身辺雑記2019年10月

 身辺雑記 

by totoropen (OOKA Minami)


2019年10月1日〜10月31日

●振込手数料を失念●ほぼ例年と同じ●犯罪者が開き直る国●資料作成●バックアップ●緊急事態条項の危険性●萎縮は一目瞭然●表現の自由●味噌ラーメン●今期の期待ドラマとアニメ●売り場からパンが消えた●台風19号●アニメ「HELLO WORLD」●ドラマ「G線上のあなたと私」●報道番組とは名ばかりの●もう東京五輪を返上すれば●授業の感想から●助成金不交付●縦横無尽デクラーク●映画「ジョーカー」安倍晋三の世迷言●睡眠不足を反省●新潟あっさり醤油ラーメン●度し難い無責任●劇場版「冴えない彼女の育てかたfine」●映画「イエスタデイ」●萩生田発言に若者はもっと怒れ●北陸新幹線で富山へ●立山黒部アルペンルート●腐りきった安倍政権●●●ほか


10月1日(火曜日) 振込手数料を失念

 そんなわけで、消費税が8%から10%に引き上げられた。食品は8%のままだし、買うべき高額商品(パソコン)は買ったからと安心していたら、なんと銀行の振込手数料もアップするのを見落としていた。きのう振り込めば216円だったのを忘れていて、きょう振り込んだら220円だった。わずか4円だけど無性に悔しい。不快感と敗北感と無念さでいっぱいだ。失敗したなあ。

 しかしそれはともかく、貧富の差に関係なく、すべての市民から等しくふんだくる消費税はやはりおかしい。少なくともとりあえず5%に戻すべきだ。不足する財源は大企業の法人税を増額し、富裕層の所得税を大幅にアップすればいい。5千万円以上の不動産や超高級車や宝石や貴金属にこそ、高い消費税をかけるべきだと強く思う。

◇◇

 中国建国70周年の日に香港で大規模なデモ。香港市民のデモ隊に警官隊が実弾を発砲し、高校2年生の男子生徒の左胸に命中し重体だという(共同など)。ついにここまで。もはや泥沼。こうした最悪の事態を招いたすべての責任は、香港当局と中国政府にある。武力で民衆を制圧し弾圧し、自由と民主主義を求める声を押しつぶそうとしてもだれも従わない。反発と憎悪は拡散するばかりだ。そもそも市民に向けて実弾を放つなんて言語道断。しかも足でなく胸を標的にするとは。許し難い暴挙としか言いようがない。


10月2日(水曜日) ほぼ例年と同じ

 先週の後期(秋学期)授業の初回に比べて、2回目のきょうは受講学生が20人以上増えていた。レジュメと資料を多めに用意しておいてよかった。まだ確定していないけど、だいたい例年とほぼ同じくらいの履修者数になりそうだ。この日はそもそもジャーナリズムがだれのために、何のために存在し本来どうあるべきかという基本的な話をざっくりしたが、大半の学生が強い関心を示してくれてホッとする。夕方から同僚の先生と横浜・野毛の居酒屋で飲む。刺身も唐揚げも焼き鳥も、どの料理も美味しかった。


10月3日(木曜日) 犯罪者が開き直る国

 この国では犯罪者が大きな組織のトップに堂々と君臨し、不正が露見しても開き直り、あろうことか批判報道に逆ギレし恫喝し圧力までかける。しかも平然と居座り続け暴言を吐いて恥じることもない。盗人猛々しいとはまさに彼らの振る舞いを言う。詐欺・背任・侮辱。原発立地賄賂の関西電力、かんぽ生命保険の郵政のことだよ。N国しかり。森友・加計学園の関係者や財務官僚や国会議員も同じだ。

 犯罪者が組織のトップとしてデカイ顔で好き勝手し、権力と税金をほしいままにするなんて断じて許されない。主権者たる国民は今こそマジ切れして、怒り心頭の大声を上げるべきだ。いやもっと怒らなければならない。


