●駐輪場に移動●スカスカの紙面●日が落ちると●コメ価格に介入しない農水相●見映えと実体●全休●来々軒の味噌ラーメン●立花孝志やっと逮捕●デマに同調した連中も同罪だ●垂れ流す情報番組●一目瞭然●「ちょっとだけエスパー」●政治家の責任●すり替えの詭弁●無能の極み●「君の顔では泣けない」●市民生活が脅かされたら●気分はもうクリスマス?●青空に映える黄色●原発再稼働の恥知らず●生活保護費再び減額の恥知らず●JAXA応援団●言葉の選択がおかしい●ツリー点灯準備●同性婚訴訟の大外れ裁判官●初回点検●一気に冷めた●ネトウヨと変わらない思考の学生●●●ほか
11月1日(土曜日) 駐輪場に移動購入してから3週間ほど自宅の玄関内に置いていたミニベロ(小径タイプの小型自転車)を、マンション1階の駐輪スペースに移した。管理人さんにもらった駐輪シールを後輪フェンダーにペタリ。ミニベロなので圧迫感はないとは言うものの、やっぱり部屋の中に置くのは邪魔だし出し入れも面倒くさい。廊下と玄関先はすっきり。雨上がりの道を軽快に走った。
11月2日(日曜日) スカスカの紙面誤配達か試読用か分からないが、読売の朝刊がポストに入っていた。購読はしていなくても仕事柄、大体の内容は把握している。せっかくだから久しぶりに読売の紙面にじっくり目を通した。スカスカで読むところが全くない。朝日も最近はスカスカのことが多いけど、読売は輪をかけて酷い。以前はもう少し読み応えのあるコラムや記事があったんだけどな。皆無だった。
11月3日(月曜日) 日が落ちると日中はそうでもないが、日が落ちてから自転車を走らせると風が冷たくてブルっとくる。寒い。すっかり冬になったのかと思ったよ。こりゃもう自転車で外出するのはキツいかなあ。などと軟弱なのでつい弱音を吐いてしまう。昼間だけならまだ大丈夫かも。
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鈴木憲和農水相「洋服の値段に政府が介入しないのと同じように、コメの価格に政府は介入しない」。驚いて椅子から転げ落ちた。一般消費財の洋服と主食であるコメの安定価格や安定供給を同列で語る人物が、農水相だとは呆れて言葉を失う。コメ減産を言い出すだけあって、やっぱり正真正銘のバカだった。
11月4日(火曜日) 見映えと実体実体を見ずに、目立つ外観と見映えのするパフォーマンスだけで高く評価し支持する愚かさ。とことん酷い目に遭ってどん底まで落ちて初めて、こりゃヤバイと感じて後悔するのだろう。しかしその時はもう手遅れで後戻りできない。原発も、地球環境も、自由も、民主主義も、人権も。平和な日常を失うのはあっという間だが、取り戻すのは大変だ。
11月5日(水曜日) 全休大学祭のため今週の授業は全休。先週の学生の作文をすべて読む。どれもなかなか面白かった。出来不出来はその回のテーマ(お題)にもよるのだろうけど、文章も上手くなっている。講評のために味噌ラーメンを食べに行くか(謎)。
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米ニューヨーク市長選で、民主社会主義者でイスラム教徒の民主党ゾーラン・マムダニ氏34歳(NY州議会議員)が勝利。おめでとう。トランプが目の敵にしていた候補者。反トランプと物価高政策が決め手になったようだ。ニュージャージー州とバージニア州の知事選でも民主党候補が当選確実。おめでとう。
11月6日(木曜日) 来々軒の味噌ラーメン関内の「北海道ラーメン来々軒」で味噌ラーメンを久しぶりに食べた=写真。ずいぶん昔にイセザキモールから移転。脂ギトギトの「家系」が幅を利かせる横浜では貴重な味噌ラーメンの店。西山製麺の中太縮れ麺がもっちりして美味しい。スープはクドさやしつこさがなく素朴。懐かしい味わい。営業時間や値段はかなり変更されていた。味もちょっとだけ変わったかも。元の店でよく食べたのは何年も前だからな。
11月9日(日曜日) 立花孝志やっと逮捕遅きに失した感はあるが、NHK党の立花孝志党首が名誉毀損容疑で逮捕。自殺した元兵庫県議の竹内英明さん個人に対する誹謗中傷の卑劣さはもちろん、民主主義や選挙制度を毀損した罪は極めて重大。デマを繰り返し執拗な嫌がらせを誘発・扇動した行為は許し難い。余罪を徹底追及し悪質な犯罪者として厳罰に処されるべきだ。
