●住所録整理●印刷完了●投函●「感想戦は敗者のため」●真の「親日家」●裁判官の悪質すぎる判決●「嘘」がテーマ●救い難いNHKの開き直り●日産も五輪も徹底捜査を●参政権の侵害●往生際が悪い●「サービス授業」●無意味な「ルール」強いる異常●サービス登校●辟易●「Tポイント」は再契約すべき●同じ穴のムジナ●後期最後の講義●今期テレビアニメ評●「民意を明確にさせない」県民投票●手に汗握る大激戦●そこまで大ニュースなの?●論外のドラマ●橋本治さん死去●試験の補助監督●憲法に自衛隊?●授業少しは役に立ったかな●●●ほか
テレビを見ながら、年賀状と寒中見舞いの住所録を整理。移転先なども反映して加筆修正する。それにしても「芸能人格付けチェック」(テレ朝)の正月スペシャルは毎回とても面白い。ずっと正解を重ね続けるガクトとヨシキはあっぱれすぎる。本当に真剣勝負なのかと疑いたくなるほどの見事さだ。オーケストラの演奏の違いは僕にも聴き分けられたけど、35億円の名器による四重奏の音の違いは残念ながら全く分からなかった。
年賀状と寒中見舞いの裏面と宛名を印刷。テレビを見ながら、はがきに一言コメントを書き添えていく。楽しみにしていた「下町ロケット」(TBS)。年末の最終回よりも、すべてのトラブルが解決して佃製作所の大逆転で終わったきょうの新春特別編の方が、はるかに爽快感のある内容だった。これまでの一連のもやもやが晴れてスッキリした。大方の期待通りの予定調和的な展開ではあるけれど、この手のドラマはやっぱりこうでなくては。
遅ればせながら年賀状と寒中見舞いを無事投函。遅い。遅すぎるよ。深く反省はしているが改めるつもりはない(おい)。「プレバト」(TBS)は1時間番組がちょうどいいな。新春スペシャル版の3時間だと、CMの入り方がうざくて興がそがれる。3時間番組はちょっと長すぎる(冗長になってしまう)と思う。
【メモ】「藤井聡太七段に憲法学者・木村草太さんが聞く」(1月3日付朝日新聞・特集面)から。
木村 心に残っている、あるいは好きな棋士の言葉ってありますか。
藤井 「感想戦は敗者のためにある」です。感想戦という行為自体が他では珍しいと思うんですけど、感想戦の意義をよく表した言葉かなと思います。将棋は勝者と敗者がはっきり分かれるゲームです。厳しい勝負の世界だからこそ、生まれた文化なのかなという気がします。
【メモ】「嘘つきは、戦争の始まり。」1月7日付朝日新聞朝刊16─17面(東京本社版)の見開き全面広告から。いやまったくその通りだと思うんだけど、宝島社の広告という意外性。まさかの宝島社の広告であることにびっくり。
<「イラクが油田の油を海に流した」その証拠とされ、湾岸戦争本格化のきっかけとなった一枚の写真。しかしその真偽はいまだ定かではない。ポーランド侵攻もトンキン湾事件も、嘘から始まったと言われている。陰謀も隠蔽も暗殺も、つまりは、嘘。そして今、多くの指導者たちが平然と嘘をついている。この負の連鎖はきっと私たちをとんでもない場所へ連れてゆく。今、人類が戦うべき相手は、原発よりウィルスより温暖化より、嘘である。嘘に慣れるな、嘘を止めろ、今年、嘘をやっつけろ。>
◇◇ さすが、真の「親日家」の発信。これを機会により多くの人が辺野古埋め立て問題と安倍政権の異常性に関心を持ち、さらに署名が広がることを期待したい。
→クイーンのB・メイさん、辺野古中止呼びかけ、SNSで(朝日)
https://digital.asahi.com/articles/ASM174CWXM17UCLV006.html
ひどい判決だ。警察と検察が医療機関を調べることをせず、やるべき裏付け捜査を怠ったこと。裁判官が弁護側の証人尋問請求を却下し、やるべき審理を意図的に怠ったこと。一方的な思い込みで誤った判決を言い渡したこと。どれもこれも不作為という不法行為によってつくられた冤罪であるのは明確ではないか。それなのに、自分たちの非を一切認めようとしない。トンデモナイ判決だ。
