身辺雑記2023年10月

 身辺雑記 

by totoropen (OOKA Minami)


2023年10月1日〜10月31日

●macOSをアップグレードするも2〜4●ジャニーズ再会見も酷かった●神座の牛すき月見ラーメン●「一社一問」の異常●macOSをダウングレード●再設定● 「ダウングレード顛末記」掲載●イスラエルの行為は「テロ」ではないのか?●北海道味噌ラーメン●迷惑メールの選別●今期テレビアニメ評●警笛●金目鯛らぁ麺●「テロリスト」と呼ばない英BBC●落差●20時間分の受信メール消滅●トマトらー麺●「還元」●「Time Machine」●普通の中華そば●なぜ「ハロウィーン期間中」だけ●「生活必需品」の消費税をゼロに●「無差別空爆」こそ殺戮テロ●日大執行部の隠蔽体質を断罪●●●ほか


10月1日(日曜日) macOSをアップグレードするも2

 【9月30日付からの続き】八方塞がりになったので、アップルサポートにSOSの電話をする。1時間以上も丁寧に対応してくれたが、原因の特定には至らず事態も変わらず。結局、初期化しかないのかなあと覚悟を決める。エラーが頻発する直前に、手動でテキストファイルや画像や動画などのデータはコピーしたものの、メールの送受信データ、宛名職人の住所録などのバックアップはできていない。これはもう諦めるしかないのかなあ。Macの切り札「タイムマシーン」を起動していなかったのが悔やまれる。【10月3日付に続く】


10月2日(月曜日) ジャニーズ再会見も酷かった

 ジャニーズの会見は2回目も酷かった。そもそも社名変更で済むような話ではないし、会社側も司会も質問側も度し難いカオス。当たり障りのない生ぬるいことしか聞かない記者、自分の意見を延々と述べる自称記者。一社一問(一人一問)に固執して再質問させない司会者。抽象的で具体性に欠けた説明に終始し、質問の答えをはぐらかすジャニーズの幹部2人と弁護士。

 性被害の実態も、メディアへの圧力も、退所者に対する不当な妨害や嫌がらせについても、何ら具体的な説明をしない。ジャニーズ問題は、ジャニー喜多川だけの個人犯罪ではない。姉や事務所スタッフも含めた組織ぐるみの犯罪で、そこも何一つ明確に説明されていない。

 ジャニーズの名前をすべて捨てて解体し、被害者補償する会社は社名を変更して将来は廃業するという。だがその整理会社の社長と、プロデュースやマネジメント業務を行う(エージェント)新会社の社長が同一人物であることが、そもそも解せないし違和感しかない。

 「ジャニーズ事務所を解体し廃業する」「タレント育成とマネジメント業務からは完全に撤退する」と言いながら、新会社を設立してマネジメント業務を行うのはおかしくないか。どこが「解体」で「完全に撤退する」のかさっぱり分からない。所属タレントが揃って独立し別事務所に移るなら筋は通ると思うが。


10月3日(火曜日) macOSをアップグレードするも3

 【10月1日付からの続き】きのう2日は、朝から午後7時半まで断続的にアップルサポートの計4人のオペレーターからアドバイスを受ける。移行アシスタントで再インストールしようとしても、起動時にエラーが何度も続く。画面共有でマシンの状態を見ながら作業を繰り返してもらうも、事態は変わらず。もしかしたらHDに問題があるかもしれないということで、専門店で直接診てもらったほうがいいと言われる。なんだかなあ。横浜駅前のアップルの正規修理代理店に持ち込むことに。その場で予約を入れてもらった。

 そしてきょう3日。横浜駅前にあるアップルの正規の修理代理店にMacBook Proを持ち込む。1時間ほど丁寧に対応してくれた。診断結果はHDに問題はないとのことで一安心したが、この店は物理的修理が専門で、Montereyへのダウングレードは経験がないから難しく、初期化してベンチュラを再インストールするところまではできるとのことだった。とりあえずそれでお願いした。【10月4日付に続く】

