●四月馬鹿な人たち●朝デジに登録●傲慢さと愚かさと想像力のなさ●「日本の宝」放棄は国益に反する●大岡川の桜の風景●公共放送の内部で密告監視?●プリンターを買い替える●法廷闘争より実験で証明を●実験ノートと取材ノート●科学者なんだから事実を示せ●原発回帰を閣議決定●埼玉文化賞の祝賀会で草加へ●NHK会長「謝罪」放送は形だけ●徹夜はきつい●馬鹿の再生産●迷惑メールの選別機能●勝手に今期アニメ評●「靖国神社」で被る不利益●憲法を否定する異様な風潮●安倍晋三は嫌われている●一方的に「バラク」連発する痛さ●高校新聞「発禁」問題で解説記事●安倍「信者」たちのご都合主義●友人の助言に心から感謝●はるかに民主的な台湾●ブラック企業そのもの野村総研●すべての事件を「可視化」対象に●●●ほか
STAP細胞の論文について「捏造と改ざんがあった」「小保方晴子さんが単独で捏造にあたる研究不正行為をした」と認定した理化学研究所の最終調査報告に対して、小保方晴子さんが「驚きと憤りの気持ちでいっぱいです。とても承服できません」などとコメント。うーん。
それにしてもSTAP細胞論文を捏造認定した理化学研究所の最終調査報告と、それ対する小保方晴子さんの反論コメントを、あえて4月1日に発表したというのはちょっと出来過ぎだよなあ。どうせなら「STAP細胞の作成に成功した」と大々的に発表した記者会見こそ、4月1日にやればよかったのにね。真偽のほどはまだまだ不明だけどさ。
◇◇ NHK籾井勝人会長「職員全員が信頼や期待を積み重ねていったとしても、たった1人の行為がNHKに対する信頼のすべてを崩壊させることもあります」。そりゃ、あんたのことやろ。
たぶん真性の馬鹿だから、全く何も考えずに、他人事のように訓示したのではないかと想像する。四月馬鹿のギャグとして意図的に訓示したのだとすれば、この件に関してだけは少し見直してもいいが、籾井会長にはそんな機智も感性もないだろう。まともな感覚を持った侵入局員なら、この訓示を聞きながらはらわたが煮えくり返る思いだったと思うが、果たしてどうかなあ。
→NHK会長「1人の行為で信頼全て崩壊」入局式で訓示(朝日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140401-00000044-asahi-ent
遅ればせながら朝日新聞デジタル(有料会員)に登録した。閲覧可能な範囲が予想以上に大幅拡大したことに驚く。宅配される紙面では読んでいても、ネット上では読めない記事が多かったということだ。一方、ツイッターやFBなどで朝日の記事をリンクして紹介する人がいるが、登録していないと読めないものも多い。無神経だなあと思っていたが、今後は自分自身がそういう人の存在を踏まえて(配慮して)、リンクしなければと思う。でもいったん登録してしまったら、どこからどこまでが会員限定かそうでないか、かなり判別しにくいのは確か。対応を思案したい。
ネットを見ている人の中には、朝デジに登録していない(したくない)人もいるだろうし、個人専用のパソコンを使っていない人もいるかもしれない。みんなが同じような環境で閲覧しているとは限らないので、会員限定の記事を前提としない配慮は必要だと思う。
【追記】友人からのアドバイスによると、複数のブラウザを使い分ければ、会員限定の記事かそうでないか確認できるようだ。なるほど参考になった。感謝。
避難対象地域であっても、立地自治体以外の声は聞かず、説明もせず、同意も求めず、交付金も出さない。この傲慢さと横暴さこそ原発の本質だ。対岸に位置する函館市の不安と憤りは当然だ。
そもそもこの期に及んで、まだなお原発建設を推進し再稼働に期待するなんて、青森県大間町は正気の沙汰じゃない。国から交付される莫大な電源交付金(もちろん税金)と引き換えに、対岸の函館市など周辺自治体の意向を無視して、原発推進する大間町。福島から何も学ぼうとしない愚かさと想像力のなさに絶句する。
ひとたび大間原発で事故が起きれば、大間のマグロなんてもうだれも口にしなくなるのに。自分たちが大切にしてきた郷土の誇りともいえるブランドが、台無しになることさえいとわず、大間原発の建設を推進しようというのかね、青森県大間町の人々は。
