身辺雑記2024年12月

 身辺雑記 

by totoropen (OOKA Minami)


2024 年12月1日〜12月31日

●「ぶつかりおばさん」●マイナカードは使わないのが一番●初めての新1万円札●「選択的」夫婦別姓になぜ反対?●ちょっと安心●築地銀だこ●韓国「野党」はネトウヨに酷似●荒唐無稽なデマや詭弁●中華料理店の味●「能登のムラは死なない」●来年はシンプルカレンダー●「被告人は無罪」●年賀はがき購入●メール送信エラー頻発●発電コスト試算の矛盾●ネットの闇●猫みたいなカラス●読売主筆の渡辺恒雄氏死去●ジャーナリズム精神をぶち壊す大越健介●忘年会●LINEに登録●インフルエンザ●裁判官のインサイダー取引●「被害者ぶった加害者」●●●●●●●●●●●●ほか


12月1日(日曜日) 「ぶつかりおばさん」

 「ぶつかりおじさん」が話題だが、おじさんだけじゃない。歩きスマホをしているわけでもないのに、おばさんが不自然にぶつかって来たことがある。困惑するばかりだ。ほかにもスーパーの買い物カゴを回収場所にきちんと戻さず、次の客を困らせるおばさんとか。頭のおかしい非常識で迷惑な人に性別は関係ない。


12月2日(月曜日) マイナカードは使わないのが一番

 マイナンバーカードにあれこれ紐付けすると、芋づる式に悪用されかねない。別の言い方をすると、健康保険証や運転免許証などを紐付けしなければ、被害は最小限にとどまる。そもそもマイナカードを使ったり持ち歩いたりしなければ、マイナンバー(個人番号)も個人情報も他人に知られることはない。マイナカードは使わないのが何より安全。つまりそういうことだ。

 現行の紙の健康保険証の新規発行が、きょうから停止される。しかしこれまでの保険証が使えなくなるわけではなく、最長1年間は紙の保険証は有効だ。その後も、健康保険組合などから送られてくる「資格確認書」(申請の必要なし)があれば、マイナ保険証がなくても問題ない。マイナ保険証に一本化されるわけではない。

 現行の保険証を廃止すること自体が、大いなる無駄ではないか。マイナ保険証と紙の保険証を併存させればいい。そもそもマイナカードの取得は任意のはず。テレビ各局はそこをしっかりとアナウンスすべきなのに、「資格確認書」に触れないニュース番組もある。理解に苦しむ。


12月3日(火曜日) 初めての新1万円札

 現金が少し必要になったので、銀行でお金を下ろした。おおっ。渋沢栄一の1万円じゃないか。しかもすべて新札ではないか。新千円札はお釣りでもらったことがあるが、新1万円札を手にしたのは遅ればせながら初めて。写真や映像ではオモチャの子ども銀行券みたいという印象だったけど、意外とカッコいい。

 新1万円札はホログラムにも渋沢栄一がいた。でもやっぱり安っぽい感じは否めない。福沢諭吉の1万円札の方が重厚感はあるかな。とは言うものの、最近は現金を使う機会があまりないんだよなあ。新5千円札は、いまだに手にしたことがない。


12月4日(水曜日) 「選択的」夫婦別姓になぜ反対?

 選択的夫婦別姓に頑なに反対する理由が全く理解できない。何も全員が別姓にしなければならないと言っているのではなく、別姓にしたい人はどうぞご自由にというだけなのに。だって「選択的」なのだから。反対する人たちは理由に「家族の形」や「子どもが不幸に」などを掲げるが、そもそも「家族の形」はそれぞれ。世の中には片親の家族も離婚や死別や事実婚もあれば同性婚もある。だからといって不幸だとは限らない。よそさまの「家族の形」に口出しすること自体が不自然で、不自由で傲慢で余計なお世話だろう。選択的夫婦別姓に頑なに反対する発想が不可解でならない。


12月5日(木曜日) ちょっと安心

 関内キャンパスで授業。講義が終わると女子学生が「きょうの授業ものすごく面白かったです」とわざわざ言いに来てくれた。「公共放送であり自主独立した報道機関であるはずのNHKと政府与党(国家権力)との距離感」がテーマ。「NHKってヤバイことになっているんですね」「うん、ものすごく」。新聞もテレビも、もちろんNHKも見ない学生が大半の中、みんな関心あるのかなあと不安だったが、ちょっと安心した。心強い。うれしかった。


