身辺雑記 

by totoropen (OOKA Minami)


2002年3月1日〜3月31日

●久しぶりの新聞の仕事●意欲的紙面と圧力●「ほんまもん」考●ひたすらデータ処理●まだ軽い?花粉症●憲法尊重できない裁判官●ムネオ・ワンマンショー●書類集めてひたすら計算●「金髪先生」第9回公判●確定申告とムネオの離党●「指導力不足」考●ウグイスと野良猫●空腹取材●ケータイ普及率●I先生を「偲ぶ会」●桜満開●踏んだり蹴ったり●たらふく焼き肉●見苦しいよ辻元議員●「金髪先生」に実刑判決●「水色時代」DVD買ったけど…●不便だな品川って●花粉もピーク過ぎた?●綿矢りさ「インストール」を読む●●●ほか


3月1日(金曜日) 久しぶりの新聞の仕事

 新聞社から急に頼まれた短い原稿1本と、それとは別の雑誌用の短信ニュース原稿1本を大急ぎで仕上げて送信。出稿が終わると同時に、引き続き単行本のデータ処理と整理作業を続けて、ひたすら原稿にまとめていくのであった。あ〜疲れる。夕方には新聞社からモニター(ゲラのようなもの)が送られてきてチェック。さすがに新聞はその日のうちに片を付けるから、反応がスピーディーだ。打てば速攻で響くといったサイクルの方がやっぱり僕には合っているよなあ、なんてことを考えていると新聞記者時代が懐かしくなってくる。愛車に乗って図書館へ。ちょこちょこっと調べものをして本屋に寄って帰宅すると、大刷り(記事に見出しなどを付けて新聞紙面に組んだもの)が早々と届いている。署名原稿が大きく扱われていて少し恥ずかしいが、なんだかうれしい。でも本当は評論原稿を書くよりは、時間に追われて取材している方が楽しいんだけど。


3月2日(土曜日) 意欲的紙面と圧力

 新聞社から頼まれてきのう出稿した原稿は、きょうの朝日新聞の北海道版に4段見出しで掲載された。テーマは教育現場での「日の丸・君が代」。札幌南高校の卒業式で「君が代」斉唱の方針を校長が掲げたことをめぐって、生徒有志が人権救済の申し立てをし、札幌弁護士会が「生徒の権利を侵害した」などとして校長に勧告をしたのだが、きのうの3月1日に道内の公立高校で一斉に卒業式が行われたのだった。全国の学校で「日の丸・君が代」の実施がほとんど100%になっているなかで、生徒が「強制するのはおかしい」と声を上げている数少ない学校の一つだろう。一方的な押し付けは人権侵害だとの観点から、弁護士会の勧告以降、地元紙を先頭に各紙が精力的に取材して記事を書いた。きのうの夕刊や今朝の朝刊でも意欲的な紙面展開となっていた。しかしそういう意識ある記者の動きがあるのは北海道内くらいで、残念ながら全国的な流れにはなっていないのが現状だ。しかも今回の北海道での各社紙面にも早速、どこからか「偏向報道」という名の圧力がかかっているらしい。言論統制か、自主規制か、大政翼賛の前触れなのか…。それは分からないけれども、事実に基づいた問題提起すらできないジャーナリズムをみんなは望んでいるのだろうか。そうなって困るのは無力な市民なんだけどな。ジャーナリズムを支えて、記者に勇気と力を与えるのは世論の力しかないわけで、今こそジャーナリズムの役割というものを、本気で訴えていかなければならないと思う。


3月3日(日曜日) 「ほんまもん」考

 NHKの朝のテレビ小説「ほんまもん」は、大好きな池脇千鶴が主役の山中木葉を演じているので毎日のように見ているけど、実は木葉って人物はかなりの自己チューである。自分の店と料理のことしか考えていない。なんだかんだ言いながら、結婚してからも夫の都合や事情や仕事内容について、ほとんど気を遣っているようには思えない。ドラマの進行を見ていて「おいおい、ちょっとは相手の気持ちもフォローしてやれよ」なーんてことをついつい思ってしまうのだが、でもよーく考えてみると、そもそもこのドラマは妻と夫の立場逆転の物語なのだ。世間一般の妻と夫の位置関係を考えてみたら、たぶん多くの場合は夫の側が木葉のように、自分や仕事のことしか頭にはなくて、妻の都合やら事情やら仕事やらについてフォローするなどということはまずほとんどないだろう。そう思って改めて見てみると、なかなか斬新で鋭い構成だと言えなくもない。木葉のおば役で出ている小林幸子はやかましくて、うざったいから勘弁してほしいけど(最近は登場しないので助かっている)。


3月4日(月曜日) ひたすらデータ処理

 引き続き単行本のデータ処理と整理作業。ひたすら整理したデータを原稿にまとめる。単純で機械的な仕事なんだけど、神経は結構使うので頭がヒート寸前である。並行してゲラのチェックとか、簡単な電話取材やアポ取りなど。


