身辺雑記 

by totoropen (OOKA Minami)


2017年4月1日〜4月30日

●「嘘のような話」だらけ●懲りない人々●クズ大臣が勢揃い異様な政権●国家公務員法違反●事実上の命令強制なのに●あり得ない●総辞職が筋ではないか●多摩センターの夜桜●生徒の自主性を理解していない●こんな無法がまかり通るなんて●幸先がいい新学期●北朝鮮化を目指す安倍自民党●支離滅裂●「白を黒と言いくるめる政権」●安倍夫婦のふざけた花見●安倍内閣はクズばかり●なぜ記者が団結して抗議しない●もうなんでもありだなあ●共謀罪の実態は「治安維持法」●DeNAはメディア事業に関わるな●国家統制の動きと連動●法治国家としてあり得ない●「安倍政権の手法」●野党は「受け皿」を作れ●「受け皿」さえあったら●切り捨てられる立場●無責任首相と不愉快な仲間たち●今期アニメ評●「森友昭惠疑惑」証人喚問せよ●原発事故などなかったかのように●アニメ新人オリ●●●ほか


4月1日(土曜日) 「嘘のような話」だらけ

 教育勅語は戦後、衆参両院で完全に失効・排除の確認が決議された。現行憲法の定める国民主権や基本的人権の尊重に反する存在だからだ。そんなものを閣議決定して認めること自体、憲法違反で内閣総辞職に相当する犯罪行為だ。

 森友学園の極右教育に賛同していた安倍首相の本性と妄想が、まさに具現化いや炸裂したと言っていい。安倍独裁政権は、本気で戦前回帰の国家主義体制を築こうとしている。ここまで狂った政権が好き勝手しているこの国の異常。放置していいはずがない。

教育勅語、教材で用いること否定せず、政府が答弁書(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASK3045LBK30ULFA00Q.html

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 虚偽答弁やデマ・嘘・ごまかし・でっち上げのニュースだらけなので、エイプリルフールと言ってもあえて冗談をかますような余裕も気力も空気も全くない。嘘のツイートを流してもシャレにならないよなあ。おまけに「嘘のような本当の話」もいっぱいあるし。

 「中学武道に銃剣道を追加した」とか「教育勅語の教材使用を閣議決定した」とか、通常は「またまたご冗談ばっかり」と鼻であしらわれるような話が、本当の話として次々に出てくるのには驚愕するしかない。でもって4月になったというのに、嘘みたいに凍える寒さ。これもまた嘘のような本当の話。

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 「現在の社会に満足」が過去最高の66%だなんて、いくらなんでもあり得ない数字だな。いったいどこのデータかというと内閣府の調査だって。そりゃ嘘だ。明らかな情報操作・世論誘導だろう。でもまあエイプリルフールだからきょうだけは許してやろう。

「社会に満足」過去最高66%、防衛・外交、悪化の見方増す、内閣府調査(時事)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170401-00000071-jij-pol


4月3日(月曜日) 懲りない人々

 核となる本質部分を隠して「問題ない」「全く矛盾しない」などと詭弁を繰り返し、憲法や国会決議を全否定する。安倍内閣の歪んだ姿勢は徹底している。首相夫婦がそろって森友学園の教育方針に心酔していた政権だけのことはある。異常で異様な反社会的政権と言うほかない。

 その先には間違いなく、国家に管理統制される戦前のような社会が待っているのに。それでもなぜだか内閣支持率が激減しない不思議。懲りない国民だ。

教育勅語活用「懸念ない」菅官房長官(時事)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170403-00000065-jij-pol

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 共謀罪法案の6日審議入りを自民・公明が合意。秘密保護法も盗聴法も安保法制も、そして共謀罪も、なんだかんだ言いながらすべて自民党の決定に付き従う公明党。自民党幹部からボロクソ言われても。理念とか信念とか矜持といったものはないらしい。でもその先にはきっと戦前のような創価学会に対する弾圧が待っている。懲りない連中だな。


4月4日(火曜日) クズ大臣が勢揃い異様な政権

 傲慢で威丈高で不誠実な安倍内閣らしいクズ大臣が、また1人自ら名乗りを上げた。福島原発事故の自主避難者に対する国の責任を問われ、今村雅弘復興相が記者に逆ギレして激高した。国民に奉仕し説明責任を果たすのが大臣の職務なのに、何様だと思っているのか。勘違いにもほどがある。

 大嘘つきの安倍首相と菅官房長官を筆頭に、PKO日報の隠蔽と虚偽答弁の稲田朋美防衛相、無能で稚拙な答弁しかできない金田勝年法相。これだけで即刻内閣総辞職しておかしくないのに、さらに今回の復興相の醜態だ。ここまでクズが勢揃いするとは。しかも国民主権を全否定する教育勅語を、内閣が一丸となって堂々と正当化する異様。

