身辺雑記 

by totoropen (OOKA Minami)


2018年11月1日〜11月30日

●報道よりバラエティ優先?●「権力側」からの視点●現場百遍●読解力低下と情報格差●どこまで傲慢不遜なのか●「相棒」に泣かされた●外国人の人権●番組タイトル変えれば?●権力には団結を●人権感覚と想像力の欠如●「適材適所」●番宣してる場合かNHK●理不尽な免職処分●自分を納得させる●またデータ捏造かよ●国の壁を超えて●故人を偲ぶ●久しぶりの「カレーの王様」●一穂ミチ「きょうの日はさようなら」●「ボヘミアン・ラプソディ」●ファスナーが滑らかに●世知辛いなあ●だれが得する大阪万博●台湾も保守化か●西暦表記で十分なのに●牡蠣玉子うどん●テレビが壊れた●もう師走かよ●もっともな秋篠宮発言●●●ほか


11月1日(木曜日) 報道よりバラエティ優先?

 えーっと、まさか今夜の「報道ステーション」は1時間遅れの午後11時からわずか15分間だけの放送で、番組表通りに午後11時15分で終わっちゃうの? 報ステの後のバラエティ番組「アメトーク」は時間通りに全部放送するのに? と思って見ていたらその通りになった。プロ野球の日本シリーズの試合延長で中継が延びて、報ステの前番組のドラマ「リーガルV」は放送休止にしたんだから、後ろの番組の「アメトーク」も休止にして、報ステの放送を続ければいいじゃん。

 「公器」たる放送局の根幹番組として、ニュース報道にこそ時間を割くべきなのに。報ステなりの視点と切り口で伝えるべきニュース、伝えなければならないニュースは山ほどあるはずなのに。でもまあ、外国人労働者受け入れをめぐる衆院予算委の質疑について、法務大臣のふざけた答弁と委員長のデタラメな委員会運営をしっかりぶち込んで伝えたのは、「報ステ」スタッフのせめてもの意地なのかなと、そこだけは好意的に理解してみたり。


11月2日(金曜日) 「権力側」からの視点

 シリアで拘束され解放された安田純平さんが、記者会見でおわびと感謝を表明したことについて、TBSの情報番組「ひるおび」でコメンテーターの溝口紀子氏(元柔道選手)が「日本政府の慈悲によって改心した」とコメント。なんだ「慈悲」「改心」って。完全に権力と一体化した権力側からの視点・発想そのものではないか。権力を監視し事実を伝えるジャーナリズムの役割への理解は、残念ながら欠片も感じられない。

◇◇

 安倍首相がまたもや「私は立法府の長」と衆院予算委で答弁。本心から自身を独裁者だと思っているからこその言葉だろう。だから再三再四このような発言を懲りずに繰り返すのだ。憲法擁護義務を課されている総理大臣の立場をわきまえず、国会で堂々と憲法改正を主張し、行政不服審査法の立法趣旨をねじ曲げて恣意的に判断するなど、立憲主義も法の支配も三権分立もすべて無視。実際に独裁者として振る舞っているわけだが、民主主義国家では断じて許される話ではない。


11月5日(月曜日) 現場百遍

 「現場百遍」は「記事は足で稼ぐ」とともに記者(取材)の基本だけど、収穫の有無という面では空振りに終わったとしても、それでも現場に足を運ぶとやはり何かしら得るものはあるものだ。新人でも中堅でもベテランでも変わらない(と改めてしみじみ思う)。


11月6日(火曜日) 読解力低下と情報格差

 「人の話をちゃんと聞かない」「都合のいい話にだけ耳を傾ける」「見たいニュースしか見ない」──。そういう人たちが増えているのだろうか。読解力や理解力の著しい低下にもつながっているように思える。事実を確認せず一面的に一方的にしか見ない。その結果が分断・対立に結びつく。これは情報格差(リテラシー)の問題でもある。


