身辺雑記2026年5月

 身辺雑記 

by totoropen (OOKA Minami)


2026年5月1日〜5月31日

●綿引光友さんを偲ぶ●既存メディアの強み●憲法記念日●「転生」ドラマ2本●反吐が出るトランプ●検察は往生際が悪すぎる●「戦前回帰」議員連盟●「時代に合った憲法」●消費税廃止は理にかなっている●冷房運転●それって不敬じゃないの●再審「見直し」の詭弁●自転車6カ月定期点検●感性●さよなら自民党●「御真影」かよ●「政治的中立」とは何だ●バス運賃●神保町●倒錯した論理●●●ほか


5月1日(金曜日) 綿引光友さんを偲ぶ

 昨年3月に亡くなった神奈川県立高校元教諭の綿引光友さんの「偲ぶ会」を、今年6月に開催するとの案内を高校教育研究所から頂戴した。以下、参加希望の返信メールを転載(一部加筆修正)。

◇◇◇

 「綿引光友さんを偲ぶ会」を企画していただき、お誘いいただいてありがとうございます。ぜひぜひ参加させてください。

 昨夏に、中野渡強志さんや樋浦敬子さんから伺うまで、綿引さんが亡くなられたのを知らず葬儀にも参列できなかったので、こうして偲ぶ会に参加させていただけることを心からうれしく思います。

 綿引さんには公私ともに大変お世話になりました。新聞記者を辞めてフリーになってからも、折に触れて貴重なアドバイスをいただきましたし、さまざまな資料も送ってくださいました。ちょくちょく飲みにも誘ってくださいました。国学院大学の綿引さんの教室に、ゲスト講師としてお招きいただいて、自由に授業をさせていただいたこともあります。

 僕が執筆した雑誌記事やネット上の日記などを綿引さんは欠かさず読んでくださっていて、感想をメールや手紙で送ってくださることもしばしばでした。 どれだけ励まされたか分かりません。

 ダジャレが大好きで気さくで行動力抜群だった綿引さん(わたちゃん)。あの笑顔と「綿引節」が懐かしいです。「偲ぶ会」でみなさんと綿引さんの思い出を語り合えるのを、心から楽しみにしています。


5月2日(土曜日) 既存メディアの強み

 既存(伝統)メディアの強みは二重三重に裏付け取材して、さらに社内でもチェックした上で記事にする点にある。もちろん勘違いによる誤報はあるし、デタラメな記者やデスクも少なからずいるから鵜呑みにするのは禁物だが、事実確認もせずデマを撒き散らすユーチューバーとは信頼度が格段に違う。

 そんないい加減なネット情報に振り回されている人々こそ「情報弱者」だ。事実に基づいての既存メディア批判ならどんどんすべきだが、ネット情報の尻馬に乗った根拠のない罵倒は民主主義のシステム破壊でしかない。権力者の暴走を手助けするだけだ。賢いユーザーはそろそろ気付き始めたのではないか。

 ジャーナリズムの最大の役割は事実に基づいて問題提起し、権力を監視し批判すること。そしてそれを主権者である読者や視聴者に伝えることだ。選挙権を正しく行使するための判断材料を、主権者に提供するのが記者の最大の仕事である。ただ単に細切れのニュースを流すのは「広報・宣伝」に過ぎない。


5月3日(日曜日) 憲法記念日

 今の日本国憲法は何一つ変える必要はない。それだけ痒いところにまで手が届くように、主権・人権・平和主義や権力の暴走抑止について、過不足なく考え抜かれ配慮されているからだ。環境権やITやAIに触れる必要があるなら、法律で別途定めればいいだけ(自衛隊も同様)。現在と未来に向けた理念と理想と信念がしっかり明記されている。それが現行憲法だ。

 そもそも現行憲法を遵守できない政治家(権力者)が、憲法改正を主張するなんて噴飯ものだ。恥知らずにもほどがある。主権者たる国民を愚弄する行為にほかならない。国民の自由と人権と日常(平穏な生活)を制限して何をしたいのか。どんな社会にしたいのか。危うさしか想像できない。