 首相夫婦は森友学園の極右教育を絶賛し、国有地や行政機構を私物化する。一方、都合が悪くなったら夫人付職員や盟友だった籠池理事長を切り捨て、公文書を隠蔽して開き直る。まともに国会答弁もしない。なんでもありの安倍政権は、主権者たる国民をなめ切っている。もはや末期症状としか思えない。そのうち安倍首相は昭恵夫人も切り捨てるんじゃないか。

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 「公務員として丁寧に対応したが、職務として行ったものではない」「職務上作成したものではなく、組織的に用いるものとして保有していたものでもない」。こんな詭弁がまかり通るなんて。

昭恵氏付職員のファクス「行政文書ではない」閣議決定(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASK444WB0K44ULFA010.html


4月5日(水曜日) 国家公務員法違反

 驕り高ぶった独裁政権に未来はない。厚顔無恥で無能で嘘つき。首相を筆頭に大臣がそろって無知で傲慢。時代錯誤な国家主義を振りかざして国民を管理統制し、道徳教育の名目で一方的な価値観を押し付ける。その先には「国家(政府)に国民が命を捧げるのは当然」という社会が待っている。こんな非常識で前代未聞で異常な政権はかつてなかったことを、良識あるメディアはもっと丁寧かつ詳細に、しつこく何回も繰り返し伝えるべきだ。

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 安倍昭恵氏の選挙応援に、政府職員が少なくとも2回同行していた(民進党の宮崎岳志議員の質問に対する土生栄二・内閣審議官の答弁)。社民党の福島瑞穂議員への内閣官房の回答では、昭惠氏付政府職員の3回の随行を認めている。いずれにせよ明らかな国家公務員法違反ではないか。

 公務員が休日に共産党の機関紙を配るのは罪に問われるのに、首相夫人付の政府職員は堂々と、夫人の自民党候補者の選挙応援のお手伝いを「公務」として「公費」でする。どこまでこの国を私物化するのか。そして安倍夫婦はいつ私物化を認めて、公の舞台から退場するのか。

昭恵氏の選挙応援、夫人付職員が2回同行、野党は問題視(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASK455QZ5K45UTFK013.html

(社民党・福島瑞穂議員のツイート)

https://twitter.com/mizuhofukushima/status/849451808686833664/

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 面白い。イトーヨーカドーはシャレのわかる店だなあ。屋上看板だけでなく店内の細部や、便乗して商店街もアニメを再現したらさらに盛り上がるかも。クレしんの春日部宣伝効果は抜群。

クレヨンしんちゃんの「サトーココノカドー」、期間限定で春日部に(埼玉新聞)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170405-00010004-saitama-l11


4月6日(木曜日) 事実上の命令強制なのに

 産経など右派のメディアや自称評論家・自称弁護士らが「道徳の教科書検定でパン屋を和菓子屋に書き換えさせたというのは誤解。修正はあくまでも教科書会社の判断で、文科省が具体的に指示したわけではない」と発信しているが、とんでもない詭弁だ。「誤解」でも何でもない。

 曖昧な表現の修正意見は事実上の検閲・命令であって、個別具体的な指摘がなくても教科書会社に選択の余地などない。「忖度」するまでもなく、文科省の修正意見(指示)に従うしか教科書検定に合格する道はないのだ。「修正は教科書会社の判断」とはもっともらしい説明だが、実際は強制にほかならない。

 事実上の指示・命令の事例はほかにもある。第2次安倍政権の発足以降、自衛官にならない任官拒否者を防衛大学校の卒業式に参加させていないことについて、政府は「防衛大で検討し判断したもので、内閣の判断ではない」とする答弁書を閣議決定した。しかしこれも詭弁で、実際には防衛大側に選択の余地はない。

 安倍政権が発足してから、明らかな嘘や詭弁やごまかしがまかり通るようになった。国会答弁や記者会見だけでなく、メディアでも御用記者や御用評論家らがごく当たり前のように、政権与党の嘘や詭弁を代弁する場面が格段に増えた。しかも嘘がバレても開き直るし、さらに詭弁を拡散し続けるから始末が悪い。そういう点では、安倍政権はトランプ政権を先取りしている。


4月7日(金曜日) あり得ない

 この発言だけで義家弘介・文部科学副大臣は即刻辞任、一発レッドカードで退場すべきだろう。それほどのとんでもない暴言だ。教育勅語は戦後、国会で完全に失効・排除が決議された。憲法違反で国民主権を全否定しているのが教育勅語だ。そんな反社会的な代物を、朝礼で朗読するなんて認められるはずがないではないか。

 にもかかわらず、それを「問題のない行為」と堂々と国会答弁する義家文科副大臣こそ、間違いなく国民主権を規定した日本国憲法に弓を引く反社会的なテロリストだ。即刻辞任すべし。いや公民権の無期剥奪が相当だと思う。あり得ない。

朝礼での教育勅語の朗読「問題のない行為」文科副大臣(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASK47415ZK47UTFK009.html

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 何回でも繰り返して言うが、教科書検定で文部科学省の検定意見が「パン屋」に特定していなくても、実際にはそこしか修正しようがないのだから、事実上の命令・指示・強制・検閲なんだよ。「教科書会社の判断だ」というのは詭弁で、教科書会社にはほかに選択肢などない。政府答弁書は詭弁でしかない。よくこんな屁理屈ばかり堂々と並べられるな。