◇◇◇◇◇

 パソコンを修理に出した帰りに、横浜ジョイナス地下の「神座(かむくら)」で、牛すき月見ラーメンを食べる=写真。白菜たっぷりの通常版に、甘辛の牛すきと生卵が乗っている。甘しょっぱいスープに合う。さっぱりした味わいで美味しい。


10月4日(水曜日) macOSをアップグレードするも4

 【10月3日付から続く】金沢八景キャンパスの授業が終わるとすぐに横浜へ。横浜駅前のアップル正規修理代理店でMacBook Proを受け取る。「Montereyへのダウングレードをやってみたが、やはりうまくいかない」とのことで、川崎のアップルストアに持ち込むことを勧められた。そこならアップルの専門スタッフが常駐しているので、問題なくダウングレードしてもらえるはずだという。たまたまこの日に受付枠が空いていたので、その場で予約を入れてもらった。

 その足で川崎へ。アップルストア川崎にMacBook Proを持ち込む。えらく広くてオシャレなレイアウトの店内。客層もハイソな雰囲気を漂わせていて、なぜか思わず緊張してしまう。わずか20分ほどの説明と診断であっさりと、問題なくダウングレードできると自信満々に即答された。3日ほど時間がかかるので預けることに。なんともあっけない。【10月7日付に続く】


10月6日(金曜日) 「一社一問」の異常

 不誠実極まりないジャニーズの「記者NGリスト」。これが論外なのは言うまでもないが、そもそも会見の運営をPR会社(コンサル)に任せること自体がおかしい。まともに説明し反省する気など鼻からないのだろう。「一社一問」(一人一問)の一方的な「ルール」もあり得ない。どこまでも嘘と隠蔽と誤魔化しだらけの反社会的組織が、どう反省して解体し出直すというのだろう。

 担当しているジャーナリズムの複数クラスの冒頭で、2週続けてジャニーズ会見の異常さに触れる。記者側にも事務所側や司会者(運営)にも問題が多かったが、特に「一社一問」ルールの問題点を詳しく説明し、メディアの役割を考える導入とした。学生の関心は高くて食い付きもいい。講義内容に共感する声が多く寄せられた。


10月7日(土曜日) macOSをダウングレード

 【10月4日付から続く】アップルストア川崎でMacBook Proを受け取る。初期化してダウングレードも問題なく完了したとのこと。しかも無料。うーん、最初からアップルストアに持ち込んで相談すればよかったなあ。そうすれば余計な時間と労力を使わずに済んだのに。それにしても土曜日だけあって、広い店内は客でごった返していた。圧倒される。


10月8日(日曜日) 再設定

 MontereyにダウングレードしてもらったMacBook Proを起動。新しいアカウントを改めて作って、システムやネット環境などを一つ一つ再設定していく。dockのアイコンの動き方からフォルダの表示方法まで、これまで使っていたのと同じような状態にするのは大変だ。とにかくものすごく面倒臭い。

 「メール」を立ち上げると、プロバイダのサーバーに残っていた約1カ月間の受信メール1500件ほどが一気に流入し、それを仕分けして削除する作業はさすがにうんざり。さらに「迷惑メール」の選別も一から覚えさせなければならず、頭がくらくらして気が遠くなる。

 幸いなことにSafariの履歴やブックマーク、ユーザー辞書などはなぜか残されていたし、手動でコピーしておいた「メール」や「宛名職人」の過去データの読み込みは無事成功。シリアル番号やアドレスやパスワードをいちいち入力して設定する作業が続くのはうんざりだ。でもまあなんとか復旧できたのはラッキーなわけで、データを整理して整頓する機会になったと考えれば、前向きに捉えられるかも。

 【おことわり】パソコンが使えなかった9月28日付から10月8日付までの「身辺雑記」を、まとめて更新しました。


10月9日(月曜日) 「ダウングレード顛末記」掲載

 「サードインパクト」に「MacOS Monterey ダウングレード顛末記」を掲載しました。「Ventura 」から「Monterey」へのダウングレードを試みた際のトラブルと、MacBook Proが正常に動作しなくなった顛末をまとめました。2023年9月29日付から10月8日付までの「身辺雑記」を抜粋し再編集したものです。


10月10日(火曜日) イスラエルの行為は「テロ」ではないのか?

