「彼氏彼女の事情」
第16話〜第18話
■■subtitle■■サブタイトル(四字熟語)については「アイキャッチの事情」をどうぞ!
■■comments■■【第16話】「永遠の点綴(とわのてんてい)」(1999年1月15日放送)
◆随分と難しい言葉を出してきましたね…。「点綴」は「てんてい」あるいは「てんてつ」と読みます。「ぽつんぽつんと、所どころにあること。点在すること」「言葉をあれこれと取り合わせて文章を綴ること」という意味です。四字熟語だけでなくメーンタイトルでもお勉強させてくれるとは、ガイナックスは進研ゼミ、ふくろう博士だったのか???(爆)
きょうの「カレカノ」は何だかいつもと、ほんの少しだけど雰囲気が違っていたような気がする…。ずっとそう思いながら見ていたら、やっぱり…。この件については後ほど…。
久しぶりにオープニングなしでスタート。ああ、またか。ということは、オープニングの時間が取れないくらい、よっぽど内容が盛りだくさんなのだろうと少し期待。
宮沢一家はそろって、母・都香の父(雪野姉妹たちの祖父)の家に遊びに行く。父・洋之と都香は若くして結婚したため、都香の父と洋之とは今も仲が悪いのだった。到着した早々、喧嘩を始める2人。しかし、それは今ではもう表面上のことで、お互いに口は悪いし嫌味ばかり言い合っているものの、実態は喧嘩友達のようなものなんだろう(笑)。だがしか〜し。「この安月給男が!」の祖父の一言に洋之はキレる。「給料のことは言うなあ〜!」と叫ぶと「セカンドインパクト」が起こるのだった(爆)。真っ白な画面には「おしまい」という表示が出て、続いて「新番組/だまれこわっぱが」というタイトルに切り替わる。2人はそれから延々と言い争いを続けるのだが、母娘はそんな2人をまるで相手にせずに、母親の昔のアルバムを囲んで談笑したりする。雪野は母親の若いころにそっくりだ。
洋之と都香は幼なじみ。洋之が都香に恋心を覚えたのは、都香がちょうど雪野と同じ年齢の高校1年の時だった。
場面は2人がまだ幼なかった時代へと戻る。カラーだった映像が一転、古い8ミリフィルムのようなモノクロ画面を映し出す。洋之6歳、都香4歳。2人が出会ったシーンの音楽は「つばさが川崎の地下街でからかわれた時のテーマ」(笑)。この辺の演出は相変わらずお見事。早くに両親を亡くした洋之は祖父と2人暮らし。だが、祖父の愛情を目いっぱい注がれて育った洋之は、まったく寂しさを感じることはなかった。洋之が中3の時に都香が同じ中学校に入学してくる。初めて女の子をかわいいと見とれる洋之。この時点で洋之は初めて、都香のことを女として意識する。都香も洋之を男として意識し始めたらしい。そして中学卒業。川北高校に進学した洋之を追いかけるように、都香も2年後、同じ学校に入学してくる。大好きな祖父に確実な老いを感じる洋之。守られているばかりの子どもではなくて、自分の力で祖父を支えて安心させられる大人に早くなりたい。自分に注いでくれた愛を返したいと切実に願うのだったが、祖父は洋之を一人残してこの世を去ってしまう。葬儀の終わった夜、都香の前で「何もしてやれなかった。何かをしてから別れたかった」と涙をこぼす洋之。都香は言う。「お祖父さんの愛はもっと大きく深かったよ。ヒロちゃんがこの世に生まれてきてくれただけで十分に満たされるくらいに。私じゃ、お祖父さんの代わりになれないかなあ」。都香の高校卒業と同時に2人は結婚。翌年から3年続けて次々に女の子3人が生まれる。祖父の思いは今、洋之の中に流れ、子どもたちに受け継がれていく。愛は広がっていくのだ…。都香の父を見つめる洋之のまなざしが優しい。今回もナレーションはエヴァ・冬月先生役の清川元夢。
