身辺雑記2020年4月

 身辺雑記 

by totoropen (OOKA Minami)


2020年4月1日〜4月30日

●エイプリルフール●授業開始5月14日に変更●ブロック機能●まるで戦前の翼賛体制●一斉休校で学力格差は●国会の行政監視機能●切り取り方●政府は何がしたいの?●前期授業が右往左往●「イエスタデイ」と「はめフラ」●国民を舐めきった安倍晋三●安倍ツイートへの「返歌」●まともなニュース番組は●オンライン授業●テレワーク●送信サーバー障害●安倍首相いつもの論点ずらし●「身辺雑記」「サード」復旧しました●ウェブ記事を執筆●「アベノマスクと安倍発言」第2弾●似た状況だけど違うところも●どうするオンライン授業●コロナ禍の今期アニメ評●徹底して利益誘導の安倍政権●マスクのネット購入に初挑戦●「Zoom」初めて体験●新聞チラシがゼロに●ハンドソープがどこにもない●●●ほか


4月1日(水曜日) エイプリルフール

 エイプリルフールの嘘ニュースかと思ったら、どうやら本物で石川県知事は本気らしい。県民を巻き込む自殺行為としか思えない。無症状の感染者による感染拡大が問題になっていて、どんな人が来訪するか分からないのに。馬鹿なの?

石川県知事、外出自粛の東京都民に観光アピール、地元は困惑(毎日)

https://mainichi.jp/articles/20200401/k00/00m/040/003000c

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 「布マスク2枚を全戸配布」という実にチンケでみみっちくてみすぼらしい施策を、さもたいそうな大事業であるかのように発表するのが安倍首相らしい。2枚って……。しかも「需要対応に極めて有効」なんだとさ。ピントずれまくりだねえ。エイプリルフールの冗談なんでしょ。予想の斜め上をかましてくれる安倍首相。なんだかここにきて相当ヤバさに磨きがかかってきた感じがする。壊れ始めたか。

1住所当たり2枚の布マスクを配布の方針、安倍首相(NHK)

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200401/k10012362911000.html

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 【おことわり】今年の4月1日はエイプリルフールの冗談記事の発信を自粛しました。あまりにも論外のトンデモニュースやデタラメ発言があふれていて、わざわざ考えて発信しなくてもいいやと感じたからです。嘘八百の虚言は安倍首相にお任せすることにしました。


4月2日(木曜日) 授業開始5月14日に変更

 勤務先の大学では今年前期(春学期)は1カ月間休講し、5月7日に授業開始予定だったが、さらに1週間延期して5月14日に変更された。メールやオンライン(学習支援システム)を利用した補講も中止するという。そもそも使いこなせる教員がどれほどいるか不明だし、学生もオンライン講義なんて急に言われても戸惑うばかりだろうから、想定内の判断かな。とはいうものの、マジで授業はどうなるんだ。

 新生活に期待で胸をふくらませている新入生はもちろん、在学生もGW明けまで中途半端な状態に置かれて本当にかわいそうだ。もしかしたらさらに休講期間が延長されて、前期の講義が全部すっ飛んでしまうかもしれない。十分にあり得る。新型コロナ感染拡大防止のため仕方ないとはいえ、今年は何もかもメチャクチャだね。先行きがまったく見えてこない。


4月3日(金曜日) ブロック機能

 いつの間にかツイッターで、「人妻裏垢」「不倫妻」「巨乳」などと名乗るいわゆる「出会い系アカウント」から多数フォローされていた。余程のことがない限りブロック(強制遮断)機能は使わないのだが、気持ち悪いし僕自身の人格を疑われかねないので、まとめて計19アカウントをブロックした。おいおいそんなにあったのかよ(汗)。

 念のために改めてアナウンスしておくと、当方はその手の怪しいアカウントは一切相手にせず、以後即刻ブロックします。悪しからず。


4月5日(日曜日) まるで戦前の翼賛体制

 いつにも増して、今朝のTBS系「サンデージャポン」は酷かった。安倍首相が全世帯にマスク2枚を配布すると発表した「アベノマスク」について、爆笑問題の太田光が「洗濯できて使える利点もあるし、今はとにかく分断は(よくない)。言い争いとかそういうのは(やめたほうがいい)。あの人(安倍首相)と小池さん(都知事)と厚生労働省の人たちが一生懸命やってる。陰謀論というのは一番効率が悪くなる。行き先(政策)を決めている人たちに、とにかく頑張ってもらいたい。(政府に)文句を言ってる時間が無駄になっちゃう」などとコメントしたのだ。

 ここまで露骨な論点のすり替えがあるだろうか。これほどあからさまな政権擁護の言葉を紡ぎ、あたかも「全国民が心を一つにして政権に協力し難局を乗り切ろう」と呼びかけるに等しいプロパガンダ(政治的宣伝)に、朝から驚愕させられた。

 「政権批判なんかしてる場合ではない。一心同体で一致団結して闘おう」なんて、戦前の翼賛体制と同じではないか。政権が正常でなければ批判するのは当然だし、それは陰謀論でもなんでもない。この文脈で唐突に「陰謀論」や「分断」という言葉を持ち出すこと自体に違和感を覚える。

 そもそも安倍政権は一生懸命やってなんかいない。前提そのものが間違っている。安倍政権の新型コロナ対策がすべて後手後手で、無能で無為無策なのは周知の事実だろう。安倍政権が利権と私物化のためにしか動かないのもみんな知っている。暴走列車の運転手が酔っ払って居眠りしていたら叩き起こし、こいつはダメだから交代させようと声を上げるのは当然ではないか。