捜査当局はもちろん、この強姦冤罪事件を裁いた裁判官にも重大な責任がある。一審と控訴審の裁判官はいずれも厳しく断罪されるべきだ。単なる誤審とはまるで意味が違う。意図的なサボタージュによる誤審なのだから。法曹資格を剥奪されてもいい。それくらい悪質極まりない。国家賠償請求をすべて退けた今回の裁判官も同罪である。
→強姦冤罪、男性の国家賠償請求を棄却、女性のウソで服役(朝日)
https://digital.asahi.com/articles/ASM184FLYM18PTIL018.html
新年最初の講義。事実と異なる記者発表をする行政と、裏付けも取らずに、デタラメな記者発表をそのまま垂れ流すメディアの問題を取り上げた。権力監視の役割を果たさないメディアの不作為と、権力による「嘘」がテーマ。今年1回目にふさわしい講義ではと自画自賛。
「公共放送」「報道機関」「みなさまのNHK」が聞いてあきれる。沖縄県名護市辺野古の米軍基地建設について、「土砂投入に際しサンゴや絶滅危惧種は移植しているから大丈夫」などと事実に反する内容を、安倍首相が6日放送のNHK「日曜討論」で述べた問題だ。沖縄の地元紙・琉球新報や玉城デニー知事らから、「事実と違う。間違った発言だ」と批判の声が上がっている。
事実と異なる虚偽発言をただして訂正するでもなく、指摘も反論も検証もせずにそのまま垂れ流すのは、安倍首相のデマ発言・流言飛語に加担するに等しい。ところがこの放送に対しNHKは、「報道機関として自主的な編集判断に基づいて放送した」との見解を示したというのだ。ちゃんちゃらおかしい。まさに政権の広報・宣伝機関そのものではないか。
そのようなNHKが「報道機関」を名乗るなんて、詐欺に等しい行為だ。事実上の「国営放送」であることを公式に認めたと言ってもいい。開き直るにもほどがある。主権者たる国民から受信料をふんだくって、政府広報(安倍自民党の宣伝である上にしかも虚偽放送)を見せるなんて、そんなふざけた反社会的で民主主義を愚弄する行為が許されるはずがなかろう。救い難い。
きのうの講義では、安倍首相の虚偽発言とNHKの放送姿勢や責任にも触れた。多くの学生が関心を持って、一連のニュースを見てくれたらうれしいのだけど。
→首相のサンゴ発言、NHK「自主的な編集判断で放送」(朝日)
https://digital.asahi.com/articles/ASM1B61KMM1BUCLV018.html
東京五輪招致をめぐる贈収賄疑惑で、仏検察当局が日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長の起訴に向けた手続きを進めていると報じられた。招致委員会がシンガポールのコンサルに2億3千万円を支払ったとして、仏検察は2016年から汚職などの疑いで捜査していたのだから、「日産自動車のゴーン前会長の逮捕に対する報復だ」などと関連付けるのは無理がある。根拠のない憶測を語るのはやめたほうがいい。
そもそも日産のゴーン前会長の容疑と五輪招致の贈収賄は全く別の事件だ。「なぜこのタイミングなのか」「意趣返しではないか」「仕返しかもしれない」などと言い募ること自体がおかしい。そんな思惑とは関係なく、それぞれどちらも厳正に捜査し、真実を明らかにすべき問題であることに変わりはない。
五輪招致をめぐっては以前からずっと疑惑がくすぶっていた。東京大会に対するイメージ悪化うんぬんといった次元の話ではない。不透明で不明朗なカネの流れが明確になれば、場合によっては東京五輪を返上すればよい。それくらい重大な問題だ。むしろ徹底的かつ厳正な捜査を期待する。
