●地震列島にひしめく老朽原発●今すべきは憲法遵守だ●カレーでいい汗●弔電●わざと放置しているのか●もはや支離滅裂●議論の段階は過ぎている●無駄に長い●政府の無能にうんざり●「逃げ恥」婚●もう五輪には関わるな●断じて五輪はいらない●経営からの独立●野球と五輪を同列に?●北海道や沖縄惨状の責任は●●●ほか
5月1日(土曜日) 地震列島にひしめく老朽原発今朝10時27分に宮城県で発生した震度5強の地震は、緊急地震速報が流れてから2分近くの時差を経て、遠く離れた横浜でも30秒ほど横揺れが続いた。横浜東部は公式発表では震度3だが、うちは地盤の関係からか震度1くらいの体感だった。
大きな地震があると各地の原発の安否が報じられる。毎度のことながら、そのたびにこの国の異常さを痛感する。いつどこで大地震が発生してもおかしくない日本列島に、老朽化した原発がひしめく異様。福島原発事故だけで済んでいるのは、たまたま運がいいだけだということに、電力会社も政府も原発を支持する国民もいつになったら気がつくのだろう。大惨事はまたいつでも起こり得る。
5月3日(月曜日) 今すべきは憲法遵守だ「大地震などの緊急時に国民の命と安全を守るため」に憲法改正が必要だ、なんていうことは全く断じてない。自民党はそれを「緊急事態条項」と称して改憲が必要だと主張するが、そんなものは憲法を変えなくても法律制定でいくらでも対応できる。今ある法律でも十分に対応可能だ。
今すべきは憲法改正ではない。憲法を遵守し活用することだ。現行の日本国憲法にうたわれている基本的人権などの理念が、この日本社会できちんと生かされていないこと、政府与党をはじめとする政治権力が憲法遵守していないことが問題なのだ。憲法遵守さえできていないのに憲法改正なんて、本末転倒でしかない。
そもそも憲法は、権力が暴走しないように権力を縛るために存在する。ところがアベスガ自民党政権は、当たり前のように憲法を無視し愚弄し蹂躙し踏みにじる。権力の私物化や利益誘導などを追及されても、虚偽答弁を平然と繰り返し、公文書を堂々と隠蔽・捏造・改竄・廃棄する。そんな連中の主張する憲法改正なんてあり得ない。泥棒に万能のマジックパワーを授けるようなものだ。
5月5日(水曜日) カレーでいい汗牛丼の松屋で「ごろごろ煮込みチキンカレー」を久しぶりに食べた。しっかり煮込んだ玉ねぎとチキンが絶妙に美味しいけど、そこそこ辛いので汗がブワッと吹き出てくる。したたる汗をぬぐいながら食べ終わって店の外に出ると、吹き付ける強めの風が心地よい。まるでサウナから出た後のような爽快感。いい汗をかいた。
5月6日(木曜日) 弔電大学時代の友人が他界したとの連絡を、お連れ合いからいただいた。僕のフェイスブックに書き込んでくださったのだが、突然の悲報にただただ驚くばかり。学生時代から続く勉強会(飲み会)の仲間たちに、取り急ぎメールや電話で知らせた。諸般の事情から残念ながら葬儀参列は断念。弔電(お悔やみ電報)を打った。心よりご冥福をお祈りいたします。合掌。
5月7日(金曜日) わざと放置しているのか日本政府の無能さは常軌を逸している。水際対策の検疫はザル、感染防止対策はグズグズと遅くて後手後手。行き当たりばったりでチグハグ、というよりも無為無策。もしかしたら無能を装ってわざと感染拡大させているのでは、と疑ってしまうほどだ。路上飲酒にせよ検疫後の監視体制にせよ、法律や条例で対応可能だ。それなのに放置するのは、憲法改正しなければ何もできないと思わせるためではないかと邪推してしまう。それほど日本政府の無能さは際立っている。
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バッハIOC会長は来日しないんだってさ。日本政府は「バッハが来ないのなら東京五輪は開催しない」と言ってやれよ。言えるものならな。