3月5日(火曜日) まだ軽い?花粉症

 明けても暮れても単行本のデータ処理と整理作業。夕方から東京都内の弁護士事務所へ。短い時間だったけど、と〜っても有意義な取材だった。成果いっぱいで大満足である。横浜に戻って図書館で調べもの。本屋に立ち寄ると「ヒカルの碁」の最新コミックス第16巻が平積みになっているので早速購入。

 うー、それにしても花粉症にはまじで参るぜっ。ティッシュペーパーがいくらあっても足りないよ。買いだめしてあるティッシュの箱がどんどんなくなっていく。あー、もったいないなあ。お金と資源の無駄だっつーの。それでも今のところ鼻炎の薬を飲むのが1日に1錠くらいで済んでいるので、例年に比べると今年はまだ症状が軽い方かもしれない。薬を飲むととたんに眠くなって、労働意欲が急速になくなっちゃうんだよなあ。それが一番の困りものだ。


3月6日(水曜日) 憲法尊重できない裁判官

 横浜や都内は汗ばむようなぽかぽか陽気で、コートなんか邪魔なほど。まさに春先といった感じだ。でも日が落ちると気温がぐっと下がるだろうから、面倒だけどコートは持ち歩くしかない。

 都内で元裁判官Aさんに会って話を聞いた。「憲法と民主主義を大切にする」という当たり前のことを信条として裁判官生活を貫いたために、最高裁事務総局から徹底的にいじめられ排除され、給与や人事異動でも差別されて、それでも定年まで裁判官を辞めなかった人だ。憲法と法律と自分の良心のみに従って、だれの影響も受けずに独立して判断する立場のはずの裁判官が、実際にはまったく自由に振る舞えない。憲法尊重や人権尊重なんて公言するのもはばかられる。制約だらけなのが裁判官の世界だ。法曹界のことを知らない普通の人には信じられないかもしれないけど、残念ながらそれが日本の司法の現実である。…とまあ、そんなことを含めて3時間以上も貴重な話を聞いた。新聞記者の世界もよく似ているよなあと思うんだけど、正義や民主主義や人権などと立派なことを日ごろ口にしているだけに、実態とのギャップが大きすぎて余計始末が悪い。でもこれは司法だけの問題では決してないんだよね。日本社会のあり方そのものが問われている気がする。結局は民度の低さということになるのだろう。そこのところをどうにかしなければ、本質的な解決は無理なんじゃないかと思う。


3月7日(木曜日) 大量花粉

 きのうから花粉症の症状が悪化。鼻がむずむずしてくしゃみを連発するだけでなく、目がかゆくて仕方ない。充血して赤くなってしまっている。気温が上昇して強い風が吹いているので、大量の花粉が飛び散っているのだろう。きょうは外出を控えたからまだましだけど、それでもティッシュが手放せない。


3月8日(金曜日) 作業進まず

 朝から電話やファクスが次々と。友人・知人のほか、取材先や情報提供者などから相次ぐ。こちらからも確認取材の電話をかけるなど、なぜか電話にかかりっきりの一日である。「振り回される」という言い方もできるけど。つーわけで、単行本のデータ処理と整理作業はあまり進まず。まずいな。


3月9〜11日(土曜日〜月曜日) やっと終了

 ひたすらデータ処理と整理作業。ふー。やっと終わった。しかし今回は、とりあえず出来た部分から順次送信していったので、納得する形で出稿していないんだよなあ。ゲラになってから結構手を入れる必要がある。原稿の段階できっちり推敲して、完全原稿で出稿するのが僕の主義だ。ゲラを真っ赤にするというのは美学に反するんだけど、まあ今回は仕方ないか。

3月11日(月曜日) ムネオ・ワンマンショー

 衆院予算委員会で鈴木宗男代議士の証人喚問。朝からわくわく。こんな面白い政治ショーはないよなと、データ処理作業などを中断してテレビの前に座る。民放各局も張り切って生中継するようで、TBSをメインにテレ朝とNHKをハシゴしながら観戦。与党の質問は予想はしていたけど言ってみればどうでもよい甘いものばかりで、イライラしながら横目で見ていたが、野党議員が質問に立ってから俄然面白くなってきた。民主、自由、共産と進むにつれて追及は尻上がりに盛り上がり、ラストの社民党の辻元清美議員のアフリカ・ダム建設ODAの質問でピークに。「覚えていない、記憶にない」を繰り返して逃げ切ろうとするムネオを、畳み込むような追及で追い込む辻元議員。これに激高したムネオが爆発して終了。最後の十分間は見世物としてマジで面白かった。

