく顔を出す会社近くの定食屋で同僚たちと夕食を食べる。味がいいうえに店を切り盛りしている初老の夫婦の感じも良いので、職場やほかの部署にもファンは多い。魚屋でもあるこの店はおかずの魚ももちろんうまいのだが、何といってもご飯がまた格段においしいのである。ほくほくしていて水分の含み具合も抜群でちょうどいい固さなのだあ(^^)。きょうはおかわりしなかったけど、たいてい僕は「すみませ〜ん、ご飯もう一杯!」とやってしまうのであった。実は何を隠そう、僕はおいしいご飯を炊き上げることについてはちょっとばかり自信がある。つまり炊き方のコツを知っているのである〜。いやいや実に簡単。お米を軽く研いだ後、適度に水を入れた釜(炊飯器)に移して、お米に水分をたっぷり吸わせてから炊くというただそれだけの話なんだけどね。料理の本などには「30分以上おく」と書いてあるが、水に浸しておく時間は長いほどうまいご飯が炊けるように思う。1時間からできれば数時間も待てばもう完璧である。たかがそれだけのことでおいしいご飯が炊き上がるのだから、料理の世界は奥が深い。こんなの常識だろうと思っていたらそうでもないらしい。後輩の女性記者とおいしいご飯の話で盛り上がったので聞いてみたのだが、彼女は「お米に水分を吸わせるとおいしく炊ける」ことを知らなかったので意外だった。そうか、この過程を省略している人って結構いるのかもしれないな。確かにそれでもご飯はちゃんと炊き上がるもんね。しかし、それはすごくもったいないことをしていると思うぞ〜。ちなみに、一番うまいのはキャンプに登場する飯盒炊飯だあ。薪で炊いたのが最高である。じゅわじゅわ〜とご飯が吹きこぼれる場面というか雰囲気が感動的だ。マグロのフレークなどというめちゃ安い缶詰をおかずにして、何杯でもご飯が食べられるから不思議だよなあ。


6月25日(木曜日) 選挙報道

 参院選公示。選挙戦がスタートした。土壇場にきて「スポー◯平和党」が比例区から選挙区に候補者を何人も移したりした(!)ので少し作業が混乱したが、まあ大した問題もなく公示日をやり過ごす。これで選挙班の作業が終わりだったらいいんだけど、そうはいかないんだなあ。原稿の差し替え&訂正はまだまだ続くのである。投開票日に向けて、ここからが第二ラウンドの始まりなのだ(うんざり…)。ところで、日本の新聞は「公正・中立」を装ってどの候補者に対しても批判も追及も肩入れもしないけれど、でも「公正な取材」に基づいているのならば、候補者の政策や姿勢について「おかしい点はおかしい」と検証する報道をもっとしていいはずだと思う。そうすることで有権者の関心を呼び覚ますことになるわけだし、判断材料を提供することにもなる。それが「選挙報道の自由と責任」ってもんだ。元共同通信編集主幹の原寿雄さんが、某紙のインタビューに答えて「選挙報道に迫力がないことが(有権者の)関心を低下させているのではないか」と発言していたが、まったくその通りだよな〜。そもそも「公正・中立」なんて言いながら、そのくせ「有力候補者の横顔紹介」ではいわゆる泡沫候補を最初から除外して紹介するっていうのは矛盾しているよなあ。本当に「公正・中立」って言うのならすべての候補者を紙面で紹介すればいいじゃん。まあ、新聞を作っている側がつまらないなあと感じているんだから、読む側だってつまらない紙面だと思っているんだろうな。これじゃあ選挙も盛り上がらないわけだよ。う〜む…。

 サーバーエラーのため、きのうからジオシティーズに全然入れない。更新もアクセスも一切できないのだ(涙)。きょうも終日だめである。アクセスすると画面に「24日午後5時頃よりシステム障害が発生したためサービスを停止します。完全復旧に向けて作業中です」という「お詫び」が表示される。一昨日、メンテナンスをやったばかりじゃなかったのかなあ…。