→大間原発「建設中止を」自治体初、函館市が提訴、東京地裁(時事)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140403-00000086-jij-soci
◇ こんな詭弁がまかり通るなんて。大間原発の建設は新増設以外のなにものでもないではないか。こうやって既成事実を積み重ね、原発が再び建設され再稼働していく。
→大間、新増設に当たらず=菅官房長官(時事)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140403-00000100-jij-pol
憲法9条があって、集団的自衛権行使に厳しい制限があるからこそ、日本は米国の無謀な戦争に引きずり込まれることもなく、自衛隊員は人殺しに加担せず、無駄に死ぬこともなかった。「9条があるから」は、海外出兵を拒むためにこれ以上ない最も有効な言い訳だ。改憲であっても解釈変更であっても、みすみす貴重な言い訳を放棄するのは著しく「国益」に反する。もったいなさ過ぎる。
◇◇ 政治権力から独立した教育委員会制度が悪いのではなく、形骸化し正常に機能していないのが問題なのに、いつの間にか話がすり替えられて、首長(政治家)による教育支配・統制が正当化されてしまっている。政治の教育介入は時代錯誤で、戦前回帰そのものなのに。戦前の国家統制を反省してできた教育委員会制度は、日本の教育にとって宝物のような貴重な存在であるはずなのに。
→教委改革法案を政府が閣議決定(毎日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140404-00000036-mai-pol
◇◇ 埼玉文化賞(埼玉新聞社制定)の芸術部門を受賞した草加市在住の文芸評論家・染谷洌(きよし)さんから、受賞記念の集いにご招待を受けた。草加支局記者時代にお世話になった方だが、もう20年も経つのに今でも忘れずに覚えていて下さって、わざわざ連絡をいただいた。ありがたいことだ。同期入社の元同僚ら懐かしい仲間も出席するという。再会が楽しみだ。
原発建設の本質と、原発事故の打撃の深刻さと、周辺自治体への影響の大きさをきっちり指摘した社説。なにより「『蚊帳の外』への怒り」という見出しが、沖縄の地元紙らしくて鋭い。
→大間原発提訴「蚊帳の外」への怒りだ(沖縄タイムス社説)
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=66249
◇◇ 横浜・大岡川沿いの桜の風景。両岸に並ぶ桜並木と水面とランドマークタワーなどのビル群が、見事にマッチして絵になる。花見に訪れた大勢の人たちでにぎわう、のどかで平和な春のひととき。
【横浜・大岡川の桜の風景1】日ノ出町の長老橋から上流の旭橋方面を望む=2014年4月5日 【横浜・大岡川の桜の風景2】両岸の桜を見ながら下っていく遊覧船。日ノ出町の大岡川右岸から=2014年4月5日 【横浜・大岡川の桜の風景3】旭橋から下流の長老橋方面を望む。正面奥に見えるのはランドマークタワー=2014年4月5日 【横浜・大岡川の桜の風景4】さらに上流の黄金橋から下流の旭橋方面を望む。 この位置の方がランドマークタワーがきれいに見える=2014年4月5日 まずあんたの不祥事をすべて明らかにして説明責任を果たし、しっかり謝罪しなさいよ。論点をずらして、局内に監視体制を築こうとしてるとしか思えない。職員からは「密告を勧められているみたいだ」と反発の声。
まさに恐怖政治の発想そのものだ。NHK局内に密告と相互監視の雰囲気をつくりあげて、支配・統制しようとする。そんな息のつまるような組織で、自由闊達な議論や発想が生まれるとはとても思えない。公共放送・報道機関を名乗るなら、なおさら排除すべき発想だろう。
→発覚前の不祥事情報「提供を」NHK会長が呼びかけ(朝日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140406-00000006-asahi-soci
◇◇ ピークは過ぎたとは言え、まだまだ続く花粉症。感動で涙が止まらないのではなく、花粉症で涙と鼻水とくしゃみが止まらないんだってば。