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東京五輪開催の準備のためと称して、これまでこの国は延々と無駄な人員を割いて巨額の金をドブに捨て続けてきた。その人員と金をコロナ対策の医療関係者支援、休業補償などに回せばどれだけ有効だったことか。それでもまだ開催中止を言わないこの国の政府の無残。無能。欺瞞。悲惨。無様すぎる。ズルズルと引き延ばしてきた罪は重い。責任は重大だ。
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「東京五輪では選手や大会関係者に厳格な感染対策をする」と菅義偉首相は言うが、そのために振り向ける人員(医療関係者)がそもそも無駄なんだよ。もったいない。この国にそんな余裕があると本気で考えているのか。
「緊急事態宣言による対策効果はあった。人流も減らせた。抑え込んだ」と菅義偉首相は胸を張るが、噴飯ものだ。いったい何を言っているのだろう。現状把握・認識さえまともにできなくて、どんな感染対策が取れるのだろう。正気の沙汰とは思えない。この国が沈没する姿しか目に浮かんでこないのだが。
記者会見で一貫して、質問にまともに答えない(答えようとしない、そもそも答える能力がない、質問内容が理解できない)菅義偉首相。まあいつものことで、通常運転の範囲なのだけど。もはや支離滅裂。ダメだこりゃ(ため息)。
5月8日(土曜日) もはや支離滅裂菅義偉政権はチグハグどころか支離滅裂。どうしてこんなのと一緒に沈没させられなくてはならないのか。理不尽きわまりない。
5月10日(月曜日) 議論の段階は過ぎている久しぶりにTBSの「ひるおび」を見たら「五輪開催についてもっと議論を」と繰り返しているが、もはや議論する段階はとっくに過ぎたのでは。議論するならもっと早くからすべきで、圧倒的多数の民意や結論は既にもう出ている。入院も治療もできずに死んでいく新型コロナ感染者や疲弊する医療現場を置いて、東京五輪開催なんてあり得ない。
東京五輪出場予定の選手たちも、こんな状況での無謀で支離滅裂な五輪開催は望んでいないだろうし不本意だろう。一刻も早く中止の決断をして、五輪開催準備に要する人員とカネを、コロナ対策や医療現場支援や休業補償に回すべきだ。
5月12日(水曜日) 無駄に長い全く同じ内容の話をしている(つもり)なのに、3限よりも4限の講義のほうがいつも必ず長くなる。今日も3限の講義は過不足なく凝縮してコンパクトに45分で終えたが、4限は気付くと60分を超えていた。よほどダラダラくどくどと、要領を得ない説明が続いたに違いない(たぶん)。無駄に長いだけの講義は、学生だって迷惑だろう。うーん、なぜ長くなるんだ。落ち込む。
5月14日(金曜日) 政府の無能にうんざり急転直下の決断とやらで、3道県に緊急事態宣言追加へ。とにかく遅いし短いし細切れすぎる。なんでもっと早く対応できないかなあ。緊急事態宣言にしても、まん延防止等重点措置にしても、水際対策(検疫)にしても。スガ政権はすべてが後手後手でトンチンカンで場当たり的。
専門家の意見や箴言や忠告をこれまで一切聞こうともせず、いい加減なことばかりやってきたスガ政権が、とうとう二進も三進も行かなくなって追い込まれただけじゃん。
「大阪や東京の感染者数は減少傾向で、感染拡大は食い止めた」って、医療崩壊してる現場や自宅で死んでいく感染者の現状は無視かよ。どこまでも楽観的で危機感ゼロの菅義偉首相の言い草。
この期に及んでまだ五輪開催に固執するか。菅義偉首相は国会答弁と同じように、記者会見でも相変わらず「国民の命と健康を守る。安心して参加できる五輪が基本」と繰り返すばかり。アホちゃうか。五輪どころじゃないのはみんな知ってる。何回でも言うが、この国にそんな余裕はない。
中途半端な対応をダラダラ続けて、水際対策(検疫と入国した後の監視体制)がザルだったから、今の惨憺たる状況がある。国民がうんざりしているのは政府の無能さに対してだよ。台湾とかニュージーランドのコロナ対策を少しは見習えばいいのに。でもまあ、スガ政権は学習能力がないから無理か。
