●改行ばかりの毎日社説●スペインに逆転勝利●実名報道●なぜ子ども相手の仕事に?●それでも立憲は賛成するのか●アカウント削除や凍結の謎●来春からすべて対面授業に●増税でも防衛費増に賛成するのか●しっかり考えて●卓上カレンダー●レイザルさんの「レシピ」漫画化●味も量も値段も●<お騒がせの「あの人」>とは●前提がおかしい●虫がよすぎる●強引すぎる「マイナ保険証」●乱暴すぎる「原発政策転換」●丸メガネを新調●「適材適所」だったのでは?●民意無視の「偽装民主国家」●金沢文庫の食堂●丸メガネ●チゲカルビ定食●年賀状の版下作成●●●ほか
12月1日(木曜日) 改行ばかりの毎日社説毎日新聞の社説は変だ。800字ほどの文章に段落が14もある。どの社説もほとんどワンセンテンスごとに改行しているのだ。文章のまとまりを示すのが段落なのに、段落として成立していない。読みにくいし論理的でもない。酷い文章構成だ。学生の下手くそな作文みたいで、内容が全く頭に入ってこない。
もちろん内容そのものは真っ当なものは少なくないのだが、とにかく文章構成が最悪だ。これではとてもではないが、文章の「お手本」として学生に示すことはできない。読みにくくて分かりにくい悪文の例、反面教師としては、むしろ好都合の教材かもしれないけれど。
論説記事ではない長めの一般記事でも、ほとんどワンセンテンスごとに改行しているのを毎日新聞で見たことがある。段落構成を無視した改行ばかりのポエムみたいな文章をおかしいと思わず、真似する若い記者や読者が後に続くのを恐れる。
そういえば1面のコラム「余録」の文章は酷いと、少し前に記者仲間で話題になった。毎日新聞の論説委員室はどうなっているのだろう。何を考えているのだろう。心配になる。
12月2日(金曜日) スペインに逆転勝利サッカーW杯スペイン戦。前半10分でスペインに1点を取られてから、テレビを消したり付けたりして見ていた。パスは通らないし、すぐにボールを取られちゃうし、ボールはずーっとスペイン側の支配下で、だけどそれでも逆転勝利しちゃうんだなあ。サッカーって何があるか分からないね。日本、決勝トーナメント進出、おめでとう!
ガッカリしたりハラハラしたりしなくて済むように、もうちょっとだけ余裕で試合が見たいなあ。でもまあ、そんな楽勝の試合なんてないか。もちろんどの選手も果敢に戦ったとは思うが、三笘薫、堂安律、田中碧の果敢な切り込みが見事すぎる。
それにしても生中継したフジテレビの実況アナウンサーが、「この試合で引き分けなら日本の決勝トーナメント進出は……」ってずっと言い続けていたのが、ものすごくウザくて鬱陶しかった。逆転した試合の最中なんだから、そのまま勝つことを前提に実況しろよ。「引き分けだったら」なんてしつこく言わなくていいのに。マジで不快だった。
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安全保障政策の大転換となる敵基地攻撃能力(反撃能力)の保有に、自民・公明が合意。明らかに「専守防衛」を逸脱する。極めて抽象的で曖昧な「敵基地攻撃能力」を「反撃能力」と言い換えること自体が詭弁だ。そんな危うい「敵基地攻撃能力」を認めてしまったら、際限なく拡大解釈されていくことになる。このような安保政策の大転換を、自公が一方的に進めることが何より危うい。
日本は防衛費と防衛体制を必要最小限に抑えて、専守防衛に徹するべきだ。そもそもこの国に軍事予算を増やす余裕などないだろう。
12月5日(月曜日) 実名報道保育士が低賃金で待遇が悪いのは事実だが、だからと言って園児への暴力や虐待が許されるはずがない。職場環境が悪いことと犯罪は全く別の問題。しかも内部告発者らに保育園側が圧力をかけて隠蔽工作するなど論外だ。このような犯罪保育士や理事長には金輪際、二度と子ども相手の仕事をさせてはならない。
