身辺雑記 

by totoropen (OOKA Minami)


1998年9月1日〜9月30日

●房総の海を見る●「海ほたる」に感激●「友達以上、恋人未満」●同僚も衝動買い●僕は心が広くない…●頑張っている人たち●黒沢明監督が死去●引き受けてしまった講演●横浜ベイスターズに関係ある話●相模原のキャンプ場を下見●怖いのは集団ヒステリー状態●「送別バーベキュー会」●会社の批判をなぜ外でするのか●「恋人たちの予感」を見る●ベネッセの「マスコミ原論」●酔っ払いは愛車に乗せないぞっ●「リンドバーグ夫人」さんへ●横浜優勝まであと少し!●「サードインパクト」1周年●赤田圭亮氏の出版記念パーティー●お気に入りのエヴァのポスター●久しぶりに「少女漫画」を読む●労働基準監督署の皆さ〜ん!●沖縄料理と夜景●腕時計なしの生活●メールソフトとメールの整理整頓について●●●ほか


9月1日(火曜日) 房総の海を見る

 きのうの身辺雑記は、初めて自宅以外の場所から更新した。後で確認すると強調色の赤がくすんでいたようだ。で、昨晩はホテルから身辺雑記の更新のほか、メールチェックと掲示板に落書きを少々。約20分間インターネット接続しただけなのに、チェックアウトする際に電話代を330円も請求される。千葉から横浜のアクセスポイントに電話したからな。千葉のアクセスポイントを調べておいてパソコンの設定を変更すればもっと安くなったはずだ。まあ、沖縄から横浜のアクセスポイントへの電話でなくてよかったと考えよう(^^)。午前4時ごろまで原稿を書いていたので眠い。午前10時のチェックアウトは早過ぎるよ…。

 茂原を通って大網白里へ。やった〜、外房の海だ。九十九里浜がずっと広がる。台風は東へ遠ざかっているが波は高い。別に泳ぎに来たわけではなくて、房総の海がただ見たくなっただけだから、どーでもいいんだけど。砂浜に打ち寄せられたごみと犬が戯れているのをぼーっと眺める。平和でのどかな風景だ。上総一宮〜大原〜御宿と房総半島を勝浦まで南下してから、内陸部を木更津までとろとろ走る。よし、帰りは東京湾アクアライン(東京湾横断ハイウエイ&海底トンネル)で横浜まで一っ飛びだ。東京湾の海底を車で通るというのはちよっぴり怖い気もするが(苦笑)。

 人工島「海ほたる」に感激 長さ4.4キロの海上橋を走って行くと、陸地から突き出た滑走路がまるで海の中に潜り込んでいくような感じがしてなかなかカッコいい。ここが海底トンネルの入り口になっているという、うわさの人工島「海ほたる」なのか…。込んでなさそうだし、せっかくだから立ち寄ってみる。周囲360度を海に囲まれているので視界を遮るものは何もなくて、東京湾がぐるっと一望できる。ちょうど太陽も少しだけ顔をのぞかせる。カモメがふわりと舞い、大小の船が何隻もゆっくりと通り過ぎて行き、遠く向こうには千葉と川崎、横浜の煙突やビル群のたたずまい…。う〜む、ただのパーキングエリアじゃなかったんだ。これなら片道料金4000円くらい払ってもいいかな(爆)。何とアクアラインを使うとわずか30分で横浜に着いてしまいました。恐るべし海底トンネル。


9月2日(水曜日) 「友達以上、恋人未満」

 「AERA/アエラ」今週号(9/7日号)の特集「働く女の男友達/『好きでもHしない』大人の関係」を読む。う〜む、いつかは出てくると思っていたけどやっぱり出てきたんだ、この企画…。「友達以上、恋人未満」の男女関係を大切にしている女性たちの生き方が、いくつも紹介されている。趣味の話も仕事の悩みも、何でも話せる最上の親友だが恋人ではない。既婚者の中には、一番いい関係の人は夫よりも「異性の親友」かもしれないとまで言う人もいる。親友が恋人になってしまう危険性も常に潜んではいるのだが、彼女たちがそんな男友達との関係を大切にするのは「友達の方が恋愛より長続きする、親友ならば別れることはなくてずっと付き合える」と考えるからだ。もちろん、こういうのってお互いの尊敬と信頼と愛情があってこそ初めて成り立つものだろうね。親友が恋人(妻や夫)であればいいなあと僕は思うけど、でも必ずしも「好き」イコール「恋人(妻や夫)」になるとは限らず、異性との親友関係が固く結ばれることだって当然あるとは思う。男女の間は恋愛やセックスだけじゃないもんね。ただ、人によっては友達関係を維持するのに結構エネルギーを必要とすることもあるんじゃないかなあ。僕がもっと年齢を重ねたら「そんなの簡単じゃん」と何の迷いも葛藤もなく断言できるようになるのだろうか。


9月3日(木曜日) 同僚も衝動買い

 同僚の女性記者がついに念願のノートパソコンを買った。僕と一緒のパワーブック2400である。僕が買ったのを見て「いいなあ、欲しいなあ」とは言っていたが、本当に買ってしまうとは…。だって彼女はダイビングのスーツや器材などに70万円も使ったばかりで、「ノートパソコンはあきらめた」と小さくなっていたのだ。だから「よし買うぞ!」と宣言してあっという間に実行に移したのには驚いた。すごい行動力というか、勢いというか。いや、あんまり人のことは言えないけど、これはやっぱり「衝動買い」というやつだろうな。ビッ◯カメラで購入したその日にそのまま大きな箱を抱えてきて、会社で引っ張り出して愛しそうに触っていた。そうかそうか、うれしかったんだね〜。うんうん僕もそうだったもんね〜。「高価なおもちゃ」を買ったらみんなそうなるのだ(^^)。そんなわけで、うちの職場ではじわじわとノートパソコン購入願望(?)が広がっている。もちろん、買うならMacintoshがいいよ(^^)。

 毒入りカレー事件、世界同時株安、大雨など世界的異常気象、北朝鮮がミサイル発射…。わずか1カ月ほどの間に次々と大事件が起きて、きょうも町田で洋弓射殺事件、岩手で震度6の地震、毒入りウーロン茶で死者…。いったい日本(世界)は、どーなるのでしょうか。