教科書検定「パン屋に特定してはいない」政府が答弁書(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASK473S67K47UTFK007.html


4月8日(土曜日) 総辞職が筋ではないか

 人災が原因の原発事故によって自主避難している人たちに、落ち度は全くない。「勝手に避難したくせに」と言わんばかりの言葉を放っておいて、謝罪で済む話ではないだろう。謝罪するならなぜ今村復興相を更迭しないのか。そもそも謝罪しなければならないような大臣を任命したのは、安倍首相自身ではないか。なぜ任命責任を取らないのか。

 首相夫婦をはじめ、これだけ閣僚のデタラメな振る舞いが続出しているのに、なぜ総辞職しないのか。安倍首相の言動は無責任としか言いようがない。まったく意味不明で支離滅裂だ。

首相、復興相「自己責任」発言、福島で謝罪(日テレ=NNN)

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20170408-00000044-nnn-pol


4月9日(日曜日) 多摩センターの夜桜

 昼過ぎから東京・多摩センター。メディアや社会問題を考える集団の例会に久しぶりに参加。駅前の居酒屋で軽く飲んだ後、せっかくなので多摩センター駅の北側を流れる乞田川(こったがわ)沿いで、満開となった夜桜を見物してから帰宅。ライトアップされているわけではなく、提灯のぼんやりした明かりしかなかったが、それでもそこそこほんわりとのどかなピンクの景色が楽しめた。写真は暗くて上手く撮れなかったのでありません。


4月10日(月曜日) 生徒の自主性を理解していない

 先月末、卒業式で国歌斉唱の際に起立しなかった都立高校教員を支援する集会を取材した。2003年に東京都教育委員会が「教職員は国旗に向かって起立し国歌斉唱する」と規定した通達を出した当初は、約200人の教職員が不起立などで懲戒処分された。それから処分者数は年々減少し、今年の卒業式で起立しなかった教員は2人だけだった。

 都教委は教職員に国歌斉唱や起立を強いるだけでなく、生徒の行動を制約する動きも見せている。集会では、今年の都立高校の卒業式で「生徒への指導」がさらに一段と強化されたことが報告されたが、思想・良心の自由に基づいて、生徒には自主的に判断し行動する権利があるはずだ。

 もちろん教員にも思想・良心の自由は認められるべきで、起立や斉唱を拒む権利があると思っているが、この日の集会で残念だったのは記者会見での教員の発言だった。「生徒が卒業式で何らかの行動や提案をすることは最近ではもうないのか」と記者(池添)が質問した時のことだ。

 教員の一人は、「生徒が自由に考えて自由に行動できる部分がなくなった。卒業式で歌う式歌を決める以上のことはできない。5年くらい前に、卒業生が卒業証書を取りに行く時に壇上でパフォーマンスをして盛り上がったりしたのが最後で、今は生徒が話し合って決めることはできない状況だ」と説明してくれた。的確な現状把握と解説だった。

 ところが、もう一人の教員の答えには心底がっかりさせられた。「生徒が自主的に行事のあり方を決めることはない。放っておいて生徒から意見が出てくるものではない。修学旅行の行き先だって自分たちでは決められない。自治活動や生徒会活動、HRの運営の仕方など、教師が系統的な強い指導をしなければならず、意識的に強い指導をしてやっとできる。生徒が自ら考えるようになるには手間ひまがかかるし何年もかかる。そんな時間はない」──。

 ちょっと待ってほしい。教師の「指導」がなければ、生徒は何も考えず判断もせず自主的に行動もできないだなんて、少なくともこれまでの取材と僕自身の高校時代の経験からは考えられないのだけど。もちろん中にはそういう学校もあるだろうが、「生徒は」という主語で一括りにはしてほしくない。生徒が主体的に企画を立てて取材し記事を書いた新聞部や、全校生徒にアンケート調査をして卒業式のプログラムを作った委員会をいくつも知っている。

 ずいぶんと上から目線で、生徒を信用も理解もしていないように思える言い方だなあ。高校生に自主性や主体性などないという認識なのだろうか。思想・良心の自由の大切さを自身の行動を通して貫いている教員の発言だけに、ものすごく残念だった。それでは生徒や保護者はもちろん、多くの市民の共感なんて得られないんじゃないかと心配になってしまう。

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 電子データを復元できる可能性がある云々(でんでん=笑)以前に、そもそもデータが存在しないはずがない。資料や文書が何よりも大好きな官僚が、大切なデータを捨て去るわけがない。重要な証拠であり国民の財産である公文書を消去したとすれば、それ自体が重大な犯罪で断じて許される話ではない。刑事事件として立件すべき亊案だ。

森友との交渉記録、データ復元の可能性、財務省認める(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASK4B64WJK4BUTFK018.html


