身辺雑記2019年9月

 身辺雑記 

by totoropen (OOKA Minami)


2019年9月1日〜9月30日

●懲りない反社会的議員●雑誌広告も新聞社の責任●劇場版「このすば紅伝説」●恐怖の落雷●ダンボール箱の資料●京急運休●蜜月か日露関係●自動制御連動しない京急の不思議●京急と行政は安全対策を講じよ●ロシアにも毅然と●台風15号●組織を守るための教育行政●地方支局の疲弊を憂える●授業改善アンケート●やはり札幌ラーメンは味噌●労働三権ないがしろ●無為無策で無能●なんて悠長なんだ●東電元幹部の無罪に怒り/不作為の作為そのもの●円盤にダビング●新機種購入の下調べ●石臼挽き中華そば●セルフレジ●スクールロイヤー配置に危惧●無意味なルールと指導●MacBook Pro●逆ギレ郵政に従うNHK●私服を肥やす原発誘致●高畑勲展●駆け込み購入せず●●●ほか


9月1日(日曜日) 懲りない反社会的議員 

 本当に懲りない奴だな。北方領土返還に「戦争」を持ち出した丸山穂高衆院議員(N国)が、今度は「竹島も戦争で取り返すしかない」とツイッターで発信。完全に頭がおかしい確信犯。だったら、お前が一人でボートを漕いで、国会議員を辞職して丸山穂高個人として戦ってこい。ほかの日本人を巻き込むなよ。

 北方領土も竹島も、話し合いと外交で平和的に解決するしか手段はない。それが政治家の仕事なんだよ。「戦争」を持ち出す国会議員なんてとんでもない。そんな基本的な自覚もなく憲法の理念も理解せず、憲法を遵守する気もない奴を、公の舞台に出してはいけない。まさに反社会的存在。選挙で票を投じる側の責任も重大だ。

丸山穂高議員「竹島も戦争で取り返すしか…」SNS投稿(朝日)

https://digital.asahi.com/articles/ASM807WJNM80UTFK006.html


9月2日(月曜日) 雑誌広告も新聞社の責任

 「韓国なんて要らない」と大見出しを掲げた「週刊ポスト」の特集記事に批判が殺到。編集部がお詫びのコメントを出した。だって「週刊ポスト」は、極右雑誌「SAPIO」を堂々と出している小学館が版元なんだよ。毎号の新聞広告や中吊り広告を見ていれば、どんな編集方針の雑誌なのかは一目瞭然だろう。

 韓国批判それ自体がよくないのではない。事実に基づいた批判は大いにすればいい。差別と偏見を煽って、韓国という国と国民を十把一絡げにまとめた上で、「韓国なんて要らない」などと断じていることが問題なのだ。そんなものは言論の自由でも表現の自由でもない。差別と偏見を煽って名誉を毀損するのは犯罪行為にほかならない。言論や表現の自由と一緒にされたら迷惑だ。

 ちなみに「SAPIO」に限らず、ほかの極右雑誌の広告も毎号掲載している読売新聞は、同じ穴のムジナ。広告であろうと、差別と偏見を煽る雑誌の見出しを紙面に載せて拡散するのは、加担に等しい。新聞社は本紙の記事だけでなく広告にも責任を持つ。そのために、各社は広告内容を審査して掲載の可否を判断しているのだから。


9月3日(火曜日) 劇場版「このすば紅伝説」

 午後10時上映開始のレイトショーで映画「この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説」を観た。テレビアニメの劇場版。観客は全座席の2割ほど。上映時間90分の作品だが中だるみ感も。30分で収まるように思った。テレビシリーズの1回分か、せいぜい前後編2回分で十分じゃないかなあ。「爆裂魔法」めぐみんがかわいいから、料金500円なら許容範囲かも。実際はレイトショーでも1300円だったけど。

 【メモ】面白そうなのでぜひ見たい劇場版アニメ。1)「HELLO WORLD/ハロー・ワールド」10年後の未来から来た自分を名乗る青年。同級生の彼女に迫る運命と秘密は。9月20日公開。2)「冴えない彼女の育て方fineフィーネ」テレビシリーズ1期2期に続く劇場版。10月26日公開。