9月4日(金曜日) 手間取るネット接続

 きのう紹介したパワーブック2400を買った同僚の女性記者は、実はまだパワーブックからインターネットへの接続ができていなかった。モデムなどの設定がうまくいかなかったみたいなのである。そうなのだ。パソコンを買ったはいいが、この接続設定で結構手間取るのだ。何を隠そう僕も途中のいいところまでは自力でたどり着いたけれども、最後は師匠に「つながらないよ〜」と泣き付いて何とかしてもらったのだった。まあ何と言うか、餅は餅屋、なせば成る、七転び八起き(?)…。とゆーわけで、そのうちつながるって(なんじゃそりゃ)。で、女性記者もパソコン師匠のH記者にヘルプを求めたところ、ネット接続に無事成功。セレクタのアップルトークが使用になっていたのでつながらなかったという。早速、仕事そっちのけでメールチェックやチャットに夢中になっていた(^^)。よかったね〜。

 Fデスク独演会 関内で職場の歓送迎会。今月から出先に転出したFデスクと久しぶりに飲んで話す。社内で僕が最も信頼しているデスクの一人である。Fデスクの異動先は、社内の政治力学的からいってもなかなか難しいところなので、異動してわずか4日でもう相当たまっている様子。僕のところにやってきたFデスクは1時間近く、愚痴とも決意とも情勢分析ともつかないような話をず〜っとしゃべり続ける。僕はひたすら聞き役に徹して相づちを打つだけだったが、すぐ前で僕たちの話を聞いていた同僚記者が後で「◯◯さん(僕の名前)に話したくて仕方なかったみたいですね…」と感想を述べていた。確かにそんな感じだったな。僕でよければいくらでも話を聞かせてください。実に気持ち良さそうにFデスクが話し続けるのを見ていて、僕もとっても気分良くお酒が飲めました〜(^^)。2次会はパス。午前3時半帰宅。


9月5日(土曜日) 僕は心が広くない…

 この前の夜中、会社からの帰宅途中に横断歩道を渡っていたら、一台の車が赤信号を無視して僕の脇をすり抜けて行った。「おいおい、危ないなあ…」と怒りつつも十分にびびっていたら、その車は交差点でUターンして僕の方に向かってくるではないか。まじで身の危険を感じる僕。「えっと、最近は人にうらまれるような行動は取ってなかったっけ? トラブルになるような取材はしてないよなあ?」などの自問自答が頭の中を瞬時に駆け巡る。横断歩道の真ん中に立ちすくむ僕の前で車は止まって、怖そうな顔をした若いあんちゃんが窓から顔を出して言った。「カンベツショってどこにあるんですか?」。カンベツショ、カンベツショ…ああ「鑑別所」ね。夜中になぜ鑑別所の場所を聞くのかと不審に思ったが、僕はとっさに「あっちです」と車が最初にやって来た方角を指差した。「あっちは分かってるんだ」とあんちゃん。確かに鑑別所は上大岡の近くにある。鑑別所のすぐ隣にある拘置所には取材で被告の接見に行ったこともあるから、どこにあるのかを僕はよく知っていた。でも、僕はあんちゃんに「さあ、よく分かりません」と答えたのだった。だって夜中だよ。それで「鑑別所はどこだ」って聞いてるんだよ。しかも、信号無視して突っ込んできたその車は、青信号で横断歩道を渡っている僕に対して恐怖感を十二分に味わわせてくれたのである。むっとしたので知らない振りをしてしまった。ごめんね、あんちゃん。僕はそんなに心が広い人間ではありません…。


9月6日(日曜日) 頑張っている人たち

 海外の日系新聞社に勤めている女性記者とメール交換をしている。厳しい状況の中で一生懸命に頑張っている様子や興味深い仕事の内容にいつも感心させられている。彼女が偉いのは、忙しい仕事をこなしながら休日などを使って、自分が本当にやりたい取材を続けて特集記事を書いているところだ。志を持って前向きに活躍している人って輝いているよね〜。それに何よりも彼女の文章はすごく読みやすくて優しくて、僕のお気に入りなのである。そういうのってあるよね。彼女からメールが届くのを僕はいつも楽しみにしているのだ(^^)。

 もう一人、頑張っている人の紹介である。記者を目指しているというウエブデザイナーの女性から「リンクしました」とのメールをもらった。彼女は新聞社を受験して落ちてしまったのだが、もっと自分を磨いてから再びチャレンジしようと思っているそうで、マスコミを志願する仲間たちと情報交換するためのHPを作っている。これから記者になろうという人たちにも頑張ってもらわないと、お先真っ暗だもんね。大事なのは「記者になること」ではなくて「記者になって何をするか」ということ。記者志望の人にはそれを忘れないでほしいです(^^)。

 黒沢明監督が死去 映画監督の黒沢明氏が亡くなった。午後3時半ごろ編集局にニュース速報が流れる。カラー作品を撮り始める以前の黒沢監督作品は好きだが、晩年の作品はちょっと…。モノクロ時代の黒沢映画が社会的でダイナミックで人間的だったのは、ひとえに脚本が優れていたからだろう。特に橋本忍氏の存在が大きかったと思う。で、僕のお薦め作品は「生きる」「七人の侍」「赤ひげ」である。そう言えばこのHPの「お薦め映画」のページでただ一つ「生きる」だけがまだ執筆中だった。まずいなあ、早く書かなければ…。


9月7日(月曜日) 続「友達以上、恋人未満」

 9月2日付の身辺雑記に書いた「友達以上、恋人未満」に、いくつか反響のメールをいただきました。極めて個人的な内容を書いてくださったものもあるので、ここで紹介するわけにはいかないのですが、どれもとっても参考になるものばかりでした。本当にありがとうございました。そこで補足。好きな相手に恋人や夫や妻がいても、「この人は大切な人間だ」とお互いに思える関係というのは確かに存在します。しかし、そこに恋愛感情や恋愛関係、肉体関係(セックス)を持ち込まないというのは、とっても難しいことだと思います。当然ですが恋愛感情を持ち込むと、単なる「不倫」「失楽園」になってしまう危険性は非常に高くなります。その辺がうまくできる人とできない人がいるわけですが、う〜ん、たぶんうまくできる人の方が圧倒的に少ないのではないでしょうか。だから、ドロドロ&じめじめした不倫に走ったり、相手の結婚を機にそれまでの関係が疎遠になってしまったり、などといった極端なケースが結果としては多いのでしょう。「AERA/アエラ」で紹介されていた女性の一人は「親友なら別れがなくていい」と言います。でも、本当に好きな相手だったら恋人になってほしいと思うのも仕方ない気持ちだろうと思います。まあ、僕としては「夫婦や恋人の関係でありながら、友達でもあり続ける」というのが理想的な姿ではないかと思うのですが。「男女の友情は成立するか」をテーマにした「恋人たちの予感」という映画を薦められました。近く、ビデオ店で借りて観ようと思っています。(きょうは全編「ですます」調の身辺雑記でした…)(^^)