6月26日(金曜日) ジオシティーズに苦言

 昼前にジオシティーズがようやく復旧した。しかし、ジオにも困ったもんだな。これでは何のためにサーバーメンテナンスをやったんだか分からないじゃないか…。トラブル発生によるユーザーへの影響の大きさというものを、きちんと自覚しているのだろうか。いくら無料のサーバーとは言っても、公共性の高い事業を運営しているのだから、社会的責任を強く自覚してほしいと思う。ジオで無料HPを開設しているユーザーは現在10万人いるそうだが、容量を超えて次々と新しくユーザーを受け入れることによって、既にHPを開設しているユーザーに迷惑を及ぼす結果を招いているということはないのだろうか。これからも利用者をひたすら増やすというのならば、それに見合うだけの体制を整えてからにしてほしい。際限なく利用者を受け入れて膨張していくのは企業の自由だけど、それと同時に企業は利用者に対して責任があるはずだ。ジオシティーズでいうならば「無料HPの提供を約束したユーザーのために、快適でトラブルのないインターネット環境を維持すること」が企業の責任である。実に当たり前のことなんだけど、その当たり前のことができずにユーザーに迷惑をかけて信頼を失うことになれば、企業としては取り返しのつかない大きな損失になると思うよ。というわけで、一昨日から3日分の「身辺雑記」をまとめて更新しました〜。…と書いてから更新しようとしたら、またもやサーバーエラーになってアクセスできないじゃんか。いい加減にしろっ(激怒)!

 ちなみに、きょうも選挙準備に明け暮れた一日だった…。ふう…。早版が降版されると編集局は、サッカーW杯の「日本代表─ジャマイカ戦」を観戦するために大急ぎで帰宅する組と、会社で観戦してから帰ろうという組とにしっかり二分される。で、遅版体制になってからの編集局では、またもやデスクを含めてほとんどの記者がテレビにかじりつく「サッカー観戦モード」が展開されたのであった(苦笑)。


6月27日(土曜日) ノートパソコン活躍できず

 きょうはマイカー出勤をしてもあまり文句を言われない土曜日なので、愛車ジムニーワイドで出社する。なかなか活躍の場がなくて寂しい思いをしているに違いない、ノートパソコン(パワーブック)を積んで行ったのだ(^^)「きょうは選挙準備作業もなさそうだし、これで会社からインターネット三昧だな〜」とひそかにほくそ笑んでいたのだが、世の中そんなに甘くはなかった。候補者一覧の経歴原稿の送信にエラーがあったり、そのほかにも雑用がいろいろ出てきたりで、とてもインターネットで遊んでいる暇などなくなってしまったのだ(泣)。ひたすらお仕事に励むだけで終わってしまったなあ。で、ノートパソコンは結局一度もカバンから出すこともなく、そのまま家に持って帰ったのだった。とほほ。

 さて、そんなわけでジオシティーズのサーバーエラー問題である。復旧したと思ったのもつかの間だった。きのうまでの「身辺雑記」を更新しようとしたら、再びジオシティーズにアクセスできなくなってしまったぞ…(涙&怒)。あ〜あ…。もう文句を言うのも馬鹿らしくなってきたなあ。深夜に会社から帰宅するとサーバーが復旧している。今度こそ本当に、6月24日付から6月27日付まで4日間の「身辺雑記」をまとめて更新します〜。それから「大岡みなみのコラム風速計」の最新版を追加更新しました〜。


6月28日(日曜日) ゲーム最高潮で野球中継終了…

 きのう書くのを忘れていた話を一つ。昨晩、編集局で仕事をしながら巨人VS横浜戦のテレビ中継を見ていたのだが、横浜2点リードの8回二死二、三塁となって「横浜が巨人に一打逆転されてしまう〜」という場面でハマの大魔人・佐々木が登場した。だがしか〜し、佐々木は踏ん張りながらも今いち調子がよくなくて1点入れられてしまう。セーブ記録を背負って大魔人・佐々木ピ〜ンチ! …とゲームが盛り上がったところで、何と野球中継は放送時間切れでぶちっと終わってしまったのだった。ええ〜っ。いつもなら野球中継なんて別にどーでもいいんだけど、さすがにこれだけの見せ場で試合が最高潮の展開なのに、いきなり中継終了というのはいくらなんでも「おいおい」って感じである。いくらなんでもあんまりだ。編集局中からも「ええ〜っ」とどよめきの声が上がる。そうなのだ。この日も編集局では多くの記者がテレビ観戦に夢中になっていたのだ(^_^;)。で、放送していたのは日本テレビだから、この後の番組はドラマ「LOVE&PEACE」である。横浜ファンの佐藤藍子ちゃんもきっと、テレビを見ながら「あと5分、野球放送を延長してから『ラブ&ピ』を放送して!」と叫んだことであろう(爆)。たぶん藍子ちゃんは、首位を走る横浜の戦いぶりをテレビで見ながら声援を送っていたに違いないな。何の根拠もないけど。そんなわけで、佐々木は踏ん張って「21連続セーブポイント」というプロ野球タイ記録を達成した。実はあんまり野球のことは詳しくないんだけど、ハマの大魔人はすごい。きょうは勤務なし。家でうだうだ過ごす(^^)。横浜は逆転負け。