■アイキャッチ表示は「ACT16・1/2」。いつもは四字熟語のサブタイトルと一緒に出てくるのに、これだけが独立して表示される。ワンシーン置いてから出てきたアイキャッチは、これまでと違って画面中央に細長くデザイン。そればかりか、四字熟語のサブタイトルが一番下の位置に書かれているために画面から大幅にはみ出していて、漢字上部の5分の1ほどしか判読できない状態なのである。う〜む。画面からはみ出して視聴者に読めなければ、意味がないと思うんだけど…。→「コラム☆カレカノ」に関連記事があります。
■エンディング:ひなたぼっこ(?)する猫の様子を映し出しながら、歌詞なしのカラオケ演奏の「夢の中へ」が流される。
■それで、このエンディングに流れるスタッフロールなのだが、一番最後の「監督」のところにこれまで通りなら「庵野秀明」と表示されるはずなのに、今回は「佐藤裕紀、あんのひであき」と連名表示されているのである。しかも庵野監督は平仮名表記だ。ちなみに、佐藤裕紀さんって、ガイナックスの広報部長だよね…。この人って演出とか監督もやるのか…。
■おまけに「PRE-VIEW/これからのあらすじ」も、これまでだったら雪野の妹2人がアフレコスタジオで呼び込みする映像が背景に流されるのに、今回はなぜか次回放送のアニメーションが流されている…。音声はこれまで通り、月野と花野の2人が呼び込むのだが。
■さらに、次回タイトルが「ゴシック活字」になっている。前回までは下手くそだけど味のある「手書き文字」だったんだけどなあ。
■本編の内容や演出そのものは「さほど」違和感はないが、エンディングやアイキャッチ、次回予告などの細かな部分で、路線変更らしきものが感じられる。いや実を言えば、本編の演出についても「間の取り方」に何だか少しだけ違和感を覚えるのだ。前回放送と前々回放送の「総集編」のスタッフロールに「庵野秀明監督」の名前がなかったことから、庵野氏が「カレカノ」の監督を降りたといううわさが一部で流れている。僕は、総集編だからあえて監督名を出さなかっただけではないかと思っていたのだが、今回の放送を見ているうちに「いったいどうしちゃったんだろう」と少なからず不安を感じてしまった。最終パート近くの追い込みに備えて、エンディング映像の「ひなたぼっこ(?)する猫」のように庵野監督も一休みしているのだろうか。
オープニングのテーマソングは普通に放送。よかった、よかったと思いきや、オープニング終わり近くのスタッフロールの「監督」は、前回に引き続いて連名表示。「佐藤裕紀、アンノヒデアキ」とある。今回の庵野秀明監督は片仮名表記だった…。
8月に入って有馬はインターハイへ行ってしまい、雪野は寂しくて仕方がない。そこに有馬からの手紙が届く。ドキドキする雪野。「長野の合宿でのお土産です。八月五日に帰ってきます」。たったそれだけの簡潔な内容であっても、有馬の臭いをかすかに感じて雪野の胸は高鳴る。つばさや椿たちと喫茶店で雑談する雪野は「何もしていないから、私も何か部活でもやろうかな」と愚痴をこぼす。自分だけが取り残されているような感じがしたのだ。そんな話を雪野たちがしている最中に、つばさの舌が爬虫類のように伸びてソーダフロートのアイスを突き刺す。それを見た真秀がびっくり仰天して冷や汗を流す。その場の雰囲気と無関係で何の脈絡もないギャグが爆笑ものだ。一方、「カレシいない歴16年」の椿は、雪野の愚痴を「私には分かりましぇ〜ん」と突き放す。「宿題はもうやっちゃったし、見栄を張るためのトレーニングの時間は必要なくなったし、暇あるんだよ」と言う雪野に、真秀たちは「宿題を写させてつかーさい」とお願いするのだった。そのうち椿は「演技の達人の雪野は演劇部がいい」と言い出す始末だ。女の子たちのたわいない会話が終わってみんなと別れて一人になると、雪野は有馬がいない寂しさを思い出し、またまた急激に落ち込むのだった。「どうして私は有馬がいないと途端にだめになってしまうのだろう」と。