9月8日(火曜日) 引き受けてしまった講演

 頼まれて講演を引き受けてしまった。来月2つ…。自己嫌悪だな…。記者は取材して原稿を書くのが仕事だから講演などというものは本来やるべきではない、というのが僕の基本的なスタンスである。伝えるべき話は記事・文章で読者に伝えるべしというわけだ。それにちょこちょこっと適当に話すだけで「先生、先生」と持ち上げられて、自分を見失ってしまう恐れが非常に強い。僕はそれほど意志が強い人間ではないのだ(苦笑)。以前、信頼する同僚記者とそんなことを話し合って、僕なりにガイドラインを決めていたはずなのになあ。どうも、頼まれるとなかなか断われない。意志の弱さと優柔不断な性格を表しているな。だがしか〜し、自分で決めたガイドラインの中には例外規定もあるのだな、これが(エラソーに!=自爆)。記者&ジャーナリズムの世界を目指している人たちに経験や実態を話すのはやぶさかではない、とゆーのがその例外規定である。問題意識とやる気を持った後輩が続いてくれるのは、ジャーナリズムの世界にとってはもちろん、読者にとっても有益なことだと考えるからだ。入ってくる会社や組織が違ったってそんなことは問題ではない。広い意味では社会の矛盾を一緒に検証していく仲間なのだから(ちょっとカッコ良すぎ?)。でもまあ、僕はそう考えているのだ。でもって、来月の講演は一つがJCJ(日本ジャーナリスト会議)、もう一つは市民団体である。どちらも「新聞記者としての経験を話して」と言われたけど…。う〜む…。例外規定に照らしてみるとJCJの方がほんの少し引っかかっているだけじゃん(おいおい)。そもそも、大勢の前で話をするのは苦手なんだけどな。ま、いっか(全然よくないって!)。


9月9日(水曜日) 横浜ベイスターズに関係ある話

 昼前、友人の雑誌編集者から電話で起こされる。朝方に寝たからまだ眠いよ〜。今夜、横浜スタジアムに野球を見に行かないかという誘いの電話だった。その友人は鳥越俊太郎氏と横浜戦を見るはずだったが、鳥越氏に急用が入ったのでチケットが余っているというのである。優勝が目前(?)の横浜ベイスターズの試合だから見に行きたいけど、その時間は仕事があるからだめだよ…(泣)。う〜む、そもそも今月の休日数があきれるほど少ないのが悪いんだ。労働基準法や労働者の権利とはまるで無縁(爆)のわが職場では、今月の休日数はわずか6日しかない。カレンダーの赤い数しか休めないとは、どーゆーことなんだっ…。週休2日以前の問題だな(涙&激怒)。とゆーわけで、野球観戦は断念するのだった。「あ、そうそう」と友人が電話を続ける。「この間、鳥越さんに付き合って、横浜ベイスターズの優勝を想定した座談会で、某◯◯新聞社に行ったんだけどさあ…」「ふ〜ん」。眠いから僕はほとんどいい加減な応答をしている。「で、そこに漫画家のやくみつるとタレントの佐藤藍子が来ててさあ…」「え〜っ!?」。やくみつるはどーでもいいけど、佐藤藍子の名前で一気に目が覚めてしまう。藍子ちゃんは「父親が横浜ベイスターズファンだったので、私もずっと熱烈な横浜ファンなんですよ」などということをしゃべっていたそうで、鳥越氏は去年までヤクルトファンだったのに急に横浜ファンに乗り換えたものだから、途中から小さくなっていたという。恐るべし鳥越俊太郎と雑誌編集者。あんたらは一体いつも何をやってるんだ。あまりにもオイシイその仕事ぶり、僕にもちょっと見学させて!(自爆)とまあそんなわけで、僕は会社でぼそぼそと仕事をしながらテレビで野球を見ていました。横浜は負け戦でした〜。


9月10日(木曜日) 相模原のキャンプ場を下見

 今度の日曜日は、米国に1年間留学する同僚T記者の「送別バーベキュー会」が相模川沿いの相模原市営キャンプ場で計画されている。地元に住むS記者の企画立案である。「事前準備を兼ねてぜひ見学を」とS記者から要請されていたので、キャンプ場の下見に相模原まで愛車で出かける。たぶん、頼りない僕が道に迷わないようにという彼らしい気配りによるお誘いなのだろう。横横道路〜保土ケ谷バイパスを通って横浜市内はずっと快適に飛ばしていたのだが、相模原市内に入ってから渋滞にはまってしまう。でもまあ、何とか1時間半かかってS記者宅にたどり着く。「早かったですね〜」とS記者。遅刻常習者(^_^;)の僕としては上出来の到着時間だったようだ(爆)。これなら日没までにキャンプ場をゆっくり見学できるな(^^)。S記者の案内で、そこから車で15分ほどのところにある市営キャンプ場へと向かう。山あいを流れる相模川と松林が見事な景観を形づくっていて、河川敷に広がるキャンプ場はなかなかいい感じである。期待以上のロケーションだなあ(^^)。当日必要な木炭や金網、ビニールシートなどを購入してから再びS記者宅へ。夫妻と愛息のひなた君(2歳、仮名)に歓待され、夕食までご馳走になってしまう。ひなた君はうわさ通りかわいかったよ〜。夫妻の掛け合いも聞いていて面白く、とってもほんわかした一家でした(^^)。夜遅くまでおじゃまして、ありがとうございました〜。帰り道は行きの渋滞がうそのようで、時速◯◯◯キロ(謎爆)ですっ飛ばして、わずか35分ほどで自宅に到着する。午前零時過ぎ帰宅。いや〜、きょうは気分がリフレッシュされた休日だったな。行ってよかった。でも、あしたはまた仕事かあ…(自爆)。


