身辺雑記 

by totoropen (OOKA Minami)


1999年3月1日〜3月31日

●あるHP強制閉鎖の危機●「自動車絶望工場」と同じ●新聞記者歴13年って若手?●日の丸・君が代●日本経済の回復を手伝う●言語道断の法相がやっと辞任●こんな記者は軽蔑します●自己紹介とリンク●愛車の中では音楽●久しぶりの新宿●長崎ちゃんぽん屋で見た異様な光景●予習●イメージ投票●選挙リハーサル●文章へのこだわり●ネットに関する僕の基準●安田弁護士の解任は不当●新連載がスタートする●自衛隊の海上警備行動●約束を守る男●「カレカノ」放送最終回●議論するということ●訪問者でにぎわう●愛車の12カ月定期点検●●●ほか


3月1日(月曜日) エンジンかからず

 髪の毛がうっとおしくなってきたのでカットする。平日の昼過ぎだというのに行きつけの美容院はえらく混んでいて、予約してあったにもかかわらず30分も待たされてしまった。でもまあ、すっきりしたからいいや。それに、最後の段階でブローをしてくれたのは新人らしい美容師さんだったんだけど、これが結構かわいい女の子で会話も弾んだから全然オッケーである(^^)。そんなわけで、ゆっくり本屋に寄る時間もなくなってしまい、慌てて出社。午前零時過ぎまで延々と選挙の準備をする。いまだによく分からないまま作業しているんだけど、こんな調子で本番に間に合うのかな。

 昨晩は結局エンジンがかからなくて、最後まで原稿書きモードに入れないまま寝てしまったのだった。取材や準備作業はすべて終わっているから、後は書き始めるだけなんだけどね〜。いくら何でも明朝までには書き上げなければ。しかし眠い。これからシャワーを浴びて目を覚まして、気合いを入れて書き出すぞ(まじ)。

 あるHP強制閉鎖の危機 いつも遊びに行っている大好きなHPが、著作権問題とプロバイダーの一方的な姿勢によって、強制的に閉鎖させられようとしている。著作権の関係では、HP主宰者の側にも弱みがあると言えばあるのだが、それはまあ解釈や見解の相違と言えなくもない。問題なのは、このプロバイダーの姿勢と問題意識のなさだ。詳しくは書けないけれど、第三者から苦情が寄せられたり「問題が起きそうだ」と判断したサイトを、このプロバイダーはこれまでにも有無を言わさず一方的に、いくつも強制閉鎖していると聞いている。内容の是非を論じることもなく「問題が起きる前に」さっさとウエブ上から消滅させてしまうというこうしたやり方は、利用者の「表現・言論の自由」をまるで無視しているわけで、この会社が日ごろから提唱している「インターネットを通じてコミュニケーションの輪を広げよう」というお題目がいかに薄ら寒いものであるかを実証していると言えるだろう。ちなみに、僕の大好きなそのHPの主宰者は、結論を待たずに引っ越しを決断したそうだ。これは他人事では決してない。


3月2日(火曜日) 「自動車絶望工場」と同じ

 私的にやることがいっぱいあるので、早版が終わったらとっとと帰宅しようと思っていたら、久しぶりに本社に上がってきた支局のK記者が車で送ってくれるという。まあせっかくだからと、自宅近くのファミレスで夜食を食べながらしばし雑談する。今の会社で新聞記者をこのままやっていていいのかとか、フリーの生活とはどんなものかなどと、意見交換をしているうちにあっという間に時間が経っていて、気が付くと午前4時半だった…。ああ、そんなことになるのではないかと、K記者の車に乗り込んだ時点で半ば予想はついていたのだが、やっぱり大当たりだったな。やれやれ。

 で、K記者は力説するのだった。「新聞社の中で記者として働きながら、自分自身が体験するマスコミの矛盾や問題点を外部に向けてきちんとリポートしていく姿勢は、ルポライター鎌田慧が書いた『自動車絶望工場』の取材と同じで、君は画期的な仕事をしているんだ。まさに新聞社の取材を毎日続けながら、ルポルタージュを書いているようなものではないか。書くことは全部書き尽くして、もうこれ以上は何もないと思うところで辞めればいいんじゃないか」と言うのである。それって褒めてくれているのかな。「会社を辞めてからならだれだって書けるけれど、組織の中にいて組織の矛盾を4年以上も書き続けているというのはすごいことなんだよ」。だからもう少し、会社にいなさいとゆーことが言いたいのかな。僕は基本的に、どうでもいいような記事しか書かない記者は本気では相手にしないのだが(エラソ〜!)、問題意識を持った社会性のある記事をいくつも書いてきたK記者の言葉には、それなりに重みはあるし説得力もある。う〜む。参考にさせていただきます。


3月3日(水曜日) 新聞記者歴13年って若手?

 HPの文章だけでしか僕を知らない方って、僕のことを何歳くらいだと想像されているのだろうか。時々、そんなことを考えることがある。これまでにいただいたメールによると、例えば25歳の方に「同い年くらいでは?」と言われたことがある一方で、30歳の方からは「ずっと年上かと思った」と言われたりして、とても不思議に思ったことがある。で、年上だと思った理由としては「しっかりした文章を書くから」だそうなんだけど、でも、若者でもしっかりした文章を書く人はいっぱいいるし、年配の人でも何が何やらさっぱり分からない文章を書く人は大勢いるからなあ。

 僕としては自分はまだ「若者」だと思ってるのだけどね〜。ちなみに僕は今年で新聞記者歴13年になるんだけど、これって若手記者と言っていいのだろうか、それとも立派な中堅記者なのかな。でもまあ、取材先では若く見られることが多いのは事実だ。もっともこれは、「若いのに頑張っている」と見られて得をする場合と、反対に「若僧のくせに」とナメられて損をする場合とがあって、どちらがいいとは明言できないんだけどね。たぶん、先月やったような講演でも「若僧が偉そうに講師だなんて」と感じた人もいるんだろうなということは想像できる。ここで年齢を公表する気はさらさらないのだが、だけど僕のHPには、少なくとも世代を推定できるような事実はあちこちにいくらでも出てくるはずだから、その気にさえなれば年齢くらいすぐに分かると思うんだよね。あとはもう、読解力と分析力の問題ではないでしょうか(苦笑)。

 花粉症の症状がだんだんと出てきて、頭がぼ〜っとする。労働意欲が全然わいてこない。今年の関東地方の花粉の飛散量は少ないと聞いていたんだけどなあ。アレルギー問題に詳しい方の話では、大気汚染がひどい関東は、花粉飛散量が多い田舎よりも症状が重いのだという。なるほどね。説得力あるよなあ。だから「飛散量」というよりは「悲惨量」という表現が適切なのだそうだ。ああ…。最終版までは残らなかったが、遅版で帰宅。もう、へろへろです。