5月4日(月曜日) 「転生」ドラマ2本

 今春のテレビドラマで毎週楽しみに見ているのは2本。「リボーン〜最後のヒーロー〜」(テレ朝)と「刑事、ふりだしに戻る」(テレ東)。どちらも「転生もの」だが、アニメで描かれる「転生した異世界で魔法を使って無双する」といった陳腐で安易なファンタジーとは大違いだ。高橋一生の演技は圧巻。

 「リボーン」はIT社長(高橋一生)が14年前にタイムスリップ。下町商店街の青年に生まれ変わって人生をやり直す。同時代に同一人物が存在する謎、それがどんな意味を持つのか、未来を知った上での行動が歴史を変えてしまう可能性と影響などなど、興味は尽きない。「運命は変えられるのか」を問いかける。

 「刑事」は冴えないモブキャラ(濱田岳)が10年前にタイムリープし、刑事人生を再スタートする。経験をベースに事件を解決していくが、事実関係や状況に少しずつ変化が生じていること、警察組織の闇に気付く。新聞記者の恋人(石井杏奈)の命を2度目の人生では守れるのかも注目だ。


5月6日(水曜日) 反吐が出るトランプ

 トランプ米大統領「われわれの国はミニ戦争をしているにも関わらず好況に沸いている」。勝手にイラン侵略を始めて世界経済を混乱に陥らせ、ガソリン価格を高騰させ、石油関連製品の不足を招き、世界中をさんざん引っ掻き回しておきながらこの言葉。トランプの行動原理は「国益」でもなく私利私欲のみ。おまけに言動は小学生以下のレベル。はらわたが煮え繰り返る。米国内でも猛反発を浴びている。ロクな最期を迎えないだろう。そうであってほしい。

 そんな気持ち悪いトランプにヘラヘラしながら抱きついて、持ち上げておべんちゃらしか言えない高市早苗首相も、同じくらい気持ち悪くて恥ずかしくて情けなくて反吐が出る。


5月7日(木曜日) 検察は往生際が悪すぎる

 検察当局、法務省は危機感がなさすぎる。自分たちの失態というよりも犯罪的行為が、どれだけ広範な世論を敵に回し反発が広がっているか、自覚した方がいい。冤罪事件の再審決定に対し抗告を繰り返す検察の不遜さは、今や広く日本中に周知されている。検察の抗告は「全面」禁止。本則明記は当然。往生際が悪いにもほどがある。

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 実体経済とまるでかけ離れている株価高騰。


5月8日(金曜日) 「戦前回帰」議員連盟

 高市早苗首相(自民党総裁)を支持する有志議員らが議員連盟「国力研究会」を発足するという。「ジャパン・イズ・バック」から略称は「JiB」だそうだ。「日本の戦前への後戻り」を目指すのだから、時代錯誤の「戦前回帰の会」でいいんじゃないか。名実ともにむしろその方が相応しい。高市応援団の発起人には、タカ派や安倍派や統一教会議員がずらりと並ぶ。なんとも分かりやすい。

◇◇◇

 「国家情報局」設置法案の審議が始まった参院本会議で、高市早苗首相が「個人情報やプライバシーを侵害する情報収集を行わない方策は、法案が成立した後に国家情報会議で検討する」と答弁。「法案成立後に検討する」ってどういうことだ。国家情報局自体が問題だが、そもそも法案成立前に検討すべき話だろう。国家(政府)が国民を監視し管理統制する気で満々じゃないか。順序があべこべ。デタラメ過ぎる。


5月9日(土曜日) 「時代に合った憲法」

 今の日本国憲法こそ「時代に合った憲法」だ。国民主権や基本的人権や平和主義が蔑ろにされ、国民が国家に監視され管理統制される時代への逆戻りが現実味を帯び、言論や表現の自由が規制されようとしているからなおさらだ。普遍的な理念が過不足なく明記された現行憲法を変える必要など、どこにもない。

◇◇◇

 多くの場合、最初は事態を軽視し深刻に考えず楽観的なんだよ。コロナもそうだった。今回のハンタウイルスにしても集団感染が疑われているクルーズ船の船長に危機感はなく、12カ国の乗客32人が途中で下船した。取り返しのつかない感染拡大が起きなければいいのだけど。


