身辺雑記 

by totoropen (OOKA Minami)
パソコン初心者のド素人がホームページを始めました。

徐々に改善していきます。よろしくね。
1997年9月23日〜10月31日

ホームページ開設●「After Dark」●「大人になれない30代ボーイズ」●生活サイクル破綻の予感?●山田詠美「快楽の動詞」●横浜の米軍機墜落事故20年●カウンター設置●「ノートンさん」●沖縄●電子メールのアドレス変更●暴走●プロバイダ使用料を振り込み「フェイスマーカー」●壁紙●スクリーンセーバー●第2のホームページを開設一家そろって「となりのトトロ」の大ファン●佐藤藍子さんのホームページ●さようなら、A新聞のS記者●エヴァンゲリオンのコミックス4巻●大岡みなみのコラム風速計●「Mac OS 8」●江ノ電バス●HP開設1カ月●「Yahoo! JAPAN」●猫舌論争●「人権と報道・連絡会」のシンポジウム●かみ合わない議論●電子メール20通、スーパー乱れ打ち●原稿の扱いについての相談●「積み上げ方式」と「時系列方式」●寒いから鍋を食う●「サード」も「Yahoo!」に掲載●休みが少ない●年賀状●●●ほか


9月23日(火曜日) 勤務なし。前夜から引き続き、わがパソコンの師匠である同僚宅で、ホームページ作成の基礎指導を受ける。リンク設定の仕方など、何回か同じ作業を繰り返してやっと覚えた(ように思える)。文字だけのページなら、なんとか一人で作れるかな…。そのうち、画像も駆使できるようにならねば(と意欲的)。午後、関内のヤマギワソフトで初心者向けのパソコン雑誌3冊と、エヴァンゲリオンのグラフィック・ディスクを購入。帰宅してから、ついにホームページ開設。それにしても、実際に自分で作ってみると大変さを実感した。きのう、きょうとパソコン三昧だが、この情熱がいつまで続くかだな。

9月24日(水曜日) 昼過ぎ、同僚の来訪で起こされる。朝までパソコンをいじってたので眠い。せっかくなので、来訪した同僚に大いばりでホームページを見せるが、まったく関心を示さない。興味のない人に自慢した私が悪かったです。「ホームページ開設」をメールで数カ所に宣伝。出社。深夜帰宅。ソフト「After Dark」をインストール。悪戯犬がバウバウと吠えながら、エヴァの壁紙を破いて回るのには閉口する。ぼーっと見てる分には楽しいかも。同僚の女性記者が「メールの受信ができない」と電話してきたが、パスワードの入力ミスが原因だった。お互いにパソコン初心者だからなあ…。

 週刊「AERA」を読む。わが道を行く30代サラリーマンたちを扱った特集「大人になれない30代ボーイズ」に、エヴァ小説のホームページを作っている政治部記者のエピソードが載っていた。記事中に「スポットライトの当たることが少なかった30歳前後の男女三人の脇役たちに対する思い入れを語っている…」とあったが、葛城ミサトら脇役(?)三人には結構スポットライトが当たっていたと思うぞ。ミサトと加持の関係には考えさせられるものがあったし、リツコの生き方には女の悲しさと強さと怖さ(演歌の世界みたい)が感じられた。いくつかのシーンでは、主人公である14歳の少年少女よりも、主人公らしい活躍ぶりだったと言える。実は私は、ミサトと加持に強い共感を覚えているのであった。

9月25日(木曜日) 大急ぎで会社から帰宅。うーん。しかし、どうもこのままでは生活サイクルが破綻しそうな予感がする。原因はホームページの更新だ。毎日少しずつの更新だけど、まだまだ手探り状態だから作成に結構時間がかかる。今週はほとんどパソコンにかかりっきり。やらなければならないのに手付かずの状態の仕事がいっぱいだし、読むべき本や雑誌もたまる一方で、依頼されている原稿の締め切りも迫ってきた。とにかく、工事中のホームページの中身を早く完成させなければと思っているけど、ちょっと欲張りすぎたかなあ。とりあえず、きょうは「お勧め映画」「エヴァのページ」「身辺雑記」を更新。