3月4日(木曜日) 日の丸・君が代

 「日の丸」「君が代」の法制化ねえ…。この問題は、僕の新聞記者としての原点でもあるのだが(「セカンドインパクト」「取材の背景」参照=長文です)、いつも考え込んでしまうのは、他人に対して「こう思いなさい」と思想・信条を強制するとはどういうことなんだろうということだ。まあ、「日の丸」は置いておくとしても、「君が代」の「君」が天皇を指しているのは歴然としているわけで、だからこの歌は「天皇の治める世の中が未来永劫ずっと続きますように」という内容なのであるが、それを「国歌」として法律で定めるのは、少なくとも日本国憲法の理念とは矛盾していると言わざるを得ない。

 で、ここで僕が特に気持ち悪く感じるのは、そういう歌の斉唱を児童・生徒にさせるように、教育委員会が校長を「指導」するという発想そのものだ。「天皇の治める世の中が続きますように」と思う人は自由に歌えばいいけれど、そう思わない人に対してまで歌うように指導するとはどういうつもりなのだろう。他人の「心の中」に、よくもまあそうやって平然とずかずか踏み込んでこられるものだ。その傲慢さ・不遜さ・横暴さには驚くばかりである。恥ずかしいとは思わないのだろうか。国家や行政が、市民に対して「天皇の治める世の中が続きますように、と歌いなさい」などと指導する権利がどうしてあるのか、僕にはさっぱり分からない。そもそも納税者の一人として、国家や行政にそんな権限を与えた覚えは全くないんだけどなあ。もしも法律で「日の丸」「君が代」が国旗・国歌として定められたとしても、思ってもいないことを無理やり思わされる、歌いたくないものを強制的に歌わされるのは異常な事態なんだということだけは、はっきりさせなければならないと思う。


3月5日(金曜日) カレカノ・デー!

 「カレカノ」コミックスの第7巻を購入〜♪ でも、これっていつ読めるのかなあ。読む暇がないのだ。先週発売になったサントラ盤CD「ACT 2.0」も買ったままになっていて、実はまだ聴いていないのであった。登場人物を全員集合させた素敵なイラストが表紙カバーのCDは、机の真ん前に置いてあるので毎日眺めてはいるんだけどね…。というわけで、週に一度のお楽しみである「カレカノ」の放送日だったりする。きょうもまた、へろへろになって帰宅したわけだが(涙)、これからゆっくりと録画ビデオを見るのだ。現在の時刻は午前2時か。睡魔に襲われたりしなければ、朝までには「今週のカレカノ」レビューを更新できるかもしれないな〜。でも、ファクスで届いていた原稿のゲラをチェックしたり、いただいているメールの返事を書いたりと、ほかにもやることがあるから、ひょっとしたら「きょうはギブアップ!」ということになるかもしれないが、そしたら明日更新である。

 #本日の花粉情報:薬は眠くなるので我慢して飲んでいないんだけど、鼻はむずむず、頭は終日ぼ〜っとしている。あ〜あ。春一番かあ〜。


3月6日(土曜日) 全員サービス

 そんなわけで、「カレカノ」定期更新は朝方に完了した。午後から愛車で出社。いつもは大渋滞する上大岡駅前なのに、きょうはなぜかほとんどノンストップで通過する。だがしか〜し。会社に着くとマイカー出勤らしき車があふれていて、駐車スペースの確保に四苦八苦である。結局、地下駐車場の空きスペースに無理やり潜り込む。労働意欲は限りなくゼロに近い。それでも、何だかんだと雑用をこなして早版で帰宅。桂正和「アイズ/9」ほかコミックス数冊と、月刊「LaLa」4月号を購入。少女漫画雑誌を買うのなんて何年ぶりだろうか。「カレカノ」特製ドラマCDの全員サービスに応募するためだから、背に腹は代えられない。でも、売り切れだった同誌3月号を買っていないから、現在発売中の「デラックス」3月号を探し出して買わなければ全員サービスには応募できないようだ。う〜ん、面倒くさいな。

 #本日の花粉情報:我慢できなくて花粉症の薬を飲んでしまったので、頭がぼ〜っとする。な〜んだ、薬を飲んでも飲んでいなくても、へろへろ状態には変わりないんじゃないか。ふう。


3月7日(日曜日) 日本経済の回復を手伝う

 本当は休みの日なんだけど、選挙の打ち合わせがあるので夕方から愛車で出社する。資料作りなどを済ませて数時間で逃げるように会社を立ち去るのであった。休日出勤なんだから急いで逃げ帰るのが筋というものだ。関内のヤマギワソフト館へ。エヴァンゲリオンのジグソーパズルがなぜか売られていたので衝動買いする。プールサイドの綾波とアスカの絵柄で300ピース。ついでにエヴァのパロディー版コミックスも購入。ああ、とても懐かしい…(苦笑)。その後、本屋を大中小規模と4店回ってようやく「LaLaデラックス」3月号を見つける。う〜む、忙しいと言いながらこんなことに時間を費やすなんて、まったく我ながらどうかしているぞ。まあ、これで「カレカノ」全員サービスの応募券はそろったのはいいんだけど、しかしだ、別にこんな「LaLaデラックス」なんて雑誌は必要ないんだよなあ。で、当然のことながら本屋を4店も回ったのだから、僕がこのほかに何も買わないわけがない。月刊「ニフティサーブマガジン」4月号、「デビルマン解体新書」を買う。「ニフティサーブマガジン」は次号から新装され、「ニフティスーパーインターネット」という誌名に変わって新創刊されるというのだが、僕の連載原稿はどうやらその雑誌に掲載されるらしい。だもんで、記念に最終号を買ってみた。ちなみに、新創刊される雑誌(5月号)は3月24日発売だそうである。もう一冊の「デビルマン解体新書」は、ネット友達のP氏が「永井豪と庵野秀明の対談が載っている」と教えてくれたので、遅ればせながら入手した。なかなか興味深そうな内容だ。後でゆっくり読もう。…とゆーわけで、きょうもまた日本経済回復のお手伝いができたかと思うと、国民の一人として心からうれしく思うのだった(爆)。


