●コロナワクチン2回目●維新と自民は一心同体●維新とナチスの高揚感●野党共闘は間違っていない●「左傾化」ってなんだ●「ショータイム」と「ぼったくり男爵」●「アイの歌声を聴かせて」●最悪のバラマキ●世の中の気配●国民民主党の存在意義とは●「ゆるキャン」目覚まし時計●学生にも教員にもマイナス●残念チャーハン●維新のパフォーマンス●マイベスト王将●余人をもって●理解力以前●なぜ楽観的空気を広める●「THE TIME,」はテンポが悪い●「ふるさと納税」なんていらない●写真ネタ3連発●みなとみらい遠景と公園●連合と立憲民主党の関係は●日大理事長やっと逮捕●最大限の警戒と水際対策の徹底を●「立憲」これからに懸念●●●ほか
11月1日(月曜日) コロナワクチン2回目新型コロナワクチンの2回目を接種した。「2回目は副反応が重く2日ほど寝込んだ」という声をたくさん聞いていたので、ずっと憂鬱だったけど、今のところ左肩に鈍い痛みを少し感じる程度で、ほかに変わったことはない。このまま何もありませんように、とひたすら祈る。
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自民党は単独過半数の261議席を得て、自民・公明の両党で絶対安定多数の293議席を確保。立憲民主党と共産党は議席を減らし、維新は4倍近い41議席に躍進した。
岸田文雄首相は衆院選の結果を受けた記者会見で、維新について「(自分たちと)同じ保守勢力である」と述べて、是々非々で対応を続けるとした。維新は自民党の「対抗勢力」ではなく、「仲間・身内・同類項」なのだ。これではチェック機能など果たせるはずがないし、異なる価値観や多様性が担保されることもない。緊張感のある議論も期待できない。やはり維新は自民党の党外派閥。一心同体だった。
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自民+維新の圧勝も立憲後退も諸々すべて含めて民意。しかしだからと言って立憲民主党が、これまで掲げてきた旗を降ろし、自民党になびく必要はない。維新や国民民主党の真似はしなくていい。支持し共感する有権者は確実にいるのだから。ただし訴え方と戦術と戦略は猛省し、もっと工夫したほうがいい。
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横浜の自宅に配達された今朝の朝日新聞は「15版」。1面の見出しは「自民、過半数を維持/立憲、共闘効果は限定的/岸田首相続投、維新3倍超」。最終版の「16版●●」とあまりに違うのが悲しい。最終版は「自公、290議席超す/立憲後退、共闘生かせず/首相続投、維新躍進、第3党」。獲得議席の数字も全然違う。ボロボロの紙面に愕然とする。前回の衆院線の時は、最終版が配達されていただけに、なんとも虚しい。夕刊は最終版が配達されるのに。
11月2日(火曜日) 維新とナチスの高揚感維新の根底に流れている考え方は、強烈な差別主義、人権軽視、多様性の否定、全体主義だ。表面的に語られる言葉やイメージ戦略は確かに上手いが、その裏にある「本心」が怖い。多くの人々が見事に洗脳されて踊らされる姿に、ナチス・ドイツのファシズムやトランプ信者たちの高揚感が重なって見える。
非自民党の「受け皿」が、詭弁や詐欺的手法をベースにした維新であっていいはずがない。そうなりつつあることに恐怖と強い危機感を覚える。
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小選挙区での野党共闘は必要だったし意味もあったし、間違ってはいないと思う。弱点は連合の対応だった。立憲民主党の枝野幸男代表は死に物狂いで、連合会長に食らいついて説明し説得すべきだった。何日も徹夜してでも。その上で、もっと丁寧に分かりやすいメッセージを有権者に伝えるべきだった。
「身内のはず」の連合を説得し納得させられないようでは、無党派層・中間層・自民党支持層を引き込み共感を得るのは難しい。厄介で大変な作業だけど、そこは今後の重要な課題だ。枝野さんがやろうとしたことは決して間違ってはいないのだから、くじけずに頑張ってほしい。
しかし枝野さんがそこまでやって、それでもどうしても連合が耳を傾けようとせず、反リベラルの姿勢を崩さないのであれば、立憲民主党は連合とはきっぱり袂を分かつことも覚悟していい。そうなったら、もはや「連合は市民・労働者の敵」と判断するしかあるまい。有権者には繰り返し丁寧に説明すればいい。
