身辺雑記 

by totoropen (OOKA Minami)


2000年4月1日〜4月30日

●記者仲間と飲み会●オブチ首相入院の会見について●公的事実を情緒的に語らないで●「自覚」のなさ●上野公園の桜は満開●右翼の妨害はなかったが…●スケールの格差(石原発言)●まだまだ花粉症●続・石原都知事の発言●「水色時代」電子画集●「積み上げ方式」の方がいい?●メールの分類整理●Performaが暴走●新しいキーボード●文章を書く時のリズム●迷惑DM!●お金に困ったら売る本●伝えることとその反応●阪神には言及しない(^^)●「さいたま市」雑感●厳しい指摘●遅すぎる更新時刻●「林檎版」ソフトは?●秋ごろ初の単行本●「水色時代」複製原画集●役立たずの労働組合●民主社会の成熟度●村上龍「はじめての夜…」読了●記者としてのルール●一日おいたものが完全版?●●●ほか


4月1日(土曜日) 記者仲間と飲み会

 新幹線ひかりで横浜へ。京都のホテルで朝まで原稿を書いていたので、ひかりの中ではずっと寝ていた。帰宅すると郵便物やファクスや新聞がたくさんたまっている。ざっと目を通したり片付けたりで、どんどん時間が過ぎていく。メールをチェック。「日の丸・君が代」を取材している記者の飲み会の案内が届いていた。そう言えば、そんなことをやると言っていたなあ。ん〜、眠いし疲れているし原稿も書かなければならないので、ゆっくり休もうと思っていたんだけどなあと思いつつ、慌てて東京・下北沢へ向かう。新聞記者や通信社記者、ルポライター、国会議員などと居酒屋で飲みながら雑談。「日の丸・君が代」問題の情報交換や憲法論議、取材論、記者の在り方などについて熱く議論する。通信社記者とは話が合ったのだけれども、初対面のA新聞記者は自己顕示欲が強くてどうも話がかみ合わない。午前1時過ぎから「もう1軒」とタクシーで新宿へ。新宿2丁目の「おかまバー」に連れて行かれる。マスターは親切でいろいろと気の付く人で、われわれ記者の接待にも慣れている様子だ。それはいいんだけど、うう、花粉症が〜。関西取材中は大丈夫だったのに、関東に戻ってきたとたんに症状が悪化。ティッシュで鼻をかみ通しだった。いったいいつまで続くんだ…。


4月2日(日曜日) 爆睡

 帰宅したのは午前7時だった。くたくただし睡眠不足なので爆睡する。夕方からテレビをぼ〜っと見たり、雑用を片付けたり、関西取材のために先月末から更新していなかった「身辺雑記」を書いたりと無意味な時間を過ごす。花粉症はまだまだ最悪状態で、鼻水も涙も止まらない。どうやら風邪までひいたみたいで頭が重い。サイテーじゃん…。原稿を書くのはあしただな。

 オブチ首相が体の不調を訴えて入院したそうだ。警察や自衛隊や官僚などの一連の不祥事が続いたり、オザワ君から連立解消を揺さぶられたり、おまけに朝日新聞の政治面で、最大の売りであるはずの「人柄のオブチ」がコテンパンにやっつけられたりして、かなり参っていたのだろう。それにしても、午前1時の入院を午後11時半に発表するとは…。朝刊の締め切りぎりぎりの時間で、紙面に記事を突っ込ませることを狙っているとしか思えない。


4月3日(月曜日) オブチ首相入院の会見について

 う〜ん、オブチ首相は昏睡状態で、臨床的脳死と言ってもいい状態だそうだけど、やはり昨夜の発表の遅れは意図的なものだった。隠さざるを得ない決定的な状況にあったし、時間稼ぎもしたかったということだろう。それに加えて官邸サイドは、朝刊の締め切りぎりぎりに発表すれば、詳細な裏付け取材ができないとも踏んでいたに違いない。しかしその考えは甘かった。脳こうそくだとの情報をちゃんとキャッチした社もあったからなあ。それにしても、首相が入院して22時間半も経ってから公表するなんて、社会主義国家や軍事政権国家じゃあるまいし…。30年くらい前のソビエト連邦の大統領府による発表を聞いているのかと思ったよ。知る権利や情報公開の精神をまるで無視して、国民を馬鹿にした態度だ。おまけに平気でうそを付いて事実と違う発表を流すというのでは、一連の警察や自衛隊幹部による事実隠蔽やうその会見と同じじゃん。でもさすがは、新ガイドライン関連法、盗聴法、国旗・国歌法、住民基本台帳法の改正(国民総背番号制の導入)など、憲法の基本理念を踏みにじる恐れの高い法律を、数の力で次々と成立させてきたオブチ内閣らしい。最後の最後までファシズム的だった。そう考えれば合点がいく。整合性だけはしっかりしている。ただ一つ惜しかったのは、入院があと2日早かったらよかったのにね、ということだ。そうしたら、エイプリルフールだったから青木官房長官もうそつき呼ばわりされなくても済んだのにね…。

 これに関連して呆れたのは、NHKの報道姿勢だ。青木官房長官の会見について、政治部の記者が「とても正直に詳しく病状を語っていますよね」などと大真面目な顔をして解説しているのだ。冗談はやめてくれよ〜。あんなにうそだらけで、木で鼻をくくったような答えにならない応答の会見も、そうそうは見られないと思うのだけど、あれが「正直で詳しい」とは絶句する。やっぱりNHKの受信料はきっぱりと支払いをお断りするしかないと確信した。


4月4日(火曜日) 人との出会い

 パワーブック(Macintoshのノートパソコン)の調子が悪くてインターネット接続ができないので、Appleに問い合わせてみたのだが素人には到底理解できないような説明しかしてくれない。しかも詳しく知りたければ金を出せと言う。う〜む、なんて不親切なんだろう。熱心なMacintoshファンなのに…。そこでプロバイダーに電話をしたら、初心者にもよく分かるように手取り足取りといった懇切丁寧な説明をしてくれるではないか。おかげでソフトを再設定するだけで、すぐに接続できるようになった。そう言えば前にヘルプの電話をした時も、このプロバイダーはとても丁寧に教えてくれたよなあと思い出した。回線の接続状況が少しくらい悪くても、社員がこういう応対をしてくれると多少のことなら許せてしまうというものだ。最近はアクセスポイントも増強されて、テレホタイムの回線混雑もかなり改善されたし。好感度が着実にアップした。

 編集者に誘われて、夕方から東京・新宿でノンフィクションライターの田中伸尚さんと3人で飲む。田中さんは元朝日新聞記者で、「日の丸・君が代の戦後史」(岩波新書)の著者だ。僕はきょう初めてお会いした。マスコミ業界の人間には、書いている文章と本人が大きくかけ離れていたり、やたらに自己顕示欲が強かったり偉そうだったりする人が残念ながらとても多いのだが、田中さんは物腰は柔らかいし、偉そうなところは全然ないし、もちろん文章と言動も一致していて、僕はすっかりファンになってしまった。田中さんはフリーランスとしての長年の経験から、いろいろと示唆に富む話をしてくださって僕はとても励まされる気持ちになった。しかもこれが全く説教っぽくないんだよなあ。特に印象に残ったのは「これからもいろいろな出会いがあると思うけど、人との出会いを大切にしないとね」という言葉だ。う〜ん、とてもよく分かる。どこでどんなつながりが生まれて、いつ助けられたり助けたりするか分からないもんなあ。それって公私ともに財産だろうと思う。