 いやー、それにしてもムネオはいい味を出している。最高の悪役キャラだなあと感心するばかりだ。で、ムネオのいろんな疑惑が改めてずらっと陳列された証人喚問だったが、もちろんこれで終わりではなく、まさにここから政官癒着の問題がきちんと追及されなければならないわけだけど、ムネオ議員にはここ一番もう少し頑張ってほしい。自民党を離党するのは別に構わないが、議員辞職なんてとんでもない。せっかくここまでさまざまな問題を噴出させてくれたのだ。洗いざらい突っ込まれてきっちり解決するまでは、何が何でも議員バッジにしがみついて、その個性あふれる天性の芸人魂を広く国民に披露していただきたい。頑張れムネオ。


3月12日(火曜日) 徹夜明け

 友達に午前6時ごろ「来週の花見にはたぶん出席できます」って返事のメールを出したら、「なぜ、そんなに早起きなの?」とメールが返ってきた。早起きじゃなくて徹夜明けなんだって。ずっと起きていただけなの。仕事が一段落したのでメールを書いたのだ。

 というわけで徹夜明けなもんで、ぐったりである。ぼーっとテレビを見たり、たまっている雑用をこなしたり、電話で確認取材したりしているうちに、眠くなってきてついつい昼寝をしてしまう。確定申告の書類を書かなければならないとゆーのに…。提出期限までもうほとんど時間がない。やばやば。


3月13日(水曜日) 書類集めてひたすら計算

 確定申告の書類作り。一カ所にまとめてあるつもりが、必要な文書があちこちに散逸していて、それらを探して整理するだけで時間を無駄に費やしてしまう。電話にしても加入回線や携帯など複数社の支払いを合算しなければならないし、原稿料などの調書はいくつもの出版社にまたがっているし、税金や保険や光熱費の領収書もなかなか全部そろわなかったりする。申告書そのものがややこしくて複雑で記入が難しいのだが、それより前の段階の準備作業だけでくたくたになってしまう。そんなわけで、やっぱり一日では終わらなかった。とりあえず必要文書は全部集めて、計算しておくべき数字の半分くらいは片付けたので、残りの作業はあすの夜だな。一年分のこまごまとした計算をしなければならないのが、なんといっても面倒くさい。だけどこうした基礎的な計算をやっておくと、申告書の記入が比較的順調にいくのだ。もちろんそれでも記入方法が分からないところがあって、そういう部分は税務署にいる税理士に聞きながら完成させることになるんだけど、あらかじめ算出したデータを手元に持っていると話が早い。厄介だけど、電卓片手にしこしこと計算していくしかないっつーわけだ。あ〜あ…。


3月14日(木曜日) 「金髪先生」第9回公判

 3時間ほど仮眠して、睡眠不足でぼーっとした頭のまま大急ぎで千葉地裁へ。「金髪先生」の第8回公判(小池洋吉裁判長)を傍聴取材する。検察側の都合でいつもと違う午前開廷になったため、朝早くに家を出ないと間に合わない。公判期日も突然変更されたし迷惑な話だ。…とまあそんなわけで一連の裁判もいよいよ大詰めとなり、この日は検察側の論告求刑と弁護側の最終弁論が行われた。検察側は恐ろしいほどの早口で論告を読み上げるのだが、まるで漫画のような情景描写を大真面目で述べるのを聞いていると、思わず噴き出しそうになってしまった。しかしそこは国家意思を体現する検察官。「きわめて危険で悪質な犯行。神聖な教育の場を冒涜し、児童や地域社会に与えた影響は重大だ」などと決め付けた。それだけでなく最後に「教師の風上にも置けない。人間としても劣悪。人格矯正を受けさせて反省を促す必要がある」とまで言い切って、懲役1年2月を求刑した。う〜ん、これはすごい。事実関係に基づいて検察官がさまざまな論告をするのは分かるけど、ここまで一方的に人間性を根底から否定する論告というのは、いくつも法廷取材した中でちょっと聞いたことがないなあ。

 一方、弁護側の最終弁論は見事だった。「車をぶつけて転倒させた事実はない。創造的教育実践をしていた被告人を憎悪する管理職と教育委員会が、教育現場から排除するためことさらに捏造した事件である」として、真っ向から被告人の無罪を主張。「(被害者とされる)校長はあらかじめ録音テープを用意して待ち受けるなど、終始挑発的で積極的な行動を取っている。児童や教師が注目している中であえて衝突・転倒させるわけがなく、被告人の主張は信用性がある。校長は自ら車の前に立ち塞がる危険行為をしており、わずか数十センチ前進した車との衝突で転倒したというのは不自然で、作為性は明らかだ」などと述べ、検察側主張を完膚なきまでに論破してみせた。う〜ん、なんて論理的なんだろう。これほどすっきりした弁論もなかなか珍しい。検察側の論告と対照的だった。