 直前番組の「サンデーモーニング」とはまるで正反対の暴走番組が「サンデージャポン」なのは、今に始まったことではないが、今朝の「サンデージャポン」の事実をねじ曲げた詭弁と、露骨な政権擁護の翼賛プロパガンダぶりは常軌を逸していた。


4月6日(月曜日) 一斉休校で学力格差は

 小中学校の一斉休校にかかわらず、近所に林立する学習塾では夜遅くまで子どもたちが勉強している。駅前には送り迎えの親の乗用車がひしめき合っているし、駅から離れた塾では授業が終わると子どもたちが騒ぎながら駆け足で帰っていく。緊急事態宣言が出たらこの光景も変わるのだろうか。休業要請の対象には学習塾も入っているようだけど。

 いずれにせよ一斉休校の期間中も、親に送り迎えしてもらって学習塾で毎日勉強している彼ら彼女らは、間違いなく恵まれている家庭の子どもたちだ。その一方で、学習塾に通えない子どもたちも少なからずいる。一斉休校で学力格差は確実に拡大していく。何らかの形で学習の機会を設けてあげられないものだろうか。余計なお世話かもしれないが。

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 勤務先の大学は5月14日から授業開始と発表したけど、さらに休講期間が延びるかもしれないなあ。ちなみにオンライン(学習支援システム)を利用した授業は中止し、7月と8月に補講期間を設けるとのことで賢明な判断だと思う。つまり春休みが増えて夏休みが減るわけだ。状況によっては夏休みゼロもあり得る。まあ仕方ないか。

 大学内で集団感染なんか起きたら、授業どころじゃなくなるもんな。学生はもちろんだけど、教員が新型コロナウイルスに感染したら講義そのものが成り立たなくなるわけで。みんなじっと我慢するしかない。学生諸君はこの機会にアマゾンで本を買って、自室にこもって読書三昧したらいいと思うよ。滅多にないチャンスを有効に。


4月7日(火曜日) 国会の行政監視機能

 安倍首相の緊急事態宣言に向けて開かれた衆院議運委。「お忙しいところこういう質疑の機会を設けていただいて感謝します」と冒頭で発言する自民党の岸信夫議員。アホか。国会質疑で首相の姿勢をただすのは当然だろうが。対して立憲民主党の枝野幸男代表はまず、コロナウイルスで亡くなった患者に哀悼の意を表するところから始めた。

 私権制限もある緊急事態宣言。その是非を問う最後の機会であり、国権の最高機関として当然の質疑であることさえわきまえていない自民党議員。呆れた姿勢に驚愕し空いた口がふさがらない。行政(内閣)を監視し問いただす「質疑」ではなく「ヨイショ」でしかない。議員ではなく太鼓持ちではないか。与党議員であってもそこは自覚するべきだ。

 そして今この局面で、国民の自主性・自発性に期待することを疑問視し、憲法改正による「緊急事態条項」創設の必要性を持ち出して、わざわざ質問する維新の遠藤敬国対委員長。典型的な国家主義者らしい発言だが、火事場泥棒にもほどがある。

 一方、「休業補償は経済対策ではなく、自粛協力を促す感染防止対策になる」と迫る共産党の小池晃書記局長の訴えは分かりやすく、説得力と気迫にあふれていた。小池氏と安倍首相の論戦は、この日の質疑の中で最も見応えがあった。

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 感染の疑いのある患者を診察した現場の医師が、新型コロナ検査をして欲しいと強く要望しても検査してもらえない。そんな馬鹿げたことが今も全国各地で続いている。夕方のTBS「Nスタ」で、スタジオの医師から語気強く怒りの言葉が安倍首相に向けられた。キャスターも「お医者さんがここまで言うのはよほどのことです」と同調。すべての責任は無能極まりない安倍首相にある。安倍首相の無為無策が、緊急事態宣言を出さざるを得なくなった状態を招いたと言っても過言ではない。

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 7都府県に緊急事態宣言をした安倍首相が記者会見。煩雑な条件や制約があって多くの人は受け取れない給付金を、さも大層なコロナ対策であるかのように演説する安倍首相。「力を合わせてウイルスとの戦いに打ち勝ち困難を乗り越えよう」と相変わらず全く中身のない精神論を、長々としゃべり続ける安倍首相。しかも原稿棒読み。記者との質疑応答でも変わらず。ため息。

 ところが事前通告がないと思われる想定外の質問には、これまたいつも通り慌てふためいてしどろもどろになる安倍首相なのであった。そういう意味では後半部分に限っては、ちょっと笑える楽しい安倍会見ショーだった(かもしれない)。

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 予定があると言って記者会見では記者の質問を打ち切ったのに、NHKの「ニュースウオッチ9」にはしれっと生出演するんだ。嫌な質問とか突っ込んだ追及は間違ってもされないもんね。「事実上の国営放送」に安倍ちゃんは全幅の信頼を寄せているんだね。有馬嘉男キャスターも舐められたものだ。怒っていいと思うよ。そして恥ずかしげもなく、この期に及んでもまだ「布マスク配布」について嬉々として語る安倍首相。焦点はそこじゃないんだよ。馬鹿なの?