米軍基地の辺野古移設の賛否を問う沖縄県民投票に対し、不参加の姿勢を崩さない沖縄、宜野湾、宮古島、石垣、うるま市の市議と市長は、主権者の参政権(投票する権利)を侵害していることを全く理解していない。民主主義を根底から否定している自覚もない。県民投票には間に合わないだろうが、住民はリコールすればいいのに。不当な権利侵害を前例とさせないために、損害賠償請求訴訟も集団で次々に起こせばいいのに。
痛々しい、みっともない、往生際が悪い、カッコ悪い。いや、大相撲初場所の初日から3連敗した横綱・稀勢の里の話ではなくて、日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長の記者会見のことだ。質問は一切受け付けず、一方的に7分ほど意見表明だけして会見を打ち切った。「仏当局が捜査中のため」(JOC広報担当)というのが理由なら、質問を受けた上で竹田会長本人がそう答えればいいじゃん。
そもそも本当に潔白ならば「心配かけて申し訳ない」などと、どうして謝罪する必要があるのか。全く不可解。しかも「コンサル契約の稟議書は私の前に既に数名が押印していた」とは、さらに意味不明の説明だ。問題があればしっかりチェックして、差し戻すのが上司(最高責任者)の仕事ではないか。責任転嫁にもほどがある。疑惑は深まるばかりだ。
◇◇ 心の底から怒りを覚えた。原発再稼働に対する経団連会長の言い草。あの福島原発事故の大惨事から全く何も学んでいない姿に言葉を失う。経団連の中西宏明会長は日立製作所会長。今後、可能な限り日立の製品は買わない。個人的なささやかな抗議の意思表示として。
→「原発再稼働どんどんやるべき」、福島事故後停止で経団連会長(共同)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190115-00000110-kyodonews-bus_all
午後から授業。今期の講義も終盤なので今回は、日ごろ真面目に話を聞いていない学生や欠席が多い学生のための「サービス授業」だ。過去回の要点をダイジェストで振り返り、重要ポイントを整理して説明する。
JOC会長の記者会見や、英国のEU離脱協定案否決、厚生労働省のデタラメ統計調査、経団連会長の原発再稼働発言、日韓の軋轢といったタイムリーな時事問題にも触れながら、ジャーナリズムの果たすべき役割と主権者としてニュースを見極める視点も紹介。定期試験に向けてこれ以上ない「サービス回」なんだけどな。
授業終了後、大学の同僚の先生と横浜・野毛の中華料理店「萬里」へ。餃子や八宝菜などの料理をたらふく食べて、ビールと紹興酒と杏子酒のソーダ割りをあおる。いつもと変わらず美味しかったけど、ちょっと食べ過ぎた。この日も店内は超満員。店員の人数は決して多くないのに、実に見事な接客フォーメーションで、滞りなく注文をさばいていく姿に拍手。
ひげを生やして地下鉄を運転したら、大勢の乗客の命を危険にさらすことになるのですか。営業や窓口など接客に密接に関わる業務ならいざ知らず、職場での身だしなみやファッションを過度に規制し制約する必然性って、いったいどこにあるのですか──。運転手がひげを生やしていると、乗客の信頼を損ねて不快感を与えるだなんて、本気で考えている連中がいることに心底驚く。
そもそも乗客がまじまじと顔を見るのは観光バスのガイドや車掌くらいで、運転手の顔なんて大半の乗客は見ることもないし、ほとんど無関心で気にもしないだろう。無意味で合理性のない「職場のルール」を定め、職務命令に従わせて処分までするのは横暴で人権侵害そのもの。パワハラそのものだ。
馬鹿馬鹿しくて意味がないルールであることにさえ、まるで気付かないのは哀れとしか言いようがない。大前提としている「ルール」そのものがおかしいのに、そのおかしなルールを守れと声高に叫んでいる連中は、そんなに縛られて管理統制されるのが好きなのか。よほど奴隷根性が身にしみているのだろうか。