9月26日(金曜日) 眠い目をこすりながら出社。部内の研究会に出席。先週に引き続いてテーマは「被害者の人権」。事件、事故の被害者の顔写真、名前などを報道する必要が本当にあるのか、というのが今回の問題提起だ。「市民のプライバシーをマスコミが勝手に公表していいのだろうか」との視点での議論は、これまであまりされてこなかった。あたりまえのことだけど、「何のために伝えるのか」という基本的なことを、記者一人一人が常に考えながら仕事をしなければならない。あすの社会面に、エヴァンゲリオン登場。エヴァの本を出した出版社に絵を無断掲載されたとして、原作者のガイナックスが出版社を訴えるというのだ。エヴァの著作権がらみの訴訟はこれが初めて。部会開催。あーあ、きょうは長い一日だった。

9月27日(土曜日) 山田詠美の「快楽の動詞」(文春文庫)が結構面白かった。小説とエッセイを足して二で割ったような作品集。収録されている八編とも、日本語、文学、会話、表現の本質について、鋭く、楽しく、ある意味でちゃかしながら分析していて笑える。中でも共感したのが「駄洒落の功罪」だ。「お洒落と駄洒落は一字違いなのに雲泥の差がある。駄洒落の最大の悪行は、悪気なく人に笑いを強要することだ。ユーモアは自らを誇示しない。駄洒落が自分を誇示し、自己顕示を馬鹿で隠しているように見せるあさましさとは大違いだ」と徹底的に罵倒する。ただし、「軽蔑の笑いと憐憫の笑いを混ぜた駄洒落は価値を上げる」と主張する。つまり、憎むべき駄洒落は「ね、ね、おもしろいでしょ、わはは」で、愛すべき駄洒落は「ね、ね、おもしろくないでしょ、とほほ」なのだ。ここに共通するのは、自己批評・反省の欠落した表現活動に対する嫌悪感である。うーむ、詠美お姉様、とっても厳しいご指摘です。もって他山の石とし、心に刻んで表現活動しますぅ〜。「風葬の教室」「色彩の息子」「放課後の音符」「ぼくは勉強ができない」「ひざまずいて足をお舐め」など、詠美お姉様の書く小説のファンでしたが、優れた表現者として、ますます好きになりました。

9月28日(日曜日) 勤務なし。このところ、毎日のように横浜上空を戦闘機が飛んでいる。きのうは4機による編隊飛行を見かけた。その、きのう27日は、母子3人が死亡、6人が重軽傷を負った横浜の米軍機墜落事故からちょうど20年だった。5年前、事故から15 年目ということで、事故の被害者や遺族、関係者らから話を聞いて回ったことを思い出した。関係者の口は一様に重かった。「もう思い出したくもない、でも忘れることはできない」。そんな複雑な思いが強く伝わってきて、ものすごく辛くてしんどい取材だった。亡くなられた方々に合掌。きのう、おとといと、この「身辺雑記」しか更新しなかったが、きょうは「となりのトトロ」「エヴァ」のページを更新した。

9月29日(月曜日) 連休。わがMacintosh/Performa5260の調子が悪くて四苦八苦だった。何でこんなにご機嫌斜めなんだあ〜? おかげで、きょうはほとんどパソコンにかかりっきりで、ほかに何もできなかった。こんな休日のはずではなかったのに…。とほほ。ホームページのインデックス(フロントページ)にカウンターを設置

9月30日(火曜日) 同僚の指示に従って、「ノートンさん」というソフトをインストールした。なんと、このソフトはMacintoshの調子の悪いところを、自動的に診断してくれるばかりか、治療までしてくれる「名医」なのだそうだ。会社から大急ぎで帰宅(そんなのばっか)して、早速「投薬」というか「検診」したところ、「ここも調子悪いよ」「あそこもイマイチだね」と次々に診断・治療してくれた。今のところ、わがMacintoshはすこぶる快調です〜。よしよし。いい子、いい子。