 かんぽ生命保険の不正販売を報道したNHKに抗議し圧力をかけたことについて、元総務事務次官の鈴木康雄・日本郵政副社長「言われっぱなしで構わないわけじゃない」「NHKはまるで暴力団と一緒」。こいつは何を言ってるんだ。自分自身が組織ぐるみで犯罪行為をしながら、なんだこの開き直りと逆ギレの暴言は。暴力団はお前の方だろう。盗人猛々しいにもほどがある(激怒)。

「NHKはまるで暴力団」日本郵政副社長が記者団に発言(朝日)

https://digital.asahi.com/articles/ASMB345WBMB3ULFA016.html


10月4日(金曜日) 資料作成

 出講日ではないけど自主的に大学へ。1時間半かけて教材の配布資料を作成。その後、キャンパス内のパソコンセンターで、慣れないウインドウズを使って書類作成に励む。たどたどしい操作なので3時間半ほどかかる。外に出るとすっかり真っ暗。すっごい働き者だな、オレ。


10月6日(日曜日) バックアップ

 パソコンのHDのデータ整理とバックアップ作業を延々と続ける。面倒くさいし疲れるし鬱陶しいことこの上ないけど、作業が終わるとスッキリして気持ちいい。


10月7日(月曜日) 緊急事態条項の危険性

 行政長官に強大な超法規的権限を与える緊急状況規則条例(緊急法)が発動され、覆面禁止法まで施行された香港で、多くの市民がマスクをして大規模デモ。自由と民主主義を求める香港市民の怒りを、さらに増幅し拡大させるだけの愚行でしかない悪法発動。

 香港当局の強権発動は、安倍政権が目論む憲法改正とその延長線上にある(あるいは改憲とセットの)「緊急事態条項」導入の危険性(ヤバさ)を、一見平和に見えるこの日本にも余すことなく伝えてくれている。国民の権利や基本的人権の制限を可能とし、国家権力(政府)にあらゆる権限を集中させる、その先に待っている社会とはいったい……。香港で起きていることは他人事とは言えない。他山の石としてしっかり考えるべし。

◇◇

 安倍首相は衆院本会議で、NHKの番組に日本郵政が圧力をかけた問題に関して、「政権に対する連日の報道を見れば分かるだろうが、萎縮している報道機関など存在しない」と強調した(毎日)。そんなわけねえだろ。萎縮しているからこそ、NHKの政治報道は安倍政権に媚びへつらってるんだよ。一目瞭然じゃないか。相変わらずいつも通りの通常運転。安倍首相はブレることなく、嘘とデタラメと詭弁と捏造ばかり吹きまくる。しかも無知の自覚がない厚顔無恥。度し難い(激怒)。


10月8日(火曜日) 表現の自由

 芸術的センスは何も感じないし、表現方法も発想も政治スタンスも全く共感できないけど、しかしそれを表現し発表する自由は全面的に支持する。それが思想・良心・表現・言論・報道・出版の自由の尊重というものだ。見ない・読まない・聞かない自由はもちろんある。反論・批判・評論する自由も当然ある。ただし、他者の表現を妨害し脅迫する自由はない。それが日本国憲法で自由が保障されている日本という国であり、日本社会である(はずだ)。


10月9日(水曜日) 味噌ラーメン

 きょうの講義のテーマは「事件報道・被疑者の人権と被害者の人権」。その流れで、刑事裁判の仕組みと法治主義と罪刑法定主義と実名報道と匿名報道について解説する。実に盛りだくさんだけど話は全部つながっている。学生の食いつきはすこぶるよくて、ちゃんとついてきてくれたし、逮捕イコール犯人でないことも理解してくれた。ホッと安堵。

◇◇

 授業終了後に、チェーン店の幸楽苑で味噌ラーメンを初めて食べた=写真。味は可もなく不可もなく普通に食べられたが、麺はもう少し硬めがいいと思う。それと味噌ラーメンなんだから、できればキャベツやもやしなどの野菜を炒めて載せて欲しかったなあ。でもまあ400円少々の値段のラーメンに多くを望むのが間違いか。