家にいても「あと3日、あと2日」と、有馬の帰って来る日を指折り数えてただ待つだけの雪野である。そこに、真秀から「宿題を教えて欲しい」と電話。雪野は真秀の家を訪問する。「見栄とか意地とかを抜くと私って気が小さいんだ。有馬はちゃんと自分のやることをやっているのに、じめじめ何もできなくなってしまう自分が嫌になる」と悩む雪野に、「男ってそういう女が好きじゃん」と応じる真秀。「う〜ん、そういう受け身の女の子を有馬は好きにならないと思うのだ」と雪野は分析する。それに対して真秀は言う。「心のバランスが取れなくなるから恋愛でしょ。カッコつけてうまくやっているうちは本当じゃない。それはまだ相手より自分の心を大事にしているってことだよ。バランスが崩れるほどの人に会うから『心を奪われる』って言うの」。おおっ、大人だなあ〜。そう話す真秀の付き合っている相手は28歳の歯科医師だ。「相手は完全な大人だからまるで歯が立たない。あの人から尊敬される人間になりたい」と真秀は打ち明けるのだった。
あしたになれば会える…。パワーダウン状態の雪野は、愛犬ペロペロを連れて河原へ散歩に出かけて考え込む。「会いたい。そばにいたい。思っている以上に有馬のことが好きなんだ」と自分の心に気付くのだった。夜になって、母に頼まれて買い物に出た雪野は有馬に会う。一足早く帰って来たのだ。思わず抱きつく雪野。しばらく会わないうちに有馬に色気を感じる。会えなかった間の積もる話をいっぱいするうちに、雪野は改めて有馬のことが好きになってしまった。惚れ直したというのとは少し違う。同じ人にもう一度、恋をしたのだ。前よりもずっと有馬のことを好きになったことで、雪野は妙に意識してしまう。会話や態度もぎくしゃくして、今まで通り普通に接することができない。「前よりもずっと好きになったんだよ」。本当はそれを伝えたいだけだったのに。気まずい雰囲気が二人の間に流れる。有馬は戸惑い、不安と不信感を抱く。「なぜ避けるんだ。しゃべらないし、目を合わせないし…」。あまりにも有馬への気持ちがいっぱいで、そのために逆に触れるのも怖いという矛盾した感情であふれている。雪野にはそんな自分の心がうまく制御できないのだ。しかし、その思いが有馬に伝えられない。拒絶されたと感じた有馬は「避けられても嫌われても離さないから。宮沢を振り向かせるためにどれだけ待ったと思っているの。宮沢を手放す気なんか少しもないんだ」と叫ぶ。そう言われてやっと雪野は「ごめんね。避けたんじゃないの。恥ずかしくて、どうしたらいいのか分からなかったからだよ。前よりもっと有馬が好き」と自分の心を伝えることができた。
恋するがゆえの複雑な心理と、相手を変に意識してしまい、感情の行き違いや誤解が生じてしまう状態が、なかなかうまく描かれていた。反射して輝く川面、橋げたなどの背景画、夕方のビルのミラーガラスに映る流れる雲、青空に浮かぶ雲のカット、静止画の多用、さらにセミの鳴き声、電車の効果音など、どれも話を盛り上げるために十分な効果を上げる演出だったように思う。テレビを見ながら思わず「照れ照れ状態」になってしまう内容ではありますが。どこからどう見ても文句なしの完璧な少女漫画だ。さすがに一人きりでないと見られません。
■アイキャッチ:表示はこれまで通りのデザインに戻る。やっぱり、今までのデザインの方が見やすいし断然カッコいいと思います。
■エンディング:にこにこ顔で手をつないで元気に走り出す雪野と有馬を、クレヨンらしきもので描いた静止画。それをバックに「夢の中へ」のデュエットが流れる。そりゃそうだ、雪野&有馬のゴールデンコンビがようやく主演復活したんだから。カメラが引いてクレヨン画の全体が現われると、今回の話に登場した主な人物と犬が描かれていた。