やっと逮捕された立花孝志の言動は、執行猶予で済む話ではない。実刑判決の上に公民権の剥奪は当然。反社会的団体と言っていいNHK党を参院の自民党会派に加えた自民党の責任も、厳しく問われなければならない。民主主義の危機である。参政党の手法も全く同じだ。
11月10日(月曜日) デマに同調した連中も同罪だ名誉毀損の容疑で逮捕されたNHK党党首の立花孝志が、法に基づいて厳罰に処されなければならないのは当然だが、立花孝志のデマに踊らされて同調し、自殺した元兵庫県議の竹内英明さんに執拗な嫌がらせを繰り返した連中も同罪だ。ネット上で誹謗中傷した連中の個人情報を開示請求した上で、厳しく処罰されるべきだ。卑劣で悪質。謝って済むような話ではない。そしてまるで人ごとのようにコメントする斎藤元彦兵庫県知事。民主主義を毀損した罪は重大だ。度し難い。
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高市早苗首相を必要以上に持ち上げるメディアは異常だ。特に民放の情報番組が酷い。「高市さんはよくやっている」などと国民民主党の玉木雄一郎代表が話すのは仲間なんだから当然だろうが、それを無批判に垂れ流すなんてもはやジャーナリズムではない。露骨に褒め称える「識者」連中をスタジオに並べてコメントさせる気持ち悪さ。国策宣伝機関かよ。
午前3時の高市早苗首相の「勉強会」を、さも仕事熱心かのように持ち上げ、さらに野党の質問通告の遅れが原因とする「デマ」を垂れ流す。官房長官が「事実誤認だった」と認めたが、そのデマは事実として世間を駆け巡った。そもそも「働き方改革」「労働環境の改善」に逆行することを首相が主導しているのが問題なのに。
11月13日(木曜日) 一目瞭然授業の終わりには毎回、出席カードを兼ねたリアクションペーパー(ミニレポート)を書かせているが、ちゃんと講義を聴いて理解している学生と、そうじゃない学生は一目瞭然だ。まるで見当違いのことや話してもいないことを、いい加減に書いてくる学生が一定数いる。出せばいいと思っているのだろうか。
そういう学生は例外なく期末試験の論文もまともに書けない。もちろんフォロー(点数を底上げ)して成績評価する材料にもなり得ない。そもそも何のためにミニレポを出させているのか、たぶん全く何も分かっていないのだろう。話を聴いているか聴いていないかは読めば分かるのだが。想像力の欠如としか言いようがない。自己責任だし自業自得だからいいけどさ。
11月14日(金曜日) 「ちょっとだけエスパー」「今期の民放ドラマは不作だ」なんて3週間前に書いたけど、訂正する。「ちょっとだけエスパー」(テレビ朝日)はちょっと面白い。脚本の野木亜紀子が「SFがやりたい」と言って始まったという。薬によって少しだけ不思議な力を持たされ、世界を救うという謎の設定。文太(大泉洋)と四季(宮崎あおい)の微妙な夫婦関係もいい。SFであって、ラブストーリーでもあり、家族ドラマでもある(のかもしれない)。
11月15日(土曜日) 政治家の責任戦争のきっかけや口実を与えないように、国民を戦争に巻き込まないように、慎重に言葉を選んで外交努力するのが責任ある政治家の役割だ。それが真の「愛国者」のはず。高市早苗首相の「台湾有事発言(存立危機事態答弁)」と中国政府の猛反発に大喜びのネトウヨ。威勢のいい乱暴な言動の先には悲惨な未来しかない。まさに想像力の問題だ。戦争を煽ってどうする。
11月16日(日曜日) すり替えの詭弁高市早苗首相の午前3時の「勉強会」は、野党議員の質問通告遅れのせいだとデマを拡散し、台湾有事発言(存立危機事態答弁)で中国の猛反発を招いた混乱は、立憲民主党議員がしつこく質問したせいだと批判の標的をすり替え、当然の確認をした議員に責任をなすり付ける。高市首相が余計な発言をしたことこそが問題なのに、呆れ果てた主客転倒の詭弁。極右議員やネトウヨの精神構造は異常だ。度し難い。
11月17日(月曜日) 無能の極み台湾(だけでなく香港も)に対する中国政府の乱暴な対応は全く同調できないし憤りしかないが、しかしだからと言って日本のトップが不用意な言葉を発し、日中間に緊張を走らせていいわけがない。慎重に言葉を選びながら現状維持に努め、対立を煽らないように知恵を絞るのが「外交」であり政治家の責務だ。