 【おわび】味噌ラーメンの写真をアップロードするのを忘れていました。申し訳ありません。ぺこり(2019/10/11)。


10月10日(木曜日) 今期の期待ドラマとアニメ

 【メモ】期待する今期のテレビドラマ。「孤独のグルメ」(テレ東、金曜深夜0時12分=先週スタート)、「時効警察はじめました」(テレ朝、金曜夜11時15分=11日スタート)、「ドクターX」(テレ朝、木曜夜9時=17日スタート)。今期の深夜アニメが前期に輪をかけて超不作なので、その分とても楽しみにしている。
 ちなみにテレビアニメで期待できるのは3作だけ。「ちはやふる3」(日テレ、火曜深夜1時29分=22日スタート)、「ハイスコアガール2」(MX、金曜深夜1時5分=先週変則スタート)、「ぼくたちは勉強ができない2」(MX、土曜深夜0時30分=先週スタート)。どれも続編ばかりだ。


10月11日(金曜日) 売り場からパンが消えた

 近所のスーパー2軒を覗いたら、午後4時過ぎの時点で、売り場からパンが見事にすべてなくなっていた。修辞的表現としてではなく、本当に一つ残らず売り切れて姿を消していた。マジかあ。横浜でもそうなんだ。カップ麺はまだたくさんあるのに。たぶん物流の関係もあって入荷が間に合わないのだろう。手っ取り早く食べられるし。とりあえず2日分の食料は確保した。大型で非常に強い台風19号が12日夕方、関東に上陸すると予想される。あすは外に出ない方がよさそうだ。

 イトーヨーカドーやセブンイレブンや大手百貨店の各店も12日は休業。家電量販店のビックカメラやヤマダ電機も休業。全日空と日本航空も欠航。鉄道はJR、小田急、東急、京王、西武、相鉄、東京メトロなどが順次運休。京急はどうすんの。早めに決定して情報を出すべきだと思うけど。

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 動かぬ証拠があるのに何を抜かすか、白々しい。盗人猛々しい開き直りで国民を愚弄するにもほどがある。何から何まで嘘だらけ。安倍首相の答弁と同じ。

日本郵政・鈴木副社長、NHKへ「圧力をかけた記憶は毛頭無い」衆院予算委(毎日)

https://mainichi.jp/articles/20191011/k00/00m/010/168000c

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 大型で非常に強い台風19号が接近しているこの時期に、安倍首相が解散に繰り返し言及。よくもまあヌケヌケと、なんとも打算的で空気も読まず能天気なことよ。衆院予算委員会での答弁でも、聞かれてもいないことをベラベラ喋り続けて質疑の時間を空費した上に、次から次へと嘘ばかり並べ立てる。前代未聞の度し難い総理大臣だ。

首相「あいさつと解散は急にある」繰り返し解散言及に波紋(毎日)

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 【おわび】10月9日付「身辺雑記」で、味噌ラーメンの写真をアップロードするのを忘れていました。申し訳ありません。ぺこり(2019/10/11)。


10月12日(土曜日) 台風19号

 1都9県に大雨特別警報。台風19号は午後7時ごろに静岡県に上陸。横浜南部の自宅周辺では午後8時から午後10時ごろの間、まるで悲鳴のような轟音を立てながら暴風雨が吹き荒れた。テレビの音声が聞こえにくくなるほどで恐怖すら覚えるが、午後10時半を過ぎるとパタッと雨風が止んで静まり返った。うちの近辺に限ってだけ言えば、拍子抜けというか少しあっけない。もちろん記録的な大雨の影響で、各地で河川の氾濫や道路冠水などの被害が伝えられている。


 きょうの夕刊配達に支障はさしてなかったようだが、問題はあす13日未明の朝刊配達のタイミングで台風19号がどこにいるか。午前2時~午前4時ごろの間に影響がなければと切に祈る。日曜日の朝刊だし、状況によっては配達時間が遅くなっても文句は出ないと思うよ。配達員の皆さん、いつもご苦労様。どうか安全にはくれぐれも気をつけて。