5月10日(日曜日) 消費税廃止は理にかなっている

 一律課税の消費税は不公平税制の最たるものだ。そこを理解していない人が多い。税率10%でも20%でも富裕層には痛くなくても、低所得層や貧困層には死活問題だ。食料品や日用品は買わないわけにはいかない。収入の差で家計への負担や影響はまるで違う。だから消費税廃止は理にかなっている。一律課税の消費税は廃止して、高級品や贅沢品に課税する物品税を再導入すべきだ。


5月11日(月曜日) 冷房運転

 日差しが強いと室温も上がる。暑くて頭が働かないので、エアコンの冷房運転ボタンを押した。あっという間に温度が下がって快適空間に。今季初。始まったな……。


5月12日(火曜日) それって不敬じゃないの

 本家に正統な跡継ぎがいるのに、女性という理由で継がさせまいと、わざわざ他所から男性を引っ張ってきて養子縁組させる異常。しかも天皇家に対し、跋扈する右派政治家が画策する。高市早苗ら自称保守愛国者の不遜。それって不敬じゃないんだ。あっ、操り人形を仕立てるための準備(皇室の政治利用)か。

◇◇◇

 「目詰まり目詰まり」と馬鹿の一つ覚えみたいに高市早苗内閣は繰り返すけど、コメもナフサも実際にモノがないからみんな困っているんじゃないんですか。節約や節電の呼びかけを頑なに拒み続け、いよいよ備蓄が底を突いたらどうするつもりなの。ポテチの袋の白黒化じゃ済まないよ。マジでアタオカ政権。


5月13日(水曜日) 再審「見直し」の詭弁

 再審「見直し」案を自民党が了承。「再審開始決定に検察の不服申立て原則禁止」「十分な根拠がある場合に限って不服申立て可能」。なんじゃそりゃ。結局、検察は不服申立てできるんじゃないか。決定に異議があるなら再審の審理の中で主張すればいいだけなのに、再審そのものを開かせまいと固執する。屁理屈、詭弁にもほどがある。なぜ全面禁止しない。インチキ見直し。

◇◇◇

 王様気取りの独裁者2人が、北京で謎のダンスを踊る。なんともおぞましい。


5月15日(金曜日) 自転車6カ月定期点検

 愛車(ミニベロ=小径タイプの小型自転車)を販売店に持ち込み、購入6カ月の定期点検を受けた。ブレーキやライト、チェーン、タイヤのチェックはもちろん、空気注入、油差し、ゴム交換、洗車などもしてくれてすべて無料。至れり尽くせり。1時間弱でピカピカになって乗り心地も快適。ありがたい。

◇◇◇

 午後8時22分ごろ、宮城県で震度5弱の地震。緊急地震速報が鳴って約2分後、遠く離れた横浜でも横揺れがあった。長い。30秒以上。体感では震度2から震度3くらい。気持ち悪い揺れだった。

 放送途中で打ち切られたNHK総合「チコちゃんに叱られる!」。ゲストの芳根京子からチコちゃんへの質問の続きが気になるんだけど。でもそれより気になるのは、東北各地の原子力発電所の原子炉の安全だ。いや、マジで。


5月20日(水曜日) 感性

 文章の実習授業で毎回、優秀作文を4本選んで配布し解説している(学籍番号や名前は伏せて紹介)。授業終了後、質問に来た女子学生から「きょう紹介された文章を聞きながら実は泣いてました」と言われた。それだけ心に響いたのだろう。選んだ僕も嬉しいし筆者本人も嬉しいと思うが、女子学生の感性も素晴らしい。大切にしてほしい。きっと文章力アップにつながるはずだ。


5月21日(木曜日) さよなら自民党

 自民党「国力研究会」が初会合。高市早苗首相支援の347人で議連発足。勉強会なんだって。自民党議員の8割が集まったそうだ。まともな議員が2割もいたんだ。キャッチフレーズは高市首相の口癖「ジャパン・イズ・バック」。「前進」でなく「後退・後戻り」なのが度し難い。347人か。さよなら自民党。


5月22日(金曜日) 「御真影」かよ

 高市早苗首相の肝入りで、自民党内でジワジワ進む「国旗損壊罪」創設の動き。他人の国旗を損壊すれば当然のことながら器物損壊罪に問われるし、外国の国旗を損壊すれば良好な外交関係維持の観点から処罰されるが、個人の所有物を本人がどう扱おうが自由であるはずだ。「御真影」かよ。