勇ましいだけで想像力が働かない自称愛国者の気分を鼓舞するのは、政治家として無能の極み。その先には亡国の未来しかない。思慮が浅く想像力の欠如した働き者の政治家ほど、始末に負えないものはない。国民の平穏な「日常」を根底から破壊し破滅へと導くだけだ。高市早苗首相はトップの器ではない。
11月18日(火曜日) 「君の顔では泣けない」TOHOシネマズ上大岡で「君の顔では泣けない」を観た。高1の夏に体が入れ替わった陸とまなみ。入れ替わりネタはよくあるが、それから15年間ずっと元に戻らないまま物語が進む。順応性が高くてすんなり状況を受け入れる女性に対し、激しく動揺する男性側。そんな反応が出産を機に逆転する。もしかしたら元の自分の体に戻れるかもしれない。だとすれば、これまで築いてきた今の生活をどうするのか。揺れ動く2人。余韻を残す結末が切なくもある。芳根京子の熱演が光る。
11月19日(水曜日) 市民生活が脅かされたら高市内閣の支持率が高い。台湾有事発言への支持も結構ある。今すぐに解散総選挙をすれば自民党は大勝するだろう。そんな雰囲気だ。だがこの先、農水産物の輸入禁止やレアアースの輸出規制といった中国の経済制裁が進めば、日本側のダメージは計り知れない。私たちの生活そのものが大きな影響を受けることになったら、空気は変わるのではないか。
ネトウヨら高市早苗信者は別にして、普通の国民はそこでようやく自分自身のこととして高市発言の深刻さを真正面から理解せざるを得なくなる。そうなると高市政権や自民党の高い支持率は大幅ダウンする可能性が高い。自分自身の生活や経済政策は何よりも切実で大切だから。
日本への渡航自粛や留学自粛の呼びかけ、日本映画の公開延を期するなど中国の対応は見当外れだと思うが、しかし不用意な発言で中国を無駄に刺激し、衝突の口実を与えた責任は高市首相にある。言わなくていい余計な発言をするなんて、まともな政治家のすることではない。愚の骨頂である。中国と戦争を始めたいのか。主権者はそこをしっかり見極めなければならない。
そもそも中国はそういう国だと分かっていながら、あえてわざわざそんな国の政府を相手に言葉を選ばずに余計な発言をしてケンカを売るなんて、頭がおかしいとしか思えない。現状を維持するために相手を刺激せず曖昧にして、思慮深く慎重に言葉を練って振る舞うことこそが、賢い政治家の外交戦略だろう。高市首相はトップの器ではない。
11月20日(木曜日) 気分はもうクリスマス?横浜・上大岡駅前。鎌倉街道の両脇の歩道はイルミネーションで彩られ、クリスマスの準備万端といった雰囲気があふれている=写真。さすがに気が早過ぎるよ。でも華やぐ。商業施設が入るビルの上階では、幼児を連れた母親が地上を見下ろしながら「キレイだねえ」と微笑んでいた。
11月21日(金曜日) 青空に映える黄色ようやく秋らしい季節に。色付いたイチョウが青空に映える=写真(横浜市内)。歩道に広がる黄色の絨毯も風情がある。愛車のミニベロ(小径タイプの小型自転車)と買い物に。日中は暖かいけど、日が落ちると一気に冷え込む。
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東京電力柏崎刈羽原発が再稼働へ。新潟県知事(自民党が擁立し僅差で当選)が容認を表明。福島原発であれだけの大事故(大惨事)を起こしながら、燃料デブリの回収も廃炉の目処も全くついていないのに、よく恥ずかしげもなく再稼働なんてできるな。しかも地元住民の半数が反対しているのに。
【補足】「大事故を恐れていたら飛行機も飛ばせません」とのご意見に対して。「飛行機と原発は同列では語れないでしょう。原発事故が起きれば被害は広範囲に長期間に渡って広がり続ける。そもそも原発は稼働すればするだけ放射性廃棄物が生じる。その処理方法も保管場所も全く決まっていない。トイレがないマンションを造って居住させてどうするのですか。」