 この後、裁判長が被告人質問をしたが、これがまた申し訳ないけど苦笑するしかない内容に驚く。「保釈されて髪の毛を金色に染めましたがどういう心境ですか。あなたが『金髪先生』と呼ばれている由来と同じ色なんですか」などと、やたら髪の毛にこだわっていたのだ。というか裁判長の質問は髪の色についてだけで、事件に関することは一切なし。う〜ん、相変わらず何を考えているのかまるで分からない人だな…。でもって最終陳述で、被告人本人が「事件はでっち上げである」と繰り返して閉廷。いやいや、きょうの公判は面白かった。まあ、普通に双方の主張を聞いていると判断は一つしかないだろうと思えるが、判決は今月末に言い渡される予定。

 千葉県庁の中央棟最上階のスカイラウンジで昼食を食べようと、エレベーターに乗ったら、途中の階からどこかで見た顔の人が乗り込んできた。あれ、ひょっとして堂本暁子知事じゃないか。秘書官一人を連れてはいたが、フツーのおばちゃんみたい(失礼)に登場するのは意外だった。知事もこれから食事なんだという。とても気さくな人で「きょうは何の取材なの?」みたいな感じで挨拶を交わした。それにしても眠い。帰りの電車ではひたすら爆睡。帰宅してから徹夜で確定申告のための計算作業を続ける。


3月15日(金曜日) 確定申告とムネオの離党

 そんなわけで、朝までかかって確定申告の計算を終える。書類記入の仕方が複雑なところがあるので、とりあえず分かるところだけ記入。1時間仮眠して税務署へ。事前に計算は終わっていて、係官の指示に従って書類の空欄を埋めるだけなので、1時間ほどで無事提出を終えた。さすがに連日徹夜とゆーのは辛い。

 鈴木宗男議員が自民党離党だそうだ。別に議員辞職したわけでもなし、ただ自民党を離れただけなんだけど。まあ、政治生命が断たれる前段の第一歩ではあるのだろうが。それにしても離党発表する「涙の会見」とやらを聞いていると、ムネオの見事なまでの厚かましさに思わず「よく言うよ」と突っ込みたくなった。「北方領土問題はライフワーク」などと主張しているが、そうしたムネオ発言の前に「利権獲得のために」という言葉を補ってみれば、その厚顔無恥さがよく分かるというものだ。そもそも僕らの税金を私利私欲のために使ったことへの説明がどこにもない。そこのところに何よりも怒りを覚える。「自民党に迷惑をかけた」って話じゃないだろ。外務省の情報漏れに恨みを述べたのも「よく言うよ」である。外務省と組んでさんざん情報操作して前外相を翻弄したくせに。で、前外相や外務官僚の更迭問題など一連の対応について、コイズミ首相と官邸はどう責任を取るつもりなのだろう。まるで他人事といった態度なんだけど。


3月16日(土曜日) 「指導力不足」考

 東京・渋谷で「指導力不足等教員」を考える集会を取材。校長や教育委員会にとって好ましくない教員を恣意的に排除するパターンと、本当に「指導力不足」で「不適格」な教員を区別しないで、すべてを一緒くたにしているところが、この問題を分かりにくくしていると確信する。確かに、わいせつ教員や暴力教員や精神疾患教員といった論外の人たちだけでなく、授業が下手くそで、子どもに対する態度が不適当で、人の話をきちんと聞かない「困った教員」がたくさんいるのも事実だ。だから余計に話がややこしい。もちろん人間的にも教育技術的にも立派な先生は大勢いる。しかし取材をしていると、正直なところ「こういう人には教わりたくない、かかわりたくない」と思うような教員も目にする。本人にそういう自覚がまるでないところが不幸なんだけど。「指導力不足教員」や「不適格教員」という名前で、都合の悪い人物の排除を画策する教育行政は、たぶんそこを意図的にごっちゃにしようとしているのだろう。実に巧妙だと思う。


3月17日(日曜日) ウグイスと野良猫

 季節はすっかり春。今週に入ってから朝になると、毎日のようにウグイスが近所にやって来て見事な鳴き声を披露している。やっぱりウグイスの声は別格だ。ほかの鳥とは一味も二味も違って上品で格調が高い。6年前まで住んでいたアパートは今の住居に比較的近いところにあったのだが、そこでも春になるとウグイスが盛んに鳴いていた。環境に恵まれた地域なのかもしれない。だがしか〜し。こうしたのどかな春の雰囲気を、一気にぶち壊すのが野良猫の盛り声である。ギャースカギャースカと朝晩関係なくうるさいのだ。ウグイスがいなければ微笑ましいと思えなくもないけど、朝からこの組み合わせはちょっと…。あまりに場違いで、素敵なハーモニーとは言い難い。だれかが猫に向かって「うるさいっ」と怒鳴って、追い払う声が聞こえてきた。それも少しおとなげないよなー。


3月18日(月曜日) 埋め合わせ?