4月11日(火曜日) こんな無法がまかり通るなんて

 過剰予約で定員超過になったとして、力づくで乗客を引きずり降ろした米ユナイテッド航空。乗客に「何の落ち度もない」のに、こんな仕打ちと無法がまかり通ることに慄然とする。別便に振り替えるにしても「お願い」するのだから、乗客の同意を得るのは大前提だ。強制的に排除するなんてあり得ない。

 しかも乗客を降ろしたのは自社の乗員を乗せるためで、おまけにユナイテッドのCEOは乗客について、「騒いでけんか腰だった」と社内メールで発信していたという。何から何まですべて航空会社側に問題がある。正当な料金を払って搭乗した乗客には全く何の落ち度もない。呆れ果てた会社だ。もし乗客の選別に際して人種差別があったとすれば、ユナイテッドはもう完全にアウトだろう。こういう反社会的な会社は解散した方がいい。いや解散すべきだ。

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 稲田防衛相が懲りずにまた記者会見で「教育勅語には現代でも通用するような価値観がある」と述べた。これだけで罷免相当ではないか。何回でも言うが、国民主権を全否定する教育勅語は戦後、国会で失効・排除が決議されている。憲法遵守義務違反の稲田防衛相を放置する安倍首相も、もちろん同罪だ。

 さらに稲田防衛相は会見で、「高い倫理観と道徳心で世界中から尊敬され、頼りにされるような国を目指そうということを今まで申し上げてきた」とも発言。「高い倫理観」と「道徳心」だと。国会で虚偽答弁を繰り返す稲田防衛相がそんな言葉を堂々と口にするなんて、ブラックジョークとしか思えない。

防衛相「教育勅語には現代でも通用する価値観」(NHK)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170411/k10010944231000.html

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 今村復興相も懲りないよなあ。原発事故がなければ、自主避難も強制避難も全く必要なかった。そんな基本的な認識や理解もないらしい。何回でも言うが、避難者には何の落ち度もない。それでも復興相が罷免されない安倍政権。やはりこの国は異常だ。もちろん任命した安倍首相も同罪なのは言うまでもない。

原発避難「自主判断にも当然、責任ある」今村復興相(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASK4C4F1SK4CULZU011.html


4月12日(水曜日) 幸先がいい新学期

 新年度の授業初日。例年だと初回は教室から学生があふれ出て、次週以降に抽選で履修者が確定するのだけど(演習なので人数限定)、今年はなぜか抽選が終わっていた。なんだよ手続き上ずっと無理だとか言ってたのに、やればできるんじゃないか。おかげで初回の講義が無駄にならずに済んだ。よかったよかった。

 おまけに僕の講義に割り当てられたのはとても使い心地のいい教室で、学生たちも真面目そうだ。これは春から幸先がいい。まあ入学したばかりの1年生だからな。そのままキラキラでドキドキでワクワクの気持ちを忘れずに、卒業まで大学生活を楽しんでほしいなあ(あくまで願望)。

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 国会質疑で安倍内閣の面々はそろって答弁をはぐらかし、支離滅裂な虚偽答弁を連発。自民党は強行採決を繰り返し、堂々と憲法を蹂躙して、思想統制と治安維持のための法律制定を目論む。おまけに「私人」と称する首相夫人は国家公務員を「私的に」秘書としてこき使い、国民の共有財産を私物化する。

 ここまで国民を愚弄しきった傍若無人で厚顔無恥なデタラメ政権はないと思うけど、このまま放置していいと、みんな本気で思っているのだろうか。とりあえず内閣支持率を半減させないと、安倍自民党の暴走は止まらない。


4月13日(木曜日) 北朝鮮化を目指す安倍自民党

 北朝鮮の国営放送(朝鮮中央テレビ)の映像を見て、安倍政権がやっていること、やろうとしていることと同じだと思わない人がいるとしたら、よほど鈍感かおめでたい人か、あるいは安倍自民党を妄信する信者か利害関係者だろう。

 代議員が一斉に立ち上がって拍手する異様な人民会議。一糸乱れず行進する朝鮮人民軍の兵士たち。「将軍さまのおかげです」と涙を流す平壌市民。ああおぞましい。「安倍首相頑張れ」と連呼する森友学園の幼稚園児と同じじゃないか。

 国民主権を全否定する教育勅語を礼賛し、国民の思想を統制する共謀罪をテロ準備罪と言い換えて制定を画策し、嘘とはぐらかしの答弁しかしない安倍自民党の国会運営。教育も国有地も官僚機構も私物化してしまう。「もうすぐ日本も北朝鮮のような国家になれるぞ」「大丈夫、すぐに慣れるから心配するな」と安倍閣下。

 安倍政権は正気じゃないけど本気だ。マジで独裁国家を目指している。それでいいのか。この国を社会をどうしたいのか、主権者たる日本国民の姿勢と知性と民度が問われている。


4月14日(金曜日) 支離滅裂

 安倍首相の開き直りと激高とはぐらかし答弁に、納得する方がどうかしてる。国民の共有財産を政権ぐるみで私物化されて怒らない方がおかしい。奴隷じゃあるまいし。

森友問題で7割「納得せず」首相説明に不満大きく、時事世論調査(時事)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170414-00000066-jij-pol

