身辺雑記2021年6月

 身辺雑記 

by totoropen (OOKA Minami)


2021年6月1日〜6月30日

●正気の沙汰じゃない●道連れはゴメンだ●東京五輪って何なの?●聞く耳持たない為政者●「愛党教育」●質問時間の浪費●電事連の印象操作●衣替え●夕食難民●何が何でも五輪開催か●国民民主は隠れ与党●無性に食べたくなる●ザルでデタラメ●アベスガ五輪執着の異様●紫陽花●バッハ会長は来日するな●中国共産党こそ人民の敵●何度でも言うが五輪は中止に●●●ほか


6月1日(火曜日) 正気の沙汰じゃない

 新型コロナウイルス感染拡大防止のために「外出せず家にいろ」「人流を少なくしろ」と言いながら、東京五輪のパブリックビューイング会場を代々木公園に設けるデタラメ。批判されるとワクチンの大規模接種会場に活用すると言い出したそうだが、井の頭公園や日比谷公園などのライブサイトは実施するという。矛盾というより支離滅裂。正気の沙汰じゃない。


6月2日(水曜日) 道連れはゴメンだ

 国民の8割が東京五輪は中止(もしくは延期)せよと意思表示し、五輪ボランティアは約1万人が辞退。専門家(政府感染症対策分科会の尾身茂会長)も「今の状況で五輪開催は普通はない」と公言しているのに、それでも「中止の選択肢はない」と言い切る狂った政府。圧倒的民意に反して開催強行する五輪の意義は、そもそもどこにあるんだ。新型コロナ対策も後手後手どころか支離滅裂な対応が続く。こんな反社会的で愚かな政権は要らない。道連れは真っ平ゴメンだ。


6月3日(木曜日) 東京五輪って何なの?

 圧倒的多数の国民の反対を押し切ってまで開催する五輪って何なの? 国民の命と健康を犠牲にしてまで開催する五輪って何なの? 一部の政治家やIOC関係者に利益をもたらすために開催する五輪って何なの? 国民の税金をドブに捨てるような真似をして開催する五輪って何なの? 改めて、東京五輪NO。


6月4日(金曜日) 聞く耳持たない為政者

 政府対策分科会の尾身茂会長の見解について、田村憲久厚生労働相「自主的な研究の成果の発表ということ」。丸川珠代五輪担当相「われわれはスポーツの持つ力を信じてやってきた。全く別の地平から見てきた言葉」。自民党幹部「ちょっと言葉が過ぎる。尾身氏は開催を決める立場にない」(だれだよ、この自民党幹部って。権力者の発言として、ここはきちんと実名報道すべきだろう。仮にオフレコ発言だったとしても)。

 政府に都合のいいことを言ってくれるうちは持ち上げ、少しでも意に反することを唱えて逆らうと突き放す。専門家を都合よく利用するだけで、真摯に耳を傾ける気など最初からさらさらない愚かな為政者。

 それにしても「自主的な研究の成果の発表」とは酷い言い草だな。これまで散々世話になってきたはずの尾身茂氏に、「小学生の夏休みの自由研究発表」みたいな言い方をするなんて失礼にもほどがある。それにコロナウイルスに「スポーツの持つ力」がどれだけ役に立つというのか。根拠のない精神論しか言わない丸川珠代。

 そして菅義偉首相は、東京五輪開催の目的について「安全安心な大会を実現することにより、希望と勇気を世界中にお届けできる」。何かを語っているようで実は何も語っていない典型。「希望と勇気を世界中にお届けできる」どころか、世界中に変異種をばら撒き、感染拡大の不安をお届けするだけなのでは。度し難い。


6月6日(日曜日) 「愛党教育」

 大学の文章講座の授業で、中国人留学生の1人が中国共産党を褒めたたえる作文を書いてきた。中国共産党は中国人民の利益を代表するとして、最初から最後まで一貫して中国共産党の創立百年の歴史を賛美する内容だった。天安門事件や香港や台湾問題など、言いたいことは山のようにあるが、どういう意図でこういう題材を選んだのかわからないし、そもそもオンラインで議論するには限界がある話題なので、文法の誤りと日本語としておかしなところだけ添削した。

 そういう教育をずっと受けて育ってきたんだろうなあ。うーん、大学で文章の授業を担当して10年ほどになるが、初めてのケースだ。もちろん個人の主義主張や思想信条は、成績評価にも単位認定にも何ら反映されないのは言うまでもない。