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すごいね、それでもまだ菅義偉内閣を支持する人が32・2%もいるんだってさ。さすがは「耐え難きを耐え、忍び難きを忍ぶ」国民だけある。マゾなのかな。度し難い。
→内閣支持32・2%、発足後最低、コロナ対応評価せず64%、時事世論調査(時事)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021051400817
5月19日(水曜日) 意欲の有無学生が授業で書いたエッセイを添削しているが、今年度はどういうわけか、出来不出来の振り幅がものすごく大きい。「書き始めと段落の頭は1字下げるように」「改行して段落構成を」と何回指導しても、未だに「1字下げなし段落なし」の学生がいる一方、見事な視点と切り口で心に響く文章を書いてくる学生も。格差がありすぎるなあ。
文章の授業に真剣に取り組む学生の割合は、この10年間で今期が一番少ないように感じる。必修科目ではないし抽選もあるのだから、意欲も向上心もない学生はわざわざ履修しなくていいのに。
もちろん、アドバイスを生かして努力している学生の文章表現力は、着実にアップしているのを実感する。添削指導するにしても力が入り、手が抜けない。そうじゃない怠惰で不真面目な学生は知らんけど。
5月20日(木曜日) 「逃げ恥」婚「逃げ恥」(逃げるは恥だが役に立つ)のガッキー(新垣結衣)と星野源が結婚へ。源さんに対するガッキーの態度がツレないように見えたことがあったので、脈がないのかと思っていたが、ドラマ通りになって実に微笑ましい。ドラマを制作して放送したTBSが局を上げて大はしゃぎするのはよくわかるが、日テレも大騒ぎなのが意外。さらにそれ以上にNHKのテンションが高くて驚く。2人の結婚発表を伝えるニュースでは、原作漫画家の海野つなみ、脚本の野木亜紀子のほか、みくりの伯母の百合ちゃん(石田ゆり子)、親友のやっさん(真野恵里菜)のツイートまで紹介する力の入れようだった。
5月21日(金曜日) もう五輪には関わるなもう五輪の大会運営には今後一切関わらないほうがいい。日本も各国も。IOCは開催国民の命と健康をなんだと考えているのだろう。開催国を貸し会場としか見ておらず、金儲けと利権しか念頭にないのでは。「何が何でも東京五輪を開催する」という姿勢に固執するスガ政権も、IOCの連中と大差ない。同罪だ。
→「緊急事態宣言下でも東京五輪を開催」IOCコーツ副会長が表明(毎日)
https://mainichi.jp/articles/20210521/k00/00m/050/342000c
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東京五輪の開催の是非をめぐっては、選手は板挟みになって悩んでいる(人も少なくない)のではないか(たぶん)。スポーツの世界に限らずどんな世界でも、良心的で知性や教養のある人ほど苦悩し葛藤していると思う。もちろん何も考えず悩みもしないし行動もしない能天気な「筋肉バカ」も、大勢いるだろうことは想像に難くない。
5月23日(日曜日) 断じて五輪はいらないIOCのトーマス・バッハ会長が「五輪の夢を実現するために、誰もがいくらかの犠牲を払わないといけない」と発言。五輪開催地の国民の命と安全を軽んじ、愚弄するにもほどがある。傲慢不遜すぎて怒りしか湧いてこない。もはや「反五輪」の世論を盛り立てて総スカンを食らいたい、としか思えない暴言だね。
開催地国民の神経を逆なでする発言を、よくもまあこれだけ何回も懲りずに繰り返せるものだ。もう断じて五輪はいらない。金輪際だ。いっそのこと、各国がそろって東京五輪をボイコットしてくれたらいいのに。