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 駅前の本屋が雑貨コーナーでマスクを売り出していて驚愕した。しかも50枚3500円という高価格。緊急輸入品だからと言い訳みたいな説明を掲示していたけど、やはり、ぼりすぎだと思う。

 近所の複数のスーパーはどこも大混雑なんかしてなかったし、大量の商品を山積みにして購入する客は見かけなかったし、みんなゆったり落ち着いて買い物をしていたし、肉も魚も野菜も納豆もカップ麺も米もレトルト食品もふんだんに並んでいた。横浜だからか。都内(23区)は違うのかな。


4月8日(水曜日) 切り取り方

 緊急事態宣言の発令から一夜明けた8日、「駅は通勤客で大混雑」「変わらぬ人混み」などと伝える報道やツイートがある一方で、「駅前やホームはいつもと全然違う」「サラリーマンも通行人も少ない」といったリポートも。切り取り方(伝え方)や時間帯、場所でまるで違った印象になる。

 こうした風景を見て「相変わらず日本は奇異な社会だな」と呆れる人もいれば、「みんな普通に出勤するんだよ」「出勤せざるをえない」「通勤ラッシュは変わらず大変な思いをしている」といきり立つ人もいる。

 いつも通りに通勤する(せざるをえない)人がいるのも事実だし、外出を自粛して街から大幅に人が減っているのも事実だ。自分が見たいように解釈して物事を決めつけないことが大事。冷静に見て多面的に判断して考えるべし。自戒を込めて。

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 新型コロナ対策で一律給付しない理由について、安倍首相「自民党でも一律給付の議論がありました。私たち国会議員や国家公務員は、いまこの状況でも全然影響を受けていない。収入に影響を受けていない。そこに果たして5万円とか10万円の給付をすることはどうなんだと」──。

 だったら、国会議員と国家公務員を給付対象から除外すればいいだけの話ではないか。給付させたくない屁理屈を懸命に探して馬鹿をさらけ出す安倍首相。そして安倍政権(安倍自民党)への憎悪と反発が広がっていく。やっぱり底なしの馬鹿総理だな。


4月9日(木曜日) 政府は何がしたいの?

 安倍政権が一律個別給付や休業補償をせず、医療現場が切望するPCR検査をいまだに拒むのは、爆発的な感染拡大をわざと待っているようにしか見えない。「要請であって強制でないから休業や外出自粛せず感染拡大する→強制力がないから感染拡大する→私権制限が可能な憲法改正(非常事態条項)が必要だ」と誘導するために。

 休業補償がなければ休めないし、検査しないと隔離もできないのは分かりきったことなのに、安倍政権はブレることなく一貫して無為無策。後手後手で無能。この国を破滅・破綻に追い込むだけのトンデモ亡国政権としか思えない。

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 緊急事態宣言を出しながら、休業要請を2週間程度見送るように西村康稔・経済再生担当相が対象地域の7都府県知事に打診。まだそんな見当外れで悠長なことを言うのか安倍政権。この期に及んでまた後手後手になっちゃうじゃん。

 何のための緊急事態宣言なのか支離滅裂。政府はどうしたいんだ。どこを向いているのか。休業補償とセットで自粛を促す対応を、今ここで強力に進めることこそ政治の責任のはずだが。

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 行きつけの美容室(横浜市内)から、縮小営業のお知らせメールが届いた。緊急事態宣言と新型コロナ感染拡大の深刻さを真摯に受け止め、客とスタッフの安全を第一に考慮した結果、一部スタッフを休ませて、しばらくの間(約2週間)は少人数で営業。今後、予約済みの客に変更を求めることもあるという。

 このほか集会や会議の中止・延期の連絡も多数いただく。裁判期日の延期も。取材や打ち合わせでも新型コロナ感染拡大防止を考えて、できる限り外出を避けて対面や接触を控える動きが広がっている。みんな戦々恐々としながら模索中。

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 【メモ】集英社の週刊少年ジャンプ編集部勤務の40代社員が新型コロナウイルス感染の疑い。毎日放送(MBS)のアナウンス・制作局など担当の60代取締役がコロナに感染し死亡。朝日新聞東京本社の50代論説委員がコロナ感染。出版・放送・新聞。どこも大勢の人と接触し会話する部署だけに感染拡大が心配だ。


4月10日(金曜日) 前期授業が右往左往

 各大学が前期(春学期)の授業をどうするか右往左往している。不安や戸惑いの声があちこちから聞こえてくる。夏休み期間に補講する方向だった勤務先の大学にも、ここにきてオンライン授業の動きが……。

 しかし学習支援システム(manaba)やテレビ会議システム「Zoom(ズーム)」といったものを利用するにしても、不慣れな教員は基本講習の受講から始めなければならない。学生のネット環境も一律ではないだろうし、通信量過多(集中)でシステムがパンクしないか、外部からの妨害対策などセキュリティーは大丈夫か、など不安材料ばかり。

 これまでほとんど何の準備もしていない(してこなかった)のに、いったいどうなるんだろう。僕自身も大いに不安で、正直ものすごく戸惑っている。学生の表情や反応を見ながら、余談を交えつつ対面で授業した方が断然いいと思っているのは、教員側だけでなく学生もたぶん同じだと思う。

 といったことを思案していたら、「5月18日から学習支援システム(manaba)を利用したオンライン形式中心の授業を実施する」という公式のお知らせが大学から届いた。教員と学生向けマニュアルを教務課が準備中だという。二転三転どころか四転五転してるけど大丈夫かな。集中講義もあるとか。

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 ものすごく久しぶりに自炊した。と言ってもごく普通の焼きそばを作っただけなんだけど、具材にもやしと豚肉をぶち込んだ。豚肉はパサパサしてイマイチ。やはり牛肉の方がダントツに美味しい。安かったので豚肉にしたのだが、ケチらず牛肉を買えばよかった。次は牛肉にする。