いやもしかしたら、むしろ他者を必要以上に縛って管理統制したいだけなのかもしれない。自分自身が縛られたいと思うのは自由だが、他者にまで無意味なルールや職務命令に従うように迫るとは。異常としか表現のしようがない。マジで気持ち悪い。
→大阪市長「なんだこの判決」、ひげ禁止巡る訴訟で控訴へ(朝日)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190117-00000103-asahi-soci
講義がある日ではないが登校して、残っていたレポートの採点・評価をする。2時間ほどで全部片付いた。このほか、取材で送ってもらった裁判資料をまとめたり、図書館で教材をコピーしたりと、雑用もすべて片付けた。偉いぞ自分。
午後から東京地裁。公立小学校教諭の免職処分取り消し請求訴訟の口頭弁論を取材。裁判は滞りなく終わったのだが、その後のミニ報告会での「支援者」と称する一部の人たちの振る舞いには、いつもながら辟易させられる。自分の言いたいことだけを一方的にまくし立てて、司会や他者の話はほとんど何も聞いていない。こうした類の集会ではよくあることと言えばそれまでだけど、それだと仲間内ばかりかほかのだれの心にも届かないし、共感も得られないだろうに。ため息。まあいいか。
ツタヤ、ファミリーマート、吉野家などを利用するとポイントが付加される「Tカード」で、裁判所の令状なしに会員情報を捜査当局に提供していた「カルチュア・コンビニエンス・クラブ」(CCC)。会員規約にも明示していなかったことについて、「今後は個人情報保護方針と会員規約に明記する」とのことだが、それもまた勝手に一方的に会員規約に明記すれば、問題ないと考えているのだろうか。
そもそもすべての「Tカード」会員は、会員規約に同意して会員契約したはずではないのか。だとしたら、すべての会員に連絡して改めて同意を取り付けた上で、契約を結び直すのが筋ではないか。一方的に会員規約に明記すればいいというものではない。再契約の時点で解約する利用者が大量に発生するかもしれないが、それはそれで当然の成り行きだろう。
まあ、公立図書館の公共性や公益性をまともに理解せずに、地方図書館の機能を破壊している「CCC」だから、一連の行為もさもありなんという気がする。
◇◇ コンビニからアダルト雑誌をすべて撤去し販売を全面中止するのなら、店の前に設置している灰皿もすべて撤去してほしい。たばこの煙や臭いに迷惑している人はものすごく大勢いると思う。たばこを吸うのは個人の自由だから文句を言うつもりはないが、自宅で吸うかビニール袋でもかぶって自己責任で吸ってくれ。
コンビニで購入した弁当を持ち帰って自宅で食べるのと同じように、たばこも自宅に持ち帰って密室の中で好き勝手に吸っていただきたいと切に望む。買う人がいて儲かるから、たばこを売るのは止められないだろうけど。
◇◇ 東洋大学の竹中平蔵氏を(正当な言論としての範囲で)批判した学生を退学処分にするような大学は、私学助成金をカットされても仕方ないと思うよ。学問や思想良心や表現の自由を自ら放棄し制限するような大学に、私学助成金を交付される資格などない。東京医科大や日大などと同様に。
◇◇ いくら今夏の参院選で惨敗(あるいは壊滅または消滅)するからといって、原発再稼働に傾く国民民主党と原発ゼロの自由党が合流するだなんて、理念や節操がないにもほどがある。ぐちゃぐちゃになって(されて)雲散霧消する毎度のパターンの再現だろう。立憲民主党は間違っても、そんな危うい動きをする輩には近寄らないほうがいい。
後期最後の講義。いつもはあまり見かけない顔の学生もちらほら。来週は定期試験なので、先週のおまけのような「まとめ」の話をして早めに切り上げる。この講義を受講して、「ジャーナリズムのあり方や役割について理解が深まった」「ニュースの見方が大きく変わった」「影響を受けた」「たまたま時間割が空いていたから履修したが受講してよかった」といった感想が数多く寄せられたので少しホッとした。