4月5日(水曜日) 公的事実を情緒的に語らないで

 テレビのニュース番組やワイドショーを見ていると、オブチ首相はこんなに人間味あふれる人だったとか、志も半ばにして無念の退陣はかわいそうだとか、一部ではそんな伝え方を平気でしている。しかし、病気で倒れて気の毒な状態にあることと、あの人が政治家としてやったことや発言したこととは明確に区別しなければならないと思う。個人レベルで何を言おうと構わないだろうが、少なくとも報道に携わる人間としては、そんな情緒的な伝え方をするなと言いたい。公的にどんな意味があるかを伝えなければ、いつまでたっても日本の政治は二流三流のままだろう。オブチ首相が再起不能になったからと言って、新ガイドライン関連法、盗聴法、国旗・国歌法、住民基本台帳法の改正(国民総背番号制の導入)などを成立させてきた重みを、決してちゃらにすることはできないはずだ。首相が入院した事実や病状に関して、官邸サイドが平然とうそをついた事実についても同じことが言える。秘書官が「気が動転していた」なんて、どう考えてもありえない話だろう。この問題は極めて公的な話であって、少なくとも報道する立場の人間は、決して個人レベルの感情で語ってはいけないのだ。現に海外の報道機関はそこのところをしっかり批判している。おまけにオブチ首相への「同情票」を期待して、与党には早期解散論が出ているそうだ。う〜ん、そこまで日本国民は馬鹿にされているのだね。ということを、みんな自覚した方がいいと思うんだけどなあ。


4月6日(木曜日) 「自覚のなさ」

 このところの取材を通じて思ったことに「自覚のなさ」という問題がある。特に学校の先生だ。子どもたちに対する自分の言動がどんな意味を持っているのか、きちんと自覚したり考えてみたりしたことがあるのだろうか。疑問を感じざるをえない。例えば学校行事で、子どもたちに「号令をかける」という行為はどんな意味を持つのか。号令をかけて起立させて歌わせて…という行為は、それそのものは一見「しつけ」のように見える。みんなが一緒に全体行動を取ることは社会的に必要な場合もあるからだ。しかしその行為の先に、果たしてどんな意味があるのかを少しでも考えてみたら、実はそんなに簡単には子どもたちに「号令」なんてかけられないはずだろう。全員がそろって一糸乱れずに同じ行動を取るというのは、見た目はきれいかもしれないが、それって本当に必要なことなのだろうか。そして起立して礼をさせるわけだが、それって本当は何のためにするのだろうか。先生に対してなのか、それとも「日の丸」に対してなのか、あるいは目に見えない「何者か」に対してなのだろうか。「号令」とは本当はそこまで考えなければならない行為なのだと思う。「そんなことを考えていたら教師なんかできないよ」などと言うなら、そういう人は教師という職業をぜひ辞めていただきたいと思う。「教育」とはそういう怖さを持っているのだ。

 これはもちろん「号令」だけの問題ではなくて、学校に子どもたちが持ってきたものを、教師が勝手に取り上げることについても言える。「勉強に関係ないから」と言って、バレンタインデーのチョコレートを教師が一方的に取り上げるシーンが、漫画「水色時代」の中でも描かれていた。確かにこれも「しつけ」の一つかもしれないが、それでどれだけ子どもの気持ちが傷つくか、何の権利があって何のために取り上げるのか、自分の行為の意味をよくよく考えた上でやっているのだろうか、と疑問に思うことがよくある。多くの教師はたぶん、子どもがどんな思いでチョコレートを持ってきたかなどということは考えもしないで、ただ単に「きまりだから」という理由を根拠として、あまり深く考えもせずに取り上げているのだろう。思考停止状態である。一方的にものごとを強制できて、肉体的にも精神的にも他人(子ども)を制約できる立場にいる教師だからこそ、自分の言動にはどんな意味があるかよく考えなければならないはずなのだが、残念ながら「深くものを考えない」教師の方が多いんだよなあ。そうしたら、ある人から「あなたは教師に甘すぎる」「教師に期待しすぎだよ」「私なんか最初から教師はそんなものなんだと突き放しているけどね」などと、ありがたいお言葉をいただいた。そうかもしれない。全国には何十万人もの教師がいるだろうが、そんなに「深くものを考えている」教師たちが大勢いるわけがないもんね。でも、ほんのちょっとくらいは期待したいと思うのは、やっぱり僕が記者だからだろうと思う。そうでなければ、教育現場や子どもたちの取材なんかやっていられないものなあ。

 念のために断っておくと、自分の言動がどんな意味を持っているのかきちんとした自覚がないのは、もちろん教師だけではない。メディア関係者、警察官、医者、看護婦、政治家など、どの職業の人についても同じことが言えるだろう。取材相手や読者に対して、被害者に対して、患者に対して、有権者に対してなど、どれもこれもそれぞれの職業的立場にいるからこそ、自分の言動の意味や影響について深く考えなければならない。きょうは特に警察官に対して、そこのところを深刻に考えざるをえないニュースがあった。桶川のストーカー被害者の女子大生からの度重なる訴えを、徹底してサボタージュした上尾署の警察官の対応だ。警察官としての自分の言動と不作為によって、言ってみれば人殺しの幇助(ほうじょ)をしたようなものだ。共謀共同正犯と言ってもいいくらいだ。

 あ〜、長くなっちゃったな。そんなわけで、きのうからずっと終日、原稿執筆。あとは電話取材などを少々。花粉症は小康状態。


4月7日(金曜日) 上野公園の桜は満開

 千葉在住のネット友達の女性と、昼過ぎに上野で待ち合わせてお花見。上野公園に林立する桜はまさに今が満開である。どこも見事な咲きっぷりで、とても美しい。ああ、日本の春だなあ〜と心から実感する。ちなみに日曜日くらいまでが見ごろだそうだ。視線を地面に向けると、お花見(とは言ってもたぶん夜の宴会)の場所取り合戦が繰り広げられているのも、これまた日本社会の春らしい風景だ。いたるところに隙間なくブルーのビニールシートが敷き詰められていて、おじさんやお兄さんたちがどっかと座って自分たちの領地を主張している。何人かで談笑したり、一人で読書に集中していたりと、有り余った時間の過ごし方はさまざまだが、本当なら仕事をしているはずの時間に、こんなにゆったり公然とサボっていられるとは結構な身分だなあとうらやましくなる。サラリーマンとしては、まあこれも仕事のうちか。喫茶店に入ると超満員で煙がもうもうと立ちこめている。平日の真っ昼間だとゆーのに、どうしてこんなに人が大勢いるのかなあ。しかも僕はきょうは朝まで原稿を書いていて、実は1時間くらいしか眠っていなかったのだ。花粉症の天敵である睡眠不足に加えて、淀んだ空気の悪さにはまじで閉口するぞ(涙)。夕方から四谷の出版社で編集会議。いつもより1時間ほど短かったが、それでもやっぱり4時間以上も延々と会議が続くのだった…。めちゃめちゃ眠いんですけど…。午前1時帰宅。