◇◇

 横浜南部では夕方から落雷がひっきりなしに続く。ピカッと光ったかと思うと、ドドドドーーーンとものすごい轟音が立て続けに鳴り響く。しかも延々と。1分間に1~2発の落雷が午後8時過ぎまでずっと続いたから、200発以上の雷が落ちたのではないか。直撃でも食らったら命が危うい。恐怖で身がすくむ。外に出る気にならなかった。


9月4日(水曜日) ダンボール箱の資料

 今年度前期の文章講座の添削済みコピーを段ボール箱に詰めた。担当授業2クラス分で毎年度確実に1箱になる。ほかのレポート課題などと違って貴重な資料でもあるし愛着もあって、なかなか捨てられない、というかそう簡単に捨てるわけにいかない。どんどんたまる一方だ。借りているレンタルルームに持って行けばいいのだけど、車は処分したのでいっぺんには運搬できないんだよなあ。何回かに分けて運ぶしかないのが面倒臭い。


9月5日(木曜日) 京急運休

 昼前に京急線の神奈川新町駅のすぐ隣の踏切で、青砥発三崎口行き快特がトラックと衝突し脱線。トラック運転手の男性1人死亡、乗客ら33人がけが。京急川崎駅と上大岡駅の間で全線運転休止が続いている。ただでさえ猛スピードですっ飛ばす京急だが、事故のあった区間は時速120キロで走り抜けるとのことなので、衝突の衝撃は相当なもので乗客は恐怖だったろうと想像する。事故車両を撤去し、軌道や架線を修復して安全点検と確認を終えるには結構時間がかかりそう。そんなわけで、移動には市営地下鉄やバスを使うしかない。

◇◇

 「蜜月」とはとても言えない日露関係。プーチン大統領と27回も会談したなどと自慢するも、徹底的に袖にされ、コケにされ、足蹴にされて馬鹿にされながらも、それでも譲歩だけ重ねて付き従う下駄の雪のような安倍首相。なんとも美しき安倍外交よ。だめだこいつ、早くなんとかしないと。


9月6日(金曜日) 自動制御連動しない京急の不思議

 衝突脱線事故で運休している京急は6日の始発から、上大岡駅から横浜駅までの運転が再開された。京急川崎駅から横浜駅の区間は、あす7日昼の運転再開を目指すという。それにしても自動的にブレーキがかかる自動列車制御装置(ATC)と踏切内の障害物検知装置が連動するシステムが、京急にはどうして導入されていないのか不可解だ。

 異常を知らせる信号機の点滅に気づいてから手動でブレーキをかけるのでは、どうしても時間のロスが生じる。見落とす可能性や気付くのが遅れる危険性もあるだろう。東急、京王、小田急、東武では自動制御装置と連動しているだけに、京急が連動させていないのは不思議で仕方ない。

 狭い路地を進んで後戻りもせず、踏切内に入り込んでしまったトラックの過失が何よりも大きいのは言うまでもない。だけど、そんな袋小路同然の狭い道に大型車両が誤って立ち入ることのないように、注意喚起する標識を行政が設置していなかったのも問題ではないか。これまでも何度も、不注意による同様の進入があったというのだから。

 列車運転士に異常を知らせる点滅信号機の設置場所や、自動列車制御装置とのシステム連動も含めて、対策と改善策はたくさんあるはずだ。ぜひともしっかり検証し、今後の事故防止に生かしてほしいと願う。

 【写真】京急線の運行状況などを知らせる掲示。=京急・上大岡駅<上>と、横浜市営地下鉄・上大岡駅<下>。




9月7日(土曜日) 京急と行政は安全対策を講じよ

 7日午後1時15分ごろ、京急全線で運転再開。衝突脱線事故から2日ぶり。復旧に従事された作業員の皆さん、本当にお疲れさまでした。

 自動列車制御装置(ATC)と踏切内の障害物検知装置が連動するシステムが、京急に導入されていないのは不可解だとした僕の文章について、「品川ー北品川間の八ツ山橋踏切は踏切が閉まってから電車通過までの時間が長く、電車の通過速度も遅いので、よく通り抜ける人がいる。その度に緊急停止していたらまともな運行が出来なくなる。京急が踏切内の支障物検知装置を導入しない一番の理由だと思う」とのご意見をいただいた。