9月11日(金曜日) 怖いのは集団ヒステリー状態

 缶入りウーロン茶に毒物が入れられ死者が出てから、模倣犯、類似事件が各地で続いている。「全国で馬鹿が続出」って様相である。日本中がピリピリしているようだ。「缶やペットボトルに入った飲料水をスーパーやコンビニで買って飲む」という今まで当たり前にやっていた日常行為が、根底から否定されたようなものだから、みんなが不安になるのはよく分かる。容器に穴があいていないか何回も確かめてみたり、飲む前にまず一口だけ口に含んで味見をしてみたり、缶やペットボトル、紙パックの飲み物は避けてみたり…。僕も一応は容器を点検してから飲むようになったもんなあ。しかし一番怖いのは、疑心暗鬼による集団ヒステリーというか群衆心理である。さっそく「毒を入れているのは外国人ではないか」といったうわさが出回っているそうだ。関東大震災の時に「朝鮮人が井戸に毒を入れた」といううわさが流されたのや、何年か前に埼玉で「出稼ぎ外国人労働者が主婦を襲って暴行して回っている」などというデマがまことしやかに伝えられたのと同じ状態である。う〜む…。

 そして、これとまるっきり根っこは一緒なんだけど、北朝鮮のミサイル発射をきっかけにして、在日朝鮮人の子どもたちに対する嫌がらせが続けて起きている。「チマ・チョゴリの女子中学生を拉致する」「朝鮮学校の給水槽に青酸カリを入れた」などの脅迫電話が朝鮮人民族学校へ相次いでいるほか、下校途中の女子生徒が殴られてツバを吐きかけられたこともあったという。5年前の北朝鮮の核開発疑惑の時にも、同じように民族学校の女子生徒が何人もそうした被害に遭っている。高等部2年生の女の子が帰宅途中に「朝鮮人は朝鮮に帰れ」などと怒鳴られたり、中等部3年生の女の子が駅で殴られたりしたのだ。北朝鮮政府がどんなに理不尽でおかしな行動を取ったとしても、日本にいる朝鮮人学校の子どもたちには何の責任もないし、嫌がらせを受ける理由なんてどこにもない。子どもたちは関係ないじゃん。そんなことも分からないとは、それこそ日本人として恥ずかしい。どこにでも馬鹿はいるものだが、こういう話を聞いても何も感じないという風潮を僕は最も恐れる。こんなトンデモナイ話に対しては、みんなもっと怒っていいと思うのだ。5年前に僕はこの問題をずっと取材していた。馬鹿なデスクに原稿をボツにされたりもしたけれど取材を続けた。でもって、またもやこんな嫌がらせをするみっともない日本人が出てきたことを「ああ、またか…」と情けなく思うぞっ。心から憤りを覚える。子どもたちが受けただろう心の傷を想像してとても悲しい気持ちになった。


9月12日(土曜日) 「3WEB」を継続

 きのう書くのを忘れたが、上大岡の第一勧銀からプロバイダーの「3WEB」の年会費を振り込む。今年4月から年会費が3割も値上げされたが、それでも「3WEB」は年額24000円とかなり料金が安いプロバイダーである。ただし、固定額制だからテレホーダイの時間帯(特に午後11時から午前3時ごろ=日本時間)には利用者が回線に殺到するため、通信速度が極端に遅くなってしまうのが難点である。まあ、この時間帯さえ外せば非常に快適なプロバイダーではあるのだ。とゆーわけで、また1年間「3WEB」のお世話になります〜。

 未見のビデオがさらに増える 予約してあった「新世紀エヴァンゲリオン」のビデオ第14巻を購入。ついでに、家の中のどこかにあったはずなのに行方不明になってしまった黒沢明監督「生きる」のビデオも購入。お薦め映画の作品紹介で「生きる」だけがまだアップできていないもんだから…。しかし、これで「エヴァンゲリオン」はとうとう第12巻〜第14巻までノーチェック分が3巻もたまってしまった。そして「生きる」を見直して、ほかにも「恋人たちの予感」も見なくちゃなんないし、さらにまだ見ていないビデオが数本あったりして…。う〜ん、う〜ん、困ったなあ。まあ、ぼちぼちゆっくりと見ていくかな。出社。なぜか職場には風邪をひいている記者が多い。そういう僕も、夕べはクーラーを付けっ放しにしてパジャマも着ないで寝たから、起きた時から頭が痛い…。ちょ〜っち辛いかな…。


9月13日(日曜日) 同僚記者の「送別バーベキュー会」

 新聞休刊日。米国留学する同僚T記者の「送別バーベキュー会」のため、相模川沿いの相模原市営キャンプ場へ。会場は横浜からすご〜く遠いのだ(^^)。5時間睡眠。頭痛は消えている。JR保土ケ谷駅前で主賓ら2人を拾ってから一路現地を目指す。3日前に下見に行った時ほどの渋滞はなく、午後1時の集合時間よりも30分早く到着する。おおお〜っ、絶好の秋晴れだけあって駐車場は車があふれかえっているではないか…。知る人ぞ知るキャンプ場ではなくって、みんなここを知っていたのか。でもまあ、なんとか車の間に滑り込ませて無事に駐車完了。企画立案の地元S記者夫妻は早々と現地入りして、別のS記者夫妻と設営に励んでいた。早速手伝う。炭と着火材で火を起こすのだがこれが難しい。2時間近くかかってようやく火力が強くなる。そういう試行錯誤というか、腹減り状態で四苦八苦するシチュエーションがまた楽しいのだろう。若手・中堅記者に人気のあるデスク2人も前後して到着。焼そば、ソーセージ、焼きトウモロコシなど、どれもなかなかの味付けである。外で食べるとうまいなあ。送別バーベキュー会は大成功だ。両S記者夫妻の準備と気配りがあってこそである。お疲れさま〜(^^)。午後8時に現地解散。僕は、デスク1人とK記者、主賓T記者の3人を家まで車で送る。運転する僕以外の乗客はみんな酔っ払いである。道路渋滞があったり、途中で冷麺を食べたりしたこともあったけれども、最後の1人を家まで送り届けたのは何と午前零時前だった…。う、う〜む。せっかく回復しかけている体調なのに…。