4月8日(土曜日) 右翼の妨害はなかったが…

 元同僚だった友人の新聞記者が歯痛で大変なことになっていると聞いた。虫歯を我慢しているうちに歯の根っこの部分が化膿したため、神経を圧迫するから大変な激痛なのだという。緊急避難的に歯を1本抜いて部分切開して痛み止めの注射や薬を使っているが、それでも相当な痛みが続いているそうで、さすがの敏腕記者もかなりまいっている様子だった。何も考える気力が起きず、ほとんど仕事なんかできない状態だそうだ。う〜ん、それはまじで大変だなあ。記者としても友人としても最も信頼している一人なので、とても心配である。月末には手術を受けて、数週間は入院することになりそうだと話していた。歯痛がそんなに大変なことになるなんて初耳だが、口腔外科ではたまにそうした症例があるらしい。手術が無事に終わるのを祈るだけで、何も手助けできないのがもどかしい。

 午後から桜木町で、「日の丸・君が代」の強制に反対する市民集会を取材する。今年2月に右翼団体に取り囲まれ、街頭演説とデモを断念させられた市民グループが再起を誓って開催した集会だ(2月27日付「身辺雑記」参照)。会場に入りきらないほどの参加があって、マスコミ各社もいくつも取材に来ている。やはり「事件」の臭いがあると「一応はフォローしておかなければ」となるのがマスコミなのだなあ。そういう事件性だとか「旬や流行」のようなものに関係なく、独自の視点と問題意識に従って関心を示すのが本当のジャーナリズムだと思うのだけれども、たぶん普通の市民は「マスコミ」と本当の「ジャーナリズム」の区別なんかしないし、どっちも同じだと認識しているのだろう。しかし実はこの二つは全く別もので、似て非なるものなのだ。それはさておき、集会が終わってから、関内の横浜市庁舎前までのデモ行進にも同行する。主催者も参加者も(そして僕も)、心のどこかに右翼の襲撃を期待しているようなところがあったようにも思うが(苦笑)、右翼は全く姿を見せないままデモは無事に終了した。警備の警察官のほかに、ものすごい数の私服警察官が動員されていて、何やら熱心にメモを取っていたのがとても不思議な光景だった。過激派の集会やデモではないのに。う〜ん、暇なんですね。それとも単なる威圧や嫌がらせなのかも。右翼が押しかけてこなかったのは、前回の襲撃事件がかなりあちこちのメディアで取り上げられたことも影響しているのではないだろうか。また同じような事件が起きて、市民の集会やデモが封じ込められるようなことになったら、警察の警備の不手際が問題になりそうな空気があるので、警察と右翼の間で「まあ今回はやめておけや」ということになったからではないかなと思う。なぜなら前回の「事件」を現場で取材していた時に、目の前で混乱が続いているにもかかわらず、公安警察官と右翼団体の幹部がとても親しげに談笑しているのをしっかり見たもんな〜。それに今年の卒業式や入学式は、ほとんどの学校で「文句なしの出来映え」で無事に挙行できたわけだから、警察と右翼の間で「まあ今回はやらせておけや」となったのかもしれない。

 初夏のような陽気で、ぽかぽかと言うよりは暑いくらいだ。風が強いから、きっと花粉が大量に舞っているのだろう。薬を飲んでいるのに鼻がぐずぐずで目がかゆくなってくる。あ〜あ…。


4月9日(日曜日) サイト紹介されたけど…

 超図解PLUSシリーズの「定番ホームページ詳解1500選/インフォメーション編/2000年度版」という本に、「セカンドインパクト」がカラー図版入りで紹介されていた。そうだよね、さすがに「サードインパクト」みたいな軟弱サイトは活字メディアでは紹介してくれないよね(笑)。しかし、訪問者は「サードインパクト」の方が圧倒的に多いのだ。それにしても、う〜む…。集中連載の原稿を書き終えてからも、ほかの取材の関係でここのところずっと忙しくて、せいぜい「身辺雑記」を毎日更新するのが精いっぱいという状況だったから、実は「セカンドインパクト」の方はしばらく更新が滞っているんだよなあ…。やっぱりまずいよなあ。そんなわけで、何か新しい記事をアップしなければならないと思っている。近いうちに更新作業をするつもりだ。ちなみに「週刊金曜日」に書いたばかりのルポルタージュは、残念ながら当分の間はホームページには掲載しないので、お読みになりたい方は申し訳ないが、バックナンバーを取り寄せるか図書館で探すかしていただきたい。


4月10日(月曜日) 貧乏暇なし?

 取材やら買い物やらを終えて、久しぶりに早めの時間帯(午後9時過ぎ)に帰宅。テレビでも見てぼけ〜っとしていようかなと思っていたら、電話やファクスが立て続けにかかってきて、なかなかのんびりもできないじゃん…。電話で話しているうちに、スクラップブックの整理をしなければならないことを思い出す。雑用を片付け始めたら、あっという間に日付変更線を越えてしまった。ん〜、そう言えばこのほかにも、必要経費の計算やレジュメ作りもしなければならなかったな。…とまあそんなわけで、たまっている本や漫画が読めるのは、まだまだ先の話のようだ(涙)。いわゆる「貧乏暇なし」ってやつだろうか。

 スケールの格差 石原都知事がまた問題発言だそうである。陸上自衛隊の式典で「三国人らが大災害時に騒いだら出動して治安維持を」とあいさつしたのだという。こういう発言が差別を助長して煽るんだよね。ただもう歴史感覚や事実を把握する能力を疑うだけだ。「ああまたか」で終わらせてはいけないと思う。ちょうど、韓国と北朝鮮の初の首脳会談が発表された。実現するかどうかは予断を許さないと思うし、南北それぞれに政治的思惑があるだろうけれども、南北の政治家のスケールの大きさと、石原都知事のスケールの小ささ(と言うか人としての卑しさ)を感じざるを得ない。彼我のこのスケールの格差にはしばし絶句してしまう。


4月11日(火曜日) まだまだ花粉症

 きのうの雨と風で、満開だった桜の花はかなり散ってしまっただろうなあ。打って変わって、きょうはとてもいい天気で季節はすっかり春である。だとゆーのに、まだまだ花粉症の季節は終わってくれない。それとも「最後っ屁」の花粉が、ここぞとばかりに飛散しているのかな。起きてからしばらくは、くしゃみと鼻水が止まらなかった。鼻をかみすぎて耳まで痛くなってくる始末だ。おいおい、もういい加減にしてくれよ〜。でもって空きっ腹のところに鼻炎の薬を飲むと、これがまた強烈に効くんだよな。症状が抑えられるだけならいいんだけど、意識が朦朧としてくるから、ちょっとヤバいかもしれない…(苦笑)。いつまで続くんだよ花粉症…。

 ようやく「セカンドインパクト」を1カ月半ぶりに更新した。あはは…(乾いた笑い)。とは言うものの今回アップした記事は「司法改革」の、犯罪被害者関係のインタビューだけなのだけど…。来月には3本くらいは新しい記事を掲載するつもりだ。