10月1日(水曜日) 取材で知り合った中3の女の子(当時中2)が神奈川から沖縄に旅立った、という知らせをもらった。沖縄の高校に進学したいそうだ。嫌なことは嫌だと、はっきりものを言う性格で、自分の考えをしっかり持ったかわいらしい子だった。確かに、大らかで太っ腹な沖縄の空気の方が伸び伸びできて、彼女には合っているかもしれない。沖縄はいいよねえ。これまで3回行ったことがある。真っ青な海と、抜けるような青空。海岸の砂は白くてサラサラしてる。なにより、暖かいのがいい。いいなあ、沖縄かあ…。

10月2日(木曜日) 旧友から突然、きょう飲みに行こうと会社に電話。午前2時まで関内。帰宅後、プロバイダ変更の設定。電子メールのアドレス変更通知を約20カ所に出す。この後、Macintoshに異変が…。旧アドレスへの到着メールを確認すると、何百通もの過去受信メールが逆流してきてパニックになった。あーあ。訳が分からん。暴走じゃ。「分析パターン、青。使徒侵入か?」。こりゃあ、ホームページの更新どころじゃないな。

10月3日(金曜日) 4時間ぐらいしか寝ていない。パソコンの師匠に、前日の暴走事件を報告して判断を仰ぐが、師匠も頭を抱えてしまう。えーっ、師匠だけが頼りなのに…。とりあえず、旧アドレスには触れないことにする。封印じゃ。

10月5日(日曜日) 「上司(部下)に恵まれなかったら、オー人事、オー人事」っていうCMはイケてる。きっとテレビの前で「うんうん」と頷いている人が多いに違いない。人材派遣会社に電話がつながったところで、「恵まれない人」が見せるホッとした表情がミソだ。それはさておき、先月末が締め切りだった依頼原稿をきょうやっと出した。とほほ。

10月6日(月曜日) プロバイダ使用料を振り込みに行った。地下1階のA銀行で預金を下ろしてから、地上1階にあるプロバイダの取引銀行のB銀行へ。僕のメーンバンク(?)のA銀行から振り込むと手数料が300円ほど高くなるので、わざわざ上の階のB銀行へ行ったのだ。それなのに、振り込み控えの手数料がなんだか高い。外に出て看板を見ると、そこはA銀行だった。えーっ、どーして…。ボーッとしてた僕は、B銀行に入ったつもりが、そのすぐ隣で地上1階にもあるA銀行に入っていたのだ。みすみす、低金利が自慢の銀行に300円も余計に払ってしまった悔しさと、わが身のアホさ加減が悲しいです。

10月7日(火曜日) きのうからきょうにかけて、メールの送受信がまったくできない状況だった。Macintoshがエラーメッセージを繰り返すのだ。Macintoshのホットラインに電話してみた。ずっと話し中のところを20回ぐらいかけて、つながったと思ったらさらに10分ほど待たされる。それからやっと事情を説明したのだが、解決ならず。その次に今度は、プロバイダに問い合わせてみてようやく原因が分かった。韓国のプロバイダが障害情報を流したために「IJJ」および「KDD」が混乱、3webのネットワークに影響が出たらしい。ユーザーは軒並みダメージを受けたという。夕方には復旧。今は快調だ。でも、先週の金曜や土曜に送信されたメールが、きょう届いていたのには苦笑した。会社では同僚のパソコン師匠様に、東芝ルポ(ワープロ)で打った原稿約50本を、Macintosh仕様に書き換えコピーしてもらった。さあ、これで滞っていた「大岡みなみのページ」(仮題)も近々更新だあ。あ、そうそう、「フェイスマーカー」というソフトウエアをダウンロードした。芸が細かくっておもしろいね、これ。たまに、遊びで使う分にはいいかもしんない。