 僕の考えを次のように書いて返信した。「品川ー北品川間は時速120キロで通過はしないはずなので、その区間だけ自動列車制御装置と障害物検知装置を連動しないという方法もあり得るのではないでしょうか。基本は、異常があれば可能な限り速やかに緊急停止すること。最優先されるべきは安全運行のためのシステムだと思います」。

 何もしないでそのままの態勢を維持し続けるなら、同じような踏切侵入・立ち往生といった事態が発生した場合、また同様の事故が再び繰り返されることになるだろう。もしかしたらもっと大惨事になるかもしれない。完全なシステムはないにしても、より安全な対策は講じるべきだと考える。


9月8日(日曜日) ロシアにも毅然と

 北方領土の領有権について、プーチン大統領は「第2次世界大戦の結果に依拠しよう。スターリンがすべてを手に入れた。議論は終わりだ」と述べたという(ANN=テレビ朝日)。国と国との約束を守らず、話し合いの大前提となる国家間の合意事項を反古にし、根底からひっくり返す問題発言だ。安倍政権はどうして猛反発も厳重抗議もしない。

 プーチン大統領の発言は、日韓請求権協定を否定する韓国大統領の言動と同じように重大問題のはずで、だとすれば安倍首相はロシアに対しても毅然とした姿勢で厳しく対応し、厳重抗議すべきだろう。「国と国との約束・国際法・条約を守れ」と主張するのなら、なぜロシアにも韓国と同様かそれ以上の姿勢を貫かないのか。いつもながら安倍首相の振る舞いは矛盾だらけで支離滅裂だ。

 こんな安倍首相が各国首脳から信頼などされるはずがない。ウラジオストクの国際会議で、プーチン大統領に向かって「君と僕は同じ未来を見ている。駆けて駆けて駆け抜けようではありませんか」などと、ポエムのような恥ずかしい意味不明の演説をしている場合じゃない。嘲笑。

◇◇

 今夜遅くから早朝にかけて台風15号が関東直撃。あす9日は新聞休刊日。ちょうど配達時間帯が猛烈な風雨にさらされることになるので、新聞販売店と配達員の皆さんには超ラッキーだろう。いつもご苦労さま。しっかりゆっくり休んでください。


9月9日(月曜日) 台風15号

 台風15号が関東直撃。午前1時を過ぎても静まり返っていたのに、世界は一変。午前2時ごろから午前5時ごろの約3時間、ものすごい暴風雨が荒れ狂っていた。窓ガラスが割れるのではと恐怖を覚えるくらい。強い風雨が吹き付けてガタガタ揺れ続け、外ではトタンが飛ぶ音や緊急車両がサイレンを鳴らして走り回る音も。ゴゴゴゴ、ブワワワーッという風の音がずっとうるさくて眠れないほどだった。午前6時になってようやく少し落ち着いた感じに。

 うちは高台(というか山の上)にあるから浸水の心配はない。あと地盤が結構強固なようで地震でもあまり揺れない。そこだけは安心できるかも。

 台風15号は午前5時前に千葉付近に上陸。千葉市で午前4時半ごろに観測史上1位の最大瞬間風速57・5メートルを記録。横浜市でも午前3時過ぎに最大瞬間風速41・8メートルの強風が吹いたという。午前1時を過ぎても嘘みたいに静かだったのに。台風恐るべし。


9月10日(火曜日) 組織を守るための教育行政

 「教育委員会は生徒を守るためではなく教師を守るためにあるんだと思う」という書き込みがネットニュースのコメント欄にあった。違います。「教育委員会は生徒を守るためでも教師を守るためでもなく、学校や教育行政という組織と役人を守るためにある」のです。勘違いして本質を見誤ってはいけません。

 トンデモ教師や管理職であっても、組織防衛のために必要であれば擁護し、隠蔽や偽証や文書偽造も平気でする。しかし組織(教育行政=教育委員会事務局)にとってまずくなれば、いとも簡単にあっさりと即座に切り捨てる。残念ながらそれが教育委員会の体質であり傾向だ。

 いったいだれのために何のために仕事をしているのか。これまでの取材経験から、子どもたち(児童や生徒)の方を向いて仕事をしているとはとても思えない。もちろんすべての職員がそうだというのではないけれど。