 「となりのトトロのページ」に「作品データ一覧」を新設。主な登場人物の設定と声の出演、制作スタッフ、制作・配給データ、主な映画賞の受賞…などをピックアップしました。問い合わせや質問のメールが多いので、とりあえず作品の基本データを整理してまとめました。このところ忙しくて、個別の問い合わせや質問のすべてにお答えする時間がありません。せっかくメールをいただいても、なかなか返事が出せなくなっています。その埋め合わせの意味もあります。時間に余裕がある時は、なるべく返事のメールを出すようにしていますが…。そんなわけなので、よろしく。

 新しいテーマの取材に取りかかる。まずはアポ取りに専念。ぽんぽんぽんとうまい感じで次々にアポが取れて、日程が気持ちよく埋まっていく。きのうのうちに協力ブレーンから、問題点など基礎的なポイントについてレクチャーは受けておいたので、取材の基本方針や方向性は見えている。とりあえず順調な滑り出しだ。たまっていたメールの返事をだーっと書いて送信。


3月19日(火曜日) 空腹取材

 東京・杉並区内で学校関係の取材。なかなか有意義な話がたくさん聞けた。取材に協力してくれたのが的確に問題点を整理して、率直に話してくれる先生でとても助かる。僕の書く教育関係のルポを読んでくださっているそうで、そういうのもプラスに働いたかも。どんな取材姿勢で記事を書いている記者なのかあらかじめ理解してもらっていると、それなりに信頼関係が成立してお互いにやりやすい。放課後に組合関係の会議が終わってから話を聞き始めたため、取材終了時刻は午後10時近く。腹減った〜。途中でお腹がぐ〜っと鳴るのが相手に聞こえやしないかと冷や冷やものだった。駅前の定食屋で夕食。それから横浜に戻ったので午前零時過ぎ帰宅。


3月20日(水曜日) ケータイ普及率

 中学時代の友達がミニ同窓会名簿を送ってきてくれた。クラスに関係なく、友達の友達という感じで作成した言わば「寄せ集め」名簿で、1学年7クラスのうち三十人ほどが載っている。それを見ていると、結婚して専業主婦の女性も含めて名簿掲載者のうち9割以上が携帯電話を持っていた。恐るべしケータイの普及率。つーかこのごろは、もう持っているのが当たり前なんだろう。小学生や幼稚園児だって、安否確認のために親に持たされているくらいなのだから。ポケベルなんて、それこそ今は昔の世界だ。新聞記者1年生のころなんか、ポケベルを持っている人間は珍しい存在で、電車の中でピーピー鳴らされると誇らしさと恥ずかしさが半々といった感じだった。「やれ殺人事件だ」とか「他社に抜かれた」だのといいように振り回されて、むしろそんなもので会社に縛られているのを、苦痛に思うことの方が多かったかもしれない。それがいつの間にか女子高生の必須アイテムになって、今では完全にケータイに入れ替わってしまった。ほとんど「ケータイがないと生きていけません」みたいな社会になっているもんなあ。確かにあると便利だからね。まあできれば電車の中で大声で延々と話す馬鹿者には退場していただいて、通話料金がもっと安くなってくれれば、言うことはないんだけど…。名簿を眺めながらそんな感慨にふけってしまった。


3月21日(木曜日) I先生を「偲ぶ会」

 昨年の暮れに急逝した高校教諭のI先生を「偲ぶ会」が、午後から横浜市西区の高校教育会館で開かれた。2002年1月6日付「身辺雑記」で書いたように、取材などを通じて親しくしてもらっただけでなく、いろいろお世話になった方なのでもちろん僕も出席させていただく。同僚教員や教え子のほか、熱心に取り組んでいた市民運動や労働運動の関係者も含め、約百人が故人を偲び見送るために集まった。教職員組合の大会でマイクを握るI先生のビデオ映像が、スクリーンに映し出される。聞き慣れた歯切れのよい口調を聴いていると、会場のすぐそこでI先生が今まさに話をしているような感覚にとらわれ、とても不思議な感じがした。「I先生は生きることに固執しなかったが、今をどう生きるかにはこだわっていた」。出席者の一人のそんな言葉が、いつまでも耳に残った。合掌。


3月22日(金曜日) 桜満開

 横浜でも東京でも桜はすっかり満開。葉っぱよりも花びらの方だけが先に広がるので、桜の種類の中でも特に美しさが際立つソメイヨシノが、淡いピンクのカーテンを空に大きく広げている。例年より半月も早い満開だという。だがしか〜し。きのうから強風が吹き荒れているので、早々と散ってしまうのではないかと心配である。あさっての日曜日に、都内で友達と花見をする予定なもんで。自宅近くの公園の桜はしっかり風に耐えていたが、東京・霞が関では案の定、アスファルトの路上に桜の花びらが散らばっていた。それでも来週いっぱいは満開が続くだろうとの話だが、いずれにしてもこの調子だと、入学式のころにはすっかり葉桜になっているんだろうな。入学式の日に満開の桜並木を通った光景というのは、やっぱり鮮明に記憶に残っているわけで、日本人の心をくすぐるそんな季節感が味わえないのは、ちょっとかわいそうだと思う。