法的にはもちろん推定無罪の原則と適正手続きが適用されるべきだが、証拠がほぼ揃っていることを前提とするならば、猥褻教師や虐待保育士らが再就職先で再犯するのを防ぐためにも、顔と実名を出して報道するのは必要だと考える。社会人として生きることを否定しているのではない。子どもを相手にした仕事に従事させてはならないということだ。
ちなみに僕は記者としても一人の市民としても、原則として実名報道すべきだという立場だ。警察権力が公権力を行使し、いつどこで誰をどういう根拠と法律で逮捕したという事実は、主権者たる市民に知らせる必要がある。そこが隠されてしまうと、権力の暴走がチェックできなくなるからだ。知らないうちに友人知人が忽然と姿を消す。そんな社会がまかり通っては、たまったものではない。晒し者にして、私的制裁するための実名報道では断じてない。
12月6日(火曜日) なぜ子ども相手の仕事に?静岡県裾野市の女性保育士3人の園児への暴行虐待。「コロナの影響で業務が増えストレスを感じ冷静な判断ができなかった」。保育の現場がどんなに多忙であったとしても、それが園児虐待の言い訳になるはずがない。「冷静な判断」以前の問題だ。1歳児を逆さ吊りにしたり頭を叩いたりするかね。なんで保育士になったの?
富山市の認定こども園でも、20代の女性保育士2人が園児に暴行。「暴行や犯罪に当たるとは思わなかった」。1歳児を逆さ吊りにして小突く行為が、暴行や犯罪でないわけがないだろう。そもそも保育士、子どもを相手にする仕事に従事すべきではなかった。不適格者に免許を与えたこと自体に問題がある。
なんで保育士になったんだろう。子どもを相手にしないほかの職業に就けばいいではないか。保育士として不適格なのが問題なのであって、社会人として生きることを否定しているのではない。不適格な人間を子どもを相手にする仕事に従事させてはいけない。もちろん保育の現場の職場環境や待遇の早急な改善が必要なのは、言うまでもないのだが。
保育の世界だけの問題ではない。学校、医療、法曹、政治、メディアの世界にも、どうしてその仕事に就いているのか、はなはだ疑問な「不適格者」が大勢いる。重大な問題を起こしても同業の別の職場に再就職して、懲りずに再び同じような仕事に従事している。全く別の仕事をすればいいのに。
12月7日(水曜日) それでも立憲は賛成するのか統一教会の被害者救済法案が成立の見通し。衆院の参考人質疑で立憲民主党が推薦した弁護士が「(この法案の内容では)ほとんど役に立たず意味がない」と述べているのに、それでも立憲は賛成するのかよ。自公が寄付勧誘を禁止規定とせず「十分な配慮義務」としたのを、「一歩前進」とは詭弁でしかない。笑止千万。
ほらねやっぱり。自民党は本気で統一教会の被害者を救済し、統一教会に決定的ダメージを与える法案を作る気なんて、さらさらないんだよ。本気だったら禁止規定を明記するはず。にも関わらず早々と与党案に賛成した維新や国民民主党に引きずられ、賛成に回った立憲民主党にもほとほと呆れた。
明らかに「専守防衛」を逸脱する「敵基地攻撃能力」(反撃能力)の保有や、防衛費の増額についても、立憲民主党は賛成する方向なんだっけ。何を考えているんだろう。正気の沙汰とは思えない。
12月8日(木曜日) アカウント削除や凍結の謎ツイッターを利用している周りの多くの人たちが次々と、アカウントを削除したり凍結されたりしているのだが、何が起きているのだろう。マスク氏が何かやろうとしていることの影響なのか、ツイッターの終わりの始まりなのか。なんだかよく分からんが不気味。