3月8日(月曜日) 言語道断の法相がやっと辞任

 厚顔無恥、無知蒙昧(もうまい)…。そんな言葉をそのまま絵に描いたような史上サイテーの法務大臣がやっと辞任した。まさに「やっと」であって、今ごろ遅いくらいだ。中村正三郎法相。衆院千葉3区→比例区南関東ブロック当選。で、この人物は司法のトップとして、およそ信じられないような異常な言動を次から次へと重ねてきたのである。そのひどさといったら…。1)検事総長を呼びつけて「検察は法相の指揮下にあることを心に置いて仕事をせよ」と訓示した、2)自分が所有する沖縄県石垣島のホテル近くでライバル会社が開発行為をしていることを建設省局長に指摘し、さらに刑事局長にも説明した、3)「軍隊も持てないような憲法を作られて、改正もできずにもがいている」と法務省で行われた賀詞交換会であいさつした、4)同じ賀詞交換会で、オウム事件や毒物カレー事件を例に挙げながら「弁護士ってあんなにひどいものだったのかという感情が芽生えている」と弁護士活動を批判した、5)シュワルツェネッガー氏が提出した旅券紛失てんまつ書を私蔵していた…。とまあこんな具合で、公私混同、職務権限の私物化、憲法違反の言動がよくもこれだけといった感じで延々と続くのだ。

 そもそも、自分の会社の対抗業者を排除するために、法務大臣が司法当局に圧力をかけたりするかね。おまけに、国の最高法規である日本国憲法の批判を、法務省の庁舎内で法務大臣がするなんて聞いたことがないよ。さらに、法治国家の基本である刑事弁護活動の在り方を根底から否定するような発言を、これまた法務省の庁舎内で法務大臣がするとは、一体どういう神経なんだろう。しかもだ、あのシュワちゃんの提出書類を私蔵するって…。あきれてしまって空いた口がふさがらないよなあ。このような人物が法相を8カ月間もやっていたなんて、ブラック・ジョークとしか思えない。引責辞任は当然である。だがしか〜し。最も追及されなければならないのは、そんな男を法務大臣に起用した小渕首相だ。本当ならば即刻罷免すべきだったのに、これまで何もせずに放置してきた小渕首相の無責任さこそが一番の問題である。

 で、そんな社会の出来事にはほとんど関係なく、選挙報道システムの機能検証のために、いつもより2時間以上も早く出社する。予定よりも1時間ほど遅れて検証作業が終了。こういうことも新聞記者の仕事なわけ? ああ、疲れたよ〜、眠いよ〜。とまあそーゆーわけで、早版終了と同時にとっとと帰宅するのだった。映画「2001年宇宙の旅」「博士の異常な愛情」「時計じかけのオレンジ」などの作品で知られるスタンリー・キューブリック監督が死去。大好きな映画監督の一人だった。合掌。

 「セカンドインパクト」の「新聞記者って…」に、「『南京1937』上映問題の報道検証」を追加更新しました。日本ジャーナリスト会議(JCJ)の通信に掲載された原稿です。


3月9日(火曜日) こんな記者は軽蔑します

 そんなわけで、書ける立場にいるのに「まともな原稿」を書かない記者というのを僕は軽蔑する。ここで言う「まともな原稿」とは社会性のある掘り下げた原稿のことで、面白くておかしいだけの、はっきり言ってどうでもいいような原稿ではない。社会の矛盾や問題点などを突いた深みのある記事を書くことこそが、新聞記者の本質だと僕は思っている。中学生新聞を作っているわけではないのだから。そんなことを言うと、レベルの高い中学生新聞を作っている中学生に対して失礼だな。まあ、例えなので許してほしい。もちろん、面白くて愉快な原稿があっても構わないんだけど、それは「まともな原稿」を書いていることが大前提だろう。そうでなければ新聞記者としては本末転倒になるもんね。で、さらに言えば、まともな記事を書かないし書いたこともないくせに、社会問題や人権問題について口先だけで偉そうなことを言っている記者を僕は心から軽蔑する。「まともな原稿」を書かない(書けない)のならば、それはそれでもいい。記者としての能力や訓練のされ方もあるだろうし、そういう生き方もあるからね。でもそれだったら、そんな自分をちゃんと自覚して、少なくとも偉そうなことは言わなければいいんだよなあ。身の程知らずというか、見当違いというか、的外れというか…。う〜ん、何よりも見ていてものすごくミットモナイよね。あ、ちなみにこれはすべて一般論ですから(爆)。

 選挙会議のために早めに出社。あ〜あ、こんな生活がいつまで続くのやら。まだまだ先は長い(?)。などと愚痴をこぼしつつ、きょうも淡々と選挙の準備を進めるのであった〜。横浜はとっても寒い一日で、しかも雨が降っている。何とあすは真冬並みの寒さだそうだ。勘弁して欲しいなあ。でも、花粉症は小康状態である。早版で帰宅。


3月10日(水曜日) 自己紹介とリンク

 暇になると、リンクからリンクをたどっていろんなHPに遊びに行く「ネットサーフィン」をする。だけど、最近は一週間にせいぜい3〜4カ所くらいしか新規開拓していないなあ。これってやり出すと、あっという間に時間が過ぎていくんだよね。で、無目的にふらっと初めて訪れたHPでまず見るのは、「自己紹介」と「リンクのページ」だ。この2つを見れば、そのサイトの性格や目的やレベルなどが大体のところは分かるからだ。どんな人が作っているのかを知りたいのはもちろんだけど、「自分の何をどのように表現するか」を見ていると、伝える側の思いの強さや考え方といったものが比較的よく理解できるのである。でもって、意外に作者の本質を表していたりするのが「リンクのページ」なのだ。むしろ「自己紹介」よりも、ずっとサイト全体と作者の性格が伝わってくる場合が多い。どのようなサイトが掲載されているかによって、その人の交友関係や趣味や方向性などがよ〜く見えてくるし、分類・整理や紹介の仕方によって、紹介する人の輪郭がおぼろげながらだけど見えてくるのだ。そして実際にリンクのページで紹介されているサイトに飛んでみれば、さらにその辺はよく見えてくる。「おおっ、鋭い見方をしているなあ」と感心したり、「こいつは、一体どこに目を付けているんだろう」とあきれ果てたり…。じゃあ、お前のところはどうなんだと問われれば、実は人様のことをとやかく言えるような「自己紹介」や「リンク集」ではないのだろうけど、そこはまあ、僕がいつも見ている「視点の紹介」ということで(苦笑)。

 愛車で出社。早版で帰宅途中に信号待ちしていたら、隣の車線に止まっていたタクシーからゴツ〜ンという鈍い音が聞こえる。どうやら後続車が前をちゃんと見ていなかったらしくて、思いきり追突したらしい。それも3重衝突だ。大した事故ではなさそうだったけど、ああ、隣の車線にいてよかった〜。信号待ちに入る少し前に車線変更したのだ。こちとら、まだ購入してからちょうど1年の新車だぜっ。ぶつけられてたまるかいっ。と言いつつ昨年末に洗車したきりで、ほったらかしのままだけど…。ごめんね、愛車くん…。


3月11日(木曜日) 愛車の中では音楽

 あ、雨が降っている〜。じゃあ、きょうも愛車で出勤だな。寒そうなんだもん…。とまあ、自宅の窓から外を見て即座に決断。そんなわけで、愛車でGO ! である。運転するのは好きだから車で出かけるのは気分がいいのだが、電車と違って通勤途中に雑誌や文庫本を読めないのだけが唯一の車の難点である。当たり前だけどね。