9月11日(水曜日) 地方支局の疲弊を憂える

 久しぶりに友人の全国紙記者と電話。地方支局の困惑する実態を聞いて心底驚いた。地方支局の人員を半減させた結果、勤務環境が劣悪になり、決まりものの取材だけでアップアップ。記者の補充や拠点支局からの応援も高齢者1人だけ。まるで研修医のような労働環境じゃん。若手を育てる役割を担う地方から記者を減らし、取材力は著しく低下するといった悪循環に陥っているという。

 これでは現場記者も地元の読者もだれも得しない。一方でデジタル編集部門は人員増するも、時間を持て余す若手記者が多いというチグハグさ。本末転倒。自殺行為というか自滅行為ではないか。どこの社も似たような状況らしいが、民主主義を支えるはずの取材現場の屋台骨が大きく揺らぎ、疲弊し混沌としていることに強い危機感を覚える。

 取材経験を積んで取材力を磨くことは、記者育成の基本であるはずだ。それは権力監視を実践する唯一の方法でもあり、主権者である読者に判断材料を提示して民主的な社会を維持することになる。ひいては読者の信頼を得て、会社の利益にもつながるはずなんだけどなあ。そうした記者活動のベースにもなるのが地方支局なのに。


9月12日(木曜日) 授業改善アンケート

 閲覧公開から1週間以上過ぎて、遅ればせながら前期の「学生による授業改善アンケート」(授業評価アンケート)を見た。学生の評価はいつも通りまあまあだが、驚いたのが自由記入コメントの多さだった。例年だと5~6本くらいなのに、今年は40本もコメントが並んでいた。

 「わかりやすかった」「楽しかった」「力がついた」といったありがたいコメントが大半だった。ほかの先生方から「耐えられないような誹謗中傷や悪口がたくさん書かれて閉口する」「自由記入なんてほとんどない」などの声を多く聞いているだけに、罵詈雑言や非難の言葉がなくてホッとした。

 コメントの中に2つだけ「話が長い」「もう少し大きな声で話してほしい」という意見があった。いつもなるべく短く話すように心がけていて、「ワンポイント・レク」など一つのコーナーは長くても10分程度なんだけどなあ。そこは的外れではないか。そもそも話を聞いていなかったのではなかろうか。謎としか言いようがない。

 ちなみに大学側からアンケート結果の開示を知らせるアナウンスがないのは、いかがなものかと思う。おかげで教員からのメッセージを書き込む締め切りが過ぎていた。まあいいんだけどさ。


9月13日(金曜日) やはり札幌ラーメンは味噌

 横浜そごうの北海道物産展で、札幌・我流麺舞飛燕のラーメンを食べた。塩がウリということらしいので札幌塩ラーメンを注文。見た目はものすごく美味しそう=写真=なんだけど、可もなく不可もなくといった感じ。不味いわけではないが、やはり札幌ラーメンは味噌を注文すべきだったかな。


9月15日(日曜日) 労働三権ないがしろ

 憲法28条は、労働者の団結権・団体交渉権・団体行動権を認める(労働三権)。ストライキは憲法で保障された団体行動権の一つ。状況から考えれば佐野SA(サービスエリア)のケースは正当なスト権の行使だと思われるが、そもそもストの最中に会社側が新たに従業員を雇用して営業再開するのって、不当労働行為に問われないのだろうか。そういうのがまかり通るなら、ストライキ(団体行動権)なんて成り立たなくなるじゃん。

佐野SA従業員、いまもスト続行中「一日も早く仕事を」(朝日)

https://digital.asahi.com/articles/ASM8Y65GLM8YULFA03C.html


9月16日(月曜日) 無為無策で無能

 台風15号の千葉上陸から1週間。なぜ政府は非常災害対策本部会議を設置せず、関係閣僚会議も開かないのだろう。倒木が多くて停電に対応できないのなら、復旧作業や被害状況確認の人手が足りないのなら、自衛隊が総力を挙げて片付ければいいではないか。なぜ自衛隊は出動しないのだろう。なぜ千葉県は自衛隊の災害派遣を迅速に要請しないのだろう。給水支援や入浴支援もいいけど、壊れた屋根にブルーシートを被せるなど、とにかく応急処置だけでもすればいいのに。

 そもそも安倍政権はどこを向いて、だれのために仕事をしているのだろう。あまりの危機感のなさと危機管理能力の欠如ぶりには、驚き呆れるばかりだ。安倍政権(政府)はもちろん、千葉県も東京電力も無為無策・無能すぎる。来年の東京五輪期間に大型台風が来たら、いったいどうするつもりなのだろう。まもなく確実に起きる首都圏大地震には、どう対応するつもりなのだろう。