4月12日(水曜日) 続・石原都知事の発言

 石原都知事が「三国人」発言について開き直っている。記者会見で「外国人という意味である。どこが差別語なのか。謝罪も辞任もする必要はない」と抗弁するだけでなく、なんと「意図的で間違った報道をしたから大騒ぎになった」として、自分の発言を部分的に切り取った報道側に問題があると決め付けた。う〜ん。最近は「発言を全部伝えないで都合のいい部分だけを切り取る」という言い方が流行っているみたいだが、暴言・問題発言する人は必ずそんな詭弁で問題をはぐらかそうとするんだよなあ。そもそも報道する時に全部をまるごと垂れ流しにできるわけがない。取捨選択して伝えるのは当たり前だろう。そう言えば6年前、在日朝鮮人の女の子への嫌がらせを是認するような差別発言をした国立大学教員がいた。僕はその発言を取り上げて新聞記事にしたのだが、この教員が石原都知事と同じような言い方で反論していたのがぶざまだった。

 また石原都知事は、自分の発言のどこが差別語なのか分からないのだという。「支那」とか「北鮮」とかの言葉を平然と使って、どこが差別なんだと開き直る人たちが得意とする論理だが、そんなものは普通の社会では通用しない。当事者がその言葉を不快に感じたらそれは差別語なのだ。そんな当たり前のことが分からないというのは、ただもう想像力が欠如しているからなのだろう。

 それよりも僕が気になったのは、石原都知事の発言に対する市民の反応である。都庁には市民からの意見が殺到しているそうだが、最初の2日間では都知事発言を批判する声が6割で、支持する声が4割だったという。支持する意見が4割もあることに驚きを禁じ得ない。つまり「大災害時には外国人が騒ぎを起こすだろう」という明確な差別意識を持ち、さらに「自衛隊が軍隊として治安出動すること」を認める人たちが、こんなにも大勢いるという事実にうすら寒いものを感じるのだ。しかもきょうの時点では、都知事発言を批判する意見と支持する意見の割合が逆転したとの報道もある。差別される側の痛みや悲しみが想像できない人たちや、軍隊によって治安維持されても何とも思わない人たちが多数派を占める。そんな社会になりつつあることに不安や怖さを強く感じる。ひょっとしたら、そんなことを考える人間の方が異常で異端なのだろうか…。

 「水色時代」電子画集 「やぶうち優CD-ROM画集」を八重洲ブックセンターで注文したら、2週間くらいかかると言われていたのに速攻も速攻で翌日に入荷した。「水色時代」原作者のやぶうち優のカラーイラストが百点以上も収録されている画集である。店員に「残部僅少なんです」と伝えたので、版元の小学館から大急ぎで取り寄せてくれたらしい。せっかく超特急で入荷してくれたので、イラストをじっくり眺める。もともとイラストからこの人のファンになったので、百点以上ものカラー画は感激ものだ。音量調整をしていなかったので、画像と同時に突然でっかい背景音が流れ出したのには驚いたが、音量を下げればそれもなかなかイラストにマッチしている。この画集は「ハイブリッド版」だそうで、窓にも林檎にも対応しているという。素人だからよく分からないけれど、それならばソフトは全部「ハイブリッド版」で作ればいいんじゃないかと思うのだが。そんなわけで気持ちをリフレッシュして、たまっていた雑用もほぼすべて片付けて、電話でアポ取りなんぞをしていると、やらなければならない取材が実は山積していることが次第に明らかになってきた。う〜む、またまた忙しくなりそうだなあ…。


4月13日(木曜日) 「積み上げ方式」の方がいい?

 この「身辺雑記」の掲載構成は、日付の新しい記事を上に積み上げていく「積み上げ方式」ではなくて、古いものから順番に並べていく「時系列方式」を採用している。「積み上げ方式」だと下からスイッチバックしながら読み進めなければならないけれども、「時系列方式」は上から下へ順番に読んでいけるので読みやすいだろうという考え方による(1997年10月29日付「身辺雑記」参照)。しかし、まとめて読む時はそれでもよいが、毎日のように新しい記事を読む場合は「時系列方式」は確かにとても面倒くさい。月の初めのころはさほど面倒ではなくても、月も半ばを過ぎると全体の記事分量が次第に増えてきて、ページを訪問するたびに毎回ず〜っと下の方までスクロールしなければならないからだ。しかもそれでいて更新がされていなかったり、どうでもいい内容が書かれていたりすると、きっと不愉快な思いをするだろうなとは僕も思う。

 このことについては、これまでにも複数の読者から再考を促す意見が寄せられたことがある。まとめて読む場合と毎日読む場合とどちらも読みやすい方法はないものかなあと、ずっといろいろ考えてはいたが、なかなかいい方法は見つからなかった。だがしか〜し。「そうか、ページごとの読まれ方に合わせればいいんだ」と考えたら解決策が頭に浮かんできた。「過去雑記」の見出しだけを集めている「身辺雑記」のメーンページが「積み上げ方式」であるのに合わせて、最新版のページは毎日訪問してくれる人を対象に「積み上げ方式」にする。一方で、古いものから順番に読む人が多いと思われる「過去雑記」は「時系列方式」のままにすればいいのだ。最新版のページを「過去雑記」のページに作り直す作業が面倒だと思っていたが、それはちょっとした工夫で解決できそうである。

 とまあそんなわけで、来月から「身辺雑記」をリニューアルしようかなあと考えているのだが、まだ少し迷っていたりもする。実際のところ「積み上げ方式」と「時系列方式」について、訪問者の皆さんはどう感じているのだろうか。本当はどっちが読みやすいと考えているのだろうか。う〜ん、ぎりぎりまで思案しそうだ。

 とってもいい天気で汗ばむ陽気。セーターなんかまったく必要ない。花粉症も落ち着いている。忙しかったこともあったけど、伸び放題だった髪の毛を4カ月ぶり(爆)にカットした。頭が軽くなった(中身も?)。


4月14日(金曜日) メールの分類整理

 僕が使っているメールソフトは「ユードラプロ」である。とても使いやすくてもう4年間も愛用しているというのに、実はこれまでただ受信したり送信したりするだけ。ほかの機能についてほとんど何も知らないまま使っていたのだ。もちろん、日付や通信相手や標題などで順番に並べ変えるソート機能くらいは知っていたけど…。で、恥ずかしながら、今ごろになってようやく「分類整理機能」の使い方を知った。任意の項目ごとに受信・送信メールが、きれいに仕分けできるのである。おお、これは便利だ。僕は4つのメーリングリストに参加していて、ほかにメールマガジンも1つ取っているのだが、こういう「情報系メール」と普通のメールを一緒に置いておくのは嫌だなあ、どうやって整理しようなどと考えていたところだったので、「分類整理機能」のおかげでメールボックスがすっきりした。それにしても、今までそんなことも知らずにメーラーを使い続けていたとは…。われながらあきれてしまうよ。きっとほかにも僕の知らない便利な機能がたくさんあるに違いない。ちなみに最近増えてきた「ダイレクトメール」は、このごろは読まずにすぐさまゴミ箱に捨ててしまうように心がけている。