 東京・銀座で弁護士から話を聞いてから、東京地裁・高裁へ。時間に少し余裕があったので秋葉原を散策。お気に入りの九州ラーメンを食べて、漫画関係の本などを見て歩く。


3月23日(土曜日) 踏んだり蹴ったり

 東京・品川へ。学校関係の取材で保護者から話を聞く。きのうもそうだったんだけど、急に強い雨が降ってきたので、あわてて駅前のコンビニに飛び込んでビニール傘を購入。実に無駄な出費だ。雨が降るなんて天気予報では言ってなかったぞ。しかもコンビニを出たら突風が吹いてきて、買って3分しないうちに傘の骨はぐにゃっと曲がるのだった。おまけに夕方になったら日が差してきて、安物の傘はたちまち邪魔なだけの存在になってしまった。そりゃねーだろ。さらに参ったのは、ろくすっぽ道を知らない運転手のタクシーに乗っちゃったこと。よく分からないのなら分からないと言えばいいものを、知ったかぶりをしてまるで正反対の方向に走らせるのである。僕も不案内で初めて訪れる地域なもんで、いい加減な運転手の間違いを指摘することもできず、でも後で地図を見たらとんでもなく遠回りしていたことが分かった。まさかわざとじゃないだろうとは思うが、時間も料金も大幅なロスになっちまった。もう踏んだり蹴ったりの一日だよ。きょうはぶるっとくるほど寒い。横浜の桜もとうとう少しばかり散り始めた。


3月24日(日曜日) たらふく焼き肉

 東京・中目黒で中学時代の友達と宴会。同級生が経営する焼き肉屋で、カルビやロースやタン塩などをたらふく食べる。どの料理もびっくりするほどうまい。みんなの意見を一切無視して、経営者があれこれ大量に注文しているなあと思っていたら、まず最初に出てきたナムルとキムチの深みのある味わいに感動。続いて次々と並べられる肉はもちろん、サラダやクッパも文句なしにうまかった。生ビールもキーンと冷えていて焼き肉にマッチしているし、ちょっと食べ過ぎたかもしれない。この店を経営する同級生は、近くニューヨークに和食と焼き肉としゃぶしゃぶの店を出すことが決まったという。何回も米国で打ち合わせを重ねてきたそうだが、これだけうまい料理が出せればきっと成功するだろう。

 すっかり満腹になったところで、目黒川沿いをぶらぶら歩いて満開の夜桜を見物する。まさに花冷えといった感じでかなり寒い。それでも川沿いのあちこちで会社員や学生が、ライトアップされた桜を肴に酒を飲んで盛り上がっていた。


3月25日(月曜日) 見苦しいよ辻元議員

 深夜のTBSテレビ「NEWS 23」に出演した社民党の辻元清美議員の発言を聞いていて、がっかりしたと言うよりもむしろ唖然としてしまった。政策秘書の給与問題についてあれこれ「弁明」するのだが、問題のすり替えや強弁が際立つばかりで、しゃべればしゃべるほど不信感と不快感と反感が募っていく。なんとも見苦しくてみっともない「独演会」だった。疑惑を全面否定した記者会見が、まるっきりの大うそだったとばれた時点で潔く非を認めればいいものを、言うに事欠いて「勇み足だった」とか「ミスだった」などと言い繕うとは、あまりにも往生際が悪すぎる。鈴木議員や加藤議員らほかの議員の悪行を並べ立てるのも、それは当事者の辻元議員が言うことではない。「どうしてうそをつくんですか」と追及する側がうそをついてしまい、「税金が使われているんですよ」と批判する側が税金の使途で不明朗なことをしたら、もうそこで追及や批判をする資格は失ってしまうと考えるのが世間のジョーシキというものだ。「ごめんなさい」と言って退場するしかないだろう。まともな政治活動をしない箸にも棒にもかからない議員や、利益誘導しか能のないろくでもない議員の行為ならいざ知らず、正面切って正論を述べる立場の人にはより一層の身ぎれいさが求められる。これは政治家だけでなく、記者や教師や法曹関係者といった職業に携わる人間にも同じことが言えるだろう。

 辻元議員が、悔しくてたまらない気持ちはよく分かる。あれだけ国会で巨悪を追及してきたのに…、なぜ自分だけが…、意図的な狙い撃ちではないか…、よりによって「でっちあげ雑誌」のスクープ記事でこんなことになるなんて…。きっとそんなふうに思っているに違いない。でもカッコいいことを主張するなら、それなりに脇を締めてガードを固めておかなければならないし、覚悟としんどさを引き受けなければならない。そこをおろそかにすると足元をすくわれてしまう。これまで築いてきた活動や実績すべてを否定され、一緒に闘ってきた周囲の人たち(今回の場合は野党連合)にも大変な迷惑をかけることになる。それだけに辻元議員の責任は重大だ。