10月8日(水曜日) エヴァのグラフィックディスク(デイリーセレクション)に入っている壁紙は重宝している。Macintosh立ち上げとともに、日替わりでミサトや綾波らキャラクターが画面いっぱいに広がるのだ。で、スクリーンセーバーも購入しようと思ってヤマギワソフトに行ったのだが、きょうは月に一度の定休日だった。勇んで出向いたのに残念。

10月9日(木曜日) エヴァのスクリーンセーバーVOL1を購入! 大急ぎで退社しようと帰宅タクシーに乗り込む間際に、デスクに飲みに誘われてしまった。午前3時まで馬車道。やっと帰宅して、スクリーンセーバーをインストール。ミサト、綾波、アスカの名場面ほか、デフォルメキャラクターやマギシステムバージョンなどいろいろあって楽しい。音楽入りなのが泣かせる。どれを使おうかと遊んで(迷って)いると朝になってしまった。

10月10日(金曜日) 勤務なし。正午ごろ、市民運動の代表から食事でもどうか、と電話。とても起きられないと判断して勘弁してもらう。再び熟睡。かなり遅い午後になってようやく起床。夕方から、新ホームページの開設準備。ほぼ完成した。予定していた「大岡みなみのページ」を発展させる形でのオープンだ。タイトルは「セカンドインパクト/新聞に未来はあるか?」。新しいURLにてスタートするが、「サードインパクト」のフロントページからもアクセスできるようにする。あさって12日には開設できるはずだ。

10月11日(土曜日) 仕事を終えて、24時40分ごろにパソコン師匠宅へ。日付はもう翌12日になっている。師匠の助言を受けながら、新しいホームページ「セカンドインパクト」の手直し。午前3時ごろ、無事にサーバーへファイル転送。ようやく、第2のホームページを開設した。ところで、なぜ「サード」から「セカンド」に「戻る」のか? 当初の予定では「セカンド」が先に立ち上がるはずだったのが、諸般の事情のために「サード」が先行オープンしてしまっただけのこと。深い意味はない。どちらのページもよろしく。

10月12日(日曜日) 午前6時に帰宅。朝9時ごろ寝たので、夕方近くに起床。友人宅で夕食(朝食か?!)をご馳走になる。この家は一家そろって「となりのトトロ」の大ファン。長男のゆうさく君(仮名、3歳)や両親とともに、名場面・名台詞を当てる「トトロ・クイズ」で盛り上がった。母親のみゆきさん(仮名)が、サツキやメイはもちろん、カンタやバアちゃんまで、ほとんどすべての台詞をそらんじているのには驚かされた。ゆうさく君に付き合って、もう100回は見ているという。小さな子どものいる家では、みんなこんな調子らしい。詳しくは「となりのトトロのページ」(少し更新)を参照。

10月13日(月曜日) 夜、水道橋の新聞労連本部で記者研修会の事務局会議。その後、11時半まで懇親会。午前1時半に帰宅。タレントの佐藤藍子さんのホームページを主宰しているhozakiさんから「忙しくなってきたので、26日でHPを閉じるつもりです」とのメールをいただいた(実は僕は藍子ファンだった)。内容の充実ぶりは驚異的なものがあったので大変だろうとは前から思っていたが、実際に自分でHPを開設して大変さを実感しただけに、安易に「閉じないで」とは言えない。「残念ですが、ご苦労様です」と返信しようと思う。

