身辺雑記2020年8月

 身辺雑記 

by totoropen (OOKA Minami)


2020年8月1日〜8月31日

●安倍首相は罰ゲームを続けろ●支離滅裂な安倍政権こそ不快●NHKラジオを削減するな●育鵬社の教科書やっと駆逐●「純情きらり」●シャープマスクが届いた●まるでパニック映画●やっぱりシャフト●もはやかつての香港ではない●一発レッドカード●成績評価登録完了●靖国参拝の時代錯誤●ずっと休んでろよ●マイブーム●昼の居酒屋の一コマ●国民民主の一部はさっさと維新に●ちぐはぐで支離滅裂●報ステの劣化が酷い●「半沢直樹バッシング」的外れでは●安倍首相の罪は消えない●「半沢直樹」再び●まるで幼児のような麻生太郎●残暑見舞い●安倍首相辞任表明の無責任●感謝し労えなんてあり得ない●半年ぶりのキャンパス●マスクショップがいっぱい●電力総連の議員は自民党に行けば●やっぱり菅「傀儡」利権政権か●●●ほか


8月1日(土曜日) 安倍首相は罰ゲームを続けろ

 安倍首相がいつもの小さくてみっともない安倍マスクの着用をやめて、鼻からアゴまで隠れる大きなマスク姿で官邸に登場。ふざけんな。罰ゲームなんだから、安倍首相は辞めるまでずっとアベノマスクを着け続けろよ。国民の税金を無駄に使って身内に利権誘導してきたことのせめてもの責任として、これまで通り無様で滑稽な姿を晒す義務がある(そんなものでは全く不十分だけど)。

 「アベのクズマスク」「アベのゴミマスク」「アホのマスク」は無為無策・無能・私利私欲の安倍晋三のトレードマークだろ。内閣総辞職まででは生ぬるい。総辞職どころか死ぬまで着用して、生き恥を晒してほしい。


8月3日(月曜日) 支離滅裂な安倍政権こそ不快

 政府の無為無策を棚に上げて、沖縄県の病床不足に対し「不快感」を示す菅義偉官房長官の傲慢不遜さ。怒りを覚える。安倍政権の無責任な態度こそ不快だよ。お盆の帰省についても、高齢者への感染を懸念して慎重な行動を求めた西村康稔経済再生相に対し、「一律に控えてと言っているわけではない」と打ち消す菅長官。しかもこの期に及んでもなお「GoToトラベル」にこだわる異常さ。もはや狂人を通り越して支離滅裂。いい加減にしろよ。馬鹿じゃないか。

◇◇

 NHKがAMラジオとBS(衛星放送)を削減する方針を固めたという。ラジオの第1と第2を一本化するなんてとんでもない。ラジオは災害時に有効だし、語学などの教育番組こそNHKの最後の良心じゃないか。ハイビジョン画質のBS1とかBSプレミアムとか、高精細画質のBS4Kなんかなくてもいいけど、ラジオ2波は残すべきだ。


8月4日(火曜日) 育鵬社の教科書やっと駆逐

 藤沢市と横浜市から、育鵬社の教科書がようやく駆逐された。保守色が強く時代錯誤で立憲主義を否定する歴史・公民の教科書が、公立中学校の現場で堂々と使われてきた異常な状況。10年かけてやっと是正された。政治家(首長)の選んだ教育委員が教育を歪める怖さを、主権者たる市民も保護者も思い知ったはず。

 首長選挙の重要さを、有権者は改めて肝に銘じるべし。支持政党やイデオロギーの枠を超えて、どれだけ幅広い層に呼びかけていかに連帯するか。教科書問題に取り組んで地道な活動を続けてきた市民の一人は、しみじみとその重要性を振り返っていた。市民運動の意味と本質を痛感させてくれたこの10年間に深く感謝し、敬意を表したい。

◇◇

 NHKの連続テレビ小説「純情きらり」(再放送)すごくいいよね。宮崎あおいは可愛くてはつらつとしているし、劇団ひとりはいい味を出しているし、ほかの俳優陣も豪華で、大島ミチルの音楽は素晴らしく、戦時色が濃くなってきた時代背景や、女性の生き方についての言及も申し分ない。落ち着いた脚本と演出が実にいい。