12月9日(金曜日) 来春からすべて対面授業に勤務先の大学の来年度の開講科目はすべて対面授業と決まった。ようやく心から解放感が味わえる。オンライン授業にも利点はあるが、授業準備のためにスキャンしてPDF資料を作ってアップし、いちいち入力する作業は本当に煩わしく、時間と労力を無駄に費やされて疲労困憊するんだよなあ。
普通に授業をするだけなら別になんともない。でも、対面だと口頭で伝えれば済むことをオンライン授業ではいちいちデータ化して入力し、サイトにアップしなくてはならない。それが面倒で鬱陶しい。
教室での対面授業だと学生も質問しやすいだろう。来春オープンする関内キャンパスでも講義を担当するので、真新しい教室で学生の顔を見るのがちょっと楽しみだったりする。
12月10日(土曜日) 増税でも防衛費増に賛成するのか防衛費増額の財源として1兆円増税する方針を示した岸田文雄首相の発言に対し、高市早苗・経済安全保障担当相が批判。明白な閣内不一致。首相は今夜の記者会見で解散総選挙を否定したが、支持率下落の起死回生策として、実は「増税を掲げて信を問う」との名目で解散したいのではないのか。
統一教会汚染、相次ぐ閣僚辞任、泥沼の東京五輪汚職、不況に増税とくれば、本当は自民党はボロ負けしておかしくないはずだが、野党がバラバラでグダグダの今なら負けない、と岸田首相らが考えていても不思議ではない。
僕は防衛費の増額にも増税にも反対だ。防衛費は今ある財源の中でやり繰りするべきで、増税なんてとんでもない。だからこそ岸田首相が防衛費の財源に増税を示したのは、ある意味「正直」でよかった。税負担が増えてもそれでも防衛費増を本気で支持するのか、国民に突き付けることになるからだ。そもそも生活を犠牲にする軍拡などあり得ない。本末転倒だ。防衛費の大幅増額にも大増税にも、断固反対の声を上げ続けたい。
12月11日(日曜日) しっかり考えてこのご時世に増税され、教育や福祉予算は減額され、年金支給額も減らされて、それでもあなたは本当に防衛費増額に賛成ですか? 現状維持ではダメですか? 世論調査や街頭インタビューに「防衛費増額に賛成です」と答えた人たち、今一度しっかり考えてみてください。
12月12日(月曜日) 卓上カレンダー特別付録の「SPY×FAMILY」の卓上カレンダーが欲しくて、生まれて初めて雑誌「non・no」を買った。テレビアニメ版のファンだけど、原作漫画の絵を使ったアーニャとヨルさんと犬のボンドもすごくかわいい。癒される。アーニャ役の声優・種崎敦美さんのインタビュー記事も面白かった。
12月13日(火曜日) レイザルさんの「レシピ」漫画化友人の藤井満さん(元朝日新聞記者)が亡き妻・レイザルさんの遺した料理指南(レシピ)と思い出を綴った「僕のコーチはがんの妻」が、漫画になった。「ビッグコミックオリジナル」1月増刊号で連載が始まった。「424日、軌跡の鬼レシピ」(作・門脇正法、画・佐藤智一)。巻頭カラー。
12日発売なのに書店やコンビニを探しても増刊号が店頭になくて、やっと1冊見つけた。漫画は想像していたのと少しイメージが違ったのでちょっと戸惑ったけど、藤井さんも「原作通りではなく新たなフィクションにしてくれるなら」と要望したそうだし、連載の初回だからまあこういうものなのかも。3月増刊号(来年2月10日発売)の次回にも期待。
12月14日(水曜日) 味も量も値段も上大岡駅近くの町中華で、ランチのホイコーロ定食を食べた=写真。ボリューム満点。味も申し分なく、甘辛味噌ダレが豚肉やキャベツやピーマンによく絡んで美味しい。玉子野菜スープも優しい味で、これまたやはり量が多い。デザートに杏仁豆腐も付いて税込700円は安い。ものすごくお得感がある。「安くて美味しい」の見本のような店だ。オススメ。