10月14日(月曜日) アニメ「HELLO WORLD」

 TOHOシネマズでアニメ「HELLO WORLD」を観た。うーんんん、期待はずれだった。未来の自分が過去の自分を変えるというありがちなSF話ながら、素材としてはもっと面白くなるはずなのに。ヒロインの内面描写が薄っぺらくて感情移入しにくいのがもったいない。3Dの仮想空間と戦闘シーンが冗長で退屈。「サマーウォーズ」の影響を受けすぎではないか。

 最後のどんでん返しの部分は意表を突くシナリオで、そこだけは工夫が見られてよかった。全体構成や世界観や人物像の説明にかける時間配分に失敗して、ものすごく損をしている作品だと思う。楽しみにしていただけに残念。

◇◇

 家族ぐるみの疑惑をめぐり辞任表明した韓国のチョ・グク法相にならって、森友・加計疑惑にまみれている安倍首相をはじめ、疑惑だらけの安倍政権の面々も辞任表明すればいかがか。日韓の政権はともに揃って総退陣し、人心一新してリセットするのがいいと思うんだけどなあ。知らんけど。


10月15日(火曜日) ドラマ「G線上のあなたと私」

 あすの授業のレジュメを大幅に作り直す。考えるところがあって改訂版を作ってみた。もう一つ、都内の大学の学園祭で頼まれている講演のレジュメを作成。1時間ほどの話をイメージしながらあれこれ構成を練っていると、2時間もかかってしまう。だいぶ短くしたつもりだけど、それでもまだ少し長めかも。当日その場の流れに応じて臨機応変に端折ればいいか。

◇◇

 やたらと番宣がしつこく続くので見てみたら、意外と結構面白かった火曜ドラマ「G線上のあなたと私」(TBS)。バイオリン教室で偶然出会った19歳の男子大学生と27歳の無職女性と46歳の主婦。3人が繰り広げるコミカルな絡みと友情に、ぐいぐいと引き込まれた。来週も見ようと思わせる内容だった。


10月16日(水曜日) 報道番組とは名ばかりの

 テレビ朝日が「スーパーJチャンネル」の情報企画コーナーで不適切な演出があったと謝罪。業務用スーパーの買い物客に密着する企画で、登場する客4人が担当ディレクターの知人(講師を務める俳優養成教室の生徒ら)だったという。そもそも「報道番組」と言いながら、関連会社のテレビ朝日映像に業務請負させて、さらに派遣会社から派遣されたディレクターに番組を担当させていることがいい加減すぎる。そういう肝の据わらない無責任体制だからこそ、「報道」とは名ばかりのお手軽で薄っぺらくて底の浅い情報企画番組が、次々に垂れ流されているのだろう。テレ朝に限らず他局も同じだ。夕方のニュース番組はどこも実態は変わらない。

◇◇

 東京五輪のマラソンと競歩について、猛暑対策のため札幌で実施する案を検討と国際オリンピック委員会(IOC)が発表。どこで実施するとか何時にスタートするという話でなく、そもそも真夏の8月の東京で五輪を開催することがクレージーなのに。1964年の東京五輪と同じように涼しい10月に開くべきなんだよ。アホちゃうかと思う。


10月17日(木曜日) もう東京五輪を返上すれば

 これはもうちゃぶ台をひっくり返して、小池都知事は東京五輪を断固拒否して返上してもいいと思うぞ。真夏の東京でやるリスク前提で五輪を決めたはずなのに、一方的に札幌開催なんて、そんなふざけた傲慢で横暴で理不尽な言い草があるか。猛暑が嫌なら開催時期を10月に変更するか、全部よそでやれよ。

 何回でも言うがそもそも守銭奴IOCの都合で、猛暑の8月に五輪を開催すること自体が根本的に間違っている。東京五輪そのものにも必要も必然性も感じないけど。

IOCバッハ会長、札幌に「決めた」、五輪マラソン移転(朝日)

https://digital.asahi.com/articles/ASMBK640LMBKUHBI03D.html


10月18日(金曜日) 授業の感想から

 学生の授業の感想(リアクションペーパー)から。「各社によって紙面や見出しが全然違うことに驚いた。有権者として考える上で、目立つ場所に目につく見出しで重要な情報を載せてくれる新聞を選んで購読したい」(経済4年)、「読売の記事はどこかズレていると感じた」(経営2年)、「図書館になぜ多種の新聞が置いてあるのか、改めて納得した」(法3年)。