 車の中では延々と、CDからカセットテープに録音した音楽をエンドレスで流している。支局にいた時はAMラジオを聴きながら車を走らせることが多かったけど、今はもっぱらカセットテープだ。飽きもせずに「カレカノ」のサントラ盤を繰り返し聴いている。なぜか耳に心地よくて飽きないのである。その前は「エヴァ」の3枚のサントラ盤を独自に編集し直して、1本のテープにまとめたものを繰り返し聴いていたけど、やっぱり全然飽きがこなかった。この両方の音楽を担当しているのが鷺巣詩郎という人なんだけど、この人は天才ではないかと思うなあ。ドラマの情景がよみがえってくるような、しかもいつまでも耳に残るメロディーの連続なのである。僕がこれらの作品のファンであるという理由を差し引いても、どちらも名曲であると強く主張しておきたい。

 あすは久しぶりに、まじで完全休みである。絶対に休日出勤なんかしないぞっ。睡眠をたっぷり取って、◯カ月ぶりに部屋の掃除でもしようかな(爆)。だがしか〜し。選挙班の担当デスクと後輩記者の1人は3連休だそうだ…。う、う〜む、それはいいなあ。後輩記者は何と飛行機に乗って◯◯◯へとひとっ飛びだという…。


3月12日(金曜日) 爆睡後、部屋の掃除

 たっぷり眠る。まじに爆睡〜。で、起きてから2カ月ぶりくらいに部屋の掃除をする。おおっ、すっかりきれいになったぞ。それにしてもすごい量のホコリが出てきたなあ。いらないものは押し入れに片付けてから、買ってあった延長コードを使って、ビデオやパソコンやMOなどの配線を整理する。それはいいんだけど、配線整理の過程でいったん差し込みプラグから抜いたコードがあったのだが、これがテレビの配線だった。おかげで、テレビとつながっているビデオの時刻表示がリセットされてしまった。「2000年1月1日」と表示されてしまう。これではタイマー録画ができないよ。おまけにずいぶん長い間、ビデオの時刻表示部分を触っていなかったので、時刻のセッティング方法を忘れてしまった…。自慢じゃないけど僕は機械音痴だからなあ。試行錯誤してみたけどさっぱり分からないので、部屋の中をあちこと探してようやくビデオの説明書を発見。1時間後、無事に時刻のセッティングを終えたのであった。あ〜あ…。情けない…。何をやってるんだろ(汗)。


3月13日(土曜日) 労働意欲わかず

 きょうも愛車で出勤だあ。とゆーわけで会社に着くと、またまたマイカー出勤の車であふれかえっている。地下駐車場もスロープも車でいっぱいだ。最近の土曜日はなぜかマイカー出勤する人が多い。何だよ真似すんなよな〜(っておいおい、お前がそんなこと言うなって)。う、う〜む、それにしても困った…。路上駐車するしかないかなあ、レッカー移動が怖いけど、土曜日だから大丈夫かなあ…。などと1分ほど考えて路上駐車の準備を始めると、後輩Y記者が社屋から出てきた。「あっ、それが年末から洗車していないという愛車ですね」などと元気にあいさつされる。「あはは〜」と苦笑する僕を残して、Y記者は社有車で取材に出かけて行った。だがしか〜し。これをラッキーと言わずしてどうする。Y記者が去って行った後の空きスペースに、僕はするっと愛車を滑り込ませたのであった〜。これで心置きなく仕事ができるぜっ(爆=大うそ)。

 ちょっと風邪気味なのかなあ。労働意欲が、ぜ〜んぜんわいてきませ〜ん。きょうは早帰りしようかなあと思っていたら、同僚記者が珍しく(?)残業すると言う。そしたら、選挙班キャップの僕がさっさと早帰りするわけにはいかないよなあ。何を隠そう、いや、何が悲しいものか、僕は信じ難いことに選挙班のキャップをやらされているのだった。とほほ…である。で、仕方なく、いや、労働の喜びに胸を熱くしながら、引き続いて資料作りに励むのであった。遅版で帰宅。


3月14日(日曜日) 久しぶりの新宿

 新聞休刊日。夕方から東京・新宿で、ネットで知り合ったライターの女性と飲む。久しぶりの新宿はすっかり街の様子が変わっていた。特に激変しているのが西新宿だ。見たこともない高層ビルがいくつもそびえ立っていたり、知らないお店の看板がど〜んと出現していたりで、方向感覚すらなくなって右往左往。すっかり「お上りさん状態」である。高校・大学時代は毎日のように新宿に遊びに来ていたし、デートも新宿が多かったんだけど、あのころは高層ビルもまだ数えるほどしかなかったんだよなあ。もちろん、社会人になってからだって新宿には何回も来ているというのに、何だかきょうは知らない街に来たような感覚に襲われてしまった。

 長崎ちゃんぽん屋で見た異様な光景 終電で帰宅したら、なぜか急にラーメンが食べたくなる。飲んでから4時間経過しているから大丈夫だろうと、愛車でラーメン屋に向かうが、どこも休みか営業終了になっている…。仕方ないので長崎ちゃんぽん屋で我慢する。店に一歩入ると、僕は異様な空気を全身で感じたのであった。かなり広いその店の一角に、全員が黒っぽい服を着た20代〜40代くらいの9人の男女が集まっている。最初に目にした時は、葬式の帰りなのかなあとも思ったのだが、どうやらそうではないらしい。で、何がどう異様に感じたのかというと、40代くらいのいかつい顔をしたおばさんが一人で説教のような話をず〜っとしているのだが、残りの青年男女たちがだれ一人として口を出さずに、全員がおばさんの顔をまっすぐ見つめ、真剣な表情で話に聞き入っているのだ。時折、思い出したように笑いが起こるが、それもほんの一瞬。そういう状況は、僕がチャンポンと餃子を食べている40分ほどの間、延々と続くのである。うげえっ、気持ち悪い集団だなあ。