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厚生労働省が生活保護費を再引き下げへ(朝日)。生活保護費の大幅な引き下げは違法とした最高裁判決をスルーする形で、新基準を設定して再び減額するという。なんて恥知らずなんだ。こうした手法が許されるのであれば、政府は何でもやりたい放題できることになってしまうではないか。デタラメ過ぎる。
11月22日(土曜日) JAXA応援団「JAXA応援団」の個人団員証が相模原市から届いた=写真。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙探査を盛り上げるため、同機構宇宙科学研究所のある同市が創設したシティープロモーション事業。特設HPから応援メッセージを寄せれば、企業・団体・個人など誰でも参加できる。NHKの夜ドラ「いつか、無重力の宙で」を見たばかりだったこともあり、僕もメッセージを送った。宇宙探査のロマンは、平和な世界があってこそ。争いのない地球と宇宙を切に願う。
11月26日(水曜日) 言葉の選択がおかしい就任後初の党首討論。高市早苗首相の受け答えが酷い。台湾有事発言について問われると、「予算委員会を止められてしまう」。だから言わなくていいことを具体的に言ったのだと、屁理屈にもならない責任転嫁をする。政治とカネの問題を追及されると、「そんなことよりも」議員定数削減をやりましょうと逃げる。「そんなこと」とはなんて言い草だ。この人はやはり言葉の選択が根本的におかしい。致命的。首相としてヤバ過ぎる。
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金沢八景キャンパスでクリスマスツリーの点灯準備が行われていた。授業に行くために教会と大学図書館の前を通りかかったら、広場でクレーンを使って作業していたのでスマホで撮影=写真。授業を終えて外に出ると試験点灯されていた。本番は来週からかな。ついでに上大岡駅前の商業ビルのツリーもオマケで。
11月28日(金曜日) 同性婚訴訟の大ハズレ裁判官同性婚訴訟の2審で初の「合憲」判決。同性同士の結婚を認めない現行の民法や戸籍法について、全国5つの高裁は相次いで「違憲」と判断したが、東京高裁(東亜由美裁判長)は唯一「合憲」とした。裁判官には当たり外れがあることが、改めて明確になった。「合憲」と判断した今回の裁判官(女性裁判長)は、もちろん時代錯誤の大ハズレだ。何度も指摘しているが、首相でも議員でも裁判官であっても、人権感覚や憲法観や歴史認識や人間性が何より大事だ。女性なら誰でもいいわけではない。性別は関係ない。
→ 同性婚訴訟、2審で初の「合憲」判決、他5件は「違憲」、判断割れる(毎日)
→ https://mainichi.jp/articles/20251127/k00/00m/040/349000c
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自転車購入後2カ月以内の初回点検を受ける。ライトやサドルの高さなどを調整してもらって、特に問題なく無事に終了。極めて軽快で快適な乗り心地だ=写真(横浜市内の公園で)。
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横浜・港南台駅前のバスターミナル。電飾で彩られたツリーがひときわ目立つ=写真。で、でかい。
11月29日(土曜日) 一気に冷めた割とお気に入りの飲食店だったけど、後から来て割り込みした客を先に案内するのを目の当たりにして、がっかりした。一気に冷めた。僕の前で待っていた人が1番で僕が2番なのは明白なのに。この店にはたぶんもう行かない。
11月30日(日曜日) ネトウヨと変わらない思考の学生ネトウヨとほとんど変わらないような思考の学生が増えた気がする。新聞やテレビなどいわゆるオールドメディアを敵視し、事実に基づかないネット情報やデマや誹謗中傷を鵜呑みにし、政府与党を無批判に全肯定し、弱者や差別される側に共感し同情するどころか、むしろ非難罵倒する。そもそも人の話を聞かない。実家での新聞購読率の低下と見事にリンクする。授業の後に提出させるリアクションペーパーを見ていると顕著で、じわじわと増えている(もちろんまだ大多数ではない)。煽られて踊らされる若者たちが不憫でならない。