 この日の「NEWS 23」の出演者は、自民党と民主党の議員、新聞記者、評論家など、どの人も辻元議員のこれまでの活動に理解と共感を抱いている親しい人たちだった。温かい目で見ようとしてきた人たちである。その人たちでさえ全員が辻元議員に議員辞職を促していた。この現実を辻本議員はしっかり認識すべきだ。どう考えても辻元議員の言動には説得力がない。むしろ悪あがきをすればするほど、自民党にプラスになっていることに気付いてほしい。


3月26日(火曜日) 「金髪先生」に実刑判決

 校長に車をぶつけてけがをさせたとして傷害罪に問われた「金髪先生」の第10回公判を、夕方から千葉地裁で傍聴取材。小池洋吉裁判長は被告に対し、求刑通り懲役1年2月の実刑判決を言い渡した。判決理由で裁判長は、被害者とされる校長や目撃者とされる教頭らの供述内容を延々と読み上げ、校長らの供述を「非常に具体的で迫真性にも富み、合理的に説明されていて信用性が高い」と認定した。事件当時の状況を記録した録音テープとビデオテープと写真についても、供述内容といずれも一致しており「信用性は高い」とした。さらに被告の供述を「校長らをでっち上げの犯人であると強弁して、刑責逃れのための虚言と断ぜざるを得ない」と決め付け、弁護側の「校長や教育委員会が被告を排除するために捏造した虚構で、傷害の事実はない」との主張を退けた。

 そのうえで、「危険で悪質な犯行。教師という聖職にありながら児童らに与えた衝撃は大きい。不自然不合理な弁解に終始し、『金髪先生』と言われていたことを誇示して開き直るように、保釈されてからわざわざ髪を染めて公判に臨むなど反省の情は微塵も認められない」と量刑判断を述べた。

 判決理由朗読の終わり近くで「金髪」のくだりになると、傍聴席からは「ふざけるな」「そんなの関係ないだろう」と抗議の声がいくつも飛び交った。それを無視して裁判長がようやく理由を読み終えると、さらに「でたらめな判決だ」「一方的な認定じゃないか」などの野次と怒号で廷内は騒然となったが、裁判長はなぜかずっと押し黙ったままで、得意の退廷命令も出さなかった。

 弁護側はただちに控訴。さらに保釈申請の手続きを取った。担当弁護士は「冒頭で校長の供述を長々と述べていたが、こんな判決は聞いたことがない。まことにずさんで、初めに実刑ありきのひどい判決だ。裁判官に先入観や思い込みがある。そもそも車の前に立ち塞がるという校長の危険な行為を子どもたちはどう思うか、そのことを裁判所はまず考えるべきだ。髪の毛を染めていようがいまいが刑事裁判には全く関係ないことであり、教員の適格性を判断する場ではない。そこに裁判所の姿勢が如実に現れている。常識的に言って車を十センチ動かしただけで倒れるというのが不自然で、そのかんじんな疑問に全く答えていない」などと述べて、判決を厳しく批判した。一方、千葉県庁内で会見した校長とPTA役員らは「納得できる当然の判決だったと思う。早く罪を償って人生を再出発してもらいたい。不適格教員に対して、県教委は臨機応変に素早い対応を取ってもらいたい」などと語った。

 それにしても、この裁判長なら間違いなく実刑判決になるだろうとは予想していたが、なんと求刑通りの満額判決。せいぜい求刑の8割くらいの量刑だと思っていたんだけど…。しかもこの判決文ときたら論告求刑の検察側主張そのまんまの論旨で、お世辞にも論理的とは言えない。弁護士も批判するようにひどい内容で、修習生でもこんな稚拙な起案は書かないだろうという代物。う〜ん、もう何でもありの暗黒裁判ですね。「怖い世の中になったなあ」と地元記者たちもさすがに驚いた様子だった。

 社民党の辻元氏が議員辞職。疑惑を暴露された時に、思わず全面否定してしまう人間の弱さ、愚かさ…かあ。なるほど、そういうことも言えるかもしれない。でも、追及する立場の人間としてやっぱりうそは決定的にまずい。残念だ。