4月15日(土曜日) Performaが暴走

 自宅のPerforma(デスクトップパソコン)が明け方あたりから暴走を始めた。カーソルやファイル名が点滅するので、おかしいなとは思っていたのだが、メールの返事を送信したりサイト巡回をしたりしてから掲示板に書き込みをしているとそのうち、僕の意思に反して勝手にどんどん改行を始めて止まらなくなったのだ。仕方ないので途中まで書いた文章は放棄して、ネットスケープで開いていたウインドウをとりあえず閉じた。ネスケの調子が悪いのかなあと思ったら、そうではないことがすぐに分かった。クラリスワークスやシンプルテキストなどのワープロソフトで作成した文書を開いたら、こっちもどんどん勝手に改行を始めて止まらないのである。部分修正しようとしても新規作成しようとしても状況は同じだ。話にならないので閉じようとすると、パソコンの方で勝手に保存しようとするから、際限なく続く改行によって半ば破壊された文書が上書きされてしまうのだった。これでは下手に作成文書を開くこともできない。さらにゴミ箱に捨てた不用文書を消去しようとすると、これまでなら「本当に消去しますか」などとパソコンが意思確認してきたのに、そんな手続きはすべてすっ飛ばしてどんどん消去していく。メール受信はなんとかできていたのだが、これもそのうちユードラを立ち上げる段階で点滅を延々と繰り返すだけになった。

 これはまじでやばいかも…。救いは、文書ファイルを開きさえしなければ中身は無事で、データ類をコピーするのは問題ないということだった。ハードディスク内のほとんどのデータはフロッピーやMOに保存してあるが、最近になって書いた文書はまだ保存していないものがいくつかある。とにかく大急ぎで原稿やメール、ブックマーク、ホームページなどのデータのバックアップを取った。ちなみに、まるで期待はしていなかったけど「ノートン」でディスクの診断と修復とやらをやってみたら、20分以上かけて検証作業を続けた挙げ句に自信たっぷりに「問題ありません」と回答してきたのには笑った。本当にヤブ医者だな。今のところ、CD-ROMは普通に作動している。やっぱりこれはパソコンの頭脳部分がイカレたとしか考えられないよなあ。さんざん酷使してきたから当然の暴走なのかなあ。修理に出すしかないんだろうなあ。しかしそれにしても、今まで友人知人のハードディスクやマシンが壊れたという話はいくつも聞いたが、ついに自分もそんな災難に直面するとは…。突然、ハードディスクがクラッシュしなかっただけ、まだましか。

 そんなわけで一睡もしないままシャワーを浴びて、午後から東京で市民集会を取材。外は冷たい雨が降っていてとても肌寒い。欲しいソフトがあるので秋葉原に寄っていくつか店で探す。製造中止になっているそうなので、店頭で見つからないともう入手するのは困難だろう。ああ、きょうは最悪だ。パソコンの修理はあすにでも行くしかないな。当面の原稿執筆やホームページ更新、メールの送受信は、パワーブック(ノートパソコン)に活躍してもらおう。


4月16日(日曜日) リターンキーの問題?

 パソコンに詳しいMacintosh派の友人にPerformaの暴走を相談したら、当面やるべき対処方法を教授される。画面が真っ暗になって出てこないとか起動しないなどというわけではないので、マシン本体の問題よりもシステムに問題があるだろうと言うのである。あるいはリターンキーがおかしい可能性もあるという。なるほどそうかもしれないな。まずはデスクトップの再構築をやってみて、それからキーボードの点検をして、さらに「ノートン」による再検証を実行するように言われた。それでもだめなら、システムを再インストールしなければならないそうだ。「ノートン」は外部ソフトそのものを起動して診断させたわけではなかった。その方法では自分を動かしているプログラムを自分自身で調べるようなものなので、検証には限界があるのだという。で、指示された通りのことをとにかくやってみたところ、キーボードのリターンキーの接触部分がおかしくなっているのが見つかった。ヤブ医者「ノートン」は相変わらず「問題ありません」と回答してきたが、症状はなぜか少し改善されてとりあえずメールの受信が可能になった。キーボードをいじってから何回か再起動したからかなあ。とゆーことは、やはりリターンキーに問題があったのだろうか。もしそうだとしたらキーボードを新しく買い替えるだけで済むかもしれない。でもまだ完全ではないので、この「身辺雑記」の更新作業は念のためにパワーブックですることにした。


4月17日(月曜日) 新しいキーボード

 上大岡のヨ◯バシカメラで、Performa対応の新しいキーボードを購入。ついでに「ノートン・ユーティリティー」もゲットする。全部で3万円近くにもなっちゃったよ。とほほ…。いったん帰宅して荷物を置いてから、東京・お茶の水へ。出版労連で台湾地震の学習会に参加する。おおっ、出版労連のビルの目の前にあるのは、あのオブチ前首相のいる順天堂医院ではないか。聖橋を渡ってすぐのところに東京医科歯科大学があるのは知っていたけど、その隣だったのかあ。ものものしい警備の警察官が要所要所を固めている。その脇には報道陣の撮影用の三脚だけがずらり並べられている。お花見の場所取りと基本的には一緒だ。「何か」があった時のために場所取りをしているんだね。「何か」とは何だという突っ込みはなしね。「実はもうすでに…」などとゆー危ない情報については未確認なので、ここではあえて触れません(謎)。悪しからず。居酒屋で編集者やルポライターたちと飲む。京急の終電に乗ったら珍しく座れたぞっ。ささやかな幸せを感じるなあ(笑)。上大岡で友人とさらに居酒屋に寄ってみたりする。午前3時過ぎに帰宅。

 帰宅してから早速、新しく買ったキーボードをセッティング。そして起動。ぼわ〜んと懐かしいPerformaの起動音が響く。恐る恐る画面操作をすると、何と実に軽いキータッチで、前よりも快適な環境でマシンが動き出した。ああ〜、やっぱりキーボードに問題があったんだなあ。ヤブ医者だなんて「ノートン」のことをののしってゴメンね。でもさあ、それでも一部のシステムにまだ少ししっくりこない部分もあるんだけど…。まあそれについては、新しく購入した「ノートン・ユーティリティー」に、おいおい検証させることにしよう。とりあえずホッとした。しかしこれを機に、これから念のためにもバックアップはこまめに取るようにしなければ。


4月18日(火曜日) 文章を書く時のリズム

 ほんの少しキーボードの配列が変わっただけで、微妙な違和感が結構生じてくるものなんだなあ。アルファベットなど基本的なキー配列はもちろん何も変わらないけれども、カッコやカギカッコ、全角と半角の切り替えキーの位置なんかが違うだけで意外と戸惑ってしまう。しかしまあ、それも最初のうちだけで、そのうちすぐに慣れてくるのだろう。特に長い文章を書く時に大切にしているのはリズムである。文章を書いている最中に入力や変換作業が原因で引っかかったりすると、そういうリズム感や流れがぶち壊しになってしまい、やる気や集中力が途切れてしまうのだ。だから早いところ新しいキータッチに慣れなければと思う。だがしか〜し。実はそれよりも日本語ソフトの漢字変換機能の馬鹿さかげんの方が、はるかに集中力を阻害していたりするんだよなあ〜。ごく普通の単語を打ち込むたびにいちいち誤変換を繰り返されると、集中力も何もあったもんじゃなくなる。複数の文節をまとめて変換しようとすると、お手上げになる場合もある。頭の中に渦巻いていたはずの文章構成や流れは、すっかりがたがたになってしまうのだ。やはりグレードの高いソフトを導入すべきなのだろうか。

 迷惑DM! それにしても相変わらず、まったく必要としないDM(ダイレクトメール)が毎日のように届けられるのには閉口している。エッチ画像がどーだとか、男女交際クラブの入会案内だとか、SM夫婦交換サークルの紹介だとか、株やネットビジネスで大儲けしませんかだとか…、どれもこれもいかがわしくて、そしてうさん臭げな案内ばかりである。暇だよなあ。メールアドレスを収集して提供する業者がいて、さらには不特定多数に大量のDMを配信する業者がいるのだろうが、本当に迷惑な話だよな。DMメールの冒頭に必ずと言っていいほど「突然のメールで申し訳ありません。興味のない方は削除してください。必要のない方は送信中止の手続きをしてください」などと断り書きが付けられているのだが、よく言うよって感じだ。申し訳ないと思っているのなら送ってくるなっつーの。それに、どうしてわざわざ被害者の側(とあえて言う)が送信中止の手続きなんかに大切な時間を費やさなければならないんだ。冗談はよしてくれ。すぐさまごみ箱へ直行だ。


4月19日(水曜日) お金に困ったら売る本?