12月6日(金曜日) 築地銀だこ

 上大岡の「築地銀だこ」で、たこ焼きを買って食べた=写真。キャンペーン期間だからか40人ほど並んでいる。2時間近くかかりますと言われたが、1時間ちょっとで購入できた。この手の長い行列にはまず並ばないのだけど(せいぜい20~30分が限界)、どうしてもたこ焼きが食べたい気分だったのだ。外はカリッと中はトロッとしていて美味しかった。

 「銀だこ」の行列に並んだ1時間、スマホで新聞紙面やX(ツイッター)の記事、メールなどをチェックしていたので、それほど苦痛でもなく退屈もしなかった。スマホに感謝。


12月7日(土曜日) 韓国「野党」はネトウヨに酷似

 民主主義を蹂躙し破壊する「戒厳令」(非常戒厳)が論外なのは言うまでもないが、革新だとか進歩派と称される韓国「野党」の言動には、以前からずっと違和感しかない。頭から喧嘩腰の日本への対応は、その一つ。日本人が歴史と向き合って真摯に反省すべきなのは当然だ。

 しかし、日本が相手なら何をやっても何を言ってもいい、といった態度は理解に苦しむ。論理的でも理性的でもない。革新・進歩派と称される韓国「野党」のご都合主義で国粋主義的な言動は、むしろ日本のネトウヨと同根に思える。それでは建設的で未来志向の日韓関係を築くのは困難だろう。その反動か、北朝鮮には過度に融和的。違和感が拭えない。


12月8日(日曜日) 荒唐無稽なデマや詭弁

 選択的夫婦別姓に反対する連中が、荒唐無稽なデマや詭弁を吹聴し始めたことに驚愕する。「夫婦別姓になると戸籍制度がなくなる」「帰化議員が言い出した」といった類だが、差別と偏見に満ちた極めて悪質な虚言だ。夫婦別姓でなぜ戸籍制度がなくなるのか、全く意味不明。

 そもそも明治以前の日本では夫婦別姓は珍しくなかった。夫婦同姓は必ずしも「日本の伝統文化」などではない。選択的夫婦別姓はワガママではない。個人の権利と人権の問題だ。事実婚や通名使用だと著しく不利益を被る場合がある。だからこそ法的裏付けを必要とする人がいる。だから「選択的」なのだ。

 頭が悪くてまともな情報が得られないのか、それとも意図的にデマや詭弁を流しているのか。後者であれば悪質な差別主義者と断じざるを得ない。兵庫県知事選を巡ってもいまだに「斎藤元彦知事はメディアに悪者にされた」「マスコミの偏向報道の犠牲者だ」などの詭弁が垂れ流されている。懲りないな。


12月9日(月曜日) 中華料理店の味

 1〜2週間に1回ほど食べに行く駅前の中華料理店の味が、最近は少し落ちたなと感じていた。厨房の中国人のオヤジさんが体調でも崩したのかと心配したが、きょうは味も量も元通りだった。チラッと見かけた顔色も悪くなさそうで安心した。価格は良心的で味もいいので頑張ってほしい。切に願う。


12月10日(火曜日) 能登のムラは死なない」

 かつて輪島支局に駐在した元朝日新聞記者の藤井満さんから「能登のムラは死なない」(農文協)をいただいた=写真。「能登の里人ものがたり」(2015年刊行=絶版)に、能登半島地震以降の取材内容を大幅加筆。「能登のことも地震も忘れてほしくない」と言う著者の思いが詰まった一冊だ。

 能登半島地震から1年近くが経つのに、復興がなかなか進まないのは政治の責任が大きいし、政治の怠慢だと思う。ボランティアの受け入れもライフラインやインフラの整備も、初動から違和感があった。度重なる悪天候と地震で、文字通り踏んだり蹴ったりが続く能登の人々が気の毒でならない。

 「能登を忘れてほしくない」と願う著者の取材成果が、この時期に復刻増補版として出版されるのは必然と言っていい。書名の「能登のムラは死なない」に強い決意と希望を感じる。あくまでも「文化や生業や集落の記録」がベースなのが著者ならではだ。各章の扉や文中コラムには、輪島支局で藤井さんと共に過ごした亡き妻レイザルさん(玲子さん)のイラストが使われている。288ページ。1800円+税。