3月27日(水曜日) 「水色時代」DVD買ったけど…

 やぶうち優の漫画「水色時代」のファンであることは、ずいぶん前にこの「身辺雑記」でも書いたと思う。だけどコミックスは読んでいても、アニメ版は一度も見たことがない。それでずっと見たい見たいと思っていたのだが、ビデオ化もされていなかったこの作品がついにようやくDVD発売されたのである。DVDボックスとして今月と6月の2回に分けて発売される。で、貧乏生活でありながら先週の木曜日に早速ど〜んとボックス第1巻を買った。だがしか〜し。買ったのはいいんだけど、実は肝心要のDVDプレーヤーを持っていないんだよなー。だから、せっかくのアニメ版はまだ見ていないのだ。さらに言えば「となりのトトロ」など、数本持っているほかのDVD作品も未見だったりする。いや、DVDプレーヤーは最近かなり安くなっている(1万円ちょっと)から買う決意ではあるんだけど、そもそも忙しくて見る時間がない。来月下旬ごろには、何とか見たいと思っているんだけど…。


3月28日(木曜日) 不便だな品川って

 東京・品川区で学校関係の取材。品川というところは、東急目蒲線、東急池上線、東急大井町線、都営地下鉄浅草線、JR山手線、JR横須賀線、JR京浜東北線、京急本線など、たくさんの鉄道路線が区内を走っている。だからすごく交通の便がいいのかと思ったら、これがとんでもない大間違いである。山手線を除いてどれもこれもほとんど平行して南北方向に走っているので、区内を東西に移動するのはとてもやっかいで不便だ。まあその代わりと言ったらなんだけど、東急路線の運賃がべらぼうに安いのだけは助かる。帰り道に五反田駅の周辺をぶらつく。本屋を探して少し歩いてみたんだけど、駅ビルの7階に小さいのが1軒と、駅からやや離れたところにチェーン店の本屋が1軒あるだけだ。駅前にまともな本屋は1軒もなかった。山手線と池上線と都営地下鉄が交わる場所だというのに、文化不毛の地みたいだなあ…。これって偏見だろうか。


3月29日(金曜日) 花粉もピーク過ぎた?

 風も強くないし、だらだらと梅雨みたいに雨が降り続いているせいか、このところ花粉症はそんなに辛くない。朝に鼻炎薬を飲むだけでその日はほとんど大丈夫。ティッシュペーパーの使用量もひところに比べると、かなり少なめになってきた。今年の花粉の飛散量が少ないのだろうか。それとも、花粉症そのものが治まりつつあるのか。後者であることを切に願っている。きょうの雨で桜はほとんど散ってしまって、たぶん首都圏の桜はこれでもう完全におしまいだろう。花粉症も桜の花とともに退場だといいんだけど。


3月30日(土曜日) 裁判官の実態

 午後から東京・早稲田で「日の丸・君が代」強制反対の市民集会を取材。夕方、渋谷の喫茶店で月刊総合誌の女性編集者と会う。初対面。裁判特集を組むそうで、ちょうど裁判官について取材している僕に意見を聞きたいとのご指名だ。そーなんだよ。来月末に裁判官の実態をまとめた単行本が出る予定なのである。そんなわけで裁判の問題点やトンデモ裁判官の具体例などを話したところ、短い原稿3本を頼まれる。締めきりは3日後と大急ぎだが、改めて取材する必要はないので何とかなるだろう。「東電OL殺人事件」と「金髪先生」を担当したトンデモ裁判官2人を紹介しようと思う。もちろん真摯な裁判官もいるが、憲法を守って公正な審理をしているとは到底思えない裁判官もたくさんいるわけで、そういうでたらめな日本の裁判制度と裁判官の実態は広く伝えなければならない。裁判官改革こそが本当の意味での司法改革だと思う。

 阪神タイガースが巨人を下して12年ぶりに開幕戦勝利。へーそうなんだ、開幕戦ではずっと負け続けていたんだ。セ・リーグでずうーっとドンケツなのは「自虐的阪神ファン」として自覚していたけど、そいつは知らなかった。新しい監督の影響なのかな。星野監督は嫌いじゃないが、石原都知事をヨイショしたのでちょっと冷めて見ていた。だけど阪神が巨人をやっつけるのを目にすると、やっぱりファンとしてはうれしいもんだ。選手が前向きで試合に食らいついているのがいい。その姿勢を最後まで持続してほしい。


3月31日(日曜日) 綿矢りさ「インストール」を読む

 綿矢りさの小説「インストール」を読み終える。作者は17歳の女子高生。史上最年少の文藝賞受賞ということで話題になった作品だ。内容はいたって単純で、登校拒否を始めたばかりの17歳の女子高生が、同じマンションに住む12歳の小学生の男の子と知り合い、インターネットでおバカな主婦のふりをして、風俗チャット嬢のアルバイトをするという話だ。中古のコンピューターを媒介にしながら、偽りの仮想空間から現実社会へと立ち戻っていく展開はさして目新しいものではないけど、さりげない表現や言葉遣いがとても上手で、高校生とは思えない文章に思わず感心する。小学生と女子高生の会話が面白い。この2人の関係のそれからに興味がわく。2人の家庭環境を含めて続編が読みたい。

 終日、書き下ろし単行本のゲラの最終チェック。完全原稿で出稿できなかったので、前半部分はかなり真っ赤になった。


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