10月14日(火曜日) A新聞のS記者が亡くなった、と友人から電話があった。駆け出しの支局記者時代、一方ならぬ世話になった先輩だった。右も左も分からない新人同然のトロッコ(汽車以前という意味)は、それこそさまざまな人たちとの付き合いを通じて育てられていくのだが、この他紙の先輩記者には特にいろんなことを教わった。原稿の書き方はもちろん、酒の飲み方、タクシーの使い方…。中でも記者の姿勢について、有形無形に教えられた気がする。「おまえと俺とは同じ新聞記者だ。会社の違いなんて関係ないだろうが」というのがSさんの口癖だった。毎晩のように飲みに連れて行かれ、何度も自宅で夕食をご馳走になった。飲んで説教するのが大好きな人だった。2年ほど前に末期がんが見つかり、最近は自宅療養中だった。夜中の電話で本人から病状を告げられた時、励ますべき僕の方が思わず泣いてしまったことを思い出す。けさ早く、水割を飲みに台所へ行った際、痰が咽につまって呼吸困難になったという。Sさんらしいと言えばSさんらしいのだが…。享年55歳。あまりに若すぎる死だった。ご冥福をお祈りする。Sさん、安らかに。さようなら。

10月16日(木曜日) 昨晩は仕事の都合が付かずSさんの通夜には行けなかったので、きょう午前の告別式に参列。特急「踊り子」で葬儀会場の寺がある伊東へ。3週間ほど前、Sさんは療養のために千葉から生まれ故郷の伊東へ戻ったばかりだった。1日の半分以上は痛がっていたというから、故郷に帰ってほっとしたのだろうか。大好きな酒とたばこを一服しての最期。でもやっぱり早すぎるよ、Sさん…。祭壇には、飲んだくれて僕に説教していた時と変わらないSさんの遺影が飾られていた。寺の本堂から外に出ると、降り注ぐ陽の光がまぶしいほどの快晴。伊東の海は真っ青で穏やかな表情だった。

10月17日(金曜日) 僕が佐藤藍子さんのファンだと聞いた川崎支局の記者が、「有権者デビュー。『投票にいくことも/自分らしさを表現することなんだ、って思う』佐藤藍子(川崎市在住、20歳)」というコピーの入った、川崎市長選の選管ポスターの余りを持ってきてくれた。一昨日から、わが家の居間に飾ってある。で、昨日は、藍子さんが同市長選の不在者投票をしたのだが、これを取材した別の川崎支局の記者は、いつもは使わないモータードライブのカメラをわざわざ持参して、写真を撮りまくっていたそうだ。なんてミーハーな奴なんだ(人のことは言えないけど…)。彼女がいいのは、自分の考えをしっかりと持っているところ。昨年11月の朝日新聞のインタビューに彼女はこう答えている。「皆さん、衆院選には行きました? 投票率が低かったですね。私なんか行きたくてしょうがなかったけど、まだ選挙権ないから。選挙制度が良くないんですよ。国民の政治離れに早く対策を打たないと」。うーん、立派だ。僕はこの時から藍子ファンなのだ。

10月18日(土曜日) 会社で夜遅く、後輩に「きのう発売されたエヴァンゲリオンのコミックス4巻、買いましたか?」と聞かれた。えっ、きのうだったの? しまった、てっきり来週だと思っていた。あすは休みだ、買いに行こう。で、パソコン師匠から「最近の成長は著しいものがある。アンカーやリンクなどの技をHPに生かしている」とお褒めの言葉を賜わった。そ、そんな師匠、ただ教わった通りにやってるだけです(でも、うれしい)。

10月19日(日曜日) 「セカンドインパクト/新聞に未来はあるか?」のホームページの中にある「大岡みなみのコラム風速計」のページを大幅改造した。これまでに執筆した合計33回分のコラムすべてを掲載。さらに、風速計の総合INDEXから各コラムに飛んで行けるように設定した。それにしても、いちいち原文をコピーしてきて、体裁を整えて、見出しの大きさを調整して、色を付けて、アンカーやリンクを付けて…、という作業を延々と繰り返すのは苦痛この上ない。昨夜から作業に取りかかり、途中で猛烈な睡魔に襲われたので続行を断念。今夜、作業再開したのだが、ずいぶんと時間を使ってしまった。あーあ、疲れた。それはさておき、エヴァンゲリオンのコミックス4巻を読んだ。「アスカ来日」の話が中心に描かれていたが、テレビ放映とはかなり異なるストーリー展開があったり、エピソードにも細かく手が加えられていたりして、それなりに楽しめる。でも、このペースでいくと、コミックス版が完結するのは一体いつになるのだろう。