 パレスチナ自治区とイスラエルの「戦争」。TBSの昼の情報番組「ひるおび」で司会の恵俊彰氏は、イスラム組織ハマスのイスラエルへの大規模攻撃を「テロ」「テロ行為」と何度も繰り返した。だとしたらパレスチナ自治区やガザ地区に対するイスラエルの空爆や理不尽な圧力や封鎖も、同じように「テロ」と呼ぶべきだろう。

 電気も水道も食料も燃料も普段通り享受しているイスラエルと、日常生活が著しく制限され劣悪な環境での生活を強いられているパレスチナの難民らと。片方の行為だけを「テロ」と決めつけて、メディアが一方的に伝えていいのか。少なくとも「報道」のあり方として強烈な違和感がある。それがワイドショー(情報番組)だとしても。そもそも他民族の土地に「イスラエル」という国家を、一方的に勝手に強引に作り上げた行為の正当性はどこにあるのか。まずはそこからきちんと伝える必要があるはずだ。


10月11日(水曜日) 北海道味噌ラーメン

 金沢八景キャンパスの授業で、「逮捕=犯人」とは限らないことを、捜査から起訴、裁判の流れ、誤審、証拠の捏造、再審の難しさなどを踏まえてざっくり説明。学生の食い付きはすこぶるよくて、「これからは先入観を持たずにニュースを見ます」と口を揃えるのだが、でもしばらくすると忘れちゃうんだよなあ。

◇◇◇◇◇

 金沢八景のイオン地下の「北海道味噌あさ陽」で、北海道味噌ラーメンを食べた=写真。初めてなので、最も安くてオーソドックスなメニューを選択。760円の値段だとまあこんなものかなという、まあまあの味。もやしなど野菜はもう少ししっかり炒めてほしかったけど、スープと味卵は美味しかった。


10月12日(木曜日) 迷惑メールの選別

 MacOSをダウングレードしてから、Macの「メール」に迷惑メールの選別を再教育している。必要なメールを「迷惑フォルダ」に仕分けする動作が続いていたが、ようやく落ち着いてきた。それでもまだ「迷惑フォルダ」に大事なメールが紛れ込んでいることが、たまにある。しっかり学習して前のように機能するには、もうしばらくかかりそうだ。


10月13日(金曜日) 今期テレビアニメ評

 【今期テレビアニメ評】◎葬送のフリーレン(日テレ)、◎SPYXFAMILY2期(テレ東)、◯柚木さんちの四兄弟。(MX)、◯冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた(MX)、◯経験済みなキミと、経験ゼロなオレが、お付き合いする話(MX)、△聖女の魔力は万能です2期(MX)、△16bitセンセーション(MX)、△ミギとダリ(MX)。

 いつものように今期の新作の1話は一応、ほとんど視聴してみた。今期も不作揃いなのかなと不安だったけど、それなりにそこそこ面白い作品があった。


10月15日(日曜日) 警笛

 午後7時になる少し前から、横浜港の方から船舶の警笛が何回も聞こえてきた。何かあったのだろうか。事故か、それともどこかの歓迎セレモニーなのか。ずっと鳴らしていたので気になる。駅前の「隠れ家」に4時間ほどこもって学生の作文添削。ほぼ完了。


10月16日(月曜日) 金目鯛らぁ麺

 元他社の先輩記者の皆さんと、横浜駅前の高層ビルの25階で久しぶりに飲んだ。コロナ禍明けのそれぞれの近況報告のほか、新聞社はじめマスコミ各社の厳しい状況などを情報交換。時折、大爆笑しながら大いに話が弾む。とても勉強になったし、楽しかった。ありがとうございました。次は忘年会でぜひ。

◇◇◇◇◇

 横浜駅近くの「金目鯛らぁ麺鳳仙花」で、「金目鯛らぁ麺」を食べた=写真。澄んだスープから潮の香りがフワッと立ち上がってくる。あっさりしているが、金目鯛の出汁がしっかり効いている。コシのある麺とチャーシューもとても美味しい。酒を飲んだ後の〆として、申し分ない選択だった。