4月11日(土曜日) 「イエスタデイ」と「はめフラ」

 「イエスタデイをうたって」(テレ朝)は登場人物の心理と背景がていねいに描かれていて、今期一番好きなアニメかもしれない。青春群像劇として落ち着いて見ていられる。ストーリー展開もキャラも作画も文句なし。第1話から顔を出すカラスがいい味を出している。動画工房の作品はハズレが少ないなあ。

 もったいないのは、ちょうど真裏で放送中の「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…(はめフラ)」(MX)がギャグアニメとしてテンポもキャラも抜群に面白いこと。放送時間が完全に重なっているのは、「イエスタデイをうたって」にとって運が悪いとしか言いようがない。


4月12日(日曜日) 国民を舐めきった安倍晋三

 安倍首相公式アカウントがツイッターで発信した「おうちで優雅にくつろぐ」動画に批判が集中している。いかにも安倍首相らしく厚顔無恥で、想像力や空気を読むセンスがどこにもない。薄汚れた犬小屋に昭恵夫人と引きこもる動画だったなら、ここまで反発と怒りも招かなかっただろうに。

 これを見た国民が「さすが安倍さま。素敵」だとか「われわれも政府に協力して頑張ります」と褒め称えてくれて、共感してくれると本気で思っているところが救い難い。底抜けの馬鹿。国民を舐めきっているにもほどがある。

 世界中にさらされて、安倍晋三の犬がかわいそう。星野源もかわいそうだ。教育を政治利用し、桜を政治利用し、布マスクを政治利用し、星野源を政治利用し、そして犬を政治利用する安倍首相。噴飯ものだ。


4月13日(月曜日) 安倍ツイートへの「返歌」

<休業補償はない。マスクも買えない。
ただ、安倍さんの無為無策によって、多くの命が確実に失われています。そして、今この瞬間も、過酷を極める現場で奮闘して下さっている、医療従事者の皆さんの負担は増大する一方です。桜を愛で犬と戯れ紅茶を啜る安倍夫妻の振る舞いに、怒り心頭だと申し上げます。>


(安倍首相の公式ツイート)
<友達と会えない。飲み会もできない。
ただ、皆さんのこうした行動によって、多くの命が確実に救われています。そして、今この瞬間も、過酷を極める現場で奮闘して下さっている、医療従事者の皆さんの負担の軽減につながります。お一人お一人のご協力に、心より感謝申し上げます。>
(星野源さんが弾き語りする動画に合わせて、安倍首相自身が自宅で犬と戯れ紅茶を啜ってくつろぐ動画とともに投稿された)

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 これだけ無能で無為無策で嘘つきなのに、どうしていまだに「安倍内閣支持39%」も維持しているんだ。政府の新型コロナ対応を「評価する46%」ってマジっすか。大本営発表を垂れ流すNHKのニュースや読売新聞しか見ていないからか。田崎史郎や八代英輝や岩田明子の解説を真に受けている人が、それだけたくさんいるということなのか。不思議の国ニッポン。

安倍内閣「支持する」39%、「支持しない」38%、世論調査(NHK)

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200413/k10012384571000.html


4月14日(火曜日) まともなニュース番組は

 まともなニュース番組は、TBS系の「news23」だけになっちゃったなあ。 今月に入ってからテレ朝の「報道ステーション」は(特にコメンテーターの解説力が)格段にパワーダウンし、もともと金曜日の報ステは司会も内容も解説もスカスカだったのに、ここにきて月曜─木曜担当のメインキャスター富川悠太アナと徳永有美アナの2人の休演で、発信力低下は決定的になってしまった。残念でならない。政府広報同然のNHKのニュースが論外なのは言うまでもなく。

 こんな時だからこそ、政府の言動をしっかり検証して、厳しく批判し分かりやすく発信する正統派のニュース番組が求められているはずなのに。メディアが政府に言われるがまま従順に大本営発表を垂れ流すことほど、自由闊達で民主的な社会にとって危うい状況はない。

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 きょう4月14日付の朝日新聞朝刊(東京本社最終版)は読み応えのある印象深い記事が盛りだくさん。スクラップすべき記事が多すぎてうれしい悲鳴。いつもこうだといいのに。「くつろぐ首相動画、波紋、星野源さんの曲に合わせ投稿」(3面総合)、「台湾とWHO、止まらぬ応酬、米中、非難に加勢」(9面国際)。

 ◎コラム経済気象台「危機に見るリーダーシップ」(10面金融情報)、「耕論・声上げぬアスリート」(13面オピニオン)、◎「休校…この機会に、識者に聞く/遠隔授業、『通学の意義』問えば深まる」(18面教育)、◎「休校はチャンスだぞ、絵本作家・五味太郎さんから『ガキ』たちへ」(19面生活)、「小説・火の鳥・大地編、手塚キャラ、頭で動かし書いている、桜庭一樹さん」(21面特集)。

 ◎「理性へ、彼女は静かに訴える(多和田葉子のベルリン通信)」(22面文化文芸)。──いやいやどれも考えさせられる記事ばかりだ。こんなに多いのは初めてかも(個人の感想です)。1日に1本か2本ほど読み応えのある記事があれば、普通はそれで御の字ではあるのだけど。朝日はそれでも多い方だと思う。