11月7日(水曜日) どこまで傲慢不遜なのか

 米国の中間選挙の結果よりも、片山さつき地方創生担当相の数々の疑惑や桜田義孝オリパラ担当相の答弁の馬鹿さ加減よりも、何よりもぶっ飛んだのは「辺野古の工事は止めないが沖縄県との協議には応じる」というニュースだ。相手を殴り続けながら話は聞いてやるよとは。いったいどこまで横柄で傲慢不遜で傍若無人で民意を無視し続けるのか、安倍政権。トランプ米大統領の唯我独尊の態度と二重写しになる。「沖縄の人々の心に寄り添う」が聞いて呆れる。

◇◇

 今夜の「相棒」(テレ朝)は、組織の中で信念を貫く難しさ、警察官の正義とは何かを問う社会派ドラマであり、しんみりと泣かせてくれる人情話でもあった。杉下右京と相棒である冠城亘との連携は相変わらず絶妙で、右京と組対5課(組織犯罪対策部第5課)の角田課長の友情を再確認するラストの会話も泣けた。これまで見たシリーズの中で一番好きな話かもしれない。


11月8日(木曜日) 外国人の人権

 外国人の人権を大切にできない国家(政府)に、自国民の人権を尊重できるわけがない(自国民の人権も尊重しない)。障害者や社会的弱者や子どもや高齢者や少数者の扱いについても、同じことが言える。


11月9日(金曜日) 番組タイトル変えれば?

 日本テレビ系の人気番組「世界の果てまでイッテQ!」のヤラセ(でっち上げ、または捏造)疑惑問題。報道でもドキュメンタリーでもないバラエティーだと言うのであれば、番組タイトルを分かりやすく変えればいいと思うよ。「世界の果てまでヤラセでQ!」。おことわりのテロップも毎回忘れずに。「この番組はフィクションであり意図的な演出があります」──。

 そうすれば事実をごまかしたり隠したりする必要もないし、「誤解を招く表現」などと苦しい言い訳をすることもなくなるんじゃないかな。いずれにしても僕は面白い番組だとは全く思わないから、見ないけど。


11月10日(土曜日) 権力には団結を

 トランプ米大統領のCNN記者への強圧的な対応や恫喝や威嚇や誹謗中傷や罵倒は、石原慎太郎元都知事や橋下徹前大阪市長の記者会見の手法と同じ。そうやって記者を萎縮させて選別し分断する。しかし日米の決定的な違いは、米国の記者はそれでも屈することなく、しつこく権力者に食らいついて、他社の記者たちも標的にされた記者をフォローして孤立させないところだ。権力には団結して立ち向かわなければ。


11月12日(月曜日) 人権感覚と想像力の欠如

 原爆のキノコ雲が印刷されたTシャツを着用した韓国の音楽グループ(防弾少年団=BTS)が、テレビ朝日の音楽番組「ミュージックステーション」(Mステ)の出演を取り消された問題は、嫌韓や反韓や反日といった低俗なレベルの話ではない。人権感覚や人道的視点や倫理の観点から考えるべきで、彼らの振る舞いは断じて容認できない愚かな行為だ。もちろん徴用工をめぐる韓国の最高裁判決ともリンクなどしない。

 非戦闘員である一般市民を無差別に大量虐殺した原爆投下は、どんな理由があったとしても決して許されず正当化できない戦争犯罪だ。核兵器廃絶は日本人だけでなく、すべての人類の倫理観と普遍的価値にかかわる。二度と同じ過ちを繰り返させないように、全人類が誠実かつ真剣に向き合うべき問題だろう。

 歴史認識以前の問題で、意図的な悪質な行為だったかどうかよりも、そもそも原爆投下による犠牲者に対して彼らは無知すぎる。被爆者への想像力があまりにも貧困なことに、めまいを覚える。

 さらに愕然とするのは、韓国メディアの的外れで思い込みだけの一方的な報道だ。「日本メディアが難癖」(中央日報)、「日本の戦犯行為を全世界に知らしめた」(ハンギョレ)、「韓国最高裁判決に対する文化報復」(東亜日報)。客観性を欠いて何が問題なのかを真摯に受け止められず、対立を煽るだけの報道姿勢は絶望的と言わざるを得ない。たぶん韓国メディアの思惑と異なり、原爆への彼らの認識不足は国際的には受け入れられないだろう。むしろ批判の矛先は、間違いなく韓国の音楽グループに向くに違いない。