 自立した市民・主権者として、情報を取捨選択するアンテナをしっかり磨いて、自分の頭で考えて判断してほしいと心から願っている。


10月19日(土曜日) 助成金不交付

 映画「宮本から君へ」に出演したピエール瀧さんが麻薬取締法違反で有罪判決を受けたことで、文部科学省所管の独立行政法人「日本芸術文化振興会」は映画への助成金不交付を決定。「国が薬物を容認するようなメッセージを発信する恐れがある」と理由を説明する。そんなわけねーじゃん。そんな取って付けたような屁理屈による不交付決定があるか。

 だったら、経済産業省元課長補佐(キャリア官僚)が覚醒剤取締法違反で有罪判決を受けた事件はどうなる。文部科学省初等中等教育局の参事官補佐(キャリア官僚)が覚醒剤取締法違反と大麻取締法違反の疑いで現行犯逮捕され、文科省内の容疑者の机から覚醒剤や注射器が押収された事件はどうなんだ。「国が薬物を容認するようなメッセージを発信する恐れがある」ことになるのか?

映画「宮本から君へ」に内定の助成金、出演者の不祥事を理由に不交付(読売)

https://www.yomiuri.co.jp/culture/20191018-OYT1T50288/


10月20日(日曜日) 縦横無尽デクラーク

 ラグビーW杯の準々決勝、日本対南アフリカ戦は3−26で日本は完敗。南ア代表のデクラーク選手(9番・スクラムハーフ)が、ゲームの半分くらいを一人で支配し動かしているように見えた。スクラムからボールが出そうになるといち早くかっさらって、南ア選手に的確なパスを投げ、日本選手にパスが渡るや否やすかさず横から奪い取る。縦横無尽に走り回ってトライも決める。とにかくボールがあるところにはどこにでもこの小柄な選手がいて、日本にしてみればことごとく嫌なポジションに位置し、徹底的に嫌な動きをするのだ。見事としか言いようがない。

 南ア選手は総じてがたいも大きく堅固でパワーもあり、もう何から何まで圧倒的に強すぎた。それでも日本代表はよくぞここまで勝ち抜いて、手に汗握る感動的な試合を見せてくれた。人種も国籍も超えて一つのチームになり、ゲームが終わればノーサイドで互いの健闘をたたえる。そんなラグビーというスポーツの素晴らしさを、にわかフアンに教えてくれた。感謝。お疲れ様でした。


10月21日(月曜日) 映画「ジョーカー」

 映画「ジョーカー」を観た。午前0時終演のレイトショーなのに、祝日前だからなのか200超ある座席の半分くらいが埋まっていた。上映も終わり近くになって思ったこと。(1)普通の米映画ならスタジオの銃撃シーンで終わってもおかしくないな。(2)暴動シーンの後に「マッドマックス」の世界に飛ぶのも面白いかも。(3)エンディングにルイ・アームストロングの「この素晴らしき世界」が流れるのもアリかも。……そんなことを想像しながら映画館を後にした。個人の妄想です。


10月22日(火曜日) 安倍晋三の世迷言

 自分がこの国の主役であると勘違いしている安倍首相。憲法を無視し蔑ろにし蹂躙し、毀損し続ける彼の口から出る言葉はすべてが世迷言だ。きょうの「即位礼正殿の儀」で発した言葉にしても、「寿詞」(よごと)ではなく「世迷言」(よまいごと)そのものと言っていい。

 そういう意味では安倍政権べったりのNHKが、天皇即位の特別番組でも政治部の岩田明子に解説させたのは、これ以上ないベストマッチのキャスティングと言える。「公共放送」とは名ばかり。事実上の「国営放送」であることをブレずに、終始一貫して矛盾なく体現したという意味においては、いいんじゃないですか(棒読み)。


