身辺雑記2020年6月

 身辺雑記 

by totoropen (OOKA Minami)


2020年6月1日〜6月30日

●前のめりすぎる●感染爆発再来が心配●税金を食い物●知識と語彙力と書き慣れること●税金を食い物にするアベノ病●基本が一番●アベノマスクようやく●2コマ目の謎●やっと給付金申請書●泥棒政権●マスク専門店●オンライン意外と好評?●いつも空っぽアベノエンゼツ●週末の書店は大混雑●同窓会誌●維新急伸の悪夢●Zoom講義は少数派だった●地震とカラス●Zoom教育版アカウント●前期はオンライン授業継続●暑さとマスク●今年も半分終了●●●ほか


6月1日(月曜日) 前のめりすぎる

 早すぎないかと不安の声もあった緊急事態宣言の解除。それを受けて東京都はきょう1日、休業要請を段階的に緩和する工程「ステップ2」への移行を決めた。緩和の指標(目安)を2つも超えているのにもかかわらず。前のめりすぎる。


6月2日(火曜日) 感染爆発再来が心配

 休業要請緩和の指標(目安)を2つも超えているのに、東京都は1日、緩和の工程「ステップ2」への移行を決めたが、きょう都内で新たに34人の新型コロナ感染者が確認。警戒を呼びかける「東京アラート」の発動を検討するも、緩和ステップはそのままで変更しないのだとか。何のための指標なのか。デタラメすぎる。これだと間違いなく再び感染爆発するのでは。

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 「ブルーインパルス、再披露も、防衛相『全国から要望』」(共同)、「ブルーインパルス再飛行も検討、コロナ対応の医療従事者へ感謝」(NHK)などと伝えるニュース。なんとも言えないやり切れなさ(ため息)。


6月3日(水曜日) 税金を食い物

 何から何までありとあらゆる公共事業と税金を食い物にして、身内(オトモダチ)の懐を潤そうと画策する安倍政権。モリ・カケ・サクラ・マスクはもちろん、「持続化給付金」事業の電通(やパソナ)への再委託(丸投げ)問題も全く同じパターン。とにかくありとあらゆる施策を私物化して私腹を肥やす。こんなひどい破廉恥な政権は前代未聞だ。常軌を逸している。

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 ラッシュアワーの混雑した電車は怖すぎて、とても乗る気になれない。もうしばらくテレワークが続く。大学も当面はオンライン授業を継続するのだろうし。


6月4日(木曜日) 知識と語彙力と書き慣れること

 「文章を書くのが苦手なので、授業以外に勉強したいのですが、何かオススメの参考書などありますか」との学生からの質問メールに答えて。

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 「文章の書き方」とか「文章技術」といった類の本は、それこそ山のように出版されていますが、むしろそれよりも、まず小説などの本をたくさん読み、新聞を毎日しっかり読んで、「知識」を蓄えながら、「語彙力」を高めるのが一番だと思います。

 知識と語彙(言葉・単語)の豊かさは、その人の文章を書く力に直結しているからです。それは、あなた自身の感性や発想力を磨くことにもつながります。そして後は、ひたすらできるだけ文章を書いて、とにかく書くことに慣れましょう。

 例えば1回140字のツイッターで、自分が伝えたいことを文章化して発信するのも一つ。ただ単に「面白かった」「おいしかった」とつぶやくのではなく、きっちり140字の中で文章を組み立てて、具体的に簡潔に分かりやすく表現するのがポイントです。毎日1回の発信でも、1カ月続ければ4200字になります(個人情報やプライバシーの漏洩には気をつけて)。

 オススメのテレビ番組は、木曜夜7時から放送の「プレバト!」(TBS系)です。「俳句添削」(俳句の才能査定ランキング)のコーナーでは、目に浮かぶような情景描写とは何か、音や匂いや色が伝わるように表現することの大切さ、ありきたりの表現をすることのつまらなさ、自分にしか書けない視点や切り口、といったことを楽しく教えてくれます。「文章を書く」の授業で僕が話していることにも通じます。時間に余裕があればぜひ。


6月5日(金曜日) 税金を食い物にするアベノ病

 どんな些細な事業でも、緊急事態の最中でも、大規模災害や疫病蔓延で大混乱していても、何らかのカネをわれわれの税金から掠めとらなければ気が済まない病気なのか。とにかく何はともあれ税金を食い物にするのが安倍政権。そんな輩が「国民の命と財産」を守る? 「美しい国」を作る? そんなわけねえじゃん。自称愛国者のネトウヨたちよ、いい加減に目を覚ませ。