みんなの党の渡辺喜美代表の辞任表明は、最後の最後まで見苦しかったな。そもそもなんで今の今まで「借りた」金を返さなかったんだ。でもって突然返済した資金はどこからどうやって捻出した。そして8億円もの金は何に使ったのか。もし何も問題がないなら辞任することないじゃないか。突っ込みどころ満載すぎる。
◇◇ 消費税が8%に上がったとたん、プリンターが突然つむじを曲げた。インクは4色ともすべて満タンなのに、モノクロの原稿が緑色で印刷されてしまう。テストページをプリントすると、ブラックはしっかり出ているがマゼンダのラインが出ない。マゼンダのヘッダが詰まったことで、黒色が印刷されないらしい。
ノズルチェックやプリンタヘッドのクリーニング、インクのリセットを何回も繰り返すが、まったくらちがあかない。マジかよ、勘弁してくれよ。あれこれ調べると古い機種ということもあって、修理に出すよりもむしろ買い替えた方がお得だと判明した。どっちにしても無駄な出費じゃん。
駅前の家電量販店で、コピーやスキャナー機能も付いて税込で約6000円の掘り出し物を発見。もちろん新品。店員さんの説明も分かりやすくて親切だったので早速購入した。明後日の授業で配布するレジュメの版下作成は、これでなんとかなったので、とりあえずほっと安心。高機能プリンターではないけど、そこそこ性能はいいし、そろそろ買い替え時だったからまあいいか。
STAP細胞が本当にあるかどうかの科学的真偽のほどは別にして、そもそも論文の体を成していないアウトな内容であったことは事実。科学者としてやってはいけない不正をして論文をまとめたのも事実。まずは論文を撤回してゼロから研究をやり直すのが大前提だ。でないと失われた信頼は回復されないでしょ。理化学研究所にしても小保方晴子氏にしても。
STAP細胞論文の不正を認定した理研に対し、不服を申し立てた小保方晴子氏だが、不服申立書の表現や理屈の組み立てなどが、いかにも法律家の書いた文章っぽくてなんだかものすごく違和感がある。手続き論や正当性といった法律論と科学的姿勢の問題とは、しっかり分けて考える(論じる)べきだと思うけどな。法廷じゃないんだから。科学者の姿勢としては、法廷闘争でなく実験で証明するのが基本だろう。もしかして既に法廷闘争モードなのか。
「STAP細胞の再現に第三者も成功」というならどうして個人名を明かさないのだろう。「実験ノートは2冊ではなく4、5冊ある」のなら持参して提示すれば一目瞭然なのに。「STAP細胞作製に200回以上成功している」のであるならば、証拠や根拠を記録した実験ノートはもっとたくさんあっていいと思うけどなあ。小保方晴子さんの記者会見は突っ込みどころ満載というか、謎や疑問が多過ぎる。理研の調査に反論するならするで、もっとしっかりと説得力のある材料や根拠を示して反論すれば、みんなすっきり納得するのに。
◇◇ 科学者にとって実験ノートとは、記者の取材ノートのようなものだと思う。少なくとも僕はいつどこでだれに会ってどんな話を聞いたか、できる限り詳細に取材ノートに記録しているし、新人記者のころから現在までの取材ノートはすべて保管している。取材ノートの記録を基に、裁判での立証に協力したこともある(もちろん取材ノートの証拠提出には応じなかったけど)。
取材ノートがいい加減でまともな記事が書けるはずがない。取材記録の存在は、自分の書いた記事が捏造や架空の話ではないことの根拠となり、取材内容を改めて確認するための証拠になる。科学者の実験ノートも同じだろう。実験の過程や状況を詳細に記録することで、実験の成果が正当だとする根拠や証拠になる。真っ当な科学者や記者ならば、実験ノートや取材ノートをいい加減に扱ったりするはずはないと思うけどな。
◇◇ 新年度最初の講義。今年の新入生は例年以上に真面目で意欲的。熱心に話を聞いてしっかりメモを取っているし、居眠りや私語もほとんどない。いい感じだけど、前期は文章表現の演習講義なので、残念ながら規定人数しか受講できない。3講時のクラスは大幅超過のため抽選になるはず。漏れてしまった人はごめん。