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 衆院本会議で安倍首相「諸外国と比しても、わが国の対応が遅かったとの指摘は当たらない」(共同通信)だとさ。いやいやいや。遅いし、場当たり的だし、後手後手だし、的外れだし、支離滅裂だし、嘘をついてごまかすし、神経を逆なでするだけだし。「悪夢の民主党政権」とは自民党にとっての悪夢。今はまさに「地獄の安倍政権」。


4月15日(水曜日) オンライン授業

 大学のオンライン授業についてあれこれ情報収集する。授業の進め方やソフトの使い勝手など、多くの教員が右往左往し雲をつかむような感じで試行錯誤していることは、とりあえずよく分かった。で、教員が習熟しスムーズに授業ができるようになったとして、学生のネット接続環境が一律でなければ混乱するだろうし、不公平も生じるのではなかろうか。そこにものすごく不安を感じる。

 でもまあ、そこそこ勉強すれば使えるような気はする(たぶん)。授業もそれなりに、教室での対面式と同等くらいの水準でやれそうな気がしてきた(たぶん)。とにかくやるしかないのだろう。


 京都大学の山中伸弥教授は、新型コロナウイルスの感染拡大の収束には最低1年は覚悟しなければならないと指摘する。だとすれば、オンライン授業は前期だけでなく後期も続くことになるだろう。オンラインで代替できる授業ばかりではないし、そもそもそれで大学教育は成り立つのか。いっそ来年秋まで休校にして、2学年同時に秋入学にしてはという声も聞く。なるほどそういう考え方もあるか。


4月16日(木曜日) テレワーク

 横浜駅前の喫茶店で編集者と打ち合わせをする予定だったが、ここ最近の新型コロナウイルス感染拡大を受けて急遽、対面を取りやめて電話に切り替えることになった。編集者の上司から「対面以外の方法にして」と指示があったという。集英社をはじめ、毎日放送(MBS)、朝日新聞東京本社、テレ朝、エフエム東京など、メディア各社でコロナ感染が際限なく拡大している状況を考えれば至極当然の判断だと思う。電話で約1時間。これも立派なテレワーク(オンライン会議)。十分に有意義な打ち合わせができた。

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 安倍首相が「減収世帯へ30万円給付」を撤回し、「国民1人10万円を一律給付」する方向で検討を指示。さらに「緊急事態宣言」の対象地域を全国に拡大し発令。最初からそうすればいいのに。今ごろになって遅すぎる。野党のみならず幅広く世論から袋叩きにされ、与党自民党・公明党からも突き上げを食らい、追い込まれた挙句の方向転換と言っていい。

 前代未聞の安倍劇団のドタバタ劇。この安部首相の「決断」は、感染者ゼロ地域や少ない地域を含めて一律支給するための言い訳として、「緊急事態宣言」を全国に拡大したにすぎない。すべては自分勝手なご都合主義であって、国民の生活を守るためではない。

 そもそも「1人10万円一律給付」は野党が一貫して主張していた新型コロナ経済対策なのに、いつの間にか自民党若手や二階幹事長や公明党が求めて実現したことになっている。どこまで図々しくて厚かましい連中なのだろう。唖然とする。


4月17日(金曜日) 送信サーバー障害

 「身辺雑記」のページファイルを送信するサーバーにエラーが発生している模様で、昨夜から「身辺雑記」と「サードインパクト」のトップページにソースコードが表示されるなどの異常が生じています。ページファイルをアップロードしても正常に反映されない状態です。「サードインパクト」をアップしているサーバー「忍者ツールズ」からは、現時点で何のアナウンスもありません。別サーバーにアップしている「セカンドインパクト」のサイトは正常に機能しているので、「忍者ツールズ」のシステムに問題があるのではないかと思われます。できる限り早く復旧できるように対応します。ご心配をおかけしてすみません。


4月18日(土曜日) 安倍首相いつもの論点ずらし

 きのう4月17日の記者会見でアベノマスクについて問われた安部首相が、朝日新聞記者に「反撃した」と毎日新聞が伝えた。そもそもこのやり取りの問題点は、安部首相が記者の質問にまともに答えず、話をはぐらかして論点をずらしたところにこそある。記者会見だけでなく国会質疑でも、質問に正面から答えず話をはぐらかすのは安部首相の常套手段だ。そんな安倍首相のずるさと卑劣さと不誠実さが明確になった。

 それこそがこのやり取り(首相発言)の本質だろう。朝日新聞記者の質問とは全く関係のない朝日新聞社のネット通販の話を持ち出し、首相が言及したのは詭弁でしかない。

 この時期に約466億円もの多額の税金を投じて、小さくて貧相な布マスクを1世帯にわずか2枚配布することのショボさとガッカリ感が問われ、納得のいく説明が求められているのに話を逸らす。「モリ・カケ・桜」をはじめ、安部首相が繰り返すこうした不誠実極まりない行為の異常性を、安倍首相は全く自覚していない。

 ちなみに朝日のネット通販「朝日新聞SHOP」のマスクは、大阪泉大津市の老舗繊維メーカーが地元自治体や商工会議所などと協力して製造販売したもので、地場産業の技術を生かした手作り製品だという。そうであるならばこの通販は、マスク不足解消を狙った町おこし応援企画へのサポートと言えるかもしれない。安部首相にとやかく言われる筋合いの話ではない。

 むしろそれよりも問題だと思ったのは、朝日新聞が3月22日付の12面(スポーツ面)の下段に掲載した「立体マスク30枚セット3600円」という「株式会社夢グループ」の広告だ。「緊急入荷」と銘打ち、「仕入れ価格が著しく高騰しており、ご提供価格が割高になってしまいました」などと説明されているが、確かに高額だ。相場より高値での転売が社会問題化し、批判的に報道されていたタイミングだっただけに、こうした広告を無批判に掲載することには疑問を感じる。