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かつてこれほどまでに嫌悪され憎悪され、怒りの対象となったIOC会長がいただろうか。しかし皮肉なことではあるが、金儲けと利権の道具という五輪(IOC)の正体が、広く世間に周知されたのは彼らの最大の功績かもしれない。
5月27日(木曜日) 経営からの独立<「社説」を書く論説委員は独立して社説を書くという仕組み。それは報道など書き手側が勝手に決めたルールであり、世間一般に通用するお話ではありません。悪しからず。>だってさ。それはこう主張しているこの人が、ものを知らず無知なだけ。「報道・論説・編集」が本来、経営から独立して存在するのは、日本に限らず世界の常識。
民主主義国のまともな報道機関の多くでは、ごく当たり前のことなんだけどね。本来あるべき姿だからこそ、そこには苦悩や葛藤やせめぎ合いもあるわけで、それが民主主義を維持し守ることにつながる。
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徹夜明けとその翌日は、ほとんど使い物にならない。ひたすら爆睡。5年くらい前までは全然平気だったのに。情けない(ため息)。
5月28日(金曜日) 野球と五輪を同列に?菅義偉首相の記者会見は、いつものようにダラダラと話が長い。必要なのは最初の1分だけで、後は要らないだろう。いつも以上にイライラさせられる。しかもこの期に及んでまだ東京五輪をやる気満々で、「必ずウイルスに打ち勝つ」などと精神論を繰り返しているし。
少なくとも変異ウイルスのまん延の最大の原因は、政府の水際対策が後手後手で、いい加減でザルだったから。政府の責任は明白だ。
政府が「国民の命と健康を守る」のは当たり前のこと。にもかかわらず毎回、同じことしか答えない菅義偉首相。東京五輪の開催は自殺行為だ。海外から9万人も入国させて、この国の弱り切った現状で、まともに管理・監視・制御できるはずがない。テスト大会と五輪は規模が全然違う。
仮に日本国内の感染状況が落ち着きを見せ始めたとしても、そこに海外から9万人もやって来たらどうなるか、小学生でもわかる話だろう。そんな自殺行為としか思えない東京五輪に、菅義偉首相はなぜ日本国民を巻き込もうとするのか。
プロ野球やサッカーの観戦と五輪を同列に並べて、開催は問題ないと答える菅義偉首相。頭は大丈夫か。そこを徹底的に突っ込んで質問しろよ。
「質問は簡潔に、一人一問で」と、いつものように記者会見の司会の内閣広報官。しかしそもそも簡潔に答えず、しかも質問をはぐらかして正面から答えないのは菅義偉首相自身なんだけど。
きょうの会見は東京五輪関係一本に絞って、質問すべきだった。それがすなわち、新型コロナウイルス対策の政府の矛盾だらけの姿勢・施策につながってくるのだから。突っ込んで質問する記者もいたが、残念ながら全体的にちぐはぐだった感じは否めない。個々の記者が連携できておらず、分断されてるよなあ。
最後まで質問に対し正面から答えず、はぐらかし続けて、不誠実な答えしかしない菅義偉首相だった。国会答弁も同じ。毎度のことだけど。
5月31日(月曜日) 北海道や沖縄惨状の責任は北海道や沖縄で新型コロナウイルスの感染が厳しい状況なのは、緊急事態宣言下の東京や大阪から観光客が大量に押し寄せたからだ。今になって危機的数字に表れているが、こうなるのは予想するまでもなく自明の理だった。観光立県だから受け入れは背に腹かえられないとはいえ、都会人の無責任と身勝手には呆れる。まともな常識や倫理観があれば、この時期の行動は自制するよなあ。
にもかかわらず現地の医療事情などお構いなしに、羽を伸ばそうと北海道や沖縄に出かける。基地負担や犠牲を全て沖縄に押し付けて、なんとも思わない自民党の政治家と大差ない。GoTo何ちゃらを強引に推進していた連中も同類だ。