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自称政治ジャーナリストやワイドショーのコメンテーターらが、ここぞとばかりに立憲民主党と立憲幹部を揶揄し攻撃し、野党共闘を否定して分断しようとしているが、そんなものに踊らされてはいけない。権力を私物化し公文書の改竄や廃棄を平気でする連中に、この国の政治を任せるわけにはいかないし、そんな政治家を擁護する輩を相手にしてはいけない。ネトウヨのネットの書き込みなども同様だ。
11月3日(水曜日) 「左傾化」ってなんだとある名古屋発のワイドショーの司会者が「立憲民主党は左傾化した」と発言するのを聞いて愕然とした。今どき「左傾化」という言葉遣いもどうかと思うが、そもそもそこには「右傾化ならいいけど左傾化はダメ」「自民党や保守系以外はけしからん」といったバイアスを強く感じる。背景を掘り下げて吟味することもなく、上っ面の言葉だけを無批判に使うことが何より情けない。少しはまともな司会者(アナウンサー)かと思っていただけにがっかりした。
番組自体も曜日によってはとんでもないコメンテーターを呼ぶし、この司会者の口調や番組進行も最近は雑で乱暴になってきたとは感じていた。これまでは猫をかぶっていただけで、本性や素の部分が出てきたのかもしれない。ワイドショーなどの情報番組にせよ報道ニュース枠にせよ、良識と良心と志のある筋の通ったまともなテレビ番組って、本当に限られているよなあ。
11月4日(木曜日) 「ショータイム」と「ぼったくり男爵」年末恒例の「新語・流行語大賞」の候補30語が発表されたが、「ショータイム」と「ぼったくり男爵」がイチオシかな。世相を反映して社会状況を表し、一般的にも認知されたという点からこの2つが相応しいのではなかろうか。明と暗で対照的だし。
11月5日(金曜日) 「アイの歌声を聴かせて」TOHOシネマズ上大岡で、アニメ「アイの歌声を聴かせて」を観た。主人公サトミの高校に転校して来たシオンは極秘の試験運用ロボットだったが、実はサトミを幼いころから密かに見守ってきた自律型AIだった。命令されなくても自分の意思で行動するシオンは破壊され、記憶もデータも思い出も消去されてしまうのか……。切なくて泣かされる良作。
大きく広げた風呂敷を108分でちゃんと畳めるのかと、途中で不安にさせられたが、きれいにハッピーエンドでまとめてくれた。面白かった。
残念なのは、昨日まで昼間も上映していたのに客の入りがかなりよくないみたいで、今日から早朝とレイトショーだけの上映になってしまったこと。仕方なく夜9時半からレイトショーで観たけど、約220席のスクリーンに観客は10人。うーん。
11月8日(月曜日) 最悪のバラマキこれほど酷い最悪のバラマキは、過去になかったんじゃないか。18歳以下の子どもに一律10万円を給付するという公明党の経済対策だ。所得制限なし。「子どもは平等」が公明党の言い分だが、経済格差は拡大する一方で、その影響を最も受けているのは子どもたちだ。経済的理由で進学を断念する子どもは確実に増えている。生活困窮世帯にこそ給付すべきなのに。所得制限なしで、富裕層の子どもにも一律給付するのは筋が通らない。「未来応援給付」とやらが聞いて呆れる。
さらに公明党は、マイナンバーカード保有者への3万円相当のポイント付与も強く主張する。税金の無駄遣いにもほどがある。国の財政のどこにそんな余裕があるのか。今やることなのか。そもそも財源は国民の税金ではないか。なぜ公明党の選挙対策の尻拭い(後始末)を、税金でやらなくてはならないのか。どちらも正気の沙汰とは思えない最悪のバラマキだ。寝言は寝て言え。
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急激に世の中の気配が変わっている。これが戦前の社会の空気感というものなのか。ぞっとする。というか言葉を失う。
→「維新と国民、改憲に向け連携強化」(共同)。「政党支持率、自民35・9%、維新9・8%、立民9・3%。日本維新の会が2位になるのは初めて」(JNN世論調査)。「自民39・5%、立民8・2%、維新7・3%」(NHK世論調査)
11月9日(火曜日) 国民民主党の存在意義とは国民民主党は、もう自民党に合流しちゃいなよ。どこに存在意義があるの?