 学習能力のかけらもなさそうだから、たぶん「想定外だった」「迅速かつ適切に行ったと考えている」などと、今回と同じく平然と他人事のように繰り返すに違いない。


9月17日(火曜日) なんて悠長なんだ

 千葉県内の倒木や土砂の除去に当たる自衛官を大幅増員。14日時点では計約260人だったが、16日は約3千人態勢に増やした……。おそっ。遅すぎるよ。なぜこんなに悠長なのか。もっと早い段階で大量投入すべきだろう。トップ(安倍首相)の危機意識のなさが、こういうところに見事に反映しているとしか思えない。そもそも災害対応や市民生活なんてものに、安倍首相は全く関心ないもんな。

停電復旧向け自衛官を大幅増員へ、千葉で最大1万人(朝日)

https://digital.asahi.com/articles/ASM9J6R8PM9JUTIL01H.html


9月19日(木曜日) 不作為の作為そのもの

 福島原発事故で東電旧経営陣3人に無罪判決。部下から巨大津波の可能性を指摘する報告が上がっていたのに。報告を握りつぶして放置し無為無策を続けたのに。巨大津波の危険性を十二分に認識し予見もできて対策をとれる立場にあったのに。つまり巨大津波の危険性を把握しながら、あえて放置していた。それでも無罪とは。

 空いた口がふさがらない。事前に可能性も危険性も把握し認識していたのに、対策も何もせず放置し続けたのは「不作為の作為」(=意図的に意識的にやらないこと)そのものではないか。にもかかわらず、「予測できる可能性があったとは認められない」「絶対的な安全性の確保までを前提としていない」とは。

 日本の司法に対する信頼性が根底から大きく揺らぐ。不信感と失望が改めて限りなく広がる。そんな度し難いトンデモ判決としか言いようがない。心の底から怒りを覚える。

 職務怠慢・責任放棄・厚顔無恥──。東電旧経営陣3人はもちろん、今回の無罪判決を言い渡した裁判官にも同様に、この言葉を突き付けたい。初めに結論ありきの無為無策と無罪判決。権力を行使して判断し対策を取ることができる立場にありながら、その責任を全く果たさないという罪は極めて重大だ。

 【メモ】東京電力福島第一原発事故をめぐり業務上過失致死傷罪で強制起訴され、東京地裁(永渕健一裁判長)が無罪判決を言い渡したのは、元会長の勝俣恒久、元副社長の武黒一郎、元副社長の武藤栄の3人(いずれも求刑・禁錮5年)。


9月20日(金曜日) 円盤にダビング

 ブルーレイレコーダーで録画してあったテレビ番組を、たまっていたHDからブルーレイディスクにダビングする。実は円盤にダビングしたことが今まで一度もなかったのでドキドキ。そもそもディスクには1回しか書き込めないものと、何回でも重ねて録画できるものなど、何種類もあることも恥ずかしながらあまり理解していなかった。それくらい完全な初心者なのだ。

 実際に各メーカーから数え切れないほどの種類のディスクが発売されていて、購入の段階でどれを選べばいいか戸惑うばかりである。さまざまな商品の違いについて、売り場の担当者でさえ明確に把握できていない様子だった。それはともかく初めてダビングしてみたら意外にも簡単で、想像以上に高速でサクサクと作業が進んだ。不要な録画番組をざっくり消去したので、レコーダーのHDもスッキリした。ものすごく気持ちいい。


9月21日(土曜日) 新機種購入の下調べ

 MacBook Pro(2011年版)の動きが怪しくなってきたので、新機種購入に向けて下調べを続けている。どのバージョンがいいのか、どれだけの性能と容量が必要なのか、USB接続変換アダプタやネット接続環境はどう整えればいいのか。分からないことだらけだ。ネットで情報収集したり、家電量販店を回って店員さんに教えてもらったり。今夏発売された最新機種はかなり高い。Macだからそれはまあ仕方ないのだけど。そもそも最新版以前の古い機種は家電量販店では扱っていない。さてどうしたものか。