 昭恵氏の選挙応援への政府職員の同行は、さらに10回増えて少なくとも計13回に。「私人」の「私的」な「政治的行為」に、国家公務員がいいように扱き使われる。しかも「公務」として。やってることも言い訳も支離滅裂。辻褄を合わせようにもデタラメなことだらけで、もはや説明のしようがなかろうに。違法と無法と詭弁がまかり通る安倍政権。まともじゃない。狂ってる。

昭恵氏付の職員、選挙応援に13回同行、政府答弁書(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASK4G65SDK4GUTFK013.html


4月15日(土曜日) 「白を黒と言いくるめる政権」

 作家の中島京子さん「内心の自由を脅かす『共謀罪』は、そもそも違憲の可能性もある問題法案だが、さらに『白を黒と言いくるめる政権』がゴリ押ししているところに、今回の国会提出の異常さがある」「権力の濫用を監視することが新聞の役割である以上、世論を喚起し、無理筋の強行採決をさせない圧力になってほしい」──。御意。

わたしの紙面批評<官邸「暴走」と「共謀罪」、本質突く報道で人々の注意喚起を>(朝日朝刊・オピニオン面)

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 新宿御苑で「桜を見る会」を主催した安倍首相。5年目の安倍政権について「特に今年の前半は本当に風雪に耐えている」と述べた上で、「風雪に耐えて5年の八重桜」と自作の一句を披露した。俳句そのものも酷い代物だが、そもそも「風雪に耐えている」のは国民の側だ、という根本を理解していないのは致命的。嘘と詭弁だらけの強権独裁政権の実にふざけた言い草ではないか。

 北朝鮮のミサイル発射問題で散々危機感を煽っておきながら、自分たちは芸能人らを集めて呑気に花見で浮かれる安倍夫婦の様子を目にして、怒りを覚える国民は少なくないだろう。驕り高ぶった安倍政権の面々は、もはやそれくらいの空気さえも読めなくなっているようだ。腐りきっているし狂ってる。


4月16日(日曜日) 安倍内閣はクズばかり

 安倍政権は本当にクズばかりだなあ。よくもまあ次から次へと。「私は無知で無教養な人間です」と白状したも同然の発言ではないか。山本幸三・地方創生担当相は目先の経済事象しか見ていない。人類の貴重な文化財を未来に伝える、という崇高な理念も使命も全く理解していない。

 文化や社会教育や知的財産の維持発展を担っている人だとか、調査研究や保護活動を続けている専門家への尊敬の念も全くない。つまり自分の価値観でしか物事が理解できない、そんな狭量な人間だということだ。なんて情けない政治家(大臣)なんだろう。愚かすぎる。一刻も早く一掃しなくてはならないのは、安倍政治とその一派だろうに。

「学芸員はがん。連中を一掃しないと」山本地方創生相(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASK4J5R1QK4JPTJB00H.html


4月17日(月曜日) なぜ記者が団結して抗議しない

 記者として当然の質問をした朝日新聞の記者を、首相秘書官が無視し続けて、その記者がいると徹底して囲み取材の対応を拒んだという。安倍政権を象徴する傲慢不遜さだが、そもそもなぜ他社の記者は一致団結して不当な取材拒否に抗議しないのか。そこが最大の問題だ。

 権力を監視し批判するのがジャーナリズムの基本なのに、権力に媚びて同調してどうする。記者の劣化がただ事ではない。権力者による選別・恫喝・取材拒否に対し、記者が一丸となって抗議するどころか、萎縮して顔色をうかがうとは。しかも同業者を排除する側に回るなんて信じられない。最低最悪だ。あり得ない。

 こんな体たらくで、読者や視聴者から信頼されるはずがないではないか。石原慎太郎や橋下徹による情報管理・統制から何も学んでいない。情けないにもほどがある。安倍政権がやりたい放題で権力を私物化するのは、ジャーナリズムが権力監視の役割をしっかりと果たしていないからだ。

→<今井尚哉首相秘書官が朝日新聞番記者をいじめ辞めさせた事件>(週刊ポスト)

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170417-00000007-pseven-soci&p=1

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 おかしいとか異常とか、もはやそういうレベルではないな。狂ってる。安倍首相はこの局面でいったい何を考えて、「忖度」という言葉を使ったのだろう。まともな神経ではない。そして品性下劣なこの顔。

安倍首相「山口の物産がない…忖度していただきたい」(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASK4K72GKK4KULFA042.html

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 金田法相はわざと馬鹿のフリをしているのか、それとも本物の馬鹿なのか。共謀罪の国会質疑をかく乱してはぐらかすために、あえてまともな答弁もできない馬鹿を登用しているのだとすれば、作戦は成功しているかもしれない。しかしその一方で、「ふざけるな。こんな支離滅裂な答弁に納得できるか」「やはり共謀罪は危ない法律だ」という怒りと不信も当然高まっている。