9月14日(月曜日) 会社の批判をなぜ外でするのか

 伝えるべきニュースを平気で握りつぶす編集幹部や、ちょうちん記事を書いて平然としているアホ記者、人権感覚がまるで感じられない馬鹿記者たちの実態を、僕はこれまでいろいろな形で会社の外に発表してきた。新聞社内で起きている異様な状況を読者である外の世界に知らせるのは、公共の利益にかなっていると考えるからだ。世の中の矛盾を検証して、問題提起し、弱い立場の人を守るのは新聞記者の重要な仕事であり責任である。だから新聞記者には、さまざまな「特権」とでも言えるような便宜が与えられている。「知る権利に奉仕するため」「報道の自由を守るため」などの大義名分によって記者としての取材活動の自由が保証されているのは、読者(市民)からの支持と信頼があって初めて成立するのだ。それなのに、そうした新聞記者としての仕事を意図的に怠るのは、読者に対する背信行為と言えるのではないだろうか。高い購読料を払ってもらっている読者への詐欺行為でもあるだろう。新聞を毎日読んでいる読者は、そうした新聞社内の実態を知る権利があると僕は考える。現場記者のさまざまな思いや悩みなどの情報を発信することによって、新聞やジャーナリズムの在り方を考える材料を僕は提示してきたつもりだ。それは、社会やジャーナリズム全体の利益になるものだと思うし、結果的には会社(僕が所属する新聞社)の利益にもつながるものだと考えてきた。僕は会社に貢献していると考えてきたのだ。しかし、こうした行為は「なぜ会社の悪口を言う」「嫌なら会社を辞めればいいだろう」という反発も生む。言わば「内部告発」ってことになるからだろうが、何と視野が狭くて貧困な発想なのだろう。そもそも、心ある若手や中堅記者が毎日泣きそうな思いをして働いているのに、社内に自浄作用が働かないから仕方なく社外に向けて情報発信している面もあるのだ。まあ僕が言いたいことをぐっと我慢して、もっとイイ子でいれば摩擦も起きないのだろうが、あいにく僕はそんな芸当ができる性格ではないのである。言うべきことや言いたいことはきっちり発言してしまうのだった。でも、この会社にはいい加減もう愛想が尽きたというか、嫌気がさしたというか、うんざりしてきたなあ…(まじ)。


9月15日(火曜日) 「恋人たちの予感」を見る

 実はきょうまで3連休。で、今月はあと3日しか休みがないのだった…(涙)。そんなわけで取材は思いきってお休みにする。だってここで無理して休日取材を敢行したら、ダウンしそうな予感があったのだ〜。その代わりにたっぷりと休養を取った。港南台のレンタルビデオ店で「恋人たちの予感」を借りて見る。メグ・ライアン主演で「男女の友情は成立するか」をテーマにした映画である。この作品を僕に紹介してくれた女性が「その映画が言いたかったことは、『男女の友情は成立しない』ということではなくて、『本来の恋愛のあるべき姿』だったのではないかと思います」と書いてくれたのだが、見終わって僕も同じように思った。ずっと親友を続けてきたハリーとサリーの気持ちの揺れが率直に語られていて、なかなか切なくなるストーリーだ。ラストシーンでは笑いながらも思わずほろりとさせられてしまった。

 大型の台風5号が接近中。窓の外では、まさに「バケツの水をひっくりかえした」という表現がぴったりの大雨が降っている。おやおやの天気だなあ。あす未明には日本上陸かな…。


9月16日(水曜日) ベネッセの「マスコミ原論」

 台風一過。抜けるような青空がず〜っとどこまでも広がる。強い風は吹いているけれど、気持ちのいい天気だ。この前ぐずぐず足踏みしていた台風4号とは違い、今度の台風はあっという間に日本列島を駆け抜けて行った。よしよし、なかなか偉い奴だ(^^)。

 ちょっと前にベネッセコーポレーション(旧福武書店)の「マスコミ就職対策ゼミ」シリーズのために、頼まれて短い文章を書いた。それが「マスコミ原論」という本になって送られてくる。マスコミとはどんな世界なのか、なぜ自分はマスコミの世界を志したのか、そこで自分は何をやろうとしているのかなど、ベテランや中堅・若手からのメッセージをまとめた一冊だ。久野収、松本仁一、相田洋、島森路子、村上義雄、鎌田慧氏らそうそうたる方々の経験談やインタビューとともに、「先輩27人が語るアドバイス」の中の一人に加えていただいた。きょう初めてこの本を手に取って見たのだが、登場する記者・ディレクター・編集者たちそれぞれの原点や問題意識が強烈に伝わってくる内容になっている。執筆者の一員でありながら、掲載されているみなさんの文章を読んでいて「僕も弱音を吐いてないで、やる気を出さなくっちゃ」と思った。どこまで頑張れるか不明だけど(苦笑)。マスコミ界を目指す後輩のために編まれた本なのに、そこに文章を書いている自分の方が励まされていては笑い話だな。


9月17日(木曜日) 酔っ払いは愛車に乗せないぞっ

 この前の日曜日にやった送別バーベキュー会の帰り、酔っ払いたちを車に乗せて家まで送ったのだが、実はその中の一人が乗り込むなり、紙コップに入ったバーボンを愛車の座席にぶちまけたのだった(激怒&涙)。おいおい、新車なんだぜ〜(絶句)。酒を持って車内に入るなってあれほど警告したのに…。企画立案者の手前、僕も大人になって我慢したけど内心は怒り心頭だったのだ。僕は心が狭いんだぞ(爆)。まあ、ジュースとかビールとかじゃなくて高級ウイスキーだったのがせめてもの救いではあるけどさあ。で、そのアルコールの臭いはなかなか消えず、一昨日なんかほんの1時間ほど運転しただけなのに、それだけで僕はもうすっかり酔っ払った気分になってしまったのである。もしもこの時、飲酒運転の検問とかがあったら、確実にチェックされたはずだな…。とまあ、それぐらい強烈な臭いなのだ。その日は小雨がぱらつく天気だったが、僕は泣きながら(うそ)窓を全開にして愛車を走らせたのだった。さてそんなこんなで、きょうは夜中に会社から帰ると、借りていたビデオを返しに行こうと僕はすぐさま愛車に乗り込んだ。すると、おおおっ、アルコールの臭いが薄らいでいる〜(^^)。まだほんの少し残っている感じはするが、これなら自然にアルコール分は揮発してしまいそうだな。ああ、高級ウイスキーでよかったあ。もう二度と酔っ払いは愛車には乗せないぞっ。