 マスク不足が一向に解消されない状況が続けば、多少高額であっても購入を希望する人も当然増えてくるだろう。自宅に備蓄していたマスクが底をつき始め、不安を抱く人が増えている状況では、マスクの通販広告は需要があるのかもしれない。相場と比べて法外に高額なのか、許容範囲の値段なのかにもよるが、あまりに消費者の足元を見るかのような販売手法にはやはり違和感がある。

 しかしだからと言って、朝日新聞の記者が「アベノマスク」について批判的に報じてはいけないことにはならないし、安倍首相の姿勢を厳しく問いただしてはならないことには全くならない。そして安倍首相が記者の質問をはぐらかし、説明責任を逃れていいことには断じてならない。

「布マスク批判」を指摘の朝日記者に首相が反撃、「御社も3300円で販売」(毎日)

https://mainichi.jp/articles/20200417/k00/00m/040/325000c


4月20日(月曜日) 「身辺雑記」「サード」復旧しました

 「身辺雑記」のページファイルを送信するサーバーにエラーが発生し、「身辺雑記」と「サードインパクト」のトップページにソースコードが表示されるなどの異常が生じていた問題ですが、20日午後3時過ぎになんとか解決し復旧しました。

 ページファイルをアップロードしても正常に反映されない状態が続き、「サードインパクト」をアップしているサーバー「忍者ツールズ」に問い合わせをして何回かやり取りをした結果、「忍者ホームページ側のFTPサーバーの仕様を変更したため、これまでの設定では齟齬が起きていたため、アップロードの際にファイルの扱いが変わらない状態になるように調整を行いました」との回答を、本日20日午後にいただきました。問い合わせメールを送るたびに担当者が変わるので、コミュニケーションが円滑に運ばないこともありましたが、ていねいな対応を迅速にしてくださったことに深く感謝します。

 閲覧者の皆さまにはいろいろとご心配・ご不便・ご迷惑をおかけしました。まだシステムに不安定なところはありますが、とりあえずサイトの更新作業とページの表示は正常な状態に戻りました。今後ともどうぞよろしくお願いします。

 【おことわり】4月16日付から4月20日付までの「身辺雑記」を、まとめて更新しました。


4月21日(火曜日) ウェブ記事を執筆

 「週刊女性」のウェブ版「週刊女性PRIME」に記事を書きました。4月18日付「身辺雑記」の文章をさらに詳しくして、情報量を増やした内容です。完全テレワーク。できるだけ多くの人に読んでもらえればいいのだけど。

「アベノマスク」で「アサヒノマスク」に反撃、安倍首相の「はぐらかし」こそ問題(週刊女性PRIME)

https://www.jprime.jp/articles/-/17724

「アベノマスク」で「アサヒノマスク」に反撃、安倍首相の「はぐらかし」こそ問題(週刊女性PRIME)(Yahoo!ニュース)

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200420-00017724-jprime-soci

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 安部晋三首相が4月17日の記者会見で、朝日新聞記者からの質問に「反撃」した朝日新聞社の通販マスク(アサヒノマスク)について、毎日新聞が検証記事を出した。「朝日が通販サイトで販売したマスクは、繊維のまちとして知られる大阪府泉大津市の地元繊維メーカーが手作りした製品で、高性能の立体構造マスクだった。ぼったくりではなかった」とする内容だ。


首相の「アサヒノマスク」発言が物議、2枚3300円の製造元、調べてみると…(デジタル毎日)

https://mainichi.jp/articles/20200420/k00/00m/010/195000c

新型コロナ、首相の「口撃」で注目、「アサヒノマスク」実は高品質、150回洗濯可能/長時間快適(毎日・東京朝刊)

https://mainichi.jp/articles/20200421/ddm/012/040/044000c


 しかしちょっと待ってほしい。最初に安倍首相の記者会見での発言を無批判に伝え、むしろ面白おかしく煽ったのは毎日新聞ではないか。そこはスルーなのか。自社記事の第一報を検証もせず、しれっとこうした続報を出すことには強い違和感と不信感を覚える。

 17日の首相記者会見で僕が最も疑問に感じたのは、安倍首相が朝日新聞記者からの質問をはぐらかした対応そのものと、さらにそれをそのまま無批判に報じ、しかも「反撃」「皮肉」といった表現で面白おかしく伝えた毎日新聞の記事だった。だから僕は「安倍首相の『はぐらかし』こそ問題」という記事を書いた。

 朝日新聞社の通販マスクの実際を検証することもなく、ましてや、安倍首相が記者からの質問をはぐらかし論点をずらしたことを批判することもない。首相の「朝日批判」をそのまま垂れ流しただけでなく、朝日を揶揄するかのような記事に仕立てたのが毎日新聞の第一報だった。

 この記事を書いた毎日新聞記者の問題意識のなさには正直驚き呆れた。いったいどこを向いて記者の仕事をしているのだろうと愕然とする。

 遅ればせながらではあっても、毎日新聞が第一報の記事を軌道修正して、きちんと続報を書いたこと自体はもちろん評価できる。しかし自社の第一報の問題点についても、しっかり反省し検証してほしかった。いや、検証すべきだ。