4月18日(火曜日) 授業準備

 終日、学生の作文添削と授業の準備。


4月19日(水曜日) もうなんでもありだなあ

 どうやら金田法相は本物の大馬鹿者だったようだ。しかしそうだとしたらなおさら、憲法違反の共謀罪についてまともに答弁もできない法相を辞任させず、かみ合わない質疑を延々と続けて法案の可決(強行採決)を目論む政権与党の強権姿勢は、前代未聞で言語道断の暴挙と言うしかない。もうなんでもありの安倍独裁政権。

 女性関係の不祥事ならあっさり辞任するのに、憲法違反の暴言や支離滅裂な虚偽答弁や権力の私物化をいくら繰り返しても、原発避難民や学芸員を誹謗中傷し冒涜しても辞任にはいたらない。これってどう考えたって異常だろう。それが安倍独裁政権。中学生でも分かるデタラメな話だと思うよ。

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 履修登録調整とやらで追加の履修者があった。それはいいのだけれど、シラバスを読んでいないだけでなく、僕の講義がどんな授業で何をするのかも知らずに履修登録したと聞いて唖然呆然。マジかよ。いくらなんでもそりゃないだろ。そんなの初めてだよ。あまりの衝撃にちょっと動揺してる。


4月20日(木曜日) 共謀罪の実態は「治安維持法」

 「テロ対策は喫緊の課題」と馬鹿の一つ覚えのように反復する安倍首相。首相夫婦をはじめ閣僚らが憲法違反の暴言や虚偽答弁を懲りずに堂々と繰り返し、権力を私物化している安倍内閣こそ「反社会的なテロ行為集団」そのものではないか。自分たちの違法や不正を正当化し糊塗するために、共謀罪を成立させて国民を監視し管理統制したいだけだろう。

 そんな反社会的な連中に「テロ対策」なんて、もっともらしいことを言われてもなあ。道徳教育や愛国心を強要されるのと同じくらいふざけた話で、悪い冗談だ。

 テロ対策を名目に、「共謀罪」を「テロ等準備罪」などと称してごまかそうとしているが、実態は国民監視の管理統制弾圧法案なのは明白。だったらいっそのこと名称を「新・治安維持法」にすればいいじゃん。「共謀罪」の構成要件を改めた「新・治安維持法」。そうはっきりと宣言しなよ。

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 「消費税を上げやすい景気状況」になりつつあるだと? これだけ貧困層が増えて格差が拡大しているのに、ふざけるな馬鹿麻生。むしろ累進課税の徹底こそやるべき施策だろう。森友と加計への便宜供与では飽き足らず、さらに国民を食い物にするのか。

麻生氏「上げやすい景気状況に」消費増税に意欲(読売)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170420-00050099-yom-bus_all

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 DeNAが「まとめサイト」で事実に反する記事掲載や膨大な著作権侵害(盗用)を続けたのは、「記事の点検が不十分だった」からではない。広告収入のために意図的かつ組織的に行った確信犯だろう。DeNAはメディアに関わる資格などないはずで、メディアの世界からは手を引くべきだ。いやむしろ今後一切関わるべきではない。

 ことの重大さを認識し反省しているのであれば、ニュース報道の業務に携わってはいけない。それでもなお「メディア事業」に寄生しようとする態度に、DeNAという企業の認識不足と無神経さと深刻さを感じる。

DeNA、小学館とメディア研究へ、サイト問題受け(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASK4N5TWJK4NUCVL02V.html


4月21日(金曜日) 国家統制の動きと連動

 2週間前の雑誌掲載記事ですが、ネットには一昨日アップされていたので一応。教育勅語礼賛や治安維持法同然の「共謀罪」導入など、政権与党が戦前回帰の国家統制を加速させているのが不気味で仕方ありません。学校現場、特に生徒への「国歌斉唱」の強制は、こうした動きとも決して無関係ではなく、連動しているように思います。

生徒も「国歌斉唱」の強制対象に、都立高校教員らが抗議集会「卒業式はだれのものか」(池添徳明)(週刊金曜日=BLOGOS)

http://blogos.com/article/218808/

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 経済産業政務官を辞任した中川俊直衆院議員の女性問題も論外だが、しかしそれよりも安倍昭恵氏や稲田防衛相、金田法相、山本地方創生相、鶴保沖縄北方相、今村復興相らの、違法・不正・虚偽・憲法違反・誹謗中傷・蔑視・私物化などの言動や無能ぶりの方がはるかに重大な問題ではないか。

 即刻罷免し議員辞職すべきなのはもちろん、当然のことながら首相の任命責任を明確にするのが筋だろう。首相や閣僚が何をやっても何を言っても何のおとがめもなく、一切の責任が問われないなんて法治国家としてあり得ない。白でも黒だと強弁して開き直る。こんな酷いデタラメな内閣は聞いたことがない。前代未聞だ。

昭恵氏付職員の同行、新たに2回、選挙応援、計15回(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASK4P5HGTK4PUTFK01B.html