10月20日(月曜日) 組合の臨時大会。非論理的な議論は疲れる。ところで、新しく出た「Mac OS 8」は大変な容量を食うらしい。インストールした同僚の女性記者は使い勝手がよくて快調だと言っていたが、パソコン師匠は調子が悪いと言う。マシンの相性もあるのかもしれない。師匠は愛用のマシン2機からシステムを排除したのだが、その後の調整に12時間もかかったとぼやいていた。で、僕のMacintoshの場合は、どうやら「メモリーの大半を使ってしまうだけだから使わない方がいい」そうだ。

10月21日(火曜日) 家の近くの鎌倉街道は3つのバス会社が競合して走っている。横浜市交通局、神奈川中央交通、江ノ電の3社だ。このうち、車両が一番きれいで、座席がふかふかしているのは市バスである。中には古い車両もあるが、市バスが新型車両の所有台数は最も多いようだ。やっぱり新車は気持ちいいし、座席も広くて余裕があるから、停留所で待っていて市バスが来るとホッとする。一方、江ノ電バスは座席が硬くて、前後の間隔も狭いし、車内も薄暗いときて、まさにオンボロ車両ばかり。新車なんて見たことがない。でもなぜだか、江ノ電に乗ると心がなごんでしまう。きっと中途半端じゃないところがいいのだろう。そう、江ノ電バスは徹底してボロなのだ。がんばれ、江ノ電! 応援してるぞ。

10月22日(水曜日) 何年ぶりかで秋葉原の電気街に行った。パソコンのソフト関係の店はどこも、マニアの人たちがうじゃうじゃいて、ふつーじゃない混雑ぶり。なんだか場違いな所に足を踏み入れた感じだった。帰りの電車内ではおばさんが、「安室入籍」と大見出しの踊るスポーツ新聞の号外を食い入るように読んでいた。うわっ、号外まで出たのか? どうやら日刊スポーツ、報知新聞、サンケイスポーツ、スポーツニッポンの4紙が号外を出したらしい。それはさておき、ホームページ「サードインパクト」を開設して、あすでちょうど1カ月になる。カウンターを付けてからこれまでに400件のアクセスがあった。「サード」のカウンターは少しアバウトだから正確な数字ではないかもしれないが、感謝感激だ。1日に1人か2人でも見に来てくれればと思って立ち上げたのに、これだけのアクセスがあったというだけで励みになる。今後も精進するつもりなので、よろしくお願いします。ちなみに、「Yahoo! JAPAN」の「ジャーナリスト」のカテゴリーに、「セカンドインパクト/新聞に未来はあるか?」が掲載された。で、「サード」はどーなったのかな?

10月23日(木曜日) 同僚4人で久しぶりに、野毛の焼き鳥屋で午前3時まで飲んだ。ここで「猫舌論争」が勃発(?)した。「湯豆腐や鍋物、おじやなど熱くてとてもそのままでは食えない、十分さましてからでないと口の中を火傷する」と僕と女性記者。「火傷なんかするわけないじゃないか」と2人の同僚。「えーっ、本当に火傷するんだってば。大体、熱すぎて味なんか分からないじゃん」「熱いのがうまいんだ。よーするに、かわいそうな人たちなんだ」。確かにかわいそうなのかもしれないが、熱いものは熱い。「じゃあ、湯豆腐なんかどうやって食うんだ。ふーふーして食えばいいじゃないか」「豆腐は中が熱いんだ。ふーふーして表面がさめても、中が恐ろしく熱いのが豆腐の怖いところなのだ。豆腐は冷奴に限る」。まあ、不毛な「論争」だったかも。でも、この熱さは全日本猫舌問題協議会連合のメンバーにしか分からないのだろう。ちなみに、鍋なんかは人様が3杯食べている間に1杯しか食べられずに損をしている。カレーはやや冷えたご飯に熱々カレーのルーをかけるのが程よい熱さでうまい。そんな結論でわが猫舌連合は見解の一致をみたのであった。