 繰り返すが、問題は韓国の音楽グループの原爆への認識不足と人権感覚の稚拙さと想像力の欠如にある。その証拠に今度は、彼らが過去にナチス親衛隊の帽子をかぶり、ナチスを想起させる旗をコンサートで掲げていたとして、米国のユダヤ系人権団体(サイモン・ウィーゼンタール・センター)が同グループを非難し謝罪を求める事態となっている。人権団体は「原爆被害者あざけるTシャツの着用は、過去をあざけるこのグループの最新の事例に過ぎない。日本の人々とナチスの被害者に謝罪すべきだ」と指摘している(共同、朝日など)。

 韓国メディアの思惑から大きく外れて、話は逆の意味で国際問題になってきたようだ。日本の極右グループや政治家や歴史修正主義者も歴史認識を改めるべきだが、韓国の音楽グループやメディアも同様に歴史をもう一度しっかり学び直し、誠実に謙虚に向き合ったほうがいい。


11月13日(火曜日) 「適材適所」

 先週7日に発表された2018年の流行語大賞ノミネート30語に「適材適所」が入っていないとは。「ご飯論法」なんてネットの一部でしか語られていない言葉より、「(安倍内閣の)適材適所」の方がはるかに一般的な認知度は高いはず。これまでの国会のやり取りやニュースを見ていれば、実にタイムリーで周知もされているし、皮肉たっぷり逆説的に真理を突いていると思うけどな。

 でもまあノミネートされている中から選ぶなら、「ボーっと生きてんじゃねえよ!」「悪質タックル」「そだねー」の三段落ちがいいと思うぞ。三つを並べると話にオチがあって笑えるし。


11月14日(水曜日) 番宣してる場合かNHK

 夜7時のニュースでも9時のニュース(NW9)でも、紅白歌合戦出場歌手の発表を延々と大々的に伝えるNHK。ほとんど番組宣伝(番宣)じゃん、と感じたのは僕だけではないはず。大晦日の定番のお祭りだからニュースとして流すこと自体は構わないけど、ほかにもっと伝えるべきことがあるはずで、それをまずしっかり伝えてくれ。ニュース番組で歌合戦の番宣を流すにしても、それが大前提だ。まがりなりにも報道機関の看板を掲げ、公共放送を標榜するのであるならば。


11月15日(木曜日) 理不尽な免職処分

 午後から霞が関の東京地裁へ。パワハラ被害を受けた公立小学校教諭の免職処分取り消し訴訟。第1回口頭弁論を傍聴した後、本人から3時間ほど話を聞く。校長や副校長らから陰湿で執拗なパワハラをされたのに、その被害者の側が免職されるなんて、理不尽としか言いようがない。


11月16日(金曜日) 自分を納得させる

 横浜市内でもう一度だけ聞き込み取材。たとえ空振りに終わっても、つぶしておくべきところはしっかり取材しておかなければ後悔が残ってしまう。成果が得られなかったけどやれることは全部やったと、自分自身を納得させるための確認作業かな。


11月17日(土曜日) またデータ捏造かよ

 受け入れ先から失踪した外国人技能実習生への聞き取り調査結果を、法務省が改ざん。調査項目のチェック欄にあった「低賃金」「低賃金(契約賃金以下)」「低賃金(最低賃金以下)」という失踪理由を、項目には存在しない「より高い賃金を求めて」と書き換えていた。さらに「指導が厳しい」「暴力を受けた」などの項目を含めて、数値も低く抑えて公表していたという。

 外国人を受け入れる側に根本的問題や法令違反があるのに、実習意欲の低い外国人実習生が身勝手な理由で逃げ出したかのような印象操作を、法務省が意図的に行っていた疑いが濃厚だ。「データの集計ミス」といった法務省の説明は到底信じ難い。

 調査結果の元データの公開を頑なに拒む態度からも、法務省がデータ改ざんと情報操作の発覚を隠蔽しようとしたのではないかという疑念は払拭できない。すべての国民に奉仕すべき公務員のあり方として、情報やデータを改ざんし隠蔽すること自体が、主権者たる国民を裏切る背信行為だろう。不誠実極まりない。

