●３本目とおまけを出稿●筆者校正●自転車操業●図書館サービス●阪神ぶっちぎり今季50勝●阪神マジック点灯●全員が巨人ファンのラーメン屋●取材＆打ち合わせ●近田洋一さんをしのぶ会●微妙●灼熱地獄●出稿●バレバレだよコピペのレポート●喫茶店の衰退●更新停滞の釈明●●●ほか
7月1日（火曜日） ３本目とおまけを出稿約５千字（400字詰め原稿用紙12枚）の原稿を書き終えて編集部に送信。締め切りが重なっている３本の３本目。やっと大きな山の一つがなんとか片付いた。いろいろと不手際が重なってしまい、出稿が大幅に遅れてしまった。編集部にはものすごく迷惑をおかけして、本当に申し訳ありません。ここで一息つく感じで肩の力を抜き、頼まれていた約800字（400字詰め原稿用紙２枚）のエッセイ原稿をさらっと書いて送信。
7月3日（木曜日） 筆者校正編集部からＰＤＦファイルで送られてきたゲラ２本をチェック。レイアウトの都合で生じた空きスペースを、写真か追加の文章で埋めてほしいとのことで、写真で調整できない部分については加筆する。ゲラに赤字を書き込んで校正する形だと分かりやすいけど、訂正個所をメールで指示するのはかなり面倒くさい。
7月4日（金曜日） 自転車操業午後から都内。季刊「冤罪ファイル」第４号の編集会議。会議の席にとても豪華な弁当が出た。いろんな弁当を口にしてきたが、たぶんこれまで食べた中で最高級ではないかと思う。いやそんなことはどうでもいいのだが（汗）。次号もまた、裁判官シリーズの連載を含めて計３本の記事を執筆することになった。今月末まで別の原稿にかかリっきりになるが、それが終わり次第、早めに取りかからなければまたもや四苦八苦することになる。マジで自転車操業だなあ。休む暇がないじゃん。途中で会議を早退して新宿へ。約束していた取材協力者と会って話を聞く。
7月5日（土曜日） 図書館サービス「予約していた雑誌が届きました」と横浜市の中央図書館の司書さんが連絡をくれた。最近の図書館の利用者サービスはすごい。自分のところにない本や雑誌でも、市内の図書館ネットワークを通してほかの図書館から融通してくれるし、さらに市内になければ市外の別の自治体からもわざわざ取り寄せてくれる。僕が頼んでいた何冊かのうちの１冊も、神奈川県座間市の市立図書館から送られてきたものだった。まさに至れり尽せりである。みんなの共通の文化的財産を、どこにいても自由に活用できるようにという思いが伝わってくるサービスだ。それだけに、図書館の本や雑誌に書き込みや落書きをしたり、ページを切り取ったりという行為をする不心得ものは絶対に許せない。「最近すごく増えています。そういうのが見つかると本当に落ち込むんですよ」と司書さんが話していた。図書館職員も辛いだろうし、僕たち利用者もがっかりだ。
7月7日（月曜日） 阪神ぶっちぎり今季50勝阪神タイガースの勢いが止まらない。きのうの横浜戦では、９回２死から金本が２ランを放って逆転勝ち。今季２度目の６連勝で50勝に到達した。まあ、ぶっちぎりで最下位を独走する横浜なんかに負けるわけにはいかないよなあ。横浜銀行ありがとう。これで２位の中日に１１・５ゲーム差となった。３位の巨人が中日に勝ったのは気に食わないけど。
7月8日（火曜日） 阪神マジック点灯阪神はきょうも勝って７連勝。すごい。日本シリーズへの出場を争うクライマックスシリーズ進出のマジック（ややこしいな）５５が点灯した。いやしかしむしろそれよりも、土壇場９回のピンチをなんとか切り抜けて、巨人を５−３で下したことの方がうれしかったりして。巨人にだけは負けてほしくないんだよね（笑）。
7月10日（木曜日） 全員が巨人ファンのラーメン屋いつも食べている店の隣のラーメン屋に初めて入った。特に理由があったわけではなく何となくだ。店内には読売新聞とスポーツ報知が置いてあった。テレビでは阪神−巨人のナイター中継をやっている。なんだか嫌な予感がするなあ。試合は終盤に差し掛かっていて巨人がリードしていた。阪神の打者が凡退すると、店内の客から歓声がわく。お店のおばちゃんが主人に「きょうは勝つわよね」とうれしそうに声をかけた。
ああ、やっぱり。このラーメン屋は全員が揃って巨人ファンの店なんだ。おばちゃんが再び「きょうは勝つわよ」と力強く言いながら、こちらを向いて微笑んだ。あはは……。そりゃもう愛想笑いするしかないよなあ。「いやいやいや巨人が阪神に勝てるわけないでしょう。土壇場で阪神打線が爆発して、巨人をめった打ちするに決まってるじゃないですかあ」──。なーんてことを心の中で思っていたとしても、さすがにちょっとそれは言えないよね。そんなことを口に出したら、店内の空気は確実に凍り付くもの。空気を読めというよりも怖くて言えません（汗）。
ちなみにラーメンはさほど美味しくもなく普通の味だった。まあ値段は庶民的だし、お店の人も決して悪い感じではなかったので不満はない。でもまたもう一度この店でラーメンを食べるかどうかというと、そいつはちょっと微妙だな。いろんな意味で。あ、試合は阪神が負けて連勝は７でストップしました。