■「PRE-VIEW/これからのあらすじ」:3カットの有馬の顔を静止画で映しながら、宮沢シスターズが原稿を読む。ああ、スタジオ風景は何処へ…。
■今回も二人監督だったけど、前回に比べると、間の取り方も画面構成もギャグも違和感がない演出だったと思う。脚本は庵野秀明が続投。「庵野色」らしきものが前回よりも復活したような気がします。
■ところで、今回はなぜだか、「エヴァンゲリオン」で見たようなシーンが目についた。気のせいかな。例えば、1)明かりの漏れる電車が夕暮れの街の遠くを通り過ぎて行くところ、2)Aパートの最後で有馬が「ただいま」というところ、3)Bパートでは夜道で雪野と有馬が言い合うところ…など。ちなみにそれぞれ、1)地下都市に向かうトレイン、2)碇シンジがミサトに言う台詞、3)披露宴帰りのミサトと加持…のシーンを重ね合せてしまいました。すみません、いまだに「エヴァ」を引きずっていて(苦笑)。
◆仮題は「晴れた日に永遠が見える」だったのだけど…? それはともかく、「シン・カ」って「進化」「深化」「真価」のどれなのかな。まあ、放送を見れば分かるか。いよいよ、ですか…(謎)。
オープニングのテーマソングは普通に放送。オープニングの終わり近くに流されるスタッフロールの「監督」欄には、前回に続いて連名で「佐藤裕紀、アンノヒデアキ」。今回も庵野秀明監督は片仮名表記だった。
「夏休みの宿題、全部やってあるから見ていいよ。有馬はインターハイで勉強できなかったでしょ。使ってよ」と、にっこり笑う雪野。有馬は雪野をいとおしく感じて「抱いてしまいたい」と強く思うのだった。だが、有馬は雪野との幸せな時間を満喫してはいられなかった。祖父の法要に両親と一緒出かけた有馬は、不幸な生い立ちにまつわる「心の傷」を、有馬一族の人たちの意地の悪い言動によって無理やりこじ開けられてしまう。「父親に似てきたわね。よくあんな子を育てる気になったわね。早く卒業してこの家を出て行ってくれればいいのに」と言い放つ姉に対し、有馬の父は「子どもに何の罪があるというんです。あなたたちの方がよほど恥ずかしい。あの子は頭も性格もいい。しなくていい努力ばかりして。何を根拠に優越感を抱いているのか…。私と妻との子どもを悪く言わないでもらいたい」と憤然と反論する。そこまでの愛情と理解を注いでくれる育ての両親の熱い言葉を聞きながら、しかし有馬は、有馬一族に対する憎悪と自分の存在を否定する気持ちとに支配されて落ち込んでしまう。これまで前向きにやってこられたのは、大好きな今の両親がいたからだ。そして今では宮沢雪野がいるからだ。有馬の心の中で雪野の存在は次第に大きくなっていく。特別大切な人が僕を特別大切に思ってくれる、ただそれだけで有馬は心の平衡が保たれるのだった。
キスしながら胸に触れてくる有馬に戸惑う雪野。「ごめん、でも僕はそのうち宮沢を抱くかもしれない。抱きたいんだ」。翌日、「きのうは急に変なことを言って不安にさせた」と後悔する有馬に、「もっと精神的なことを有馬は言ってるんだよね」と雪野は応じる。「体はまだ触れていないのに心は今、確かに触れている」と感じる雪野だった。二人は残りの夏休みを楽しむ。図書館で早々と2学期の予習をして、みんなで海水浴へ…。そんなある日、いつも通り図書館で勉強しての帰り道、二人は夕立ちに降られる。バス停でなかなか来ないバスを待っていると有馬がぼそっと言う。「じゃあ、うちに来る? 少し歩くけど。でも、きょうはうちはだれも帰ってこない。どうする?」。顔を赤らめながら見つめ合う二人に、言葉はなくても通じるものがあった。雪野は言う。「うれしいね、私たちの間に今みたいな時があること。すごく素直にお互いを好きでいて、信じ合っていて迷いがなくて。今くらい幸せなことって生きていてそういくつもないから、だから忘れない。どんなに時が経っても」…。