4月23日(日曜日) 「安倍政権の手法」

 朝日新聞3面コラムから。<1拍目は「挑発」。勅語はすばらしい、再評価するべきだと、耳目を集めることをあえて言う。2拍目は「釈明」。批判を浴びると誤解だと反論する。別に教育の唯一の根本理念として復活させろと言っているわけではない云々。3拍目は「犠牲者のふり」。メディアや野党は、戦前に戻そうとする思想だなんて、話をねじ曲げる。印象操作で私たちを悪者にしている。4拍目は「勝利」。結局、教育勅語は授業で使えると閣議決定し、別に幼稚園の朝礼で朗読してもかまわないのだ、と言い放つ。1拍目の「挑発」で狙ったとおりの政治的な成果を収める。時の権力者にとって都合がいい解釈をどのようにも盛り込める。>

 これは教育勅語だけの話ではない。嘘でも詭弁でも不正でも違法でも憲法違反でも、とにかく虚言をまき散らした上で、最終的にあり得ないことを既成事実化してしまう「安倍政権の手法」が、実に分かりやすく整理・解説されている。御意。

日曜に想う・4拍子のワルツで踊る勅語(編集委員・大野博人)(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12905725.html

◇◇

 いつ解散総選挙になっても困らないように、野党(ただし維新は除く)は真剣に、野党共闘を踏まえた「受け皿」作りに本気で取り組んでほしい。でなければ安倍政権にこの国は破壊されてしまう。もっと危機感を持つべきだ。このままでは「ほかに投票先がないから自民党に入れる」という悲劇が繰り返されるだけだ。

 特に民進党。(代表の交代や)連合との関係の抜本的見直しも視野に、立憲主義と脱原発を明確にして組織を立て直すべきだ。今のままの民進党に未来はない。そもそも法治主義さえ眼中にない極右利権主義の安倍独裁政権が続いたら、この国に未来はない。


4月24日(月曜日) 「受け皿」さえあったら

 しっかりした「受け皿」さえあったら、安倍政権なんかだれも相手にしないし、内閣支持率は急降下すると思うよ。あれだけ無能な大臣をそろえて、虚偽答弁や詭弁や開き直りや不祥事を繰り返し、おまけに首相夫婦がそろって権力を私物化して好き放題しているのだから。国民をこれだけ馬鹿にしている政権に、主権者が怒りを爆発させない方がどうかしてる。

 民進党は「自民党まがいの議員」を除名し、解党する覚悟で組織改革して出直した方がいい。いやぜひそうしてもらわなければ、われわれ国民が「受け皿」がなくて困る。共産党や社民党との連携・共闘に二の足を踏んでる場合じゃない。戦前回帰の時代錯誤社会を目指す安倍政権に、この国を好き勝手にされるのだけは勘弁してほしい。そう思っている人は決して少なくないはずだ。


4月25日(火曜日) 切り捨てられる立場

 「辺野古に大量の石材や土砂が投じられれば原状回復は難しくなる」。沖縄県民の65%が埋め立てに反対しているのに。美しい海や珊瑚は取り戻せないのに。本当に酷いことをするなあ。心の底から怒りを感じる。

 そもそも米軍普天間飛行場は沖縄県内でなく、県外あるいは日本国外に移すべきだ。沖縄を切り捨てて強引に辺野古を埋め立てようとする安倍政権の理不尽さを、他人事だと思っている人たちはもう少し想像力を働かせて考えた方がいい。自分たちも沖縄や福島の原発避難民のように、あっさり「切り捨てられる立場」になるかもしれないのだから。

辺野古、25日に埋め立て開始、予定地の護岸造成(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASK4S5VLLK4STIPE03K.html

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 東日本大震災について「東北で良かった」と今村復興相。これほど被災地の人たちの神経を逆撫でする復興大臣とは。そしてこういう人物を任命し、問題を起こしても自ら罷免も処分もしない安倍首相とは。

 酷いのは今村復興相だけではない。安倍政権でいったい何人の閣僚が暴言や暴挙を重ねていることか。懲りずに何回でも問題発言や不正や不法行為を繰り返す大臣は後を絶たない。それでも謝罪して撤回さえすれば、何のお咎めもなしで済まされる安倍政権の異常さ。無神経さ。厚かましさ。

記者に問われ「それなら取り消す」今村氏、主な発言(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASK4T66NHK4TUTFK01N.html

 そもそもこれだけあり得ない暴言を重ねてきた今村復興相をずっと放置し、今まで大臣を続けさせた安倍首相の無神経さと鈍感さと無責任さに、むしろ驚かされる。もちろんほかの問題大臣たちへの対応にしても同じだ。国民を愚弄するにもほどがある。こんなふざけた内閣は前代未聞だ。安倍晋三という総理大臣を筆頭に。

風評被害・自主避難者…、今村復興相の発言、何度も物議(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASK4T6FYCK4TULZU00W.html


4月26日(水曜日) 無責任首相と不愉快な仲間たち

 今村復興相の辞任を受けて安倍首相。「任命責任はもとより、内閣総理大臣たる私にあります」。その言葉はもう何回も聞いたよ。それで安倍首相自身はどう責任を取るのか。これまで安倍首相が任命責任を取ったためしなどないのだけど。ただ「責任」と繰り返し言うだけの無責任首相。