 外国人技能実習生(外国人労働者)の実態を正確に把握し、賃金や生活環境などの改善を図ることは必須で、外国人労働者の受け入れ確保をどうするかの議論は、そこからしか始められないはず。出入国管理法改正案の国会審議も同様だ。ねじ曲げられたデータや意図的な虚偽情報をベースに、まともな議論などできるわけがない。


11月18日(日曜日) 国の壁を超えて

 きのう17日付の朝日夕刊の「惜別」欄に掲載された2本の記事が印象的だった。朱旭さん(ドラマ「大地の子」養父役の中国人俳優)と、ヒュー・コータッツィさん(元駐日英国大使)の2人。確固たる歴史認識を踏まえた上で、国の壁を超えて「日本と中国」「日本と英国」の橋渡しの役割を貫いて旅立った。誠実な人物像が伝わってくる。感慨深く読んだ。

 「歴史は歴史。大事なことは真実を伝えているかどうかだ」「日本人は歴史を忘れてはいけない」(朱旭さん)、「具合の悪い事実をなかったことにする歴史の書き換えは日本のイメージを損なう」(コータッツィさん)との直言も。いずれも日本への愛情と理解があってこその言葉だろう。心のこもった助言だと思う。


11月19日(月曜日) 故人を偲ぶ

 午後から都内の法律事務所へ。本題の取材が終わったところで、3年前に急逝された吉峯啓晴弁護士の話で大いに盛り上がった。裕福な人や会社から頂戴したお金で、貧しい人の弁護を格安(時には無料どころか持ち出し)で引き受け、保守から革新まで幅広く信頼関係を築いた。そんな豪快で親分肌で人情豊かな人権派弁護士をしばし懐かしんだ。もう3年半も経ったのか。本当に惜しい方を亡くしたと改めて思う。本題の取材以上に感慨深い話を聞かせていただいた。

◇◇

 久しぶりに食べた「カレーの王様」。変わらず美味しかった。しばらく行かないうちに自由に取れる付け合わせが、福神漬けだけになっていたのは悲しかったけど。でもやっぱり僕はこの味が好きなんだなあと再認識した。

◇◇

 日産・ゴーン会長らの不正行為と逮捕のニュースを伝える「報道ステーション」。せっかく番組冒頭という絶妙のタイミングで日産社長会見が始まったのだから、スタジオ解説なんか後回しにして現場中継を続行すればいいのに。テレビの特性を最大限に生かす「ライブの臨場感」とはそういうことだろうに。「ニュースステーション」や以前の報ステだったら、もう少し中継を続けたと思うぞ。

 中居正広の「松坂大輔スクープ特番」が思った以上に面白くて目が離せず、そのまま期待しながら報ステになだれ込んで視聴しただけに、残念至極の番組編成・演出にはがっかりだなあ。その点ではNHKの「ニュースウオッチ9」が従来の放送時間を延長して、日産社長会見を生中継したのは、テレビ的には好判断だったんじゃないかな。


11月20日(火曜日) 一穂ミチ「きょうの日はさようなら」

 一穂ミチ「きょうの日はさようなら」(集英社オレンジ文庫)を読み終えた。予想以上に面白かった。最初は言葉遣いとか文章表現に引っ掛かりを感じながら読んでいたのだが、そのうちそういうのは全く気にならなくなって、ぐいぐい話に引き込まれていった。長い眠りから目覚めた「30年前の女子高生」のいとこ今日子が現れたことで、それまでの日常が様変わりする明日子と日々人の双子の高校生。その背景には驚愕の事実が隠されていた……。ラストシーンがとっても哀しくて切ないSF小説。おまけの番外編2作が、そんな切ない気持ちを少しだけ癒して補完してくれる。

◇◇

 どこにでも(どこの国にも)いるよね、こういう自分の思い込みとか価値観を他人に押し付けてくる奴って。マジで迷惑だし気持ち悪い。その挙句、ただの記号や印に過ぎないのに「国旗を侮辱」だなんて、この中国人のマラソン選手がかわいそうだ。でもまあ論争になってるだけ健全かな。