10月24日(金曜日) 同僚2人と野毛の中華料理屋で午前3時まで飲んだ。デスクの悪口で盛り上がって、さあ帰ろうとしたら、カラオケに拉致監禁されてしまった。しかも午前5時まで。(T_T) 仕方ないから「残酷な天使のテーゼ」「FLY ME TO THE MOON」を手始めに、中島みゆき、パフィー、古内東子、チューリップなどを歌いまくった。(^_^;)

10月25日(土曜日) 21日のバス会社の話について、「神奈中バスの感想がない」との指摘をいただいた。神奈中は中途半端だからコメントは控える。それよりも、江ノ電バスは「チンポンチンポン」とチャイムを鳴らしながら停留所に停車するのがいい。なんとも田舎臭くて、それでいて懐かしいような音色なのだ。がんばれ、江ノ電!

10月26日(日曜日) お茶の水の明治大学で「人権と報道・連絡会」のシンポジウム。超大幅に遅刻。前日、友人と夜遅くまで話し込んで、帰宅後も朝までネットサーフィンをしたので寝坊してしまった。シンポには、松本サリン事件被害者の河野義行さん、アトランタ五輪爆弾事件で逮捕されたリチャード・ジュエルさんらが出席。後で報告書をじっくり読ませてもらおう。その代わり(?)、懇親会には最後まで参加。映画監督、雑誌編集長、政府系公益機関の職員、大学教員、新聞記者、市民運動家、学生など、人報連のいつものメンバーがそろう。尊敬しているY紙の先輩記者が「まじめだけじゃなくて、もっと遊ばないとだめだよ」。ん、誤解されてるな。ま、いいか。で、「冬はスキーを2週間ぐらいやって、週に1回は水泳に通い、スキューバもやり、マージャンも楽しんでいる」という話を聞かされたのだが、この人の仕事ぶりは近くで見ていても密度の濃さが分かるだけに、どうやってそんな時間をつくっているのかと不思議に思った。「それが気分転換なんだよ」。この先輩記者が言うと説得力がある。そんじゃあ、またテニス教室通いでも再開しようかなあ…。

10月27日(月曜日) 職場の紙面研究会に会社のトップが招請したゲスト講師が登場。かみ合わない議論というのも疲れる。でもたぶん、かみ合わせたくてもかみあわせられない事情もあるのだろう、ということが確認できたのは収穫だったのかも。あすは組合の定期大会。こちらもまた不毛な時間を費やすことになるのかと思うと、気が重い。

10月28日(火曜日) アパートの契約更新。今の場所に住んでもう2年か。組合の定期大会。意図的にサボタージュして欠席。不信任投票ではなくて、「投票しない」というのも一つの意思表示であると考えてそうした。ところで、同僚の女性記者は1日に到着する電子メールがおよそ20通もあって、毎晩、帰宅すると返事を書くだけで2〜3時間はかかるという。前の日にやっと半分の返事を書いたと思ったら、翌日にはまたどっさり届いているという具合のいたちごっこ(?)で、うれしい半面、少々疲れ気味だとこぼしていた。そんなに大変だとは思わなかった。でも、彼女の場合、結構長文の返信メールでも1通あたり10分程度で書き上げるというから、まだそれだけの時間で済んでいるのである。確かにこの人のパソコン操作は、エヴァンゲリオンの赤木リツコ博士みたいなスーパー乱れ打ちで、キーボードが壊れるのではないかと心配するほどの強さでキーを叩くからなあ。僕なんて長文になると1通あたり30分ぐらいかかるから、もし毎日20通に返信すると…。考えるのはよそう。昨晩の身辺雑記に書くのを忘れたが、「新世紀エヴァンゲリオン」が第18回日本SF大賞に選ばれた。アニメ作品では初めての受賞。