 出征兵士を万歳三唱で送る人々の後ろで「君死にたまふことなかれ」の横断幕を掲げる出征兵士の妹と、その妹に石を投げつける町内会の人々の描写とか、反戦左翼思想の本を預かった宮崎あおいがこっそり隠す場面とか。


8月5日(水曜日) シャープマスクが届いた

 シャープの不織布マスク(50枚入り1箱)が届いた=写真。3カ月前に抽選販売に応募して、当選通知が来たのは先週水曜日。自動登録による毎週1回の抽選結果だという。マスクはもう十分に確保しているので今さらとも思ったが、信頼の日本製でもあるし、応募総数860万人の中から当選したらしいし、せっかくなので記念購入した。秋になったら使おう。

◇◇

 Zoomで授業を始めた途端、玄関からチャイムの音が鳴り響いた。宅配便だった。なんとも間の悪い。しばし中断して荷物を受け取る。まあこれもオンライン授業ならでは。あるある、だよね。


8月6日(木曜日) まるでパニック映画

 まるで典型的なパニック映画の序盤と中盤を見ているようだ。いち早く危険を察知して警告する少数派に対し、目先の金儲けしか考えない馬鹿な経営者や政治家、ボンクラな上司らが「大したことない」「大げさに騒ぐな」「会社を(遊園地を、街を)つぶす気か」と言って無視し押さえつける、お約束のあのパターンと同じではないか。

 そして、もしかしてヤバイかもと感じ始めた時にはもう手遅れで、事態は取り返しがつかない段階に陥っているのであった……。この国がそんな状態になる前に、せめてボンクラ政治家は強制退場してもらって、必要な対策を早急に講じてもらいたい。今ならなんとかまだ間に合うはずだ(と信じたい)。もちろん、御用政治記者と御用学者(事実上の広報係)も強制退場だ。


8月7日(金曜日) やっぱりシャフト

 やっぱり、シャフト。糞アニメだった。「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」(日テレ)。ほんの少しだけでも期待したのが馬鹿だった。「金曜ロードショー」最後のおまけ、<みんなが選んだ「となりのトトロ」お気に入りシーン>のミニコーナーだけよかった。


8月11日(火曜日) もはやかつての香港ではない

 香港の民主活動家・周庭氏らが国家安全維持法違反の疑いで逮捕され、蘋果日報(リンゴ日報)本社が家宅捜索。もはや香港はかつての香港ではなくなった。政府にとって都合の悪い存在であれば、いつだれが突然逮捕されてもおかしくない、という状況が当たり前になった恐怖。日本も決して無関係でも他人事でもない。「明日はわが身」と知るべし。

 疑問なのは「リンゴ日報」が「香港メディアの中で数少ない民主派寄りの新聞」だということ。香港の記者組合、香港ジャーナリスト協会、香港外国特派員クラブは、今回の逮捕と家宅捜索を非難したというが、ほかのメディアはどうしているんだ。

 【追記】民主活動家の周庭氏保釈。とりあえず保釈されたのはよかったけど、いつまた突然逮捕されるかわからない。それが今の香港。中国政府に直接逮捕されたら、それこそまともな状態で出てこられる保証はどこにもないわけで。

民主活動家・周庭氏保釈される、黄之鋒氏らが出迎え、香港警察が10日に逮捕(毎日)

https://mainichi.jp/articles/20200812/k00/00m/030/001000c


8月12日(水曜日) 一発レッドカード

 前期の授業がやっと終わったあああ。よその大学はすでに夏休みのところもあるそうだけど、僕の勤務する大学は今月まで。なんだかなあ。成績評価などの仕事がまだ残っているが、とりあえずちょっとだけ開放感に浸る。後期は来月下旬から。そして引き続きオンライン授業だとさ。とほほ。


 ある学生が、他人の著作物(文章)を堂々と盗作した課題を提出してきた。しかも大学生が、小学5年生の作文をパクってコピペするとは。情けないにもほどがある。「恥ずかしくありませんか。盗作はれっきとした犯罪行為」とコメントしておいた。もちろん一発レッドカード。「不可」(単位認定せず)である。