→国民、今後は野党の国対委員長会談に参加しない方針、自民に説明(NHK)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211109/k10013340861000.html
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「自民・維新・国民民主」は一心同体。同類項。分かりやすいと言えば、実に分かりやすい。もはや国民民主党の存在意義はキレイになくなった。で、連合もこの路線を支持するのかね。
→維新・国民幹事長、国会協力を確認(朝日)
https://digital.asahi.com/articles/DA3S15106396.html
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公明党の山口那津男代表「親の所得で子どもたちを分断するのは望ましくない。一律に給付すればスピード感がある」。いやいや、親の所得によって子どもたちは既に分断されているから。生活困窮家庭の子どもの多くは進学を断念しているし、そもそも塾に通うお金もない。富裕層と一緒にするのは無理がありすぎる。
「子どもの有無」でも貧困層を分断することになる。公明党の子ども一律給付案は、いろんな意味で噴飯物すぎる。
→公明・山口代表の「18歳以下10万円一律給付」にSNS憤りの声「子供の有無で貧困の大人を分断すべきではない」(中日スポーツ)
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b8ed58a044e44106df47123da654e0b4d59d1db
11月10日(水曜日) 「ゆるキャン」目覚まし時計ドン・キホーテで見つけた「ゆるキャン△」の「ボイス付き目覚まし時計」=写真。主人公の一人「しまりん」が作中と同じ音声で、「おはよう、よし行くぞ、キャンプ」などと起こしてくれる。台詞は7種類。予想以上に声が大きい。ドン・キ限定販売だそうだ。「なでしこ」バージョンもあったけど、こっちを選んだ。さあ、これで早起きして、規則正しい生活を送るぞ(……と決意するも、たぶん無理だと思う)。
11月14日(日曜日) 学生にも教員にもマイナス大学で担当している文章講座について、クラスの定員増とクラス数削減の方針が示された。経費削減のためだそうだ。定員増となれば、教員の負担が著しく増えることになり、これまで通りの「個別添削指導」を継続するのは物理的に極めて困難だ。学生のためにならないというより、マイナスにしかならない。
記者経験を学生に還元するのも社会的責務だと考え、かなり丁寧な文章添削指導を続けてきたつもりだけど、はっきり言ってモチベーションと労働意欲が激減した。ほかの担当科目はともかく、この科目を引き続き受け持つとしても、添削回数を大幅に減らすなど講義内容を薄くして対応せざるを得ない。これまでの指導レベルを維持するのは物理的に無理だから。
「なるべく多く文章を書いて適切な添削指導を繰り返し受ける」。それに勝る文章上達の練習(トレーニング)はない。バッティングやピアノのレッスンも同じだろう。実際にこうした指導で学生の文章力は格段に上達しているし、多くの学生から何より有意義な講義だったとの声を聞いている。それだけに、大学側の姿勢は理解に苦しむ。理不尽極まりない。学生にも教員にもダメージしかない。
11月15日(月曜日) 残念チャーハン駅近くの町中華でチャーハンとピリ辛ネギラーメンのセットを食べた。どちらも味は悪くなかったのだけど、チャーハンに卵の殻が結構混ざっていたのが、ものすごく残念だった。殻の破片をきちんと取り除かないとジャリジャリ……ガリッとなって、興醒めで不味く感じてしまうんだよなあ。もったいないなあ。
11月16日(火曜日) 維新のパフォーマンス在任期間1日の国会議員に文書通信交通滞在費(文通費)100万円が支給された問題で、維新が回収してまとめて寄付すると言っているが、パフォーマンスにしか見えない。だったらまず自分たちの文通費や政党助成金などの領収書を全面開示して、使途を透明に明確にしろよ。身内の政党支部に還元させたりせずに。いつものことながら、維新の「身を切る改革」とやらが聞いて呆れる。
11月17日(水曜日) マイベスト王将回鍋肉(ホイコーロー)と餃子とご飯セット=写真。うーん、美味しっ。お腹いっぱいで超満足。餃子の王将の「マイ・ベスト・セレクション」だ。