◇◇ クリミアを占拠して一方的に併合したロシアが、北方領土を返還するわけがない。そもそも前のめりになって領土問題や平和条約を交渉する安倍首相に対し、ロシア側がまともに相手などするはずがない。最初から足元を見られて、つんのめってこける。そんな「交渉」があるかよ。外交でもこの国を根底から破壊する安倍政治。ため息しか出てこない。
【今期テレビアニメ評】(◎◯=オススメ。△=時間があれば見る。・=特にコメントなし。▲=論外)
◎上野さんは不器用(MX)田中君に恋する気持ちが素直に伝えらない上野さん。健気で不憫な空回りっぷりを温かく見守って応援するアニメ。深夜に大いに笑える。
◎ケムリクサ(MX)「けものフレンズ1期」たつき監督の新作。次々に謎が出てくる展開が「けもフレ1」の世界観に通じて興味深い。ソフトに見えて、未来への暗示も感じられる硬派SF。
◯けものフレンズ2(テレ東)1期の二番煎じのようにも思えるが、それなりに前作の世界観は維持しているのでは。
◯私に天使が舞い降りた(MX)わたてん。ニートのみゃー姉のことが大好きで仕方ない小学生の妹ひなたと、その同級生たちの日常が可愛い。バラエティーに富んだキャラの言動に癒される。
◯この素晴らしい世界に祝福を!(MX)【再放送】。このすば。「異世界転生もの」の中では抜群の面白さ。元ニートのカズマとポンコツ女神のアクアとの掛け合いが斬新なドタバタコメディー。
◯約束のネバーランド(フジ)モンスターの食料として孤児院で育てられる子どもたち。知力と洞察力と分析力で脱出を試みようとする今後の動きから目が離せない。
◇ △五等分の花嫁(TBS)金持ちだが劣等生の同級生の五つ子の女子高生たちに、生活苦解消のために勉強を教えることになった主人公。ベタなラブコメ展開だが何も考えずに見る分には面白い。
△かぐや様は告らせたい/天才たちの恋愛頭脳戦(MX)実はポンコツだったヒロインかぐやの必死さが笑えるラブコメ。財閥云々の家柄設定は必要ない(むしろない方がいい)のでは。書記の女の子が最強説。OP主題歌がやたらとカッコいい。
△どろろ(MX)手塚治虫先生の柔らかで可愛い絵柄とかなり違うのが残念。
△モブサイコ100/2期(MX)キャラデザは好みではないけど、話は意外と面白い。
◇ △SAOアリシゼーション(MX)仮想空間でのやり取りや戦いがダラダラと続くのには辟易。話が進まず、いい加減に飽きてくる。むしろ現実世界の話の方が気になる。
△えんどろ〜!(MX)自由すぎる勇者ら4人組に翻弄されるちびっこ魔王が笑える。
△ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(MX)【再放送】。ダンまち。冒険者のベルの成長と、神様との絆を踏めていく過程が微笑ましい。
△同居人はひざ、時々、頭のうえ。(MX)ひざうえ。猫の仕草や主人公の作家に懐いていく様子は可愛いが、話のテンポが悪いのが残念。
△ブギーポップは笑わない(MX)第1話と第2話は興味深く話に引き込まれたが、それ以降の展開が意味不明になりつつある。
△とある魔術の禁書目録3(MX)ストーリーは全くの意味不明。しかしたまに学園都市の日常が描かれる場面だけは面白い。見る価値があるのはそこだけ。「超電磁砲」の放送に期待。
△デート・ア・ライブ3(MX)やっぱり1期が一番斬新で面白かった。それに比べると勢いも脚本もかなり劣化している感じ。
△ドメスティックな彼女(TBS)ドメカノ。美人の先生とセクフレが義理の姉妹に。そんな御都合主義の偶然があるかよ、と思わず突っ込みたくなる無理やりの設定。怖いもの見たさ。
◇ ・荒野のコトブキ飛行隊(MX)
・賭ケグルイ2(MX)