10月23日(水曜日) 睡眠不足を反省

 睡眠3時間ほどで授業に出た。昨夜のプロ野球中継が延長して、深夜アニメ「ちはやふる3」初回の放送が午前3時近くにずれ込んだからだ。録画して後で見るつもりが、ついついリアルタイムで見てしまった(汗)。やはり睡眠不足だとノリが悪い。自己採点50点の講義内容だった。深く反省している。

◇◇

 チェーン店の幸楽苑で五目野菜ラーメンを食べた=写真。2週間前に食べた味噌ラーメンに野菜がないのが物足りなかったこともあり、今度は野菜の入ったメニューを注文してみた。200円以上も値段が高いだけあって、あんかけ野菜たっぷりだと食べ応えがある。醤油味しかないのが残念だったけど。味はまあまあといった感じかな。


10月24日(木曜日) 新潟あっさり醤油ラーメン

 新潟物産展で、新潟市・東横のあっさり醤油ラーメンを食べた=写真。結構しょっぱめのスープが細麺に絡んでよく合う。とろっとろの煮卵の黄身が甘くてとても美味しい。濃厚味噌ラーメンに割りスープを注いで食べるのがこの店のイチオシらしいが、そういうこってり系は僕の口に合いそうにないので、あえて味噌を避けて醤油を注文したのは正解だったようだ。


10月25日(金曜日) 度し難い無責任

 菅原一秀経済産業相の辞任について、安倍首相「任命責任は私にあり、国民の皆さまに深くおわびを申し上げます」。任命責任は自分にあると言いながら、おわびするだけで何の責任も取らない安倍首相。性懲りもなく同じことを、何回も何回も平気で繰り返す。無責任極まりない態度そのものが度し難い。

 そもそも任命してはいけない人物を見極められず、そんな人物を何人も何人も内閣の一員に迎え入れること自体が無能である証拠だ。無責任で無能な安倍首相が総理大臣の座に居座り続け、平然と同じことを繰り返して恥じない異様さ。度し難い。

 次から次へと問題発言や暴言や犯罪行為を繰り返す大臣ばかり。こんな酷い内閣は前代未聞だ。政権を放り出した第一次安倍内閣から何も変わっていない。しかも任命責任も取らずに開き直り、懲りずにまたトンデモ議員を大臣に据える。もはや感覚が麻痺しているのか、主権者たる国民を舐めきって馬鹿にしているのか。たぶんその両方だろう。


10月27日(日曜日) 劇場版「冴えない彼女の育てかたfine」

 TOHOシネマズのレイトショーで、劇場版「冴えない彼女(ヒロイン)の育てかたfine(フィーネ)」を観た。「キモオタの妄想全開」アニメだった(褒め言葉)。そもそもそういう設定の作品なので何も問題はない。テレビアニメシリーズの完結編。劇場版初見の人にはチンプンカンプンだったかも。でもまあ、それも織り込み済みの劇場版だろう。一見どんでん返しかと思わせながら、おまけのパートではお約束のコメディーで締めくくり、しっかりハッピーエンド。予定調和だけど安心して見ていられる。満足できる「いい最終回」だった。


10月28日(月曜日) 映画「イエスタデイ」

 TOHOシネマズのレイトショーで、「イエスタデイ」を観た。売れないシンガーソングライターが交通事故に遭い、ビートルズやコーク(なぜかペプシはある)が存在しない世界線に放り出されるというSFラブコメ。意味不明な謎の設定もあるけど、主人公の幼馴染が可愛いし、何よりも映画全編にビートルズへの愛に満ち溢れているのが、もう最高にいい。ビートルズの名曲が次々に披露されるのを耳にしているだけでも、とにかく楽しくてワクワクしてくる秀作。僕はこういう映画は大好きだなあ。

◇◇

 北陸新幹線が全線運転再開したのはいいけど、まだ台風被害の影響が残っているようで、時刻表や乗換案内に掲載されている列車が何本か運休になっている。絶妙に都合のいい時間の列車が運休で大ショック。あれこれ算段をつけて、大幅割引でしかも窓際の指定席をネットで確保。よしっ。