◇◇ 講義を終えるとすぐに横浜・関内の弁護士事務所へ。痴漢冤罪事件で懲戒免職され処分の取り消し判決が確定した横浜市立高校教諭・河野優司さんの弁護団会議に、遅れて顔を出す。不誠実極まりない横浜市教育委員会は、最高裁の判断が出て4カ月以上も経つのに、いまだに河野さんの身分回復や未払い賃金の計算さえしていない。今後の対応などを話し合ってから、居酒屋を2軒はしご。勝訴判決が最高裁で確定するも、市教委に宙ぶらりんの状態に放置されていることで、いまだにすっきりした気分になれない河野さんの思いに耳を傾ける。
科学者らしく具体的なデータや根拠を示して説明してくれたら、みんなすっきり納得できると思うのだが、そこがまったくと言っていいほど薄い(ある意味皆無だった)から、言い訳に終始しているようにしか受け止められない。小保方晴子博士の昨日の記者会見は残念すぎる。
「かわいそう」「涙まで流して」「マスコミに叩かれて」と小保方さんを感情的に擁護するのは、まったく非科学的だ。「200回以上成功した」「第三者が再現した」「実験ノートは4冊ある」と言うなら、それを裏付ける具体的なデータや証拠や根拠を示さなければ。あんな安っぽくて嘘っぽいお涙頂戴的なシーンに感動するなんて、残念ながら僕には全く理解できないな。具体的に証明するものがあるのに示さないのは、科学的な態度とは言えないし説得力を持たない。根拠となる事実を提示してこそなんぼの世界じゃないのかな。だって科学者なんだから。
◇◇ 「実験ノートなんて残さず論文を書いたよ」「取材ノートは適当だけど記事を書いてるぜ」などと得意げにアピールする自称理系や自称記者は、自分が馬鹿で無能でデタラメな人間だと公言しているのと同じだ。しかしたぶんそれさえ気付いていないのだろう。証拠や根拠を記録して残すことの意味と重要性が、そもそも理解できないのだ。低能すぎるというよりも哀れだなと思う。
原発ゼロ政策を捨て去り、再稼働を進めると明記。福島原発事故の大惨事から何も学んでいないばかりか、今も続いている放射能漏れなど存在しないかのようなお気楽さ。安倍政権は正真正銘の亡国内閣だと思う。この期に及んで原発再稼働を進めるなんて自殺行為としか思えない。それでもこんな政権を支持する日本国民って…。
→エネルギー基本計画「原発に回帰」閣議決定(毎日)
http://mainichi.jp/select/news/20140411k0000e010226000c.html
◇◇ 午前11時からの「とっておきサンデー」で番組冒頭から十数分間、自身の発言について視聴者に説明するんだってさ。ふーん。何をどのように説明し謝罪するのか、あるいは釈明なのか、録画してしっかり見て確かめなきゃ。
→籾井会長の謝罪番組13日に「生放送は耐えられない」(朝日)
http://digital.asahi.com/articles/ASG4C5HGSG4CUCVL015.html
◇◇ 無期懲役刑で服役している見ず知らずの方から、再審請求する予定だとの手紙を頂戴した。丁寧な字と文章で便箋4枚にびっしりと思いが綴られていた。僕の記事を読んでくれているという。刑務所の検閲印が押されていることから悪戯ではないことが分かる。一方、たまたま取材した初対面の弁護士さんからは「冤罪File」の僕の連載を楽しみにしていると言われた。知らないところでいろんな人に記事を読んでいただいているんだなあ。ありがたいことだ。取材と原稿執筆に改めて気持ちが引き締まる。
横浜から2時間かけて埼玉・草加へ。埼玉文化賞(埼玉新聞社制定)の芸術部門を受賞した草加市在住の文芸評論家・染谷洌(きよし)さんの受賞祝賀会に出席。草加支局記者時代にお世話になった方で、来賓としてご招待いただいた。染谷さんの受賞理由は、地元草加出身の作家・豊田三郎(長女も作家の森村桂)の業績を掘り起こして再評価につなげたほか、松尾芭蕉「奥の細道」のスタート地点としての草加松原から文化発信に努め、国際シンポジウム開催や文学賞創設に尽力したことなどが挙げられる。地道な文化活動の積み重ねに光を当てた至極妥当な評価だと思う。染谷さん本当におめでとうございます。同賞はこれまで、作家の森村誠一、北村薫、スタジオジブリの宮崎駿監督、天皇陛下の心臓手術を執刀した順天堂大学医学部教授の天野篤医師らが受賞している。