 ジャーナリズムにとって一番大事な役割は、権力をチェックして問題提起し、読者や視聴者に判断材料を提供することだ。「こんな緊急事態・非常事態なのに政府や首相を批判するべきではない」といった声が一部から聞こえてくるが、それは間違いだ。新型コロナウイルスの感染拡大防止で緊急事態宣言が出されている今のような「非常時」であっても、あるいは戦時下であったとしても、むしろそういう時だからこそ、ジャーナリズムは全力で権力者のおかしな言動を厳しく問いたださなければならない。

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 辺野古の埋め立て工事も東京オリンピックもどっちもいらない。どちらもマジで無理がある。どう考えてもできっこない。無駄金をドブに捨てるも同然だって。その貴重な莫大なわれわれの税金は、いま困っているこの国のすべての住民のためにこそ使うべきじゃんねえ。


4月22日(水曜日) 「アベノマスクと安倍発言」第2弾

 安倍首相の「朝日批判」発言を無批判にそのまま垂れ流して朝日新聞を揶揄したのは、毎日新聞の第一報だったんだけどな。自社記事の第一報を検証もせず、こうした続報をしれっと出すことには、強い違和感と不信感を覚える──。そんなわけで、「アベノマスクと安倍発言」第2弾の記事を怒りを込めて書きました。きのう4月21日付「身辺雑記」をさらに詳しく、幅を拡げて掘り下げた内容です。

「アベノマスク」めぐる報道に違和感、いま求められる「国民のための」ジャーナリズム(週刊女性PRIME)

https://www.jprime.jp/articles/-/17755

「アベノマスク」めぐる報道に違和感、いま求められる「国民のための」ジャーナリズム(週刊女性PRIME)(Yahoo!ニュース)

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200422-00017755-jprime-soci

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 安倍政権はどこまでも、税金をドブに捨てるようなことしかしないし考えない。不良品マスクの大量配布にせよ、沖縄の辺野古の埋め立てにせよ、東京オリンピックへの異常な執着にせよ。国民の血税を自分たちの金だと勘違いしているから、連中はこんなことが平気でできるのだ(激怒)。


4月23日(木曜日) 似た状況だけど違うところも

 記録映像や書籍で見た知識だけで実体験はないけど、1960年代の学園闘争(学園紛争)のころはストやロックアウトで学校は閉鎖され、授業もほとんど行われなかった。今の状況も似たようなものかもしれない。そう考えれば焦らなくてもいいかも。ただ決定的に違うのは、当時の学生は外に出て大暴れできたことか。自宅にずっと引きこもっていなければならない今の大学生は、ストレス発散ができなくてかわいそうだと思う。

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 MacBook Proのメールソフトに不具合が生じたので、アップルのサポートセンターにヘルプを申請する。リモート操作を含めたオンラインサポート(電話)で、きっちり2時間半もアドバイスしてもらった。問題はほぼ解決したが一部に未解決も。そこは諦めるしかないか。


4月24日(金曜日) どうするオンライン授業

 来月から始まる大学のオンライン授業をどうするか思案中。学生側のネット環境が一律でないことだけでなく、こちら(教員側)の環境が不十分であることも考えれば、やはりmanaba(学習支援システム)でレジュメや資料をやり取りする講義が妥当かなあ。それを基本にして、もしも可能なら短時間だけZOOMを使ったリアル講義を加えることも検討したい。とにかく教材作成も含めて準備を急がなければ。システムのマニュアルを読んだり、講習動画を見たりしているのだが、すんごく面倒くさそう。たぶん慌ててなんかやらかしてトラブるだろうな。不安になってきたぞ。


4月26日(日曜日) コロナ禍の今期アニメ評

 新型コロナウイルス禍はアニメ業界にも当然波及。海外の作画スタジオが壊滅的状態なのはもちろん国内スタジオも同様で、さらにアフレコスタジオも全面閉鎖に。その影響で今春放送予定だった新作は次々に延期され、放送開始直後に休止になった作品もある。穴埋めとして急遽、旧作が再放送されるなど混乱を極めている。

 アニメ業界の構造的欠陥も大きい。しかしそんな状況でも放送は続く。既に完成品ができている作品(完パケ納品)だと問題ないがその一方で、綱渡り的に制作・放送されている作品には冷や冷やさせられる。今夏や今秋はいったいどうなるのか、来年の新作放送も無理なのではとの声まで聞こえてくる。一日も早く収束して平穏な日常が戻るように願うばかりだ。


 【今期アニメ評】◎乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…(MX)、◎かぐや様は告らせたい2(MX)、◎イエスタデイをうたって(テレ朝)、◎かくしごと(MX)、◯フルーツバスケット2nd Season(テレ東)、◯とある科学の超電磁砲T(MX)。


4月27日(月曜日) 徹底して利益誘導の安倍政権

 安倍政権は徹頭徹尾、権力と税金を私物化し利益誘導のため「だけ」に政治をやっているんだなと改めて恐れ入る。何が起ころうとどんな時でも非常事態であってもだ。ここまで私利私欲に徹する政権がかつてあっただろうか。これこそ悪夢どころか地獄の亡国政権じゃないか。モリカケ桜だけじゃない。アベノマスクも。国民の血税を搾取する救い難い「反日」政権そのものだ。

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 いつ、どこの店に行っても見当たらないマスク。2月くらいからこれまで店頭で影も形も見たことがないのだけど。みんなどこで入手しているのだろう。しかしさすがに必要に迫られて、ネットでのマスク購入に初挑戦した。製造元も販売者も不確かな製品を使うのは不安なので、信頼性などで高い評価を得ている通販会社に狙いを定めた。