場面は室内での二人のキスシーンへ移行。変わってきらめく水面のような画面、続いて真っ白な画面に「頭が/おかしくなりそう」という字幕。いくつもの小さな白い光の玉が画面中心に吸い込まれていって爆発(スパーク)する。さらに幼い雪野の帽子が風に飛ばされて、少年の有馬がそれをつかむという情景描写。そして、5つの小さな黄色い光の玉が消えていく…。この間、約1分半。静かで落ち着いたピアノ演奏をバックに、婉曲な手法とロマンティックなトーンで二人の「一心同体」は描かれていた。少女漫画だから、まあ当然といえば当然の描写だろう。それに「作品イメージ」というものもあるだろうしね。帽子が風に飛ばされた時に雪野が「あっ」と声を挙げる以外は、音声は一貫してピアノ演奏だけだった。
目覚めた有馬は隣に寝ている雪野に気付いて一瞬驚くが、心地よい雪野の体の温かさを感じて幸せな気分になる。一方の雪野も、有馬の家で風呂に入って一緒にご飯を食べて「新婚家庭みたい〜」とラブラブ・モードに浸る。
ところが、雪野が帰ってから、それまで描かれてきた「ほんわか路線」は一転する。午前2時。一人だけになった有馬は夜中、恐ろしい悪夢にうなされる。「お前、これで幸せになれると思ってんの。お前の傷はそんなに浅くはないだろう」と、もう一人の自分の声に叩きのめされるのだ。実の母親による容赦ない暴力と残酷な言葉…。「生まれてこなければよかった」とまで思わせる辛かった幼少時代の過去を思い出してしまうのだった。殴り書きのような文字、新聞見出し活字の切り張り、雷と雨の描写&効果音、工場地帯のシルエット…。それらが見事にマッチして、有馬の心象風景を徹底的にえぐり出す。「何で思い出させるんだ!」。目覚めた有馬は思わず吐いてしまう…。う、う〜む。こうなってくると、まさに庵野監督の本領発揮だなあ。こういう心理描写を描かせると、申し分がないと言うか…。いやもう、描写といい間の取り方といい、とっても充実した内容でした。
■エンディング:16分割された画面に、今回のお話の名場面が次々に映し出される。「夢の中へ」はもちろん雪野と有馬のデュエット。
■いつもはオープニングとエンディングの両方に監督表示があるのに、きょうはエンディングの方には監督表示がなかった。
■「PRE-VIEW/これからのあらすじ」:実験大好きなガイナックスらしい。今回は「紙芝居方式」でした。人物の絵や書き文字をくり抜いて台紙に張り付けたシートを、宮沢シスターズのナレーションに合わせて引き抜いていく。数えたら全部で8枚もあったから結構大変だと思うよ〜。手が込んでいるなあ。実は制作スタッフは暇なのかな。しかしこれは面白い。
■予告されていた第18話のタイトルの「晴れた日に永遠が見える」は、「シン・カ」と合わせて今回の放送分なんですね。どちらも原作のタイトルでした。→「漫画とアニメの比較」に関連記事があります。
■ガイナックスの公式サイトによると、次話から脚本は庵野監督ではなくなるそうですね。監督そのものは続けるのだろうか。でも、ここまでの話が描ければ、庵野監督はひょっとしたらもう十分に満足していたりして…。「意欲のある若手にどんどん任せていく」ことをこの作品の課題というか基本方針にしているという触れ込みだったわけだし、絵コンテや演出だけでなく、脚本や監督まで若手に任せてしまったとしても、それはそれで仕方ないかもしれない、という気になってきました。まあ、作品自体が面白ければいいかも…。だけど、「庵野秀明監督作品」と大々的に銘打っていることについては、どうやって収拾するのでしょうか。
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