9月18日(金曜日) 「リンドバーグ夫人」さんへ

 「リンドバーグ夫人」さん。何でも話せる友達って何物にも代え難い存在ですよね。お互いに心からの信頼関係があるからこそ何でも話せるし、けんかもするわけですが、そういう関係というのはそうそう簡単に成立するものではありません。そんな友達というのは、滅多に手に入らない宝物みたいなものです。話をする機会がしばらくなかったりしても、心の奥底では相手のことを大切に思っていることには変わりなく、見ていないようでいてしっかり(何気なく)お互いのことを見ているのではないでしょうか。リンドバーグ夫人」さんのお友達もその辺はちゃんと分かっているはずです。まあ、人間だれしも弱い面を持っているものですが、そこのところはたぶん時間が解決してくれることでしょう。もうちょっとだけ長い目で見てみたら、きっとさらにいい関係が広がっていくと思いますよ。「雨の日の次には必ず、晴れの日がある」ものです。

 きょうの身辺雑記は、ちょっと変わった趣向で人生相談への返信公開という形を取ってみました(謎)。初の試みです。プライバシーに関する部分は削除してあります。


9月19日(土曜日) 会社を休む

 きのうは腹の調子が悪くて、仕事中に何回もトイレに足を運んだ。昨晩帰宅してからは落ち着いたのだが、体がなんとなくだるいので、大事を取って会社を休む。う〜ん、何か変なものを食べたのかなあ。それとも、風邪が完全に治っていなかったのか、だらしない生活&食生活が影響しているのか…。まあ、たぶん全部だろう(自爆)。少し反省しています〜。


9月20日(日曜日) 「天空の城ラピュタ」のビデオ購入

 上大岡の新星堂で、予約してあった宮崎駿監督「天空の城ラピュタ」のビデオを購入。トトロ、ナウシカに次いで大好きな宮崎作品なのだ。これまで販売されていたのとは違ってとっても安い廉価版である。ずっと前に友達にダビングしてもらったビデオは画質がいま一つだったが、これからは鮮明画像で見られる(^^)。予約特典として、作品の中に出てくる「飛行石」のレプリカがおまけで付いてくる。わ〜い。…まるで子どもだな(自爆)。そんなわけで日曜日だけど愛車に乗って気分よく出社。お腹の調子はまあまあである。


9月21日(月曜日) 横浜優勝まであと少し!

 蒸し暑くてべたべた〜っとした空気が気持ち悪い。またまた日本列島に近付いている台風7号の影響だ。時折、強い雨が降ったりもするので、平日だけど愛車で出社する。

 「横浜ベイスターズ『優勝へ』」と表紙にでっか〜く書かれたA4判の雑誌をコンビニで発見する。丸ごと横浜ベイスターズの雑誌である。ファンクラブの機関誌でも出回っているのかなあ、と思って手に取って見ると「サンデー毎日」の臨時増刊だった。ベイスターズファン・トークとして巻末に、やくみつる、佐藤藍子、鳥越俊太郎の座談会が載っている。おおっ、これが先日、友人の雑誌編集者と鳥越さんが出席したという例の座談会かあ…(9月9日の「身辺雑記」参照)。結構読みごたえがある内容で、ちょっぴり屈折した横浜ファンの心情が微笑ましい座談会になっているじゃん。昨年まではヤクルトファンで今年から横浜ファンになったという鳥越俊太郎は、筋金入りの横浜ファンの藍子ちゃんに牽制されながらも、それでもしっかり横浜ファンぶりをアピールしているのが、さすがと言えばさすがだ(笑)。そう言えば、9月9日の「身辺雑記」を読んだ佐藤藍子ファンの方から「それにしても鳥越俊太郎は軟弱だなあ。たとえ藍子ちゃんがベイスターズファンでも、涙を飲んでドラゴンズを応援する自分を見習え!」というメールをいただいた。う〜む、確かに鳥越さんは節操がない。しかしまあ、そういう僕も一番好きなのは阪神で、二番目に好きなのが横浜なのだが、既に今年の阪神は眼中にないからなあ(爆)。でも、今年の阪神はウエスタンリーグ(二軍)で立派に優勝したからいいのだ。でもって、来年の阪神は一軍と二軍を総入れ替えしてペナントレースを戦うのだあ〜(完全に自爆)。横浜は悲願の優勝まであと少しだ。頑張れ〜!


9月22日(火曜日) あすで「サードインパクト」1周年

 早いもので「サードインパクト」を開設してから、あすで1周年を迎える。パソコン素人の僕がホームページを作って運営するなんて、最初は考えもしなかった。それがこんなに長続きするとは意外だったなあ…。この1年間で概算延べ16000件のアクセスがあった。ほかの人気サイトに比べたら屁みたいなアクセス数だろうが、僕としてはこれだけ大勢の方が遊びに来てくれたことに心から大感謝である。毎日更新しているのは「身辺雑記」だけなんだけど、ありがたいことに「身辺雑記」を楽しみに読んでくださる方々がいらっしゃって、感想や励ましのメールをいただく。と〜ってもうれしいです。「新聞や雑誌に書いた記事よりもHPの方が反響があるんだよ」(爆)って友達に言ったことがあるのだが、それってあながち冗談でもないよなあって思う。あ、ほかのコーナーもなるべく更新しますからね。でもってこれこそが一番重要だと感じるのは、HPを通じてというかインターネットを通じて、いろいろな方と知り合えたことである。うん、やっぱりこれが最大の収穫だな。気軽に何でも話せて心から信頼できる、そんな存在を得られたのは大きい。もちろんインターネットをやっていなくても、そういった関係を築くことはできるだろうが、さらに世界が大きく広がったということなのだ。いつまでたってもパソコンは正真正銘のド素人だけど、インターネットの世界に足を踏み入れて本当に良かった〜。ご訪問者の皆様、どうぞこれからもよろしくお願いいたします(^^)。