 こっちは曲がりなりにも文章のプロの端くれだから、最初の1行か2行を読めば違和感に気付くんだけど。数行ほどで文章のおかしさはわかるんだよ。少し調べればパクリ先の特定もできる。コピペがバレないと思ったら大間違いだ。毎年いるんだよなあ、こういう学生。大学だと単位を落とすだけで済むかもしれないが、そのうち必ず、とんでもなく痛い目をみることになると思うよ。


8月14日(金曜日) 成績評価登録完了

 前期の成績評価を終えて、採点簿登録終了。上位成績の学生は何の迷いもなくS(秀)とA(優)の評価にするが、B(良)とAの境目の学生が数人いて、そこは最後まで迷った。底上げしてAにするか、そのままBにするか。ダントツのS評価は文句なしなんだけど、それに準ずるレベルのA評価の学生には「A+」という成績を別に作ってあげたいくらいだ。A評価の幅が結構あるので、差別化を図りたくなる。

 ちなみに前期の担当科目では、C(可)評価は付けないことにしている。学習内容や受講態度が最低レベルでも、単位認定条件をギリギリ満たしていればB評価を与える。論外の学生は問答無用で容赦なくF(不可)。そこで迷うことは一切ない。でもまあ、どのみち登録確定しちゃったから、もう変更はできないけどね。


8月15日(土曜日) 靖国参拝の時代錯誤

 いい年した大人たちが戦前の軍服や国民服を着て、どこからどう見てもコスプレとしか思えない格好で、靖国神社を参拝する異様で滑稽な光景。これって、いったいいつまで続くのだろう。滑稽さでは閣僚や国会議員の参拝も大差ない。「外国から批判されるから」ではなく、そもそも「国内問題として」みっともなく時代錯誤で情けない。頭の悪さが際立っている。恥ずかしいことこの上ない。


8月17日(月曜日) ずっと休んでろよ

 国会審議に出てこず、臨時国会の開会にも応じないし、記者会見もずっと開かない安倍ちゃん。もう十二分に休んでいる(職務放棄している)のに、これ以上いったい何をどう休むんだ。自民党の甘利明税調会長「ちょっと休んでもらいたい。強制的に休ませなきゃダメだ」。だったらもうずっと休んでろよ。公の場に登場すること自体をやめてしまえばいいじゃん。主権者たる国民の多くは、安倍ちゃんの永久休暇を切望していると思うよ。本当に体調が相当悪いのならそうしたほうがいい。

 そもそも安倍首相はほとんど私邸に引きこもっているし、あとは取り巻き連中と会食して飲み食いしているだけで、まともに仕事なんかやっていない。総理としてやるべき仕事は山積しているはずなのに。前代未聞の無能で役立たずで、私利私欲にまみれた反社会的政権だ。度し難い税金泥棒。


8月18日(火曜日) マイブーム

 最近のマイブームは、瓶詰めの肉味噌とねぎ味噌=写真。ハンバーグのソースとしても合うし、冷奴にのせてもいい。もちろん、ホカホカの白飯との相性も抜群。美味っっっ。オススメだ。


8月19日(水曜日) 昼の居酒屋の一コマ

 駅前の居酒屋でランチを食べていたら、推定75歳くらいの女性の2人連れが入ってきた。刺身定食と唐揚げ定食、さらに大ジョッキの生ビール、山盛りのナスの漬物などを次々に注文。実に美味そうに飲み食いする。テーブルに並んだ料理をペロリと平らげ、大騒ぎするでもなく楽しげに盛り上がる様子が、なんとも微笑ましい。元気なばあちゃんたちに幸あれ。

 店の外はうだるような暑さだけに、生ビールはたまらないよなあ。店内を見渡すと、ほかの客もほとんどが昼間から大ジョッキを頼んでいた。いいなあ。羨ましいぞ(僕は我慢した)。

◇◇

 台湾のテレビで、安倍首相が24日に辞任するというニュースが流れたとか。マジっすか。いずれにしても、モリ・カケ・サクラ・マスクなど、そのほか諸々の「税金の私物化」と「かすめ取り」の容疑で、(辞任後は)速やかに逮捕・立件されるべきだよね。