12月15日(木曜日) <お騒がせの「あの人」>とは安倍晋三死去に伴う衆院山口4区の補欠選挙で、安倍後継に杉田水脈浮上。正気の沙汰じゃない。狂気。それより毎日の記事の書き方、<お騒がせの「あの人」を擁立>とはふざけるにもほどがある。読者を馬鹿にしているのか。そんな「お騒がせ」なんて茶化して笑わせるようなフレーズでなく、<差別発言を繰り返し、反省も謝罪もせず、国会答弁でも開き直る「あの人」を擁立>とはっきり書けよ。
→安倍氏後継に杉田水脈氏?昭恵さんの擁立断念、衆院補選の人選難航(毎日)
https://mainichi.jp/articles/20221213/k00/00m/010/329000c
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防衛費増額のための増税に、東日本大震災の復興特別所得税を転用するのは論外だが、「増税するなら国民に信を問うべきだ」との声が出るのは「シナリオ通り」なのかと思えてくる。今ここで解散総選挙をしても自民党は負けない(野党は勝てない)。そうなれば「選挙で支持を得た」ことになってしまう。
解散総選挙で自民党が勝てば、増税も防衛費増額もやりたい放題になる。そもそも防衛費増額は本当に必要なのか。そんな余裕がこの国にあるのか。国民の生活を犠牲にしてまで軍拡の必要があるのか。現状維持ではなぜダメなのか。増額の是非はもちろん内容についても、それこそ国会で時間をかけてしっかり議論すべきなのに。
12月16日(金曜日) 前提がおかしい防衛費増額(軍拡)は本当に必要なのか。防衛力は必要だが、なぜ教育や福祉予算を疎かにして、43兆円もの防衛費増額を今ここでしなければならないのか。どうして防衛費増額(軍拡)を前提に、増税などの財源確保が議論されているのか。前提がおかしい。そもそもなぜ国会を開いてしっかり議論しないのか。
アベスガ政権以降、この国の政府与党は国権の最高機関である国会をものすごく軽んじて、蔑ろにするようになった。憲法を愚弄し踏みにじり平然と無視するのも同じだ。その姿勢は岸田政権でも全く何も変わらない。民主主義国家として異常としか言いようがない。
何度でも言う。日本は専守防衛に徹するべきだ。現状でも自衛隊は十分に機能している。防衛費増額(軍拡)は不要。国民の生活を脅かす増税も国債も必要ない。
12月18日(日曜日) 虫がよすぎる岸田内閣支持率25%、政権発足以降で最低、毎日新聞世論調査。防衛費増額に賛成は48%で、反対の41%を上回った。それなのに防衛費増額の財源として増税に賛成23%、反対69%。社会保障費などを削ることに賛成は20%で、反対73%を大幅に下回った。
軍拡支持だが増税反対なんて、そんな虫のいい話があるか。防衛費増額に賛成するなら、増税と社会保障費などの削減は受け入れるしかないんだよ。何の犠牲もなく防衛費だけ増額なんてできるわけがない。自分の生活費や小遣いの収支を考えれば、小学生でも分かる話だろう。覚悟もないのに防衛費増額に賛成なんて言うな。防衛費は現状維持で十分。今ここで軍拡して防衛費を増額する必要はない。
→岸田内閣支持率25%、政権発足以降で最低、毎日新聞世論調査(毎日)
https://mainichi.jp/articles/20221218/k00/00m/010/092000c
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与党政治家が私服を肥やさず、税金が無駄に使われなければ、教育や社会保障費はもっと充実させられるはず。森友や加計問題でどれだけ我々の税金がかすめ取られたことか。東京五輪汚職も同じ。納税者であり主権者たる日本国民は、税金の使われ方に無頓着すぎるし、与党政治家の背信行為に無関心すぎる。