9月23日(水曜日) 感謝!「サードインパクト」1周年

 そんなわけで、きょうで「サードインパクト」1周年である(くどいって? まあ1年に1回だけだから許して〜)。お祝いメッセージ、ありがとうございます。思えば1年前のこの日、パソコン師匠である同僚H記者からホームページ作成の特訓(?)を受けて、意気揚々と「サードインパクト」を開設したのだった。1年前の身辺雑記を思わずしみじみと読み返してしまったぞ。開設してからしばらくは、パソコン&HP更新にかかりっきりで睡眠不足の毎日が続いているじゃん。う〜ん、われながら頑張っていた(暴走していた)んだなあ…。次々とコンテンツを拡大膨張していくのが、ただただうれしくって、もうひたすらページ作成に没頭している様子が微笑ましいというか、馬鹿みたいというか…。まあ、そんなこんなで、きょうめでたく1周年を迎えたというわけなのだ。おっと、技術的に全面支援していただいた師匠にも感謝の意を表しておかねば、後で何を言われるか分からん。師匠、感謝じゃ〜(爆)。

 赤田圭亮氏の出版記念パーティー 横浜駅西口のホテルリッチで、赤田圭亮氏の「サバイバル教師術」(時事通信社)の出版記念パーティー。招かれて出席する。赤田氏は横浜市立中学校の教諭で、以前から取材などでお世話になっているのだが、僕が個人的にも尊敬している先生のお一人である。弁護士や大学教授、中学校の先生、マスコミ関係者ら100人以上が出席。貫祿がある中にも飄々とした赤田氏の人柄が伝わってくる楽しいパーティーだった。赤田氏のあいさつで「僕たちはたかがしれた存在なんです。その中で自分たちにできることをやればいい」という言葉が印象に残った。う〜む、その通りだなあ。スーパーマンみたいな人間はほんの一握りしかいなくて、大半はフツーの人なんだから。教師も記者もそれは同じだ。問題は自分にできることをやっているかどうかだな。(僕が書いた「サバイバル教師術」の書評記事を「セカンドインパクト」の雑感記事&エッセーのページにアップします。)

 注文してあった「鉄腕アトム/音の世界」のCDを購入。アトムが歩いたり飛んだりするオリジナルサウンドを、テレビ放送当時のまま収録した貴重な1枚だ。実は廃盤になってしまったアナログレコード版を僕は持っていて、東京の実家のどこかにあるはずなのだが探すのが面倒なので、CDに復刻されたのを機会に購入したのである。アトムの電子音は聞いているだけで楽しいし、音響効果職人さんの肉声が同時収録されているのがまたいい。お薦めの1枚。


9月24日(木曜日) お気に入りのエヴァのポスター

 「新世紀エヴァンゲリオン」のビデオ第14巻に付いていたポスターを、フレームに入れて部屋に飾る。珊瑚礁の上にエヴァの登場人物が勢ぞろいした構図で、テレビ版の最終話のラストシーンを思い出させるポスターだ。どのキャラクターもいい表情をしていて、と〜ってもお気に入りの1枚である。よし、これは殺風景な寝室に置こうっと(^^)。

 編集局の会議室で早版終了後、米国留学する同僚T記者の壮行会。先々週の日曜日にやった送別バーベキュー会は有志主催だったが、きょうのは職場主催の公式版である。すしとピザ、ウイスキー、ビールなどが出される。部費を使っているから豪勢だ。1年後、留学を終えたT記者が会社に戻ってくると信じているものは実は少ない(笑)。いや、それまで会社があるかどうかが疑わしかったりして(爆)。まあ、頑張ってほしいものだ(^^)。T記者の勤務はきょうまでだが出発するのは来月半ば過ぎなので、まだまだ会う機会はあるだろう。2次会はパスさせてもらって、午前2時半帰宅。横浜ベイスターズにマジック9が点灯。眠い…。


9月25日(金曜日) 久しぶりに「少女漫画」を読む

 田渕由美子の「桃子について」を読む。表紙の絵がかわいいのにつられて思わず買ったのだが、買って正解の作品だった。とっても元気で、何でもはっきりものを言う翻訳家の桃子が主人公のラブコメディー。妹と結婚した同級生への思いだとか、年下の恋人とのさまざまなエピソードなどが、繊細でほんわかしたムードで描かれていて楽しい。雰囲気や絵の感じが岩館真理子の作品に似ている。中学3年の時にクラスの女の子が少女漫画を貸してくれて、高校生になってからもしばらく少女漫画にはまったことがあったが、それ以来の「少女漫画」だなあ。ずいぶん久しぶりに女性漫画誌の作品(少女よりは対象年齢層が上だから少女漫画とは言わないかもしれない)を読んだけど、少年・青年漫画とはまた一味違った表現力(描写力)の世界が広がっていることを再認識した。大岡みなみの「コラム風速計」最新版を追加更新。


9月26日(土曜日) 更新が遅れてすみません

 「身辺雑記」を更新する時間帯がずるずると遅くなっているような気がする。一応、「遅くとも午前2時までには更新するように努力する」なんて公言しているのだが、最近は午前3時を過ぎてしまうこともしょっちゅうだなあ。「身辺雑記」を見てから寝るのが習慣だという熱心な読者(!)の方は、更新時間が遅い時には「ちっ、まだか」とパソコンのカーソルをバシバシと叩きながら待ってくれているのだそうだ。そ、それは恐れ入りました…。しかし、そんなにまで期待して待ち構えてもらいながら、きょうみたいな内容の「身辺雑記」を読んでいただくしかない時には、申し訳ないやら情けないやら…(^_^;)。う、う〜ん。まあ、長い目で見てやってください。ちなみに、あわてて書いたために日本語としておかしいままアップしてしまい、2〜3日の間にこっそり修正していることが時々ある。そういう場合は見て見ぬふりをしてくださるのが最善である(自爆)。ああ、きょうは最終版までの勤務だったので眠い。


9月27日(日曜日) 労働基準監督署の皆さ〜ん!