 午後から東京・四谷の出版社で取材の打ち合わせ。帰り際に編集長が「勉強のために読んでおいて」と言って、少年法に関する分厚い論文集をくれる。その筋では権威ある学者たちの読みごたえのありそうな論文がずらり並んでいるが、定価を見てぶっ飛んだ。1万円を超えるのだ。え〜っ、こんなに高いんですか。本当にもらっていいんですかと思わず聞いてしまった。「部数が少ないから古本屋に売れば結構いい値段になるとは思うけど、少なくともこれとこの論文だけはちゃんと読んでおくように」と編集長。はい、しっかり読ませてもらいますが、どうしてもお金に困ったらその時は売り払います…。笑いながらそう答えたけど、半分くらいはマジかも。

 JR中央線(総武線)の車内から外に目を向けると、神田川をせき止めた格好で堀端に釣堀がある。少年から老人まで大勢がゆったりと釣糸を垂れてたたずんでいる姿は、なかなか和やかな風景だ。その瞬間、少年2人組が獲物を釣り上げるのが見えた。水面で魚の跳ねる水しぶきが日光に反射して輝く。なんだかとても気持ちよさそうだ。ああ、春だなあという陽気である。

 この間から欲しくてたまらないソフトを求めて秋葉原へ。先日に引き続いての探索だ。どこかにきっとまだ残っているはずだと思うのだが、2時間以上も電気街を歩き回ったのに見つからなかった。探し方が悪いのかなあ…。うろうろしながら、いったい僕はここで何をやっているんだろうと空しくなる。とほほ。天丼屋で注文したサイドメニューの「菜の花のおひたし」がうまかった。天丼にはとても合っている選択だと思う。


4月20日(木曜日) 雨の中を出撃

 冷たい雨が降ったり止んだりして、きのうの汗ばむ陽気はどこへやら…。肌寒い。一転して春が去ってしまった感じだ。風邪気味でもあり、あまり外に出たくない気分だが、用事があるので仕方なく出撃。紀伊国屋書店で本を注文して、ヨド◯シカメラでキーボードカバーを物色する。だがしか〜し、3日前に新しく買ったキーボードは林檎の純正品ではないので、合致するキーボードカバーは販売されていないという。夕方から東京・品川で市民集会を取材。新たな取材協力者が見つかる。雨の中を来た甲斐があったなあ。終わってから近くの居酒屋で懇親会に参加する。めちゃめちゃ眠い…。


4月21日(金曜日) 伝えることとその反応

 同じことを話したり書いたりしても、それを受け取る側はいろんな反応があるんだよなあ。当たり前のことだけど。心に響くだろうという話をしているはずなのに、右の耳から左の耳へと素通りしているとしか思えないような反応しか示さない人もいるし、まるで別の話を聞いていたのではないかとしか思えないようなピント外れの意見を返してくる人がいれば、確実に心にストンと伝わって共感を示してくれる人もいる。もちろん、話したり書いたりする側の能力の問題はものすごく大きいと思うし、心に響くだろうなんて考えることが思い上がりかもしれないけれども、それを差し引いてもたぶん理解力や想像力や感性や問題意識といったものの差が、こういう反応の違いを生むことはあるのだろうなと思う。それよりもやはり伝える側の問題が一番大きいのかな。話すにしても書くにしても、相手の心に響くような伝え方をする技術が未熟だから、理解や共感を得られないだけなのだろうか。う〜ん、そもそもみんながみんな一人残らず理解や共感を示すなんてことは有り得ないか。でも、優れたアジテーターなら、ヒットラーみたいに聴衆全員を熱狂のるつぼに誘って煽りまくることも可能かも(笑)。

 伝えるという作業はとても難しい。だれが読んでも分かるだろうというくらい分かりやすく書いたつもりの文章でも、誤読や曲解はされるし、普通に会話をしていても相手に話がうまく伝わらないことはままあるわけで、ましてやインターネットの世界では文字を瞬間に斜め読みするだけの人が多いから、そんなのは日常茶飯事だろう。とてもついていけないような不思議な人も多いし。

 横浜で市民集会を取材。主催者から少し話をしてほしいと求められたので、取材雑感などを簡単に話した。書くことよりも話すことの方がはるかに苦手なので、言いたいことがきちんと伝えられたのかとても不安だ。打てば響くような雰囲気で話せたことも「ごくたまに」あるが、きょうはとてもそんな感じではなかったなあ…。まあ、きょうの集会は僕の講演会ではないからいいけどさ。


4月22日(土曜日) 阪神には言及しない(^^)

 去年、阪神タイガースが好調な時に「これはひょっとして…」などと書いたら、案の定とんでもない結果になって、阪神ファンの友人から「お前があんな余計なことを書くからだ」と厳しく抗議されたことがあった。そうだよなあ、ファンの期待を裏切ることにかけてはもう天下一品の球団なんだから、例えどんなに勝ち進んでも最後の最後まで安心することは許されないんだよな。間違っても「◯◯」なんて言葉は口にしてはいけないのだ。たまたま偶然というか気紛れというか奇跡というか、それで勝っているだけに過ぎないのだと、阪神ファンはそう自分自身に言い聞かせなければならない。うんうん、ちゃんと分かっているってさ。だから今年は何も書かないし何も言いませんって。ましてや「これはひょっとして…」なんてね。でも、思わず笑顔がこぼれてしまったりして(^^)。

 「さいたま市」雑感 埼玉県の浦和市と大宮市と与野市が合併してできる新しい市の名前は「さいたま市」に決まったという。大宮が最後まで「大宮市」を主張して譲らなかったが、いずれは市役所を「さいたま新都心」の近くに置くことで納得したそうだ。3市は来年5月に対等合併して、その2年後に政令指定都市に移行するわけだけど、わざわざそんなに大きな市をつくらなくてもいいのになあ、というのが僕の率直な感想である。埼玉県には全国で最も多い43もの市がある。わずか数万人から数十万人の人口の小さな市が乱立していて、いわゆる「へそ」となる市がない県だと言われてきた。県庁がある浦和にしても人口は48万人だし、商都とされる大宮は45万人だ。でもそれでいいと思う。小さな市の方が住民に目が行き届いて、細かな配慮(住民サービス)ができると思うんだけどなあ。僕が今住んでいる横浜市なんて最低だし異様だよ。人口は330万人をはるかに超えていてもちろん政令指定市で、国際都市だか何だか知らないけど、税金がやたら高いだけで、住民サービスや福祉はよっぽど小さな市の方が充実している。横浜で生まれ育った人はどう感じているか分からないが、他市に住んでいたことのある人たちからは、そんな巨大行政の弊害に関する感想をいくつも聞いているぞ。そもそも地方分権という言葉とは裏腹に、横浜市役所に権力が集中し過ぎているのが異常だ。市内は18の区に分かれているが、東京23区とは違って区長は選挙で選ばれるわけではないから何の権限もない。さらにそれぞれの区に議会や教育委員会などもない。つまり区役所は横浜市役所の単なる出先機関に過ぎないのだ。こんな頭でっかちなだけの行政組織できめ細かな気配りを求めるのが、そもそも無理な話だろう。必ずしも合併して大きな市をつくればいいわけではない。まあ、さいたま市の場合は、浦和や大宮といった極めて地元意識の高い市が対等合併するわけだから、新しくできる巨大市役所に権限を集中させたりしないで、それぞれの行政区がそれなりに存在感をアピールして権限を分散させる工夫くらいはするんだろうなあ。