・マナリアフレンズ(MX)
・エガオノダイカ(MX)期待はずれ。
・サークレット・プリンセス(MX)キャラデザと作画だけは悪くない。
◇ ▲W'zウィズ(MX)意味不明。
▲ぱすてるメモリーズ(MX)つまらん。
▲明治東亰恋伽(MX)意味不明。同じ監督の「神様はじめました」そっくりのキャラデザだけは悪くない。
▲盾の勇者の成り上がり(MX)冤罪認定の流れなど説得力が全くない展開は、不快な上に無理がありすぎる。そもそも設定も話もつまらない典型的なうんこ脚本。
▲ガーリー・エアフォース(MX)少女を兵器にする設定と話の展開に無理がある。
▲グリムノーツ(TBS)つまらん。
▲魔法少女特殊戦あすか(TBS)意味不明。
米軍普天間飛行場の辺野古移設の賛否を問う県民投票について、選択肢を「賛成」「反対」の2択から、「どちらでもない」を加えた3択にすることで沖縄県議会の与野党が合意したという。県民投票実施を拒んでいる5市への配慮だとのことだが、とんでもないゴリ押し・詭弁・強弁・茶番に付き合わされることになったものだ。
AかBかを選んで判断するための投票に、わざわざCを選択させる意味が分からない。移設の賛否をズバリ問うための県民投票なのに、選択肢を増やすことで焦点は確実にぼやける。それが保守系議員や市長の狙いなのだろう。世論調査の回答項目によって数字が変動するのと同じだ。
「どちらでもない」という選択肢だけでなく、「どうでもいい」とか「関心がない」とか「分からない」といった選択肢も加えれば満足なのか。そうすれば安倍政権にとって、さらに都合のいい結果が得られると彼らが考えているのは間違いない。主権者の意思を明確にさせない県民投票。なんと滑稽なことか。
「2択ではダメだ。民意が反映されない」という主張はまさに難癖そのもの。県民投票実施に対する不当で悪質な言いがかり(妨害行為)としか思えないのだが、それでもこうした嫌がらせをはねのけて、沖縄県民には毅然と粛々と民意を示してほしいと願う。少なくとも「どちらでもない」などという選択はあり得ないと思う。
文字通りハラハラ、ドキドキしながら全豪オープンテニスの中継放送を見ていたが、大坂なおみが全米に続いて優勝できて本当によかった。ブレークされたりミスが続いたり逆転されたり、そうして心が折れそうになっても見事に立ち直っての勝利。見てる方も心臓に悪いよね。でも手に汗握るいい試合だった。おめでとう。
表彰式でのスピーチは、挨拶には不慣れで不得意な大坂なおみに比べて、ベテランで苦労人のペトラ・クビトバの圧勝だったのがご愛敬。それもまたよし。ボランティアの子どもたち(球拾いのボールギッズ)への感謝もしっかり示していたし。迫力の大激戦を繰り広げた両選手に拍手。
「ジャニーズのアイドルグループ『嵐』が2020年末に活動休止」って、ニュース番組の途中でわざわざ速報のテロップを流したり、定時ニュースのトップ項目で扱ったりするような話なのか。もちろん話題性はあるのだろうから、伝えること自体は全く何も悪くないと思うが、その大仰な伝え方には違和感が拭えない。
日テレのドラマ「イノセンス/冤罪弁護士」。あえてこれまで触れていませんでしたが、とりあえず第1話は見ました。第2話の冒頭10分を見て、もう限界だと感じてチャンネルを変えました。
事件そのものは今村核弁護士の担当案件をなぞっていましたが、女性弁護士の言動があまりにも馬鹿すぎてイライラするし、さらに刑事弁護士に対する所属法律事務所の扱い(対応)が酷すぎる。まるで今村弁護士の所属事務所を愚弄するかのような描き方が不快です。今村弁護士ご本人も違和感を覚えておられるようですが。
第1話の冒頭に実在の現役弁護士が登場してコメントするシーンも、フィクションとノンフィクションを混同させる手法で、ものすごく気持ち悪さを感じました。いくらフィクションのエンタメ作品とはいえ、ちょっと論外のドラマだと思いました。