6月9日(水曜日) 質問時間の浪費

 2年ぶりの党首討論まとめ。1)57年前の東京五輪の思い出を長々と語り出す菅義偉首相。相変わらず意味不明。2)立憲民主党の枝野幸男代表と共産党の志位和夫委員長の質問に、まともに答えない菅首相。いつものフレーズではぐらかす不誠実さ。3)わずか45分の質問時間を浪費する維新と国民民主。無駄すぎる。不要。


6月11日(金曜日) 電事連の印象操作

 「意見広告」と銘打った電気事業連合会のテレビCMが、原子力発電を露骨にプッシュしていてあざとい。石坂浩二が「環境に優しいエネルギーと言えば、何を思い浮かべますか?」と問いかけ、女性が「太陽光とか風力とか」と答えると、石坂が「地球温暖化を抑制するためには、再生可能エネルギーの拡大に加え、CO2排出量を減らす火力の効率化や、発電時にCO2を出さない原子力を、安全の確保を大前提に、バランスよく組み合わせることが必要だと考えます」と畳み掛けるのだ。

 地球環境保護を装いながら原子力発電の必要性を印象付けて、既成事実化を刷り込もうとする実に姑息なCMだ。最近、このCMが流れる頻度が増えている気がする。1時間のうちに3回も放送されるのを見たこともある。それだけ電事連も切羽詰まっていて必死なのかもしれない。


6月12日(土曜日) 衣替え

 これまで長袖シャツの袖をまくって半袖にして着ていたのだが、さすがにそれだと暑くなってきたので、遅ればせながらきょうから全面的に半袖シャツと入れ替えた。念のために1枚だけ長袖を残したけど、もう肌寒くはならないだろう(たぶん)。


6月14日(月曜日) 夕食難民

 ウインドウズでしか記入できない書類を作成するため、久しぶりに大学に行った。僕の担当はすべてオンライン授業なので、キャンパスに入るのは半年ぶり。一部の科目は対面授業もやっているとはいえ、それでも人が少なくて閑散としている。PCセンターで4時間以上かけて3200字ほどの文書を完成させた。マックなら半分以下の時間で済んだはず。やっぱりウインドウズは使いにくい。

 夜8時を大幅に回ってしまったので、駅前の飲食店はどこも閉店。ラーメン屋もカレー屋も牛丼屋も定食屋も、軒並み明かりが消えている。開いていてもテイクアウトのみ。夕食難民だよ。飲酒するわけじゃないのだから、食事だけを提供する店まで早仕舞いさせられるのは、改めていかがなものかと思うぞ。


6月16日(水曜日) 何が何でも五輪開催か

 観客上限1万人案も緊急事態宣言の解除方針も、まず東京五輪ありき。何が何でも絶対開催。五輪開催のためなら何でもやる。もうなり振りなんて構っていられない、ということだろう。IOCだけじゃなく日本政府も、日本国民の命と健康よりもずっと大事な、よほど美味しいものが背後にあるのだろうよ。

 いくらなんでも酷すぎないか。GoToなんちゃらによる感染拡大から何も学ばず、ちょこまかと緊急事態宣言と宣言解除を繰り返す。こんなことを続けて感染を抑えられるわけないじゃん。無為無策、無能にもほどがある。国会も閉じて、ダメ押しに東京五輪開催ときたもんだ。それでもまだ、スガ自民公明維新政権を支持するの?


6月17日(木曜日) 国民民主は隠れ与党

 連合の神津里季生会長は「立憲と国民民主が連立して政権構想を」と言うが、とんでもない。むしろ立憲は共産と組んだ方が、有権者の期待に応えられるのではないか。土地規制法に自公維新とともに賛成した国民民主は隠れ与党であり、不信感しかない。憲法観や原発政策も同様。そういう意味では連合も信用できない。

 立憲が国民民主と連立を組んだとしても、根本的な理念が異なるのだから、遅かれ早かれぐずぐずになって瓦解するのは目に見えている。そもそも国民民主と一緒では、スガ自公維政権に本気で対峙できるとは到底思えない。

 志を曲げず筋を通してこそ、有権者の信頼が得られると思うけどなあ。総選挙は待ったなし。立憲民主党と枝野幸男代表には、足踏みしている暇などないはずだ。


6月18日(金曜日) 無性に食べたくなる

 感染拡大防止のための神奈川県の休業張り紙を早々と剥がして、営業を再開している居酒屋が上大岡駅近くにあった。客は一人も入っていない。なんでまたそんなに先走っているのか謎だ。もちろん張り紙はそのままで休業中、という店が大半なんだけど。なし崩しになって制御不能状態になるのが何より怖い。