8月20日(木曜日) 国民民主の一部はさっさと維新に

 立憲民主党と国民民主党が合流へ、9月にも新党結成。国民民主党の一部は合流参加せず──。そもそも維新や自民党に秋波を送るような連中と一緒になんかなれるわけがないし、一緒になれると考えること自体どうかしている。理念や信条がまるっきり正反対なのだから。

 原発ゼロに異議を唱え、憲法改正を積極的に推進する政治家は、「立憲主義」「民主」の考え方とは全く別物。そういう輩は、むしろさっさと維新や自民党に移籍したほうがいい。それこそ有権者にもわかりやすく、誠実な態度と言えるだろう。世論調査で支持率が1%にも満たない国民民主党の一部が、合流に反対しても大勢に影響はほとんどない。速やかに同類の維新や自民党に入るべし。

 「安倍政権」「安倍自民党」なるものに対抗し、明確な対立軸を示し、選挙での受け皿を整えることが何より重要だろう。いま必要なのはそこだ。有権者の多くもそれを切望している。そのためには共産党も排除せず、幅広く連携できるだけの懐の深さも求められると思うよ。


8月21日(金曜日) ちぐはぐで支離滅裂

 マスクや消毒用アルコール製品の転売規制を、政府は29日から解除する方針だとか。またか。なんなんだろう、このちぐはぐで頓珍漢で支離滅裂な対応は。「GoToトラベル」キャンペーンと同じパターン。新型コロナ第2波の感染拡大の真っ只中で、秋冬に向けてさらに警戒必至なのに。買い占めや高値転売を助長するだけじゃん。

 全く意味不明。ここまで馬鹿で無能だと、ただの無為無策というよりもむしろ、何らかの利権が絡んでいるとしか考えようがない。どこまでも役立たずで、徹底してわれわれの税金を食い物にする安倍政権。今やるべきことはやろうとせず、今やらなくていいことを強行し、国民の生命と財産を危険にさらし、しかもわれわれの貴重な税金を無駄にして食い物にする安倍政権。これを悪夢という。


8月22日(土曜日) 報ステの劣化が酷い

 「報道ステーション」は今年に入ってから、明らかに大きく右旋回しているように見える。別の婉曲な言い方をすれば、迷走している。コメンテーターのせいもあるが、特に金曜日は酷い。


 テレビ朝日の放送番組審議会のメンバーを見れば、その酷さ(見識や理念のなさ)は一目瞭然だと思うが、日曜日の早朝に放送されるテレ朝の広報番組で、この審議会メンバーの発言を聞いていると絶望的な気分になる。報道番組に対する見解の薄っぺらさといったら、目も当てられない。報道番組への影響は推して知るべし。

 報ステ土曜版(サタデーステーション)の女性キャスターとコメンテーターの石坂浩二を、テレ朝の審議会がこれ以上ない言葉で持ち上げて褒め称えていたことがあった。金曜版と並んで中身がないのに。この人たちがどこを向いて、どんな報道番組を求めているのか、その一端を垣間見た気がした。その時にああこりゃダメだ、報ステはヤバイと確信した。

 久米宏の「ニュースステーション」や古館伊知郎の「報道ステーション」とは、もはや全く別の番組になろうとしているとしか思えない。事実上の国営放送と化しているNHKは論外として、報道番組の多くが権力監視の機能を果たしていない中で、報ステはまだ頑張っている番組の一つだった。期待していただけに残念でならない。なんとかならないものか。


8月23日(日曜日) 「半沢直樹バッシング」的外れでは

 <「そのシーン全部アウトです」><「半沢直樹」はどこまでリアルなのでしょう。銀行員たちに聞いたところ「あれはありえない」という声が…。><「半沢直樹」について現職銀行員たちに聞くと「一緒に仕事したくないタイプですね」と案外冷ややかな反応が…。>──。毎日新聞の「半沢直樹バッシング」が的外れで必死すぎる。だれのために何のために仕事をするか、職業意識のあるべき姿を見せつつ、不正を真正面からただす姿を見せるのが真骨頂の社会派娯楽ドラマなのに。わざわざ揚げ足を取ることでもないと思うけど。的外れすぎないか。

「銀行員たちに聞いたドラマ『半沢直樹』の虚と実」(毎日)