会場では、駆け出し記者時代にお世話になった議員さんや役所の方々と再会。取材でお会いした詩人の女性からは、当時僕が書いた新聞記事と写真を持参されて何回も感謝された。20年以上前の僕の名刺まで大切そうに見せられて、懐かしいやら戸惑うやらうれしいやら。同期入社の元同僚らとも久しぶりに会い、懐かしい思い出話にたっぷり花を咲かせた。
【写真】来賓祝辞を述べる小川秀樹・埼玉新聞社長(同期入社)。中央奥は染谷洌さんご夫妻=2014年4月12日、埼玉県草加市のアコスホール
草加から横浜への帰り道、せっかくだから乗換駅の押上駅で途中下車。東京スカイツリーを初めて至近距離で見上げた(今さら)。遠くからは何回も眺めているが、やはりすぐ間近で見ると大きくて迫力があるなあ。ライトアップされてとてもきれいだった=写真、2014年4月12日午後7時前、東京都墨田区。
NHKの籾井勝人会長が13日、総合テレビの情報番組「とっておきサンデー」に出演して謝罪。しかし、NHK予算が国会で全会一致の賛成が得られなかったことや、受信料支払い拒否が相次いでいることには全く触れなかった。コンテンツ充実などの事業計画を大々的にぶち上げることに多くの時間を割いた上に、「視聴者の皆様に『ご心配』をおかけした」といった言い方を繰り返していたことから、籾井会長は形だけ深々と頭を下げたようにしか見えなかった。
そもそも日曜午前の中途半端な時間に流す話ではないはずだ。政権との距離感や緊張感に細心の注意を払う報道姿勢を、根底から否定した会長発言を真剣に顧みて反省するなら、正午や夜7時の定時ニュースの冒頭でやるべきだろう。籾井会長は「政府が右と言ったものを左と言うわけにはいかない」と述べたのだから。
NHK広報局のアカウント(NHK_PR)は、どうでもいい番組案内はこと細かに熱心に紹介する一方で、籾井会長が登場する「とっておきサンデー」には、なぜかひと言も触れなかった。意図的で恣意的な胡散臭さいっぱいの「広報」体制と、この日の「謝罪」の本質がとてもよく分かる。
電話取材と原稿執筆。
電話取材と原稿執筆。
締め切りギリギリにならないと本気を出さない。毎度のことだが我ながら困ったもんだ。とりあえず原稿は書き上げて出稿した。遅くなってすみません。
【メモ】=4月16日
午前7時:徹夜で書いた約1万字の原稿を出稿(マジで寝てない)
午前8時:とりあえず朝刊を読んでシャワーを浴びる
午前10時:文章講座の学生の作文を添削
午前11時:駅前の吉野家でカレーを5分で食べて大学へ
午後1時:大学で講義2コマ(3時間しゃベリ続ける)
午後2時半:講義の合間(休み時間)に電話取材
午後4時半:講師控室で1時間だけ仮眠(居眠り)
午後6時半:藤沢で県立高校の先生らと飲み会(楽しかった)
午後11時:帰宅(さすがにヘロヘロでダウン寸前。もう寝る)
やはり睡眠は大事だと今さらながら改めて痛感する。さすがに徹夜はきつい。学生時代や20代や30代ならいざ知らず、もう若くないのだから(汗)。
たまっていた雑務をひたすらこなす。やらなければならないことが山のようにあって、いくらやっても終わらない。
原発輸出を可能にする原子力協定の締結承認案が、参院本会議で自民・公明・民主などの賛成で可決・承認された。自民・公明・民主の国会議員は気が狂ってるとしか思えない。自国で手に負えない原発をトルコのような地震国に輸出して、大惨事が起きたらどうするつもりなんだ。そもそも大量にたまっていく核廃棄物の処理はどうする。懲りずに原発推進に突き進む安倍政権はもちろん、安倍政権を支える国会議員も異常。無責任・不誠実にもほどがある。
◇◇ 京急線のボックス座席に推定5歳の子どもと推定25歳の母親がやってきた。子どもが暴れて靴が何回も当たる。母親に「足が当たるんですけど」と控えめに言うと、一瞥して「向こうに行こう」と別の席に移った。謝ることもできないのか。まともに躾もできず社会常識もない馬鹿親にしてこの子あり。嘆息。
「糞ババアいい加減にしろや、てめえの糞ガキの足が当たるんだよ、どつくぞ」などと口汚く大声で凄んだわけではなく、実に丁寧に控えめに注意しただけなんだけどな。子どもを叱ろうともせず、すみませんのひと言もない姿に唖然呆然。馬鹿親の親の顔が見てみたいよ。もしかして馬鹿が再生産されたのかも。子どもの将来が気がかりだ。