6月29日(月曜日) 大騒ぎのメキシコ

 きょうも勤務なし。久々の連休なのだ〜(^^)。絶対に休日出勤はしないぞ。というわけで、夕方まで爆睡したのだが、起きたらさわやかな天気なのですっごく損した気分になる(T_T)。メキシコの友人からメール。サッカーW杯でベスト16入りを果たしたメキシコは大変な盛り上がりだそうだ。試合の度に大騒ぎで、悪のりの強盗や略奪まで現れて逮捕者が出るし、独立記念塔が壊されるので警官がぐるっと配置され、メーンストリートは車両通行止めになる始末だという。へえ〜っすごいねえ。友人が言うには「これだけ国民が盛り上がるから選手の気合いの入れ方も日本とは大違い」なんだってさ。で、ジャマイカ戦での日本代表の気の抜けぶりには「次回W杯の日本開催権を放棄した方がいいんじゃないか」と怒り心頭だった(^_^;)。


6月30日(火曜日) 「言論の不自由」を読む

 「言論の不自由」(朝日新聞社会部編、径=こみち=書房)を読み終える。朝日新聞阪神支局が「赤報隊」を名乗る男に襲撃され小尻知博記者が死亡した事件をきっかけに、朝日新聞の社会面で始まった連載「『みる・きく・はなす』はいま」シリーズの10年間をまとめた一冊である。「言論の自由」ではなく「言論の不自由」。日本の社会は本当に自由で民主的な社会なのだろうか、本当に「言論・表現の自由」が保障されている社会なのだろうか、という問いかけをベースにしたルポルタージュだ。マスコミの世界だけの話ではない。僕たちが生活している地域や学校や会社で、いかに自由にものが言えない状況がつくられているかという実態が検証されていく。普通に暮らしている市民が自分の考えや意見を発表しようとした時に、どんないやがらせや脅迫、妨害が待ち受けているのか。自由にものを言うということがどれほど大変で、どれほどの勇気と労力と犠牲を払わなければならないのか。そんな報告を読んでいくにつれて、実は「言論の自由」は僕たち自身の問題だということに気付かされる。

 阪神支局事件は、僕が新聞記者になって翌年の1987年5月3日の憲法記念日に起きた。同じ新聞記者が被害者だということで衝撃を受けた事件だ。憤りを覚えると同時に正直言って恐怖も感じた。僕は小心者だけれど、でもこの仕事を選んだ限りは決してひるんだり記事で自己規制したりしてはいけないんだ、と思ったことを覚えている。「みる・きく・はなす」の担当記者たちも、きっとそんな思いで取材を続けていたのだろうと想像する。同シリーズはこの年の10月に始まって、春と秋に毎年二回ずつ掲載されて今も続いている。ちなみに、僕が「日の丸がある風景」という連載ルポの取材を始めたのもこの年の秋からだった。このルポは僕の記者としての原点となっている連載なのだ(セカンドインパクト「取材の背景」参照)。

 夏のボーナス支給。世間ではボーナスがもらえない人たちもいるというのに、ああ、ありがたや〜(こんなことを言うと経営者は泣いて喜ぶかな)。というわけで、同僚記者の提案により夕食は会社近くのうなぎ屋で鰻重を食べる。うまいなあ。ビールも飲んじゃったよ。その後は仕事をする気力がすっかりなくなったけど、でも仕事を続けたのだった(爆)。ハマの大魔人・佐々木はすごい。横浜VS広島戦で、またまた記録更新だあ。でもどうして、あと二人で佐々木の勝利!というところで、TVK(テレビ神奈川)が野球中継を終了させてしまうのかな〜? 地元のUHF局なんだから最後まで何とかしてほしかったな。


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