12月11日(水曜日) 来年はシンプルカレンダー

 2025年のカレンダーを購入した。「1年間がひと目で」が謳い文句の大判を選んだ=写真。これまではひと月ごとにめくるオーソドックスなタイプを愛用していたが、毎月めくるのも面倒だと考えて、1年分が1枚になったものにした。トトロの映画シーンも、ネコやスズメの写真も何もなく数字だけ。実にシンプル。値段も安い。


12月12日(木曜日) 「被告人は無罪」

 「紀州のドン・ファン殺害事件で元妻に無罪判決」を伝えるnews23が、裁判長の主文言い渡しの言葉を「被告人を無罪」とアナウンスした。テロップも同じ。それはない。「被告人は無罪」だろ。無罪の場合、助詞は「を」ではなく「は」だよ。法曹界でも報道現場でも常識。原稿の間違いをそのまま読んだのか。TBSニュースは原稿を誰もチェックしていないのか。報道ステーションは「被告人は無罪」とアナウンスしていたし、テロップもそうなっていたぞ。しっかりしろ、TBS。


12月13日(金曜日) 年賀はがき購入

 近所の郵便局で年賀はがきを購入した。出す枚数をグッと抑え込んだ。100枚を大幅に下回る。それと喪中の連絡をいただいた方に出すため、普通のはがきも数枚。やはり郵便料金の値上げはキツイ。郵便局長さんによると、今年は出足も遅いし販売枚数も大幅に減っているという。僕も購入枚数を減らした一人なのだけど、「いやいや、いつも本当にありがとうございます」と感謝された。恐縮です。

◇◇◇

 メールの送信システムの調子がすこぶる悪い。いずれも前日や前々日には正常に送信できていたアドレスなのに、どれもエラーが出て「配達できませんでした」と戻ってくる。何回も送信してしまって同じエラーメッセージが。そんな相手から返信が来た。なんだよ、ちゃんと届いてるじゃん。謎だ。


12月16日(月曜日) 発電コスト試算の矛盾

 経済産業省が電源別の発電コストを試算。「LNG火力発電(液化天然ガス)は原発より割高」で、「原発は太陽光発電に次いで安い」とした。「LNGは二酸化炭素対策費がかさむから割高」だという。それなら原発は廃炉や事故対策、放射性廃棄物処理に桁違いのコストがかかるはずだが。都合の悪いところはちゃっかりスルーした経産省の発電コスト試算。おかしくないか。


12月17日(火曜日) ネットの闇

 「テレビ局は事件事故の被害者故人の名前顔写真を使うな」「マスゴミは被害者の名前や顔写真を放送するな」などともっともらしい主張をしながら、自分はネットで被害者の顔写真を転載拡散し、個人情報や真偽不明の噂を晒し続ける輩の矛盾。そもそも(北九州市で殺害された中3女子の)顔写真は遺族提供。生きた証を残したいと考える遺族もいる。

 ネットの闇は底なし沼だ。一見すると正しくもっともらしいことを大声で繰り返し主張する人物・言葉の怪しさ。矛盾や疑問はないか。鵜呑みにせず背景や意味を吟味して判断した方がいい。自分の頭でしっかり考えること。同じような情報源だけでなく、別々の情報源に複数当たって確認すること。


12月18日(水曜日) 猫みたいなカラス

 昼下がりに駅に向かって歩いていると、誰もいない空き地から「カランコロン」と乾いた音が聞こえてきた。音がする方を見るとカラスだった。小柄でまだ子どものようだ。ペットボトルのキャップをくちばしで突ついて、転がしたり放り投げたりして一心不乱に遊んでいる。まるで子猫みたい。猫と違うのは咥えたキャップを空中から落とすところくらい。夢中で遊ぶ様子に見入ってしまった。