4月23日(日曜日) 厳しい指摘

 記者志望の大学生や高校生から時々、質問や相談が寄せられるほか、中には作文や自作の取材記事などを読んでほしいと言われることがある。かなり疲弊して困った状況にあるマスコミの世界だからこそ、問題意識や意欲を持った記者が一人でも増えてほしいし、仲間になってもらいたいと願っているので、できるだけ丁寧に応じるように心がけているつもりだ。「そんなの自分で調べればいいじゃん」とか「この人は何のために記者になりたいのだろう」などと思わざるを得ない質問や相談には、なるべくやさしい言葉で、本人に自覚を促すような返事を書くしかないのだが、記者(ジャーナリスト)という職業の在り方を真剣に考えて、試行錯誤しているのが心に伝わってくる人には対しては、こちらとしてもそれなりに力のこもった返事をすることになる。「頑張ってよく書いたね、これからも努力してくださいね」などと適当にほめておけば、相手も自分も嫌な気持ちにはならなくて、みんなニコニコでおしまいになるけれども、本気で取り組んでいる人にそれでは失礼だろう。対等に向き合ってあげたいと思える人に対しては、だからこそ、かなり本質を突いた(と僕は考える)厳しい指摘をする。それだけ期待する部分が大きいからだ。見ず知らずの他人に批判されて、怒ってしまう人もいるかもしれない。残念ながらそれはそれで仕方ないと思うが、期待しているからこその叱咤激励である。そこのところだけはぜひ分かってほしいなあ。助言を前向きに受け止めて自分の肥やしにしようとする姿勢を見ると、貴重な時間を割いて意見した甲斐があったというものだ。もちろん僕自身がまだまだ未熟なんだけど、意欲のある後輩や記者志望者にはできる限りのことをしてあげたいと思う。僕だって先輩記者にいろんなことを教わって育てられてきたのだから、後輩に助言する責任があるだろう。ある意味でそれは「借りを返す」作業だと思っている。

 遅すぎる更新時刻 このところ「身辺雑記」の更新時刻がガタガタになっている。「遅くても午前2時までにアップする」と公言しているはずなのに、最近は睡魔に襲われてついつい寝てしまい、更新時間が朝になってしまうということが続いているのだ。まずいなあ〜。ほとんどここしか更新していないのに…。そんなわけで、少しだけページ改革。「身辺雑記」そのものは来月からリニューアルする予定だがそれに先立つ形で、「サードインパクト」のフロントページの最終更新日に「更新時間」を入れることにした。早速きょうから表示する。


4月24日(月曜日) 「林檎版」ソフトは?

 欲しくてずっと探し続けていたパソコンソフト(スクリーンセーバー)を、新宿でやっと見つけた。…と思ったら「窓版」だった。あれ〜、おかしいなあ、ハイブリッド版だと聞いたんだけどなあ。店員に同製品の「林檎版」はないか尋ねたが、店頭にあるだけだという。製造中止になっているそうだから入手困難なんだけど、いくら何でも「窓版」では使い物にならない。この際だからいっそのこと、窓版のノートパソコンを買おうかとまで思ってしまったぞ。いやいやほんの一瞬、頭をかすめただけなのだが。まさかね(汗)。

 天気予報通り、東京は夕方から土砂降りの雨になった。予報を信用していなかったので傘は持参せず。新宿の地下街で傘の安売りをしていたので購入する。1本五百円だ。レジの前に長い行列ができる。そんなわけで、これでわが家の傘は全部で9本になった。玄関にまるでコレクションのようにずらり並んでいるのが情けない。


4月25日(火曜日) 秋ごろ初の単行本

 東京・大塚の出版社で単行本の打ち合わせ。概要や章建てをまとめた企画書を出す。とりあえず編集長の段階では出版にゴーサインが出た。定価や部数やその他の詳細はこれから詰めるが、今年の秋ごろをめどに出版する方向でまとまる。「日の丸・君が代」をテーマに書いてきたルポルタージュを集めて1冊にする予定だ。僕が単独で出す初めての本になる。1人で本をまるまる作るという経験はこれまでにないので、たぶん試行錯誤しながら作業を進めていくことになるだろう。読者の心に残るいい本にしたいなあと思う。

 「水色時代」複製原画集 池袋の芳林堂書店で「やぶうち優オリジナル複製原画集/水色時代」を買う。ああ、やっと見つかった〜。感激だあ。取材の合間を縫うようにして、横浜や都内のいくつもの本屋をずっと探していたのだ。書店の書籍リストに書名が載っているから注文は一応できるみたいだけど、実は版元では既に絶版になっていて、店頭に出回っている分だけしか残っていないのである。それにしても、あれだけ探し回っても見つからなかったというのに、見つかる時はすぐに見つかるものだ。池袋駅で降りると吸い込まれるように芳林堂書店に足が向いた。そうしたらまるで原画集が僕を呼んでいるかのように、画集の本棚にすっと目が止まったのだった。思わず熱いものが込み上げてきたぞっ。原画集は「水色時代」のカラー&モノクロ複製原画14枚が収録されている。やぶうち氏の水彩イラストの筆致が実感できて超満足である。

 夕方から、東京・信濃町のキリスト教会で「日の丸・君が代」強制反対の市民集会。ピアノ伴奏を拒んで処分された音楽の先生と僕が、講師として出席する。子どもと親と地域の連携や、情報公開の大切さを訴える。午前零時帰宅。


4月26日(水曜日) 役立たずの労働組合

 東京・品川で、遠隔地への転勤命令を拒否して解雇された女性を取材。子どもを保育園に送迎できなくなるとして、配転命令は無効だと訴えたが、下級審と最高裁でも棄却された事件だ。働きながら子育てをする女性の立場に立った判決はなかなか出ない、という典型的な事例だろうが、しかしそれよりも、話を聞いていて労働組合はいったい何をしているのだろうと思ってしまった。裁判所だけでなく組合もまるで機能しておらず、組合はむしろ会社側の代弁者に成り下がっている。労働者を助けるどころか会社に加勢さえするのだった。従業員がリストラ(要するに首切り)されても会社に言われるがままという組合は珍しくないみたいだけど、それだったら組合の存在理由なんてどこにもないじゃん。何のための、だれのための組合なんだよ。う〜ん、どうしてみんな怒らないのかな。

 夕方からもう一つ都内で別件の取材が入っていたのだが、相手が風邪でダウンしたためにドタキャン。ぼ〜ぜんとなってしまう。仕方ないのでお茶の水の本屋をいくつか見て回る。