 【追記】もちろん「結構リアル」といった声もあったりするので、受け止め方はそれぞれなのかもしれない。いずれにしても、フィクションのドラマだからこその楽しみ方があっていい。それよりも驚かされたのが「一緒に仕事したくないタイプ」という反応だ。個人的には、しっかり筋を通す上司や仲間の存在は心強い限りだと思うのだけど。


8月24日(月曜日) 安倍首相の罪は消えない

 安倍首相の慶応大学病院再受診・再検査で考えられる可能性。1)本当に体調がすこぶる悪い。だったら速やかに退陣すべき(本人もそのつもりかも)。それでもモリ・カケ・サクラ・マスク・コロナなどなど、税金を食い物にした一連の犯罪行為の責任は決して免れない。2)国会審議出席にも会見にも応じたくないから仮病。ふざけるな。速やかに説明責任を果たせ。3)逮捕・立件を免れるための仮病。論外。いい加減にしろ。


 安倍首相の連続在職日数が歴代最長の7年8カ月だとさ。「何を成し遂げたかが問われる」って、まともな仕事は何もやってないじゃん。やったのは税金の私物化と立憲主義の破壊だけ。あとは、実体経済からかけ離れた砂上の楼閣である株価の上昇くらい。

 北方領土も拉致問題も何も解決せず(解決する気も能力もない)、これもまた被害者家族らを食い物にしただけだ。新型コロナウイルス対策だって無能の極みだろう。ここまで無為無策の無能政権のいったいどこをどう見れば評価できるのか、安倍首相を支持する人たちに100回くらい問いただしたい。

 石破茂・元幹事長「日本国の最高責任者、休むのも仕事のうちだということ」。岸田文雄・政調会長「しっかりした体調管理のもとで、リーダーシップを発揮していただくことを期待」。わかりやすく翻訳すれば、要するに「もうあんたの時代は終わった、すっこんでろ」ということかな。菅義偉と麻生太郎は論外。勘弁してほしい。

 「安倍ちゃん病気でかわいそう」「休まず働いて頑張ってるのにかわいそう」ということで安倍政権の支持率アップって、マジっすか。いったいどこまで騙されて搾取されて舐められて踏みつけられたら、自分が食い物にされていることに気づくのだろう。そこまでオメデタイ国民が、本当にそんなにいるのだろうか。信じ難い。


8月25日(火曜日) 「半沢直樹」再び

 日曜劇場「半沢直樹」(TBS)について再び。「なんでやられたらやり返すのでしょう。私は子どもたちに、やり返したらダメと伝えています」との意見をいただきました。

 単なる「私憤」ではない「公憤」である点がポイントだと思います。「やられたらやり返す」という言葉を額面通りに受け取るのは、違うのではないでしょうか。私利私欲のために背信行為を繰り返して仲間を裏切り、顧客の利益に反することを平気でする相手に対し、緻密な証拠と裏付けを積み重ねて真正面から対峙するからこそ、共感を得るのでしょう。

 不当な圧力、弾圧、搾取、首切り、組織的いじめに、毅然と立ち向かわなければならないこともあるはず。筋を通すために抵抗し団結して戦うことは、時に必要であるはず。もちろん暴力でなく理性と知性で。

 このドラマで描かれている「やり返す」とは、そういうことではないでしょうか。子どもたちにもわかる言葉で、きちんと理性を持って教えて伝えることは大人の責任だと僕は考えます。

◇◇

 公職選挙法違反の罪に問われた前法相で衆院議員の河井克行と、妻で参院議員の案里の両被告が、東京地裁で開かれた初公判で無罪を主張し、公訴棄却(裁判の打ち切り)も主張。どこまで図々しく厚かましいんだ。盗人猛々しいにもほどがある。安倍晋三首相も出廷させて証人尋問し、現金買収の指示(教唆)や資金提供の原資について厳しく追及してほしい。


8月26日(水曜日) まるで幼児のような麻生太郎

 安倍晋三首相の体調について質問したテレビ朝日の記者に対し、麻生太郎(財務相兼副総理)が逆質問する映像は、見ていて実に不愉快で胸糞が悪かった。「画像の写りの悪いテレビ朝日」などと繰り返し、事実に反するいわれのない誹謗中傷と難癖と恫喝を延々と続ける。