 国旗を「国家権力の威信の象徴」と捉えたい自民党と維新は、神聖不可侵の「御真影」のような存在に祭り上げたいのだろう。政府への異議や抗議を含めて、お子様ランチの旗や日の丸弁当も芸術も表現の自由。最大限に尊重されなければならない。国家権力が介入してくる社会は気持ち悪い。戦前の大日本帝国じゃあるまいし。

◇◇◇

 法廷のやり取りを許可なく無断で録音していた電力各社。中部電力、関西電力、九州電力、北陸電力、四国電力、中国電力に続き、東京電力でも無断録音が発覚。違法行為はデータの捏造や改竄、隠蔽、虚偽報告など日常的。遵法精神の著しい欠如は組織体質だろう。そんな電力会社に原発の運営を任せるなんて、怖すぎる。


5月23日(土曜日) 「政治的中立」とは何だ

 沖縄・辺野古の平和学習など同志社国際高校の教育内容に対し、「政治的中立性を定めた教育基本法に違反する」として文部科学省が指導通知を出した。

 「政治的中立」とは何だろう。米軍基地建設とそれに抗議する人たちの現場を見るのは、重要な学習・教育のはずだ。美しい珊瑚礁の海を見るだけの観光とはまるで違う学びがそこにはある。安全対策の杜撰さとは切り離して考えるべき問題を混同させているところに、むしろ政府の政治的意図を感じざるを得ない。それこそ国による教育への「不当な支配」ではないか。

 広島、長崎、水俣、福島など、原爆投下や公害や原発の現場を自分の目で見て体験者から話を聞くのも同じだろう。どういった視点で、誰の立場で見て聞いて考えるかで問題意識は大きく変わる。「政治的中立」を持ち出すなら、核兵器や原発を容認し推進する側、公害を垂れ流す企業の側からの宣伝や広報も「公平」に受け入れなければならないのかという話になる。

 極めて曖昧で、意図的に変質し得る「政治的中立」を持ち出すことの危うさ。国家権力(政府)が教育やメディアに口を出し介入すると、ろくなことにならないのは歴史が証明している。


5月27日(水曜日) バス運賃

 横浜市内で久しぶりにバスに乗った。いつもは横浜市営バスだが、この日は都合でやむなく神奈川中央交通バスを利用。今年4月に運賃が220円から240円に値上げしたのを知った。たかっ。横浜市営バスは来年1月に値上げ予定。神奈中は運転が乱暴だしあまり好まない。なるべく市営バスを使おう。江ノ電バスの上大岡周辺エリアは220円のまま据え置き。さすがだ。江ノ電バスにもなるべく乗ろうと思う。


5月29日(金曜日) 神保町

 今年3月にリニューアルオープンした三省堂神保町本店に行った。1階の書棚が階段状に配置されるなど居心地もよくカッコいいが、品揃えは以前と比べてイマイチかな。そこが残念。靖国通りを挟んですぐの札幌スープカレー「絲」で食事。スープが美味しい。ターメリックライスとの相性もいい=写真。

◇◇◇

 明治大学の米澤嘉博記念図書館・現代マンガ図書館へ。コミケ50周年展を見る=写真。ごくわずかな展示点数だが、超狭いスペースでは仕方ない。コミケには学生時代にサークルや漫研やFCで何回も参加。持ち込んだ同人誌はそこそこ売れた。サークルPRはコミケカタログに載っているはず。懐かしい。新聞記者時代には取材して記事を書いたことも。コミケ展は6月15日まで。


5月31日(日曜日) 倒錯した論理

 「安易な通報を後悔している。こんな大事になるとは」といった「娘の手紙」なるものをプロ野球監督の父親が公開し、自分の暴力を棚に上げて記者会見する。違和感しかない。それが娘の自筆だとしても、世界中に向けて公開する意味が分からない。そんな父親を非難せず娘を罵倒する「世間」の多くの人々の謎と不思議。

 大学の文章演習で「体罰」をテーマにエッセイを書かせたことがある。驚いたことに、自身の部活の体験談を踏まえて「体罰には愛があった。感謝している」と主張する学生が半数近くいた。別のテーマでは、いじめられた経験があるという学生が「いじめられる側に問題がある」と書いてきた。倒錯した論理と想像力の欠如。暗澹たる気分になった。


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