4月27日(木曜日) 民主社会の成熟度

 配転拒否事件の担当弁護士を取材するために、東京・国立市へ行く。きょうの取材とは関係ないのだが、国立市ではきのう、卒業式や入学式で「日の丸・君が代」の扱いをめぐって混乱した小学校などの前に、右翼の街宣車が60台も押し寄せて大変な騒ぎだったらしい。いくら何でも小学校の前に60台というのは尋常な数ではないよなあ。そこで拡声器でがなりたてられたら…。タクシーの運転手さんは「きのうは休みで自宅にいましたけど、家の中にいてもスピーカーの大音量が聞こえてきましたよ」と苦笑していた。相変わらず警察は規制らしいことはほとんど何もしなかったようだ。ちなみにその小学校では、事前に情報をキャッチして午後から臨時休校にした。う〜ん…。残念ながら日本ではこういう「暴力」が許されてしまうんだね。民主主義の貧困さを露呈したというか、まさに民主主義社会の成熟度の低さそのものだな。僕のところにも事前に情報提供の電話をくれた関係者がいたみたいだが、連絡がうまく取れずに伝わらなかった。もっともきのうは別件取材があったので、いずれにしても行けなかったけど。

 村上龍「はじめての夜…」読了 それにしても、横浜から国立は遠い。そもそもJR横浜線の新横浜から八王子までが、これまたえらく時間がかかる。とろとろと45分も走るもんなあ(…前にもこんなことを書いた気がするが)。しかしそんなわけでたっぷり読書できた。村上龍の「はじめての夜 二度目の夜 最後の夜」を読み終える。旧作「69」の続編のような(時系列から言っても必ずしも続編とは言えないかもしれないが、だから「のような」)小説だ。40歳代の立派な大人になって、初恋の女性である中学時代の同級生アオキミチコと再会した小説家のヤザキケンは、ハウステンボス内のレストランで最高級の料理を一緒に食べながら、楽しかった中学時代を懐かしさとともに思い出す。ひたすら毎日を楽しく過ごすことに全精力を注いでいた過ぎ去った中学時代。教師や既成概念に反抗的で挑戦的でいながら、それでいて好きな女の子を意識してはドキドキ、ワクワクしていた中学時代。今となっては絶対に取り戻せないそうした時代と同じように、やっと結ばれた初恋の女性ともずっと一緒にはいられないのだという現実が、言葉を失うような豪華な料理とともに描かれていく。寂しさと哀しさと切なさがじわっと込み上げてくるけれども、どこかしら心が満たされるような気持ちにもなる作品だ。それはたぶん、村上龍自身であるヤザキケンが、年齢を重ねた今もなお「輝いた生活」を過ごし続けているからだろう。

 阪神! おおっ、阪神タイガースがついに…。いやいや、今は何も言うまい。だってまだ4月だもんね〜。え、阪神がどうしたって?(にやり)


4月28日(金曜日) 記者としてのルール

 教育問題の取材をしていて、保護者の一人にこんなことを言われた。「みんなマスコミ不信が強いから話をしないんですよ」。それは具体的にはどういうことですか?「学校の名前や子どもの名前がいくつかの新聞に出てしまって、大変な騒ぎになったんです」。その記事を書いた記者は、名前を出していいかどうか本人に確認しなかったのですか?「いいえ、全然」。う〜ん、これは一体どういうことなんだ。そう言えば別件の話だけど最近、僕は取材相手と相談した上で学校の名前を伏せて記事にしたというのに、複数の新聞に学校の名前が堂々と出ていたなあ。このごろの記者は、名前を出していいかを聞くとか、取材相手の状況や立場に配慮するとか、場合によっては匿名にするとか、そういうことをしないのだろうか。

 しばらくして、また別の人(こちらは教師)からも同じような話を聞かされた。「名前を出していいかどうかなんて、そんなこといちいち記者は聞いたりしないって」。そうなんですか、僕はすべて確認してから記事にしてますけど、それが普通ではないんですか、新聞記者時代からずっとそうしていますよ?「以前はそういう記者が多かったかもしれないけど、今は大岡さんみたいに確認したり匿名で書いたりする記者なんて少数派なんだよ」。思わず絶句した。少なくとも相手に名前を出していいかどうか確認するのは、そもそも記者として最低限の責任やルールではないのか。それに、名前が出たら窮地に追い込まれたり嫌がらせを受けたりすることもあるわけで、後でどんな事態になるかくらい想像できないのか。なぜ、結果がどうなるかまで考えてから記事を書かないのだろう。完全に想像力が欠如しているとしか言いようがないなあ。にわかには信じられない話だ。とてもショックである。

 友人から電話。1時間半ほど「表現すること」の意味について示唆に富んだ話を聞く。ついつい話し込んでしまって約束に遅れそうになる。東京・一ツ橋で教育関係の取材。教育現場の状況レクを受けて、何人かネタ元になってくれそうな人を紹介してもらった。風邪気味なのと睡眠不足なのとで、何となく体がだるい。夕方から世田谷で「子どもの虐待防止」関係の勉強会に誘われていたけど、パスすることにした。ん〜、労働意欲がわいてこないな。


4月29日(土曜日) 一日おいたものが完全版?

 この「身辺雑記」は決していい加減に書いているつもりはなくって、文章にはそこそこ気を使っているつもりだ。しかしそうは言っても時間がなくて慌てふためいて書いたり、眠くて仕方ない状態で書いたり、酔っ払ってへろへろな頭で書いたりすることが正直言ってしばしばある。それでも一応ざっと読み返してからアップするわけだけど(えらいぞ自分!)、翌日になってから前の日に書いたものを読んでみると、文法的におかしい部分とか、誤字脱字とか、意味不明の表現などがいろいろと見つかって冷や汗をかくことが結構あったりするのだ。そういう時には前日分の文章をすかさず修正して、何気なくしっかりと差し替えるのだった。そんなわけで、一日か二日ほどおいてから目にする文章がたぶん「身辺雑記」の完全版である(苦笑)。もちろん「重大な誤り」が発覚した場合は、ちゃんと訂正した事実をアピールしているけど。

 「カレカノ」一部修正 「彼氏彼女の事情のページ」のうち、HPを作った事情、作品解説、アイキャッチ解説、コラム☆カレカノ…の各ページの文章や体裁をほんの少しいじった。分かりにくい文章表現などを一部修正したほか、見やすく読みやすい体裁に若干改編した。


4月30日(日曜日) 「サード」をメンテナンス

 きのう「カレカノページ」を修正した勢いで、「サードインパクト」のそのほかのページもついでに少しいじってみた。前からそれなりに気になっていた部分がいくつかあって、久しぶりのメンテナンスみたいなものである。「エヴァンゲリオン」「となりのトトロ」「お薦め映画」の各ページの文章や体裁を一部修正した(大幅な加筆修正などをしたわけではない)。

 さらに、せっかくなので「エヴァンゲリオン」のページに新しく「エヴァの世界観」を追加更新した。ホームページ訪問者の大学生から「エヴァのどのようなところが好きになったのですか」という質問を最近いただいたのだが、それに対する返事のメールを紹介するという形でのアップだ。テレビの再放送でこの作品と出会って3年。改めて「エヴァ」のどこにひかれたのかを少し考えてみた。


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