 販売開始時刻と同時にサイトにアクセスするが、「サイトが混み合っています」の言葉がしつこく表示され、その度にひたすらリロードボタンを何回も押す。ようやく注文入力の画面にたどり着いても、次の手順に進もうとするとまたもや「混み合っています」の表示が出てエラーとなる。接続できたと思ったら、なんと再び強制的に前の画面に戻されてしまう。事前情報通りだった。

 ちょっと勘弁してくれよ。いい加減にしろ。怒りさえ覚える不毛な作業の繰り返し。そんなことを延々と続けた挙げ句、ちょうど1時間45分かかってようやく購入することに成功した。何ごとも経験だし、これも取材の一つだと自分に言い聞かせて最後までトライしたが、どっと疲れた。価格も良心的だから人気が集中するのは無理はないのだけど。

 この日はシャープ製のマスクが抽選で販売されるというので、ダメもとで申し込む。こちらも応募サイトにアクセスが集中してエラーの連続。販売数は3万箱で1人1箱50枚限定。購入はかなり難しそうだ。なんとか応募登録できたけど、くじ運は全くよくないのでまず無理だろうな。


4月28日(火曜日) 「Zoom」初めて体験

 テレビ会議システム「Zoom」(ズーム)を初めて体験した。夕方、大学の同僚の先生たちのお誘いでウェブ飲み会(と称する雑談会)に参加する。久しぶりにたっぷり2時間の会話を楽しんだ。夜9時からは同大学の別の先生たちと、来月開始予定のオンライン授業の意見交換会。こっちは真面目に授業の進め方についてみっちりと議論する。大学側の危機意識が想像以上に薄くて、かなり悠長に構えていることがよく分かった1時間半だった。

 実際に体験してみて、来月から始まるオンライン授業で「Zoom」を使えそうな気がしてきた。いや、少なくとも冒頭の10分~15分ほどは使ってみようと思った。少人数クラスの講義なら有効活用できそうだ。問題は、学生のパソコン保有率とネット環境がどうなっているかなんだけど。

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 近所のドラッグストアでマスクが販売されているのを今年2月以降、初めて目にした。この日は小さいサイズしか入荷しなかったそうだが、アベノマスクほどは小さくなさそうだし、ないよりはマシなので1袋を即決購入する。5枚入り437円。やや割高だけど純日本製の3次元マスクだぜ。

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 「東京五輪に向け経済のV字回復を目指す政権幹部は、緊急事態宣言の大幅延長に後ろ向き」(ゴゴスマ=CBCテレビ)だってさ。この期に及んでまだ「東京五輪に向け」なんて言ってるのか。馬鹿じゃないの? 仮に日本国内でコロナが収束したとしても、各国から選手や観客がやって来たら、再び感染が広がって滅茶苦茶になるだけ。小学生でも分かる話ではないか。


4月29日(水曜日) 新聞チラシがゼロに

 緊急事態宣言以降、新聞の折り込みチラシは文字通り「激減」していたが、ついにきょうの朝刊はゼロになった。チラシが1枚も入っていないなんて滅多にないこと。ただでさえ購読者減少で厳しい新聞販売店の経営が心配になる。それはひいては新聞社本体の経営悪化に直結し、取材態勢の劣化につながり、民主的な社会の基盤を疲弊させる(ことになりかねない)。

 通常なら、スーパーの特売や百貨店、学習塾、不動産関係、自動車販売、飲食店、美容室、ホームセンター、ドラッグストア、スポーツジム、パチンコ店などなど、それはもうものすごい量のチラシが毎朝どっさり折り込まれていて、それらを眺めているだけで地域経済の動向の一端が垣間見えるといった感じだった。それだけにどの業界も相当な苦境に立たされていることが、今のこの状況からひしひしと伝わってくる。


4月30日(木曜日) ハンドソープがどこにもない

 近所のドラッグストアで、ごくごく普通にサージカルマスクが買えた。普通サイズ7枚入り298円(税込327円)。2日前に入手した小さいサイズ5枚入り398円(税込437円)の半値近い。徐々にマスクが市中に出回り始めた感じがする。それよりも今、手に入らないのはハンドソープだ。マジで困る。客たちの悲鳴が聞こえてくる。

 駅周辺のドラッグストアやスーパーなど8店舗を覗いてみたが、どこも品切れの紙が虚しく掲示されていた。店員によると限られた日にほんの少し入荷しても、すぐに売れてしまうそうだ。僕と同様に複数の客が、困惑した様子で店内を右往左往していた。帰宅後の手洗いは必須なんだけど。

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 報道ステーション(ウイークデー)のコメンテーターの発信力は、今春から見事に劣化したなあ。後藤謙次さん、どうして日曜のサンデーステーションの出演だけになっちゃったんだ。Nステ・報ステの歴代コメンテーターは、問題の核心を突いた簡潔な切り込みが秀逸だった。

 コメンテーターが勘所と本質を見極めた的確な解説をするか否かで、ニュースの問題点と意味が視聴者にしっかり届くかどうかは全然違ってくる。コメンテーターの存在は断じて「刺身のつま」なんかではない。そういう意味では報ステの金曜は論外として、月曜から木曜の解説者2人も「それじゃない」感がありすぎて視聴するのが辛い。

 ちなみに今日のナレーションが佐藤利奈だったのは唯一の救い。聴きやすいし、原稿を読む声がすっと入ってきてとても分かりやすい。声優としても優秀だけど、こういう仕事もできるんだなあ。感心した。「超電磁砲」の御坂美琴だけじゃなかった。


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