12月21日(水曜日) 強引すぎる「マイナ保険証」政府は従来の健康保険証での受診料を、来春から値上げする方針(共同)。「マイナ保険証」を持たないと負担が重くなる。そもそもマイナンバーカードの取得は任意のはず。それを一方的に反故にして、事実上の義務化を強引に押し進めるなんて。どうしてこんなことが許されるのか。憤りしかない。
国会での議論も適正手続も丁寧な説明もなく、民主主義というレールから完全に外れて、主権者たる国民を愚弄しながら暴走を続ける岸田内閣。
12月22日(木曜日) 乱暴すぎる「原発政策転換」政府は、原発の新規建設や60年以上の運転延長などを盛り込んだ基本方針をまとめた(朝日)。福島原発事故後の政府方針を大転換し、原発を最大限活用するそうだ。こんな重要なことを国会での議論もなく、拙速かつ乱暴に決めてしまうなんてとんでもない。
電力会社の杜撰でデタラメで不誠実な運営体制や、放射性廃棄物の処理さえままならない現実、さらに廃炉や廃棄物処理を考えれば経済効率も悪く、安全性にも疑問がある原発の実態に目を向けようとせず、目先の利益しか見ずに「原発を最大限活用する」なんて、暴論としか言いようがない。愚かすぎる。
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阪大の運動部で20歳未満の10人が飲酒。急性アルコール中毒など健康被害は確認されていないが、大学は部を無期限活動停止に(毎日)。危険な一気飲み強要は論外だけど、大学生になったら新歓コンパなどでみんな普通に飲酒するよなあ。昔も今もどこの大学でも。僕もそうだったし。
12月23日(金曜日) 丸メガネを新調丸メガネを新調した。これまで折りに触れていくつも眼鏡店を覗いてきたが、丸メガネはどこもほとんど扱っていない。そんな時に丸メガネを多数揃えて調整技術を磨く「丸メガネ研究会」をテレビで知り、横浜にも会員店があることが分かった。年内の講義がすべて終わったので覗いてみる。とても小さな店舗なのに豊富な品揃えに圧倒された。
いくつか勧めてもらったフレームの中で、一目惚れというか第一印象で気に入ったものを選択。たっぷり2時間かけて丁寧な検査と調整をしてくれた。値段も高過ぎずお手頃だった。年内には受け取れるとのことなので、新たな気持ちで新年が迎えられそうだ。
12月26日(月曜日) 「適材適所」だったのでは?岸田文雄首相は、政治資金疑惑や統一教会問題を追及されていた秋葉賢也復興相を更迭する方針を「ようやく」固めた。岸田内閣で閣僚交代は4人目。差別発言を繰り返し開き直っていた杉田水脈総務政務官も更迭させる方針だという。岸田首相は先月30日や今月2日の参院予算委で杉田水脈について、「適材適所」「職責を果たすだけの能力を持った人物。引き続き職責を果たしてもらいたい」などと答弁していた。ふざけた内閣だ。国民を愚弄するにもほどがある。
杉田水脈は根強い差別意識と偏見に凝り固まった確信犯。独自の「信念」に基づいた暴言を繰り返す根っからの差別主義者なのだから、謝罪も撤回も反省もするはずがない。分かりきったことなのに、そんな異常な人物を総務政務官に任命する岸田文雄首相も、まともではないし首相の器でもない。
岸田首相は自身の任命責任をどう考えているのか(たぶん何も考えていないのだろう)。総務政務官に任命した時点で論外だったのだが、そもそも杉田水脈のような品性下劣な人物を国会議員に仕立て上げて、しかも比例区で厚遇し続けた安倍晋三元首相にこそ最大の責任があるのだが。度し難い。
12月27日(火曜日) 民意無視の「偽装民主国家」「国権の最高機関」たる国会を開かず議論もせずに、重要な政策を一方的に決めてしまう。それがあろうことか、原発の新規建設や運転期間延長、専守防衛の事実上の放棄、防衛費の大幅増額(軍拡)プラス大増税ときた。いずれもまさかの政府方針の大転換である。民意を完全に無視した岸田自民党の姿勢は、戦前の独裁体制を想起させる。こんな民主国家があるか。実態は「偽装民主国家」でしかない。