首位争い、無理に中国国旗渡され失速、マラソン巡り論争(朝日)=有料記事(朝デジ)

https://digital.asahi.com/articles/ASLCM74WHLCMUHBI024.html

首位争い、無理に中国国旗渡され失速、マラソン巡り論争(朝日)=無料記事(ヤフー)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181120-00000108-asahi-int


11月21日(水曜日) 「ボヘミアン・ラプソディ」

 授業終了後、食事をしてから横浜のTOHOシネマズ上大岡。レイトショーで「ボヘミアン・ラプソディ」を観た。フレディ・マーキュリーの孤独と苦悩と仲間との衝突は見ていて辛いものがあったが、音楽は文句なしに素晴らしかった。劇場に響き渡るクイーンのメロディーの圧倒的な迫力。ズシンと腹に響く重低音。そしてフレディの歌声。ラストシーンの大観客が圧巻。映画館の大きな画面で観るべき作品だ。

 「ボヘミアン・ラプソディ」は約400人収容の一番大きなスクリーンで上映。レイトショーの本編は9時35分開演で、午後11時50分終演。そんな時間の上映なのに70人ほど来場していることに驚く。その前の上映回は200席以上が埋まっていた。やはり噂通りの人気作なんだなあ。ちなみに客層は推定50代から60代以上のおじさんおばさんが大半で、女性客(つまりおばさま)が多かった。

 外に出ると小雨が降り出していた。頭の中を「ボヘミアン・ラプソディ」のメロディーがぐるぐる駆け回るので、サビの部分を口ずさみながら歩いて帰宅。


11月22日(木曜日) ファスナーが滑らかに

 仕事で使っているショルダーバッグのファスナーがうまく滑らず、しばしば途中で引っかかるようになった。開閉しにくくてイライラする。潤滑油やロウソクやリップクリームを塗ると良くなるらしいので、ベタつかないハンドクリームを塗ってみた。効果てきめん。気持ちいいほど滑らかに動く。ごく少量だけ塗るのがポイントだ。オススメ。


11月23日(金曜日) 世知辛いなあ

 サンマルクカフェの客席の貼り紙=写真。座席の占有は長くて1時間くらいが限度なのかな。学生の長時間滞在を迷惑に感じる人が多いのは、確かにその通りではあるのだけど、うーん、でも世知辛いなあとも思う。

 僕が学生のころは、コーヒー1杯で喫茶店に6時間以上粘るなんて日常茶飯事だった。友達やサークルの仲間とたむろして雑談したり、打ち合わせをしたり、ミニコミ版下作成の作業をしたり。お店の人もそんなの当たり前という感じで、文句も言われなかった。あのころは大らかで、ゆとりのある寛容な時代だったんだなあ。


11月24日(土曜日) だれが得する大阪万博

 【悲報】大阪万博2025年の開催決定。ばっかじゃないの。疲弊したこの国で、そんなことやってる場合じゃないだろう。カネがないのに巨額の税金を注ぎ込んで、いったいだれが得するのか。恩恵に預かるのは財界と一部の利権集団だけ。カジノと同じ構図というか、カジノ誘致のための布石でしょ。ろくでもない国にどんどん突き進んでるよなあ。

 そもそも55年ぶりに大阪万博をもう一度だなんて、時代錯誤の勘違いにもほどがある。東京五輪も必要ないと思うけど、今からでも遅くない、返上すべきだ。


11月25日(日曜日) 台湾も保守化か

 台湾の統一地方選の結果で最も残念なのが、アジア初として注目された脱原発政策の否定だ。「2025年までに原発を全て停止する」とした電気事業法の条文が、住民投票の賛成多数によって削除されることになったという。現政権のリベラル路線を否定。台湾も保守化の道を歩んでいるらしい。しかしそれでも、台湾行政院(内閣)が「条文は失効するが脱原発の目標は変わらない」と述べているのは救いではある。