11月18日(木曜日) 余人をもってこの前の衆院選で辻元清美さんが当選していたら、それこそ大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手が満票でMVPに選出されたのと同じように、間違いなく、文句なしに立憲民主党の次期代表だっただろうに。迫力も追及力も、余人をもって代えがたい人材だったのに。もったいない。残念だなあ。
11月19日(金曜日) 理解力以前話を聞いていないし配布資料も読んでいない。でもって講義で話してもいないことを持ち出して、「証拠もなくこんなことを授業で言うのはけしからん。気分が悪い」とリアクションペーパーに書いてくるって、どういうことやねん。意味不明。読解力やら理解力やら以前の問題じゃん。気分が悪いのはこっちなんだけど。せめて配布資料くらい目を通しなよ。
11月21日(日曜日) なぜ楽観的空気を広めるTBSの夕方の情報番組「Nスタ」で司会の男性アナウンサーが連日、「病気やリスクは新型コロナウイルスだけではない」「新型コロナウイルスだけを特別視するのはもうやめるべきだ」などとしたり顔で話すのを聞いて耳を疑った。「安心安全」を逆に煽っているとしか思えない。なぜ今そんなに緊張感や危機感を緩めようとし、楽観的な空気を広めようとするのか全く理解できない。
今のところ日本のコロナ感染者数は低く抑えられ、重症化率も死者数も少ない。だが米国ではコロナの死者数が昨年を上回るなど、ワクチン接種率が高い国でも感染者や死者は増えていることを考えれば、まだまだ安心はできないし油断すべきではない。今、慌てて緊張感を解く必要性なんてどこにもないはずだ。
11月23日(火曜日) 「THE TIME,」はテンポが悪いTBSの朝の情報番組「THE TIME,」がイマイチだ。テンポが悪い、間が悪い、段取りがチグハグで会話が噛み合っていない、新人アナのアナウンスが下手すぎる。だから見ていてイライラするし心地よくない。無駄な動きが多くて(いちいち階段を駆け上がる、気象予報ブース紹介、スムーズさに欠けるピアノ生演奏など)これもイラっとする。期待していただけにがっかりだ。
余計な演出をせずにニュースをテンポよく次々に紹介し、全国中継をつなぐならリズム感を持って流し、安住紳一郎アナのトークを中心に進行する。それだけで視聴者のイライラは解消され、見やすさは段違いによくなるはず。今のままだとテレ朝かNHKにチャンネルを変える選択肢しかない。実際そうしている。もったいないよ。
11月24日(水曜日) 「ふるさと納税」なんていらないこれまでもう何回も書いているけど、「ふるさと納税」なんて制度は一刻も早くやめるべきだ。富裕層だけを優遇する、これほど不公平な納税制度もない。本来は応援したい地方(ふるさと)に納税し寄付するための仕組みのはずで、そもそも自治体が高価な返礼品を用意し、返礼品を目当てに納税することがおかしい。納税を装った通販でしかない。どうしてこんな不可解な制度がまかり通っているのか、理解に苦しむ。
11月25日(木曜日) 写真ネタ3連発野良猫ボスの三者会談始まる=写真(横浜・久良岐公園)。1メートルほどの距離までは、なんとか近寄らせてくれた。ニャンコたちよ、ありがとう。
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夕暮れ時に遠くたたずむ富士山=写真(横浜・上大岡から)。シルエットだけでも富士山だとすぐに分かる。偉大だ。幼い子どもを連れた母親が「きれいだね」と言いながら歩いて行く。スマホをかざして写真を撮る女子高生も。みんな富士山が大好きなんだ。
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「餃子の王将」の酢豚を初めて食べた=写真。軟らかい肉とタマネギとニンジンなどに、甘酸っぱいあんが絶妙にからんで結構美味しい。いいじゃんいいじゃん。これはなかなかいける。「マイ・ベスト・チョイス」の一つに加えたい。
11月26日(金曜日) みなとみらい遠景と公園横浜・岡村公園から、横浜ランドマークタワーなどみなとみらいを望む=写真(1枚目)。公園内の樹木は秋らしい装いだけど、そろそろ冬支度が始まりそう(2枚目)。
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続いては、横浜・久良岐公園から見たみなとみらいの景色=写真(3枚目)。公園内の池では市職員が冷たい水に浸かって、伸び過ぎた葦の葉を刈り取っていた。ご苦労様です(4枚目)。
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久良岐公園は鬱蒼とした森が広がり、かなり高低差のある山道もあって、ちょっとしたハイキングコースを歩いた気分。結構いい運動になる。というか疲れる。山道を歩いていると能舞台が登場=写真(5枚目)。野球場やゲートボール場も整備され、市電(路面電車)も展示されている。至れり尽くせりの市民公園だ。