9月22日(日曜日) 石臼挽き中華そば

 横浜・上大岡の京急百貨店の北海道物産展で、富良野とみ川の石臼挽き中華そばを食べた=写真。美味しい。魚介のさっぱりして甘しょっぱいコクのあるスープが、僕の好みにすごく合う。日本蕎麦のような麺が独特で、のどごしがよくてつるっとしながらコシもある。豚、鶏、スモークの3種類のチャーシューも個性的。味噌ラーメンでなくてもすんごく美味しかった。僕的には合格の一杯。というか満足できる一杯だった。

◇◇

 テレビアニメ「からかい上手の高木さん2」最終回。今期放送された中で、最高に面白くて甘酸っぱい素敵なアニメだった。西片の鈍感さには最後までずっとやきもきさせられたけど、中学生だと気の利いたセリフなんて言えないよなあ。自分だって中学生の時はそうだったもの。でもラストでしっかり行動で示せてよかった。高木さんの笑顔が最高。いい最終回でした。第9話から最終話にかけての高木さんの「怒涛の追い込み」が、見ていてニヤニヤ&キュンキュンさせられて素晴らしかった。中の人(声優)が、あの「めぐみん」と同じなのは……お見事。#高木さんめ


9月23日(月曜日) セルフレジ

 久しぶりにユニクロに行ったら、会計カウンターが大幅改装されてセルフレジになっていた。使い方がさっぱり分からないので女性店員さんがフォローしてくれる。意外と簡単に手続きがサクサク進むが、クレジットカードを通す際に何回かエラーに。「エラーですねもう一度お願いします」と言われるまで全く気付かなかった。これって会計したつもりで商品を袋に詰めて、退店してしまう客は出てこないのだろうか。気付かず店を出た時点でアラームが大音量で鳴り響いたりして。それもなんかゾッとするなあ。

 消費税はアップするわ、サービスは端折って客の手を煩わせるわ、だけど値下げするでもない。なんとも腑に落ちない。せめて有人の会計カウンターも併設して選択制にしてほしい。ちなみにセルフレジに戸惑っている客が続出。僕だけじゃなかった。

◇◇

 【スクールロイヤー配置に危惧】いじめや体罰で証拠隠蔽し、あまつさえ捏造までする学校と教育行政。教育裁判で、学校側や教育委員会側の代理人として詭弁を弄する弁護士を見てきただけに、「スクールロイヤー」と呼ばれる弁護士を教育現場に配置した場合、彼らが組織を守る立場に徹することにはならないのか。不安と不信と危惧を覚える。

 そもそも弁護士といってもさまざまで、みんながみんな憲法や基本的人権の擁護を実践し、弁護士法第1条の精神を理解している人ばかりではない。ただ単に教育現場に弁護士(法律家)を送り込みさえすれば、それだけで問題解決につながり明るい未来が待っているなんて、とんでもない勘違いだと思う。

 むしろ虐げられている生徒や教師にとっては、教育現場への弁護士導入が逆にマイナスになって、抑圧と管理がさらに進むことだってあり得る。そんな危険性も視野に入れておくべきだ。

スクール弁護士を配置へ、文科省、300人、いじめや虐待に対応(共同)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190923-00000138-kyodonews-soci


9月24日(火曜日) 無意味なルールと指導

 「小学校で筆算の横線を全て定規で引く指導をしている」。そんなの初めて聞いたよ。なんの意味があるんだろう。定規の使い方が上手くなるし見直しやすいだなんて、全く理解できない。そもそも無意味なルールを押し付けられて、疑問を感じることもなく、何も考えずに黙って従うのが美徳とされること自体が異様。自由な発想と意欲を育む教育からはかけ離れている。本末転倒だし気持ち悪すぎないか。

 そればかりか、「机上に置くノートや筆箱の位置、発表や話を聞く態度、あいさつの仕方、廊下の歩き方に加え、靴や傘、トイレのスリッパの置き方、休み時間の遊び方の注意点」まで指導する、画一的なルールも広がっているという。

 息が詰まる。何から何までがんじがらめに管理統制され、まるで刑務所のようではないか。まず教師自身が、そんなルールと指導に疑問に感じてほしい。

筆算の線、手書きなぜダメ?、小5が160問「書き直し」命じられる、指導の背景は(西日本新聞)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190924-00010000-nishinp-soci