◇◇ 品川プリンスホテル39階のカフェラウンジで打ち合わせと雑談など。さすが最上階だけのことはある。眼下に広がる品川駅と周辺のビル群の眺めが素晴らしい。残念ながら天気が悪くどんよりした厚い雲に覆われて、真正面に見える東京タワーも霞んでいたが、快晴ならさらに文句なしの絶景なんだろうな。(※霞んでいたので写真はない)
Macのメールソフトには、迷惑メールを自動的に選別してくれる機能が付いている。選別から漏れたものについても、使用者自身の手動選別から学んで自動選別するようになる学習能力がある(はずだった)。ところが最近どういうわけか迷惑メールに振り分けられず、手動で迷惑指定を繰り返しても選別されないメールが増えてきた。
なぜだ。学習能力をすり抜けるような小細工がされているのだろうか。うーん困ったものだ。怪しいビジネスやLINEの勧誘だとか、いかがわしい薬や風俗業者の宣伝などなど、毎日懲りずに山のように来るが、まったくマジでいい加減にしてほしい。迷惑メールがウザすぎる(怒)。
【勝手に今期アニメ評価】◎ニセコイ(MX)前期に続いて面白い。作画と声優陣が話にマッチしている。もどかしい展開と謎が興味を引く。/◎一週間フレンズ(MX)友達との記憶が1週間で消えてしまう女子高生。よくある設定ながら絵柄とキャラが好印象。今期で一番好きかも。切なくて涙が出そうになる。
◯彼女がフラグをおられたら(MX)馬鹿馬鹿しいハーレムアニメなのにテンポが良くなぜか面白い。定番ギャグの連射が飽きない。/◯デート・ア・ライブ2(MX)ドタバタのラブコメで無茶苦茶なんだけど笑える。/◯Sselector infected WIXOSS(MX)作画がきれいで丁寧。カードゲームの販促アニメ臭が強いが女の子がかわいい。/◯ハイキュー(TBS)「おおきく振りかぶって」のバレー版みたいな感じ。秀作。
◯僕らはみんな河合荘(TBS)くどくて妙な色彩の背景とOPの歌さえどうにかしてくれたら結構好きなアニメなんだけどなあ。/△魔法科高校の劣等生(MX)/△キャプテン・アース(MX)/▲メカクシティアクターズ(MX)
(◎=オススメ、◯=まずまず、△=微妙、▲=論外)
安倍晋三って本当に頭が悪いし懲りないな。戦没者を慰霊するのは別に悪くない。靖国神社という国家神道カルト・国家主義の権化に関わるのがまずいし、そもそも民主国家ではあり得ない行為なんだよ。「中国・韓国・米国に配慮し参拝は見送る方針」なのだそうだが、参拝でも真榊(まさかき)奉納でも同じこと。近隣諸国を無駄に刺激するだけで何の得もない。こんなことを繰り返し続けながら「観光立国」なんて聞いて呆れる。安倍晋三の「独自の愛国心」に、すべての日本人が同調していると思われたら迷惑だ。
こうした思慮に欠けた愚かな行為が、いったいどれだけこの国にとって損失になっているか(経済的にも国際的な信用も)、たぶん本人は全く気が付いていないし理解できないだろう。真性の馬鹿だから。そんなオツムの弱い最高権力者に振り回され、同類項として扱われ、無理心中させられる日本国民の悲劇たるや…。合掌。
→安倍首相が真榊奉納=靖国例大祭、参拝は見送り(時事)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140421-00000008-jij-pol
「政治的中立」を理由に、憲法や原発問題をテーマにした市民集会や講演会への公共施設の貸し出しや後援を、自治体が断る事例が相次いでいる。さらに、自治体や地方議会に対し「はだしのゲン」の図書館からの撤去要請する動きも各地で起きている。いずれも保守派の市民団体(自称愛国者)による自治体への抗議活動がベースにある。こうした動きは以前から根強く続いているが、特に安倍政権が発足してから顕著な現象だと言っていい。
保守派にとって護憲・平和の市民集会は排除すべき存在だ。だから自治体に執拗に抗議する。根拠も説得力もない保守派の言い分に耳を貸さず、公共施設の一般利用を定めた地方自治法などの法律に基づいて、施設の貸し出しや後援を続ける自治体が大半だが、その一方で、保守派の抗議に同調する事なかれ主義の自治体も少なからず存在する。