◇◇

 <横田滋さんが死去したことを受け、安倍首相は「申し訳ない思いでいっぱいだ」と目に涙を浮かべながら述べました>(毎日)。拉致問題を解決する気なんてさらさらなく、目いっぱい利用するだけ利用して、散々食い物にしてきたくせによく言うよ、と思わざるを得ない。そんな安倍首相でも、すがるしかなかった横田滋さんが不憫でならない。合掌。

拉致問題進展なく、安倍首相「断腸の思い、申し訳ない」、横田滋さん死去(毎日)

https://mainichi.jp/articles/20200605/k00/00m/010/326000c

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 駅周辺でマスクをせずに歩いている人は4分の1くらい。圧倒的に40代~60代のおっさんが多い。周囲に人がいなければ暑いから外したっていいと思うけど、至近距離に人がいるところでは少しは気配りしろよと言いたい。ハアハア言いながら駆け抜けていくランニングマンとか、混雑しているのにタバコを吸うとか、無神経すぎてあり得ないんだけど。


6月7日(日曜日) 基本が一番

 これまで梅酢やおろしなど、各社のいろんな種類の納豆を食べてきたが、原点に戻って「おかめ納豆」(極小粒50グラム3パック)が一番という結論に最近達した。濃いめのタレとカラシが、やや硬めの豆にマッチして美味しい。やはりオーソドックスでシンプルな基本形が飽きることもなくてベストなのかもしれない。


6月8日(月曜日) アベノマスクようやく

 「アベノマスク」がきょう8日、ようやく横浜市内のわが家にも届いた=写真。こんなに小さくてチンケで貧相で、そもそも衛生面で全く信頼性のないマスクなんて使うわけないじゃん。しかも街なかのドラッグストアでは普通に安いマスクが売られているし。なんで今ごろ……。こんなものにわれわれの大切な税金が何百億円も費やされたことに、改めて怒りを覚える。ふざけんな。新たな怒りがふつふつと湧いてくる。




6月10日(水曜日) 2コマ目の謎

 1コマ目とほとんど同じ内容の講義をしているはずなんだけど、いつもなぜか2コマ目は話が長くなってしまう。謎だ。無意識のうちに、前の時間で説明したこと以上に詳しく話そうとするからだろうか。あるいは「2コマ目は再放送(リピート)だから」と気が緩むからか。

 無料版Zoomを使ったオンライン授業は40分で追い出されるので、延長する場合は再入室しなければならない。しかしそれだと面倒だし一部の学生には不評なんだよなあ。どういうわけか1コマ目の学生は延長歓迎が大半で、2コマ目のクラスは時間延長を望まない学生が多い。時間帯のせいなのだろうか。謎は深まるばかりだ。

◇◇

 1クラス約30人の学生の作文添削講評を入力していて、最後の1人の入力作業が終わろうとしたところで、すべてのデータが飛んでしまう衝撃たるや。あり得ないはずなのに昨夜実際にあったんだよ。マジで萎える。あと3行で原稿が完成するというまさにその瞬間、パソコンがクラッシュしてすべて消滅するアレと同じ。徒労感が大きすぎて、茫然自失という言葉しか出てこない。


6月11日(木曜日) やっと給付金申請書

 横浜市からやっと届いた「10万円特別定額給付金」の申請書=写真。遅っ! 役立たずの「アベノマスク」と違って、こちらはもちろん大いに活用させてもらうけどね。申請書類のほかに「給付金のサギに注意」という書類が同封されていた。安倍首相のことかと思ったよ(笑)。


6月12日(金曜日) 泥棒政権

 こんな非常事態でも税金をかすめ取る安倍政権。というかむしろ、「どんな時でも税金を食い物にして私物化する安倍政権」と言った方が正確かもしれない。それでも4割の国民がいまだに、この泥棒政権を支持しているのが不思議でならない。

 もしかして4割の安倍支持者は「税金を食い物にしている側」なのか。まさか。4割もの国民が税金を食い物にしている(おこぼれに預かっている)側にいるとは、とても思えないんだけどなあ。あるいはもしかして、そう信じ込んでいるだけなのか。搾取される側の人間だとは考えたくないから、権力側にいるのだと自分に言い聞かせているのかもしれない。でもそれは錯覚・勘違いだよ。


6月15日(月曜日) マスク専門店

 あまりの暑さと息苦しさに耐えかねて、周囲に人がいないところではマスクを外して歩いた。さすがにマスクを着けたままだと、新型コロナ以前に熱中症で死んじゃうよ。


 横浜の弘明寺商店街に、今週末まで1週間限定営業の「マスク専門店」がオープンしていた=写真。普通のマスクのほか、夏マスクなども豊富に取り揃えているが大半は中国製品で、国産はまだなかなか入ってこないという。試しに1枚500円の夏マスク(洗浄して繰り返し使用可能)を買ってみた。少しは快適に過ごせたらいいのだけど。


6月17日(水曜日) オンライン意外と好評?