 さて、そうなってくると当然のことながら、このおばさんが一体何をしゃべっているのかを知りたいと思うのが人情というものだろう。何かを一方的にまくしたてているのは分かるのだが、ある程度の距離があるので詳細は聞き取りづらい。餃子にタレをつけるふりをしながら耳をそば立ててみると…。「寝る時間を惜しんで仕事をしたからといって成功するわけじゃないのよ。寝る時はしっかり寝て、それから集中してやるのよ」「あなたたちは友達関係で仕事をしているのよ。でも、相手に気を使っていては本当のライバルにはなれないでしょ。それでは、いつまでたっても成功しないのよ」。キーワードは「成功」。どうやら「ビジネスの成功」というものについて説教しているらしい。要するに精神論を延々とぶっているわけであるが、おいおい、この時間は午前2時だよ。長崎チャンポン屋でよくもまあ、そんな下らない話を全員が真剣な顔して聞いているよなあ。そもそも眠くないのかな。余計なお世話かもしれないけど、僕だったら馬鹿馬鹿しくってあくびが何回も出るのをたぶん我慢できないと思うよ。いいじゃんか、社員同士が仲良く友達関係でお仕事をしたって。その方が楽しいと思うけどなあ。結局は社員同士を煽って競わせて、経営者であるおばさんの利潤増加に貢献させるという話なんじゃないの? 最初は宗教団体かとも思ったのだけど、ワンマン経営のベンチャー企業か何かだったようだ。会計を済ませて店を出ても、おばさんの説教はまだまだ続いていた…。


3月15日(月曜日) 予習

 そんなわけで、早版終了後は部会である。つじつま合わせのもっともらしい資料を用意して(爆)、選挙報道のスケジュールなどを部員みんなに説明する。またまた厳しく部長に突っ込みを入れられるかと思って、一夜漬けの予習をしておいたのだが(苦笑)、そんなには突っ込まれなかったので拍子抜けする。授業の予習をしていない時に限って教師に指名されるのと同じで、たぶん、準備をしていなければ四苦八苦していたのだろう。まあ、僕がいかに日ごろからいい加減な綱渡りをやっているかということだ(自爆)。

 イメージ投票 それにしても、都知事選である。石原慎太郎という作家が立候補を表明したが、この人物が自民党青嵐会で活躍していたバリバリのタカ派であることを、有権者はみんな知っているのだろうか。「新しい歴史教科書をつくる会」の賛同者であり、中国のことを一貫して「シナ」と呼び続けるこの人の言動には、強烈なリーダーシップがあって、確かに日本人の自尊心をくすぐってはくれるのだが、しかしその根底に流れているのは「強者の論理」だ。弱い立場の人たちを視野に入れないこういった考え方には、僕は言いようのない怖さを感じる。この人は石原裕次郎のお兄さんだから、選挙ではたぶん「石原軍団」の面々が総出演して、華麗なるパフォーマンスを繰り広げることだろう。人物の本質を知った上で一票を投じるのなら、それはそれでいいけど、もしも、カッコいい、誠実そう、頼りになりそう…などといった表面的なイメージだけで投票するのだとしたら、きっと将来に禍根を残すことになると思うのだ。


3月16日(火曜日) 寝不足に「船酔い」

 寝不足だけど、選挙会議のため早めに出社。何だか頭がぼ〜っとしている状態で、無意識のうちに仕事を進めていくというのは、夢遊病になったようである。会社の資料室にあるマイクロフィルムを使って初めて記事検索をした。前回の統一地方選の時の紙面をコピーするためなのだが、フィルムをくるくる回しながら検索していると、見ているだけで本当に目が回る。例えるなら、車酔いだとか船酔いの時のような感じになってくるのである。寝不足の上に「船酔い」のダブルパ〜ンチかあ。ふらふらだあ…。

 早版終了から春闘に関する職場集会。ベアと時間外手当の改定と住宅手当をセットにして提案してきた会社側に対して、白紙撤回を求めるか否かについて討議する。どうしてベアと賃金体系問題とを一緒くたにして出してくるのだろうか、納得のいく説明が会社側からはされていないという。組合と組合員を馬鹿にしきった会社側のいつもの態度だ。全会一致で、執行部の白紙撤回要求案を支持することになる。最終版が終わってから、選挙班のメンバーで飲みに行く。ひところは1〜2週間に1回くらいは行っていた安くてうまい野毛の中華料理屋である。久しぶりにたらふく食べて飲んで、大笑いする。午前3時半帰宅。


3月17日(水曜日) 再び花粉症(*_*)

 すっかり春らしい陽気になってきた。夕方、仕事を中断して同僚記者と食事に出ると、会社のビルの脇を強い風が吹いていたが、全然寒くない。本当にいい季節になってきたよなあ、花粉症さえなければ…。そんなわけで、きのう深夜に帰宅したあたりから鼻がむずむずして、くしゃみが連発して出る。目もかゆいし、頭もぼ〜っとして重い感じがする。気温が上がって風もやや強いから、きっと花粉が大量に舞っているのだろう。ああ、せっかく気持ちのいい季節がそこまで来ているというのに…。あと、選挙班の仕事もなければたぶん快適な毎日が過ごせるだろうな(爆死)。遅版終了後に愛車で帰宅。本屋さんで雑誌やムック類などを立ち読み。猪熊しのぶ「サラダデイズ」、赤松健「ラブひな」の2冊のコミックスを、表紙が気に入ったという理由で購入。前に買ったものも全く読んでいないというのになあ。未読の本や漫画がたまっていく一方だ。

 #メールの返事が滞っています。申し訳ありません。このところめちゃめちゃ忙しくて…。原則としていただいたメールには必ず返信しています。見捨てないで長い目で見てくださいませ…。


3月18日(木曜日) 選挙リハーサル

 1年半のスペイン遊学から帰国していた元同僚記者から電話。4月1日付でテレビ局に就職が決まったという。職種は報道記者である。おおっ、結局はマスコミの世界に戻ってくるんだね〜。それはともかく、勤務する会社は違っていても、また同じ報道の世界で一緒に働けるのはうれしい。何よりも、この不況の時に難関を突破してテレビ局に採用されて本当によかった。一安心だよなあ。おめでとう。統一地方選が終わって暇になったら遊びに行くよ〜。

 統一地方選の前半戦に対応するリハーサルのため、いつもより3時間も早く出社する。職場の記者も全員出勤してもらうので、とても申し訳なく思う。だって、今月はただでさえ休みの枠数が少ないのに、早出を強いるわけだからなあ。でも、告示日や投開票日に備えて作業手順などをチェックするのがリハーサルの目的なので、我慢して全員に参加していただくわけである。でもって、いろいろと反省点や改善点を洗い出して、なんとか無事に終了する。それにしても眠いし、花粉症のくしゃみは止まらないし、まじ疲れたぜっ。だがしか〜し。前半戦の投開票日前にもう一度、リハーサルをやらなくてはならないのであった。あ〜あ、今度はその準備をしなければ。まったくもって、とほほである。何で新聞記者が(以下略)。