10月17日(火曜日) 「テロリスト」と呼ばない英BBC

 イスラエルと戦うイスラム組織「ハマス」を、英BBCは「テロリスト」と表現しない。英政府などは「テロリスト」と非難するが、BBCは「武装勢力」などと表現して伝えている。「公平さを損なう」「テロリストといった言葉は理解を助けるよりも妨げる可能性がある」との編集ガイドラインに基づくという。「我が国は」「我が軍は」といった主語を使わず、「英国は」「英国軍は」と伝え続けた判断に通じるBBCの姿勢を、強く支持する。


10月18日(水曜日) 落差

 どういうわけか経営学部の学生は遅刻や私語が多い。同じ内容の講義なのに、別クラスの経済学部の学生は1回目の講義の際に1度注意したが、その後は遅刻や私語はほとんどない。しかも多くの学生が真剣な眼差しで熱心にメモも取っている。うーん、この違いはどういうことだろう。受講生はどちらも2年生以上でそれぞれ100人ほどなんだけど。

 遅刻や私語はほかの学生の集中力を削ぎ、真面目に講義を聴きたい学生の権利を侵害する。断じて容認できないと説明したはずだが(シラバスにも明記してある)、先週の経営学部の講義はあまりにも遅刻が多かった。仕方ないので、学生証をかざして出席登録する際、授業開始から10分過ぎると遅刻表示されるように教務に依頼した。さてどうなることやら。


10月20日(金曜日) 20時間分の受信メール消滅

 きのう19日未明からほぼ丸一日、メールの受信ができなくなった。講義の合間にプロバイダーのサポートセンターに相談すると、サーバーの容量超過が原因と判明。古いメールデータを手作業で削除し昨夜復旧したが、19日午前0時半ごろから同午後8時半ごろまで約20時間の間に届いたとみられるメールは、すべてサーバーから弾かれ消滅してしまった。

 迷惑メールやゴミメールなら問題ないけど、重要なメッセージが送られていた可能性もある。大学や仕事関係などには一応確認した。心当たりのある方は、お手数ですが再送信していただけるとありがたく存じます。


10月22日(日曜日) トマトらー麺

 ジョナサンで「野菜の恵みトマトらー麺」を食べた=写真。美味しい。ファミレスでこんなに美味しいラーメンが味わえるなんて。うれしい驚き。チキンとポークとトマトの酸味のあるスープが食欲をそそる。ナスやブロッコリーといった野菜のほか、蒸し鷄、チーズなどの具材も豊富で食べ応えがある。お好みで粉チーズのトッピングも。満足。


10月23日(月曜日) 「還元」

 我々の税金を「還元」って何なんだよ。税金は政権政党・岸田自民党の私財ではない。国民のものなのだから、「減税」や「給付」の形で返すのなら「返還」って言えよ。そしてNHK。政府与党の発言として伝えるならいざ知らず、地の文で「国民への還元について」などと無批判にしれっとアナウンスする愚。

 岸田文雄首相の臨時国会の所信表明演説。「増税!増税!増税! 私は何よりも増税に重点を置いて参ります」。本音はそう考えているくせに小賢しい。防衛費を大幅に増やすために、来年度以降に大増税するのは目に見えているのに。主権者たる国民を愚弄するにもほどがある。

◇◇◇◇◇

 反社会的としか思えない大学運営をしている学校法人が、90億円もの巨額の私学助成金(我々の税金である)を、ふんだくろうと考えていること自体がそもそも噴飯物だ。盗人猛々しいにもほどがある。日大への私学助成金を「全額不交付」とした決定は、あまりにも当然すぎる。


10月24日(火曜日) 「Time Machine」

 駅ビルのトイレで用を足していたら、4~5歳くらいの男の子が1人で入ってきた。1人でできるんだと感心していたら、ズボンを足元まで下ろして下半身スッポンポンで小便を始めた。なんとも可愛らしく微笑ましい。しかしもし変質者がいたらと考えると、呑気に微笑んでもいられない。危うい状況とも言える。