 冷たい雨がしとしと降っていて肌寒い。もうすっかり秋なんだ。きょうは半袖では風邪をひいてしまうな。暖房を弱めにかけて愛車で出社。鎌倉街道が上大岡までず〜っと渋滞しているのでちょっぴりイライラする。来月の休みが確定。ああ、またもや異常に少ない休日数だ。いい加減にしてほしいなあ。新聞記者と言えどもローテーション職場なんだから、休日くらいはきちんと確保してもらいたい。士気だって低下するよ。これを読んでいる労働基準監督署の皆さ〜ん、◯◯新聞社編集局ですよ〜。労働基準法が改定(改悪)されたといっても、明らかに法律違反の状態で〜す。臨検(立ち入り調査)に入って是正勧告してくださ〜い(爆)。


9月28日(月曜日) 沖縄料理と夜景

 起きると少し頭が痛い。きのうから寒かったので案の定、風邪をひいたみたいだ。でもそんなことは無視して出かけるのだ〜。夕方から東京・池袋の沖縄料理屋で友人たちと飲み会。7月24日に神田のヨーロッパ料理店で飲み食いしたメンバーである。東京の出版社に勤務する女性編集者の提唱により、編集者、新聞記者、弁護士、大学教授ら総勢8人(男女半々)が集まった。ゴーヤチャンプルー、ソーメンチャンプルー、ラフティ(豚肉角煮)などの沖縄料理を食べながら、オリオンビールを飲む。く〜っ、うまいっ。沖縄に行きたくなっちゃったぞ。あの真っ青な海、輝く太陽、さわやかな南風がいいんだよなあ。透明感あふれる海の中には、赤、青、黄など色鮮やかな魚がいっぱい泳いでいる。行きたいなあ…。でも、休みが少ないからどこにも行けないなあ…。

 そんなことを考えて飲んでいたら、裁判官のエラソーな態度が話題になった。うん、確かに法廷で示す裁判官の無礼な言動は異様で、信じ難いものがある。司法担当だった時にいくつも法廷取材をしたが、自分よりもはるかに年上の被告人をつかまえて「立ちなさい」「前へ出なさい」「答えなさい」などと平気で命令していたもんね。裁判官の職務として命じることは当然あると思うけど、どうして普通に「立ってください」「前へ出てください」と言えないのかな。中には丁寧な言葉遣いをする裁判官もいることはいるがそういうのは少数派で、多くの裁判官はとてもエラソーにしている。人間性の問題だね。つまり多くの裁判官は人間としてサイテーだということなのだろう。そんな人間に裁かれる人たちは不幸というしかない…。

 池袋駅西口はしばらく来ないうちにすっかり変貌を遂げていた。いつの間にかメトロポリタンプラザなどというのができていて、薄汚なくてわびしい池袋の街の面影はまるで見当たらないよ〜。そんなわけで沖縄料理を楽しんだ後は、メトロポリタンホテル25階のラウンジで夜景を見ながらカクテルなど。それにしても、夜景ってどうしてこんなに心が落ち着いて、ロマンチックな気分になるのだろうか。人間の営みの象徴である光の渦が暗闇の中できらきら輝いているのを見ていると、生きていることを実感させられるからかなあ。しかし、こういうのは女の子と2人で見るもんだな(爆)。洋光台からタクシー。午前2時半帰宅。


9月29日(火曜日) 腕時計なしの生活

 かなり前から僕は腕時計をはめていない。うっとおしいからである。「あいつが時間を守らないのは腕時計をしていないからか」などという突っ込みは却下(自爆)。でも、Gパンのポケットには一応いつも入れていたんだけどね。だからまるっきり時計と無縁の生活をしていたというわけではないし、そもそも街や駅やビルの中にはどこかに時計があるから、そんなに不便は感じなかったのである。だがしか〜し、3週間ほど前にポケットの腕時計が電池切れで止まってしまい、それからはまじで時計を持ち歩かない状態が続いている。電池を入れ替えるなり、新しい時計を買うなりすればいいのだが、面倒くさいしコンビニで買った安物の使い捨て腕時計だったということもあってそのままにしているのだ。街のどこにも時計が見当たらない場合がごくたま〜にあるけど、今のところはさほど困った問題はない。まあ、腕時計がなくても日常生活は困らないのだ。とゆーわけで、もうしばらく時計なしでいこうっと。


9月30日(水曜日) メールソフトとメールの整理整頓について

 僕がいつも使っているメールソフトは、Performaに標準装備されていた「ユードラ・プロ」である。とっても使いやすくて読みやすいので、インターネットを始めた2年前からずっと「ユードラ」のユーザーなのだ。一度だけ、パソコン師匠の同僚H記者に付き合って「ポストペット」を併用したことがあったが、すぐに嫌になってしまった。ペットが一生懸命にメールを運ぶ姿は確かにかわいいのだが、よそ事をしたりおやつを食べたりするのを見ていると、時間がない時なんかイライラするのだ。「おいおい、いいから早くメールを運んでくれよ」などと思ってしまう。せっかちな僕の性格には、ああいうのは合わないのだった。師匠には申し訳なかったけれど、2カ月で「ポストペット」を使うのは勘弁してもらった(苦笑)。

 ところで、僕はもらったメールは全部ご丁寧に取ってある。どーでもいいものから大事なものまで全部である。事務連絡や嫌がらせのメールまで捨てていない(笑)。貧乏性だからなのか優柔不断だからなのか、なかなか捨てられないのだ。といった話を友達にしたら「そんなことを続けていたら受信箱がパンクして、大事なメールも壊れて読めなくなってしまうよ」と脅かされた。それは困るなあ。いらないメールはどんどん捨てるのが鉄則だそうだ。う〜ん、それはその通りだな。部屋の片付けと一緒である。よし、メールの仕分けと整理整頓をしよう。だがしか〜し、そんなに愛用している「ユードラ」の詳しい機能だとか使い方を、実は僕はほとんど知らなかったのだった(自爆)。相変わらずの機械音痴、パソコン素人…。勤務時間中に電話で友達に質問したり、同僚記者からレクチャーを受けたりして知識を吸収する。帰宅して、受信箱&送信箱の整理整頓、大事なメールの保存などを始めてみたのだが、こりゃ大変な作業じゃ〜ん…。とほほ。でも、この作業はやり遂げなければ。1カ月計画だな。ふう。


ご意見・ご感想は ookaminami@yahoo.co.jp へどうぞ

身辺雑記のメーンへ戻る

フロントページへ戻る

[NEW][EVA][トトロ][映画][セカンド][リンク]