3月19日(金曜日) 眠くて仕方ない

 花粉症に耐え切れず、昨晩は鼻炎の薬を飲んでから寝る。でもって久しぶりに7時間も眠ったのだが(苦笑)、しか〜し、それでもまだまだ眠い。窓の外は小雨が降っていて気温もそんなに高くないから、きのうほど花粉は舞っていないようだけど、鼻炎薬の影響なのか疲れているからなのか眠くて仕方がない。愛車で出社。選挙班の作業部屋で少し居眠りをする。選挙班の部屋からは横浜みなとみらい地区の高層ビル群や首都高速などが見えて、眺望的にはとても恵まれている。だが、編集局のメーンルームやほかの会議室などに比べるとなぜか確実に温度が3度は低いので、ここで居眠りすると風邪をひきかねないのである。でも眠いから構わずにうとうとしてしまうのだった…。早版終了後、午前零時半まで選挙班会議。資料整理などをして、午前1時過ぎに会社を出る。とほほ。あすから3連休だから、まあいいか。そんなわけで「カレカノ」の録画ビデオはあした見ることにしよう。


3月20日(土曜日) 文章へのこだわり

 自分の文章には、僕はこれでも結構気を使って書いているつもりである。形容詞や助詞などの使い方はもちろんだけど、改行の位置だとか、句読点の打ち方だとかについても、それなりの意味と意思を込めているつもりだ。決して適当に改行したり句読点を打ったりしているわけではない。だから、編集の都合で無意味に改行の位置などを変えられると、あまりいい気持ちがしなかったりする。場合によっては不愉快な気持ちになったりもする。

 僕はなるべく分かりやすく上手な文章を書こうという努力はしているが、だけどもちろん、自分が常に完璧で上手な文章を書いているとは思っていないから、第三者の手が加えられたことで文章がより生き生きしたり、より分かりやすくなったりすれば素直に感謝する。内容や論旨がねじ曲げられたりするのは論外だが、自分自身が納得できれば、文章添削は受け入れるという姿勢なのである。しかしだからこそ、自分の原稿に対して「意味のない手の加えられ方」をされると、とっても不愉快な気持ちになるのだ。まあ、それだけ自分の文章に愛着とこだわりを持っているのだろう。

 ちなみに新聞原稿は、デスクに文章を直されたり削られたりすることがよくある。紙面の都合や記事収容量の関係もあるし、業務で書いているのだから、ある程度は仕方がない部分はあると考える。もちろん、でたらめな直され方をすると腹は立つけど。で、記者というのはみんな、自分の原稿にこだわりを持っているのだとばかり思っていた。でも、聞くところによると「出稿さえしたら後は関係ない」と割り切っている人も意外と多いらしい。原稿を出したら、後はどんな使われ方をしようと関心はないというのだ。現に同僚記者の中にもそういう人は何人もいる。それぞれの考え方があるから別に構わないが、少なくとも署名入り原稿では自分の名前が出るわけだから、自分の文章にこだわりと責任を持ち続けたいものだと思うのだ。もちろん、これは新聞でも雑誌でも同じことだろう。


3月21日(日曜日) ネットに関する僕の基準

 前にも書きましたが、僕はいただいたメールには原則として必ず返事を書いています。ただし、次のような場合は返信メールは出しません。1)人の文章を勝手にねじ曲げ、「そんなこと一言も書いていないんだけどなあ」というような解釈をして一方的な意見を送り付けてくる、2)見ず知らずの他人に対して挨拶の仕方や礼儀を知らないような失礼な書き方である、3)自分の名前を名乗らない、といった場合です(1998年10月25付「身辺雑記」参照)このようなメールの相手をするだけの余裕が僕自身にないですし、返信する意味と責任もないと考えるからです。以上の基準(方針)に該当しないにもかかわらず応答がないのは、忙しくてメールが滞っているか、単に忘れてしまっているからだと思われます。ごめんなさい。それとなく催促してくださると助かります(汗)。

 それから「掲示板」についてですが、次のような内容の書き込みがあった時には、管理者の責任と権限に基づいて予告なしに削除することがあります。1)公序良俗に反する、2)他人を誹謗中傷する、3)プライバシーや基本的人権を侵害する、4)その他、管理者が不適当であると判断した場合、などが削除の対象になります。もちろん、僕の思想・信条と相反する内容だからという理由で、書き込みを削除するつもりはありません。上に挙げた基準に違反さえしていなければ、どのような考え方や意見であっても、公平に聞かせていただきたいと思うからです。自分と考え方や立場が異なるからといって、そうした意見を排除する姿勢を僕は取りたくないのです。掲示板開設からまだ1カ月半ほどですが、幸いにもこれまでのところ、削除に至るようなトラブルは発生していません。

 自堕落? 連休だから好きなだけ眠って、眠るのに疲れたら起き出して、たまっている雑誌や漫画を読み散らかす…。そんな生活を送っていると、時間の感覚がおかしくなってくる。昼も夜もあったもんではない。もうめちゃくちゃである。でも、精神的にはゆとりが出てきたかなと思う。そんなことを考えていたら、書かなくてはならない原稿があったのを思い出す。やっば〜っ。ひょっとしたら締め切り過ぎているじゃ〜ん。これから書きます(自爆)。


3月22日(月曜日) あすからまた仕事…

 たまっていた疲れを癒すために、ただひたすら連休をだらだらと過ごしてしまったなあ。まあ、いっか。とってもうれしいメールが2通あった。1通はネット友達からで「以心伝心」ってやつですか(謎)。もう1通は「将来は記者になりたい」という高校生からの意欲的なメール。頑張ってね。さ〜て、あしたから、またまた選挙準備かあ。つまら〜ん選挙なんだけど仕方ないやね、お仕事なんだから(爆)。いや、選挙そのものは大切なんだけど、中身がね。忙しくなりそうだな。


3月23日(火曜日) ほとんど徹夜で出勤

 実のところ、きのうはメールを書きまくりだった。何やかんやといろいろあって、たぶん全部で20通近くは書いたかな。その後は朝までかかってひたすら原稿書きである。ああ、これではせっかく連休で休養させたはずの体があ〜。いけません、こーゆー自堕落な生活を送っていては。深く反省するように>自分。

 そんなわけで、ほとんど寝ていない状態で出社する(爆)。しかも通常の勤務時間よりも早く出勤して選挙会議に出席なのだあ。完全に意識朦朧(もうろう)っす〜。そんでもって意味不明の資料を作って、意味不明の電文処理を指示して(あ、これは単に僕の理解不足なだけか=汗)、そんなこんなで、あさってには統一地方選のスタートを告げる知事選の告示日を迎えるのだ。だがしか〜し。まだまだ先は長いのだった…(涙)。とほほ。

 椎名林檎 「椎名林檎という歌手を知っている?」と職場の同僚記者や後輩記者に聞いて回った(暇してるわけじゃないですから…)。そうしたら「知っていて当然。何で知らないの?」という反応と、「知らないよ、椎名へきるとは違うの?」という反応とにくっきり分かれた。あちこちで名前を耳にしていたので、どんな歌手なのかが知りたかったのだ。ファンによると、とてもかわいい女の子で曲も素敵で、ものすごく人気があるらしい。ふ〜ん、そうなのかあ。じゃあ今度、聞いてみよう。