10月29日(水曜日) 風邪かな? 少し頭が痛い。会社から帰宅すると後輩記者から電話。午前1時から午前4時まで、自宅近くのファミレスで原稿の扱いについての相談。かなりくさっているのを励まし、取材の指針など助言。HP「セカンドインパクト/新聞に未来はあるか?」の「大岡みなみのコラム」のページを追加更新。コラム最新版(10月号掲載分)を加えた。「雑感記事&エッセー」のページも更新。人物紹介(情報公開運動の奥津茂樹さん)を加えた。ところで、パソコン師匠の同僚から、この「身辺雑記」のページに対して注文があった。現在、このページは時系列に従って古いものから順番に並べてあるが、それを「積み上げ方式」にすべきだというのだ。確かに、掲示板やほかのホームページの「日記」などの多くは、新しいものが上位に来ることが多いのは知っている。でも、中にはこのページのように「時系列方式」を採用しているものも少なからずある。「積み上げ方式」だと、順番に読もうとすると箱根登山鉄道よろしくスイッチバックで読まなければならず、読みづらい。やっぱり上から下へ読み進むのが自然ではなかろうか。で、僕はあえて「時系列方式」でいきたいと思うのである。ただし、来月からは「身辺雑記」を1カ月単位で区切って整理する(もちろん過去雑記も読めるようにする)予定なので、そんなにだらだらと長いロールにはならないと思う。ご理解をいただければ幸いだ。師匠、分かってくれた?

10月30日(木曜日) 同僚と午前3時半まで伊勢佐木町の居酒屋。主役は鍋である。「うまいちゃんこ鍋屋がある」という同僚の触れ込みで伊勢佐木町に繰り出したのだが、会社を出たのが午前零時で、そんな時間にちゃんとした鍋屋が開いているわけはないだろうと薄々は思ってはいたのだが、やはりその予感は当たっていた。で、風俗営業の客引きにしつこく付きまとわれたりしながら、3人で30分ほど歩き回った挙句、ひなびた居酒屋(?)にたどり着いたのだった。「寒いから鍋を食う」。会社を出る前から、身も心もそういう態勢に入っていたのだ。注文したのは寄せ鍋で、具は白身の魚、鳥肉、カキ、豆腐、白菜、春菊、ネギなど。味は特にあえて言うこともない。とりあえず鍋を食うという「野望」が達成できたから、まあいいか…程度である。味付けはポン酢だった。個人的にはみそ味にしてほしかった。ちなみにそれなりにさまして食ったから、「猫舌の悲劇」はさほど味わわなくて済んだ。やっときょう、「サードインパクト」のページも「Yahoo! JAPAN」に掲載された。「アニメ作品」のカテゴリーだ。さらに精進しよう。

10月31日(金曜日) 休みが少ない。世間では来月は12日の休日があるというのに、ウチんところはなあ…(T_T)。だれか何とかしてくれぇ〜。きょうから年賀はがきの発売が始まった。そう言えば年々、年賀状を出す(書き出す)のが遅くなっていく。一昨年は大晦日で、去年は1月2日、今年は3日から書き始めた(^_^;)。僕の場合、出来合いの挨拶文付きの年賀状を出すのは嫌なので、オリジナルの文章とレイアウトを印刷所に持ち込んで印刷してもらうことにしている。4年前には12月30日までほったらかしにしてしまい、年末にもかかわらず1日だけで印刷してくれるところを探し出してお願いしたことがあった(普通はそんな印刷所なんかないって)。「だったら自分で印刷もすればいいじゃん」というので、昨年末にど〜んとMacintoshを買ったのだが、恥ずかしながら実は、まだちょっとそこまで使いこなせていないのであった。とほほ。今年はちゃんと早めに印刷所に入稿して、早めに書き出そうと思う(そーゆー問題なのか?)。 


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