※(ツイッターのフォワーさんからいただいたメッセージに対する返信ツイートに、加筆修正)
作家の橋本治さんが死去。70歳。学生時代、橋本治さんのご自宅にお邪魔して取材させていただいたことがある。大学生の僕にも気さくに応対してくださって、淡々とした語り口で理路整然と話されていたのを思い出す。ご冥福をお祈りします。「背中のいちょうが泣いている」
→「とめてくれるなおっかさん 背中のいちょうが…」(毎日=共同)
https://mainichi.jp/articles/20190129/k00/00m/040/153000c
◇◇ 長年続けてきた国の統計調査自体がデタラメで、それを検証するために第三者に委ねたはずのヒアリングが、これまた身内のお手盛り隠蔽調査。さらにそこを追及されても虚偽説明だらけ。すぐにバレるような稚拙な嘘で塗り固めたデタラメ国家ニッポン。あの公文書もこの調査もすべてデタラメで嘘ばかり。平然と捏造し改竄し躊躇なく廃棄までする。
そもそも政権トップの安倍首相その人が大嘘つきだもんなあ。官僚も政治家も右にならえ。安倍自民党の政治家は、よくもまあ恥ずかしげもなく「道徳」なんて言葉を口にするもんだ。しかもそれを教育現場に押し付けてくる。あいた口がふさがらない。「美しい国」とやらが聞いてあきれる。
後期の定期試験。履修登録(受講生)が100人を超えると、試験の補助監督としてアルバイトの大学院生が1人あるいは2人配当される。きょうの補助監督の院生は優秀で、こちらが指示する前からテキパキと働いてくれる。安心して任せることができてとても助かった。
補助監督には当たりとハズレがあって、ハズレだと遅刻して来るし、指示されないと動かず、指示されても動かない、要領も悪いときて、役に立たないばかりか不快指数だけが上昇することになる。ほかの先生たちの話だと、注意すると逆ギレする最悪のケースもあるらしい。幸いなことに、僕はそこまで酷い経験はないけど。
◇◇ 安倍首相が衆院本会議で答弁した「今なお自衛隊に対する言われなき批判や反対運動」とやらがあってもなくても、自衛隊の存在を憲法にわざわざ明記する理由にはならない。憲法に明記する必要性とは何の関係もない。憲法に明記してもしなくても自衛隊に対する批判はあるだろうし、批判は当然あっていい。この国では思想良心の自由、表現の自由が保障されているのだから。
それとも安倍首相は「自衛隊の存在を憲法に明記」したらその時点から、自衛隊に対する一切の批判は許さないとでも言うつもりなのだろうか。安倍首相のことだから、そういうことも目論んでいそうだけど。だとすれば思想統制された戦前の日本に逆戻りする、時代錯誤の危険な発想としか思えない。
そもそも自衛隊法があってきちんと機能しているのだから、わざわざ自衛隊の存在を憲法に明記する必要はない。自衛隊に対する批判があることが、自衛隊の存在を憲法に明記する理由には全くならない。
「自衛隊の存在を憲法上、明確に位置づけることが必要」「命を賭して任務を遂行する隊員諸君の正当性を明文化し明確化する」と言うのなら、警察官も消防署員も海上保安官もみんな憲法に明記するのか。何のために。だれのために。憲法は国の理想を描くものではなく、国家権力の暴走を制約し縛るための最高法規ですよ。
後期の講義に対する学生の意見や感想の中で、最も印象深かった言葉の一つ。「今まで自分はネットの情報に感化されて、リベラルな意見や考えに耳を傾けようとしていませんでした。しかしこの授業を受講したことで、新たな視点で物事を見られるようにわずかですがなれたと思っています。理由もなくメディアを毛嫌いしていましたが、その重要性に気がつくことができました」──。ほかにも心に残る感想はたくさんあったけど、僕の授業が意識改革や視野を広げることに少しでも役立てたのならうれしい。