7月11日（金曜日） 取材＆打ち合わせ午後から都内。教職員組合の本部役員から都立高校の現状について話を聞く。岩波書店の編集者と雑誌の打ち合わせ。東洋経済新報社で書籍編集者と単行本の打ち合わせ。それにしてもまさか東洋経済で、トトロやエヴァンゲリオンなどのアニメの話題で盛り上がるとは思わなかった。打ち合わせのテーマはアニメではなかったのだけど（笑）。でもこういう雑談が面白いんだよね。しかも東洋経済がアニメ関係の本も出していると聞いて、さらにびっくりした。意外でした。
7月13日（日曜日） 近田洋一さんをしのぶ会午後から埼玉・浦和。新人の新聞記者時代にお世話になった元デスクの「近田洋一さんをしのぶ会」に顔を出す（6月11日付「身辺雑記」参照）。会場のさいたま共済会館大ホールには記者仲間のほか、近田さんが取材先で知り合った人たちや友人知人ら200人以上が集まった。こんなに盛況だとは予想外で、開会直後から乾杯のグラスが足りないというハプニングも。ちょっとした同窓会みたいな雰囲気だったが、近田さんを肴にしてみんなで賑やかに談笑するという趣向は、たぶん故人も満足しているんじゃないかと思う。
7月17日（木曜日） 微妙午後から都内。都立高校の元校長の話を聞く。うーん、なんと言えばいいのか、なんとも微妙だなあ。それ以上は言いようがない。
7月19日（土曜日） 灼熱地獄午前中から都内で取材。東京23区内にある都立高校の現職校長の話を聞く。外はメチャクチャ暑い。まさに灼熱地獄といった状態だ。校長室に入るとものすごく冷えたお茶を出してくれた。何よりもありがたいもてなしだ。まさに地獄に仏だな。しかし３時間ほどして外に出ると、再びじりじりと皮膚が焼かれるような猛暑が待っていた。なんなんだよこの暑さは。息をするのも苦しい。
7月25日（金曜日） 出稿約１万字（400字詰め原稿用紙25枚）の原稿を書き終えて編集部に送信する。追加取材して加筆する部分は別送の予定。
7月27日（日曜日） バレバレだよコピペのレポート総合講座「現代社会の課題」のレポート採点と成績評価（約200人）が終了。エクセルの履修者名簿に評点を打ち込んで、担当教授にメールで送信する。すっかり遅くなっちまったぜ。「平和研究」のレポート採点（約20人）も終了。こちらは履修者名簿に手書きで評点を記入する。あす教務部に郵送する予定だ。徹夜が続いて意識がもうろうとしている。どっと疲れた。
インターネットのサイトの記述を丸写しのレポート発見。しかも同じ講座を受講している友達らしき学生のレポートを、一言一句そのままそっくり真似しているときている。二重のコピペである。ばれないと思っているのかなあ。困ったもんだ。まあ、コピぺであってもレポートを提出することで、ほんの少しだけでも勉強になったかもしれないので、該当者はいずれも不合格にはせず最低の点数をつけてあげた。なんてやさしんだろう。われながら驚くほどの恩情採点にあきれてしまうよ。一方、独創的でとても優秀なレポートもあった。こういうのを読むとすごくうれしくなる。
7月28日（月曜日） 喫茶店の衰退午後から都内。都立高校の現職校長の話を聞く。とても温厚で聡明で感じのいい校長だった。匿名が条件だけど率直に思うところを話してくれた。深く感謝します。全国チェーンのコーヒーショップで２時間ほど取材したのだが、校長先生お気に入りの店は早仕舞いしてしまい、いわゆる普通の喫茶店がほかになかなか見当たらず、仕方なくコーヒーショップチェーンに入った。しかも店内は混んでいたため、対面でなく横並びのスタンドでの取材に。街の小さな書店と同じように、普通の喫茶店が次々と姿を消しているのは困った現象だと心から憂慮する。それにしても学生街なのにどうしてまともな喫茶店がないんだろう。需要はあるはずなんだけどなあ。落ち着いた雰囲気でゆっくり話をすることが減っているのかな。
7月31日（木曜日） 更新停滞の釈明いつも「身辺雑記」のご愛読ありがとうございます。このところ忙しくて、「身辺雑記」の更新が２日〜３日おきだったり１週間分とか２週間分まとめてだったりと、すっかり不定期更新になってしまっています。にもかかわらず、そんないい加減な「身辺雑記」を読むのを楽しみにして、毎日のようにアクセスしてくださる方々が少なからずいらっしゃるみたいで、本当にありがたいことです。それなのに、いつもご期待を裏切るようなことばかりで申し訳ありません。心からおわびいたします。
メールをいただいた一部の方には、「なるべく毎日更新するように心掛けます」などと返信してみたものの、結果としては大ウソをついた状態になっています。なんとも心苦しいばかりですが、取材や原稿執筆で四苦八苦していると、どうしても「身辺雑記」は後回しになってしまうのです。結局は怠け者で力量不足の僕がすべて悪いのですが（汗）。「なるべく毎日更新するように努力」するつもりなので、どうかあたたかい目で見守ってやってくださいませ。そんなわけで、とりあえず最近の更新停滞の言い訳でした。