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昼の情報番組(ワイドショー)を見ていたら、「防衛装備拡充にはだれも反対しないのだから」と防衛費の大幅増額を大前提であるかのように話が進められていた。仮に大勢が賛成だとしても、だれも防衛費増に反対しないなんてことはなかろう。とんでもない情報操作だ。エセ政治記者の太鼓持ちスシロー、お前のことだよ。悪質な世論操作にもほどがある。目の前に大幅増税を突き付けられたら防衛費増額(軍拡)の支持はトーンダウンして、反対の声は間違いなく大きくなるだろう。戦争や軍拡を煽るな。
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TBSは早々と「年末進行」とやらに移行したらしく、昨夜のタイムテーブルから「news23」が消えてしまった。ニュース番組をただ流せばいいわけではもちろんないけれども、せめて仕事納めまでは放送を続けなよ。本当に「報道のTBS」を放棄しちゃったんだなあ。テレ朝の「報道ステーション」の後は、ほとんどチャンネルを合わせることのない日テレの「news zero」を仕方なく見ている。
恐ろしいほどつまらないな、日テレの「news zero」。驚いたのは番組が始まってから40分以上も経って、ようやく秋葉賢也復興相と杉田水脈総務政務官の辞任(更迭)のニュースを伝えたこと。それもわずか1分間ほど。仕方なく見たけど苦痛以外の何ものでもない。酷すぎる。
12月28日(水曜日) 金沢文庫の食堂町中華やラーメン屋、定食屋、居酒屋などの飲食店がひしめく金沢文庫すずらん通りの食堂で、サバ塩焼き定食(マグロのブツ付きのセット)を食べた=写真。魚屋直営店だそうで、脂が乗ったサバは塩加減もちょうどよくて美味しい。ご飯の量も多くて満腹になった。金沢文庫駅の東口に、こんなに飲食店が集まっているなんて知らなかったなあ。毎日の食事に困らないから学生は助かるだろう。選択肢がたくさんあるのはいいことだ。
12月29日(木曜日) 丸メガネ新調した丸メガネを受け取った=写真。ぴったりフィットしてかけ心地がとてもいい。それに、これまでかけていたメガネよりもかなり軽いのは何よりも助かる。鼻や耳にかかる負担が軽減されるだけで、違和感はかなり払拭される。いい感じ。
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(日本国内の政治状況について)言いたいことが言えない、伝えるべきことが伝えられない時に、NHKはドラマ仕立てにしたり、よその国(中国やロシア)の政権の醜悪さを批判したりする形で遠回しに伝えようとする。NHKなりの工夫なのかもしれない。最近はそんなふうに善意に解釈してもいいかなと思える心境になってきた。NHKがそこまで抑圧された報道機関であること自体が、かなり異常なのだけど。数少ない良識派の涙ぐましい工夫は工夫として、プラスに読み取ってあげよう。
12月30日(金曜日) チゲカルビ定食久しぶりに松屋に入って、牛キムチチゲカルビ定食(半熟卵、ご飯特盛)を食べた=写真。牛キムチチゲに半熟卵を入れると、辛さがグッとまろやかになってさらに美味しい。バーベキューソースを絡めたカルビと、熱々のチゲを交互に頬張るとご飯がモリモリ進む。特盛(値段は変わらず)にして正解だった。寒い日にはピッタリのメニューだ。
12月31日(土曜日) 年賀状の版下作成今年も年末ギリギリに年賀状の版下を作成。そしていつものように、印刷は新年になってからだな。相変わらず、やれやれ、とほほである。