 二階俊博・自民党幹事長「政治家が何か話をしたら、マスコミが余すところなく記録を取って、1行悪いところがあれば『これはけしからん、すぐ首をとれ』となる。そんな人(マスコミ)は初めから排除して、入れないようにしなきゃダメだ」──。今村復興相が所属する派閥の親分は、何の反省もないらしい。そればかりかこの発言は、メディアに対する恫喝そのものではないか。これこそ大問題発言だろう。権力を監視し批判的に伝えるのが、ジャーナリズムの職責なんだけど。

 二階自民党幹事長の「マスコミ恫喝発言」を、NHKの「ニュースウオッチ9」が映像で流したのはいいが、しかしスタジオのキャスター2人はそれを黙って見ているだけだった。なぜそこで、「この二階幹事長の発言はおかしい。政治家の言動をチェックして伝えるのがわれわれメディアの仕事です」とはっきり言葉にしないのか。

 そこですかさずコメントを発信し、二階自民党幹事長の発言の何が問題なのかを、視聴者に問題提起するのがニュースキャスターの仕事ではないか。それこそがジャーナリズムの役割ではないか。籾井会長がいなくなっても、やはりNHKのニュース部門(ニュースウオッチ9)は何も変わってないんだなあ(ため息)。


4月27日(木曜日) 今期アニメ評

 【今期テレビアニメ評】◎境界のRINNE第3シリーズ(NHK教育)、◎アリスと蔵六(MX)、◎ゼロから始める魔法の書(MX)、◎夏目友人帳6期(テレ東)、◯冴えない彼女の育てかた♭(フジ)、◯フレームアームズ・ガール(MX)、◯月がきれい(MX)、◯サクラクエスト(MX)。


4月28日(金曜日) 「森友昭恵疑惑」証人喚問せよ

 森友学園の籠池夫妻が財務省の室長と面会した際の録音記録を公表し、国有地取得で「特例」扱いされた話を、よみうりテレビ「ミヤネ屋」が伝えた。スタジオのゲストがそろって財務省の対応を批判する中、司会の宮根誠司だけが「ゴミだらけの土地を買ってもらえてよかったのでは」などと繰り返し財務省を必死にフォロー。異様だった。何なんだこいつ。

 でもまあ、森友学園問題についてひと言も触れなかったNHKの「ニュースウオッチ9」と比べたら、番組としては取り上げただけまだマシかな。司会がどうしようもないのは変わらないけど。

 籠池氏の音声録音記録について、財務省の佐川理財局長「どういうものか承知していないのでコメントは差し控えたい」。なんて無責任で不誠実な態度なんだ。公僕として責任を持って確認しろよ。必要があれば声紋鑑定すればいいじゃないか。そもそも財務省に記録がないわけがない。廃棄したなら懲戒免職に相当する重大犯罪だろう。

 昭恵夫人も佐川理財局長も田村室長も、全部まとめて国会に呼んで証人喚問すればいい。いや証人喚問すべきだ。虚偽と虚飾に満ちた答弁しかできない「共謀罪」の審議なんか後回しでいい。


4月29日(土曜日) 原発事故などなかったかのように

 今村雅弘前復興相の後任、吉野正芳復興相の所信表明には「原発事故」の言葉がなかった。被災地出身と言いながら吉野復興相の基本姿勢は、震災6年の追悼式の式辞で「原発事故」に触れなかった安倍晋三首相と同じということだ。

 もともと吉野復興相は原発推進派で、原発事故後も推進発言を繰り返し、国会で東電の責任を免罪する発言もしている。制御も状況把握さえもできていない福島原発。原発事故の収束こそが復興の根幹のはずなのに、原発事故などなかったかのように振る舞う首相と復興相。やはり安倍政権は異常で無神経だ。福島を切り捨てる非情で非常識な姿勢が改めて明確になった。

吉野復興相、所信で「原発事故」触れず「反省している」(朝日)

http://digital.asahi.com/articles/ASK4X5F02K4XULZU00K.html


4月30日(日曜日) アニメ新人オリ

 友人のアニメーター・ふくだのりゆき氏が主宰する「アニメ新人オリエンテーション」を、昨年に続いて見学させてもらった。所属スタジオだけの狭い社会に留まらずネットワークを築いて交流し、不当な報酬にはおかしいと声を上げ、草の根による業界改革を促すのが趣旨で、すべて無報酬の無料企画だ。今年で9年目。こうした新人向けの講座を個人で継続して開催するのは珍しい。さまざまなスタジオから新人多数が参加して盛況だった。

 横のネットワークができれば視野も広がるし、考えるヒントも多く得られて発想の転換にもつながるだろう。組織外の仲間から刺激や影響を受けて発奮材料にもなるはずだ。業界全体の発展にも寄与するに違いない。会社や組織の枠を超えたこのような集まりを、アニメ業界だけでなく、ほかのいろんな業種でも企画したらいいのにと思う。


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