◇◇

 萩生田光一文科相の「身の丈」発言は、もっともっと袋叩きにされていいはずなのに。意味不明の英語の民間試験をこれから受けさせられる高校生(受験生)はもちろん、受験を終えた大学生だって後輩たちのために激怒していいのに。これほど憲法と教育基本法を愚弄する文部科学行政トップは論外。ここで怒りを爆発しなくてどこで怒るんだ。若者たちよ、もっと怒っていいんだよ。


10月29日(火曜日) 北陸新幹線で富山へ

 東京・王子駅前の北海道らーめん・みそ熊で、味噌ラーメンを食べた=写真。やっぱり味噌ラーメンはいいなあ。温かくて優しい味噌の味が五臓六腑にしみ渡るようだ。もやしやメンマの食感も文句なし。

◇◇

 夕方まで都内で取材を続けてから、大宮から北陸新幹線に飛び乗って富山へ。富山支局の友人記者と久しぶりに再会し、料理屋で酒を酌み交わす。積もる話をあれこれ朝方まで語り合った。


10月30日(水曜日) 立山黒部アルペンルート

 立山駅まで友人に車で送ってもらって、立山黒部アルペンルートを駆け足で回った。出発前に、立山駅の近くに唯一のコンビニ「立山サンダーバード」に立ち寄る=写真。熊肉や猪肉や山菜のおにぎりなど、店主が開発した独自商品を多数販売している。登山客には有名な店だそうだ。


 さまざまな乗り物を乗り継ぎ黒部ダムを目指す。まずは標高差500メートル(平均勾配24度)の坂を上る立山ケーブルカー(1)で美女平へ。そこから立山高原バスで標高差1500メートルを50分ほど走ると、2450メートルの室堂<むろどう>に到着(2)。地上との気温差は10度ほどなのでめっちゃ寒い。どこもかしこも外国人だらけなのに驚く。英語、フランス語、ドイツ語、タイ語、中国語、韓国語などが、そこかしこで普通に飛び交っていた。

(1)立山駅から急勾配を上っていく立山ケーブルカー。

(2)標高2450メートルの室堂<むろどう>。寒い。


 続いて立山の真下を突っ切る立山トンネルトロリーバスに乗車。日本で運行するのはここだけという貴重な「電車」だ(3)。大観峰から黒部平までは立山ロープウェイが結ぶ(4)。景観保護と積雪対策のため1・7キロの区間に支柱は1本もない。乗客100人ほどがぎゅうぎゅうに詰め込まれ風情も何もないのは、いかがなものかと思う。さらに全線地下を走る黒部ケーブルカーに乗り換え、ようやく黒部湖にたどり着いた(5・6)。

(3)立山トンネルトロリーバスは、バスだけど「電車」だ。

(4)支柱が1本もない立山ロープウェイ。

(5)黒部ケーブルカー。対向車とすれ違う。

(6)ようやく黒部湖駅に到着。

 残念ながら年内の放水は10月15日までで、毎秒10トンの水が放たれるシーンは見られなかったが、巨大な黒部ダムの勇姿と美しい湖と立山連峰を見渡すことができた(7~10)。

(7)黒部湖。

(8)黒部ダムの上の歩道。黒部湖駅と黒部ダム駅を結ぶ。

(9)黒部ダムと黒部湖。展望台から。

(10)黒部ダムと黒部湖。展望台から。

 展望台(の外階段)は寒くて高くて怖くて足がすくむ。しばし迫力ある景色を眺めてから、関電トンネル電気バスで赤沢岳の下のトンネルをくぐって扇沢へ。そうか、ここを仕切っているのは関西電力だったんだね。そこから路線バスに2時間近く揺られて長野駅に到着。北陸新幹線で東京方面へ。なかなかハードだったが充実した1日だった。


10月31日(木曜日) 腐りきった安倍政権

 「任命責任は私にある」と繰り返すだけの安倍首相。壊れたレコードのように、延々と同じ言葉を無表情にただ並べるばかり。いい加減にしろ。メロン香典の菅原一秀経産相、ウグイス嬢買収の河井克行法相が相次いで辞任。そもそも辞任で済む話じゃない。次は身の丈の萩生田光一文科相か。まだまだ続くよ。腐りきった末期症状の安倍政権だから。


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