 安田弁護士の解任は不当 オウム事件の松本智津夫(麻原彰晃)被告の主任弁護人である安田好弘弁護士が、東京地裁から国選弁護人を解任された。安田弁護士本人が身柄拘束されていて、麻原被告の公判に出廷できないのが解任命令を出した理由だという。それはおかしな話だ。安田弁護士や弁護団は保釈請求を繰り返しているのに、当の東京地裁がその保釈請求を3回とも却下しているのである。在京の3つの弁護士会は裁判所に対し、弁護団の意向を尊重するように申し入れたが、これも完全に無視された形だ。そもそも逮捕・起訴が不当である上に、証拠隠滅の恐れなど何もない安田弁護士を、もうかれこれ3カ月以上も拘置し続けているというのがまずもって信じられない。はっきり言って「微罪逮捕」でここまで長期間にわたって身柄拘束を続けるのは異常である。安田弁護士が松本被告の公判に出廷して弁護活動することを、裁判所と検察が一緒になって妨害しているようにしか見えない。それに、国選弁護団の中心人物である安田弁護士を外して、松本被告の裁判は成立するのだろうか。裁判が混迷・長期化して、遺族や被害者の悲しみが深まる結果になることを心配する。


3月24日(水曜日) 新連載がスタートする

 僕はまだ現物を見ていないのだが、きょう全国発売の月刊「ニフティ・スーパーインターネット」という雑誌に、僕の新連載コラムが掲載されているらしい。タイトルは「大岡みなみのホームページ・ジャーナリスト」。新しいメディアとしての「ホームページ」の影響力と問題点、報道の在り方などを少しずつ考えていこうという意欲的な大型連載だ(自分で「意欲的な大型連載」なんて言うなよな=爆笑)。今回と次回は僕自身のことについて書いているけれど、その後は少しずつ社会的な問題にまで踏み込んでいこうと考えている。せっかく連載の機会を与えていただいたのだから、頑張って書くつもりだ。よろしければ本屋さんで手に取って読んでみてくだされ〜。で、書いている本人がまだゲラ(試し刷り)しか目にしていないというのに、早速読者から感想メールが届いていた。

 目覚まし時計を無意識のうちに止めてしまって、ちょっと寝坊。大慌てで出社する。きょうもまたまた、選挙の準備で各種資料作りである。きょう送信されるはずの選挙データが送信不良だったそうで、あすの再送信に立ち合わなければならなくなってしまった。まいったなあ、また早出だよ…。とほほ。

 自衛隊の海上警備行動 どこかのサイトの掲示板は「第1種警戒体制」発令(苦笑)、日本の海上自衛隊は自衛隊法に基づく初めての「海上警備行動」発動ときたもんだ。前者は硬軟取り混ぜての援護射撃をいただいて、後者は警告射撃をしたという(爆)。いやはや何とも物騒な世の中だよなあ。それにしても、日本海を逃走した2隻の不審船の追跡事件だが、海自の護衛艦と対潜哨戒機が追跡して射撃や爆弾投下までしながら追跡を打ち切って、結局は取り逃がしてしまったというのはとても不思議に思う。巨費を投じた最新鋭システムを搭載しているはずなんだけどねえ…。あれでは「だから日米防衛協力のための指針(新ガイドライン)関連法案の成立を急げ」「自衛隊の増強を」などの声が出てくるように、あたかも世論を誘導しているみたいだよ。


3月25日(木曜日) 雑誌を買う

 全国12都道府県の知事選告示。睡眠不足の寝ぼけた頭で愛車に乗って出社だあ〜。半分くらい居眠りしながら仕事(苦笑)。まじで眠くて仕方がない。ちょっと風邪気味かもしれないなあ。早版で終了。本屋に立ち寄って、「ニフティ・スーパーインターネット」5月号を買う。おおっ、ちゃんと僕の署名入りによる新連載コラムが載っているじゃ〜ん。店内で雑誌を実際に手に取ってじっくりと掲載確認をする。自己満足に浸ってニヤニヤ。なぜか急に恥ずかしくなって顔が赤くなる(爆)。ついでに「LaLa」5月号、「アニメージュ」4月号、佐野タカシ「トラブルチェリー!」を購入。ラーメンを食べて午前1時半帰宅。


3月26日(金曜日) 約束を守る男(笑)

 2つの目覚まし時計が、熟睡していた僕をしっかりと叩き起こしてくれた。まじで眠いが、えいっと気合いを入れて無理やり起きる。出社前に横浜駅前の待ち合わせ場所に向かう。僕のHPを見てくれている茨城の私立高校生A君が「授業の自由研究課題のために話を聞かせてほしい」というので、出社する前の1〜2時間くらいなら都合をつけてもいいよと約束したのだ。彼の通う学校では2年生になると全員がそれぞれのテーマに従って、1年間かけて研究論文を書くそうである。すごいね〜それは。新聞記者志望というA君の研究テーマは「人権と報道、日米比較」。そんなわけで、眠いのは我慢しなければならない。約束は守らなくっちゃ。これはまあ基本中の基本ですね(などと言いつつ10分遅刻した。ご、ごめ〜ん=汗)。

 出社。さすがにものすごく眠い。夕方ごろになると猛烈な睡魔に襲われるが、しかしピークを過ぎると少し平気になってきた。愛車の12カ月定期点検と自動車保険の更新手続きなどについて、販売店の担当者と電話で打ち合わせ。早いもので、今月末で愛車を購入してちょうど1年になるんだなあ。無事故無違反に感謝だな〜。早版でさっさと帰宅。残業はしないよ(爆)。テレビアニメの「カレカノ」はきょうの放送で最終回。どんな終わり方を見せてくれるのか楽しみである。まあ、大まかな内容は知っているけれども。さてさて、これから録画ビデオを見ようっと〜。


3月27日(土曜日) 「カレカノ」放送最終回

 アニメ「カレカノ」最終回を見る。胸キュンの最高の出来で僕は高く評価したい。登場人物の心理描写や心象風景などの表現方法もなかなかだったと思うのでした。「カレカノ」ページの定期更新は翌日にでもするかな、と思っていたけど、感動&興奮したノリで一気に作業を完了してしまう。それにしても、来週から金曜日の夜がちょっと寂しくなるな。夜中に帰宅して録画ビデオを見てから更新作業、というのが習慣になっていたからなあ。これからは雑誌連載の「立ち読み」に移行して、そっちで「心の補完」をすることにしよう(笑)。そんなわけで、またまた睡眠不足。起き出して窓の外を見ると、雨が降っているので愛車で出社〜。めちゃ渋滞。