11月27日(土曜日) 連合と立憲民主党の関係は「連合が右を向けと言えば、立憲民主党は右を向くのか」と立憲代表選の討論会で出席者から問われ、候補者4人はいずれも煮え切らない答え。「連合に依存している状況であってはならない」(小川淳也氏)、「連合とはかなり政策的な意見交換をやっている」(泉健太氏)、「私にとっては大変重要なパートナー」(西村智奈美氏)、「我々の支持層が今のままで良いとは思っていない」(逢坂誠二氏)。
核心を突いた質問に対し、真正面から向き合っているとは思えない。筋を通した姿勢と理念を示して訴えてこそ、共感も支持もウイングも大きく広がるはずなのに。せっかくのチャンスを自ら捨て去るなんてもったいない。
そして朝日はこの記事をなぜ紙面展開せず、ネット(朝日新聞デジタル)だけで伝えるのだろう。さらにもっと突っ込んで深く掘り下げて伝えれば、主権者たる国民の貴重な判断材料になる。読者のニーズにも合致しているだろうし、ひいては民主主義の発展にも大きく寄与するはずなのに。
→立憲は連合の言いなりか? 会場からの質問、代表候補の答えは(朝日)
https://digital.asahi.com/articles/ASPCT7KHLPCTUTFK02M.html
11月29日(月曜日) 日大理事長やっと逮捕日本大学の田中英寿理事長が所得税法違反容疑(脱税)で逮捕。やっと。ようやく。遅い。遅すぎるよ。脱税だけじゃない。背任もあるだろうし。そもそも大学として被害届を出さない、記者会見もしないなんて言語道断。学校法人の体をなしていない。理事会も教授会も学生組織も機能せず。「株式会社日本大学」そのものじゃん。学校法人としてまともに機能していない現状の日大に、私学助成金を交付すること自体、まずあり得ない。
日大の学生から怒りの声が上がっているそうだが、だったらどうして学内や街頭で抗議活動くらいしないんだ。ストライキとまでは言わないけど、水道橋や神保町や下高井戸や江古田など、各キャンパスの周辺や駅前でせめてビラでも撒いて訴えればいいのに。それぞれの学部が分散され学生も教員も見事に分断されているにしても、それくらいはできるだろう。自分たちの問題なのに、なぜ主体的に能動的に動こうとしないのか、その反応の鈍さにむしろ戸惑う。
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昔から日大って「異色」というより「異様」な大学だよね。はるか大昔の大学闘争の時代から、体育会の右翼学生が大学側の手下として跋扈していたというし、学生運動が終息した後も学生は完全に管理統制されているし。ほかの大学とはまるで違う。異常を異常と認識していないのかもしれない。今でも自分の所属する学部ビルに入る際に、いちいち入館証を提示してチェックされるのかな。そういう意味では気の毒ではある。
11月30日(火曜日) 最大限の警戒と水際対策の徹底を新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の世界的拡大を受け、日本政府は外国人の入国を1カ月間、全面的に停止した。日本人の帰国時の待機なども強化。強い感染力が懸念されているのだから、少なくとも科学的に解明されるまで、徹底した水際対策と最大限の警戒をするのは当然だ。
後手後手でザルだらけだったアベスガ政権の対応を、繰り返してはならない。危機意識を持って向き合うのは感染症対応の基本中の基本。危機感なく楽観視している方がどうかしている。今はまだ気を緩める時ではない。
そして新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染者が30日、日本で初めて確認された。やっぱり……。日本国内に入ってこないわけがなく、時間の問題だとは思っていたけど、それにしても早すぎるなあ。水際対策のさらなる徹底を強く望む。
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立憲民主党の新代表に泉健太氏が選出。決選投票は泉健太氏205ポイント、逢坂誠二氏128ポイントと結構大差になった。決選投票の国会議員票(泉氏168ポイント、逢坂氏112ポイント)の数字を見ると、小川淳也氏の票が泉氏に流れ、西村智奈美氏の票が逢坂氏に流れたのかな。
懸念されるのは「立憲」結党の理念や信念を捨て去ること。自民・公明・維新と変わらない路線を歩もうとすること。芳野友子会長が率いる連合の操り人形集団になるくらいなら、潔く解党した方がいい。