 福島原発事故を教訓に、せっかく脱原発に大きく舵を切ったのだから、そこはぜひそのまま初志貫徹してほしい。後戻りするなんてもったいないし自殺行為だと思うよ。

台湾、脱原発政策を否定、住民投票で条文失効へ(毎日)

https://mainichi.jp/articles/20181126/k00/00m/030/058000c


11月26日(月曜日) 西暦表記で十分なのに

 「生年月日や交付日、免許取得日の表記は従来通り元号のままとする」(警察庁方針)。そもそも元号は分かりにくいし換算が面倒で混乱する。運転免許証を含めて公的文書は西暦だけで十分だと思うけど、有効期限を元号と西暦の併記とするのであれば、生年月日も併記すべきだろう。

 元号そのものは別に否定しないが、公的文書はすべて西暦表記でいいと思うよ。少なくとも元号を強制すべきではない。使いたい人が個人的に使えばいいのであって、それ以上でも以下でもない。

免許証に元号と西暦併記へ、希望者多く方針転換(読売)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181126-00050051-yom-pol


11月27日(火曜日) 牡蠣玉子うどん

 講義がある日ではないけど、レポートを採点するために午後から出勤。7割ほどに目を通すも全部は採点できず、積み残しが出てしまった。うーん、残念。イオン地下の丸亀製麺で「牡蠣づくし玉子あんかけうどん」を注文する=写真。うどんは玉子の下に隠れている。これにたっぷりの青ネギと天かすと七味をかけて食べた。味は……まあまあかな。

◇◇

 入管法改正案の衆院法務委員会での強行採決。NHKニュースはやっぱり「強行」の言葉を使わなかった。特定秘密保護法案や安保関連法案や共謀罪法案でも同じだった。なぜなら公共放送・報道機関とは名ばかりで、NHKは事実上の国営放送(政権の広報・宣伝機関)だからだ。そういう意味ではNHKの姿勢はブレない。「安倍政権の広報」としての立ち位置は終始一貫している。


11月28日(水曜日) テレビが壊れた

 いわゆる「ソニータイマー」なるものが実在するのかどうかはさておいて、自宅のテレビの液晶画面が突然、半分壊れたような状態になった。音声はちゃんと出ているが、とにかく見にくくて仕方がない。これはもはや新しく買い替えるしかない。授業が終わってから、ヨドバシカメラとヤマダ電機を見て回った。どこのメーカーがいいのか、機種は、サイズは、録画機能は、価格は……。さてどうしたものか。うーん、悩むなあ。それにしても年末に余計な出費が痛い。


11月29日(木曜日) もう師走かよ

 市役所に電話で粗大ごみ(テレビではない)収集の申し込みをした。手数料や搬出場所などを確認してから予定の日時が指定されるのだが、収集は3週間先になるという。「えっ、そんなに先になるんですか」。年末が近付いてきて申し込みが殺到しているので、どうしてもそれくらいになってしまうのだそうだ。そうか、もうすぐ師走だもんなあ。今年もあと1カ月で終わってしまうのか。あっという間だな。めちゃめちゃ焦る。


11月30日(金曜日) もっともな秋篠宮発言

 「眞子さまと小室圭さんの婚約に言及した」ことなんかよりも、こっちの方がはるかに重要なニュースだろう。「宗教色が強い大嘗祭を国費で賄うことが適当かどうか。政府は公費を支出するべきではない」との考えを秋篠宮さまが示した。大嘗祭は神道に基づいて行われる宮中祭祀だ。憲法で定められている政教分離の観点から、実に真っ当で至極もっともな見解ではないか。

 ところが宮内庁長官らは、こうした秋篠宮さまの意見に「聞く耳を持たなかった」というのだから度し難い。日本国憲法を遵守し真摯に向き合おうとしているのは、いったいどっちなのかという話である。憲法を蹂躙し傍若無人の安倍政権に対する痛烈な批判になっているが、自称愛国者の安倍首相らネトウヨの皆さんは、秋篠宮発言にどう対応するつもりなのだろう。無視するのだろうか。

秋篠宮さま、大嘗祭支出に疑義「宮内庁、聞く耳持たず」(朝日)

https://digital.asahi.com/articles/ASLCQ44BQLCQUTIL01F.html

眞子さまの婚約、現状では「できない」、秋篠宮さま言及(朝日)

https://digital.asahi.com/articles/ASLCV5K79LCVUTIL028.html


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