しかし市民が自由に議論し意見交換する場が確保され、保障されるのは民主主義の大前提だ。そういう表現の機会を最大限提供するのは自治体の責務でもある。そもそもすべての公務員には日本国憲法の遵守が義務付けられているはず。思想良心・集会の自由は言うまでもなく、護憲集会を排除すること自体があり得ないしあってはならない。
護憲・平和・原発といったテーマの集会や書籍(漫画も)を、あからさまに排除しようとする動きの広がりは、民主的で平和で自由な社会の放棄に直結する。自由にモノが言えず管理・統制が当たり前の戦前のような社会を目指すつもりなのか。安倍政権の発足以降、露骨に広がる戦前回帰の風潮に不気味さを感じる。
◇◇ 竹富町の意向を尊重したいとする沖縄県の姿勢こそ、筋が通っていて道理にかなっている。文科省はどうしてここまで執拗なのか。国家主義・戦前回帰を前面に押し出した育鵬社版の中学公民教科書を、どうしても使わせたいからだ。それにしても露骨すぎるし強権的すぎる。異常と言うより異様だ。
→<教科書採択>文科省に沖縄県教育長「竹富町の意向を尊重」(毎日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140422-00000044-mai-life
オバマ米大統領が国賓として訪日といっても、ミシェル夫人や娘は同行せず、迎賓館宿泊は拒み、国会での演説も断ったんだよね。オバマ来日の前日に、わざわざ衆参150人の議員が靖国参拝する国会で演説なんかするわけがない。JK(常識的に考えろよ)。馬鹿じゃないの。オバマ大統領は日本人と日本のことは好きみたいだけど、安倍晋三は明らかに嫌われている。間違いない。
◇◇ 「銀座のすし店で夕食会、雑居ビルの三つ星店」(毎日)、「日米首脳『すしを語る』オバマ米大統領来日」(AFP=時事)。アホくさ。まるっきり本質から外れた馬鹿騒ぎ。AFPはもしかしなくても、このくだらなさを馬鹿にして、からかってるんじゃないかなあ、と思うような見出し。
◇◇ 「文章を書くというのは自分自身を表現すること」「情景が浮かぶように具体的に」「書き出しを工夫して。最初の3行が上手く書ければ続きもすっと書ける」。大学1年対象の文章講座で、作文を書く際のヒントや助言を具体的に熱く講義。真面目にメモを取る学生と、聞き流している学生と、居眠りしてる学生と。後になって差が出てきそうだと思うんだけど。
◇◇ 映画「舟を編む」(テレビ東京で地上波初放送)を見る。面白かったなあ。いい作品だった。俳優陣も最高。DVD買おうかな。
公式の日米首脳共同記者会見で「バラク」とファーストネームを連発する安倍首相は異様だった。「昨夜はバラクと美味しい寿司を食べた」と冒頭で言うのなら分かるが、TPPなどの本質的な問題を述べる場面でも、「バラクと私は」と繰り返し発言するのは痛すぎる。「オバマ大統領」と言うべきだろう。しかも一方のオバマ大統領は一貫して「安倍首相」と発言していた。
両者の気持ちのすれ違いと温度差の大きさが痛々しい。そのことに安倍首相がまるで気付いていないのが救い難い。みっともないというよりも、いろんな意味で全く空気の読めないこんな人物が、この国のトップにいることがなんとも悲しく情けない限りだ。
◇◇ 昨夜の銀座のすし屋での夕食会にしても、オバマは美味しい寿司が食べたかった(それだけ)。安倍晋三はもてなして仲良くなりたかった(仲良しぶりを誇示したかった)。たぶん2人の見ている方向は、決定的に違うのだろうなと思う。
学校方針に反する記事を掲載した高校新聞が、検閲を受けて発行を差し止められる事例が散発しています。新聞教育研究所発行の雑誌「新聞と教育」314号(2014年5月号)の特集で、「高校新聞は言論報道機関だ」との観点から、僕自身の高校時代の経験も踏まえて、学校側の言論介入を批判する1500字ほどの解説記事を書きました。高校新聞と学校・校長・教師との関係、顧問教師のあり方について考察しています。
「セカンドインパクト」の「新聞記者って…」のページに、この解説記事の原稿を全文掲載しました。
横浜市内の市民集会で、「安倍『教育再生』と国家統制」のテーマで講演する。教育とメディアの支配に異様なまでに執着する安倍政権だが、教育委員会の解体、教科書への介入、憲法改正、秘密保護法制定、NHK人事など、その目的はどれもすべて国家による国民の管理・統制・支配の一環だと話した。