 男の子は用を済まして手を洗うと元気に駆け出していった。トイレの外に保護者はいなかった。世知辛い話だけど、世の中には善人だけでなくいろんな人がいるので、保護者は気をつけた方がいい。

◇◇◇◇◇

 トラブルが続いたMacOSとMacBook Proだが、ようやくパソコン環境も落ち着いてきたところで、遅ればせながら「Time Machine」を稼働した。最強のバックアップ。何はともあれ、ホッと一安心。


10月26日(木曜日) 普通の中華そば

 関内駅近くの「中華そば鶴松富士」で、「醤油そば」を食べた=写真。600円。脂ギトギトの「家系ラーメン」が跋扈する横浜で、あっさりした普通の中華そばが味わえる幸せ。鶏ガラ醤油ダレのスープは、くどくなくて甘めでオーソドックスな美味しさ。細麺はもっちり。海苔とチャーシューとメンマもボリュームがあって、しっかり満足感があった。

 一番安い価格のメニューでも十分に美味しかったので、次はワンランク上の高価格帯の「特製中華そば」や「特製らー麺」などを注文したい。


10月28日(土曜日) なぜ「ハロウィーン期間中」だけ

 ハロウィーン期間中だけ渋谷駅周辺を路上飲酒禁止にするのではなく、一年中、路上飲酒を禁止すればいいのに。なぜ「ハロウィーン期間中だけ」なのか、理解に苦しむ。まともな国では、路上を含む公共の場所の飲酒禁止は当たり前。地元の方々が毎朝、大量のゴミ拾いをしているのが気の毒でならない。


10月29日(日曜日) 「生活必需品」の消費税をゼロに

 今、最も必要なのは生活必需品の消費税減税だ。「消費税を減らせば、買い控えが起きる」と自称政治記者の田崎史郎は言うが、そんなことはない。高級品はともかく、日常的に消費する食材や日用品の消費税をゼロにしても、買い控えなど起きるはずがない。富裕層も貧困層も、生活必需品は生きるために誰もが消費せざるを得ないのだから。

 億ションなど豪邸や宝飾品や高級車にこそ、高い消費税をかけて負担してもらうべきだろう。低所得者や貧困層に、富裕層と同じ消費税を負担させるのは理不尽で理に適っていない。食料品や日用品や低額の飲食費(1人5千円程度以下)の消費税は、速やかにゼロにすべきだ。


10月30日(月曜日) 「無差別空爆」こそ殺戮テロ

 ガザ地区への「地上侵攻」をイスラエルが明言してもしなくても、イスラエルがガザ地区に連日連夜の無差別「空爆」を繰り返し、大量のパレスチナ住民の殺戮を続けている事実は変わらない。それこそ「テロリスト」ではないか。とんでもない戦争犯罪だと言わざるを得ない。


10月31日(火曜日) 日大執行部の隠蔽体質を断罪

 日本大学のアメフト部薬物事件の対応を検証していた第三者委員会が、虚偽と隠蔽と詭弁だらけの大学側を「組織統治能力は全く機能せず、当事者意識もない」などと調査報告書で断罪した。「世の中の常識から乖離した独自の判断基準で、情報を都合よく歪曲した」とも。さすが綿引麻里子委員長の極めて真っ当な指摘。かつて東京高裁で行政訴訟を担当した綿引裁判長は、行政寄りでは全くなく毅然とした訴訟指揮で、一審よりも踏み込んだ判決を言い渡したのを思い出す。事実認定も的確。綿引裁判長は、同期の弁護士らからも信頼されていた。

 そんな綿引麻里子さんに、ここまで厳しく批判された林真理子理事長、酒井健夫学長、澤田康広副学長ら日大執行部の面々の異常さが際立つ。彼らの隠蔽体質と非常識ぶりと度し難さが、改めて浮き彫りになった格好だ。日大執行部は総辞職して出直した方がいい。日大執行部だけじゃない。ビッグモーターも、ジャニーズも、岸田自民党も同じ。


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