 「セカンドインパクト」に「大岡みなみのコラム風速計」最新版を追加更新。横浜市の市民学級があわや中止になりそうになった事件を題材にして、役人の「事なかれ主義」を嘆きました。


3月28日(日曜日) 議論するということ

 実を言うと、僕は人と議論することが好きだったりする。論争相手が繰り出してくる自分にない視点が刺激になるし、反論するためにはそれなりの知識と勉強が必要だ、というのも面白い。その場の何とも言えない緊張感がちょっぴり快感だったりもするからだ。そのほか、論争を通じて相手とより深く分かり合えるというのも魅力の一つである。ただし僕は、議論することによって必ず理解し合えるとは考えていない。価値観や感性などの違いから、どうしても分かり合えないということだってあるだろう。仮に議論が平行線のまま終わったとしても、お互いの「考え方・視点・立場の違い」が鮮明になれば、それはそれで議論した意味は十分にあると考えている。だから僕は基本的に、自分と考え方や立場が異なるからといって、そうした意見を排除するようなことはしない。人様が自分に対してものを言っているのに、無視するというのは僕の信条に反するから、できる限り誠実に対応するようにしているつもりだ。

 だけど、詭弁や論理のすり替えを平然と繰り返すような人物とは「まともな議論」にはならないと思うのだ。意図的にすり替えているのか、論理をすり替えていることが分からずにやっているのか、その辺のことは分からないが、そういった手法は論争相手を愚弄している。そもそも「議論」として成立しない。そういう人物は、自分の主張が論理的に破綻していることをいくら指摘されても、まるで理解できないのだ。これは致命的なことだろう。不毛である。こういう人物の相手をする余裕と時間は僕にはないし、まともに対応する意味と責任もないと考える。

 ある掲示板で、そういうことがあった。掲示板の運営を始めたばかりの不慣れな管理者は、最初のうちは議論を吹っかけてきた人物に対して正面からきちんと対応・反論していたのだが、相手は詭弁や論理のすり替えを繰り返すばかりか、その「主張」が公序良俗に反する内容へと次第にエスカレートしてきたのである。まともな議論を挑むならまだしも、暴論と詭弁の繰り返しを執拗に書き込んでくるのだ。ほかの訪問者たちが怖がって、掲示板に書き込みに来なくなってしまうという影響も出てきた。こういう人物の相手をする暇や時間はない。まともに対応する意味や意義、それに責任もない。「管理者責任による削除」という選択の代わりに、相手にするのを一切やめることで事態は収束の方向に向かった。とても示唆に富む事例で、勉強になった。せっかくだから、何らかの機会に「エピソードの一つ」として書かせてもらおうかなあと思っている(苦笑)。

 爆睡〜♪ 勤務なし。疲れていたのだろう。だあ〜〜〜っと爆睡してしまった。起きたら外は真っ暗になっていた(汗)。寝ている最中に、電話のベルが時間を置いて2〜3回ほど鳴っていたような気がする。あと、玄関のチャイムも鳴っていたような気が…。夢だったのかなあ。まあ、どっちにしても寝ていたのだから、今さら何を言っても仕方ないな。大事なメッセージだったら、また連絡があるもんね。


3月29日(月曜日) 訪問者でにぎわう(^^)

 このところ、ずっと選挙班の専属部屋に詰めて黙々と選挙準備の仕事をこなしているのだが、きょうはなぜか同僚や後輩記者が次から次へと大勢やって来てくれて面白かった。前にも書いたけど、選挙班の部屋は編集局フロアのメーンルームやほかの会議室と比べて3度くらいは確実に気温が低いし、独立した位置にあるから少し寂しいのだ(サボる分には絶好の環境なんだけどね〜=爆)。で、きょうは、仕事の愚痴をこぼして行く人、時事問題などについて熱く語っていく人、差し入れのお菓子を持って来てくれる人、人生相談を持ちかけてくる人…などなど、引きも切らずといった具合だった。地味な作業の積み重ねを細々と続けているから、僕の方こそ雑談することで精神的にリフレッシュさせてもらっているのだ。そんなわけでとても感謝している。どんどん遊びに来てほしいなあ〜。

 遅版まで残って仕事をしていると、デスクに飲みに誘われる。会社近くの居酒屋で同僚記者も一緒に言いたい放題(謎)。すっかりご機嫌になってしまった。とゆーか、帰りのタクシーではひたすら爆睡していたので、店を出てからはあんまり記憶がありませ〜ん。午前3時半帰宅。


3月30日(火曜日) 愛車の12カ月定期点検 

 愛車「ジムニ」くんの「12カ月定期点検」と自動車保険の更新手続きのため、出社前に自動車販売店に行く。この1年間、無事故無違反だったために自動車保険の年間契約料が2万円ほど安くなっていた。ラッキー。と思って喜んでいたら「12カ月定期点検」ってお金がかかるんだね〜。てっきり販売店の無料サービスだとばかり思っていたよ。で、その代金がオイル交換の費用も含めて約2万円。な〜んだ、それじゃあ、保険料が安くなった分がそっくり定期点検の代金に充当するじゃんか…。がっかりである。定期点検は丸1日かかるそうで、あすの夕方に会社まで持って来てくれることになった。きょうは愛車を預けていくので、自動車販売店の新人営業マン君が車で会社まで送ってくれる。ありがと〜。選挙会議。オーバーワークで疲れ気味の後輩記者を早めに帰宅させて、同じく僕も疲れているので早版で仕事を切り上げ、とっとと帰宅。外は冷たい雨が降っていて、まるで冬に逆戻りしたみたいな寒さだ。


3月31日(水曜日) ほどほどが大事?

 長丁場で、しかも面倒くさい作業が続く選挙班であるが、きのう早めに帰宅させた後輩記者とは別の後輩が、ダウンして休んでしまう。ありゃりゃ。きのうは夜遅くまで一人残って元気に頑張っていたように見えたのだが、僕がきちんと気付いてあげるべきだったな。反省。後輩記者の自宅に、夜になってからフォローの電話を入れる。休みの日数も少ない上にハードな勤務が続くために、職場はボロボロ状態なんだよね。みんな結構疲れているんだよな〜。あんまり無理しないで、ほどほどにしなければ体が持たないぞ。これは自分自身についても同じことが言えるのであった(苦笑)。

 夕方、自動車販売店の新人君が、「12カ月定期点検」の終わった愛車を会社まで持って来てくれる。異常なし。有料だけのことはあって、きれいに洗車されていてピカピカになって戻ってきた。もともと調子は良かったけど、ますます快調。ご機嫌で帰宅する。


ご意見・ご感想は ookaminami@yahoo.co.jp へどうぞ

身辺雑記のメーンへ戻る

フロントページへ戻る

[NEW][EVA][カレカノ][トトロ][映画][セカンド][リンク][作者][BBS]