 今年入学した大学1年生にZoomでの講義後に聞いたら、学生たちはオンライン授業を結構気に入っているみたい。新しい友達ができない、会えないのは残念でレポート課題も多いけど、わざわざ学校に行かなくていいし、寝坊できるし、涼しいし、自宅で授業を受ける方が楽でいいんだって。確かに。なんだか僕もそう思えてきた。

 ただ、レジュメや資料をいちいちPDFにして公開設定し、学習支援システムにデータを大量に入力するのが面倒で、教員の単純作業の仕事量は2倍以上に増えた気がする(当社比)。それさえもっと軽減できれば、在宅勤務も悪くない(かもしれない)。


 もともと教室でも質問する学生は何人かいたが、オンライン授業になってからはメールで質問してくる学生がものすごく増えた。最近の大学生はメールなんか使わないと思っていたのに、manabaの掲示板でもZoomでもなくて、メールで質問。とにかく数が多いし熱心。質問しやすいのか学習意欲が高まっているのか。もちろん悪いことじゃない。大歓迎である。


6月18日(木曜日) いつも空っぽアベノエンゼツ

 安倍首相の無責任会見演説(アベノエンゼツ)が始まった。冒頭で河井議員夫妻の逮捕を謝罪。この日も「責任を痛感しておわびします」。おいおいまたそれで終わりかよ。いつものようにまるで他人事。自分が法務大臣に任命し、その妻の選挙では1億5000万円も選挙資金を出して、自ら現地で応援までしたくせに。お前も一緒に辞めちまえ……と多くの国民が感じているはず。

 それにしても安倍首相は毎度毎度、よくもまあこんなにも中身のない、しょうもない話を記者会見で延々としゃべり続けるよなあ。しかも20分もダラダラと。側近はだれか諌めてやれよと思う。もっともそんな知性と教養のある賢い側近は、この男の周囲には一人もいないか。

 「安倍首相、あなたご自身が逮捕されることの恐怖や危機感はないのですか?」。記者会見の質問のしょっぱなで幹事社がそう聞いたら、めっちゃカッコいいのに。


 安倍首相がただ一人だけ頑なに、小さなアベノマスクを着け続けていること自体が「罰ゲーム」みたいで、実に滑稽でもあるし、子どもみたいな意地の張り方が異様な幼児性に思える。だがしかし、そんな「罰ゲーム」で許されると思うなよと言いたい。


6月20日(土曜日) 週末の書店は大混雑

 上大岡の八重洲ブックセンターは人でごった返していた。ポイント2倍デーならよくあるが、そんな日でもないのに、レジ前に30メートル以上の行列ができていたのでびっくりした。全員が前の人との間隔を1メートルほどきちんと空けて並んでいるのは、さすが書店の客だけのことはある。某スーパーの客層とは違う。移動自粛緩和後の初の週末、遠出を避けて知的欲求を満たそうと、近場の大型書店で済ませた人が多かったのかも。


6月21日(日曜日) 同窓会誌

 年1回発行される高校の同窓会誌が届いた。イラストレーターの和田誠さん(11期)を偲ぶ追悼文や、ジャーナリストの本田靖春さん(8期)の生涯を描いたノンフィクション「拗ね者たらん~本田靖春・人と作品」(後藤正治著)を取り上げた環境活動家の渡辺文学さん(12期)の書評など、興味深く読み応えのある内容だった。


6月22日(月曜日) 維新急伸の悪夢

 NHK世論調査で最も注目すべきポイントは、安倍内閣支持36%、不支持49%で、不支持が最高になったところではない。各政党支持率で維新が3・8%(1・4ポイント増)と急伸している点だ。なんとおぞましい。ちなみに立憲5・6%(0・9ポイント減)、共産1・7%(1・7ポイント減)。