 あの場面で記者側が反論し怒りを表明することも可能だと思うし、こんな食い下がり方もできるはずだといろいろ想像してみたが、「取材対象に答えさせるため」にぐっと我慢したのだろうと。理不尽で不当な言いがかりを受けたテレ朝の記者に深く同情する。

 いずれにせよ麻生は人として異常。公僕たる国会議員の振る舞いとして品性下劣で醜悪すぎるという以前に、まるで幼児のようだ。安倍首相とそっくり。これまでの差別的言動だけでなく、権力と税金の私物化、公文書の隠蔽や廃棄など数々の犯罪行為も含めて許し難い。

 テレ朝はすべてのニュース番組で、この日の麻生とのやり取りの一部始終をしつこく放送して、抗議の意思を示せばいいと思うよ。いやむしろそうすべきだ。民主主義のあり方と報道の自由の根幹に関わる話で、テレ朝だけの問題ではないのだから。なぜ毅然と伝えようとしないのかが不思議でならない。

 【追記】心の底から憤りを感じる一方的なやり取りでした。TBSは「news23」や「ひるおび」(昼のワイドショーの取り上げ方はともかく)で大きく扱っているだけに、テレ朝は何をしているんだと(上層部の判断に)不信感を抱かずにはいられません。

 これはもう会社の枠を超えて、各社各局が団結して強く抗議すべき事案だと思います。佐藤栄作首相の時代は、記者が一斉に会見をボイコットするなど気概があったのに。麻生や安倍のような政治家が跋扈しているのは、きちんと批判しないメディアの責任が大きいです(自戒も込めて)。

 質問に答えるのは国務大臣の責務。にもかかわらず、記者を威嚇し萎縮させる姿に、怒りと恐怖を覚えます。


8月27日(木曜日) 残暑見舞い

 残暑見舞いのはがきを投函。年賀状と違って、いただいた暑中見舞いへの返信のみ。電話やメールのやり取りに終始する取材活動や、オンライン授業だけの大学の様子など、新型コロナ禍での近況を短い文章にしたためた。実にシンプルな版下作成なので、あっという間に完成。

◇◇

 次年度の科目担当の連絡が教務から早々と届いた。はやっっ。2022年度に経営学部や法学部など複数学部が、金沢八景の本部から横浜・関内の新キャンパスに移動するため、次年度の2021年度から担当学部が一部変更になるのだという。なるほどそういうことか。ちなみに再来年以降は、一部の授業を金沢八景と関内の両方のキャンパスで担当することになるのだそうだ。

 まあどちらも自宅からは大して離れていないので、さほど影響はなさそうだけど。同じ横浜市内でも両者の環境は全然違う。田舎と都会の雰囲気をそれぞれ満喫できると考えれば、それはそれで楽しいかもしれない。関内は伊勢佐木町や野毛にも近いし。


8月28日(金曜日) 安倍首相辞任表明の無責任

 持病の悪化を理由に安倍首相が辞任を表明。安倍首相がこの国をめちゃくちゃにして逃げ出す事実は変わらない。民主主義と立憲主義を破壊し、税金を食い物にし続けた責任は消えない。新型コロナウイルス対策もデタラメ。嘘と無責任と隠蔽で塗り固めた政権の罪は決して許されることはない。

 無責任の極み。史上最低最悪の政権として記憶され記録されることだろう。それこそ教科書にしっかりと明記されなければならない。

◇◇

 安倍首相会見。政権唯一のレガシー「アベノマスク」着用ではなかった。失笑。安倍首相発言を翻訳すると──。「コロナウイルス対策はボクの手には負えません。経済もコロナも選挙違反もIR汚職も拉致問題もボクの能力ではもう無理でしゅ。持病の治療で泣きを入れてシモジモの同情を集めたら、モリ・カケ・サクラで税金をパクった罪も追及されないよね。辞めちゃうね」。こんな感じ。

◇◇

 安倍政権のレガシーとして、東北の復興(「アンダーコントロール」などと大嘘をついて東北をダシにして五輪誘致しただけ)、雇用、保育の充実、働き方改革、日米同盟を挙げた安倍ちゃん。「成し遂げた」のは、だれも望まない「アベノマスク」を配って、今も倉庫に大量に眠らせていることだけじゃん。忘れるなよ。