◇◇

 上大岡駅前のラーメン店に久しぶりに足を運んだ。豚骨醤油系だが、油ギトギトではなくあっさりしているので、たまに無性に食べたくなる。きょうがまさにその日だった。ほどよくスープに絡んだ麺を大きめの海苔で包んで頬張る。美味っ。客席のアクリル板設置など、感染防止対策もしっかりされているいい店だ。


6月20日(日曜日) ザルでデタラメ

 選手団9人のうち1人が陽性反応。当初はPCR検査でなく抗原検査だった。残り8人はホストタウンの大阪府泉佐野市にバスで出発したというが、この人たちは濃厚接触者ではないのか。同乗の一般客は隔離しなくていいのか。

 今に始まったことではないが、この国の水際対策は致命的にザルすぎる。これから何万人も五輪関係者がやって来るのに、杜撰にもほどがある。東京五輪と無理心中するつもりなのか。いい加減にしろ。今からでも遅くない。取り返しがつかなくなる前に東京五輪は中止すべきだ。

東京五輪へ来日のウガンダ選手団、1人がコロナ陽性判明(毎日)

https://mainichi.jp/articles/20210620/k00/00m/050/001000c

 イベントの観客上限は五千人だったのが、いつの間にか1万人に上積みされ、東京五輪とは関係ない基準と説明されていたはずなのにそれもなし崩し。ついに観客2万人と言い出した。非科学的な楽観論と利権だけが根拠の不透明な開催基準。こんなにデタラメばかりで、国民に対してまともな説明もしない不誠実な政府と組織委員会に、そもそも開催資格などない。何度でも言う。東京五輪は中止するしかない。

東京五輪の開会式、観客2万人を上限に検討(日テレ)

https://news.yahoo.co.jp/articles/b2bddb10243271b6665404ef884227883126ce60


6月25日(金曜日) アベスガ五輪執着の異様

 <「この状況を考えれば、中止も仕方ありません」「中止で支持率はマイナスになりません」。何人もの閣僚らが、この1カ月ほどの間に首相に五輪中止の決断を迫ったと証言する。だが、そうした声はみな退けられた>──。安倍晋三から連なる菅義偉首相の異様さが、とてもよくわかる今朝の朝日新聞1・2面の記事(「五輪は誰のため」ワッペン付き)=写真。

 国民の命と健康よりも五輪開催を最重要視し、固執し執着するアベスガの粘着性は、やはり尋常ではない。正気の沙汰とは思えない。「何人もの閣僚らが中止を迫った」ことだけがせめてもの救い。だれも何も言わなかったわけではなかった。とはいえ、もうだれも止められないということか。かつての自民党なら権力闘争が勃発したと思うのだが、もはやそんな「自浄作用」さえ働かないのか。

◇◇

 梅雨といえば、やっぱり紫陽花だな=写真。たたずまいそのものに風情がある。駅に向かう途中の緑がモリモリの小径で。


6月27日(日曜日) バッハ会長は来日するな

 東京五輪のために来日するIOCのバッハ会長らが、被爆地の広島や長崎の訪問を計画しているらしいが、とんでもない話だ。丁重にお断りしたいというより、むしろ断固阻止したい気分だ。私利私欲の五輪開催に被爆者を利用するな。五輪関係者を一般市民から遮断する「バブル」と言うなら、東京から動くなよ。そもそも五輪最優先のゴリ押しを続けながら、どのツラ下げて来日するつもりなんだ。厚顔無恥にもほどがある。日本にも来ないでほしい。


6月28日(月曜日) 中国共産党こそ人民の敵

 廃刊に追い込まれた香港紙「リンゴ日報」に対し、「違法行為は許されない」と香港当局や中国政府は非難するが、とんでもない。反社会的な法律を一方的に制定し、力づくで言論・報道を抑え込み、逮捕や資産凍結を繰り出す彼らの行為こそ無法そのもの。中国共産党こそ中国人民の敵だ。恥ずべき中国共産党政府に未来はない。


6月30日(水曜日) 何度でも言うが五輪は中止に

 そもそも「東京五輪中止」の世論が大きく盛り上がっていたはずなのに、いつの間にか、専門家も異論を唱える「観客1万人論」に論点がすり替わった。東京で感染再拡大が始まると「無観客もあり得る」と言い出した。問題の本質は観客数じゃない。無観客なら感染拡大が防げるわけでもない。何度でも言う。最善の感染拡大防止対策は「五輪中止」だ。そこが問題の核心だ。まだ間に合う。公正でも公平でもない東京五輪はいらない。


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