 授業に遅れるので少ししか見られなかったが、時間に余裕があればいつまでもずっと眺めていられる。カラスは賢くて可愛い。


12月19日(木曜日) 読売主筆の渡辺恒雄氏死去

 読売新聞グループ本社代表取締役主筆の渡辺恒雄氏が死去。98歳。「政治記者として政治権力に近付いて取材する」どころか、監視対象の政治家との緊張関係も距離感もなく、一線をはるかに超えて政治権力と一心同体。むしろ自身が権力者そのものだ。読売社内では「社論」を統一し異論を許さない独裁者だった。独裁者ナベツネという重石が消えて、ホッと安堵している読売の記者も少なくないに違いない。

 読売主筆の渡辺恒雄氏は「巨星」でもなんでもない。記者の仕事を勘違いし、権力の一員に成り果てた醜悪な独裁者でしかない。読売新聞を政府自民党の「広報紙」に育て上げた。民主主義とジャーナリズムを衰退させた元凶の一人だ。


12月20日(金曜日) ジャーナリズム精神をぶち壊す大越健介

 昨夜19日の「報道ステーション」は酷かった。トップ項目で取り上げたのは読売主筆の渡辺恒雄死去。それ自体は何の問題もない。政治権力との距離感のなさを批判的に取り上げた前半は、むしろ問題意識とジャーナリズム精神に裏打ちされた真っ当な内容だった。ところが、キャスターの大越健介が前面に出た後半が最悪だった。

 大越健介がNHK時代に渡辺恒雄をインタビューした映像を持ち出して得意げに語り、渡辺恒雄は尊敬すべき政治記者であるかのように持ち上げる。ゲストの御厨貴・東大名誉教授がバランスを取ろうとするが、大越のコメントで、番組スタッフの問題意識が発揮された前半VTRはぶち壊しになった。

 大阪・関西万博の現地を訪れて懸命に褒め称えた放送回と同様に、大越健介には違和感しかない。ニュースステーションから続く報道ステーションのジャーナリズム精神と、大越健介の姿勢は大きく乖離する。最低のニュースキャスターの一人だと改めて痛感した。


12月21日(土曜日) 忘年会

 東京・恵比寿で中学の同級生と忘年会。同級生の一人が経営する小洒落た飲み屋に6人が集まった。コロナ禍を挟んで久々の再会。懐かしい。ずっと以前から「なんでLINEをやらないんだ」と言われ続けていたが、面倒なのでインストールしなかった。ここにきてプレッシャーが強い。いよいよ登録して参加せざるを得ないかな。


12月22日(日曜日) LINEに登録

 というわけで、LINEをインストールして登録完了した。なんやかんやとややこしいし、面倒臭そうだし、個人情報の拡散が不安だったりもする。まあそれなりに便利なのだろうけど。LINEに束縛・支配されなければ大丈夫か。昔のチャットと同じだよな。

 LINEをやってみて実感したこと。次から次に来るメッセージに追われて焦る。そしてもう一つ。メッセージを別のグループに誤送信するのは十分にあり得るということ。「そんなのあるわけないだろ」と思っていたが、集中して気をつけていないとあるよ。ヤバすぎる。そんな感じで、遅ればせながらLINE初体験。


12月23日(月曜日) インフルエンザ

 東京・中目黒の馬刺し居酒屋で友達と飲む約束をしていたが、1人がインフルエンザに罹ったため延期になった。仕方ない。確かに街中でも電車内でも教室でも咳をしている人が多い。大半は周囲に配慮しているが、マスクをせず口を覆うこともしないで咳き込む輩が少なからずいる。感染拡大するのも当然か。困ったものだ。


12月24日(火曜日) 裁判官のインサイダー取引

 金融庁に出向中の裁判官がインサイダー取引の疑いで、証券取引等監視委から東京地検特捜部に告発された事件。朝日や毎日の「佐藤壮一郎職員(32)」の表記はおかしくないか。「佐藤壮一郎裁判官(32)」と書くべきだろう。「職員」ではなく、明確に「裁判官」「元裁判官」と呼称することこそが、この事件の最大のポイントのはずだ。読売は「30歳代の男性裁判官」と名前を出さず。NHKと時事は「佐藤壮一郎裁判官(32)」だった。


12月25日(水曜日) 「被害者ぶった加害者」

 「被害者ぶった加害者」斎藤元彦知事、という投稿をツイッター(X)で見かけた。まさにそれ。厚顔無恥で卑劣そのもの。実に的確で本質を突いている。見事な表現だと感心した。


12月26日(木曜日) 

 あ


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