◇◇

 「大事な時に体を壊す癖がある」→「大事な時に病気を理由にして逃げ出す癖がある」。安倍ちゃんの無責任で卑怯で大嘘つきという本質は何ら変わらない。記者会見での辞任表明後、即刻入院するならともかく、まだ首相を辞任していないんだよね。


8月29日(土曜日) 感謝し労えなんてあり得ない

 安倍首相の無責任さと不誠実さに対して、みんなもっと怒っていいはずだ。「お疲れさま」「ご苦労さま」「ありがとう」なんて言ってる場合じゃない。長い間、権力を私物化し税金を食い物にしてきた張本人なのだから。

 「身を粉にして激務をこなした」「病気というやむを得ない理由で辞任する」から感謝と労わりの言葉をかけるのが当然などというのは、すり替えでしかない。私たちの税金を食い物にすることには懸命だったろうが、それ以外は嘘と隠蔽と改竄と恫喝を繰り返して、この国の基盤と良識を破壊し尽くした。その罪は決して消えることはない。

 安倍政権の責任を厳しく追及することこそあれ、感謝し労えなんてあり得ない話だ。タチの悪い冗談としか思えない。「病気で辞任する安倍首相」を批判し追及を続けるのは、まるで思いやりのない非国民であるかのような印象が広がりつつある。そんな空気が何より不気味で気持ち悪い。相手はただの病人ではない。公人中の公人で、最高権力者だ。その罪と責任を問いただすのは、主権者たる国民の当然の権利であり義務でもある。

拉致被害者家族「また投げ出すのか」、突然の辞任表明に怒りと戸惑い(毎日)

https://mainichi.jp/articles/20200828/k00/00m/010/231000c

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 安倍辞任表明を伝えるテレビニュースの「街の声」は、「辞任は残念」だとか「もっと続けて欲しかった」などと、安倍政治への賛辞や退陣を惜しむ声がほとんど。特にNHKニュースは一面的だった。かなり一方的でバイアスのかかった編集としか思えない。そこはせめて両論併記で伝えるべきだろう。それでも民放テレビは「沖縄に酷いことばかりしてもっと早く辞任してほしかった」といった声を伝えるなど、まだ幾分マシに見えたのが救いか。


8月31日(月曜日) 半年ぶりのキャンパス

 後期のオンライン授業の教材を作るため、半年ぶりに勤務先の大学へ行った。取材や打ち合わせはすべて電話とメールだし授業もすべてオンラインなので、電車に乗るのも数カ月ぶりだよ。新聞や雑誌の記事を何十枚も縮小コピーして、PDFファイル用の版下を2時間ほどかけて大量に作成する。「仕事した感」がハンパない。それにしても、部活の学生や付属中学・高校の生徒が数人いるだけで、静まり返ったキャンパスは寂しい。

◇◇

 イオン金沢八景店のマスクショップ。1階にも2階にもある。ほかにもマスクコーナーがいくつかあって、イオンの力の入れ方は尋常ではない。中国、韓国、フィリピンの製品が中心。デザインがとてもいい。2つ購入する。日本製は残念ながらなかった。

◇◇

 電力総連など民間労組出身の国民議員約10人が、合流新党に参加しない方針を固めたんだとさ。新党綱領案に「原発ゼロ」が盛り込まれたことなどに反発。予想通りの動きで驚きもしない。そのまま自民党か維新に行けばいいと思うよ。そもそも一緒にやるのは無理っしょ。度し難い。

国民労組系、合流新党不参加へ、「原発ゼロ」綱領案に反発、「玉木新党」参加も(毎日)

https://mainichi.jp/articles/20200831/k00/00m/010/193000c

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 菅義偉官房長官が自民党総裁選に立候補の意向。広がる支持。これもまたやっぱりな、という予想通りの動き。安倍首相の傀儡そのものだから、「アベ政治」の利権に群がる連中と一緒に税金を食い物にし、公文書を改竄・隠蔽してまた好き放題やるんだろうな。岸田文雄政調会長は今度もまた騙されてかわいそう。お人好しすぎる。


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