 安倍自民党の「受け皿」が、安倍政権の補完勢力でしかない維新だなんて断じてあり得ない。そんなお先真っ暗な悪夢のような未来は絶対にあってはならない。関西のテレビ局やワイドショーがやたらと維新を持ち上げているが、そのロクでもなさは大阪の惨状を見れば一目瞭然じゃないか。

安倍内閣「支持する」36%、「支持しない」49%、NHK世論調査(NHK)

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200622/k10012479681000.html

各政党の支持率、NHK世論調査(NHK)

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200622/k10012479691000.html


6月24日(水曜日) Zoom講義は少数派だった

 Zoomで毎週講義しているのは、どうやら僕のほかには基礎ゼミと語学の一部の授業くらいで、あとは数えるほどしかやっていないらしい。講義後の学生たちとの雑談で初めて知ったこの事実。しかし、メールやファイルのやり取りだけでもなく録画視聴でもない、リアルタイム双方向のこの授業は楽しいそうだ。少なくとも鬱陶しがられてはいないみたいでホッとした。
 確かに僕の勤務する大学ではZoomを使った講義は任意ではあるのだけど、僕の授業はそんなに少数派だったのか。びっくり。余計なことをして学生は迷惑に感じていないだろうかと、実は結構心配だったんだ。そうではないと聞いて安心したよ。

 徹夜で講義資料を作ったり学生一人一人にコメントしたりと、明らかに過重労働になっていて、マジでギブアップ寸前だった。しかし学生の前向きで意欲的な学習態度を垣間見て、もうちょっと頑張ってみるかと思ってしまった。労働者としてはそれじゃまずいとは思うけど。


6月25日(木曜日) 地震とカラス

 溜まっていたテレビ番組の録画をダビング・整理し、学生の提出物を大量にプリントアウトするなど、比較的どうでもいい雑務をひたすらこなす。

◇◇

 きょう25日午前4時47分ごろの地震。かなり大きな横揺れで、しかも長かった@横浜南部。30秒以上揺れ続けたのではないか。仕事部屋のアルミの風鈴がしばらく鳴り続けた。最近は緊急地震速報が聞こえてきても空振りが多かったけど、今朝はマジだった。→千葉で最大震度5弱。津波の心配はなし。横浜は震度3。

 うちのマンション裏手の林を住処にしているカラスたちが、またいつものように地震発生から5分ほど経ってから大騒ぎを始める。地震の前に騒ぐでもなく、直後に騒ぎ出すのでもない。時差がありすぎだろ(苦笑)。彼らの「動物の本能」とやらを真剣に疑う事案である。


6月26日(金曜日) Zoom教育版アカウント

 大学側が正式契約したZoom教育版ライセンスの利用を申請。承認された。これまで個人契約していた無料版だと40分という時間制限があったが、教育版では無制限になる。接続人数も300人まで可能となる。受講生が大人数のオンライン授業は、こちらのアカウントを使ってやろうと思う。少人数のクラスは従来通りに行う予定。


6月28日(日曜日) 前期はオンライン授業継続

 大学の教務課から「前期は教室での対面授業は実施しない」との連絡がきた。当初は7月下旬から8月中旬までを「まとめ期間」とし、学生を登校させて対面授業をする予定だったが、新型コロナウイルスの感染防止を第一に考えて、その期間もオンライン授業を続けるという。

 たぶんそうなるだろうなと予想していた通りの決定だから僕は驚かないけど、学生たちのショックは大きいだろうなあ。入試の時にゲートをくぐって以来、足を踏み入れていないキャンパスにやっと行けるのを、楽しみにしているというか心の支えにしてる学生は多いから。本当に気の毒に思う。


6月29日(月曜日) 暑さとマスク

 この暑さの中を使い捨て不織布マスクで外を歩くと、ごわついて熱がこもって息苦しくてメガネも曇るし、熱中症で倒れそうになる。アイスシルクの洗えるマスクを着けてみた。薄っぺらくて大丈夫かと思ったけど、意外と快適。ひんやりとした感触で肌触りがいい。ただ汗をかくと鼻と口にへばりつくのが少し不快に感じる。完全無敵の夏マスクが欲しい。ひんやり効果抜群で安価なお買い得の夏マスク、どこかに売ってないかなあ。


6月30日(火曜日) 今年も半分終了

 信じがたいことだけど、なんだかんだで今年も半分が終わってしまった。あっという間で、しかも怒涛の半年だった。それでもトンデモ政権の犯罪行為と税金の私物化は普通に続き、人々の怒りはあまり沸騰することもなく過ぎていく。そうやってすぐにまた大晦日を迎えることになるのだろう。なんだかなあ。


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