横浜港が一望できるロケーション抜群の会場は、おかげさまで満席。大いに盛り上がったのでほっとした。持参した拙著「裁判官の品格」も完売して大感謝。主催者に連れて行っていただいた打ち上げ(懇親会)は近くの上海料理の店。美味しかった。
◇◇ 日米首脳会談後の記者会見や共同声明への安倍政権の評価を見聞きすると、安倍晋三とその取り巻き連中および信者たちは、自画自賛・希望的観測・ご都合主義だけで生きているんだなあと改めて思う。すべて自分に都合のいいように解釈して、不都合な真実からは目をそらす。客観的かつ冷静に分析して判断することが、まるっきりできない人たちなんだな。
すし屋でのオバマ大統領の反応や、安全保障をめぐるオバマ発言に対する評価にしても然り。戦前の帝国陸軍や大本営と全く何も変わらない。行き着く先は自滅しかない。国民がもれなく道連れにされるのだけは真っ平御免だ。
編集サイドに原稿を納得いかない表現に直され、「了解しないと原稿は掲載できない」と一方的に言われた。そんな無茶な。どう対処したものかと真剣に悩んだのだが、僕のボンクラな頭では結論が出ない。タイムリミットも迫っている。最も信頼している友人の記者に相談した。
友人は予定が立て込んでいて相当疲れている様子だったが、時間を割いてくれて、実に説得力のある理路整然とした助言をしてくれた。そうかその説明なら納得できる。そう考えれば修正を受け入れてもいいかと思えるかも。「今ここで戦わなくてもいい。筆者の思いは読者に十分伝わるから」とも言ってくれた。
なるほどなあ。それなら今回は妥協しようかな。ストンと腑に落ちるアドバイスだった。そればかりか勇気と自信ももらった。へとへとに疲れていたというのに、無理を言ってごめん。適切で的確な助言を本当にありがとう。
台湾政府が第4原子力発電所の建設凍結を表明した。賢明な判断だ。大規模な反原発デモの盛り上がりに押された台湾の馬英九政権が、仕方なく原発建設停止を表明したのだとしても。
しかしそれでも、台湾の方が日本よりはるかに民主的で健全でまともだと思う。福島原発がいま現在も手の施しようのない状態が続いているにもかかわらず、日本全国の原発再稼働に突き進もうと画策し、そればかりか原発輸出にまで前のめりになっている安倍政権とは大違いだ。
→台湾の馬政権、原発建設停止を表明=市民数万人デモ(時事)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140427-00000064-jij-cn
論外のブラック企業そのものじゃないか。組織ぐるみで事件を隠蔽するばかりか、被害者側を脅迫する行為は悪質極まりない。さらに野村総研の代理人を務める森・濱田松本法律事務所も、被害女性に対し事実無根の誹謗中傷をするなど、許し難い嫌がらせを続けているという。法律家としてあるまじき非道さであり、懲戒対象とされるべきだろう。
→野村総研、わいせつ裁判敗訴後も、被害女性へ嫌がらせ行為継続、警視庁が指導へ(Business Journal)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140427-00010003-bjournal-bus_all
取り調べの全過程の録音・録画(可視化)を義務付けるのは当然だが、しかしそれにしても、対象とされるのが裁判員裁判で審理される事件だけ、というのでは片手落ちもいいところだ。冤罪は、裁判員裁判になる重大事件以外でも起きているのだから。
警察や検察は、自分たちのいい加減な捜査や取り調べに対し、多くの市民が不信感を募らせている現実をまったく理解していないようだ。袴田事件の再審開始決定でも、捜査当局による証拠の「でっち上げ」や「捏造」が厳しく批判されている。捜査側に都合の悪い証拠の隠蔽行為は、日常茶飯事と言ってもいい。不信感を払拭したいなら、すべての事件を可視化の対象にすべきだ。
→<取り調べ可視化>全過程で義務付け、対象は2案併記(毎日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140430-00000135-mai-soci