9月25日(水曜日) MacBook Pro

 後期(秋学期)の授業初日。1回目はガイダンスなので早めに切り上げる。少しの高揚感と少しの期待感と少しの疲労感。ヨドバシカメラでMacBook Pro(256GB)とWi-Fiルーター、USB接続アダプターを購入。Mac本体は希望機種の店内在庫がなく明後日に配送予定。

◇◇

 【メモ】「人々は困窮し、死に瀕し、生態系は壊れる。私たちは絶滅を前にしている。なのにあなたがたはお金と、永続的経済成長という『おとぎ話』を語っている。よくもそんなことが!」。怒りで体を震わせる16歳の環境活動家・グレタ・トゥーンベリさんの発言に、国連本部の総会会場は静まりかえったという。しゃべり方などの印象に関してはさまざまな感想や受け止め方があるかもしれないが、訴える内容と言葉は全く正しく指摘の通りだと思う。


9月26日(木曜日) 逆ギレ郵政に従うNHK

 かんぽ生命保険の「不適切営業」を報じたNHKの番組に対し、一方的な内容で名誉毀損などと日本郵政が抗議を繰り返したのを受け、NHKの経営委員会がNHK会長を注意していたことが判明。組織ぐるみの悪質な押し売りで、日本郵政が詐欺行為そのものの犯罪を繰り広げたのは明白ではないか。それなのに逆ギレして報道機関を恫喝し、圧力をかける厚顔無恥は許しがたく言語道断だ。

 だが、経営委員会が会長を口頭注意するという形で番組に介入して、続報を放送延期させるNHKの組織体制の異常さはさらに論外だ。そこはさらに日本郵政の非道ぶりを追及して、もっと徹底的に放送すべきところだろう。まさか後ろから弾を打たれるとは。現場で奮闘する番組スタッフが気の毒すぎる。日本郵政の幹部は威力業務妨害罪、NHK経営委員は背任の罪に問われてもおかしくない。徹底糾明すべし。


9月27日(金曜日) 私服を肥やす原発誘致

 関西電力の会長ら経営幹部に、高浜原発のある高浜町の元助役から3億円余の資金提供が判明。原発関連工事を受注した建設会社からの手数料が還流したようだ。それってわれわれの税金と電気料金だよね。関電側は「一時的に預かった」「返却の機会をうかがいながら保管」「既に返却した」などと説明する。ふざけるな。そんな冗談みたいな言い訳が通じるか。通じていいわけがない。

 安全対策には手をつけず放置しながら、私利私欲まみれの賄賂に汚染される原発誘致。巨費を投じて何が何でも原発を推進するのは、電力会社幹部と地元有力者の私服を肥やすためだ。


9月28日(土曜日) 高畑勲展

 午後から東京・春日で都内の公立学校教諭らの学習討論会。コメンテーターとして招かれた。教員不足が常態化しながら、これまでにも増して超過勤務で現場が疲弊する痛々しい実態や、教育課程にも授業内容にも政治が露骨に介入する異常な現状が次々に報告される。深刻で酷すぎる。お招きいただいて、こちらこそ大変勉強になりました。感謝。

 夕方、神保町の欧風カレーボンディへ。20分ほど並んでビーフカレーを注文=写真。カレーは美味しかったが、前菜のジャガバター2個は個人的には要らないなあ。僕としてはカレーだけを味わいたい。できればその分、値段を下げてほしいなあ。薬味は福神漬だけでなく、らっきょうやレーズンもあるのがうれしい。

 腹ごしらえを終えて、皇居お堀端にある東京国立近代美術館で高畑勲展を観る=写真。金曜と土曜は午後9時まで開館。午後6時からたっぷり2時間かけて、直筆の構想ノートや絵コンテなどを見て回った。朝ドラ「なつぞら」最終回の放映日だからか、消費増税直前だからか、もともと人気の企画だからなのか、かなり混雑していた。会場内は写真撮影禁止だが、「アルプスの少女ハイジ」のジオラマだけは撮影可だった。


9月30日(月曜日) 駆け込み購入せず

 消費増税前の駆け込み購入がニュースになっているが、ティッシュペーパーやトイレットペーパーはいつも少し余分に買ってあるので、これ以上あえて買う必要はないと判断。そもそもそんなに大量に買い溜めしても、保管しておく場所がないもんなあ。


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